JP2000183636A - ヘリカルアンテナ - Google Patents

ヘリカルアンテナ

Info

Publication number
JP2000183636A
JP2000183636A JP11275666A JP27566699A JP2000183636A JP 2000183636 A JP2000183636 A JP 2000183636A JP 11275666 A JP11275666 A JP 11275666A JP 27566699 A JP27566699 A JP 27566699A JP 2000183636 A JP2000183636 A JP 2000183636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
signal
signal output
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11275666A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Matsuyoshi
俊満 松吉
Koichi Ogawa
晃一 小川
憲一 ▲たか▼橋
Kenichi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11275666A priority Critical patent/JP2000183636A/ja
Priority to CN99125452.XA priority patent/CN1121738C/zh
Priority to US09/415,207 priority patent/US6229498B1/en
Publication of JP2000183636A publication Critical patent/JP2000183636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/362Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith for broadside radiating helical antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q11/00Electrically-long antennas having dimensions more than twice the shortest operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q11/02Non-resonant antennas, e.g. travelling-wave antenna
    • H01Q11/08Helical antennas

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な送受信の実現。 【解決手段】アンテナ素子105〜108の信号入力部
105a〜108aを、実質的に同一の円周上に保持す
る。アンテナ素子105〜108それぞれに対して所定
の位相差をつけて給電信号を供給する給電回路102の
信号出力部113b、113c、114b、114c
を、前記円周が位置する平面に垂直で、かつ前記円周の
実質中心を通る線上に保持する。これにより、信号出力
部113b、113c、114b、114cと、信号入
力部105a〜108aとを接続する給電線119A〜
119Dの電気長を揃える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等、移動体無線機で使用されるヘリカルアンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動体通信は近年急速に発
達し、地上系ばかりでなく衛星を用いたシステムの実用
化も期待されている。このような移動体通信の端末にお
いてはアンテナは重要なデバイスの一つを構成してい
る。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の4線巻
のヘリカルアンテナの一例について説明する。図11は
アンテナの給電回路であり、図12は給電回路を用いて
給電を行ったアンテナの平面図である。
【0004】給電回路200は、3dBハイブリッド回
路201と、バラン回路202と、バラン回路203と
を備える。これら回路201〜203は、50Ωストリ
ップ線路を介して互いに接続された状態で実装基板20
4の同一面上に実装されている。
【0005】ハイブリット回路201はアンテナに対す
る給電のために供給される信号から、出力位相が入力位
相と同一位相の出力(以下、0°出力と定義する。)
と、出力位相が入力位相から90°遅れている出力(以
下、90°出力と定義する。)とを作成して出力する回
路である。なお、出力位相が入力位相から180°遅れ
の出力を180°出力、270°遅れの出力を270°
出力と定義する。
【0006】バラン回路202は、信号出力部205、
206を有し、それぞれにはハイブリット回路201の
0°出力が入力される。信号出力部205、206は、
この0°出力の入力に対して0°出力と180°出力と
を給電信号として作成して出力する。
【0007】バラン回路203は、信号出力部207、
208を有し、それぞれにはハイブリット回路201の
90°出力が入力される。、信号出力部207、208
は、この90°出力の入力に対して0°出力と180°
出力とを給電信号として出力する。
【0008】したがって、これら各給電信号の間には、
信号出力部205の0°出力に対し、信号出力部206
の180°出力は180°遅れ、信号出力部207の0
°出力は90°遅れ、信号出力部208の180°出力
は270°遅れとなる。
【0009】ヘリカルアンテナ210は中空の円筒体2
11の外表面に沿って4本のアンテナエレメント(図示
省略)がヘリカル状に配置される。
【0010】各アンテナエレメントはそれぞれ信号入力
部212〜215を有する。各信号入力部212〜21
5は、円筒体211の端縁に90°の等間隔に配設され
るとともに、各信号出力部205〜208に対し、導線
からなる給電線216を介して個別に対応して接続され
る。
【0011】これにより各アンテナエレメントには給電
回路200から給電信号が互いに90°ずつの位相差を
違えた状態で給電される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各アンテナ
エレメントの信号入力部212〜215は、円筒体21
1の端面、すなわち、同一平面内の円周上に配設されて
いる。
【0013】しかしながら、給電回路200の各信号出
力部205〜208は、基板204の実装面上の端縁に
同一直線上に配設されている。
【0014】そのため、信号出力部205〜208と信
号入力部212〜215との接続距離a〜dは、互いに
不揃いになる。
【0015】図12の構成の場合、d>a≒b>cとな
り、特に、接続距離c(207と213との間隔)と接
続距離d(208と215との間隔)との距離差が大き
くなっている。
【0016】このように接続距離a〜dが不揃いのま
ま、信号出力部205〜208と信号入力部212〜2
15とが対応する給電線216(a)〜(d)で接続す
ると、給電線216(a)〜(d)の長さ(電気長)に
大きな差が生じる。
【0017】したがって、本来、各アンテナエレメント
には、それぞれ位相差90°の給電信号が給電されなく
なくなり、これによって放射円偏波の軸比が大きくなる
うえに、水平面指向性にも歪みが生じる。その結果、高
精度の送受信ができない。
【0018】したがって、本発明の主たる目的は、各ア
ンテナエレメントに対する給電の位相差精度を高めて、
高精度の送受信が可能なヘリカルアンテナを提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためには、本発明は、それぞれが給電信号の信号入力部
を有する複数のアンテナ素子と、少なくとも前記信号入
力部に対応した数の信号出力部を有しかつ前記各信号出
力部それぞれから給電信号を互いに所定の位相差を付け
て出力する給電手段と、前記アンテナ素子それぞれの信
号入力部を、実質的に同一の円周上に保持する第1保持
機構と、前記給電手段の各信号出力部それぞれを、前記
円周が位置する平面に垂直で、かつ前記円周の実質中心
を通る線上に保持する第2保持機構と、前記各アンテナ
素子それぞれの信号入力部と、前記給電手段の各信号出
力部それぞれとを個別に対応して接続する複数の給電線
とを含んでヘリカルアンテナを構成している。
【0020】幾何学的にみて、本発明において記述した
前記円周の実質中心を通る線上の一点と各信号入力部の
配置位置との間の離間距離は一定となる。そこで本発明
では、信号出力部を前記線上に保持することで、各給電
線の長さ(信号出力部とこれに対応する信号入力部との
間の離間間隔)をほぼ揃えることを可能にしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい具体例
について図面を参照して説明する。
【0022】図1ないし図5を参照して、100は、本
発明の第1の具体例に従う4線巻のヘリカルアンテナで
ある。
【0023】このアンテナ100は、アンテナ本体10
1と、給電回路102と、給電コネクタ103とを備え
る。
【0024】アンテナ本体101は、テトラフルオルエ
チレン等の樹脂からなる中空の円筒体104を備える。
【0025】円筒体104の外周面に銅等を素材とした
導線からなる4本のアンテナエレメント105〜108
が設けられる。
【0026】各アンテナエレメント105〜108は、
等ピッチ、等間隔のヘリカル状に円筒体104の外周面
上に設けられる。
【0027】各アンテナエレメント105〜108は、
それぞれ、給電信号が入力される信号入力部105a〜
108aを有する。各信号入力部105a〜108a
は、円筒体104の端面またはその近傍、好ましくは、
一方の端縁104a上に設けられる。
【0028】各信号入力部105a〜108aは、端縁
104aに沿って90°の等間隔に配置される。この配
置で、各信号入力部105a〜108aは、実質的に同
一平面内の同一円周上に保持される。円筒体104は、
信号入力部105a〜108aを保持する第1保持機構
を構成する。
【0029】円筒体104の他方の端縁104bにおい
て、エレメント105〜108は全て短絡される。
【0030】給電回路102は、複数の基板が積層され
てなる回路基板つまり積層基板110に実装される。積
層基板110は、その端部が円筒体104の端縁104
aを通る平面内に位置するように、円筒体104内に保
持される。
【0031】積層基板110は、ガラスエポキシ基板等
の一対の誘電体基板110A、110B間にグランド層
111が介在されて構成される。
【0032】積層基板110の幅Hは、円筒体104内
に径方向に隙間無く安定して収納されるよう、円筒体1
04の内径より若干小さくされる。
【0033】積層基板110は、誘電体基板110Aの
外側に位置する一方の面110aに、3dBハイブリッ
ド回路112と、バラン回路113とが実装される。
【0034】積層基板110はまた、誘電体基板110
Bの外側に位置する他方の面110bに、バラン回路1
14が実装される。
【0035】バラン回路113、114は、基板110
を挟んでその厚み方向に対向配置される。
【0036】ハイブリット回路112は、給電コネクタ
103に接続された信号入力部112aと、0°出力を
出力する信号出力部112bと、90°出力を出力する
信号出力部112cとを有する。
【0037】バラン回路113は、ハイブリット回路1
12の信号出力部112bからの0°出力を入力とし、
この入力に対して0°出力(給電回路102としてみて
0°給電出力という)と180°出力(給電回路102
としてみて180°給電出力という)とを給電信号とし
て作成して出力する。
【0038】バラン回路114は、ハイブリット回路1
12の信号出力部112cからの90°出力を入力と
し、この入力に対して0°出力(給電回路102として
みて90°給電出力という)と180°出力(給電回路
102としてみて270°給電出力という)とを給電信
号として作成して出力する。
【0039】なお、ハイブリット回路112の信号出力
部112bとバラン回路113の不平衡端子113aと
は、基板110の面110aに設けられた50Ω線路1
15を介して接続される。
【0040】ハイブリット回路112の信号出力部11
2cとバラン回路114の不平衡端子114aとは、基
板110の面110aに設けられた50Ω線路116
と、基板110を貫通して設けられたスルーホール電極
117と、基板110の面110bに設けられた50Ω
線路118とを介して接続される。
【0041】グランド層111には、電気的に絶縁した
状態でスルーホール電極117の挿通を許容する切欠1
11aが形成されている。
【0042】バラン回路113は、0°給電出力の信号
出力部113bと180°給電出力の信号出力部113
cとを有し、この信号出力部113cは、基板110の
一方の面110a上において、バラン回路113、11
4に近接する基板端縁110cまで延出している。
【0043】バラン回路114は、90°給電出力の信
号出力部114bと270°給電出力の信号出力部11
4cとを有し、基板110の他方の面110b上におい
て、その端縁110cまで延出している。
【0044】バラン回路113の信号出力部113b、
113cは、50Ω線路により積層基板110の端縁1
10cにまで延出し、基板110の面110a上におい
て幅H方向の中央部付近に配設され、さらには互いに電
気的に不都合が生じない程度にその面方向に沿ってでき
るだけ近接配置されている。
【0045】バラン回路114の信号出力部114b、
114cは、基板110の他方の面110b上において
その幅H方向の中央部付近に配設され、さらには電気的
に不都合が生じない程度にその面方向に沿ってできるだ
け近接配置されている。
【0046】つまり、各信号出力部113b〜114c
それぞれは、円筒体104の端縁104a上つまり平面
内の同一円周上の実質中心を通りその平面に垂直な線上
に保持されている。
【0047】この場合、積層基板110は、前記保持の
ための第2保持機構を構成する。
【0048】基板110の一方の面110aにおける基
板基板端縁110cは、信号出力部113b、113c
が配置される第1配置部を構成する。基板110の他方
の面110bにおける基板基板端縁110cは、信号出
力部114b、114cが配置される第2配置部を構成
する。これら第1配置部と第2配置部とから配置部を構
成する。
【0049】一方の面ハイブリッド回路112とバラン
回路113とは第1位相調整回路を構成する。バラン回
路114は第2位相調整回路を構成する。
【0050】以上の構成を備えた給電回路102は、円
筒体104の内部空間に挿入配置されている。その際、
(1)積層基板110の端縁110cが、円筒体104
の端縁104a側になる、(2)積層基板110の端縁
110cと円筒体104の端縁104aとがほぼ一致し
た位置になる、(3)積層基板110の幅Hの向きが、
互いに直交する信号入力部105aと107aの組み合
わせもしくは106aと108aの組み合わせの対向方
向に一致する(なお、図1,2では、信号入力部(10
6aと108a)の対向方向を基板110の幅Hの向き
に一致させている)、という条件を満たすように収納さ
れる。
【0051】ここで、給電回路102は、上述したよう
に、基板110の幅Hが円筒体104の内径より若干小
さく設定されており、さらには、バラン回路113の信
号出力部113b、113cと、バラン回路114の信
号出力部114b、114cとの配設位置が、基板11
0の幅H方向中央部に設定されている。
【0052】そのため、円筒体104に収納された給電
回路102は、円筒体104の径方向に沿ってほぼ隙間
なく配置されるととともに、すべての信号出力部113
b〜114cは、円筒体104の軸心α(アンテナエレ
メント105〜108のヘリカル軸に相当する)にほぼ
一致する位置に配置される。
【0053】これにより、すべての信号出力部113b
〜114cは、対応するすべての信号入力部105a〜
108aが配置される前記円周の実質中心を通る。
【0054】給電回路102を円筒体104に収納した
のち、各信号出力部113b〜114cと、各信号入力
部105a〜108aとを、給電線119A〜119D
に、それぞれ個別に対応して接続する。
【0055】第1保持機構としては断面が円形の筒体1
04に限定されるものではなく、断面が楕円形、多角
形、等の筒体であっても構わない。また、第1保持機構
は、軸方向に一様に等径の筒体以外に、軸方向異径の筒
体でも構わない。
【0056】以上のようにして各信号出力部113b〜
114cを各信号入力部105a〜108aに接続する
と、各給電線119A〜119Dの電気長はほぼ同じに
なる。すなわち、端縁104aに設けられた各信号入力
部105a〜108aと、円筒体104の軸心α上の一
点(信号入力部105a〜108aが配置される円周上
の実質中心を通るこの円の配置面の垂線上の一点)との
間の離間距離は幾何学的にみて一定となる。
【0057】一方、各信号出力部113b〜114cの
位置は、上述したように、円筒体104の軸心αにほぼ
一致する。すなわち、各信号出力部113b〜114c
は、円筒体104の軸心α上の一点(端縁104a上の
軸心α)にできるだけ近接して配置されている。そのた
め、信号入力部105a〜108aと各信号出力部11
3b〜114cとを接続する各給電線119A〜119
Dの長さはほぼ同一の長さになる。
【0058】しかも、各信号出力部113b〜114c
の軸心α上での位置と、各信号入力部105a〜108
aの軸心α上位置とをほぼ一致させているので、各給電
線119A〜119Dの電気長はほぼ最小長さになって
おり、良好な電気特性(抵抗等)が得られる。
【0059】以上のような構成を備えたアンテナ100
によって送受信を行うと、垂直面に対してコニカルビー
ム特性を有する指向特性を示す。その際、給電線119
A〜119Dの電気長がほぼ同一であるので、各エレメ
ント105〜108への給電位相が正確に90°差とな
り、主放射方向へは軸比の小さな(0dBに近い)円偏
波が水平方向へ無指向特性をもって放射され、放射円偏
波の軸比が大きくなったり、水平面指向特性に歪みが生
じるなど、放射特性が劣化することは起きない。つま
り、このアンテナ100によれば、安定した円偏波を広
角にわたって放射することができる。
【0060】なお、この具体例において、ハイブリット
回路112の信号出力部112cとバラン回路114の
信号出力部114aとの接続を、基板110に設けたス
ルーホール電極117と、50Ω線路116と、50Ω
線路118とを介して行ったが、これをスルーホール電
極等ではなく、ジャンパー線など他の構成で接続するこ
ともできる。このような構成とすると、グランド層11
1に切欠11aを設ける必要がなくなり、作製の容易な
一面グランドとすることができ、基板110の製造工程
が容易になる。
【0061】また、円筒体104の外周面に、アンテナ
エレメント収納用の螺旋状溝を形成し、この螺旋状に各
エレメント105〜108を収納することにより、アン
テナエレメント105〜108を形状精度高く、しかも
容易に収納配置することができ、これにより、4線巻ヘ
リカルアンテナの電気特性を安定させることができ、し
かも、その作製も容易になる。
【0062】また、この具体例において、給電回路10
2は円筒体104の内部に挿入配置したが、円筒体10
4の内部に挿入配置しない構造にすることも可能であ
る。この場合、例えば、給電回路102を円筒体104
の下部に配置したうえで、給電点(信号出力部113b
〜114cと信号入力部105a〜108aとの接続箇
所)とを円筒体104の下部にし、円筒体104の上部
で4本のアンテナエレメント105〜108を短絡させ
る構造にしても同様の効果が得られる。
【0063】また、この具体例では、軸心α上におい
て、各信号出力部113b〜114bが端縁104aに
一致する位置に、給電回路102を配置したが、軸心α
上において、各信号出力部113b〜114bが端縁1
04aに一致しなくてもよい。要は、軸心α上の一点に
対して各信号出力部113b〜114bを近接して配置
すればよい。
【0064】また、この具体例においては、円筒体10
4はテトラフルオルエチレンとしたが、ポリプロピレン
など他の樹脂でも構わないし、あるいはフィルム状樹脂
でも構わない。また、アンテナエレメント105〜10
8に銅線を用いるとしたが、樹脂製の円筒体104に直
接、アンテナエレメントを印刷、あるいはメッキした場
合でも同様の効果が得られる。さらには、円筒体104
をフィルム状とした場合には、アンテナエレメントの印
刷やメッキを容易に行うことができる。
【0065】この具体例では、ハイブリット回路112
と、バラン回路113、114とを、50Ω線路115
や、50Ω線路116、スルーホール電極117、およ
び50Ω線路118により直接接続していたが、図7に
示すように、50Ω線路115や50Ω線路118の線
路中に、インピーダンス整合回路20、ないしはインピ
ーダンス整合回路21を介装し、ハイブリット回路11
2の出力をこれら回路20、21で信号処理したのち、
バラン回路113、114に入力するようにしてもよ
い。そうすれば、アンテナのインピーダンス整合を取
れ、不整合による反射損失を小さくし、高効率な放射を
実現できる。
【0066】また、この具体例では、4つのアンテナエ
レメント105〜108を備えたアンテナにおいて本発
明を実施したが、アンテナエレメントの数はこれに限る
ものではなく、他の数のアンテナエレメントを備えたヘ
リカルアンテナにおいても本発明は同様に実施できるの
はいうまでもない。特に、2の倍数からなるアンテナエ
レメントを備えたヘリカルアンテナにおいて、本発明を
実施すれば、上述した具体例とほぼ同様の回路構成で給
電手段を構成することができる。
【0067】また、この具体例においては、樹脂製の円
筒体104にアンテナエレメント105〜108を巻き
付けるための溝を掘ることにより、アンテナ形状を安定
に保つことができ、電気特性も安定して製作も容易にな
る。
【0068】また、この具体例では、給電線を導線ワイ
ヤから構成したが、図7に示すように、絶縁基板120
に形成した配線パターンから給電線121を構成しても
よい。この場合、給電線121は弛むことなくその長さ
を常時一定に維持することができ、配線後の給電線12
1の長さに誤差は生じない。
【0069】また、基板120と円筒体104との接続
固定は、円筒体104の端縁104aに基板120を当
接させた状態で給電線121と信号入力部105a〜1
08aとを半田や導電性接着剤で接続すればよく、そう
すれば、導線ワイヤからなる給電線より簡単に信号入力
部105a〜108aに給電線121を接続することが
できる。
【0070】しかも、その際、半田や導電性接着剤の接
着力により基板120を円筒体104の一端縁104a
に支持固定させることができる。
【0071】また、給電線121を配線パターンにして
基板120に設ければ、給電回路102を実装した基板
110を絶縁基板120上に接続固定することもでき
る。そうすれば、基板120に接続固定された状態で基
板110を円筒体104内に取り付けることもでき、基
板110の支持固定に要する作業が簡単になる。
【0072】この絶縁基板120は円筒体104と一体
に形成してもよい。
【0073】次に、本発明の第2の好ましい具体例に従
うアンテナについて図8および図9を参照して説明する
と、アンテナエレメント105〜108の信号入力部1
05a〜108aは、端縁104a上において周方向に
沿って角度90°毎の等間隔に配置されている。
【0074】給電回路130は、絶縁基板110に設け
られている。給電回路130の信号出力部133b〜1
34cは、基板110の基板端縁110cに配置されて
いる。
【0075】各信号出力部133b〜134cは、基板
端縁110cにおいて端縁長手方向中央γを中心とした
円βの円周上に配置されている。
【0076】0°出力の信号出力部133b、90°出
力の信号出力部133c、180°の信号出力部134
b、および270°出力の信号出力部134cは、この
円β上において上記記載順に周方向にほぼ等間隔に順次
配置されている。
【0077】信号出力部133b〜134cをこのよう
に配置するために、給電回路130は次のように構成さ
れる。
【0078】基板110において誘電体基板110Aの
外側に位置する一方の面110aには、バラン回路13
2と、3dBハイブリッド回路133とが実装されてい
る。
【0079】誘電体基板110Bの外側に位置する他方
の面110bには3dBハイブリット回路134が実装
されている。
【0080】バラン回路133、134は、基板110
を挟んでその厚み方向に対向配置される。
【0081】バラン回路132は、0°出力と、180
°出力とを作成し、ハイブリット回路133、134
は、バラン回路132の出力から0°出力と90°出力
とを作成する。
【0082】バラン回路132の入力部132aには、
不図示の給電コネクタ103が接続されている。
【0083】バラン回路132の0°出力の信号出力部
132bとハイブリット回路133の不平衡端子133
aとは、基板110の面110aに設けられた50Ω線
路135を介して接続されている。
【0084】バラン回路132の180°出力の信号出
力部132cとハイブリット回路134の不平衡端子1
34aとは、基板110の面110aに設けられた50
Ω線路136と、基板110を貫通して設けられたスル
ーホール電極137と、基板110の面110bに設け
られた50Ω線路138とを介して接続されている。
【0085】グランド層111には、電気的に絶縁した
状態でスルーホール電極137の挿通を許容する切欠1
11aが形成されている。
【0086】ハイブリット回路133の0°出力の信号
出力部133bや、90°出力の信号出力部133c
は、基板110の一方の面110a上において、回路1
33、134に近接する基板端縁110cまで延出して
いる。
【0087】ハイブリット回路134の90°出力の信
号出力部134bや、0°出力の信号出力部134c
は、基板110の他方の面110b上において、回路1
34、133に近接する基板端縁110cまで延出して
いる。
【0088】各信号出力部133b〜134cは、50
Ω線路により基板端縁110cまで延出している。
【0089】信号出力部133b、133cは、基板1
10の一方の面110a上において基板幅方向の中央を
挟んで対称となる位置つまり基板幅中央から同じ距離だ
け離れた位置に配設されている。
【0090】信号出力部134b、134cは、基板1
10の他方の面110b上においてその幅方向の中央を
挟んで対称となる位置に配設されている。
【0091】このように配設されることで、信号出力部
133b、133cと、信号出力部134b、134c
とは、基板110の基板端縁110cの幅方向中央γを
中心とする円β上の位相角にしてほぼ90°だけ互いに
離間した位置に、0°出力、90°出力、180°出
力、270°出力の順に、90の°等間隔で順次配置さ
れている。
【0092】なお、これら出力の位相遅れ量は、それぞ
れ実質的に90°ずつ互いにずれていればよい。しか
も、そのずれ量はできるだけ90°に近似しておればよ
いが、正確に90°でなくともよいのはいうまでもな
い。
【0093】以上の構成を備えた給電回路130は、円
筒体104の内部空間に挿入配置されている。その際、
(1)基板端縁110c(各信号出力部133b〜13
4cが設けられる)が、端縁104a(各信号入力部1
05a〜108aが設けられる)側になる、(2)基板
端縁110cと端縁104aとがほぼ一致した位置にな
る、(3)基板端縁110c上における信号出力部13
3b〜134cの配置位相角と、端縁104a上におけ
る信号入力部105a〜108aの配置位相角とが一致
するように、基板110の向きを設定する、という条件
を満たすように収納されている。
【0094】これにより、円βが端縁104a上におい
て円筒体104と同心となる位置に配置される。信号出
力部133b〜134cと信号入力部105a〜108
aとは、互いに同心となる2つの円(円βと端縁104
a)それぞれの円周上において、周方向に等間隔を空け
て配置されている。
【0095】信号出力部133b〜134cと、信号入
力部105a〜108aとは、同位相角位置に配置され
ることになり、それぞれ一対一に対応した状態で円βの
径方向に沿った位置に配置されている。
【0096】給電回路130を円筒体104に収納した
のち、円βの同一の径上に配置された信号出力部133
b〜134cと信号入力部105a〜108aとを、導
線ワイヤ等からなる給電線135によりそれぞれ接続す
る。すなわち、0°出力の信号出力部133bを、信号
入力部105aに給電線135Aを介して接続する。9
0°出力信号出力部133cを、信号入力部105aか
ら図中左回りに角度90°離間して配置された信号入力
部106aに給電線135Bを介して接続する。180
°遅れ出力の信号出力部134cを、信号入力部106
aから図中左回りに角度90°離間して配置された信号
入力部107aに給電線135Cを介して接続する。2
70°出力の信号出力部134bを、信号入力部107
aから図中左回りに角度90°離間して配置された信号
入力部108aに給電線135Dを介して接続する。
【0097】以上のようにして各信号出力部133b〜
134cを対応する信号入力部105a〜108aに接
続すると、各給電線135A〜135Dの電気長はほぼ
同じになる。すなわち、上述したように、端縁104a
上に信号入力部105a〜108aを周方向に等間隔を
空けて設けている。円筒体104と同心の円(この具体
例ではその一例である端縁104aと同心の円β)の円
周上において周方向に等間隔を空けて、信号出力部13
3b〜134cを設けている。そのため、信号入力部1
05a〜108aと、これら信号入力部に最も近接する
信号出力部133b〜134cとの間の離間距離は幾何
学的にみて一定となる。これにより、信号入力部105
a〜108aと各信号出力部133b〜134cとを接
続する各給電線135A〜135Dの長さはほぼ同一の
長さになり、第1の具体例と同様の効果を奏する。
【0098】さらには、円βの円周上において信号入力
部105a〜108aと同位相角となる位置に、信号出
力部133b〜134cを設けているので、信号入力部
105a〜108aと、信号出力部133b〜134c
との間の離間距離は幾何学的にみて最短の長さとなる。
これにより、信号入力部105a〜108aと各信号出
力部133b〜134cとを接続する各給電線135A
〜135Dの長さをより短くすることが可能となり、良
好な電気特性(抵抗等)が得られる。
【0099】しかも、円βの配置面と端縁104aの設
置位置とをほぼ一致させているので、各給電線135A
〜135Dの電気長をほぼ最小の長さとすることがで
き、より良好な電気特性(抵抗等)が得られる。
【0100】この具体例では、円βの配置される面が端
縁104aに一致するように、給電回路130を配置す
るとしたが、円βの配置面が端縁104aに一致しなく
てもよい。要するに、円βと端縁104aとが同心でか
つ平行に配置されていればよい。
【0101】この場合、積層基板110は、絶縁基板を
構成する。円筒体104は第1保持機構を構成する。積
層基板110は第2保持機構を構成する。バラン回路1
32とハイブリット回路133とは第1位相調整回路を
構成する。ハイブリット回路134は第2位相調整回路
を構成する。円筒体104の端縁104aは、信号入力
部が配置される円周を構成する。円βは他の円周を構成
する。基板110の一方の面110aにおける基板基板
端縁110cは、信号出力部133b、133cが配置
される第1配置部を構成する。基板110の他方の面1
10bにおける基板基板端縁110cは、信号出力部1
34b、134cが配置される第2配置部を構成する。
これら第1配置部と第2配置部とから配置部を構成す
る。
【0102】この具体例においても、第1保持機構は、
断面が円形の筒体104に限定されるものではなく、断
面が楕円形、多角形、等の筒体であっても構わない。ま
た、第1保持機構は、軸方向に一様に等径の筒体以外
に、軸方向異径の筒体でも構わない。
【0103】この具体例において、0°出力の信号出力
部133b、90°出力の信号出力部133c、180
°の信号出力部134c、および270°出力の信号出
力部134bを、この円β上において上記記載順に順次
配置するためには、次のように給電回路140を構成し
てもよい。
【0104】すなわち、図10に示すように、基板11
0において誘電体基板110Aの外側に位置する一方の
面110aに、3dBハイブリット回路141と、バラ
ン回路142とを実装する。誘電体基板110Bの外側
に位置する他方の面110bにはバラン回路143を実
装する。バラン回路142、143は、基板110を挟
んでその厚み方向に対向配置する。
【0105】ハイブリット回路141は、0°出力と、
90°出力とを作成し、バラン回路142、143は、
ハイブリット回路141の出力から0°出力と180°
出力とを作成する。
【0106】ハイブリット回路141の入力部141a
には、不図示の給電コネクタ103を接続する。
【0107】ハイブリット回路141の0°出力の信号
出力部141bと回路142の不平衡端子142aと
を、基板110の一方の面110aに設けられた50Ω
線路144を介して接続する。
【0108】ハイブリット回路141の90°遅れ出力
の信号出力部141cとバラン回路143の不平衡端子
143aとを、基板110の一方の面110aに設けら
れた50Ω線路145と、基板110を貫通して設けら
れたスルーホール電極146と、基板110の他方の面
110bに設けられた50Ω線路147とを介して接続
する。
【0109】50Ω線路147は、信号を90°だけ遅
れさせるために、λy/4(λy:波長)分の線路長を有
している。
【0110】グランド層111には、電気的に絶縁した
状態でスルーホール電極137の挿通を許容する切欠1
11aを形成している。
【0111】バラン回路142の信号出力部142b、
142cは、基板110の一方の面110a上におい
て、回路142、143に近接する基板端縁110cま
で延出している。
【0112】バラン回路143の信号出力部143b、
144cは、基板110の他方の面110b上におい
て、回路143、144に近接する基板端縁110cま
で延出している。
【0113】信号出力部142b、143cは、50Ω
線路148、149により基板端縁110cまで延出し
ている。信号出力部142c、143bは、50Ω線路
150、151により基板端縁110cまで延出してい
る。
【0114】50Ω線路150、151は、信号を90
°だけ遅れさせるために、λy/4(λy:波長)分の線
路長を有している。
【0115】このように配設されることで、信号出力部
142bは、給電回路140の0°出力の信号出力部と
なり、信号出力部142cは270°出力の信号出力部
となり、信号出力部143bは90°出力の信号出力部
となり、信号出力部143cは180°出力の信号出力
部となる。したがって、基板110の基板端縁110c
の幅H方向中央を中心とする円β上の位相角にして90
°だけ互いに離間した位置に、0°出力、90°出力、
180°出力、270°出力の順に、順次配置される。
【0116】この場合、ハイブリット回路141とバラ
ン回路142と50Ω線路150とから第1位相調整回
路が構成される。50Ω線路147とバラン回路143
と50Ω線路151とから第2位相調整回路が構成され
る。基板110の一方の面110aにおける基板基板端
縁110cは、信号出力部142b、142cが配置さ
れる第1配置部を構成する。基板110の他方の面11
0bにおける基板基板端縁110cは、信号出力部14
3b、143cが配置される第2配置部を構成する。こ
れら第1配置部と第2配置部とから配置部を構成する。
【0117】この発明を詳細にその最も好ましい具体例
について説明したが、その好ましい実施形態についての
部品の組み合わせと配列は、後に請求するこの発明の精
神と範囲とに反することなく種々変更することができる
ものである。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各給電線の長さをほぼ揃えることが可能となり、各アン
テナエレメントに対する給電の位相差精度が高まって、
高精度の送受信が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の好ましい具体例に従う4線巻ヘ
リカルアンテナの外観斜視図である。
【図2】図1のアンテナの平面図である。
【図3】図1のアンテナの本体の外観斜視図である。
【図4】図1のアンテナの給電回路の分解斜視図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図1の変形例としてアンテナエレメントの給電
回路の分解斜視図である。
【図7】図1の他の変形例としてアンテナエレメントの
要部拡大分解斜視図である。
【図8】本発明の第2の好ましい具体例に従うアンテナ
の平面図である。
【図9】図8のアンテナの給電回路の分解斜視図であ
る。
【図10】図9の変形例としてアンテナエレメントの給
電回路の分解斜視図である。
【図11】従来例のアンテナの給電回路の平面図であ
る。
【図12】図11のアンテナの平面図である。
【符号の説明】
101 アンテナ本体 102 給電
回路 104 円筒体 105〜108 アン
テナエレメント 105a,106a,107a,108a 信号入力部 110 積層基板 111 グラ
ンド層 112 3dBハイブリッド回路 113 バラ
ン回路 113b 出力端子 113c 出力
端子 114 バラン回路 114b 出力
端子 114c 出力端子 117 スル
ーホール電極 119A〜119D 給電線 α 軸心

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが給電信号の信号入力部を有す
    る複数のアンテナ素子と、 少なくとも前記信号入力部に対応した数の信号出力部を
    有しかつ前記各信号出力部それぞれから給電信号を互い
    に所定の位相差を付けて出力する給電手段と、 前記アンテナ素子それぞれの信号入力部を、実質的に同
    一の円周上に保持する第1保持機構と、 前記給電手段の各信号出力部それぞれを、前記円周が位
    置する平面に垂直で、かつ前記円周の実質中心を通る線
    上に保持する第2保持機構と、 前記各アンテナ素子それぞれの信号入力部と、前記給電
    手段の各信号出力部それぞれとを個別に対応して接続す
    る複数の給電線と、 を含むヘリカルアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記第1保持機構は、その端面を含むそ
    の近傍が前記平面内に位置する筒体で構成され、この筒
    体の前記近傍に前記アンテナ素子それぞれの信号入力部
    が保持されている、請求項1に記載のヘリカルアンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記筒体が円筒体である、請求項2に記
    載のヘリカルアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記給電手段が、 回路基板と、 前記回路基板に搭載されて前記各信号出力部を有すると
    ともに各信号出力部それぞれから前記給電信号を互いに
    所定の位相差を付けて出力処理する給電回路と、 を含
    み、 前記回路基板は、前記各信号出力部それぞれが配置され
    た配置部を有し、 前記回路基板は、前記配置部が前記筒体の前記端面を通
    る平面を含む当該平面に平行な平面内に位置するよう
    に、前記筒体に保持されている、 請求項2に記載のヘリカルアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ素子は4つあり、 前記給電回路は、各給電信号を、実質的に90度ずつの
    位相差を付けるよう位相調整したのち、各出力端子から
    出力する請求項4に記載のヘリカルアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記給電回路は、 前記回路基板の一方の面に設けられて、前記給電信号を
    実質的に0°/90°/180°のそれぞれの位相角で
    位相遅れさせる第1位相調整回路と、 前記回路基板の他方の面に設けられて、前記第1位相調
    整回路の90°位相遅れ出力を実質的に0°/180°
    のそれぞれの位相角で位相遅れさせる第2位相調整回路
    とを含み、 前記配置部は、 前記第1位相調整回路に対応して前記回路基板の一方の
    面に設けられた第1配置部と、 前記第2位相調整回路に対応して前記回路基板の他方の
    面に設けられた第2配置部と、 を含むものである、請求項5に記載のヘリカルアンテ
    ナ。
  7. 【請求項7】 前記給電手段は、インピーダンス整合回
    路をさらに有する請求項1に記載のヘリカルアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記給電線を電線から構成する請求項1
    に記載のヘリカルアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記給電線を、基板に形成した配線パタ
    ーンから構成する請求項1に記載のヘリカルアンテナ。
  10. 【請求項10】 それぞれが給電信号の信号入力部を有
    する複数のアンテナ素子と、 少なくとも前記信号入力部に対応した数の信号出力部を
    有しかつ前記各信号出力部それぞれから給電信号を互い
    に所定の位相差を付けて出力する給電手段と、 前記アンテナ素子それぞれの信号入力部を、実質的に同
    一の円周上にその周方向に等間隔を空けて保持する第1
    保持機構と、 前記給電手段の各信号出力部それぞれを、前記円周が位
    置する平面に垂直でかつ前記円周の実質中心を通る線上
    の一点を中心として前記円周と平行もしくは同一平面上
    に設けられた他の円周上に、その周方向に等間隔を空け
    て保持する第2保持機構と、 前記各アンテナ素子それぞれの信号入力部と前記給電手
    段の各信号出力部それぞれとを個別に対応して接続する
    複数の給電線と、 を有するヘリカルアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記第2保持機構は、前記信号出力部
    を、前記信号入力部と同位相角位置に保持する、請求項
    10に記載のヘリカルアンテナ。
  12. 【請求項12】 前記第1保持機構は、その端面を含む
    その近傍が前記平面内に位置する筒体で構成され、この
    筒体の前記近傍に前記アンテナ素子それぞれの信号入力
    部が保持されている、請求項10に記載のヘリカルアン
    テナ。
  13. 【請求項13】 前記筒体が、円筒体である、請求項1
    2に記載のヘリカルアンテナ。
  14. 【請求項14】 前記給電手段が、 回路基板と、 この回路基板に搭載されて前記各信号出力部を有すると
    ともに各信号出力部それぞれから前記給電信号を互いに
    所定の位相差を付けて出力処理する給電回路と、 を含
    み、 前記回路基板は、前記各信号出力部それぞれが配置され
    た配置部を有し、前記回路基板は、前記配置部が前記筒
    体の前記端面を通る平面を含む当該平面に平行な平面内
    に位置するように、前記筒体に保持されている、 請求項12に記載のヘリカルアンテナ。
  15. 【請求項15】 前記アンテナ素子は4つあり、 前記給電回路は、各給電信号を、実質的に90度ずつの
    位相差を付けるよう位相調整したのち、各出力端子から
    出力する請求項14に記載のヘリカルアンテナ。
  16. 【請求項16】 前記給電回路は、 前記回路基板の一方の面に設けられて、前記給電信号を
    実質的に0°/90°/180°のそれぞれの位相角で
    位相遅れさせる第1位相調整回路と、 前記回路基板の他方の面に設けられて、前記第1位相調
    整回路の180°位相遅れ出力を、実質的に0°/90
    °のそれぞれの位相角で位相遅れさせる第2位相調整回
    路とを有し、 前記配置部は、 前記第1位相調整回路に対応して前記回路基板の一方の
    面に設けられた第1配置部と、 前記第2位相調整回路に対応して前記回路基板の他方の
    面に設けられた第2配置部と、 を含むものである、請求項15に記載のヘリカルアンテ
    ナ。
JP11275666A 1998-10-09 1999-09-29 ヘリカルアンテナ Pending JP2000183636A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11275666A JP2000183636A (ja) 1998-10-09 1999-09-29 ヘリカルアンテナ
CN99125452.XA CN1121738C (zh) 1998-10-09 1999-10-09 螺旋天线
US09/415,207 US6229498B1 (en) 1998-10-09 1999-10-12 Helical antenna

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28769798 1998-10-09
JP10-287697 1998-10-09
JP11275666A JP2000183636A (ja) 1998-10-09 1999-09-29 ヘリカルアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000183636A true JP2000183636A (ja) 2000-06-30

Family

ID=26551572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11275666A Pending JP2000183636A (ja) 1998-10-09 1999-09-29 ヘリカルアンテナ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6229498B1 (ja)
JP (1) JP2000183636A (ja)
CN (1) CN1121738C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117948A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nippon Antenna Co Ltd ヘリカルアンテナ
JP2010063095A (ja) * 2008-08-21 2010-03-18 Sarantel Ltd アンテナ及びアンテナを製造する方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6480173B1 (en) * 2000-11-28 2002-11-12 Receptec Llc Quadrifilar helix feed network
US6545649B1 (en) * 2001-10-31 2003-04-08 Seavey Engineering Associates, Inc. Low backlobe variable pitch quadrifilar helix antenna system for mobile satellite applications
US7245268B2 (en) * 2004-07-28 2007-07-17 Skycross, Inc. Quadrifilar helical antenna
GB0512652D0 (en) * 2005-06-21 2005-07-27 Sarantel Ltd An antenna and an antenna feed structure
JP4960348B2 (ja) * 2005-06-21 2012-06-27 サランテル リミテッド アンテナおよびアンテナ給電構造
GB2449837B (en) * 2006-12-20 2011-09-07 Sarantel Ltd A dielectrically-loaded antenna
GB0724684D0 (en) * 2007-12-18 2009-01-07 Bae Systems Plc Anntenna Feed Module
US8106846B2 (en) * 2009-05-01 2012-01-31 Applied Wireless Identifications Group, Inc. Compact circular polarized antenna
US8618998B2 (en) 2009-07-21 2013-12-31 Applied Wireless Identifications Group, Inc. Compact circular polarized antenna with cavity for additional devices
KR101137285B1 (ko) * 2010-10-28 2012-04-20 위월드 주식회사 초소형 광대역 송수신 안테나 피더
US9837709B2 (en) * 2015-04-09 2017-12-05 Topcon Positioning Systems, Inc. Broadband helical antenna with cutoff pattern

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4008479A (en) * 1975-11-03 1977-02-15 Chu Associates, Inc. Dual-frequency circularly polarized spiral antenna for satellite navigation
GB2246910B (en) * 1990-08-02 1994-12-14 Polytechnic Electronics Plc A radio frequency antenna
US5986619A (en) * 1996-05-07 1999-11-16 Leo One Ip, L.L.C. Multi-band concentric helical antenna

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117948A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nippon Antenna Co Ltd ヘリカルアンテナ
JP2010063095A (ja) * 2008-08-21 2010-03-18 Sarantel Ltd アンテナ及びアンテナを製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1259778A (zh) 2000-07-12
US6229498B1 (en) 2001-05-08
CN1121738C (zh) 2003-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100802210B1 (ko) 듀얼 밴드 헬리컬 안테나
US7151505B2 (en) Quadrifilar helix antenna
US6522302B1 (en) Circularly-polarized antennas
US6339405B1 (en) Dual band dipole antenna structure
JP2000183636A (ja) ヘリカルアンテナ
KR20030014363A (ko) 이중편파 다이폴 배열안테나
JP2001053531A (ja) ヘリカルアンテナおよびその製造方法
US7190310B2 (en) Antenna apparatus
US6091366A (en) Microstrip type antenna device
KR101225581B1 (ko) 이중 편파 다이폴 안테나
US7659867B2 (en) Complex antenna
KR101239963B1 (ko) 복합 안테나
JPH10247818A (ja) 偏波共用アンテナ
KR101286073B1 (ko) 이중편파 다이폴 안테나 구조물
WO2003044895A1 (en) Quadrifilar helical antenna and feed network
JP2000114848A (ja) ダイバーシティアンテナ
EP1150382A1 (en) Helical antenna
JP2011024024A (ja) アンテナ装置
JPH01236703A (ja) マイクロ波アンテナ装置
CN113161701A (zh) 移相器及基站天线
CA3079709A1 (en) Filar antenna element devices and methods
JP2019068329A (ja) 円偏波アンテナおよびダイバーシティ通信システム
JP2004072562A (ja) スパイラルアンテナ
JP2002353734A (ja) アンテナ装置
JP7130444B2 (ja) アンテナユニット