JP2009121248A - レゾネータ及びその取付構造 - Google Patents

レゾネータ及びその取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009121248A
JP2009121248A JP2007293269A JP2007293269A JP2009121248A JP 2009121248 A JP2009121248 A JP 2009121248A JP 2007293269 A JP2007293269 A JP 2007293269A JP 2007293269 A JP2007293269 A JP 2007293269A JP 2009121248 A JP2009121248 A JP 2009121248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
tubular neck
peripheral surface
intake duct
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007293269A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tanaka
達哉 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2007293269A priority Critical patent/JP2009121248A/ja
Publication of JP2009121248A publication Critical patent/JP2009121248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性と、吸気ダクトに対するレゾネータの結合性やシール性とを両立させる。
【解決手段】吸気ダクト2に形成された取付筒部22と、管状首部5の外周面から遠心方向に離れた位置でレゾネータ4の胴体部4に形成された係合部6と、取付筒部22と管状首部5との間に介在する円環状スポンジ(環状のシール弾性部材)7とを備えている。係合部6は、縦壁部61と、縦壁部61の先端に易変形部62を介して一体に形成された、取付筒部22の内側に管状首部5が挿入される際に取付筒部22の先端で押圧されることで縦壁部61と管状首部5との間に入り込むように揺動可能な係合片63とを有している。係合片63は被挟持部631を有し、被挟持部631が取付筒部22と縦壁部61との間で挟持されることにより、取付筒部22に対するレゾネータ1の結合状態が維持される。
【選択図】図4

Description

本発明はレゾネータ及びその取付構造に関し、詳しくは車両等の内燃機関に接続される吸気ダクト内を流れる空気の吸気音を共鳴により低減するレゾネータ及びそのレゾネータを吸気ダクトに取り付けるための取付構造に関する。
自動車等の内燃機関には吸気ダクトが接続されている。この吸気ダクトにおいては、一端がエンジンルームの空気を吸入可能な位置に開口し、他端がエアクリーナに接続されている。そして、このような吸気ダクトには、一般に、吸気ダクト内を流れる空気の吸気音を共鳴により低減するレゾネータが設けられている。
従来、吸気ダクトに対するレゾネータの取付構造として、例えば図11に示されるものが知られている。図11に示されるレゾネータ80は、内部に共鳴室81を有する胴体部82と、この胴体部82の吸気ダクト90側の一側壁83に形成され、共鳴室81と吸気ダクト90内とを連通する管状首部84とを備えている。そして、このレゾネータ80の管状首部84の外周面には、スポンジ等よりなる環状のシール弾性部材85が固着されている。一方、吸気ダクト90の側壁には、取付筒部91が形成されている。そして、この取付筒部91は、シール弾性部材85の外径よりも小さな内径を有している。
上記構成を有する従来のレゾネータの取付構造においては、車両組み付け工場で、例えば車体側に取り付けられた吸気ダクト90の取付筒部91内に、レゾネータ80の管状首部84を挿入、嵌合することで、吸気ダクト90に対してレゾネータ80が取り付けられる。この際、レゾネータ80の管状首部84に固着されたシール弾性部材85は、管状首部84の外周面と取付筒部91の内周面との間で弾性変形しつつ圧縮されることで、取付筒部91に対するレゾネータ80の結合状態が維持される。
なお、他の吸気ダクトに対するレゾネータの取付構造として、係合爪を利用するものもある(例えば、特許文献1参照)。この取付構造では、吸気ダクトの取付筒部の外周面に係合爪を設けるとともに、レゾネータの管状首部に係合孔を設けている。そして、レゾネータの管状首部内に吸気ダクトの取付筒部を挿入するとともに、取付筒部の係合爪を管状首部の係合孔に係合させることで、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。なお、この吸気ダクトの取付筒部には、取付筒部がレゾネータの管状首部内に挿入されるときに取付筒部が内方に撓むためのスリットが設けられている。
また、他の吸気ダクトに対するレゾネータの取付構造として、ゴム弾性体よりなる吸気ダクト(ゴムホースダクト)に対してレゾネータを取り付けるものもある(例えば、特許文献2参照)。この取付構造では、ゴムホースダクトの取付筒部の側壁に一対の平坦面部を対向して設けるとともに、レゾネータの管状首部の側壁にも一対の平坦面部を対向して設けている。また、取付筒部の平坦面部の対向内面に係合溝を設けるとともに、管状首部の平坦面部の外面に係合突条を設けている。さらに、レゾネータの管状首部の平坦面部の外側に一対の板状縦壁部を立設させている。そして、吸気ダクトの取付筒部内にレゾネータの管状首部を挿入するとともに、管状首部の係合突条を取付筒部の係合溝に係合させ、さらに管状首部の平坦面部と板状縦壁部との間で取付筒部の平坦面部の先端側を挟むことで、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。
特許文献2に記載されたレゾネータの取付構造は、吸気ダクトの取付筒部の内側に係合溝(17)を設ける必要があるため、ブロー成形品よりなる吸気ダクトには適用できない。また、特許文献1に記載されたレゾネータの取付構造では、吸気ダクトの取付筒部にスリットが設けられているため、ブロー成形品よりなる吸気ダクトには適用できない。
特開2005−188440号公報 特開2005−256745号公報
ところで、合成樹脂製の吸気ダクトの製造に際し、ブロー成形することが一般に行われている。
ところが、ブロー成形品よりなる吸気ダクトの場合、成形品の外面のみが型成形により成形された型成形面となり、成形品の内面は金型で規制されない。このため、ブロー成形品よりなる吸気ダクトにおいては、取付筒部の内周面形状や取付筒部の肉厚にバラツキが生じ易い。そうすると、図11に示される上記従来のレゾネータの取付構造においては、吸気ダクト90の取付筒部91の内周面とレゾネータ80の管状首部84の外周面との間で挟持されるシール弾性部材85の圧縮変形量がバラツキ易く、その結果組み付け荷重がバラツキ易い。このため、組み付け作業性が低下したり、あるいは取付筒部91に対するレゾネータ80の結合性やシール性が低下したりするという問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性と、吸気ダクトに対するレゾネータの結合性やシール性とを両立させることのできるレゾネータ及びその取付構造を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決する本発明のレゾネータは、内部に共鳴室を有する胴体部と、該胴体部の吸気ダクト側の一側壁に形成され、該共鳴室と吸気ダクト内とを連通する管状首部とを備え、吸気ダクトの側壁に形成された取付筒部の内側に該管状首部が挿入された状態で該取付筒部に取り付けられる合成樹脂製のレゾネータであって、前記管状首部の外周面から遠心方向に離れた位置で前記胴体部の前記一側壁に一体に形成された係合部を備え、前記係合部は、前記胴体部の前記一側壁に一体に立設された縦壁部と、該縦壁部の先端に易変形部を介して一体に形成された、前記取付筒部の内側に前記管状首部が挿入される際に該取付筒部の先端が当接することで該縦壁部の内側に揺動可能な係合片とを有し、前記係合片は、前記取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持されることで該取付筒部に対する前記レゾネータの結合状態を維持する、被挟持部を有していることを特徴とする。
本発明のレゾネータにおいて、吸気ダクトに対してレゾネータを取り付ける際、例えばレゾネータの管状首部の外周面に環状のシール弾性部材を保持させておく。なお、シール弾性部材は吸気ダクトの取付筒部の内周面に保持させておいてもよい。そして、吸気ダクトの側壁に形成された取付筒部内にレゾネータの管状首部を挿入する。このとき、レゾネータの管状首部の外周側に形成された係合部の係合片に、吸気ダクトの取付筒部の先端が当接する。そのため、係合部の係合片は取付筒部の先端に押圧され、易変形部が変形することで、縦壁部の内側(管状首部側)、すなわち管状首部と縦壁部との間に入り込むように揺動する。そして、取付筒部内への管状首部の挿入をそのまま続ければ、縦壁部の内面(管状首部に対向する面)に沿うように揺動した係合片の被挟持部が取付筒部の外周面と縦壁部との間で挟持され、これにより取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。また、この結合状態では、取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間で、シール弾性部材が弾性変形しつつ圧縮され、これにより取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間におけるシール性が確保される。
このように、本発明のレゾネータでは、吸気ダクトの取付筒部とレゾネータの係合部の縦壁部との間で係合部の係合片の被挟持部が挟持されることで、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。このため、取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間をシールするシール弾性部材においては、取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間におけるシール性を確保しうる程度の圧縮率を確保すればよい。すなわち、前記シール性を確保しうる範囲内で、シール弾性部材の圧縮率を小さくしても、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が前記係合部により維持されるので、取付筒部からレゾネータが脱落するようなことはない。このため、本発明のレゾネータでは、シール弾性部材の圧縮率が大きすぎることで組み付け荷重が過大となって、組み付け作業性が低下したり、あるいはシール弾性部材の圧縮率が小さすぎることで取付筒部に対するレゾネータの結合性やシール性が低下したりするようなことがない。
よって、本発明のレゾネータによれば、吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性、結合性及びシール性が低下することがなく、吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性と、吸気ダクトに対するレゾネータの結合性やシール性とを両立させることが可能となる。
(2)前記構成(1)において、前記管状首部の外周面に保持され、前記取付筒部の内側に該管状首部が挿入されて該取付筒部に前記レゾネータが取り付けられた状態で、該取付筒部の内周面と該管状首部の外周面との間で弾性変形しつつ圧縮される環状のシール弾性部材をさらに備えていることが好ましい。
シール弾性部材は、吸気ダクトの取付筒部の内周面に保持させておくこともできるが、この場合は取付筒部に対するシール弾性部材の取付作業が面倒となる。その点、管状首部の外周面にシール弾性部材が保持されたこの構成によると、管状首部に対するシール弾性部材の取付作業が容易となる。
また、この構成によると、外周面にシール弾性部材が保持された管状首部を吸気ダクトの取付筒部内に挿入するという簡単な操作により、吸気ダクトの取付筒部に対するレゾネータの取付作業が完了する。このため、レゾネータの取付作業性が向上する。
(3)前記構成(1)において好ましくは、前記レゾネータのうち、前記胴体部の少なくとも一部、前記管状首部及び前記係合部は、射出成形により一体成形された射出成形品部よりなる。
この構成によると、管状首部や係合部等が射出成形品部よりなるため、管状首部や係合部等の形状や大きさの精度を容易に高めることができる。このため、係合部による取付筒部とレゾネータとの結合を容易に確実なものとすることが可能となる。
また、管状首部の内周面が射出成形型の型面により成形された型成形面となるため、管状首部の内周面における面精度が高くなる。このため、吸気ダクト内と共鳴室とを連通する共鳴管としての管状首部の内周面における面精度が高くなり、共鳴管の断面積の影響を受ける共鳴特性のバラツキを抑えることができる。
(4)上記課題を解決する本発明のレゾネータの取付構造は、内部に共鳴室を有する胴体部と、該胴体部の吸気ダクト側の一側壁に形成され、該共鳴室と吸気ダクト内とを連通する管状首部とを備えた合成樹脂製のレゾネータを、合成樹脂製の該吸気ダクトに取り付ける取付構造であって、前記吸気ダクトの側壁に形成され、前記管状首部が内側に挿入される取付筒部と、前記管状首部の外周面から遠心方向に離れた位置で前記胴体部の前記一側壁に一体に形成された係合部と、前記取付筒部の内周面と前記管状首部の外周面との間で弾性変形しつつ圧縮される環状のシール弾性部材とを備え、前記係合部は、前記胴体部の前記一側壁に一体に立設された縦壁部と、該縦壁部の先端に易変形部を介して一体に形成された、前記取付筒部の内側に前記管状首部が挿入される際に該取付筒部の先端で押圧されることで該縦壁部と該管状首部との間に入り込むように揺動可能な係合片とを有し、前記係合片は被挟持部を有し、該被挟持部が前記取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持されることにより、該取付筒部に対する前記レゾネータの結合状態が維持されることを特徴とする。
本発明のレゾネータの取付構造において、吸気ダクトに対してレゾネータを取り付ける際、例えばレゾネータの管状首部の外周面に環状のシール弾性部材を保持させておく。なお、シール弾性部材は吸気ダクトの取付筒部の内周面に保持させておいてもよい。そして、吸気ダクトの側壁に形成された取付筒部内にレゾネータの管状首部を挿入する。このとき、レゾネータの管状首部の外周側に形成された係合部の係合片に、吸気ダクトの取付筒部の先端が当接する。そのため、係合部の係合片は取付筒部の先端に押圧されて縦壁部の内側(管状首部側)、すなわち管状首部と縦壁部との間に入り込むように揺動する。そして、取付筒部内への管状首部の挿入をそのまま続ければ、縦壁部の内面(管状首部に対向する面)に沿うように揺動した係合片の被挟持部が取付筒部の外周面と縦壁部との間で挟持され、これにより取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。また、この結合状態では、取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間で、シール弾性部材が弾性変形しつつ圧縮され、これにより取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間におけるシール性が確保される。
このように、本発明のレゾネータの取付構造では、吸気ダクトの取付筒部とレゾネータの係合部の縦壁部との間で係合部の係合片の被挟持部が挟持されることで、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。このため、取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間をシールするシール弾性部材においては、取付筒部の内周面と管状首部の外周面との間におけるシール性を確保しうる程度の圧縮率とすればよい。すなわち、前記シール性を確保しうる範囲内で、シール弾性部材の圧縮率を小さくしても、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が前記係合部により維持されるので、取付筒部からレゾネータが脱落するようなことはない。このため、本発明のレゾネータの取付構造では、シール弾性部材の圧縮率が大きすぎることで組み付け荷重が過大となって、組み付け作業性が低下したり、あるいはシール弾性部材の圧縮率が小さすぎることで取付筒部に対するレゾネータの結合性やシール性が低下したりするようなことがない。
よって、本発明のレゾネータの取付構造によれば、吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性、結合性及びシール性が低下することがなく、吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性と、吸気ダクトに対するレゾネータの結合性やシール性とを両立させることが可能となる。
(5)前記構成(4)において、前記取付筒部は、先端側の外周面から遠心方向に突出し、前記取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持された前記被挟持部の先端面に係止可能な係止突起部を有していることが好ましい。
この構成によると、取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持された前記被挟持部の先端面と、取付筒部の係止突起部とが係止することにより、取付筒部からのレゾネータの抜けを規制することができる。
(6)前記構成(4)又は(5)において好ましくは、前記取付筒部は、先端側に向かうに連れて径が徐々に大きくされたテーパ部と、該テーパ部の先端に形成され、前記係合部の前記縦壁部と共に前記係合片の前記被挟持部を挟持する直状筒部とを有し、前記係合片は、前記被挟持部が前記直状筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持された状態で、前記テーパ部の外周面と係止可能な係止傾斜部を有している。
この構成によると、吸気ダクトの取付筒部の直状筒部と、レゾネータの係合部の縦壁部との間で係合部の係合片の被挟持部が挟持されることで、取付筒部に対するレゾネータの結合状態が維持される。また、取付筒部のテーパ部と、係合部の係合片の係止傾斜部とが係止することにより、取付筒部からのレゾネータの抜けを規制することができる。
(7)前記構成(4)乃至(6)のいずれか一つにおいて好ましくは、前記レゾネータのうち、前記胴体部の少なくとも一部、前記管状首部及び前記係合部は、射出成形により一体成形された射出成形品部よりなる。
この構成によると、管状首部や係合部等が射出成形品部よりなるため、管状首部や係合部等の形状や大きさの精度を容易に高めることができる。このため、係合部による取付筒部とレゾネータとの結合を容易に確実なものとすることが可能となる。
また、管状首部の内周面が射出成形型の型面により成形された型成形面となるため、管状首部の内周面における面精度が高くなる。このため、吸気ダクト内と共鳴室とを連通する共鳴管としての管状首部の内周面における面精度が高くなり、共鳴管の断面積の影響を受ける共鳴特性のバラツキを抑えることができる。
よって、本発明のレゾネータ及びその取付構造によれば、吸気ダクトに対するレゾネータの組み付け作業性と、吸気ダクトに対するレゾネータの結合性やシール性とを両立させることが可能となる。
以下、本発明のレゾネータ及びその取付構造の実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、説明する実施形態は一実施形態にすぎず、本発明のレゾネータ及びその取付構造は、下記実施施形態に限定されるものではない。本発明のレゾネータ及びその取付構造は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
(実施形態1)
この実施形態は請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明のレゾネータ、請求項4又は7に記載の発明のレゾネータの取付構造を具現化するものである。
図1〜図5に示される本実施形態のレゾネータの取付構造におけるレゾネータ1は、自動車の吸気ダクト2の下方に配設されて、吸気ダクト2内を流れる空気の吸気音を共鳴により低減する。
図1は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付ける前の状態を示す断面図であり、図2は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付ける前の状態を拡大した示す部分断面図であり、図3は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付けている途中の状態を拡大した示す部分断面図であり、図4は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図であり、図5はレゾネータの全体構成を示す斜視図である。
このレゾネータ1は、合成樹脂を射出成形することで得られた射出成形品部としての上分割体1Aと、同じく合成樹脂を射出成形することで得られた射出成形品部としての下分割体1Bとを、溶着や爪嵌合等により一体的に接合してなる。レゾネータ1は、内部に共鳴室3を有する略直方体形状の胴体部4と、胴体部4に一体に形成された断面円形の管状首部5と、胴体部4に一体に形成された3個の係合部6とを備えている。
なお、レゾネータ1の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂としてのポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂材料を用いることができる。
管状首部5は、胴体部4の吸気ダクト2側の一側壁41に立設されている。管状首部5は、共鳴室3と吸気ダクト2内とを連通する共鳴管として機能する。すなわち、本実施形態では、射出成形により成形された管状首部5の内周面により共鳴管の内周面が構成されている。
3個の係合部6は、いずれも同じ構成を有し、管状首部5の外周面から遠心方向に離れた位置で胴体部4の一側壁41に立設されている。3個の係合部6は、管状首部5と同心状で管状首部5の外径よりも大きく、かつ吸気ダクト2の後述する取付筒部の外径よりも所定量大きな直径を有する仮想円周上に、周方向に等間隔を隔てて(すなわち120°ずつ隔てて)配置されている。
係合部6は、図2に示されるように、胴体部4の一側壁41に一体に立設された矩形板状の縦壁部61と、縦壁部の先端に易変形部62を介して一体に形成された矩形板状の係合片63とを有している。縦壁部61は、胴体部4の一側壁41に対して略直角方向に立設されている。易変形部62は、縦壁部61と係合片63との境界において、縦壁部61の外側面61aから切欠部64が凹設されて他の部分よりも板厚が薄くされることで、他の部分よりも変形し易くなるように形成されている。
係合部6の係合片63は、吸気ダクト2の後述する取付筒部にレゾネータ1を取り付ける前の状態において、縦壁部61に対して略直角方向に延在している。そして、この係合片63は、吸気ダクト2の後述する取付筒部の内側に管状首部5が挿入される際に、取付筒部の先端で押圧されることで、易変形部62の変形を伴って縦壁部61と管状首部5との間に入り込むように揺動可能とされている。また、係合片63は、管状首部5側の一端側に被挟持部631を有している。この被挟持部631は、吸気ダクト2の後述する取付筒部の外周面と縦壁部61の内側面61bとの間で挟持されることで取付筒部に対するレゾネータ1の結合状態を維持する。
なお、上記管状首部5及び3個の係合部6は、いずれも上分割体1A側に設けられている。
また、レゾネータ1の管状首部5の外周面には、合成樹脂製の円環状スポンジ7が接着剤や両面テープ等により固着されている。この円環状スポンジ7は、所定の弾性率、厚さや外径等を有している。すなわち、円環状スポンジ7は、レゾネータ1の管状首部5の外径と略同等の内径を有し、かつ、吸気ダクト2の後述する取付筒部の内径よりも所定量大きな外径を有している。また、円環状スポンジ7の肉厚は、管状首部5が取付筒部内に挿入された状態における該取付筒部と管状首部5との間の間隙よりも所定量小さく設定されている。さらに、円環状スポンジ7の弾性率や肉厚等は、吸気ダクト2の取付筒部に対してレゾネータ1を取り付ける際の組み付け荷重が大きくなりすぎず、かつ取付筒部と管状首部5との間のシール性を必要、十分に確保できるように、適正に設定されている。なお、円環状スポンジ7は本発明に係る環状のシール弾性部材を構成する。
一方、吸気ダクト2は、合成樹脂をブロー成形することで得られたブロー成形品よりなる。吸気ダクト2は、側壁21に一体に形成された断面円形の取付筒部22を有している。この取付筒部22は、レゾネータ1の管状首部5の外径よりも所定量大きな内径を有している。
なお、吸気ダクト2の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂としてのポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂材料を用いることができる。
また、吸気ダクト2の取付筒部22の外周面は、ブロー成形型の型面で型成形された型成形面である。また、レゾネータ1の管状首部5の内・外周面及び係合部6の表面は、射出成形型の型面で型成形された型成形面である。
かかる構成を有する本実施形態のレゾネータ及びその取付構造では、例えば、以下のようにして吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付けることができる。まず、吸気ダクト2を車体側に予め取り付けておく。そして、吸気ダクト2の取付筒部22内にレゾネータ1の管状首部5を挿入する。このとき、レゾネータ1の管状首部5の外周側に形成された各係合部6の係合片63の被挟持部631に、吸気ダクト2の取付筒部22の先端が当接する。そのため、各係合部6の係合片63の被挟持部631は取付筒部22の先端に押圧され、易変形部62が変形することで、縦壁部61の内側(管状首部5側)、すなわち管状首部5と縦壁部61との間に入り込むように揺動する(図3参照)。そして、取付筒部22内への管状首部5の挿入をそのまま続ければ、縦壁部51の内側面(管状首部5に対向する面)61bに沿うように揺動した係合片63の被挟持部631が取付筒部22の外周面と縦壁部61の内側面61bとの間で挟持され、これにより取付筒部22に対するレゾネータ1の結合状態が維持される(図4参照)。
また、この結合状態では、取付筒部22の内周面と管状首部5の外周面との間で、シール弾性部材7が弾性変形しつつ圧縮され、これにより取付筒部22の内周面と管状首部5の外周面との間におけるシール性が確保される。
このように、本実施形態のレゾネータ及びその取付構造では、吸気ダクト2の取付筒部22とレゾネータ1の各係合部6の縦壁部61との間で係合部6の係合片63の被挟持部631が挟持されることで、取付筒部22に対するレゾネータ1の結合状態が維持される。このため、取付筒部22の内周面と管状首部5の外周面との間をシールする円環状スポンジ7においては、取付筒部22の内周面と管状首部5の外周面との間におけるシール性を確保しうる程度の圧縮率とすればよい。すなわち、前記シール性を確保しうる範囲内で、円環状スポンジ7の圧縮率を小さくしても、取付筒部22に対するレゾネータ1の結合状態が前記係合部6により維持されるので、取付筒部22からレゾネータ1が脱落するようなことはない。このため、本実施形態のレゾネータ及びその取付構造では、円環状スポンジ7の圧縮率が大きすぎることで組み付け荷重が過大となって、組み付け作業性が低下したり、あるいは円環状スポンジ7の圧縮率が小さすぎることで取付筒部22に対するレゾネータ1の結合性やシール性が低下したりするようなことがない。
よって、本実施形態のレゾネータ及びその取付構造によれば、吸気ダクト2に対するレゾネータ1の組み付け作業性、結合性及びシール性が低下することがなく、吸気ダクト2に対するレゾネータ1の組み付け作業性と、吸気ダクト2に対するレゾネータ1の結合性やシール性とを両立させることが可能となる。
また、本実施形態では、円環状スポンジ7がレゾネータ1の管状首部5の外周面に保持されているため、管状首部に対する円環状スポンジ7の取付作業が容易になる。そして、円環状スポンジ7がレゾネータ1の管状首部5の外周面に予め保持されているので、管状首部5を取付筒部22内に挿入するという簡単な操作により、吸気ダクト2の取付筒部22に対するレゾネータ1の取付作業が完了する。このため、レゾネータ1の取付作業性が向上する。
さらに、本実施形態では、レゾネータ1が射出成形品よりなる。このため、射出成形により成形されたレゾネータ1の管状首部5や係合部6等の形状や大きさの精度を容易に高めることができる。このため、係合部6による取付筒部22とレゾネータ1との結合を容易に確実なものとすることが可能となる。また、吸気ダクト2内と共鳴室3とを連通する共鳴管としての管状首部5の内周面における面精度が高くなり、共鳴管の断面積の影響を受ける共鳴特性のバラツキを抑えることができる。
なお、この実施形態1においては、射出成形品部としての上分割体1A及び下分割体1Bを一体的に接合することでレゾネータ1を構成する例について説明したが、例えば管状首部5及び係合部6が形成された上分割体1Aを射出成形品部とし、この射出成形品部をブロー成形型内にインサートしつつ下分割体1Bの部分をブロー成形により成形してもよい。
(実施形態2)
この実施形態は請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明のレゾネータ、請求項4、5又は7に記載の発明のレゾネータの取付構造を具現化するものである。
図6は、この実施形態に係る吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。
本実施形態では、吸気ダクト2の取付筒部22が環状の係止突起部221を有している。係止突起部221は、取付筒部22の先端の外周面から遠心方向に突出している。
この係止突起部221は、吸気ダクト2の取付筒部22にレゾネータ1を取り付けた状態において、取付筒部22の外周面と縦壁部61との間で挟持された被挟持部631の先端面に係止している。このため、取付筒部22の外周面と縦壁部61との間で挟持された被挟持部631の先端面と、取付筒部22の係止突起部221とが係止することにより、取付筒部22からのレゾネータ1の抜けを規制することができる。
なお、取付筒部22にレゾネータ1を取り付ける際、縦壁部61が外側(管状首部5から遠ざかる方向)に傾倒するように弾性変形することで、取付筒部22の係止突起部221は被挟持部631を乗り越える。
その他の構成及び作用効果は前記実施形態1と同様である。
(実施形態3)
この実施形態は請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明のレゾネータ、請求項4、6又は7に記載の発明のレゾネータの取付構造を具現化するものである。
図7は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付ける前の状態を示す断面図であり、図8は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付ける前の状態を拡大した示す部分断面図であり、図9は吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。
本実施形態では、吸気ダクト2の取付筒部22が、先端側に向かうに連れて径が徐々に大きくされたテーパ部222と、このテーパ部222の先端に一体に形成された直状筒部223とを有している。直状筒部223は、係合部6の縦壁部61と共に係合片63の被挟持部631を挟持する。
また、各係合部6の係合片63は、管状首部5側の一端側に薄肉状の被挟持部631を有し、反対の他端側に厚肉部632を有している。そして、各係合部6の係合片63は、薄肉状の被挟持部631と厚肉部632との間に、係止傾斜部633を有している。係合片63の係止傾斜部633は、被挟持部631が直状筒部223の外周面と縦壁部61の内側面61bとの間で挟持された状態で、取付筒部22のテーパ部222の外周面と係止している(図9参照)。
このため、本実施形態では、吸気ダクト2の取付筒部22の直状筒部223と、レゾネータ1の各係合部6の縦壁部61との間で各係合部6の係合片63の被挟持部631が挟持されることで、取付筒部22に対するレゾネータ1の結合状態が維持される。また、取付筒部22のテーパ部222と、各係合部6の係合片63の係止傾斜部632とが係止することにより、取付筒部22からのレゾネータ1の抜けを規制することができる。
その他の構成及び作用効果は前記実施形態1と同様である。
(実施形態4)
この実施形態は請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発明のレゾネータ、請求項4乃至7のいずれか一つに記載の発明のレゾネータの取付構造を具現化するものである。
図10は、この実施形態に係る吸気ダクト2に対してレゾネータ1を取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。
本実施形態では、吸気ダクト2の取付筒部22の直状筒部223が環状の係止突起部221を有している。係止突起部221は、取付筒部22の先端側の外周面から遠心方向に突出している。
この係止突起部221は、吸気ダクト2の取付筒部22にレゾネータ1を取り付けた状態において、取付筒部22の直状筒部223の外周面と縦壁部61との間で挟持された被挟持部631の先端面に係止している。このため、取付筒部22の直状筒部223の外周面と縦壁部61との間で挟持された被挟持部631の先端面と、取付筒部22の係止突起部221とが係止することにより、取付筒部22からのレゾネータ1の抜けを規制することができる。
なお、取付筒部22にレゾネータ1を取り付ける際、縦壁部61が外側(管状首部5から遠ざかる方向)に傾倒するように弾性変形することで、取付筒部22の係止突起部221は被挟持部631を乗り越える。
その他の構成及び作用効果は前記実施形態1及び3と同様である。
(その他の実施形態)
なお、前述の実施形態1〜4では、シール弾性部材として、合成樹脂製の円環状スポンジ7を採用したが、ゴム製の円環状スポンジや、軟質の円環状ゴム弾性体であってもよく、また断面形状も円形に限らない。
また、前述の実施形態1〜4では、レゾネータ1の管状首部5の外周面にシール弾性部材を固着しておく例について説明したが、これに限られない。例えば、吸気ダクト2の取付筒部22の内周面にシール弾性部材を保持させてもよい。
また、円環状スポンジ7等よりなるシール弾性部材は、管状首部5の外周面又は取付筒部22の内周面に保持された状態で環状になっていればよく、これらに保持させる前の状態では帯状であってもよい。
さらに、前述の実施形態1〜4では、係合部6を3個設ける例について説明したが、係合部6の数は特に限定されず、1個でも複数個でもよい。ただし、吸気ダクト2の取付筒部22に対するレゾネータ1の結合性を考慮すれば、係合部6を複数個設けることが好ましく、3個以上設けることが特に好ましい。
実施形態1のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付ける前の状態を示す断面図である。 実施形態1のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付け前の状態を拡大して示す部分断面図である。 実施形態1のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付けている途中の状態を拡大して示す部分断面図である。 実施形態1のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。 実施形態1のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータの全体構成を示す斜視図である。 実施形態2のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。 実施形態3のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付ける前の状態を示す断面図である。 実施形態3のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付け前の状態を拡大して示す部分断面図である。 実施形態3のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。 実施形態4のレゾネータ及びその取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付けた後の状態を拡大して示す部分断面図である。 従来のレゾネータの取付構造を示し、レゾネータを吸気ダクトに取り付ける前の状態を示す断面図である。
符号の説明
1…レゾネータ 2…吸気ダクト
3…共鳴室 4…胴体部
5…管状首部 6…係合部
7…円環状スポンジ(シール弾性部材)
22…取付筒部 221…係止突起部
222…テーパ部 223…直状筒部
61…縦壁部 62…易変形部
63…係止片 631…被挟持部
633…係止傾斜部

Claims (7)

  1. 内部に共鳴室を有する胴体部と、該胴体部の吸気ダクト側の一側壁に形成され、該共鳴室と吸気ダクト内とを連通する管状首部とを備え、吸気ダクトの側壁に形成された取付筒部の内側に該管状首部が挿入された状態で該取付筒部に取り付けられる合成樹脂製のレゾネータであって、
    前記管状首部の外周面から遠心方向に離れた位置で前記胴体部の前記一側壁に一体に形成された係合部を備え、
    前記係合部は、前記胴体部の前記一側壁に一体に立設された縦壁部と、該縦壁部の先端に易変形部を介して一体に形成された、前記取付筒部の内側に前記管状首部が挿入される際に該取付筒部の先端で押圧されることで該縦壁部と該管状首部との間に入り込むように揺動可能な係合片とを有し、
    前記係合片は、前記取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持されることで該取付筒部に対する前記レゾネータの結合状態を維持する、被挟持部を有していることを特徴とするレゾネータ。
  2. 前記管状首部の外周面に保持され、前記取付筒部の内側に該管状首部が挿入されて該取付筒部に前記レゾネータが取り付けられた状態で、該取付筒部の内周面と該管状首部の外周面との間で弾性変形しつつ圧縮される環状のシール弾性部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のレゾネータ。
  3. 前記レゾネータのうち、前記胴体部の少なくとも一部、前記管状首部及び前記係合部は、射出成形により一体成形された射出成形品部よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載のレゾネータ。
  4. 内部に共鳴室を有する胴体部と、該胴体部の吸気ダクト側の一側壁に形成され、該共鳴室と吸気ダクト内とを連通する管状首部とを備えた合成樹脂製のレゾネータを、合成樹脂製の該吸気ダクトに取り付ける取付構造であって、
    前記吸気ダクトの側壁に形成され、前記管状首部が内側に挿入される取付筒部と、
    前記管状首部の外周面から遠心方向に離れた位置で前記胴体部の前記一側壁に一体に形成された係合部と、
    前記取付筒部の内周面と前記管状首部の外周面との間で弾性変形しつつ圧縮される環状のシール弾性部材とを備え、
    前記係合部は、前記胴体部の前記一側壁に一体に立設された縦壁部と、該縦壁部の先端に易変形部を介して一体に形成された、前記取付筒部の内側に前記管状首部が挿入される際に該取付筒部の先端で押圧されることで該縦壁部と該管状首部との間に入り込むように揺動可能な係合片とを有し、
    前記係合片は被挟持部を有し、該被挟持部が前記取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持されることにより、該取付筒部に対する前記レゾネータの結合状態が維持されることを特徴とするレゾネータの取付構造。
  5. 前記取付筒部は、先端側の外周面から遠心方向に突出し、前記取付筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持された前記被挟持部の先端面に係止可能な係止突起部を有していることを特徴とする請求項4に記載のレゾネータの取付構造。
  6. 前記取付筒部は、先端側に向かうに連れて径が徐々に大きくされたテーパ部と、該テーパ部の先端に形成され、前記係合部の前記縦壁部と共に前記係合片の前記被挟持部を挟持する直状筒部とを有し、
    前記係合片は、前記被挟持部が前記直状筒部の外周面と前記縦壁部との間で挟持された状態で、前記テーパ部の外周面と係止可能な係止傾斜部を有していることを特徴とする請求項4又は5に記載のレゾネータの取付構造。
  7. 前記レゾネータのうち、前記胴体部の少なくとも一部、前記管状首部及び前記係合部は、射出成形により一体成形された射出成形品部よりなることを特徴とする請求項4乃至6のうちのいずれか一つに記載のレゾネータの取付構造。
JP2007293269A 2007-11-12 2007-11-12 レゾネータ及びその取付構造 Pending JP2009121248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007293269A JP2009121248A (ja) 2007-11-12 2007-11-12 レゾネータ及びその取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007293269A JP2009121248A (ja) 2007-11-12 2007-11-12 レゾネータ及びその取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009121248A true JP2009121248A (ja) 2009-06-04

Family

ID=40813683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007293269A Pending JP2009121248A (ja) 2007-11-12 2007-11-12 レゾネータ及びその取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009121248A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132250A (ja) * 2014-01-16 2015-07-23 小島プレス工業株式会社 過給器付きエンジン用消音器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132250A (ja) * 2014-01-16 2015-07-23 小島プレス工業株式会社 過給器付きエンジン用消音器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140199116A1 (en) Plug-in coupling and method for the production thereof
KR101745137B1 (ko) 차량용 에어덕트
JP2003247465A (ja) エア・フィルター及び吸気ダクト並びにエア・フィルターと吸気ダクトから成る組立体
JP5517563B2 (ja) 燃料タンク内の支柱の締結構造
JPWO2018109890A1 (ja) 筒形防振装置
JP2009121248A (ja) レゾネータ及びその取付構造
JP2009108816A (ja) レゾネータの取付構造
JP6579847B2 (ja) ダクト組付構造
JP4944805B2 (ja) 空気ダクトへの部材取り付け構造
JP2007211622A (ja) 外気導入ダクト
JP2008064204A (ja) ガスケット
JP5477663B2 (ja) ダクト
JP6912958B2 (ja) パイプ構造
JP2004211849A (ja) 樹脂ブーツ組立体
JPH0388952A (ja) エアクリーナホース・レゾネータ締結構造
JP2010024978A (ja) エアクリーナのケース及びエアクリーナ
KR102468298B1 (ko) 진공 밸브체
JP6830428B2 (ja) 吸気ダクト
JP3198870B2 (ja) レゾネータ及び分岐管の接続構造
KR101183250B1 (ko) 공기흡입덕트
JP2006258208A (ja) 衝撃吸収中空部材
JP2007113706A (ja) ジョイントブーツ
JP2005256745A (ja) レゾネータの取付構造
JP2008020074A (ja) 樹脂ブーツ組立体
KR101726171B1 (ko) 에어 인테이크 호스