JP2009121690A - フリクションプレート - Google Patents

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Yoshio Kinoshita
芳男 木下
Takashi Kitahara
俊 北原
Kan Fujii
完 藤井
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Abstract

【課題】摩擦材の冷却性を向上させたフリクションプレートを得る。
【解決手段】図はこの発明のフリクションプレート2の一実施例を示す正面図であって、金属のコアプレート21上に摩擦材25が接着されている。24は図示されていないハブなどとスプライン嵌合するスプライン歯を示している。コアプレート21に油通路23が形成されている。油通路はコアプレート21の表面上に、プレートを軸方向に貫通しない凹部として形成される。図示の例では内外周縁に連通しているが、何れか一方にのみ開口しているものでもよい。フリクションプレート2は、コアプレートと摩擦材の接着面側からも摩擦材が冷却されるので冷却性を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は自動変速機等に用いられるフリクションプレートに関する。
図1はフリクションプレートが用いられる多板クラッチ10の構成の要点を示すもので、1はクラッチケース、2はフリクションプレート、3はセパレータプレート、4はピストン、5はバッキングプレート、6は止め輪をそれぞれ表している。フリクションプレート2はハブ(図示されていない)に、又セパレータプレート3はクラッチケース1とそれぞれスプライン嵌合されている。X−Xは中心軸心を表している。
クラッチを締結するときは、クラッチケース1とピストン4との間に油圧を導入し、止め輪6によって抑止されているバッキングプレート5に対して、フリクションプレート2とセパレータプレート3とをピストン4を介して押圧することによって、クラッチケース1とハブの間にトルクが伝達される。
図13は従来のフリクションプレートの構成の一例を示す正面図であって、フリクションプレート2は金属板のコアプレート21上に摩擦材25が接着されて形成されている。24は図示されていないハブとスプライン嵌合するためのスプライン歯を示している。そして摩擦材には潤滑油が流入して摩擦材を冷却するように、内外周縁に連通する油通路28や、内周縁にのみ開口する油溝29が設けられている。
米国特許第5094331号 実開昭50−30145号 実開平1−146019号
機械装置において、一層の高出力化、高効率化、コンパクト化が望まれているので、それに用いられるフリクションプレートも従来のように摩擦材に油通路や油溝を設けた構成では摩擦材の冷却が充分ではないという不具合が発生し、一層の冷却性の向上が必要となった。
この発明は前記の課題を解決するために、コアプレート上に摩擦材を接着したフリクションプレートにおいて、コアプレートと摩擦材との接着面側からも摩擦材を冷却しうる冷却手段を設けたことを特徴とするフリクションプレートを得たものである。
この発明によって、潤滑油が摩擦材とコアプレートとの接着面側にも流入し、摩擦材の冷却性を一層向上させることができた。
多板クラッチの基本的な構成を示す断面図 この発明の第一実施例を示す正面図 コアプレートのみを取り出して示した正面図 図2をA方向からみた端面図 第二実施例を示す正面図 コアプレートのみを取り出して示した正面図 図5をB方向からみた端面図 第三実施例の実施態様を示す正面図 第三実施例の別の実施態様を示す正面図 第三実施例のさらに別の実施態様を示す正面図 第三実施例のさらに異なる実施態様を示す正面図 第四実施例を示す断面図 従来のフリクションプレートを示す正面図
この発明では、コアプレートに油通路もしくは油溝を形成するか、又はコアプレートに摩擦材を全面的に接着させるのではなく、適当な態様の非接着部分を設けているか、もしくは接着剤中に密な部分と粗な部分を存在させている。
なおここで油通路とは、コアプレートの表面に設けられ、コアプレートを軸方向に貫通しない凹部を意味する。したがって通路といっても内外周に連通するもののみでなく、内周縁か外周縁のみに開口を有するものも含まれる。又油溝とはコアプレートの内周縁か外周縁か何れか一方に開口を有し、コアプレートを軸方向に貫通しているものを意味する。
図2はこの発明の第一実施例のフリクションプレート2の正面図、図3はコアプレート21のみを示した正面図、図4は図2をA方向みた端面図であって、金属製のコアプレート21の接着面22に摩擦材25が接着されている。24はバブとスプライン嵌合するスプライン歯である。
そしてコアプレートの接着面22には、コアプレート21を軸方向には貫通しない凹部状の油通路23が形成されている。図示の例では油通路23はコアプレート21の内周縁から外周縁まで連通しているが、前述の如く油通路23は必ずしも連通していなくても良く、内周縁か外周縁の何れか一方にのみ開口を有するものでもよい。
図5は第二実施例のフリクションプレート2の正面図、図6はコアプレート21のみを示した正面図、図7は図5をB方向からみた端面図であって、コアプレート21の接着面22に摩擦材25が接着されている点では第一実施例と同様である。第二実施例においては、コアプレート21の内周縁又は外周縁の何れか一方に開口し、コアプレート21を軸方向に貫通する油溝を有している。
図において、フリクションプレート2は、外周縁に開口を有し、コアプレート21を軸方向に貫通する外周側溝26と内周縁に開口を有する内周側溝27とを有している。
図8ないし図11に示す第三実施例は、コアプレート21に油通路(第一実施例)、油溝(第二実施例)などを設けるのではなく、コアプレート21の接着面22に摩擦材を接着するに際して、接着面22上に、一面に接着剤を塗布しないで、点線で示した塗布されている部分(接着部)31と、白地になっている塗布しない部分(非接着部)32とを設けたものである。このようにフリクションプレートを形成することによって、潤滑油は非接着部において、コアプレート21と摩擦材の間の接着面内に流入し、摩擦材を接着面側からも冷却する。
非接着部32の形状、個数等は図8ないし図11に種々の例を示すように任意であり、又接着部の厚さ等も任意に設定することができる。
図8では非接着部32はコアプレート21の内外周縁に連通するように径方向に延びている。図9に示す例では内外周縁に連通した非接着部32はフリクションプレート21の回転方向(Rで示す)の反対方向に傾斜している。又図10に示すものは、非接着部32が内周縁側において広く、外周縁側が狭く形成されている。さらに図11に示される例では非接着部32は所定個所において、内周縁側部分から略中央部にかけて所定の幅を有している。
図12は第四実施例を示す断面図である。この実施例では、コアプレート21の接着面上に接着剤30を塗布する際に、一様な厚みで塗布するのではなく、厚く塗布した部分31と薄く塗布した部分32とが存在するようにする。その上から摩擦材25を接着した場合、表面がなめらかであるように圧着されているので、摩擦材25の接着剤30の厚い部分33と接している個所(摩擦材の密な部分)35では摩擦材の内部は密となり、薄い部分34と接している個所(摩擦材の粗な部分)36では粗となる。そのため潤滑油は摩擦材の粗の部分36に浸透し、摩擦材25を接着面側からも冷却することができる。
この発明のフリクションプレートでは、摩擦材の接着面側の潤滑性が向上し、その結果冷却性が格段に向上するので、高出力、高効率の機器に使用することができる。
1 クラッチケース
2 フリクションプレート
3 セパレータプレート
4 ピストン
5 パッキングプレート
6 止め輪
10 多板クラッチ
21 コアプレート
22 接着面
23 油通路
24 スプライン歯
25 摩擦材
26 外周側溝
27 内周側溝
28 従来の油通路
29 従来の油溝
30 接着剤
31 接着部
32 非接着部
33 厚い部分
34 薄い部分
35 摩擦材の密な部分
36 摩擦材の粗な部分

Claims (3)

  1. コアプレート上に摩擦材を接着して形成したフリクションプレートにおいて、
    前記コアプレートと前記摩擦材との接着面側からも前記摩擦材を冷却する冷却手段として、前記コアプレートを軸方向に貫通し、前記コアプレートの内周縁及び外周縁のいずれか一方に開口を有する油溝を設けたことを特徴とするフリクションプレート。
  2. コアプレート上に摩擦材を接着して形成したフリクションプレートにおいて、
    前記コアプレートと前記摩擦材との接着面側からも前記摩擦材を冷却する冷却手段として、前記コアプレートと前記摩擦材との間に介在する前記接着面に非接着部分を設けたことを特徴とするフリクションプレート。
  3. コアプレート上に摩擦材を接着して形成したフリクションプレートにおいて、
    前記コアプレートと前記摩擦材との接着面側からも前記摩擦材を冷却する冷却手段として、前記コアプレートと前記摩擦材とを接着する接着剤に、厚く塗布した部分と薄く塗布した部分とを形成し、前記摩擦材をなめらかに圧着することにより前記摩擦材の密度が密な部分と粗の部分とを設けたことを特徴とするフリクションプレート。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0742759A (ja) * 1993-08-02 1995-02-10 Toyota Motor Corp 湿式クラッチ

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