JP2009118382A - 画像処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPUは、画像を形成するために与えられた画像データと、ユーザによって入力されてこの画像データに付加された解除パスワードと、解除情報とを受信すると(SB1,SB2;YES)、この解除パスワードを用いて、暗号化された解除情報の復号を試みる(SB3)。そして、CPUは、復号した解除情報から追跡用パターン画像の形成を解除する指示を検出すると(SB4;YES)、追跡用パターン画像を形成させずに、画像データに応じた画像を形成させる(SB5)。一方、CPUは、追跡用パターン画像の形成を解除する指示を検出しないと判定すると(SB4;NO)、追跡用パターン画像と、画像データに応じた画像とを形成させる(SB6)。
【選択図】図7
Description
そこで、本発明は、画像の出所を追跡又は画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを基本にしつつも、画像の内容や用途によって応じてそのパターン画像の形成を解除し得る仕組みを提案する。
また、上記第1の構成の画像処理装置において、前記解除情報は、ネットワークにおける位置を表すアドレス情報であり、ネットワークを介して通信を行う通信手段を備え、前記認証情報取得手段は、前記アドレス情報が示す位置に記憶されたファイルに関連付けられた認証情報を、前記通信手段によって取得するようにしてもよい。
また、上記第2の構成の画像処理装置において、前記画像情報取得手段は、前記画像種別情報を意味する画像が形成された記録媒体から読み取った画像を表す読取画像データを取得し、取得した読取画像データから前記画像データおよび前記画像種別情報をそれぞれ取得するようにしてもよい。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の概観を示す図である。同図に示すように、この画像形成システム1は、ホスト装置10と、画像形成装置20とを備えている。ホスト装置10はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。画像形成装置20は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信ケーブル30を介して接続されたホスト装置10から画像データを受信し、受信した画像データに応じた画像を記録用紙(記録媒体)に形成する複合機(もしくはプリンタ)である。
なお、ここでは、画像形成システム1において、ホスト装置10と画像形成装置20とが1対1で接続されている場合について説明するが、LAN(Local Area Network)等のネットワークで接続され、いずれか一方、もしくは両方が複数備えられていてもよい。
図2は、ホスト装置10の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、ホスト装置10は、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを備える。制御部11は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)や、作業用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)および各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)を備え、制御プログラムに記述された手順に従って演算処理を行う。
記憶部12は、制御部11によって実行されるコンピュータやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばハードディスク装置である。操作部13は、キーボード等の入力装置またはボタン等の操作子を備え、ユーザによる操作を受け付けてこれを表す制御信号を生成し、制御部11に供給する。表示部14は、液晶パネルなどを備え、制御部11の制御の下で、ホスト装置10を操作するためのメニュー画面等を表示する。通信部15は、例えばモデム等を備える通信手段である。制御部11は、画像を形成させるための画像データを、通信部15を介して画像形成装置20に送信する。
ここで、「解除情報」は、画像形成装置20に対して画像の出所を追跡するための画像である「追跡用パターン画像」を形成することを解除させる指示を含んでいる。この解除情報は、予め決められた暗号化パスワードによって暗号化されている。「解除パスワード」は、ユーザが画像の形成を指示するときに入力するパスワード(認証情報)である。この解除パスワードは、画像形成装置20が解除情報を復号する際に用いられる。暗号化パスワードと、その暗号化パスワードによって暗号化された解除情報を復号し得る解除パスワードとは、同一である。
また、解除パスワードは、解除情報の復号を許可するユーザ、すなわち、追跡用パターン画像の形成を解除することを許可するユーザに対して、予め知らされているものとする。例えば、社外の人物に提出するための文書を作成するユーザや、漏洩の危険性が比較的少ない文書(例えば、或るグループ内で使用する文書)を作成するユーザ等がこれに該当する。
なお、「解除情報」及び「解除パスワード」は、例えば画像データのヘッダ部分に埋め込まれることによって、画像データに付加される。これ以外にも、画像データに対応付けて、解除情報および解除パスワードが送信されるのであれば、これ以外の構成を採ってもよい。
図3は、画像形成装置20の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、画像形成装置20は、CPU21と、画像読取部22と、記憶部23と、UI(User Interface)部24と、通信部25と、解除情報検出部26と、追跡情報付加判定部27と、画像形成部28とを備える。
CPU21は、記憶部23に記憶された制御プログラムを実行することにより、ホスト装置10から受信した画像データに応じて各種制御を行ったり、この画像データに応じた画像を画像形成部28に形成させたりする。
画像読取部22は、図示せぬ光源、結像レンズ、ラインセンサおよび信号処理回路を有する。印刷物がこの画像読取部22の図示せぬプラテンガラスに置かれて読み取り開始が指示されると、光源がこの用紙に光を照射し、結像レンズが、用紙からの反射光をラインセンサの位置に結像する。ラインセンサは、結像された光を受光し、その光に応じた画像信号を生成する。信号処理回路は、ラインセンサによって生成された画像信号に対してA/D変換およびシェーディング補正等の処理を施して、画像読取部22が読み取った画像を表す画像データを生成する。
UI部24は、ユーザにより操作入力が行われるとともに、ユーザに対する表示を含む報知が可能なタッチパネル等のユーザインタフェースである。通信部25は、上述した通信部15と同等の機能を有する。CPU21は、通信部25によって、通信ケーブル30を介して接続されたホスト装置10から画像データ、解除情報及び解除パスワードを受信して、これらを取得する。
追跡情報付加判定部27は、ホスト装置10から受信した解除情報と解除パスワードとに基づいて、画像を形成するために受信した画像データに応じた画像を形成する際に、追跡情報を含む追跡用パターン画像を形成させるか否かを判定する。具体的には、追跡情報付加判定部27は、基本的には追跡用パターン画像を形成させると判定するものの、解除情報の暗号化に用いられている暗号化パスワードと、解除パスワードとが一致すれば、追跡用パターン画像を形成させないと判定することになる。
(1−2−1)ホスト装置10の動作
次に、画像形成システム1の動作を説明する。以下では、ユーザが契約書を表す文書データを作成し、この文書データに応じた画像を形成させるときの動作について説明する。
図5は、ホスト装置10が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザによって操作部13が操作されて文書データが作成されると、制御部11は、ユーザからの指示に応じてこれを記憶部12に記憶させる。この文書データに付加される解除情報は、文書作成時点でこの文書データに対応付けられて記憶部12に記憶される。この解除情報は、文書データ毎に指定された暗号化パスワードにより暗号化されており、これと同一の解除パスワードを用いて復号することができる。
次いで、制御部11は、この画像を形成するための画像データに解除情報を付加するか否かを判定する(ステップSA2)。ここでは、すべての画像データに解除情報を付加するようにホスト装置10の動作設定がなされているものとし、制御部11はこの画像データに、文書データに対応付けられていた「解除情報」を付加すると判定する(ステップSA2;YES)。ここで、解除情報を付加するということは、画像形成装置20に画像を形成させる際には、基本的には追跡用パターン画像を形成させることを意味する。
続いて、画像形成装置20の動作について説明する。
図7は、画像形成装置20が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、CPU21は、画像を形成するために与えられた画像データを通信部25によって受信して、これを取得したと判定すると(ステップSB1;YES)、解除情報検出部26に解除情報を検出させ、この画像データに付加されている解除情報及び解除パスワードも受信したか否かを判定する(ステップSB2)。上述したステップSA4,5で説明したように、ユーザによって解除パスワードが入力された場合には、この画像データに付加された解除パスワードも送信されることになるから、この場合、ステップSB2における判定結果は「YES」となる。
すなわち、解除情報の暗号化に用いられた暗号化パスワードと、ユーザによって入力された解除パスワードとが一致すれば、CPU21は追跡用パターン画像を形成させないよう制御することになる。つまり、この場合において、CPU21は、追跡用パターン画像の形成を解除することが許可されている正当なユーザのみに対して、追跡用パターン画像の形成を解除させることができる。
また、ステップSB2の判定結果が「NO」となり、解除パスワードを受信しなかったと判定した場合には、追跡用パターン画像の形成が許可されたことになるから、CPU21は、画像形成部28に画像データに応じた画像と、追跡用パターン画像とを形成させる(ステップSB6)。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、画像形成装置20は、形成する画像データの種別に応じて、追跡用パターン画像を形成するか否かを制御する。
(2−1)構成
本実施形態のホスト装置10の構成は、上述した第1実施形態と同じである。ただし、本実施形態では、ユーザによって操作部13が操作され、画像を形成する指示を受信すると、制御部11は、解除情報に代えて、この画像データの種別を表す「画像種別ID」を、画像データに付加して画像形成装置に送信する。制御部11は、画像形成装置20に送信する全ての画像データに対して画像種別IDを付加する。どの画像種別IDを付加するかについては、文書データ作成時においてユーザに指定されたものが付加されてもよいし、契約書等の文書作成時において、例えば決められたフォーマットに従って文書データを作成する場合等、画像データの種別が一意に特定されるものであれば、予め文書データに対して対応付けられていてもよい。
同図に示すように、追跡情報付加管理テーブル231には、「画像種別ID」と「追跡情報解除可否」とが互いに対応付けて記述されている。「画像種別ID」は、上述した画像データの種別を識別するための識別情報であり、例えば、図示した「機密書類」、「一般書類」、「契約書フォーム」及び「契約書」がある。「追跡情報解除可否」は、追跡用パターン画像の形成の解除(つまり、追跡情報の付加の解除)を許可するか否かを表しており、同図において、「○」は追跡用パターン画像の形成が解除され、「×」は追跡用パターン画像の形成が解除されないことを表す。
「機密書類」は、例えば会社の内部情報や顧客情報等の機密性が高い情報が含まれる画像に割り当てられ、第3者に漏洩することが特に回避されるべきである画像である。したがって、この「機密書類」に対しては、追跡用パターン画像の形成の解除が許可されていない。「一般書類」は、例えば報告書等のように、機密書類よりは機密性の低い情報のみが記載された画像に対して割り当てられており、追跡用パターン画像の形成の解除が許可されている。「契約書フォーム」は、ユーザが契約書を作成するときに利用する形式を定めた画像に割り当てられ、それ自体には機密性を有する情報は含まれていない。よって、この「契約書フォーム」に対しては、追跡用パターン画像の形成の解除が許可されている。「契約書」は、契約書そのものを表す画像に割り当てられる。契約書は、社外の人物に提出される文書であるから、ここでは追跡用パターン画像の形成の解除が許可されている。
なお、画像種別IDはここで説明したものに限らず、もちろん他の画像種別IDおよび追跡情報の解除の可否が設定されていてもよい。
次に、本実施形態の画像形成システムの動作を説明する。
図9は、ホスト装置10が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザによって文書データが作成され、この文書データに応じた画像の形成が指示されると(ステップSA11;YES)、制御部11は、画像種別IDを、画像データに付加する(ステップSA12)。そして、制御部11は、この画像データと、画像データに付加された「画像種別ID」とを画像形成装置に送信する(ステップSA13)。
図10は、画像形成装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、CPU21は画像形成の指示を含む画像データ及び画像種別IDを、通信部25によって受信したと判定すると(ステップSB11;YES)、CPU21は、これらを取得し、取得した画像データに付加された画像種別IDを画像種別ID検出部に検出させ、これと、追跡情報付加管理テーブル231とに基づいて、追跡情報付加判定部27に追跡用パターン画像の形成を解除させるか否かを判定させる(ステップSB12)。
一方、例えば、画像データに付加された画像種別IDが「機密書類」であれば、追跡情報付加管理テーブル231において「機密書類」に対応付けられた「追跡情報解除可否」のフィールドには「×」と書き込まれているので、CPU21は、追跡情報付加判定部27の判定結果に基づいて、追跡用パターン画像の形成を解除させないと判断する(ステップSB12;NO)。そして、CPU21は、追跡情報を取得し、この追跡情報を含む追跡用パターン画像と、画像を形成するために与えられた画像データに応じた画像とを記録用紙に形成させる(ステップSB14)。
なお、上記実施形態を次のように変形してもよい。具体的には、例えば以下のような変形が挙げられる。これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
(3−1)変形例1
上述した実施形態においては、画像形成装置20を例示して説明したが、例えば、CPU21と、記憶部23と、通信部25と、解除情報検出部26(又は、画像種別ID検出部)と、追跡情報付加判定部27とを備える画像処理装置において、ホスト装置から取得したデータに基づいて、外部装置である画像形成装置に対する追跡用パターン画像の形成の解除の可否を制御するようにしてもよい。
上述した第1実施形態では、画像形成装置20は、暗号化された解除情報に対し、ユーザによって入力された解除パスワードを用いた復号を試み、追跡用パターン画像の形成を解除させる指示を検出した場合に、追跡用パターン画像の形成を解除していた。これに対し、解除情報を暗号化しない方法を用いてもよい。この場合、ホスト装置10は暗号化していない解除情報を、画像形成装置20に送信する。そして、画像形成装置20のCPU21は、解除情報に対して設定されたパスワードと、ユーザによって入力された解除パスワードとが一致すると、追跡用パターン画像の形成を解除させる指示を有効とするとみなして、追跡用パターン画像を形成させないようにする。一方、両者が一致しない場合には、CPU21は追跡用パターン画像を形成させる。
また、変形例1に係る画像形成システムのように、解除情報を暗号化しない場合には、URL(Uniform Resource Locator)等の、ネットワークにおける位置を示すアドレス情報を解除情報としてもよい。この場合、画像形成装置20のCPU21は、解除情報が付加された画像データを受信すると、通信部25によって上記解除情報(URL)が割り当てられたサーバ装置内のWebページ(ファイル)にアクセスする。そして、CPU21は、このWebページに含まれるファイルに格納されたパスワードを通信部25によって受信して、これを取得する。このパスワードを格納するファイルは、Webページそのものに含まれるファイルである必要はなく、要するに、このWebページに何らかの手段で関連付けられたファイルであればよい。そして、CPU21はこの解除情報による指示を有効とするために用いられているパスワードと、ユーザによって入力された解除パスワードとを照合し、両者が一致したら、追跡用パターン画像を形成させないようにする。また、CPU21は、上記解除情報(URL)で示されるサーバ装置に、ユーザによって入力された解除パスワードを送信する。これに応じてサーバ装置が認証を行ってこれに成功すると、サーバ装置は、画像形成装置20に追跡用パターン画像を形成させないよう指示する。そして、CPU21は、この指示に応じて追跡用パターン画像の形成を解除する、という構成としてもよい。
上述した第1実施形態の構成では、複数のホスト装置10が1台の画像形成装置20に接続される場合、すべてのホスト装置10に対してパスワードの変更を反映させるための作業を行わなければならないのに対し、この変形例の構成によれば、1台のサーバ装置のみのパスワードを更新して、これをユーザに通知すればよいだけであるから、その作業は容易である。
上述した第2実施形態において、ホスト装置10は、画像種別IDに加えて電子署名を、画像データに付加するようにしてもよい。この場合、画像形成装置は、画像データに付加された電子署名を検出すると、所定の検証アルゴリズムに従って、その正当性を検証する。そして、画像形成装置は、この検証により電子署名が予め決められたユーザを表すものとして正当なものであることを確認すると、第2実施形態と同じようにして、画像種別IDと、追跡情報付加管理テーブル231とに基づいて、追跡用パターン画像の形成の解除を許可するか否かを判定する。一方、画像形成装置は、この検証により電子署名の正当性を確認できなかった場合には、追跡情報付加管理テーブル231の内容とは関係なく、形成する画像のすべてに追跡用パターン画像を形成する。
この構成によれば、解除が許可されている契約書であっても、例えばセキュリティ等の
観点に基づいて決められた所定のユーザ以外によって画像の形成が指示された場合には、追跡用パターン画像の形成の解除が許可されないことになる。よって、例えば、漏洩の危険性が相当に高いと考えられる場合だけに追跡用パターン画像を形成させることができるため、利便性がさらに高くなる。また、画像種別IDの改竄等、ユーザによって不正なプログラムが用いられた場合であっても、必要な場合には、確実に追跡用パターン画像を形成することができる。
上述した実施形態では、文書データ(電子文書)に対して解除情報を付加する場合や、画像種別IDを付加する場合について説明した。
これを次のようにしてもよい。
まず、第1実施形態においては、画像形成装置20の画像読取部22が、解除情報を意味する画像が形成された印刷物から画像を読み取って読取画像データを生成する。そして、この生成した読取画像データに対して、第1実施形態と同様にして、追跡用パターン画像の形成を解除するか否かの制御を行う。この場合、CPU21及び解除情報検出部26は、印刷物に記された追跡用パターン画像に対応する画像から、解除情報と、その解除情報以外の画像データとをそれぞれを取得し、取得した解除情報に対して上記と同様の処理を行う。この構成においては、UI部24を介してユーザに解除パスワードを入力させてもよい。
また、第2実施形態の構成においては、画像形成装置の画像読取部22が、画像種別情報を意味する画像が形成された印刷物から画像を読み取って読取画像データを生成する。そして、この生成した読取画像データに対して、第2実施形態と同様にして、追跡用パターン画像の形成を解除するか否かの制御を行う。この場合、CPU21及び画像種別ID検出部は、印刷物に記された追跡用パターン画像に対応する画像から、画像種別ID情報と、その画像種別ID情報以外の画像データとをそれぞれを取得し、取得した画像種別ID情報に対して上記と同様の処理を行う。
このように、記録媒体を読み取った画像を表す画像データを取得した場合にも、実施形態と同様にして、追跡用パターン画像の形成を解除するか否かの制御を行うことができる。
上述した第2実施形態における追跡情報付加管理テーブル231においては、「画像種別ID」に「追跡情報付加可否」が対応付けられていた。しかしながら、この追跡情報付加管理テーブル231は、画像形成装置が追跡用パターン画像を形成させるか否かを判定するために用いられるものであるから、解除を許可する画像種別IDのみが記述されたテーブルを用いてもよい。いずれのテーブルの構成を採ったとしても、画像形成装置が、ホスト装置10から取得した画像種別IDと、予め記憶しておいた追跡用パターン画像の形成の解除させる画像種別IDとが一致すれば、追跡用パターン画像を形成させないようにする、という点で共通している。
また、実施形態における追跡情報を含む追跡用パターン画像に代えて、画像形成装置は複写を制限(禁止)するための複写制限情報を含むパターン画像(複写制限パターン画像)を形成してもよい。このようにすれば、何らかの原因で画像が漏洩してしまっても、これを複写することができないので、その拡大などの2次被害を防止することができる。この場合、変形例5に係る構成の画像形成装置は、複写制限パターン画像に基づいて複写を制限することを認識すると、これに応じてその印刷物に形成された画像の複写を禁止するべく、画像形成部28に画像を形成させないようにする。
本画像形成システムは、画像の内容や用途によって応じてそのパターン画像の形成を解除するか否かを制御するものであるから、記録用紙に形成される画像のセキュリティが確保すことに寄与するのであれば、パターン画像が含む情報には種々のものを適用することができる。
なお、上述したCPU21が実行するプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。即ち、本発明をプログラムとして実現することもできる。
Claims (12)
- 画像データと、当該画像データに応じた画像の出所を追跡するためのパターン画像又は当該画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを解除する指示を含む解除情報とを取得する画像情報取得手段と、
ユーザによって入力された認証情報を取得する認証情報取得手段と、
前記認証情報取得手段が取得した認証情報が、前記解除情報に用いられている認証情報と一致した場合には、前記パターン画像を形成しないと判定し、両者の認証情報が一致しない場合には、前記パターン画像を形成すると判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成すると判定された場合には、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段により、前記パターン画像と、前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像とを形成させ、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成しないと判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像を形成させずに、前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像を形成させるよう、制御する制御手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 画像データと、当該画像データの種別を表す画像種別情報とを取得する画像情報取得手段と、
画像の出所を追跡するためのパターン画像又は当該画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを解除する画像データの種別を表す画像種別情報を記憶する記憶手段と、
前記画像情報取得手段が取得した画像種別情報と、前記記憶手段に記憶されている画像種別情報とを比較し、両者の画像種別情報が一致する場合には、前記パターン画像を形成しないと判定し、両者の画像種別情報が一致しない場合には、前記パターン画像を形成すると判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成すると判定された場合には、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段により、前記パターン画像と、前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像とを形成させ、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成しないと判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像を形成させずに前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像を形成させるよう、制御する制御手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記認証情報は、パスワードであり、
前記画像情報取得手段が取得した解除情報は、前記パスワードに基づいて暗号化されており、
前記判定手段は、前記認証情報取得手段が取得したパスワードを用いて前記解除情報の復号を試み、復号できた場合には前記パターン画像を形成しないと判定し、復号できなかった場合には前記パターン画像を形成すると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記解除情報は、ネットワークにおける位置を表すアドレス情報であり、
ネットワークを介して通信を行う通信手段を備え、
前記認証情報取得手段は、前記アドレス情報が示す位置に記憶されたファイルに関連付けられた認証情報を、前記通信手段によって取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像情報取得手段は、前記解除情報を意味する画像が形成された記録媒体から読み取った画像を表す読取画像データを取得し、取得した読取画像データから前記画像データおよび前記解除情報をそれぞれ取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像情報取得手段は、前記画像種別情報を意味する画像が形成された記録媒体から読み取った画像を表す読取画像データを取得し、取得した読取画像データから前記画像データおよび前記画像種別情報をそれぞれ取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記画像情報取得手段が取得した画像データには、電子署名がさらに付加されており、
前記電子署名の正当性を検証する検証手段を備え、
前記判定手段は、前記検証手段の検証によって電子署名が正当であると確認された場合に前記判定を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
画像データに応じた画像を形成する前記画像形成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 情報処理装置と画像形成装置とを備え、
前記情報処理装置は、
ユーザによる認証情報の入力を受け付ける受付手段と、
画像データと、当該画像データに応じた画像画像の出所を追跡するためのパターン画像又は当該画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを解除する指示を含む解除情報と、前記受付手段が入力を受け付けた認証情報とを前記画像形成装置へ送信する送信手段と
を有し、
前記画像形成装置は、
前記情報処理装置の前記送信手段によって送信された画像データ、前記解除情報及び認証情報を受信する受信手段と、
画像データに応じた画像を形成する画像形成手段と、
前記受信手段が受信した認証情報が、前記解除情報に用いられている認証情報と一致した場合には、前記パターン画像を形成しないと判定し、両者の認証情報が一致しない場合には、前記パターン画像を形成すると判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成すると判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像と、前記受信手段が受信した画像データに応じた画像とを形成させ、前記判定手段によって前記パターン画像を形成しないと判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像を形成させずに、前記受信手段が受信した画像データに応じた画像を形成させるよう、制御する制御手段と
を有する
ことを特徴とする画像形成システム。 - 情報処理装置と画像形成装置とを備え、
前記情報処理装置は、
画像データと、当該画像データの種別を表す画像種別情報とを前記画像形成装置へ送信する送信手段
を有し、
前記画像形成装置は、
前記情報処理装置の前記送信手段によって送信された画像データと、当該画像データの種別を表す画像種別情報とを受信する受信手段と、
画像の出所を追跡するためのパターン画像又は当該画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを解除する画像データの種別を表す画像種別情報を記憶する記憶手段と、
画像データに応じた画像を形成する画像形成手段と、
前記受信手段が受信した画像種別情報と、前記記憶手段に記憶されている画像種別情報とを比較し、両者の画像種別情報が一致する場合には、前記パターン画像を形成しないと判定し、両者の画像種別情報が一致しない場合には、前記パターン画像を形成すると判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成すると判定された場合には、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段により、前記パターン画像と、前記受信手段が受信した画像データに応じた画像とを形成させ、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成しないと判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像を形成させずに前記受信手段が受信した画像データに応じた画像を形成させるよう、制御する制御手段と
を有する
ことを特徴とする画像形成システム。 - コンピュータを、
画像データと、当該画像データに応じた画像の出所を追跡するためのパターン画像又は当該画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを解除する指示を含む解除情報とを取得する画像情報取得手段と、
ユーザによって入力された認証情報を取得する認証情報取得手段と、
前記認証情報取得手段が取得した認証情報が、前記解除情報に用いられている認証情報と一致した場合には、前記パターン画像を形成しないと判定し、両者の認証情報が一致しない場合には、前記パターン画像を形成すると判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成すると判定された場合には、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段により、前記パターン画像と、前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像とを形成させ、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成しないと判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像を形成させずに、前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像を形成させるよう、制御する制御手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
画像データと、当該画像データの種別を表す画像種別情報とを取得する画像情報取得手段と、
画像の出所を追跡するためのパターン画像又は当該画像の形成を制限するためのパターン画像を形成することを解除する画像データの種別を表す画像種別情報を記憶する記憶手段と、
前記画像情報取得手段が取得した画像種別情報と、前記記憶手段に記憶されている画像種別情報とを比較し、両者の画像種別情報が一致する場合には、前記パターン画像を形成しないと判定し、両者の画像種別情報が一致しない場合には、前記パターン画像を形成すると判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成すると判定された場合には、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段により、前記パターン画像と、前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像とを形成させ、
前記判定手段によって前記パターン画像を形成しないと判定された場合には、前記画像形成手段により、前記パターン画像を形成させずに前記画像情報取得手段が取得した画像データに応じた画像を形成させるよう、制御する制御手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2007291833A JP5040601B2 (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 画像処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム |
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