JP2009120038A - 表皮加飾エアバッグカバー - Google Patents

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Kazushige Onishi
一茂 大西
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Abstract

【課題】皮革の貼り合わせの際に本体部の破断予定線との位置合わせが簡単で、見栄えよく、かつカバー本体表面を覆う皮革がカバー本体の破断予定線のとおりにカバー本体と一体にスムーズに展開することができるエアバッグカバーを提供する。
【解決手段】内部にエアバッグを収納し、破断予定線を有するエアバッグカバーであって、前記エアバッグカバーは本体とその表面を加飾する皮革を有し、前記破断予定線は少なくともエアバッグカバー外縁側で相互に略直角に接続する交点部を有するエアバッグカバーにおいて、該交点部のエアバッグカバー外縁側に破断予定線に沿って、破断予定線を越える破断を防止するステッチ5を設けたことを特徴とする表皮加飾エアバッグカバー。
【選択図】 図6

Description

本発明は、革張りして高級感を付与したエアバッグカバーがエアバッグ膨張時に予定したラインに沿って確実にスムーズに展開できる表皮加飾エアバッグカバーに関する。
従来エアバッグカバーの表面に皮革を貼り、その外観、触感を向上させたものがある。こうしたエアバッグカバーではエアバッグ膨張時に設計のとおりに展開するように設けた破断予定線の上にも皮革が覆い、その想定した破断を阻害することがあり、こうした問題を解決する提案もされている。
例えば、予め展開予定部に沿った形に皮革と、エアバッグカバーの本体部にスリットを形成し、該本体部の周縁部位を本体部のスリットを経て該皮革のスリット周縁部でくるむとともに、その上から破断可能な縫合糸で縫合するというものがある。また、このエアバッグカバーでは展開時に角部となる本体部のスリット周縁部位端面の感触を向上させるために軟質材を固着している(特許文献1)。
また、エアバッグの膨張時の展開をスムーズにするために、カバー本体の破断予定線上に、脆弱部であるステッチ部を施した皮革を該ステッチ部に位置あわせして貼合したものがある(特許文献2)。あるいは該脆弱部をミシン目を施すという提案もされている(特許文献3)。
特開平6−262998号公報 特開平9−183374号公報 特開平9−183375号公報
しかし、特許文献1に記載のスリット周縁部を縫合するものでは見栄え上折り返して縫う必要があり、盛り上がった状態となりこの点で見栄えは劣る。また、カバー本体のスリット周縁部を皮革のスリット周縁部でくるんで縫いつける作業は、予め破断予定線の形状に皮革を裁断してくるみ代を確保しておく必要があり、煩雑である。また、特許文献2,3に提案されたものでは、カバー本体部の破断予定線直上に皮革に設けた脆弱部を位置ズレなく貼合することが実際上難しい。
本願発明は、皮革の貼り合わせの際に本体部の破断予定線との位置合わせが簡単で、見栄えよく、かつカバー本体表面を覆う皮革がカバー本体の破断予定線のとおりにカバー本体と一体にスムーズに展開することができる表皮加飾エアバッグカバーを提供することを目的とするものである。
本発明者は、前記課題を解決するため、皮革張りエアバッグカバーとして、ステアリングホイールに取り付けるタイプのものを取り上げて鋭意検討した。そして、該タイプでは例えばH字状の破断予定線部を設けたものにあっては、エアバッグ膨張時にカバー本体の中央部に横断的に設けた破断予定線はその上に皮革が貼合されていても内部から押し上げる力が集中するので、破断予定線のとおりに破断しやすいこと、次いでカバー本体の周縁部側において縦断的に設けた破断予定線が破断することとなるが、この破断予定線は表面に皮革が貼合されていることにより開裂展開に対する抵抗がより強くなっているために、この際に前記中央部の破断予定線の急激な破断が前記の縦断的予定線を越えて「横走り」することがあること、そうした場合にはエアバッグの膨張は想定したとおりのものとはならず、また、そうしたエアバッグカバーが想定外に展開する状態ではカバー本体の一部が微小片となって飛散する恐れもあること等を確認した。
そこで、この中央部の横断的破断予定線と略直角に接続する縦断的破断予定線を越える想定外の破断を阻止する必要がある。本発明者は、鋭意検討した結果、この想定外の破断は、縦断的破断予定線の外側の表層の皮革にステッチを設けることで解決することができることを知見した。この知見に基づきさらに検討を続けて本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、
[1]内部にエアバッグを収納し、破断予定線を有するエアバッグカバーであって、 前記エアバッグカバーは本体とその表面を加飾する皮革を有し、前記破断予定線は少なくともエアバッグカバー外縁側で相互に略直角に接続する交点部を有するエアバッグカバーにおいて、該交点部のエアバッグカバー外縁側に破断予定線に沿って、破断予定線を越える破断を防止するステッチを設けたことを特徴とする表皮加飾エアバッグカバー、
[2]前記交点部の内側において、破断予定線の少なくとも一方の内側に沿ってステッチをさらに設けたことを特徴とする[1]記載の表皮加飾エアバッグカバー、
に関するものである。
本発明によれば、従来のようにカバー本体部にスリットを設けてその周縁部を皮革スリット周縁部でくるみ、縫合するというような煩雑な作業は不要であり、軟質材も不要である。また、カバー本体部の破断予定線と皮革の位置合わせは特に厳密さを要しない。単に、皮革をカバー本体に貼合するときに破断予定線の外側に(外縁側に)皮革に設けたステッチが配置されればよく、特に破断予定線の外縁側の端部に厳密に位置合わせする必要はない。要は、破断予定線を越える破断を実質的に防止するようにステッチを設ければよい。したがって、皮革にステッチを設ける位置合わせ、およびステッチを設けた皮革とカバー本体とを貼合する際の位置合わせは容易となり、作業効率を向上することができる。
本発明のエアバッグカバーは、上記のとおり、エアバッグカバーに皮革を貼合したタイプのものであって、表面に皮革を貼合しても、その展開性能に全く問題のないように皮革の所定箇所に破断予定線を越えて横走りすることを防止するステッチを設けたことが重要であり、その他の構成については特に制限はなく、従来の技術を適用することができる。
前記ステッチは、表層の皮革を強化しその引き裂き力の伝播を阻止する目できで設けるものであり、その目的に適合するようなステッチであればどのようなステッチでもよい。例えば、使用する糸の材質としては、例えばナイロン6、太さは8番手以上の太さ(太くなると番手を示す数字は小さくなる)のものを選択できる。その他に、前記と同等の強度のポリエステル糸、アクリル糸、混紡糸を使用できる。また、ステッチは、破断予定線を越える破断を防止し得るものであれば、種々のものを選択できるが、例えば意匠的にシンプルでクリーンな印象を与えるものとして本縫い(シンプルさの点では一重が二重よりも適する)を用いるのがよい。
以下に図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明のエアバッグカバーの斜視図で、図1中5は破断予定線を越える破断を防止するステッチを示す。図2は、図1に示すエアバッグカバーの表面層の加飾用表皮である皮革を示す。図2中、1は加飾用表皮である皮革、2はエンブレム、3はエンブレム取り付け用の穴を示す。また、図3は、表皮である皮革を除いたカバー本体の斜視図で、図3中4はエアバッグカバーの本体部に設けた縦方向の破断予定線であり、7は中央部横方向の破断予定線である。通常はその内部側から凹部として薄肉に形成されている。6は破断予定線の交点部を示す。図3に示すように、この交点部6は一般に横断方向の破断予定線と縦方向の破断予定線が略直角で接続している。前記ステッチ5は、この交点部6の外側、すなわちカバー本体の周縁部側にあって、皮革の下部のカバー本体に設けた破断予定線の対応位置の外側縁部もしくはそれより少し外側に形成される。このステッチ5は、エアバッグ膨張時にまず中央部の横断方向の破断予定線が破断し、その勢いで破断予定線を越えて横走りするのをこのステッチ5により強化された部位で食い止め、正規の予定線に沿って縦方向に破断がスムーズに進行するように促す作用を担うものである。
図4,5に示すものは、エアバッグ膨張時にエアバッグカバーが破断する状態を説明するもので、まず初期にカバー本体の中央部付近でから破断が生じ、中央部の表皮である皮革とともにエアバッグカバー本体部がめくれるように破断し、その破断が横断方向に進行する(図4)。そして縦方向の破断予定線との交点に達すると、ステッチ5により横方向の破断が阻止され、破断方向は縦方向に向かう(図5)。図6は、その際の破断状態を説明する部分詳細図である。図4〜6においてステッチ5は、破断部の縁部に存在する。
図7は、その他の実施例を説明するもので、前記ステッチ5と破断予定線を挟んで対向するように配設した内側ステッチ9を設けた態様を示す。この内側ステッチ9は、カバー本体の破断予定線の内側縁部を強化するものであり、このステッチ9により破断は相対的に一層脆弱部となる破断予定線に沿ってより確実に進行することができる。図8は、この内部ステッチを説明する図で、中央部の破断予定線の交点部を挟んで図面上で上方向のステッチと下方向のステッチとに分離独立している。 図8中、8は縫い目を示している。
皮革をカバー本体に取り付ける際には、カバー本体と皮革のエンブレム取り付け用の穴を合わせるように重ね、エンブレムの止着用ピンを差し込み固定する。この固定は本固定でも仮固定として後の工程で本固定を行ってもよい。止着用ピンの固定はエンブレムの材質により適当な方法によるが、例えば、樹脂製のエンブレムであれば止着用ピンを溶融させリベット頭状に潰す。いわゆる熱カシメによることができるし、また、薄アルミ板材の絞り加工品であれば、脚片である止着用ピンをステップル状に折り曲げるようにする。また、図示しないバックプレートの穴に止着用ピンの先端に設けた大径部を挿通させ係合するなどによってもよい。これにより、ステッチ5と破断予定線との位置関係が上記必要な精度で位置決めされ、皮革とカバー本体とを接着剤等により皺なく貼り合わせて本実施例のエアバッグカバーが製造される。
以上H字状の破断予定線を設けたタイプのエアバッグカバーについて説明してきたが、本発明の作用は、このタイプに限らず、片開きとなる態様でも同様である。要するに、破断予定線が相互に略直角に接続する交点部を有するエアバッグカバーであれば、同様に適用することができる。
本発明のエアバッグカバーの斜視図である。 図1に示すエアバッグカバーの表皮である皮革を示す図である。 表皮である皮革を除いたカバー本体の斜視図である。 エアバッグ膨張時にエアバッグカバーが破断する状態を説明するもので、まず初期にカバー本体の中央部付近でから破断が生じ、中央部の表皮である皮革とともにエアバッグカバー本体部がめくれるように破断し、その破断が横断方向に進行する状態を説明する図である。 破断が縦方向の破断予定線との交点に達して、ステッチ5により横方向の破断が阻止され、破断方向が縦方向に向かう状態を説明する図である。 図5に示す破断状態を説明する部分詳細図である。 他の実施例を示す図である。 内部ステッチが縦方向の上部と下部に分離していることを説明する図である。

Claims (2)

  1. 内部にエアバッグを収納し、破断予定線を有するエアバッグカバーであって、 前記エアバッグカバーは本体とその表面を加飾する皮革を有し、前記破断予定線は少なくともエアバッグカバー外縁側で相互に略直角に接続する交点部を有するエアバッグカバーにおいて、該交点部のエアバッグカバー外縁側に破断予定線に沿って、破断予定線を越える破断を防止するステッチを設けたことを特徴とする表皮加飾エアバッグカバー。
  2. 前記交点部の内側において、破断予定線の少なくとも一方の内側に沿ってステッチをさらに設けたことを特徴とする請求項1記載の表皮加飾エアバッグカバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010228695A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd 車両用エアバッグ装置
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