JP2009120074A - 洗車機の緊急停止装置 - Google Patents

洗車機の緊急停止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009120074A
JP2009120074A JP2007297378A JP2007297378A JP2009120074A JP 2009120074 A JP2009120074 A JP 2009120074A JP 2007297378 A JP2007297378 A JP 2007297378A JP 2007297378 A JP2007297378 A JP 2007297378A JP 2009120074 A JP2009120074 A JP 2009120074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car wash
detection
wash machine
emergency stop
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007297378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4893597B2 (ja
Inventor
Tatsuya Yamamoto
達也 山本
Kunio Osada
邦夫 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2007297378A priority Critical patent/JP4893597B2/ja
Publication of JP2009120074A publication Critical patent/JP2009120074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893597B2 publication Critical patent/JP4893597B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

【課題】障害物を確実に検出でき、現地取り付けを容易にするとともに、緊急時の動作不良を改善できる洗車機の緊急停止装置を提供することを目的とする。
【解決手段】洗車機の緊急停止装置10として、洗車機本体3より走行方向に突出する上部ブラケット13と、前記上部ブラケット13の先端部から床面近くの長さを有する棒状の検知バー14と、前記検知バー14を垂直に、且つ所定の外力が加わると傾くように先端部を支持し、前記検知バー14が傾いたことを検出する装置本体16を備える。この構成によれば、検知バー14は、床面近くの長さを有することにより、床面に置かれた高さの低い障害物でも確実に検出でき、洗車機本体3を確実に非常停止でき、また検知バー14は所定の外力が加わるまで傾かないことにより、風や振動等により動作(検出)してしまうことを回避でき、緊急停止装置10の動作不良を改善できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば給油所に設置され、被洗浄車両を洗車する洗車機の緊急停止装置に関するものである。
従来の洗車機の緊急停止装置の一例として、特許文献1に緊急停止機構が開示されている。
この緊急停止機構について説明する。緊急停止機構は、装置本体と上部ブラケットと下部ブラケットとワイヤから構成されており、前記装置本体は、洗車機本体の側面上部に固定され、その内部には、前記上部ブラケットを上下方向に回転自在に支持する支軸と、上部ブラケットに一端が固定され、上部ブラケットを水平に支持するばね体と、このばね体により上部ブラケットが水平に支持されているとき上部ブラケットを検出してオン(動作状態)となる近接スイッチ(電気式スイッチ手段の一例)が設けられている。また前記上部ブラケットは棒状の形状をしており、装置本体から洗車機本体の移動方向へ突出し、装置本体の支軸を支点として上方へ支持され上下に揺動可能とされている。また前記下部ブラケットは上部ブラケットより短く、棒状の形状をしており、上部ブラケットに対向して洗車機本体の側面下部から洗車機本体の移動方向へ突出して固定されている。また前記ワイヤは、上部ブラケットと下部ブラケットの外方先端間に斜めに張設されている。
上記緊急停止機構によれば、ワイヤが障害物と接触する等してワイヤが引っ張られると、上部ブラケットが下方へ引っ張られて近接スイッチがオン(動作状態)からオフ(非動作状態)となる構成となっており、洗車機本体の走行に伴い、近接スイッチがオフとなると、洗車機本体が障害物等に接触したと判断して洗車機本体の走行が緊急停止され、障害物の安全が図られ、接触による洗車機本体および障害物の損傷が回避されている。
特開2003‐276577号公報
しかしながら、上記緊急停止機構の構成によれば、床面上に高さが低い障害物(例えば清掃用具や踏台等)が置かれた場合、洗車機本体の走行に伴い、下部ブラケットがワイヤより先に障害物と接触し、障害物を検知しない恐れがあった。
また、洗車機本体の運搬上、緊急停止機構は別送りとなるため、現地にて洗車機本体を設置する際に緊急停止機構の取り付けが行われる。そのため、トラックから洗車機本体の荷卸し中に洗車機本体の底面に下部ブラケットを組み付けする必要があり、また、上部ブラケットから下部ブラケットに取り付けられるワイヤのテンション(張力)を現地にて調整しなければならず、また、緊急停止機構は洗車機本体の前後左右の計4箇所に取り付けられるため、これらは作業員に大きな負担となっている。
そこで、本発明は、床面上に置かれた高さが低い障害物を確実に検出でき、現地取り付けを容易にするとともに、緊急時の動作不良を改善できる洗車機の緊急停止装置を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被洗浄車両を跨ぎ、走行しながら前記被洗浄車両の洗車を実行する洗車機本体に備えられる洗車機の緊急停止装置であって、前記洗車機本体より走行方向に突出するアーム部と、前記アーム部の先端部から垂直方向に床面近くまでの長さを有する棒状の検知体と、前記アーム部の先端に配置され、前記検知体を垂直に且つ所定以上の外力が加わると傾くようにその先端部を支持するとともに、前記検知体が傾いたことを検出する検出部を備え、前記検出部により検知体が傾いたことを検出することにより洗車機本体を非常停止させることを特徴とするものである。
上記構成によれば、洗車機本体の走行に伴い、洗車機本体の進行方向にある障害物と検知体が接触し、所定以上の外力が加わることにより検知体が傾き、検出部により検知体が傾いたことが検出されると、障害物と接触したと判断されて、洗車機本体が非常停止される。このとき検知体は、床面近くまでの長さを有していることにより、高さの低い障害物であっても接触し、検出される。また例えば風や振動等の所定以上の外力より小さな外力が検知体に加わっても検知体は傾かず、よって洗車機の緊急停止装置の動作不良が改善される。また現地にて洗車機本体を組み付ける際に、洗車機本体の上部にアーム部を介して検出部および検知体を組み付ければ良く、組み付け作業員の負担が軽減される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記検出部は、前記アーム部の先端に配置され、底面に前記検知体の上端部が挿入される孔が形成された箱状の本体と、前記本体内上部に設けられ、前記孔より前記本体に挿入される前記検知体の上端を中心として配置される少なくとも2個の柱状、あるいは1個のリング状の弾性体と、前記検知体の上端と前記弾性体の下端とを連結する連結部材と、前記連結部材と前記本体の底面との間に設けられ、前記孔の直径より大きい直径を有し、前記孔に挿入される前記検知体の上端を揺動自在に支持する球体ジョイントと、前記検知体の先端部が前記中心の位置より揺動したことにより、前記検知体が傾いたことを検出する傾き検出器とから構成され、
前記検知体は、前記球体ジョイントにより前記本体の底面に揺動自在に支持され、垂直方向以外の方向から加わる所定以上の外力により傾くと、前記傾き検出器により前記検知体が前記障害物と接触したことが検出され、前記外力が無くなると、前記弾性体により元の垂直な姿勢に戻ることを特徴とするものである。
上記構成によれば、洗車機本体の走行に伴い、洗車機本体が進行方向にある障害物、あるいは進行方向外より向かって来る障害物と接触し、弾性体と連結部材を介して連結される検知体に所定以上の外力が加わることにより検知体が傾き、傾き検出器により前記検知体が傾いたことが検出されると洗車機本体が非常停止される。また例えば、風や振動等の所定以上の外力より小さな外力が検知体に加わっても、検知体が連結部材を介して弾性体に連結されているため検知体が垂直な姿勢に支持され、よって洗車機の緊急停止装置の動作不良が改善される。
また検知体が球体ジョイントを介して本体の底面に設けられているため、検知体は垂直軸と直行する360度方向からの所定以上の外力により傾けられる。また、検知体は障害物が排除された場合に弾性体により垂直な姿勢に戻される。また、現地にて洗車機本体を組み付ける際に、洗車機本体の上部にアーム部を介して事前に組み付けられた、本体,検知体,傾き検出器,弾性体,球体ジョイントを取り付ければ良く、作業員の負担が軽減される。
また請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、前記検知体が傾く所定の外力は、前記弾性体の弾性を変化させることにより、設定可能なことを特徴とするものである。
上記構成によれば、検知体の傾く所定の外力が弾性体の弾性を変化させることにより設定される。
また請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記検知体が柔らかな樹脂によりコーティングされていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、検知体と障害物が接触しても、検知体が柔らかな樹脂によりコーティングされているため、障害物への損傷が防止される。
本発明の緊急停止装置によれば、洗車機本体の走行に伴い、検知体が進行方向にある障害物あるいは進行方向外より向かって来る障害物と接触し、検知体に所定以上の外力が加わると、この検知体が傾き、傾き検出器により検知体の傾きを検出できる。このとき検知体が、床面近くまでの長さを有しているので、高さの低い障害物であっても接触し、確実に検出できる。また、風や振動等の所定の外力より小さな外力が検知体に加わっても、検知体が弾性体に連結されているため傾かず垂直な姿勢に支持されることにより、洗車機の緊急停止装置の動作不良を改善できる。
また、現地にて洗車機本体をトラックより搬出する際に、洗車機本体にアーム部を取り付け、このアーム部を介して事前に組み付けられた、本体,検知体,傾き検出器,弾性体,球体ジョイントを取り付ければ良く、従来のように現地において作業員による調整が不要なため作業員の負担を軽減できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2〜図4は、本発明の実施の形態における洗車機の正面図、側面図、平面図である。
本発明の実施の形態における洗車機は、車両1を跨ぎ、走行レール2に沿って走行しながら車両1の洗車を実行する洗車機本体3を備え、この洗車機本体3は、車両1をブラッシングする洗浄手段としてトップブラシ4,サイドブラシ5およびロッカーブラシ6を備え、また空気を噴出して車両1を乾燥する乾燥手段としてトップノズル7,サイドノズル8およびブロワ装置9を備え、さらに洗浄水、あるいは洗剤、あるいはワックス液を車両1に噴霧するスプレー装置(図示せず)と、洗車機本体3を走行駆動する駆動手段(図示せず)と、緊急停止装置10と、車高センサ37を備え、またこれら洗浄手段,乾燥手段,スプレー装置,駆動手段,緊急停止装置10,車高センサ37に接続され、洗車機本体3を制御する制御手段11を備えている。
また洗車機本体3の正面側部に制御盤11Aが設けられている。この制御盤11Aの表面には、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作パネル12が配置され、内部には、マイクロコンピュータからなる上記制御手段11が配置されている。
また前記車高センサ37は、洗車機本体3の上部に設けられ、車両1の車高を検出するソニックセンサからなり、洗車機本体3の走行に伴い検出される車両1の車高を制御手段11へ出力している。
前記緊急停止装置10は、洗車機本体3の上部4隅に配置され、各緊急停止装置はそれぞれ、洗車機本体3の進行方向へ突出して配置される上部ブラケット(アーム部の一例)13と、この上部ブラケット13の先端部から垂直方向に床面近くまでの長さを有する棒状の検知バー(検知体の一例)14と、上部ブラケット13の先端に配置され、検知バー14を垂直に、且つ所定以上の外力が加わると傾くように、その先端部を支持するとともに、検知バー14が傾いたことを検出する装置本体(検出部の一例)16から構成されている。
図1に示すように、前記装置本体16は、前記上部ブラケット13の外側の先端部に、垂直方向(上下方向)および四方を板状のカバー体17から形成される箱状の本体(以下箱体と称す)18を有し、すなわち洗車機本体3の側面上部に洗車機本体3の進行方向に突出する上部ブラケット13を介して箱体18が固定されている。また、箱体18の底面を形成するカバー体17aの中心部に、下方より検知バー14が挿入される孔19が形成されている。また箱体18の上面を形成するカバー体17bの内方に、近接スイッチ(傾き検出器の一例)15が前記孔19より挿入される検知バー14の先端と対向するように配設され、この近接スイッチ15を囲むように3個(少なくとも2個の一例)の柱状の弾性樹脂(弾性体の一例)20が配設されている。
また箱体18内には、孔19より箱体18に挿入される検知バー14の上端側を中心に配置して、検知バー14の上端と弾性樹脂20とを連結する円盤状の連結部材21が設けられ、すなわち検知バー14の先端部14aが円盤状の連結部材21の中心を貫き、この検知バー14の先端部14aを囲むように3個の柱状の弾性樹脂20を設け、近接スイッチ15と検知バー14の先端部14aが対向するように配設されている。前記近接スイッチ15は、検知バー14が障害物との接触により傾くと、検出信号がオン(検出状態)からオフ(非検出状態)に切り換わるよう構成されている。また、検知バー14は、前記箱体18に挿入される部分を除いて、その全体が柔らかな樹脂14bによりコーティングされている。
前記連結部材21と箱体18の底面を形成するカバー体17aとの間に、孔19の直径よりも大きな球体ジョイント22が設けられている。検知バー14はこの球体ジョイント22の中心部を貫き球体ジョイント22に揺動自在に支持されている。また検知バー14の先端部14aには、近接スイッチ15に検出される被検出体23が設けられている。
このような緊急停止装置10の構成により、検知バー14が障害物に接触していない状態では、検知バー14が球体ジョイント22と連結部材21を介して弾性樹脂20に支持されて、検知バー14が装置本体16より抜け落ちることなく、垂直な姿勢に支持され、近接スイッチ15は被検出体23を検出しているためオンとなっている。また検知バー14が障害物と接触して所定以上の外力が加わると、すなわち弾性樹脂20により垂直な姿勢に支持されている検知バー14に、弾性樹脂20が検知バー14を垂直な姿勢に支持する力より大きな力が加わると、検知バー14が球体ジョイント22の中心部を支点に傾き、近接スイッチ15は被検出体23を検出できずにオフとなる。
前記所定の外力とは、検知バー14を垂直な姿勢に支持する弾性樹脂20の力に対して、検知バー14を垂直な姿勢より揺動させ、近接スイッチ15がオフするまで傾ける力であって、弾性樹脂20の弾性を変化させることにより設定される。
また、現地にて洗車機本体3をトラックより搬出する際に、洗車機本体3の上部4隅に上部ブラケット13を取り付け、この上部ブラケット13を介して事前に組み付けられた、箱体18,検知バー14,近接スイッチ15,弾性樹脂20,球体ジョイント22を取り付ければ、緊急停止装置10が洗車機本体3に組み付けられる。
また、障害物と接触して傾いている検知バー14より障害物が取り除かれると、弾性樹脂20の検知バー14を垂直な姿勢に支持しようとする力によって、検知バー14は垂直な姿勢に戻される。
前記制御手段11と4台の前記各緊急停止装置10の近接スイッチ15の回路図を図5に示す。図5において、24は制御手段(マイクロコンピュータ)11の入力基板、25は制御手段11の出力基板であり、出力基板25の出力端子KT0に、近接スイッチ15へ電源を供給する電源ラインを入り切りするリレイRY−Aの励磁コイルが接続されている。また各近接スイッチ15にそれぞれ、リレイRY−Aのa接点を介して電源ラインが接続され、また各近接スイッチ15の出力部にそれぞれ近接スイッチ15がオン(動作状態)のときに動作するリレイRY−1,RY−2,RY−3,RY−4の励磁コイルが接続されている。
また、これらリレイRY−A、RY−1,RY−2,RY−3,RY−4のa接点が直列に接続されて入力基板24の入力端子KT1に接続され、またRY−1,RY−2,RY−3,RY−4のa接点が並列に接続され、この並列回路にリレイRY−Aのb接点が直列に接続されて入力基板24の入力端子KT2に接続されている。
上記回路構成により、出力基板25(制御手段11)の出力端子KT0の出力信号がオンとされてリレイRY−Aが励磁され、リレイRY−Aのa接点がオン、すなわち各近接スイッチ15へ電源が供給されているとき、近接スイッチ15の検出信号の論理積信号が入力基板24(制御手段11)の入力端子KT1へ入力され、出力基板25の出力端子KT0の出力信号がオフとされてリレイRY−Aが無励磁となり、リレイRY−Aのb接点がオン、すなわち各近接スイッチ15へ電源が切断されているとき、近接スイッチ15の検出信号の論理和信号が入力基板24(制御手段11)の入力端子KT2へ入力される。
前記制御手段11による洗車開始前の洗車機の動作を図6のフローチャートにしたがって説明する。まず、出力基板25の出力端子KT0の出力信号をオンとしてリレイRY−Aを励磁し、リレイRY−Aのa接点をオンとして各近接スイッチ15へ電源を供給する(ステップ−1)。そして、入力基板24の入力端子KT1へ入力される近接スイッチ15の検出信号の論理積信号がオン、すなわち全ての近接スイッチ15がオンで何ら障害物を検出していない状態であるかを確認し(ステップ−2)、確認すると操作パネル12の起動操作スイッチ(スタート釦)を点滅させ(ステップ−3)、続いて操作パネル12のスタート釦が操作されると(ステップ−4)、再び近接スイッチ15の検出信号の論理積信号がオンかどうかを確認する(ステップ−5)。
上記近接スイッチ15の検出信号の論理積信号がオンではないとき、すなわち近接スイッチ15が1台でもオフ(不動作状態)で障害物を検出しているとき、洗車開始(スタート)を停止し、洗車スタート前にエラーが発生していることを報知して(ステップ−6)、終了する。
また、ステップ−5において、近接スイッチ15の検出信号の論理積信号がオンのとき、タイマーをスタートさせ(ステップ−7)、出力基板KT0からリレイRY−Aへの出力信号をオフとしてリレイRY−Aを無励磁とし、リレイRY−Aのa接点をオフとして各近接スイッチ15への供給電源を切断する(ステップ−8)。そして、入力基板24の入力端子KT2へ入力される近接スイッチ15の検出信号の論理和信号がオフ、すなわち近接スイッチ15への電源が切断されているときに近接スイッチ15のうち1台でも動作していない状態であるかを確認する(ステップ−9)。近接スイッチ15の検出信号の論理和信号がオン、すなわち近接スイッチ15への電源が切断されているときに近接スイッチ15のうち1台でも動作しており、異常が発生して状態のとき、タイマーのカウント時間tが予め設定されたタイマー設定時間Tに達しているかを確認し(ステップ−10)、タイマー設定時間Tに達していると、ステップ−6を実行して洗車開始(スタート)を停止し、エラーが発生していることを報知する。
また、ステップ−9において、近接スイッチ15の検出信号の論理和信号がオフのとき、出力基板25の出力端子KT0の出力信号をオンとしてリレイRY−Aを励磁して、再び各近接スイッチ15へ電源を供給して正常な状態に戻し(ステップ−11)、入力基板24の入力端子KT1へ入力される近接スイッチ15の検出信号の論理積信号がオンかどうかを再確認し(ステップ−12)、この論理積信号がオフのとき、タイマーのカウント時間値tが予め設定されたタイマー設定時間Tに達しているかを確認し(ステップ−13)、タイマー設定時間Tに達していると、ステップ−6を実行して洗車開始(スタート)を停止し、エラーが発生していることを報知する。
上記ステップ−12において論理積信号がオンのとき、洗車をスタートさせる。洗車がスタートした後は、制御手段11は、出力基板25の出力端子KT0の出力信号を常時オンとしてリレイRY−Aを常時励磁し、リレイRY−Aを常時オンとして各近接スイッチ15へ電源を供給し、入力基板24の入力端子KT1へ入力される近接スイッチ15の検出信号の論理積信号がオフ、すなわち近接スイッチ15が1台でもオフ(不動作状態)となり障害物を検出したことが確認すると、洗車機本体3の走行を停止させる。
以上のように本実施の形態によれば、洗車機本体3の走行に伴い、洗車機本体3が進行方向にある障害物あるいは進行方向外より向かって来る障害物と接触し、弾性樹脂20と連結部材21を介して連結されている検知バー14に所定以上の外力が加わると、この検知バー14が傾き、近接スイッチ15と対向する検知バー14の被検出体23が近接スイッチ15により検出されず近接スイッチ15がオフとなり、洗車機本体3が非常停止される。このとき検知バー14の下端が床面近くまで延びていることにより、床面に高さが低い障害物が置かれているときにも、障害物を確実に検知でき、洗車機本体3を非常停止することができる。また風や振動等の所定の外力より小さな外力が検知バー14に加わっても、検知バー14が弾性樹脂20に連結されているため傾かず垂直方向に支持されることにより、洗車機の緊急停止装置10の動作不良を改善できる。また、障害物と接触して傾いている検知バー14より障害物が取り除かれると、弾性樹脂20の検知バー14を垂直な姿勢に支持しようとする力によって、検知バー14は垂直な姿勢に戻されるため、障害物が排除された場合に検知バー14を垂直な姿勢に戻し、支持することができる。
また本実施の形態によれば、現地にて洗車機本体3をトラックより搬出する際に、洗車機本体3の上部4隅に上部ブラケット13を取り付け、この上部ブラケット13を介して事前に組み付けられた、装置本体16,検知バー14,近接スイッチ15,弾性樹脂20,球体ジョイント22を取り付ければ良く、従来のように現地において作業員による調整が不要なため作業員の負担を軽減できる。
また本実施の形態によれば、検知バー14と障害物が接触しても、検知バー14が柔らかな樹脂14bによりコーティングされているため、障害物への損傷を防止できる。
また本実施の形態によれば、検知バー14が球体ジョイント22の中心を貫いて箱体の底面カバー体と連結部材21に設けられているため、検知バー14を垂直方向と直行する360度方向からの所定以上の外力により傾けることができる。
また本実施の形態によれば、検知バー14が垂直方向にある場合に近接スイッチ15が検知バー14を検出していることを出力している状態(検出状態)にあり、検知バー14が垂直方向より傾いた場合に近接スイッチ15が出力を停止する状態(非検出状態)にあるため、近接スイッチ15が不良であって動作しない場合に、洗車機本体3と障害物が衝突しても緊急停止できずに、障害物と衝突した後も洗車機本体3を走行させてしまうことを回避することができる。
なお、本発明の実施の形態では、検知バー14を垂直な姿勢に支持する弾性樹脂20が、検知バー14の先端部14aを囲むように、柱状のものが3個設けられているが、この弾性樹脂20は、検知バー14の先端部14aを囲むように、リング状に形成される1個の弾性樹脂20でもよく、リング状にすることにより、より安定して検知バー14を垂直な姿勢に支持することができる。
また本実施の形態では、洗車機本体3の前後左右の4隅に緊急停止装置10を設けているが、緊急停止装置10を設置する各方向への障害物に対する配慮が不要のとき、緊急停止装置10を1台のみあるいは前後に1台づつ等、設置することも可能である。
また本実施の形態では、傾き検出器として近接スイッチ15を使用しているが、近接スイッチ15に限ることなく、供給電源が必要な電気式スイッチ手段であればよく、光電スイッチや磁気センサなどを使用することができる。
また本実施の形態では、箱体18内に、孔19より箱体18に挿入される検知バー14の上端側を中心に配置して、検知バー14の上端と弾性樹脂20とを連結する円盤状の連結部材21が設けられているが、円盤状の連結部材21に限ることなく、検知バー14と弾性樹脂20を連結すればよく、例えば箱体18の上面を形成するカバー体17bに配設される弾性樹脂20の数や形状に合わせ、三角形等の多角形状の連結部材21を設けることができる。
また本実施の形態では、緊急停止装置10は洗車機本体3の上部4隅に配設され、洗車機本体3の走行にともなって、検知バー14と障害物が接触すると洗車機本体3を非常停止するものであるが、従来設けられている車幅センサの代わりに、検知バー14を洗車機本体3の正面で、且つ車両1の洗車不能な車幅の位置(例えば、洗車機本体3に装備された機器に車両1の側面が接触する位置)に配置し、車両1の洗車を開始した洗車機本体3の走行に伴い、検知バー14が車両1と接触すると洗車機本体3を非常停止させ、車両1のドライバーに車両1の停止位置がずれていること、あるいは車両1が洗車不能な車幅の車両1であることを報知することもできる。
従来の車幅センサの多くは、光電センサから形成されるため、ドライバーが車両1を洗車機本体3にセットする際に、目視により洗車可能な車両1の車幅を確認することができず、そのため、洗車機本体3の走行経路に対して車両1がずれてセットされてしまうことがあり、また車両1の形状の多様化により、車両1の垂直方向での車幅の違いが大きくなっており、車両1が洗車可能な車幅であるかを検出するために垂直方向に多数の光電センサを配設させても、突起を検出することができず、洗車機本体3が非常停止されず、洗車機本体3と車両1による接触が発生している。
緊急停止装置10を車幅センサとして使用する一例を図7に示す。緊急停止装置10の検知バー14が、洗車不能な車両1の車幅の位置にて、洗車機本体3の正面上部に設けられ、また緊急停止装置10の近接スイッチ15が制御手段11に接続されている。
緊急停止装置10を車幅センサとして使用するときの作用を説明する。
上記洗車機本体3に車両1の洗車を開始する指令が入力されると、洗車機本体3が、その正面側に停車された車両1に向かって走行を開始する。その際に、従来のようにソニックセンサからなる車高センサ37にて車両1の車高を検出し、車両1の車高が洗車可能な車高であれば洗車機本体3の走行が継続される。その後、洗車機本体3の走行にともなって車両1が検知バー14と接触せず、検知バー14の間を通過すると、車両1の車幅が洗車可能な車幅であるため、洗車機本体3により車両1の洗車が開始され、車両1と検知バー14が接触すると、検知バー14が垂直方向より傾き近接スイッチ15がオフとなり、車両1の車幅が洗車不可能な車幅である、あるいは車両1の停車位置が洗車不可能な停車位置であるため洗車機本体3が非常停止される。
このように、車両1の洗車を開始した洗車機本体3の走行に伴い、検知バー14が車両1と接触すると洗車機本体3を非常停止させ、車両1が洗車機本体3の機器と接触する恐れを回避できる。また、検知バー14により車両1の車幅の方向の停止位置をドライバーに目視にて報知することができる。
本実施の形態における緊急停止装置の要部構成図である。 本実施の形態における洗車機の正面図である。 同洗車機の側面図である。 同洗車機の平面図である。 本実施の形態における緊急停止装置と制御手段の回路図である。 本実施の形態における制御手段の動作を示すフローチャートである。 他の形態における洗車機の正面図である。
符号の説明
1 車両
3 洗車機本体
10 緊急停止装置
11 制御手段
13 上部ブラケット(アーム部)
14 検知バー(検知体)
14b 樹脂
15 近接スイッチ(傾き検出器)
18 箱体(本体)
20 弾性樹脂(弾性体)
21 連結部材
22 球体ジョイント
23 被検出体

Claims (4)

  1. 被洗浄車両を跨ぎ、走行しながら前記被洗浄車両の洗車を実行する洗車機本体に備えられる洗車機の緊急停止装置であって、
    前記洗車機本体より走行方向に突出するアーム部と、
    前記アーム部の先端部から垂直方向に床面近くまでの長さを有する棒状の検知体と、
    前記アーム部の先端に配置され、前記検知体を垂直に且つ所定以上の外力が加わると傾くようにその先端部を支持するとともに、前記検知体が傾いたことを検出する検出部
    を備え、
    前記検出部により検知体が傾いたことを検出することにより洗車機本体を非常停止させること
    を特徴とする洗車機の緊急停止装置。
  2. 前記検出部は、
    前記アーム部の先端に配置され、底面に前記検知体の上端部が挿入される孔が形成された箱状の本体と、
    前記本体内上部に設けられ、前記孔より前記本体に挿入される前記検知体の上端を中心として配置される少なくとも2個の柱状、あるいは1個のリング状の弾性体と、
    前記検知体の上端と前記弾性体の下端とを連結する連結部材と、
    前記連結部材と前記本体の底面との間に設けられ、前記孔の直径より大きい直径を有し、前記孔に挿入される前記検知体の上端を揺動自在に支持する球体ジョイントと、
    前記検知体の先端部が前記中心の位置より揺動すると、前記検知体が傾いたことを検出する傾き検出器
    から構成され、
    前記検知体は、前記球体ジョイントにより前記本体の底面に揺動自在に支持され、垂直方向以外の方向から加わる所定以上の外力により傾くと、前記傾き検出器により前記検知体が前記障害物と接触したことが検出され、前記外力が無くなると、前記弾性体により元の垂直な姿勢に戻ること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機の緊急停止装置。
  3. 前記検知体が傾く所定の外力は、前記弾性体の弾性を変化させることにより、設定可能なこと
    を特徴とする請求項2に記載の洗車機の緊急停止装置。
  4. 前記検知体が柔らかな樹脂によりコーティングされていること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の洗車機の緊急停止装置。
JP2007297378A 2007-11-16 2007-11-16 洗車機の緊急停止装置 Expired - Fee Related JP4893597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007297378A JP4893597B2 (ja) 2007-11-16 2007-11-16 洗車機の緊急停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007297378A JP4893597B2 (ja) 2007-11-16 2007-11-16 洗車機の緊急停止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009120074A true JP2009120074A (ja) 2009-06-04
JP4893597B2 JP4893597B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=40812715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007297378A Expired - Fee Related JP4893597B2 (ja) 2007-11-16 2007-11-16 洗車機の緊急停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893597B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101664386B1 (ko) * 2015-05-01 2016-10-10 디와이 주식회사 브러시의 틸팅을 가능하게 한 자동세차기용 브러시장치
KR20190142641A (ko) * 2018-06-18 2019-12-27 김천웅 노브러쉬형 세차장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062545A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Mk Seiko Co Ltd 洗車機
JP2007085954A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Daifuku Co Ltd 検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062545A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Mk Seiko Co Ltd 洗車機
JP2007085954A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Daifuku Co Ltd 検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101664386B1 (ko) * 2015-05-01 2016-10-10 디와이 주식회사 브러시의 틸팅을 가능하게 한 자동세차기용 브러시장치
KR20190142641A (ko) * 2018-06-18 2019-12-27 김천웅 노브러쉬형 세차장치
KR102093843B1 (ko) * 2018-06-18 2020-04-23 김천웅 노브러쉬형 세차장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4893597B2 (ja) 2012-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4893597B2 (ja) 洗車機の緊急停止装置
JP2006281436A (ja) 自動走行ロボットの持ち上がり感知装置
JP4007028B2 (ja) 洗車機
US7562413B2 (en) Compact vehicle wash system
JP3261418B2 (ja) 洗車機
JP2008074178A (ja) 洗車機の洗浄方法
JP4900223B2 (ja) 洗車機
JP4301198B2 (ja) 洗車機
KR100619753B1 (ko) 로봇청소기의 위치 알림 시스템 및 방법
KR100783156B1 (ko) 로봇청소기
JPH06321067A (ja) 洗車設備
JP3288012B2 (ja) フォークリフトの揚高検出装置及びフォークリフト
JP3739022B2 (ja) 自動洗車機における車体上面検出装置
JP6308174B2 (ja) 洗車機および洗車機の制御方法
KR100610962B1 (ko) 화물차량용 번호판의 클리닝 장치 및 방법
JP2990643B2 (ja) 洗車機の制御方法
JP3050106B2 (ja) 洗車機の制御方法
JP3865537B2 (ja) ワイパ装置
JPH11124016A (ja) 洗車設備
JPH02249520A (ja) 自走掃除機の自走制御方法
JP5016242B2 (ja) 表面性状測定装置、表面性状測定方法及び表面性状測定プログラム
JPH0752765A (ja) 洗車機の洗浄方法
JP2773566B2 (ja) 洗車機
KR20030037009A (ko) 반도체 제조용 스핀 스크러버
JPH1159341A (ja) 洗車設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4893597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees