JP2009119981A - 側突対応エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のエアバッグ部分を重ねて設けないでも、エアバッグの突出量を大として、乗員の身体の所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減することが可能な側突対応エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】カーテンエアバッグ10は、連通した一続きのエアバッグ部分10a〜10fによって角型の渦巻き形状に形成されている。エアバッグ10の渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分10fの裏面を支持板13で支持させ、その支持板13をエアバッグ10の相対するエアバッグ部分10b,10d上に乗せて支持板13を支持させた。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両の側面衝突時等に車体側部と乗員との間に展開して、乗員の頭部や肩部等の上体の安全を確保するための側突対応エアバッグ装置に関する。
従来より、自動車のエアバッグ装置として、車両の側面衝突時等に、車体のルーフサイドレールや座席シートの背もたれ等に設置したエアバッグにインフレータからの圧力流体が流入して、エアバッグが膨脹して車体側部と運転者や同乗者等の乗員との間に展開し、展開したエアバッグが乗員の頭部や肩部等を受け止めることによって、乗員の安全を確保するようにした側突対応エアバッグ装置が知られており、既に使用されている。
このような側突対応エアバッグ装置として、エアバッグを車室窓側の第1エアバッグ部分(第1クッション部)とこれに重ね合わせて形成した車室内側寄りの小形の第2エアバッグ部分(第2クッション部)とで構成し、車両の側突時、インフレータからの圧力流体を第1エアバッグ部分から第2エアバッグ部分の順に流入させ、第1エアバッグ部分から第2エアバッグ部分を突出させることにより、第2エアバッグ部分で乗員の頭部を受け止めるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
米国特許第6851706明細書(図1)
しかしながら、上記特許の側突エアバッグ装置では、乗員の所定個所、例えば頭部を受け止めるために、基底となる第1エアバッグ部分上に第2エアバッグ部分を重ねて設けることによって、エアバッグの突出量を大にしており、エアバッグの展開に要するインフレータの圧力流体量が大になる問題があった。
したがって、本発明の課題は、複数のエアバッグ部分を重ねて設けないでも、エアバッグの突出量を大として、乗員の所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減可能とした側突対応エアバッグ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の発明は、インフレータと、エアバッグとを備え、前記インフレータからの圧力流体の流入によって前記エアバッグが膨張して、着座した乗員の上体と車体側部との間に展開することにより、前記車体側部と物体との衝突による前記上体への衝撃を緩和する側突対応エアバッグ装置において、前記エアバッグを、支持板によって裏面を支持されたエアバッグ部分を含む、複数の連通したエアバッグ部分から形成し、前記エアバッグが展開したときに、前記支持板で支持されたエアバッグ部分の突出量を大としたことを特徴とする。
第1の発明によれば、エアバッグに裏面を支持板によって支持されたエアバッグ部分を設けたので、インフレータからの圧力流体の流入によってエアバッグが膨張して展開したときに、支持板で裏面を支持されたエアバッグ部分を支持板と反対側に突出するように膨張させることができ、そのエアバッグ部分の突出量を大にすることができる。したがって、従来のように、複数のエアバッグ部分を重ねて設けないでも、エアバッグの突出量を大として、乗員の頭部などの所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減することができる。
第2の発明は、前記エアバッグを渦巻き形状に形成し、前記支持板を前記エアバッグ上に乗せた態様で、前記支持板により前記エアバッグの渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分の裏面を支持させたことを特徴とする。
第2の発明によれば、渦巻き形状に形成したエアバッグ上に支持板を乗せて支持板の裏面を支持させ、そのエアバッグで支持された支持板でエアバッグの渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分の裏面を支持させたので、該エアバッグ部分の突出量を大として、乗員の頭部などの所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減することができる。
第3の発明は、前記エアバッグを櫛歯状の分岐部を有する形状に形成し、前記支持板を前記エアバッグ上に載せた態様で、前記支持板により前記分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分の裏面を支持させたことを特徴とする。
第3の発明によれば、櫛歯状の分岐部を有する形状に形成したエアバッグ上に支持板を乗せて支持板の裏面を支持させ、そのエアバッグで支持された支持板で分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分の裏面を支持させたので、該エアバッグ部分の突出量を大として、乗員の頭部などの所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減することができる。
第4の発明は、前記エアバッグを櫛歯状の分岐部を有する形状に形成すると共に、前記分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分を長く設けて、その延長部が前記エアバッグ部分の延長部以外の部分に重なるように折り返し、前記支持板により少なくともその折り返した延長部の裏面を支持させたことを特徴とする
第4の発明によれば、櫛歯状の分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分の折り返した延長部の裏面を支持板で支持させたので、その中央側のエアバッグ部分の突出量を大として、乗員の頭部などの所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減することができる。
第5の発明は、前記エアバッグが前記乗員の頭部への衝撃緩和用のカーテンエアバッグであることを特徴とする。
第5の発明によれば、カーテンエアバッグにより乗員の頭部を受け止めて保護することができる。
第6の発明によれば、サイドエアバッグにより乗員の肩部、胸部及び腰部の少なくとも1つを受け止めて保護することができる。
本発明の側突対応エアバッグ装置によれば、複数のエアバッグ部分を重ねて設けないでも、エアバッグの突出量を大として、乗員の所定個所を受け止めて保護することができ、使用する圧力流体量も低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の側突対応エアバッグ装置の一実施形態に係るカーテンエアバッグ装置を自動車に取り付けた状態を示す説明図である。
図1に示すように、カーテンエアバッグ装置10Aは、破断可能な被覆材3にカーテンエアバッグ10を折り畳んで収容し、そのカーテンエアバッグ10の一端部、例えば後端部にインフレータ4を取り付けてなっており、車体1のルーフサイドレール2に沿った弓型形状に形成されている。このカーテンエアバッグ装置10Aは、ルーフサイドレール2に設けられた車体側取付部5に、被覆材3から突出したエアバッグ側取付片6をブラケット7を介してボルト止めし、車体1の後部のCピラー8にインフレータ4をこれを囲繞したブラケット9を介してボルト止めすることにより、ルーフサイドレール2に設置される。
カーテンエアバッグ装置10Aは、自動車の側面衝突や横転等を図示しないセンサが検知すると、センサからの検知信号によりインフレータ4が作動して高圧ガスを発生し、高圧ガスがカーテンエアバッグ10のチャンバに流入して、カーテンエアバッグ10が膨張する。これにより、カーテンエアバッグ10が、図1に2点鎖線10′で示すように、ルーフサイドレール2から下方向に伸張して、図示しない乗員の頭部と車体1の側部との間に展開し、乗員の頭部を受け止めるようになっている。
図2に、本実施形態のカーテンエアバッグ装置におけるカーテンエアバッグを示す。カーテンエアバッグは展開されており、図2(a)はカーテンエアバッグのチャンバを露出させて示す断面図、図2(b)は図2(a)のA−A線矢視図、図2(c)は図2(a)のB−B線矢視図である。
図2に示されるように、本実施形態のカーテンエアバッグ10は、連通した一続きのエアバッグ部分10a,10b,10c,10d,10e,10fによって角型の渦巻き形状に形成されている。エアバッグ10の外周部は、非膨張部11によって囲まれ、非膨張部11に車両のサイドルーフレールへの図示しない取付片(図1の取付片6)が設けられている。
カーテンエアバッグ10は、エアバッグ部分の裏面を支持することによって、そのエアバッグ部分を裏面側とは反対側に突出するように膨張させて、その突出量を大とする支持板13を備えている。本例では、支持板13によって、渦巻きの巻き終わり端、すなわち中心側に位置するエアバッグ部分10fの裏面を支持させている。この渦巻きの中心側のエアバッグ部分10fは、カーテンエアバッグ10の展開状態において、車両の座席に着座した乗員の頭部に対応する高さ方向及び横方向の位置に位置する。
この支持板13の裏面をエアバッグ10で支持して、エアバッグ部分10fの突出量をさらに大とするために、支持板13は長手方向に延びてエアバッグ10上に載置された態様で設けられており、本例では、支持板13は、相対するエアバッグ部分10b,10d上に載った態様で設けた。支持板13の両端部は、非膨張部11に固定される。エアバッグ10の渦巻きの巻き始めのエアバッグ部分10aの入り口端は、インフレータ4からの高圧ガスの流入口12に形成されている。
カーテンエアバッグ10は、図2(c)にエアバッグ部分10cを拡大して示すように、角型の渦巻き形状に裁断した2枚の基布14を重ね合わせ、その渦巻きをなす帯状部分の幅方向両端部(図2(c)では図の上部及び下部)をシール部材15を介して重ね合わせ、その重ね合わせ部を仮想線L1で示すように縫合することによって、連続したエアバッグ部分10a〜10fを有する角型の渦巻き形状に形成される。外側のエアバッグ部分10a〜10dの幅方向両端部の外側の重ね合わせ部は、仮想線L1の外側で仮想線L2で示すように更に縫合される。また内側のエアバッグ部分10eの幅方向両端部の内側の重ね合わせ部は、図2(c)に示してはいないが、支持板13に縫い付けられる。中心のエアバッグ部分10fの幅方向両端部の重ね合わせ部は、仮想線L1,L2の縫合以外の縫合は行っていない。なお、図2(c)において、符号16は車両のドア等の側壁部を示す。
本実施形態のカーテンエアバッグ装置10Aは、以上のように、カーテンエアバッグ10を渦巻き形状に形成し、そのカーテンエアバッグ10の一部で支持板13を支持して、支持板13で乗員の頭部に対応するエアバッグ部分10fを支持させるようにしたので、従来のように、基底となるエアバッグ部分に乗員の頭部に対応するエアバッグ部分を重ねて設けなくても、エアバッグ部分10fの突出量を大にして突出して、乗員の頭部を受け止めることができ、カーテンエアバッグ10の膨張展開に使用するインフレータの発生ガス量を低減することができる。
本発明の他の実施形態について説明する。図3は、本発明の他の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置のカーテンエアバッグを示す図であり、カーテンエアバッグは展開されている。図3(a)はカーテンエアバッグのチャンバを露出させて示す断面図、図3(b)は図3(a)のA−A線矢視図、図3(c)は図3(a)のB−B線矢視図である。図3(a)〜(c)において、図2(a)〜(c)に付した符号と同一の符号は同一の要素を示す。
図3に示されるように、本実施形態のカーテンエアバッグ20は、櫛歯状の分岐部を有するように形成されており、分岐したエアバッグ部分20b,20c,20d,20e,20fと、これらを繋ぐ連通用のエアバッグ部分20aとからなっている。連通用のエアバッグ部分20aには、インフレータ4からの高圧ガスの流入口12が設けられている。カーテンエアバッグ20の外周部は、非膨張部11によって囲まれている。
上記の分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分20d,20eは、カーテンエアバッグ20の展開状態において、車両の座席に着座した乗員の頭部に対応する高さ方向及び横方向の位置に存する。そこで、本実施形態では、支持板13を外側に位置するエアバッグ部分20b,20c,20fの上に載せ、その支持板13によって中央側に位置するエアバッグ部分20d,20eの裏面を支持させた。
したがって、本実施形態によっても、従来のように、基底となるエアバッグ部分に乗員の頭部に対応するエアバッグ部分を重ねて設けるのとは違って、エアバッグ部分20d,20eの突出量を大にして突出して、乗員の頭部を受け止めることができ、インフレータの発生ガス量を低減することができる。
本発明のさらに他の実施形態について説明する。図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置のカーテンエアバッグを示す図であり、図4(a)はカーテンエアバッグのチャンバを露出させて示す断面図、図4(b)は図4(a)のA−A線矢視図、図4(c)は図4(a)のB−B線矢視図である。カーテンエアバッグは展開した状態を示す。また図4(d)はカーテンエアバッグへの支持板の取り付け方を示す断面図である。図4(a)〜(d)において、図2(a)〜(c)に付した符号と同一の符号は同一の要素を示す。
図4に示されるように、本実施形態のカーテンエアバッグ30は、図3の実施形態と同様、櫛歯状の分岐部を有するように形成されており、分岐したエアバッグ部分30b,30c,30d,30e,30fと、これらを繋ぐ連通用のエアバッグ部分30aとからなっている。分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分30d,30eは、カーテンエアバッグ30の展開状態において、車両の座席に着座した乗員の頭部に対応する高さ方向及び横方向の位置に存し、本実施形態では、このエアバッグ部分30d,30eを長く設けて、その延長部30d1,30e1がエアバッグ部分30d,30eの延長部以外の部分に重なるように折り返されている。
支持板13は、延長部30d1,30e1の裏面を少なくとも支持するように設けられており、図4(d)に示すように、折り返した際に裏面となる延長部30d1,30e1の上面側に取り付けて、折り返された延長部30d1,30e1の裏面に位置するようにしている。本例では、支持板13によって折り返された延長部30d1,30e1のみならず、エアバッグ部分30d,30eの外側のエアバッグ部分30b,30c,30fの裏面も支持させている。
本実施形態では、エアバッグ部分30d,30eの延長部30d1,30e1をエアバッグ部分30d,30eの延長部以外の部分に重なるように折り返して、その延長部30d1,30e1の裏面を支持板13で支持させたので、エアバッグ部分30d,30eの突出量を大にして突出して、乗員の頭部を受け止めることができ、同様に、インフレータの発生ガス量を低減することができる。
本発明は、頭部保護用のカーテンエアバッグ装置以外の側突対応エアバッグ装置にも適用することができる。
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。本実施形態において、サイドエアバッグ装置40Aは、互いに連通した一続きのエアバッグ部分40a,40b,40c,40d,40e,40f,40gによって形成された角型の渦巻き形状のサイドエアバッグ40を備え、その相対するエアバッグ部分40a,40c上に支持板13を乗せた態様で、該支持板13によって渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分40hの裏面を支持させている。サイドエアバッグ40の渦巻きの巻き始め側のエアバッグ部分40a内には、インフレータ4が設置されている。
本実施形態のサイドエアバッグ装置40Aによれば、インフレータ4からの高圧ガス量を大にしないでも、エアバッグ部分40hの突出量を大にして突出して、乗員の胸部を受け止めることができる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る肩部及び胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。本実施形態のサイドエアバッグ装置50Aは、連通した一続きのエアバッグ部分50a,50b,50c,50d,50e,50f,50gによって形成された渦巻き形状のサイドエアバッグ50を備え、サイドバッグエアバッグ50の穴あき部(デッドゾーン)51の上側にエアバッグ部分50bで肩部対応部52を構成し、穴あき部51の下側にエアバッグ部分50a,50c〜50gで胸部対応部53を構成している。
肩部対応部52のエアバッグ部分50bは、気密性を高めるために、表面にシールコーティングを施している。胸部対応部53のエアバッグ部分50gには、乗員の胸部を受け止め後に張力を低下するために、ベントホール54を設けてある。インフレータ4は胸部対応部53のエアバッグ部分50aに設置されている。
支持板13は、その胸部対応部53の相対するエアバッグ部分50a及び50eとエアバッグ部分50cとの上に乗った態様で、渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分50gの裏面を支持している。
本実施形態のサイドエアバッグ装置50Aによれば、エアバッグ部分50bによって乗員の肩部を受け止めるとともに、エアバッグ部分50gの突出量を大にして突出して、乗員の胸部を受け止めることができ、インフレータ4からの高圧ガスを大量に使用する必要がない。
図7は、本発明のさらに他の実施形態に係る頭部及び胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。本実施形態のサイドエアバッグ装置60Aは、頭部対応部61と胸部対応部62とを有するサイドエアバッグ60aを備え、上側の頭部対応部61は、連通した一続きのエアバッグ部分61a,61b,61c,61d,61e,61f,61gによって角型の渦巻き形状に形成され、胸部対応部62は、連通した一続きのエアバッグ部分62a,62b,62c,62d,62e,62f,62g,62h,62iによって湾曲部を有する角型の渦巻き形状に形成されている。頭部対応部61の渦巻きの巻き始め側のエアバッグ部分61aと胸部対応部62の渦巻きの巻き始め側のエアバッグ部分62aは連通して一続きに設けられ、その胸部対応部62のエアバッグ部分62aにインフレータ4が設置されている。頭部対応部61のエアバッグ部分61g〜61fは、気密性を高めるために、表面にシールコーティングを施している。
頭部対応部61は、エアバッグ部分61a及び61eとエアバッグ部分61cとの上に支持板13aが乗った態様で、支持板13aによって渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分61gの裏面が支持されている。胸部対応部62は、エアバッグ部分62a及び62eとエアバッグ部分62c及び62gとの上に支持板13bが乗った態様で、支持板13bによって渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分62iの裏面が支持されている。
本実施形態のサイドエアバッグ装置60Aによれば、エアバッグ部分61g,62iの突出量を大にして突出して、それぞれ乗員の頭部、胸部を受け止めることができ、インフレータ4からの高圧ガスを大量に使用する必要がない。
図8は、本発明を適用した頭部及び胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。本実施形態のサイドエアバッグ装置60Bは、頭部対応部61と胸部対応部62を有するサイドエアバッグ60bにおいて、エアバッグ部分62a′〜62i′で形成した胸部対応部62の渦巻き形状の巻き方向が、図7に示したサイドエアバッグ60aのエアバッグ部分62a〜62iで形成した胸部対応部62の渦巻き形状と反対にした点が異なる。本実施形態のその他の構成は、図7に示した実施形態と同様で、図8において図7に付した符号と同一の符号は同一の要素を示す。
本実施形態のサイドエアバッグ装置60Bによっても、図7の実施形態と同様な作用効果を奏する。
以上、本発明の実施形態を幾つか説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、乗員の腰部等の衝撃緩和用のエアバッグにも適用することができる。
本発明の側突対応エアバッグ装置装置の一実施形態に係るカーテンエアバッグ装置を自動車に取付けた状態を示す説明図である。 図1のカーテンエアバッグ装置におけるカーテンエアバッグを示す図であり、(a)はカーテンエアバッグのチャンバを露出させて示す断面図、(b)は(a)のA−A線矢視図、(c)は(a)のB−B線矢視図である。 本発明の他の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置のカーテンエアバッグを示す図であり、(a)はカーテンエアバッグのチャンバを露出させて示す断面図、(b)は(a)のA−A線矢視図、(c)は(a)のB−B線矢視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置のカーテンエアバッグを示す図であり、(a)はカーテンエアバッグのチャンバを露出させて示す断面図、(b)は(a)のA−A線矢視図、(c)は(a)のB−B線矢視図、(d)はカーテンエアバッグへの支持板の取り付け方を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る肩部及び胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る頭部及び胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る頭部及び胸部保護用のサイドエアバッグ装置を示す断面図である。
符号の説明
4 インフレータ
10,20,30 カーテンエアバッグ
10a〜10f エアバッグ部分
10A カーテンエアバッグ装置
13,13a,13b 支持板
40,50,60a,60b サイドエアバッグ
40A,50A,60A,60B サイドエアバッグ装置

Claims (6)

  1. インフレータと、エアバッグとを備え、前記インフレータからの圧力流体の流入によって前記エアバッグが膨張して、着座した乗員の上体と車体側部との間に展開することにより、前記車体側部と物体との衝突による前記上体への衝撃を緩和する側突対応エアバッグ装置において、
    前記エアバッグを、支持板によって裏面を支持されたエアバッグ部分を含む、複数の連通したエアバッグ部分から形成し、前記エアバッグが展開したときに、前記支持板で支持されたエアバッグ部分の突出量を大としたことを特徴とする側突対応エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグを渦巻き形状に形成し、前記支持板を前記エアバッグ上に乗せた態様で、前記支持板により前記エアバッグの渦巻きの中心側に位置するエアバッグ部分の裏面を支持させたことを特徴とする請求項1記載の側突対応エアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグを櫛歯状の分岐部を有する形状に形成し、前記支持板を前記エアバッグ上に載せた態様で、前記支持板により前記分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分の裏面を支持させたことを特徴とする請求項1記載の側突対応エアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグを櫛歯状の分岐部を有する形状に形成すると共に、前記分岐部の列の中央側に位置するエアバッグ部分を長く設けて、その延長部が前記エアバッグ部分の延長部以外の部分に重なるように折り返し、前記支持板により少なくともその折り返した延長部の裏面を支持させたことを特徴とする請求項1記載の側突対応エアバッグ装置。
  5. 前記エアバッグが前記乗員の頭部への衝撃緩和用のカーテンエアバッグであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の側突対応エアバッグ装置。
  6. 前記エアバッグが前記乗員の頭部、肩部、胸部及び腰部のうちの少なくとも1つへの衝撃緩和用のサイドエアバッグであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の側突対応エアバッグ装置。
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