JP2009117948A - ヘリカルアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 広帯域な利得特性を示すと共に長さ方向に小型化することのできる低姿勢のヘリカルアンテナとする。
【解決手段】 ヘリカルアンテナ1のヘリカル部10は、先端が同軸ケーブル11に対してほぼ垂直に折り曲げられている接続部10aと同軸ケーブル11の周囲にヘリカル状に巻回されているヘリカル素子10bとから構成されている。同軸ケーブル11の中心導体11aと、ヘリカル素子10bとは接続部10aを介して電気的に接続されている。また、ヘリカル素子10bの巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブル11が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広帯域な特性を示し長さ方向に小型化することができるヘリカルアンテナに関するものである。
従来の広帯域で動作する広帯域板状アンテナ(特許文献1参照)は、グランドプレーンとされるアース板と、矩形状の励振板と、励振板に対向するよう配置された矩形状の導体板とを備えている。また、広帯域板状アンテナに給電する給電ケーブルが設けられており、給電ケーブルの芯線は励振板の端縁に接続され、給電ケーブルの外部導体とされる編組線は導体板の端縁に接続されている。また、給電ケーブルはアース板を貫通するように設けられており、給電ケーブルの他端は信号源に接続されている。この広帯域板状アンテナでは、電圧定在波比(VSWR)が2以下で約15%、VSWRが3以下で約29%の比周波数帯域が得られるようになる。
特開平10−322124号公報
地上デジタル放送の周波数帯域は470MHz〜710MHzとされており、その中心周波数は590MHzとなり帯域幅は240MHzとなる。しかしながら、従来のアンテナでは、中心周波数が590MHzで帯域幅が240MHzの周波数帯域を確保することが困難となり、地上デジタル放送受信用のアンテナとして適したアンテナとすることができなかった。
そこで、地上デジタル放送受信用のアンテナとして特願2006−338037のアンテナが提案されている。このアンテナの構成を図32に示す。図32に示すL型アンテナ200は、同軸ケーブル202の先端部分の外被が除去されており、外部導体である編組線が若干露出している。さらに、編組線も先端部分において除去されて絶縁部が若干露出している。さらにまた、絶縁部も先端部分において除去されており中心導体が露出している。この中心導体の先端に、L字状に折曲されたL型素子201の端部が接続されている。L型素子201は同軸ケーブル202に対して折り返されるようになると共に、同軸ケーブル202にほぼ平行になるように延伸される。L型素子11の長さはL型アンテナ200を動作させる周波数帯の中心周波数にほぼ共振する長さとされ、例えば中心周波数の波長をλとした際に約λ/4の長さとされる。また、同軸ケーブル202とL型素子201との間隔は約0.009λ以上とされる。
このL型アンテナ200では、470MHz〜710MHzの周波数帯域において良好な電気的特性を得ることができ、この場合のアンテナ200の寸法は、高さが約10.2mmとされ、L型素子201の長さが中心周波数590MHzの波長λの約0.25λに相当する約127.1mmとなる。このように、L型アンテナ200においては、同軸ケーブル202を含めたアンテナ高が約12mmと低姿勢な形状であるにもかかわらず、最大利得0dBd以上が得られる比周波数帯域が40%以上となり、非常に広帯域なアンテナを実現することができる。しかしながら、L型アンテナ200はアンテナ高を低姿勢に構成することができ、広帯域な特性を実現することができるが、長さ方向にはL型素子201の長さとしてλ/4の長さを必要とすることから、これ以上長さ方向の小型化をすることができないという問題点があった。
そこで、本発明は、広帯域な利得特性を示すと共に長さ方向に小型化することのできる低姿勢のヘリカルアンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のヘリカルアンテナは、同軸ケーブルの中心導体の先端に接続され、同軸ケーブルの周囲に巻回されているヘリカル素子を備え、ヘリカル素子の巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブルが配置されていることを最も主要な特徴としている。
本発明のヘリカルアンテナは、同軸ケーブルの中心導体の先端に接続され、同軸ケーブルの周囲に巻回されているヘリカル素子を備え、ヘリカル素子の巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブルが配置されていることで、長さ方向に小型化することができる。また、広帯域な利得特性を示すと共に低姿勢とすることができ、地上デジタル放送受信用のアンテナとして好適なヘリカルアンテナとすることができる。
本発明の第1実施例にかかるヘリカルアンテナの構成を図1、図2に示す。図1は、第1実施例のヘリカルアンテナの構成を示す正面図であり、図2は第1実施例のヘリカルアンテナの構成を示す側面図である。
これらの図に示す第1実施例にかかるヘリカルアンテナ1は、同軸ケーブル11の先端部分の外被が除去されており、外部導体である編組線11cが若干露出している。さらに、編組線11cも先端部分において除去されて絶縁部11bが若干露出している。さらにまた、絶縁部11bも先端部分において除去されており中心導体11aが露出している。ヘリカル部10は、先端が同軸ケーブル11に対してほぼ垂直に折り曲げられている接続部10aと同軸ケーブル11の周囲にヘリカル状に巻回されているヘリカル素子10bとから構成される。同軸ケーブル11の中心導体11aと、ヘリカル素子10bとは接続部10aを介して電気的に接続されている。
同軸ケーブル11の周囲に巻回されているヘリカル素子10bの巻き径はDとされ、軸方向の長さがLとされている。そして、ヘリカル素子10bの巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブル11が配置されており、同軸ケーブル11の外周面とヘリカル素子10bとの径方向の最も短かくされている間隔がGSとされ、最も長くなっている間隔がGLとされている。間隔GLは、接続部10aの長さにほぼ等しくなる。このように、ヘリカル部10の巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブル11を配置することにより、例えば470MHz〜710MHzの地上デジタル放送の周波数帯域において第1実施例のヘリカルアンテナ1のVSWR特性が後述するように良好になる。
次に、本発明の第2実施例にかかるヘリカルアンテナ2の構成を図3、図4に示す。図3は、第2実施例のヘリカルアンテナ2の構成を示す正面図であり、図4は第2実施例のヘリカルアンテナ2の構成を示す側面図である。
これらの図に示す第2実施例にかかるヘリカルアンテナ2は、同軸ケーブル21の先端部分の外被が除去されており、外部導体である編組線21cが若干露出している。さらに、編組線21cも先端部分において除去されて絶縁部21bが若干露出している。さらにまた、絶縁部21bも先端部分において除去されており中心導体21aが露出している。ヘリカル部20は、先端が同軸ケーブル21に対してほぼ垂直に折り曲げられている接続部20aと同軸ケーブル21の周囲にヘリカル状に巻回されているヘリカル素子20bとから構成される。同軸ケーブル21の中心導体21aと、ヘリカル素子20bとは接続部20aを介して電気的に接続されている。
同軸ケーブル21の周囲に巻回されているヘリカル素子20bの巻き径はDとされ軸方向の長さがLとされている。そして、ヘリカル素子20bの巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブル21が配置されており、同軸ケーブル21の外周面とヘリカル素子20bとの径方向の最も短かくされている間隔がGSとされ、最も長くなっている間隔がGLとされている。間隔GSは、接続部20aの長さにほぼ等しくなる。このように、接続部20aの長さを短くして第1実施例のヘリカルアンテナ1とは逆方向に偏心する位置に同軸ケーブル21を配置するようにしても、例えば470MHz〜710MHzの地上デジタル放送の周波数帯域において良好な第2実施例のヘリカルアンテナ2のVSWR特性が得られる。
次に、第1実施例のヘリカルアンテナ1および第2実施例のヘリカルアンテナ2を、例えば地上デジタル放送受信用のアンテナとして動作させる場合の具体的な寸法の一例を次に示す。地上デジタル放送の周波数は470MHz〜710MHzであり、その中心周波数590MHzの自由空間の波長λは約508.5mmとなる。
第1実施例のヘリカルアンテナ1および第2実施例のヘリカルアンテナ2は同様の寸法とされ、ヘリカル素子10b、20bの直径Dが約8mm、ヘリカル素子10b、20bと同軸ケーブル11,21の径方向の最も広い間隔GLが約3mm、ヘリカル素子10b、20bと同軸ケーブル11,21の径方向の最も狭い間隔GSが約2mm、ヘリカル素子10b、20bの軸方向の長さLが約50.8mm、ヘリカル素子10b、20bの巻数が3.5ターンとされる。
ヘリカル素子10b、20bは直径約0.6mmの弾性を有するりん青銅線材を使用しており、同軸ケーブル11,21は直径約3mmの1.5Cケーブルを使用している。なお、ヘリカル素子10b、20bは、りん青銅線材に限らず他の線材でも良いが弾性を有する線材が好適とされ、直径約0.6mm以外のものでもよい。同軸ケーブル11,21は、特性インピーダンスが75Ωの1.5Cケーブルだけでなく、特性インピーダンスが50Ωの1.5Dケーブルやそれ以外の特性インピーダンスの同軸ケーブルを使用してもよい。また、フレキシブルな同軸ケーブルだけでなく、セミリジットの同軸ケーブルなどを使用してもよい。
次に、本発明の第1実施例にかかるヘリカルアンテナ1および第2実施例のヘリカルアンテナ2の電圧定在波比(VSWR)の周波数特性は同様の特性となりその周波数特性をを図6、図7、図8に示す。ここでは、同軸ケーブル11,21とヘリカル部10,20との最も狭い間隔GSを約2mmに固定し、同軸ケーブル11,21の直径を約3mmとして、同軸ケーブル11,21とヘリカル素子10b、20bとの最も広い間隔GLおよびヘリカル素子10b、20bの長さLをパラメータとしている。また、地上デジタル放送の周波数帯域で動作させるものとして周波数帯域を470MHz〜710MHzとして、その中心周波数590MHzの自由空間の波長λを約508.5mmとしている。さらに、ヘリカルアンテナ1,2は、車両に設置されるものとして車両のフロントガラス上部の位置に設置し、フロントガラスの左側から約50mm、フロントガラスの上側から約15mmの位置に配置されている。この場合、同軸ケーブル11,21は、フロントガラス左端の金属フレームに沿って這わされているものとする。
図6に示すVSWRの周波数特性は、同軸ケーブル11,21とヘリカル素子10b、20bとの最も広い間隔GLを約0.006λ(約3.1mm)としたときに、ヘリカル素子10b、20bの長さLをパラメータとして、約0.02λ(約10.2mm)、約0.04λ(約20.3mm)、約0.066λ(約33.6mm)、約0.2λ(101.7mm)に変化させた際の470MHz〜710MHzにおけるヘリカルアンテナ1,2のVSWRの変化を示している。図6を参照すると、ヘリカル素子10b、20bの長さLが約0.02λのときには約525MHz以下の周波数帯域および約625MHz以上の周波数帯域においてVSWRが3.0以上となる。また、ヘリカル素子10b、20bの長さLが約0.04λのときには約510MHz以下の周波数帯域および約630MHz以上の周波数帯域においてVSWRが3.0以上となってしまう。しかし、ヘリカル素子10b、20bの長さLが約0.066λおよび約0.2λのときには全周波数帯域において3.0以下のVSWR特性が得られるようになる。
ここで、波長λで表した間隔GLと、波長λで表したヘリカル素子10b、20bの長さLとの積を10000倍した値Qを考えてみる。間隔GLが約0.02λとされているときの値Qは約1.2となり、間隔GLが約0.04λとされているときの値Qは約2.4となる。そして、間隔GLが約0.066λとされているときの値Qは約4.0となり、間隔GLが約0.2λとされているときの値Qは約12となる。すなわち、値Qが4以上とされている場合に全周波数帯域において3.0以下のVSWR特性が得られることになる。一般に、VSWRが3.0以下であればアンテナとして十分機能することから、動作周波数帯域においてVSWRが3.0以下を満足するように本発明にかかるヘリカルアンテナを設計するものとする。この場合の設計式は次の(1)式のように表せる。
Q=GL[λ]×L[λ]×10000≧4 (1)
ただし、(1)式においてGL[λ]およびL[λ]は波長で表した値であり、間隔GSは固定値とされている。
図7に示すVSWRの周波数特性は、同軸ケーブル11,21とヘリカル素子10b、20bとの最も広い間隔GLを約0.02λ(約10.2mm)としたときに、ヘリカル素子10b、20bの長さLをパラメータとして、約0.02λ(約10.2mm)、約0.04λ(約20.3mm)、約0.1λ(約50.8mm)、約0.2λ(101.7mm)に変化させた際の470MHz〜710MHzにおけるヘリカルアンテナ1,2のVSWRの変化を示している。図7を参照すると、ヘリカル素子10b、20bの長さLが約0.02λ、約0.04λ、約0.1λ、約0.2λと変化させても、全周波数帯域において3.0以下のVSWR特性が得られている。このときの値Qは、長さLが約0.02λのときに約4.0、長さLが約0.04λのときに約8.0、長さLが約0.1λのときに約20、長さLが約0.2λのときに約40となり、いずれの場合も値Qは4以上となっていることがわかる。
図8に示すVSWRの周波数特性は、同軸ケーブル11,21とヘリカル素子10b、20bとの最も広い間隔GLを約0.03λ(約15.3mm)としたときに、ヘリカル素子10b、20bの長さLをパラメータとして、約0.02λ(約10.2mm)、約0.04λ(約20.3mm)、約0.1λ(約50.8mm)、約0.2λ(101.7mm)に変化させた際の470MHz〜710MHzにおけるヘリカルアンテナ1,2のVSWRの変化を示している。図8を参照すると、ヘリカル素子10b、20bの長さLが約0.02λ、約0.04λ、約0.1λ、約0.2λと変化させても、全周波数帯域において3.0以下のVSWR特性が得られている。このときの値Qは、長さLが約0.02λのときに約6.0、長さLが約0.04λのときに約12、長さLが約0.1λのときに約30、長さLが約0.2λのときに約60となり、いずれの場合も値Qは4以上となっていることがわかる。
以上のことから、動作させる周波数帯域を設定し、その中心周波数の波長をλとおいたとき、全周波数帯域においてVSWR3.0以下を得るためには、間隔GL[λ]と、ヘリカル素子の長さL[λ]との積を10000倍した値Qを4以上とすればよいことがわかる。
また、本発明の第1実施例のヘリカルアンテナ1における平均利得の周波数特性を図32に示す従来のL型アンテナ200の平均利得の周波数特性と対比して図9に示す。図9においては、平均利得の周波数特性が第1実施例のヘリカルアンテナ1では実線で示され、従来のL型アンテナ200では破線で示されており、利得は従来のL型アンテナ200の最大値を0dBとして正規化して表示している。図9を参照すると、周波数帯域の低域側と中域から高域にかけて若干利得が低下しているが、ほぼ同等の利得の周波数特性が得られていることがわかる。また、本発明の第2実施例のヘリカルアンテナ2における平均利得の周波数特性も図9に示す実線の特性と同様となる。
次に、本発明の第3実施例にかかるヘリカルアンテナ3の構成を示す斜視図を図5に示す。
この図に示す第3実施例のヘリカルアンテナ3は、第1実施例のヘリカルアンテナ1を保護ケース12に収納し、保護ケース12から同軸ケーブル11が導出されている。保護ケース12は、外部圧力からの保護やアンテナ構造の安定化、取り付け時の接着面の確保などを目的としてヘリカルアンテナ3に備えられている。この保護ケース12は直方体の形状を半截して構成されており、半截されたケースの一方にヘリカル部10と同軸ケーブル11の中心導体11a、絶縁部11bおよび編組線11cを含む前部を収納して、一方のケースに他方のケースを貼り合わせたりネジで固着することにより、保護ケース12内にヘリカル部10および同軸ケーブル11の前部が収納されるようになる。
保護ケース12の寸法の一例を挙げると、幅W1が約12mm、高さH1が約12mm、長さL2が約55mmとされている。このように、第3実施例のヘリカルアンテナ3は、簡単な構造とすることができると共に、非常に低姿勢なアンテナとすることができる。また、第1実施例のヘリカルアンテナ1と同様の電気特性を示すことから、広帯域な周波数特性が得られ、地上デジタル放送受信用のアンテナとして好適なヘリカルアンテナとすることができる。また、保護ケース12の一面を被支持体に貼着することによりヘリカルアンテナ3を取り付けることができるようになる。
なお、保護ケース12は誘電体とされることから、その影響を受けてヘリカルアンテナ3の電気長が短縮される場合は、所望のVSWR特性が得られるように、ヘリカル素子の直径や長さ、巻数を適宜調整する。すなわち、波長が短縮される場合は前述した波長λを波長の短縮率を勘案した波長に置き換えて前記(1)式を演算するようにすればよい。また、第2実施例のヘリカルアンテナ2を保護ケース12内に収納するようにしてもよい。
上記したように、本発明の第1実施例のヘリカルアンテナ1および第2実施例のヘリカルアンテナ2においては、ヘリカル部10,20の巻回中心から偏心する位置に同軸ケーブル11,21を配置すると共に、上記(1)式を満足するように同軸ケーブル11,21の外周面とヘリカル素子10b,20bとの径方向の最も長くなっている間隔GLと、ヘリカル素子10b,20bの長さLを定めることにより、地上デジタル放送の周波数帯域において3.0以下となるVSWR特性を得ることができる。また、第3実施例のヘリカルアンテナ3においても同様のVSWR特性を得ることができる。このように、軸方向の長さを短くしてもVSWR3.0以下が得られる比周波数帯域は40.7%となる。また、本発明にかかるヘリカルアンテナは低姿勢で簡易な構造とすることができる。
次に、第1実施例のヘリカルアンテナ1ないし第3実施例のヘリカルアンテナ3として示した本発明にかかるヘリカルアンテナの動作原理を図10ないし図15を参照して以下に説明する。
図10(a)は1/4波長の長さとされたホイップアンテナ100の構成を示す正面図であり、図10(b)はホイップアンテナ100の構成を示す側面図である。図10(a)(b)に示すホイップアンテナ100は、従来から一般に用いられているアンテナであり、同軸ケーブル101の中心導体の先端に1/4波長(λ/4)の長さのホイップ素子100aが同軸ケーブル101に対し垂直になるように接続されている。この場合、ホイップアンテナ100は地上デジタル放送を受信するものとされ、ホイップ素子100aの長さは約130mmの長さとされている。
図11(a)はセンター給電のヘリカルアンテナ110の構成を示す正面図であり、図11(b)はヘリカルアンテナ110の構成を示す側面図である。
図11(a)(b)に示すヘリカルアンテナ110は、同軸ケーブル111の先端部分の外被、外部導体である編組線、絶縁部11bがそれぞれ所定部分ずつ除去されて中心導体が露出している。ヘリカル部110は、先端が同軸ケーブル111に対してほぼ垂直に折り曲げられている接続部110aと同軸ケーブル111の周囲に巻回されているヘリカル素子110bとから構成される。同軸ケーブル111の中心導体と、ヘリカル素子110bとは接続部110aを介して電気的に接続されている。ヘリカル部110の巻き径はDとされ、軸方向の長さがLとされている。そして、ヘリカル部110の巻回中心に同軸ケーブル111が配置されており、同軸ケーブル111の外周面とヘリカル部110との径方向の間隔GSと間隔GLとは同じ長さとなっている。ヘリカルアンテナ110は地上デジタル放送を受信するものとされ、ヘリカル部110の直径Dが約20mm、ヘリカル部110の軸方向の長さLが約20mm、ヘリカル部110の巻数が2.25ターン、間隔GLと間隔GSとが約8.5mmとされている。
図12は、図11(a)(b)に示すヘリカルアンテナ110においてヘリカル部110の巻数を2ターンとした車両設置でセンター給電のヘリカルアンテナ110−1を、車両窓150の左側から約50mm、車両窓150の上側から約15mmの位置に取り付けた態様を示す図である。なお、同軸ケーブルは車両窓150の左端の金属フレームに沿って這わされている。
図13は、図11(a)(b)に示すヘリカルアンテナ110においてヘリカル部110の巻数を2ターンとすると共に間隔GSを約2mm、間隔GLを約15mmとした車両設置でオフセット給電の本発明にかかるヘリカルアンテナ120を、車両窓150の左側から約50mm、車両窓150の上側から約15mmの位置に取り付けた態様を示す図である。なお、同軸ケーブルは車両窓150の左端の金属フレームに沿って這わされている。
また、ホイップ素子100aおよびヘリカル部110は、例えば直径約0.6mmのりん青銅線材を使用しており、同軸ケーブル101,111は直径約3mmの1.5Cケーブルを使用している。
図14は、470MHz〜710MHzにおけるホイップアンテナ100、ヘリカルアンテナ110、ヘリカルアンテナ110−1、ヘリカルアンテナ120のレジスタンスの最大値(Max)と最小値(Min)を示すグラフであり、図15は470MHz〜710MHzにおける上記アンテナのリアクタンスの最大値(Max)と最小値(Min)を示すグラフである。
図14および図15において、横軸に示す(1)は図10(a)(b)に示す構成のホイップアンテナ100を自由空間に設置した場合を示しており、上記周波数帯域においてレジスタンスは約140Ω〜約380Ωに変化し、リアクタンスは約−130Ω〜約+140Ωに変化するようになり、高抵抗でリアクタンスも大きいためVSWRが高くなる。この場合のVSWRの最大値は約5と計算される。
図14および図15において、横軸に示す(2)は図11(a)(b)に示す構成のヘリカルアンテナ110を自由空間に設置しセンター給電した場合を示しており、上記周波数帯域においてレジスタンスは約18Ω〜約85Ωに変化し、リアクタンスは約−120Ω〜約+110Ωに変化するようになって、低抵抗となるためVSWRが高くなる。VSWRの最大値は約12と計算される。
図14および図15において、横軸に示す(3)は図12に示す構成のヘリカルアンテナ110−1を車両設置でセンター給電した場合を示しており、上記周波数帯域においてレジスタンスは約55Ω〜約280Ωに変化し、リアクタンスは約−125Ω〜約+92Ωに変化するようになって、リアクタンスが大きいためVSWRが高くなる。VSWRの最大値は約4.8と計算される。
図14および図15において、横軸に示す(4)は図13に示す構成の本発明にかかるヘリカルアンテナ120を車両設置でオフセット給電した場合を示しており、上記周波数帯域においてレジスタンスが約64Ω〜約210Ωに変化し、リアクタンスは約−80Ω〜約+60Ωに変化して抵抗もリアクタンスも好適な値となる。この時のVSWRの最大値は約2.5と計算される。
以上のことから、図11(a)(b)に示すヘリカルアンテナ110のように同軸ケーブルの周囲に素子をヘリカル状に巻回することで図14に示すようにレジスタンスが図10に示すホイップアンテナ100より低下する。また、図12に示すヘリカルアンテナ110−1のように車両窓150の金属フレームに近接させることで、図14に示すように下がりすぎたレジスタンスを回復させることができる。さらに、図13に示すヘリカルアンテナ120のように同軸ケーブルをヘリカル素子に対して偏心設置させると共に、車両窓150の金属フレームに近接させることで、図14および図15に示すように適切なインピーダンスを広帯域にわたり示すようになるので、広帯域において良好なインピーダンス特性を得ることができる。これが、軸方向に短く低姿勢でありながら良好な電気的特性を示す本発明にかかるヘリカルアンテナの動作原理である。
次に、本発明にかかる第3実施例のヘリカルアンテナ3を車両の室内に装着した装着例の構成を図16に示す。
図16に示す装着例では、フロントガラスとされる車両窓150の上部にヘリカルアンテナ3が取り付けられている。ヘリカルアンテナ3は、図5に示すようにヘリカル部10が保護ケース12に収納されており、保護ケース12の一面に両面テープや吸盤などの貼着手段を設け、車両窓150の上部に貼着している。また、バックミラー151の背面にヘリカルアンテナ3を貼着したり、ねじ止め等により固着するようにしても良い。さらに、バックミラー151内に第1実施例のヘリカルアンテナ1ないし第3実施例のヘリカルアンテナ3のいずれかを内蔵するようにしても良い。バックミラー151に貼着する場合も、保護ケース12の一面に両面テープなどの貼着手段を設け、バックミラー151の背面に貼着する。この場合、ヘリカルアンテナ3から導出されている同軸ケーブル11は、取り付けられたヘリカルアンテナ3近傍のルーフライニング(天井内張り)やピラーガーニッシュ(ピラー室内カバー)に挿入され、車室内に設置されているチューナーに接続できるように配線する。
また、車両のダッシュボード152の上面や内部にヘリカルアンテナ3を取り付ける場合も同様にして、保護ケース12の一面に両面テープや吸盤などの貼着手段を設け、ダッシュボード152の上面に貼着する。あるいは、保護ケース12に固定部品を取り付けて、ダッシュボード152に用意された取付部分に固着する。そして、同軸ケーブル11を車室内に設置されているチューナーに接続できるように配線する。
次に、本発明にかかる第3実施例のヘリカルアンテナ3を車両の室内に装着した他の装着例の構成を図17に示す。図17に示す装着例は、ダイバーシティ受信する場合のヘリカルアンテナ3の設置例とされている。
ダイバーシティ受信においては、複数のアンテナを約λ/2の間隔で配置するのが一般的とされている。λは動作周波数帯域の中心周波数の波長である。図17に示す2つのヘリカルアンテナ3は、車両窓150の上部の左右に所定間隔離隔されてそれぞれ配置されている。この場合、それぞれのヘリカルアンテナ3の保護ケース12の一面に両面テープなどの貼着手段を設け、車両窓150の上部の所定箇所に貼着すればよい。2つのヘリカルアンテナ3から導出されている同軸ケーブル11は、車両窓150の近傍のルーフライニング(天井内張り)やピラーガーニッシュ(ピラー室内カバー)に挿入して、車室内に設置されているチューナーに接続できるように配線する。この場合、2つのヘリカルアンテナ3の間隔はλ/2とするのが好適とされるが、車両の寸法等の制約がある場合はこれに限ることはない。また、2つのヘリカルアンテナ3を、車両窓150以外の場所に配置するようにしてもよいし、水平設置に限らず垂直方向やその他の方向に設置してもよい。
次に、本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナ4の構成を図18(a)(b)に示す。図18(a)は第4実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図であり、図18(b)は第4実施例のヘリカルアンテナ4の構成を示す側面図である。
図18(a)(b)に示す第4実施例のヘリカルアンテナ4は、受信信号を増幅する増幅手段を備える構成とされている。第4実施例のヘリカルアンテナ4において、同軸ケーブル41の先端部分の外被が除去されており、外部導体である編組線41cが若干露出している。さらに、編組線41cも先端部分において除去されて絶縁部41bが若干露出している。さらにまた、絶縁部41bも先端部分において除去されており中心導体41aが露出している。基板42の一面にはアンプ43が設けられており、アンプ43の出力端に中心導体41aが接続されている。ヘリカル部40は、先端が基板42に対してほぼ垂直に折り曲げられている接続部40aと、基板42および同軸ケーブル41の周囲にヘリカル状に巻回されているヘリカル素子40bとから構成される。アンプ43の入力端には、接続部40aの一端が接続されており、接続部40aの他端にはヘリカル素子40bの端部が接続されている。ヘリカル素子40bは、接続部40aの長さが長くなる方向あるいは短くなる方向に同軸ケーブル41に対して偏心して設置されている。基板42には、アンプ43の他にヘリカル部40のインピーダンス整合回路など他の機能をもった回路を共に設けるようにしてもよい。なお、アンプ43には、同軸ケーブル41を介してチューナーから同軸ケーブル41に重畳された電力が動作電源として供給される。
ヘリカル素子40bでは、同軸ケーブル41の外周面とヘリカル素子40bとの径方向の最も長くなっている間隔GLと、ヘリカル素子40bの長さLは上記した(1)式を満足するように設計される。図18に示すヘリカルアンテナ4は、ヘリカルアンテナ1,2の利得特性にアンプ43の特性を加味した良好な最大利得の周波数特性を示すようになることから、非常に広帯域なアンテナを実現することができる。本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナ4においても、簡単な構造とすることができると共に、非常に低姿勢なアンテナとすることができ、広帯域な利得特性が得られることから、地上デジタル放送受信用のアンテナとして好適なアンテナとすることができる。
次に、本発明の第5実施例にかかるヘリカルアンテナ5の構成を示す斜視図を図19に示す。
この図に示す第5実施例のヘリカルアンテナ5は、第4実施例のヘリカルアンテナ4を保護ケース44に収納し、保護ケース44から同軸ケーブル41が導出されている。保護ケース44は、外部圧力からの保護やアンテナ構造の安定化、取り付け時の接着面の確保などを目的としてヘリカルアンテナ5に備えられている。この保護ケース44は直方体の形状を半截した蓋部44aとケース部44bとから構成されており、半截されたケース部44bにヘリカル部40と同軸ケーブル41の中心導体41a、絶縁部41bおよび編組線41cを含む前部と、アンプ43が設けられた基板42を収納して、ケース部44bに蓋部44aを貼り合わせたりネジで固着することにより保護ケース44内にヘリカル部40、同軸ケーブル41の前部およびアンプ43が設けられた基板42が収納されるようになる。この場合、基板42およびヘリカル部40を保持する保持部をケース部44bおよび蓋部44aの内側に形成して、この保持部に基板42およびヘリカル部40を保持させるようにしてもよい。
次に、本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナ4におけるヘリカル部40の変形例の構成を図20ないし図23に示す。
図20に示す第1の変形例においては、アンプ43の入力端に接続されている接続部40a−1を基板42にほぼ平行に引き出してヘリカル部40−1におけるヘリカル素子に接続されている。この場合、同軸ケーブル41はヘリカル部40−1の巻回中心から偏心して配置されていることから、接続部40a−1はヘリカル部40−1の巻回中心を通ることなく図20に示すように配置される。また、基板42は垂直に配置される。図示する例では、基板42がヘリカル部40−1に近接するように偏心されているが、逆に同軸ケーブル41がヘリカル部40−1に近接するように偏心させても良い。第1の変形例では、接続部40a−1を基板42にほぼ平行に設置しているため、量産時の接続部40a−1の取付状態のばらつきを抑えることができる。
また、図21に示す第2の変形例においては、ヘリカル部40−2の形状が上下につぶされた楕円形状とされている。アンプ43の入力端に接続されている接続部40a−2は、ヘリカル部40−2の短軸上にほぼ位置して同軸ケーブル41はヘリカル部40−2の長軸に対してずらせて設置されている。この場合、同軸ケーブル41をヘリカル部40−2の長軸上に位置させ、接続部40a−2をヘリカル部40−2の短軸を通らないようにずらせて設置するようにしてもよい。第2の変形例では、ヘリカル部40−2の高さを抑えることができ、より低姿勢なヘリカルアンテナとすることができる。
さらに、図22に示す第3の変形例においては、ヘリカル部40−3の形状が三角形の形状とされている。アンプ43の入力端に接続されている接続部40a−3は、三角形状のヘリカル部40−3の頂点に接続されている。三角形状のヘリカル部40−3の底面とされる直線部に近接するように基板42が配置されることにより、同軸ケーブル41がヘリカル部40−3に対して偏心して配置される。第3の変形例では、三角形状のヘリカル部40−3の直線部が底面とされるので、ヘリカル部40−3の形状が変形しにくくなり、量産時のばらつきによる規格外製品を減少させることができる。
さらにまた、図23に示す第4の変形例においては、ヘリカル部40−4の形状が四角形の形状とされている。アンプ43の入力端に接続されている接続部40a−4は四角形状のヘリカル部40−4の一辺に接続されている。この場合、四角形状のヘリカル部40−4の四角形の頂点に接続部40a−4を接続するようにしてもよい。また、四角形状のヘリカル部40−4の底面とされる直線部に近接するように基板42が配置されることにより、同軸ケーブル41がヘリカル部40−4に対して偏心して配置されているが、四角形状のヘリカル部40−4の上面とされる直線部に近接するように同軸ケーブル41が配置されることにより、同軸ケーブル41がヘリカル部40−4に対して偏心して配置するようにしてもよい。第4の変形例では、ヘリカル部40−4における直線部が底面とされ、三角形状よりも鈍角な頂点形状となるので、加工しやすく強度を増すことができ、量産時のばらつきによる規格外製品を減少させることができる。
以上の変形例においては、ヘリカル部の形状が楕円形状、三角形状、四角形状とされていたが、これに限ることはなくヘリカル部の形状を多角形としても良い。
また、以上のヘリカル部の変形例は第4実施例に適用されることから第5実施例のヘリカルアンテナ5にも適用することができる。さらに、第1実施例ないし第3実施例のヘリカルアンテナ1ないしヘリカルアンテナ3におけるヘリカル部10に適用することができる。
次に、本発明にかかる第6実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図を図24(a)に示し、第6実施例のヘリカルアンテナにおける円筒部の構成を示す斜視図を図24(b)に示す。
図24(a)に示す第6実施例のヘリカルアンテナ6は、断面が円形とされる円筒状の誘電体で構成されている円筒部45を備え、円筒部45の外周面にヘリカル部40’が設けられている。円筒部45は、図24(b)に示すように外周面にヘリカル溝45aが形成されており、このヘリカル溝45aにヘリカル部40’を構成するヘリカル素子40b’が嵌入される。リン青銅等の線材により作成された弾性を有するヘリカル素子40b’は、誘電体とされる円筒部45の外周面のヘリカル溝45aに嵌入されることで、円筒部45に保持されるようになる。これにより、ヘリカル素子40b’の内径が円筒部45におけるヘリカル溝45aの外径によって規制されるため、量産時の電気的なばらつきを抑制することができる。
第6実施例のヘリカルアンテナ6においては、アンプ43が一面に設けられた基板42と同軸ケーブル41の中心導体41a、絶縁部41b、編組線41cを含む前部が、円筒部45の貫通孔45b内に配置されており、基板42の先端部から導出されている接続部40aが円筒部45の外周面に保持されているヘリカル素子40b’の一端に接続されている。なお、アンプ43の出力端に同軸ケーブル41の中心導体41aが接続されており、アンプ43の入力端には、接続部40aの一端が接続されている。ヘリカル素子40b’は、接続部40aの長さが長くなる方向あるいは短くなる方向に同軸ケーブル41に対して偏心して設置されている。なお、誘電体とされる円筒部45の誘電率により波長が短縮されるため、ヘリカルアンテナ6をより小型化することができる。また、波長が短縮されることから波長λを波長の短縮率を勘案した波長に置き換えて前記(1)式を演算することにより、前記した間隔GL[λ]およびヘリカル素子40b’の長さL[λ]を求めるようにする。
次に、本発明にかかる第7実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図を図25(a)に示し、第7実施例のヘリカルアンテナにおける円筒部の構成を示す斜視図を図25(b)に示す。
図25(a)に示す第7実施例のヘリカルアンテナ7は、断面が円形とされる円筒状の誘電体で構成されている円筒部46を備え、円筒部46の外周面にヘリカル部40”が設けられている。また、円筒部46の先端部に接続金具47が取り付けられている。円筒部46は、図25(b)に示すように外周面にヘリカル溝46aが形成されて、ヘリカル溝46a内に導電材が蒸着されることによりヘリカル素子40b”が形成されている。円筒部46には貫通孔46cが全体にわたり形成されており、先端部の肉厚が薄くされることにより外径が若干小さくされた突出部46bが形成されている。突出部46bの表面には、ヘリカル素子40b”と接続されるよう導電材が蒸着されている。金属製の接続金具47は、断面がほぼ円形のキャップ状とされ突出部46bに嵌合可能な嵌合部47aを有し、前面に基板42が挿通可能な矩形状挿通孔47bが形成されている。矩形状挿通孔47bの周囲は前方へ突出するよう形成されている。
第7実施例のヘリカルアンテナ7においては、アンプ43が一面に設けられた基板42と同軸ケーブル41の中心導体41a、絶縁部41b、編組線41cを含む前部が、円筒部45の貫通孔45b内に収納されており、基板42の先端部が接続金具47の矩形状挿通孔47bに挿通されて保持されている。また、接続金具47の嵌合部47aを円筒部46における突出部46bに嵌合することにより、円筒部46の外周面に形成されているヘリカル素子40b”は接続金具47に接続される。そして、アンプ43の入力端は基板42に形成されているプリント配線に接続されており、矩形状挿通孔47bに挿入された基板42のプリント配線をハンダ付けすることにより、アンプ43にヘリカル素子40b”で受信された受信信号が入力されるようになる。なお、アンプ43の出力端には同軸ケーブル41の中心導体41aが接続されている。ヘリカル素子40b”は、同軸ケーブル41に対して偏心して設置されている。また、ヘリカル素子40b”は円筒部46の外周面に蒸着されて形成されているため、その寸法は規制されるため、量産時の電気的なばらつきを抑制することができる。さらに、円筒部46の誘電率により波長が短縮されるため、ヘリカルアンテナ7をより小型化することができる。また、波長が短縮されることから波長λを波長の短縮率を勘案した波長に置き換えて前記(1)式を演算することにより、前記した間隔GL[λ]およびヘリカル素子40b”の長さL[λ]を求めるようにする。
。なお、ヘリカル溝46aを設けることなく円筒部46の外周面にヘリカル素子40b”を蒸着により形成するようにしても良い。
次に、本発明にかかる第8実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図を図26に示す。
図26に示す第8実施例のヘリカルアンテナ8では、細長く形成されている基板42’に設けられたマイクロストリップライン48を介して、アンプ43の出力端が同軸ケーブル41の中心導体41aに接続されている。マイクロストリップライン48は、高周波特性の良好なガラスエポキシ基板やテフロン基板などの基板42’上に、銅箔などの導電性の蒸着材料を用いて同軸ケーブル41とほぼ同じ特性インピーダンスを有するように形成されている。このマイクロストリップライン48は線路部と、線路部を両側から挟んでいるグランド部とから構成されている。そして、線路部には同軸ケーブル41の絶縁部41bから導出されている中心導体41aが接続され、両側のグランド部には同軸ケーブル41の外部導体である編組線41cが接続されていると共に、スルーホールによって基板42’の裏面の全面に形成されているグランド部と接続されている。
ヘリカル部40は、先端が基板42’に対してほぼ垂直に折り曲げられている接続部40aと基板42’の周囲にヘリカル状に巻回されているヘリカル素子40bとから構成される。アンプ43の入力端には、接続部40aの一端が接続されており、接続部40aの他端にはヘリカル素子40bの端部が接続されている。ヘリカル素子40bは、接続部40aの長さが長くなる方向あるいは短くなる方向に同軸ケーブル41に対して偏心して設置されている。マイクロストリップライン48を介して同軸ケーブル41と接続されることにより、同軸ケーブル41がヘリカル部40内に入り込まなくなるため、組み立てやすい構造になると共に、同軸ケーブル41がぐらつかないため電気特性が安定するなど、量産化が容易となる。さらに、マイクロストリップライン48の線幅比を変えて、インピーダンス整合やバラン機能を持たせたりしてもよい。さらにまた、マイクロストリップライン48をコプレナーラインとすると、コストダウンを図ることもできる。
次に、本発明にかかる第9実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図を図27に示す。
図27に示す第9実施例のヘリカルアンテナ9は、図24(b)に示す構成の断面が円形とされる円筒状の誘電体で構成されている円筒部45内に、細長く形成されている図26に示す構成の基板42’が収納されている。すなわち、円筒部45の外周面にヘリカル溝45aが形成されており、このヘリカル溝45aにヘリカル部40’を構成するヘリカル素子40b’が嵌入されている。また、アンプ43の出力端が細長く形成されている基板42’に設けられたマイクロストリップライン48を介して同軸ケーブル41の中心導体41aに接続されている。マイクロストリップライン48の線路部には同軸ケーブル41の中心導体41aが接続され、両側のグランド部には同軸ケーブル41の編組線41cが接続されていると共に、スルーホールによって基板42’の裏面の全面に形成されているグランド部と接続されている。
第9実施例のヘリカルアンテナ9においては、アンプ43およびマイクロストリップライン48が一面に設けられた細長い基板42’が、円筒部45の貫通孔45b内に配置されており、基板42’の先端部から導出されている接続部40aが円筒部45の外周面に保持されているヘリカル素子40b’の一端に接続されている。なお、アンプ43の入力端には、接続部40aの一端が接続されている。ヘリカル素子40b’は、接続部40aの長さが長くなる方向あるいは短くなる方向に同軸ケーブル41に対して偏心して設置されている。なお、誘電体とされる円筒部45の誘電率により波長が短縮されるため、ヘリカルアンテナ9をより小型化することができる。また、波長が短縮されることから波長λを波長の短縮率を勘案した波長に置き換えて前記(1)式を演算することにより、前記した間隔GL[λ]およびヘリカル素子40b’の長さL[λ]を求めるようにする。
次に、本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナ4の変形例の構成を示す斜視図を図28に示す。
図28に示す第4実施例のヘリカルアンテナ4の変形例においては、同軸ケーブル41の所定位置に導電性のケーブルリング49が装着されている。ケーブルリング49の内径は同軸ケーブル41の外径とほぼ等しく、ケーブルリング49の形状は円形となっている。ケーブルリング49は、圧着ダイスなどにより変形させて同軸ケーブル41に固定される。この変形例のヘリカルアンテナ4を車両窓150に取り付けた態様を図29に示す。この図に示すように、ケーブルリング49の同軸ケーブル41上の取り付け位置は、ヘリカルアンテナ4が取り付けられている車両窓150の周囲のボディフレーム153に接する位置とされている。ケーブルリング49のボディフレーム153への固定は、粘着テープなどで行う。例えば、ヘリカルアンテナ9を車両窓150に固定して同軸ケーブル41をボディフレーム153に這わせる位置に最適値がある場合、このケーブルリング49が位置決めの役割を果たすことから、取り付け作業が簡易化され、電気特性を安定させることができる。
次に、本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナ4の他の変形例の構成を示す斜視図を図30に示す。
図30に示す第4実施例のヘリカルアンテナ4の変形例においては、同軸ケーブル41の所定位置に導電性のケーブル板50が装着されている。ケーブル板50はリング部を有し、リング部をカシメることにより同軸ケーブル41にケーブル板50が固定される。この他の変形例のヘリカルアンテナ4を車両窓150に取り付けた態様を図31に示す。この図に示すように、ケーブル板50の同軸ケーブル41上の取り付け位置は、ヘリカルアンテナ4が取り付けられている車両窓150の周囲のボディフレーム153に接する位置とされている。ケーブル板50の設置面積は大きくされていることからボディフレーム153への固定強度を増すことができる。ケーブル板50のボディフレーム153への固定は、粘着テープやネジ止めなどで行う。ケーブル板50は位置決めの機能を有しており、取り付け作業を簡易化して、電気特性を安定させることができる。
なお、ケーブルリング49やケーブル板50は第4実施例のヘリカルアンテナ4に適用されることに限るものではなく、上記説明した他の実施例のヘリカルアンテナに適用することができ、それらの同軸ケーブルの所定位置に取り付けることができる。
以上説明した本発明にかかるヘリカルアンテナの実施例においては、地上デジタル放送用のヘリカルアンテナとして説明したがこれに限るものではなく、使用周波数帯域が広帯域とされる低姿勢のアンテナに適用することができる。
本発明にかかる第1実施例のヘリカルアンテナの構成を示す正面図である。 本発明にかかる第1実施例のヘリカルアンテナの構成を示す側面図である。 本発明にかかる第2実施例のヘリカルアンテナの構成を示す正面図である。 本発明にかかる第2実施例のヘリカルアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第3実施例にかかるヘリカルアンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施例および第2実施例のヘリカルアンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例および第2実施例のヘリカルアンテナのパラメータを変えたVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例および第2実施例のヘリカルアンテナのさらにパラメータを変えたVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例のヘリカルアンテナにおける平均利得の周波数特性を従来のL型アンテナの平均利得の周波数特性と対比して示す図である。 1/4波長の長さとされたホイップアンテナの構成を示す正面図および側面図である。 センター給電のヘリカルアンテナの構成を示す正面図および側面図である。 車両設置でセンター給電のヘリカルアンテナを車両窓に設置した態様を示す図である。 本発明にかかる車両設置でオフセット給電のヘリカルアンテナを車両窓に設置した態様を示す図である。 図10ないし図13に示すアンテナにおいて、470MHz〜710MHzにおけるレジスタンスの最大値(Max)と最小値(Min)を示すグラフである。 図10ないし図13に示すアンテナにおいて、470MHz〜710MHzにおけるリアクタンスの最大値(Max)と最小値(Min)を示すグラフである。 本発明にかかる第3実施例のヘリカルアンテナを車両の室内に装着した装着例の構成を示す図である。 本発明にかかる第3実施例のヘリカルアンテナを車両の室内に装着した他の装着例の構成を示す図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図および側面図である。 本発明にかかる第5実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナにおけるヘリカル部の第1の変形例の構成を示す図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナにおけるヘリカル部の第2の変形例の構成を示す図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナにおけるヘリカル部の第3の変形例の構成を示す図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナにおけるヘリカル部の第4の変形例の構成を示す図である。 本発明にかかる第6実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図および第6実施例のヘリカルアンテナにおける円筒部の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第7実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図および第7実施例のヘリカルアンテナにおける円筒部および接続金具の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第8実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第9実施例のヘリカルアンテナの構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナの変形例の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第4実施例の変形例のヘリカルアンテナを車両窓に取り付けた態様を示す図である。 本発明にかかる第4実施例のヘリカルアンテナの他の変形例の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第4実施例の他の変形例のヘリカルアンテナを車両窓に取り付けた態様を示す図である。 従来の地上デジタル放送受信用のアンテナの構成を示す図である。
符号の説明
1 ヘリカルアンテナ、2 ヘリカルアンテナ、3 ヘリカルアンテナ、4 ヘリカルアンテナ、5 ヘリカルアンテナ、6 ヘリカルアンテナ、7 ヘリカルアンテナ、8 ヘリカルアンテナ、9 ヘリカルアンテナ、10 ヘリカル部、10a 接続部、10b ヘリカル素子、11 同軸ケーブル、11a 中心導体、11b 絶縁部、11c 編組線、12 保護ケース、20 ヘリカル部、20a 接続部、20b ヘリカル素子、21 同軸ケーブル、21a 中心導体、21b 絶縁部、21c 編組線、40 ヘリカル部、40a 接続部、40b ヘリカル素子、41 同軸ケーブル、41a 中心導体、41b 絶縁部、41c 編組線、42 基板、43 アンプ、44 保護ケース、44a 蓋部、44b ケース部、45 円筒部、45a ヘリカル溝、45b 貫通孔、46 円筒部、46a ヘリカル溝、46b 突出部、46c 貫通孔、47 接続金具、47a 嵌合部、47b 矩形状挿通孔、48 マイクロストリップライン、49 ケーブルリング、50 ケーブル板、100 ホイップアンテナ、100a ホイップ素子、101 同軸ケーブル、110 ヘリカルアンテナ、110 ヘリカル部、110a 接続部、110b ヘリカル素子、111 同軸ケーブル、120 ヘリカルアンテナ、150 車両窓、151 バックミラー、152 ダッシュボード、153 ボディフレーム、200 アンテナ、200 L型アンテナ、201 L型素子、202 同軸ケーブル

Claims (9)

  1. 同軸ケーブルと、
    前記同軸ケーブルの中心導体の先端に接続され、前記同軸ケーブルの周囲に巻回されているヘリカル素子とを備え、
    前記ヘリカル素子の巻回中心から偏心する位置に前記同軸ケーブルが配置されていることを特徴とするヘリカルアンテナ。
  2. 同軸ケーブルと、
    ヘリカル素子と、
    基板上に設けられており、前記同軸ケーブルの中心導体が出力端に接続され、前記ヘリカル素子が入力端に接続されている増幅手段とを備え、
    前記ヘリカル素子は、前記同軸ケーブルおよび前記基板の周囲に巻回されていると共に、前記ヘリカル素子の巻回中心から偏心する位置に前記同軸ケーブルおよび前記基板が配置されていることを特徴とするヘリカルアンテナ。
  3. 前記ヘリカル素子の周形状が、円形、楕円形、三角形あるいは四角形のいずれかとされていることを特徴とする請求項1または2記載のヘリカルアンテナ。
  4. 前記ヘリカル素子が、絶縁性の円筒部の周面に形成されたヘリカル溝内に巻回されており、前記同軸ケーブルが前記円筒部内に挿入されていることを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  5. 前記ヘリカル素子が、絶縁性の円筒部の周面に形成されたヘリカル溝内に巻回されており、前記同軸ケーブルおよび前記増幅手段が前記円筒部内に挿入されていることを特徴とする請求項2または3記載のヘリカルアンテナ。
  6. 前記ヘリカル素子が、絶縁性の円筒部の周面に導電性の蒸着材料を蒸着することにより形成されており、前記同軸ケーブルが前記円筒部内に挿入されていることを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  7. 前記ヘリカル素子が、絶縁性の円筒部の周面に導電性の蒸着材料を蒸着することにより形成されており、前記同軸ケーブルおよび前記増幅手段が前記円筒部内に挿入されていることを特徴とする請求項2または3記載のヘリカルアンテナ。
  8. 前記同軸ケーブルの所定の位置に取付位置を示すマーキング手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のヘリカルアンテナ。
  9. 前記ヘリカル素子に対して偏心して配置されている前記同軸ケーブルにおいて、前記同軸ケーブルの外周面と前記ヘリカル素子との径方向の最も短かくされている間隔を固定とした際に、前記同軸ケーブルの外周面と前記ヘリカル素子との径方向の最も長くなる間隔を動作周波数帯域の中心周波数の波長で表した値GLと、前記ヘリカル素子の軸方向の長さを動作周波数帯域の中心周波数の波長で表した値Lとの積を10000倍した値Qが、約4以上とされていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のヘリカルアンテナ。
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