JP2009122537A - 液晶表示媒体の駆動方法および駆動装置、並びに液晶表示媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の電極層5,6の間に挟持された表示層7に含まれるコレステリック液晶12の状態をプレーナおよびフォーカルコニックの間で選択的に制御して光の反射または透過が選択された像を形成する液晶表示媒体1に対して、前記光異性化カイラル剤が異性化する光を像様に照射する書き込み工程と、書き込み工程において光が照射された部位のコレステリック液晶12はフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値を超え、光が照射されなかった部位は超えない電圧を電極層5,6に印加する電圧印加工程と、書き込み工程において異性化した前記光異性化カイラル剤を逆異性化させるための操作を行う定着化工程と、が順次為される液晶表示媒体の駆動方法および駆動装置、並びに液晶表示媒体である。
【選択図】図1
Description
したがって、パルス信号を印加した直後のコレステリック液晶層は、図11に示すようなスイッチング挙動を示し、印加されたパルス信号の電圧が、Vfh以上のときには、ホメオトロピックからプレーナに変化した選択反射状態となり、VpfとVfhの間のときには、フォーカルコニックによる透過状態となり、Vpf以下のときには、パルス信号印加前の状態を継続した状態、すなわちプレーナによる選択反射状態またはフォーカルコニックによる透過状態となる。
当該技術による光書き込み型(光アドレス型)の表示媒体では、このコレステリック液晶の双安定現象を利用して、(A)プレーナによる選択反射状態と、(B)フォーカルコニックによる透過状態と、をスイッチングすることによって、無電界でのメモリ性を有する各種色相のモノクロ表示、または無電界でのメモリ性を有するカラー表示を行う。
表示媒体の層構成を簡素化させることにより、製造コストの軽減と、薄膜化によるフレキシビリティの向上効果が望める。また、一対の電極層の間に配される層が少ないほど(薄いほど)駆動電圧を低く抑えることができる。
そのため、光書き込み型の液晶表示媒体における層構成の簡略化が望まれている。
書き込み工程において光が照射された部位の前記コレステリック液晶はフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値を超え、光が照射されなかった部位は該しきい値を超えない電圧を、前記液晶表示媒体における一対の電極層に印加する電圧印加工程と、
書き込み工程において異性化した前記光異性化カイラル剤を逆異性化させるための操作を行う定着化工程と、
が順次為されることを特徴とする。
前記光照射手段によって、前記光異性化カイラル剤が異性化する光を像様に照射する書き込み動作と、
書き込み動作において光が照射された部位の前記コレステリック液晶はフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値を超え、光が照射されなかった部位は該しきい値を超えない電圧を、前記電圧印加手段によって印加する電圧印加動作と、
定着化手段によって、書き込み動作において異性化した前記光異性化カイラル剤を逆異性化させるための動作を行う定着化動作と、
が順次為されるように構成されてなることを特徴とする。
前記表示層に光異性化カイラル剤が含まれ、前記一対の電極層の間に光導電層が配されないことを特徴とする。
本発明において前記表示層としては、高分子中に前記コレステリック液晶が分散されてなるものが好ましい。
層構成が簡略化されることで、液晶表示媒体の製造コスト軽減と、フレキシビリティの向上効果、駆動電圧の低減が実現される。当該駆動電圧の低減効果は、省電力化や駆動装置の低コスト化をも実現することができる。
図1は、本発明の液晶表示媒体および駆動装置全体を含むシステムの例示的一態様である実施形態の概略構成図である。本実施形態のシステムは、液晶表示媒体1と駆動装置2とからなる。この両構成要素について、詳細に説明してから、その動作(駆動方法)について説明する。
本実施形態において、液晶表示媒体1は、表示面側から順に、基板3、電極5、表示層7、ラミネート層8、電極(電極層)6、基板4および遮光層(着色層)9が積層されてなる物である。
基板3,4は、各機能層を内面に保持し、表示媒体の構造を維持する目的の部材である。基板3,4は、外力に耐える強度を有するシート形状の物体であり、フレキシブル性を有することが好ましい。具体的な材料としては、無機シート(たとえばガラス・シリコン)、高分子フィルム(たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート)等を挙げることができる。なお、少なくとも表示面側の基板3は表示光および異性化光(書き込み光)を透過する機能を有する。その外表面に、防汚膜、耐磨耗膜、光反射防止膜、ガスバリア膜など公知の機能性膜を形成してもよい。本実施形態においては、基板4の外表面に遮光層9を設けている。遮光層9については後述する。
電極(電極層)5,6は、駆動装置2における電圧印加部17から印加された電圧を、液晶表示媒体1内の表示層7へ印加する目的の部材である。具体的には、金属(たとえば金、銀、銅、鉄、アルミニウム)、金属酸化物(たとえば酸化インジウム、酸化スズ、酸化インジウムスズ(ITO))、炭素、これらを高分子中に分散させた複合体、導電性有機高分子(たとえばポリチオフェン系・ポリアニリン系)などで形成された導電性薄膜を挙げることができる。表面に、密着力改善膜、光反射防止膜、ガスバリア膜など公知の機能性膜を形成してもよい。
本発明において表示層とは、コレステリック(カイラルネマチック)液晶の光干渉状態の変化を利用して、電場によって入射光の反射・透過状態を変調する機能を有し、選択した状態が無電場で保持できる性質のものである。表示層としては、曲げや圧力などの外力に対して変形しない構造であることが好ましい。
なお、本発明においては、表示層が、自己保持型液晶複合体の液晶層であることは必須ではなく、単に液晶のみで表示層を構成することとしても勿論構わない。
光異性化カイラル剤は、光照射によってねじれ力HTP(Herical Twisting Power)が変化するカイラル剤のことを言い、構造的にはフォトクロミック部位(光異性化を示す部位)と光学活性部位とを一般的な合成手法を用いて結合した化合物である。
なお、本発明において用いるカイラル剤としては、当該光異性化カイラル剤のみでも、光異性化を示さない一般的なカイラル剤と混合しても構わない。その混合状態で所望とするカイラル剤の特性を発現するように適宜調整して用いればよい。
以下に、それぞれの構造における可逆反応の具体例を示す。
ジアリールエテン類やフルギド類では紫外光の吸収によってヘテロ5員環部が閉環し、可視光の吸収によって開環して元に戻る。ジアリールエテン類やフルギド類は熱的安定性が高い。
つまり、カイラル剤の光異性化によるプレーナのらせんピッチ変化(つまり選択反射波長の変化)をそのまま利用して画像を形成するのでは、画像のメモリ性が著しく低い。
遮光層(着色層)9とは、表示時に表示媒体の非表示面側から入射する外光と表示画像を光学分離し、画質の劣化を防ぐ目的で設けられる層であり、本発明において必須の構成要素ではない。ただし、液晶表示媒体1の性能向上のためには、設けることが望まれる層である。その目的から、遮光層9には、少なくとも表示層7の反射波長域の光を吸収する機能が要求される。
ラミネート層8は、上下基板3,4それぞれの内面に形成された各機能層を貼り合わせる際に、凹凸吸収および接着の役割を果たす目的で設けられる層であり、本発明において必須の構成要素ではない。ラミネート層8は、熱可塑性、熱硬化性、あるいはこれらの混合型の有機材料からなるものであり、熱や圧力によって表示層7と遮光層9とを密着・接着させることができる材料が選択される。また、少なくとも入射光に対して透過性を有することが条件となる。
ラミネート層8に好適な材料としては、粘着・接着性の高分子材料(たとえばポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリウレタン系、エポキシ系、アクリル系、ゴム系、シリコーン系)を挙げることができる。
接触端子19とは、電圧印加部17および液晶表示媒体1(電極層5,6)に接触して、両者の導通を行う部材であり、高い導電性を有し、電極層5,6および電圧印加部17との接触抵抗が小さいものが選択される。液晶表示媒体1と駆動装置2とを切り離すことができるように、電極5,6から分離できる構造であることが好ましい。
本発明において駆動装置(液晶表示媒体の駆動装置)2は、液晶表示媒体1に画像を書き込む装置であり、液晶表示媒体1に対して異性化光(書き込み光)の照射を行う光照射部(光照射手段)18、および、液晶表示媒体1に電圧を印加する電圧印加部(電圧印加手段)17を主要構成要素とし、さらにこれらの動作を制御する制御回路16が配されてなる。
光照射部(光照射手段)18は、像様となる所定の異性化光パターンを液晶表示媒体1に照射する機能を有し、制御回路16からの入力信号に基づき、液晶表示媒体1上(詳しくは、表示層7上)に所望の光画像パターン(スペクトル・強度・空間周波数)を照射できるものであれば特に制限されるものではない。なお、光照射すべき領域としては、液晶表示媒体1の書き込み面の全面である必要は無く、表示層が形成されている範囲内であることはもちろんのこと、書き込みもうとする領域(書き込み領域)内であれば十分である。
・スペクトル:表示層7に含まれる光異性化カイラル剤が光異性化を示す波長域のエネルギーができるだけ多いことが望ましい。光異性化カイラル剤として、紫外光を照射することで異性化することができるものを用いた場合には、当該紫外光をピーク波長とする光であることが望ましい。
・照射強度:明時に表示層7に含まれる光異性化カイラル剤が光異性化を示し、暗時にはそれ以下となるような強度。
(1−1)光源(たとえば、冷陰極管、キセノンランプ、ハロゲンランプ、発光ダイオード(LED)、EL、レーザ等)を一次元のアレイ状に配置したものや、ポリゴンミラーと組み合せたもの、など走査動作によって任意の二次元発光パターンを形成できるもの
(1−2)光源をアレイ状に配置したものや導光板と組み合せたもの、などの均一な光源と、光パターンを作る調光素子(たとえば、LCD、フォトマスクなど)の組み合わせ
(2)光源を面状に配置したものなどの自発光型ディスプレイ(たとえばCRT、PDP、EL、発光ダイオード、FED、SED)
(3)上記(1−1)、(1−2)あるいは(2)と光学素子(たとえばマイクロレンズアレイ、セルホックレンズアレイ、プリズムアレイ、視野角調整シート)との組み合わせ
電圧印加部(電圧印加手段)17は、所定の書き込み時の印加電圧(駆動電圧。以下、単に「バイアス電圧」という場合がある。)を液晶表示媒体1に印加する機能を有し、制御回路16からの入力信号に基づき、表示媒体(各電極間)に所望の電圧波形を印加できるものであればよい。ただし、高いスルーレートであることが好ましい。電圧印加部17には、例えばバイポーラ高電圧アンプなどを用いることができる。
電圧印加部17による液晶表示媒体1への電圧の印加は、接触端子19を介して電極5−電極6間に為される。
制御回路16は、外部(画像取り込み装置、画像受信装置、画像処理装置、画像再生装置、あるいはこれらの複数の機能を併せ持つ装置等)からの画像データに応じて、電圧印加部17および光照射部18の動作を適宜制御する機能を有するドライバIC等の部材である。制御回路16による具体的な制御内容は、本発明の駆動方法による各工程の操作が、駆動装置における各構成部材の動作として実行されるように制御するものであり、以下に本実施形態の駆動方法として詳述するとおりである。
液晶表示媒体1は、既述の通り、コレステリック液晶12および高分子マトリックス11からなる自己保持型液晶複合体の液晶層が表示層7として形成され、該表示層7に既述の如き光異性化カイラル剤を含んでなるものである。本実施形態の液晶表示媒体1では、このコレステリック液晶の双安定現象を利用して、(A)プレーナによる選択反射状態と、(B)フォーカルコニックによる透過状態とを、前記光異性化カイラル剤の異性化反応を利用して制御することによって、無電界でのメモリ性を有する表示画像が書き込まれる。
(a)液晶表示媒体1に対して、表示層7に含まれる光異性化カイラル剤が異性化する光(異性化光)として紫外光を像様に照射する書き込み工程と、
(b)書き込み工程において紫外光が照射された部位はフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値を超え、紫外光が照射されなかった部位は該しきい値を超えない電圧を一対の電極5,6間に印加する電圧印加工程と、
(c)書き込み工程において異性化した前記光異性化カイラル剤を元に戻すための操作として、液晶表示媒体1の全面に可視光(定着化光)を照射する定着化工程と、
が順次為されるのが基本動作である。
本発明の基本的な原理について説明する。
外部印加電圧の大きさに応じてコレステリック液晶の状態は、プレーナまたはホメオトロピックを初期状態とした場合にはプレーナ、フォーカルコニック、ホメオトロピックと変化し、フォーカルコニックを初期状態とした場合にはフォーカルコニック、ホメオトロピックと変化する。そして、最終状態のプレーナおよびフォーカルコニックでは、印加電圧を除した後もその状態が維持されるが、ホメオトロピックでは図11に示される通り、プレーナに状態変化する。したがって、印加電圧の大きさにより、最終的な状態としてプレーナないしフォーカルコニックが選択される。図10に示される通り、プレーナでは光反射、フォーカルコニックでは光透過状態となる。
コレステリック液晶の高電圧側(フォーカルコニック→ホメオトロピック)のしきい値電界Ecは、以下の式で表される。
トランス体のカイラルアゾベンゼンは通常のカイラル剤として機能する。これに紫外光等(光異性化カイラル剤が異性化する光)を照射すると、図2の化学反応式に示される通りシス体に異性化する。シス体のカイラル剤は、カイラル剤としての機能(コレステリック液晶のらせん構造の誘起)が生じない。これは、分子構造が折れ曲がることによって、液晶との相溶性が低下するためであると推測される。
b)液晶表示媒体の製造時に、光導電層材料を節約することができる。
c)上記a)およびb)より、液晶表示媒体の製造コストを軽減することができる。
d)層が少ないことからより薄膜化され、表示媒体自身のフレキシビリティの向上効果を望むことができる。
e)一対の電極層の間において、当該光導電層への分圧がなくなり、表示層中の液晶を駆動させるための駆動電圧が低減される。
f)上記e)より、省電力化を図ることができる。
g)上記e)より、ドライバICの負荷軽減を実現することができ、小型の、および/または、汎用のドライバICの利用が可能になり、駆動装置の低コスト化をも実現することができる。
まず、液晶表示媒体に対して全面に、所定の紫外光を照射して光異性化カイラル剤を図2に示すように異性化させてシス体にし、カイラル剤としての機能を低下させる。すると表示層の全面が、コレステリック液晶のらせんが伸びてらせんピッチが大きくなり、配向変化のしきい値(高電圧側)が小さくなる。
さらに本発明の駆動方法と同様、定着化工程の操作を為すことで、所望の色相の表示画像が得られる。
なお、このような構造の液晶表示媒体の上記駆動方法について、後述の参考実験にて具体的な駆動の検証を行う。
さらに本発明の駆動方法と同様、定着化工程の操作を為すことで、所望の色相の表示画像が得られる。
書き込み工程では、光照射部18によって液晶表示媒体1に異性化光(書き込み光)を像様に照射する。当該異性化光は、本実施形態においては紫外光が照射される。ただし、本発明において当該異性化光は、表示層7に含まれる光異性化カイラル剤が異性化するに十分な波長領域の光であればよく、紫外光に限定されるものではない。
なお、当該工程において照射される異性化光の波長や強度、光照射時間は、用いる光異性化カイラル剤の種類によって異なり、適宜設定すればよい。
電圧印加工程では、適切な電圧値のバイアス電圧を電極5,6間に印加する。既述の通り、表示層7におけるコレステリック液晶は、書き込み工程において光が照射された部位のみフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値(高電圧側のしきい値)が低下しており、照射されていなかった部位については変化が無い。すなわち、光の照射部と非照射部とでしきい値に差異が生じている。したがって、本工程において印加するバイアス電圧は、書き込み工程において光が照射された部位が高電圧側のしきい値を超え、光が照射されなかった部位は該しきい値を超えない程度の電圧値である。
なお、当該工程において印加される電圧の波形や大きさ、印加時間は、用いるコレステリック液晶や光異性化カイラル剤の種類によって異なり、適宜設定すればよい。
その後、印加した電圧を除去すると、図3の「(b’)電圧印加工程終了後」の欄に示されるように、書き込み工程における光照射部がホメオトロピックからプレーナに変化する。
定着化工程では、書き込み工程において異性化してシス体になった前記光異性化カイラル剤をトランス体に戻すための操作が為される。本実施形態において当該操作は、光照射部18によって液晶表示媒体1の全面に、定着化光としての可視光を照射する操作である。ただし、本発明において、本工程の操作は可視光の照射に限定されるものでは無く、例えば加熱したり、常温で放置しておいたり等、そのカイラル剤の性質に応じて適宜選択することができる。
また、定着化光を照射する場合にも可視光との括りに限定されるものでは無く、そのカイラル剤の性質に応じ、書き込み工程において照射した光の波長と異なる波長の光を照射する操作とすることができる。
しかし、定着化工程の操作によって、シス体に異性化していたカイラル剤を積極的にトランス体に戻し(逆異性化し)カイラル剤としての機能を復元させ、所望とする色相の表示画像として定着化される。
[実施例]
実施例に供する液晶表示媒体として、図4に記載の液晶表示媒体101と駆動装置102を試作して、本発明(実施例)の作用の検証(検証試験)と、画像の書き込み(駆動試験)を行った。図4を参照しつつ説明する。
コレステリック液晶として、ネマチック液晶(メルク社製,E7)77.0質量%、左旋性カイラル剤(メルク社製,S811)11.5質量%および左旋性光異性化カイラル剤(前記構造式(3)の化合物)11.5質量%を混合して、オレンジを選択反射する材料を調製した。
得られた空セルに、上記得られたオレンジのコレステリック液晶を毛管注入して、ITO膜(電極105,106)の間に表示層107を形成した。
以上のようにして、液晶表示媒体101を作製した。
電圧印加部117として、高圧電源装置(松定プレシジョン社製,HEOPT−1B60)を用い、これを液晶表示媒体101の電極105,106に接触端子119を介して接続した。
以上のようにして、実施例に供する液晶表示媒体および駆動装置を含む駆動評価用システムを作製した。
作製した駆動評価用システムを用いて、以下のように異性化挙動を測定した。
まず、液晶表示媒体101全面に異性化光(UV)を、その照射光量を振って異性化光光源118aによりベタ照射した。なお、この操作の際には、調光部材118cを取り外しておいた。
次に、照射量1000mJ/cm2の異性化光を照射したサンプル全面に定着化光(BLUE)を、その照射光量を振って定着化光光源118bによりベタ照射した。この操作の際には、調光部材118cを取り外しておいた。
以上の検証試験で得られた条件にしたがって、実際に画像の書込みを行った。
まず、調光部材118cを挿入した状態で、異性化光光源118aにより液晶表示媒体101表面に照射量300mJ/cm2の異性化光(UV)を照射した(書き込み工程)。すると、調光部材118cの光透過部が薄茶色の状態になった。
さらに、調光部材118cを取り外した状態で、定着化光光源118bにより液晶表示媒体101全面に照射量300mJ/cm2の定着化光(BLUE)をベタ照射した(定着化工程)。すると、異性化光の非照射部は変化せず暗い状態を維持し、異性化光の照射部は明るいオレンジ色を呈して画像が表示された。
以上のようにして最終的に得られた画像は、メモリ性のあるプレーナとフォーカルコニックとで形成されているため、外光に晒された状態で数ヶ月経過しても変化(変色、画像のボケ・滲み等)しなかった。
次に、参考実験として、光アドレスタイプ(光書き込み型)の本発明の場合と同様に光異性化カイラル剤の特性を利用して、電圧書き込み型の液晶表示媒体を低電圧駆動する構成について、検証を行った。本参考実験に供した液晶表示媒体および駆動装置を含む駆動評価用システムを図9に概略構成図にて示す。
参考実験に供する液晶表示媒体201は、実施例に供した光アドレスタイプの液晶表示媒体101に対して、ITO電極が画素状にパターニングされている点が異なる。具体的には、以下の通りである。
以上のようにして、4×4の16画素からなる表示部を有する液晶表示媒体101を作製した。
なお、図9においては、電極206のみ4つのラインに分けられた態様で図示されているが、これと直交する電極205についても同様に4つのラインに分けられた状態になっている。
参考実験に供する駆動装置202は、実施例に供した光アドレスタイプの駆動装置102に対し、光照射部218に調光部材が無く、異性化光光源218aからの異性化光、および、定着化光光源218bからの定着化光が、ともにべた照射である点と、電圧印加部217から電圧が印加される電極205,206のラインを選択するスイッチからなる画像選択部220を追加して、表示層207への電界の付与を画素ごとに選択できるように構成されている点とが異なる。
電圧印加部217として高圧電源装置(松定プレシジョン社製,HEOPT−1B60)を、画像選択部220としてPhoto MOSリレー(松下電器社製,AQV257型)をそれぞれ用い、これらを液晶表示媒体201の画素電極である電極205,206に接続した。
得られた駆動評価用システムについて、実際に画像の書込みを行った。
まず、異性化光光源218aにより液晶表示媒体201表面に照射量300mJ/cm2の異性化光(UV)を照射した。全面が薄茶色の状態になった。
以上のようにして最終的に得られた画像は、メモリ性のあるプレーナとフォーカルコニックとで形成されているため、外光に晒された状態で数ヶ月経過しても変化(変色、画像のボケ・滲み等)しなかった。
Claims (9)
- 一対の電極層の間に光導電層が配されず、コレステリック液晶および光異性化カイラル剤を含む表示層が少なくとも挟持され、前記コレステリック液晶の状態をプレーナおよびフォーカルコニックの間で選択的に制御して光の反射または透過が選択された像を形成する液晶表示媒体に対して、前記光異性化カイラル剤が異性化する光を像様に照射する書き込み工程と、
書き込み工程において光が照射された部位の前記コレステリック液晶はフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値を超え、光が照射されなかった部位は該しきい値を超えない電圧を、前記液晶表示媒体における一対の電極層に印加する電圧印加工程と、
書き込み工程において異性化した前記光異性化カイラル剤を逆異性化させるための操作を行う定着化工程と、
が順次為されることを特徴とする液晶表示媒体の駆動方法。 - 前記液晶表示媒体の表示層に含まれる光異性化カイラル剤が、異性化に供し得る光と異なる波長の光を照射することで逆異性化するカイラル剤であり、
前記定着化工程における操作が、書き込み工程において照射した光の波長と異なる前記波長の光を照射する操作であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示媒体の駆動方法。 - 少なくとも、一対の電極層の間に光導電層が配されず、コレステリック液晶および光異性化カイラル剤を含む表示層が少なくとも挟持され、前記コレステリック液晶の状態をプレーナおよびフォーカルコニックの間で選択的に制御して光の反射または透過が選択された像を形成する液晶表示媒体の前記一対の電極層に電圧を印加する電圧印加手段、前記液晶表示媒体に対して画像光を照射する光照射手段、および、異性化した前記光異性化カイラル剤を元に戻すための動作を為し得る定着化手段を含み、
前記光照射手段によって、前記光異性化カイラル剤が異性化する光を像様に照射する書き込み動作と、
書き込み動作において光が照射された部位の前記コレステリック液晶はフォーカルコニックからホメオトロピックへの状態変化のしきい値を超え、光が照射されなかった部位は該しきい値を超えない電圧を、前記電圧印加手段によって印加する電圧印加動作と、
定着化手段によって、書き込み動作において異性化した前記光異性化カイラル剤を逆異性化させるための動作を行う定着化動作と、
が順次為されるように構成されてなることを特徴とする液晶表示媒体の駆動装置。 - 前記液晶表示媒体の表示層に含まれる光異性化カイラル剤が、異性化に供し得る光と異なる波長の光を照射することで逆異性化するカイラル剤であり、
定着化手段によって為される動作が、書き込み動作として照射した光の波長と異なる前記波長の光を照射する定着化動作であることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示媒体の駆動装置。 - 前記光照射手段が異なる波長の光を選択的に照射できるものであり、前記定着化手段を兼ねることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示媒体の駆動装置。
- 一対の電極層の間に、コレステリック液晶を含む表示層が少なくとも挟持され、前記コレステリック液晶の状態をプレーナおよびフォーカルコニックの間で選択的に制御して光の反射または透過が選択された像を形成する光書き込み型の液晶表示媒体であって、
前記表示層に光異性化カイラル剤が含まれ、前記一対の電極層の間に光導電層が配されないことを特徴とする液晶表示媒体。 - 前記光異性化カイラル剤が、異性化に供し得る光と異なる波長の光を照射することで逆異性化するカイラル剤であることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示媒体。
- 前記光異性化カイラル剤が、その構造にアゾベンゼン類を含むことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示媒体。
- 前記表示層が、高分子中に前記コレステリック液晶が分散されてなることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示媒体。
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