JP2009117696A - 電気化学キャパシタ用電極及び電気化学キャパシタ - Google Patents

電気化学キャパシタ用電極及び電気化学キャパシタ Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギー密度が高い電気化学キャパシタ用電極とその製造方法、及び電気化学キャパシタを提供する。
【解決手段】導電基材上に製膜担持させた、ルテニウム、および酸化ルテニウムを主体とする空隙層であって、該空隙層の空隙率が表面から該導電基材方向に向けて小さくなっていることを特徴とする電気化学キャパシタ用電極及び電気化学キャパシタ。
【選択図】なし

Description

本発明は、電気化学キャパシタ用電極に関し、より詳しくは、非晶質ルテニウム化合物からなる電極活物質を導電性基材に担持させてなる電気化学キャパシタ用電極及び該電極を用いてなる電気化学キャパシタに関する。
一般的に高性能携帯用電源は、すべての携帯用情報通信機器、電子機器、電気自動車等に必須的に使用される最終製品機器の核心部品である。最近開発されている蓄電素子は、全て電気化学的な原理を利用したものであって、二次電池と電気化学キャパシタが代表的である。
電気化学キャパシタは、その蓄電機構から一般に電気二重層型と擬似二重層型に分類される。前者は、電極と電解質界面での静電的な電荷分離現象を利用したものであり、後者は、ファラデー過程、換言すると水素の電気化学的吸脱着過程を利用したものである。
後者の擬似二重層型キャパシタは、高パワー密度に加え高エネルギー密度であることから、近年注目されており、該キャパシタの電極活物質としては、金属酸化物系活物質や、導電性高分子系活物質が提案されている。
上記金属酸化物系活物質の中でも、ルテニウム酸化物、とりわけ非晶質ルテニウム水和酸化物は、高いキャパシタンスを有するため、エネルギー密度の高い材料として期待されている。
中でも、熱分解法により作製された酸化ルテニウム(RuO2)や、ゾル−ゲル(sol−gel)法により作製された酸化ルテニウム水和物微粒子が、優れた電気化学特性を示す。
表面の酸化還元反応を効率よく起こすためには、酸化ルテニウムを微粒子にして比表面積を大きくする必要がある。しかし、現在得られている酸化ルテニウムの平均一次粒子径は50nm以上であり、バラツキも大きいことから、さらなる微粒子化が求められている。
酸化ルテニウム微粒子を積層した電極の製造方法としては、エアロゾルスプレー熱分解法(electrostatic aerosol spray pyrolysis(EASP)法)による酸化ルテニウム水和物薄膜電極の製造方法(特許文献1参照。)や、電気泳動法(electrophoretic deposit ion(EPD)法)による酸化ルテニウム厚膜電極の作製方法(非特許文献1参照。)が知られている。
しかしながら、EASP法により得られた電極は、噴霧より得られる溶液滴の大きさに、微粒子の大きく依存し、さらに、液滴間の衝突、ヒーターステージからの上昇気流などによる外乱が粒子径のコントロールを難しくしており、結果的に粒子径が大きく、そのバラツキも大きい。
別の方法として、アルコール及び多重結合を有する疎水性溶媒からなる混合溶媒にルテニウム化合物を添加して、加熱還流させて得られる電極活物質前駆体溶液を導電性基材に塗布し、特定の温度範囲で熱処理させることにより電気化学キャパシタを得ることが提案されて(例えば、特許文献2参照)いる。
しかしながら、加熱還流させて得られる空隙膜は、ランダムに堆積しており、粒径、空隙率、傾斜性をコントロールすることが難しい。
特表2004−512695号公報 特開2006−66495号公報 2005年 電気化学会秋季大会 講演要旨集 p262
本発明の目的は、エネルギー密度が高い電気化学キャパシタ用電極とその製造方法、及び電気化学キャパシタを提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成することができる。
1.導電基材上に製膜担持させた、ルテニウム、および酸化ルテニウムを主体とする空隙層であって、該空隙層の空隙率が表面から該導電基材方向に向けて小さくなっていることを特徴とする電気化学キャパシタ用電極。
2.導電基材上に製膜担持させた、ルテニウム、および酸化ルテニウムを主体とする空隙層であって、該空隙層が大気圧プラズマ法を用いて製膜したことを特徴とする電気化学キャパシタ用電極。
3.前記大気圧プラズマ法を用いて製膜した空隙層の空隙率が表面から該導電基材方向に向けて小さくなっていることを特徴とする前記2記載の電気化学キャパシタ用電極。
4.前記導電基材が、チタン、タンタル、炭素及びシリコンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項記載の電気化学キャパシタ用電極。
5.前記空隙層が、更に、バナジウム、モリブデン、ニッケル、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛もしくはタングステンから選ばれる1種または2種以上の元素が含有されていることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項記載の電気化学キャパシタ用電極。
6.前記1〜5のいずれか1項記載の電気化学キャパシタ用電極の1対を対面させ、該対面させた電気化学キャパシタ用電極の間に、イオン透過性セパレータを介在させ、更に、電解質溶液を含浸させることを特徴とする電気化学キャパシタ。
本発明により、電極表面の電解質の移動が速やかに進み、結果的に酸化還元反応が効率よく進む電気化学キャパシタ用電極とその製造方法、及び電気化学蓄電デバイスを提供することができた。
本発明を更に詳しく説明する。本発明の電気化学キャパシタ用電極は、導電基材上に、ルテニウム、および酸化ルテニウムを主体とする空隙層を有する。該空隙層は、更に、バナジウム、モリブデン、ニッケル、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛もしくはタングステンから選ばれる1種または2種以上の元素を含有してもよい。そして、空隙層の空隙率が表面から該導電基材方向に向けて小さくなっていることにより、上記目的を達成した。
(ルテニウム、および酸化ルテニウム)
本発明で用いることのできる、ルテニウム、および酸化ルテニウムは、一般的に、酸化ルテニウムは無水物と水和物とに大きく区分される。スーパーキャパシタ用酸化ルテニウム電極において、レドックス反応を効率よく起こすためには、酸化ルテニウムを微粒子にする必要がある。そのため、平均一次粒子径は40nm以下が好ましく、さらに好ましくは、20nm以下が求められている。
(空隙層に用いるその他の金属元素)
本発明の空隙層においては、ルテニウム、および酸化ルテニウムに加えてバナジウム、モリブデン、ニッケル、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛もしくはタングステンから選ばれる1種または2種以上の元素を含有してもよい。合金中のルテニウムの含有量は10〜50質量%であることが好ましく、20〜40質量%であることが、さらに好ましい。ルテニウムの含有量が10質量%未満では、エネルギー密度が低下してしまう。また、ルテニウムの含有量が50質量%より多いと、ルテニウム粒子の凝集が顕著になりやすく、電解しても粗大なルテニウム粒子が残ってしまうことがあり、多孔質構造にならず、高容量が得られなくなるおそれがある。
(導電基材)
本発明に係る導電基材は、チタン、タンタル、炭素及びシリコンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。これらの導電基材を用いることにより、RuO2との接着性を維持することができる。炭素材料としては、例えば、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラックなどのカーボンブラックや天然黒鉛、人造黒鉛、活性炭、炭素繊維、カーボンナノチューブなどの炭素粉末があげられる。
(空隙層の形成)
本発明の電気化学キャパシタ用電極の空隙層は、大気圧プラズマ法を用いて製膜することが好ましい。
大気圧近傍でのプラズマ処理を行う大気圧プラズマ法は、真空下のプラズマCVD法に比べ、減圧にする必要がなく生産性が高いだけでなく、プラズマ密度が高密度であるために製膜速度が速く、更には通常のCVD法の条件に比較して、大気圧下という高圧力条件では、ガスの平均自由工程が非常に短いため、極めて平坦な膜が得られる。
本発明に係る空隙層は、大気圧もしくはその近傍の圧力下で、高周波電界を発生させた放電空間に空隙層形成ガスを含有するガスを供給して励起し、導電基材を該励起したガスに晒すことにより、導電基材上に空隙層を形成するものである。
本発明でいう大気圧もしくはその近傍の圧力とは、20kPa〜110kPa程度であり、本発明に記載の良好な効果を得るためには、93kPa〜104kPaが好ましい。
また、本発明でいう励起したガスとは、エネルギーを得ることによって、ガス中の分子の少なくとも一部が、今ある状態からより高い状態へ移ることをいい、励起ガス分子、ラジカル化したガス分子、イオン化したガス分子を含むガスがこれに該当する。
すなわち、対向電極間(放電空間)を、大気圧もしくはその近傍の圧力とし、放電ガス及びルテニウム、および酸化ルテニウムガスを含むルテニウム、および酸化ルテニウム(空隙層)形成ガスを対向電極間に導入し、高周波電圧を対向電極間に印加してルテニウム、および酸化ルテニウム形成ガスをプラズマ状態とし、続いてプラズマ状態になったルテニウム、および酸化ルテニウム形成ガスに基材を晒して、導電基材上に空隙層を形成する。
次に、本発明に係る空隙層を形成するガスについて説明する。使用するガスは、基本的に放電ガス、空隙層形成ガス、及び空隙層形成ガスの反応を促進する反応促進ガスである。
放電ガスは、放電空間において励起状態またはプラズマ状態となり空隙層形成ガスにエネルギーを与えて励起またはプラズマ状態にする役割を担うガスで、ヘリウム、アルゴン、などから選ばれる希ガス類もしくは窒素を挙げることができる。放電ガスは、全ガス100体積%に対し、70.0〜99.9体積%含有されることが好ましい。
空隙層形成ガスは、放電空間で放電ガスからエネルギーを受け励起状態またはプラズマ状態となり、基板上に空隙層を形成するためのガスであり、この空隙層形成ガスは全ガス中で0.01〜30体積%含有されることが好ましく、より好ましくは0.1〜3体積%である。
ルテニウム、バナジウム、モリブデン、ニッケル、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛もしくはタングステンなどを形成するための空隙層形成ガスは、ガス状態で放電ガスからエネルギーを受け励起分解、さらには反応し基材上に着弾、金属の空隙層を形成する。
用いられる空隙層形成ガス用の材料は、ガス状、もしくは微粒子状で基材上に導入されることができればあらゆる材料が使用可能であるが、金属原子含有化合物が好ましい。
金属原子含有化合物としては、金属塩、有機金属化合物、ハロゲン金属化合物、金属水素化合物等を挙げることができる。
有機金属化合物としては、下記の一般式(I)で示すものが挙げられる。
一般式(I)
1 xMR2 y3 z
上記一般式(I)において、Mは金属、R1はアルキル基、R2はアルコキシ基、R3はβ−ジケトン錯体基、β−ケトカルボン酸エステル錯体基、β−ケトカルボン酸錯体基及びケトオキシ基(ケトオキシ錯体基)から選ばれる基であり、金属Mの価数をmとした場合、x+y+z=mであり、x=0〜m、またはx=0〜m−1であり、y=0〜m、z=0〜mで、何れも0または正の整数である。R1のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等を挙げることができる。R2のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、3,3,3−トリフルオロプロポキシ基等を挙げることができる。またアルキル基の水素原子をフッ素原子に置換したものでもよい。R3のβ−ジケトン錯体基、β−ケトカルボン酸エステル錯体基、β−ケトカルボン酸錯体基及びケトオキシ基(ケトオキシ錯体基)から選ばれる基としては、β−ジケトン錯体基として、例えば、2,4−ペンタンジオン(アセチルアセトンあるいはアセトアセトンともいう)、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−2,4−ペンタンジオン、2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン、1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオン等を挙げることができ、β−ケトカルボン酸エステル錯体基として、例えば、アセト酢酸メチルエステル、アセト酢酸エチルエステル、アセト酢酸プロピルエステル、トリメチルアセト酢酸エチル、トリフルオロアセト酢酸メチル等を挙げることができ、β−ケトカルボン酸として、例えば、アセト酢酸、トリメチルアセト酢酸等を挙げることができ、またケトオキシとして、例えば、アセトオキシ基(またはアセトキシ基)、プロピオニルオキシ基、ブチリロキシ基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基等を挙げることができる。これらの基の炭素原子数は18以下が好ましい。また直鎖または分岐のもの、また水素原子をフッ素原子に置換したものでもよい。有機金属化合物の中では、分子内に少なくとも一つ以上の酸素を有するものが好ましい。このようなものとしてR2のアルコキシ基を少なくとも一つを含有する有機金属化合物、またR3のβ−ジケトン錯体基、β−ケトカルボン酸エステル錯体基、β−ケトカルボン酸錯体基及びケトオキシ基(ケトオキシ錯体基)から選ばれる基を少なくとも一つ有する金属化合物が好ましい。
たとえば、ルテニウムの原材料としては、Ru(C552〔ルテノセン、ビス(シクロペンタジエチル)ルテニウム〕、Ru(DPM)3、Ru(CO)12、Ru(C54252〔ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム〕などが挙げられる。
本発明においては、空隙層形成材料としては、金属塩も好ましい。金属塩の中では、硝酸塩が好ましい。硝酸塩は高純度品が入手しやすく、また使用時の媒体として好ましい水に対する溶解度が高い。
本発明において、空隙層形成材料は、媒体としての液体に溶解または分散させて存在させる。溶解させる方が好ましい。媒体としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、n−ヘキサン等の有機溶媒、水及びこれらの混合溶媒が使用できる。媒体としては水が好ましい。たとえば、ルテニウムの原材料としては、塩化ルテニウム溶液などが上げられる。
本発明において、空隙層形成材料を含有する液体は、基材上に付与され、もしくは直接に電極間の電界中に供給される。
また、本発明では、空隙層の形成において、反応を制御したり、反応を促進したりするガスである反応促進ガスを用いることができる。反応促進ガスは、水素、メタン等の炭化水素、水から選ばれる還元性ガス、または酸素、オゾン、過酸化水素、二酸化炭素等の酸化性ガスがあり、必要に応じ、空隙層形成ガスに含有させることにより、空隙層形成ガスの反応を促進し、形成された空隙層をより均一に緻密にすることができる。還元性ガスは全ガス100体積%に対して0.0001〜10体積%が好ましく、より好ましくは0.001〜5体積%である。また、酸化性ガス成分の濃度は0.0001〜30体積%含有させることが好ましく、更に0.001〜15体積%、特に0.01〜10体積%含有させることが好ましい。
次いで、本発明に係る大気圧プラズマ法について、図を用いて説明する。
本発明に適用可能な大気圧プラズマ放電処理装置としては、特に制限はないが、大きくは、以下の2つの方式が挙げられる。
1つの方法は、リモート型大気圧プラズマ放電処理装置といわれる方法で、対向電極間に高周波電圧を印加し、その対向電極間に放電ガスを含む混合ガスを供給して、該混合ガスをプラズマ化し、次いでプラズマ化した混合ガスと、空隙層形成ガスとを会合、混合した後、導電基材上に吹き付けて空隙層を形成する方法である。
他方の方法は、ダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置といわれる方法で、放電ガスを含む混合ガスと空隙層形成ガスとを混合した後、対向電極間に、導電基材を担持した状態で、その放電空間に上記ガスを導入し、対向電極間に高周波電圧を印加して、導電基材上に空隙層を形成する方法である。
図1は、本発明に係るリモート型大気圧プラズマ放電処理装置の一例を示す概略図である。なお、本発明はこれに限定されない。また、以下の説明には用語等に対する断定的な表現が含まれている場合があるが、本発明の好ましい例を示すものであって、本発明の用語の意義や技術的な範囲を限定するものではない。
図1において、大気圧プラズマ放電処理装置21は、電源31に接続した1対の電極41a、41bが、2対平行に併設されている。電極41a、41bは、各々少なくとも一方を誘電体42で被覆されており、その電極間で形成された放電空間43に、電源31により高周波電圧が印加される様になっている。
電極41a、41bの内部は中空構造44になっており、放電中は水、オイルなどによって放電により発生する熱をとり、かつ安定な温度に保てるよう熱交換ができるようになっている。
また、記載のない各ガス供給手段により、放電に必要な放電ガスを含むガス22が、流路24を通って放電空間43に供給され、この放電空間43に高周波電圧を印加してプラズマ放電が発生することにより、放電ガスを含むガス22はプラズマ化される。プラズマ化されたガス22は、混合空間45に噴出させられる。
一方、各ガス供給手段(不図示)により供給された、空隙層の形成に必要なガスを含む混合ガス23は流路25を通り、同じく混合空間45へ運ばれ、前記プラズマ化された放電ガス22と合流、混合され、移動ステージ47に乗せられた導電基材あるいは最表面に導電基材を含む液晶光学素子ユニット(以下、総称して基材という)46上へ吹き付けられる。
プラズマ化された混合ガスに接触した空隙層形成用ガスは、プラズマのエネルギーにより活性化され化学的な反応を起こし、基材46上で空隙層が形成される。
このリモート型大気圧プラズマ放電処理装置は、空隙層の形成に必要なガスを含む混合ガスが活性化された放電ガスに挟まれる、もしくは囲まれる様な構造を有している。
基材が乗っている移動ステージ47は往復走査、もしくは連続走査が可能な構造を有しており、必要に応じて、基材の温度が保てる様に前記電極と同じような熱交換ができる構造になっている。
また、基材46上に吹き付けられたガスを排気する廃ガス排気流路48を必要に応じて付けることもできる。これにより空間中に製膜される不要な副生成物を速やかに放電空間45上、あるいは基材46上から除去できる。
このリモート型大気圧プラズマ放電処理装置は、放電ガスをプラズマ化して活性化した後、空隙層形成に必要なガスを含む混合ガスと合流する構造となっている。
また、図1に記載の装置では、高周波電源が1周波数帯で行っているが、例えば、特開2003−96569号公報に記載の様に、各々の電極に異なる周波数の電源を設置する方式で実施することもできる。
また、このリモート型大気圧プラズマ放電処理装置を複数台数ステージの走査方向に並べることによって製膜の能力を上げることができる。
また、このリモート型大気圧プラズマ放電処理装置に示していないが、電極、ステージ全体を囲み外気が入らないような構造にすることで、装置内を一定のガス雰囲気下にすることができ、所望の高質な透明帯電防止膜を製膜させることができる。
図2は、本発明に係るリモート型大気圧プラズマ放電処理装置の他の一例を示す概略図である。
上記図1においては、放電ガスを含むガス22を供給する流路24と、空隙層の形成に必要なガスを含む混合ガス23を供給する流路25は、それぞれ平行の設けられていたが、図2に示すように、放電ガスを含むガス22を供給する流路24を斜めに形成し、流路25より供給される混合ガス23との混合効率を高めた方法であっても良い。
図3は、本発明に係るダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置の一例を示す概略図である。
図3に示すダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置は、電源31に接続した2本の電極41が移動ステージ電極47に各々平行になるように併設されている。電極41及び47は、少なくとも一方を誘電体42で被覆されており、その電極41と47との間で形成された空間43に、電極31により高周波電圧が印加される様になっている。
なお、電極41、47の内部は中空構造44になっており、放電中は水、オイルなどによって放電により発生する熱をとり、かつ安定な温度に保てるよう熱交換ができるようになっている。
また、各ガス供給手段(不図示)により、放電に必要な放電ガスを含むガス22が、流路24を通って、また、空隙層形成に必要なガスを含む混合ガス23は流路25を通り、混合空間45で合流、混合される。混合されたガスGは、電極41間を通り、電極41と47との間の空間43に供給され、空間43に高周波電圧が印加されるとプラズマ放電が発生し、ガスGはプラズマ化される。プラズマ化されたガスGにより、空隙層形成用ガスは活性化され化学的な反応を起こし、基材(導電基材あるいは最表面に導電基材を含む液晶光学素子ユニット)46上で空隙層が形成される。
基材が乗っているステージ47は、往復走査、もしくは連続走査が可能な構造を有しており、必要に応じて、基材の温度が保てる様に前記電極と同じような熱交換ができる構造になっている。
また、基材46上に吹き付けられたガスを排気する廃ガス排気流路48を必要に応じて付けることもできる。これにより空間中に製膜される不要な副生成物を速やかに放電空間45上、あるいは基材46上から除去できる。
また、図3に記載の装置では、高周波電源が1周波数帯で行っているが、例えば、特開2003−96569号公報に記載の様に、各々の電極に異なる周波数の電源を設置する方式で実施することもできる。
また、このダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置を複数台数ステージの走査方向に並べることによって製膜の能力を上げることができる。
また、このダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置に示していないが、電極、ステージ全体を囲み外気が入らないような構造にすることで、装置内を一定のガス雰囲気下にすることができ、所望の高質な透明帯電防止膜を製膜させることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
実施例1
〔電気化学キャパシタ用電極1の作製〕
(空隙層の形成)
下記の大気圧プラズマ法(ダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置)により、図2に記載の導電基材5b上に、空隙層を形成した(プラズマCVD法DPと称す)。
〈大気圧プラズマ放電処理装置〉
図3に記載のダイレクト型の大気圧プラズマ放電処理装置を使用し、下記の製膜条件で空隙層を形成した。
〈電源条件〉
電源:SEREN社製高周波電源、100kHz 5W/cm2
〈電極条件〉
第2電極(図3の41)の角形電極は、30mm角状の中空のチタンパイプに対し、誘電体としてセラミック溶射加工を行い製作した。
誘電体厚み:1mm
電極巾:300mm
印加電極温度:90℃
第2電極間スリットギャップ:1.0mm
電極間ギャップ:1.0mm
〈ガス条件〉
ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム、およびトリス(ジピバロメチルメタネート)クロミウム、をバブリングにより気化させた。
ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム:アルゴンガス3slm、100℃
トリス(ジピバロメチルメタネート)クロミウム:アルゴンガス4slm、230℃
また、
放電ガス:アルゴン、50slm
反応促進ガス:水素、0.3slm
〈移動架台電極(図3の47)〉
材質:SUS316L
移動架台電極の温度:250℃
移動架台電極に、導電性基材46として、0.1mm厚のチタン基板表面上に配置して、連続的に100mm/secの条件で往復走査処理を行い、厚さ3μmの空隙層を形成し、電気化学キャパシタ用電極1を作製した。
〔電気化学キャパシタ用電極2の作製〕
電源条件を、100kHzのもと、処理開始のもと5W/cm2から開始し、連続して放電強度を弱くしながら、空隙層を形成した以外は、実施例1と同様条件にて加工を行い、電気化学キャパシタ用電極2を作製した。厚さ3μmの空隙層を形成し終えた際の放電強度は3.5W/cm2であった。
〔電気化学キャパシタ用電極3の作製〕
下記の大気圧プラズマ法(リモート型大気圧プラズマ放電処理装置)により、図1に記載の導電基材46上に、空隙層を形成した(プラズマCVD法PJと称す)。
(大気圧プラズマ放電処理装置)
図1に記載のリモート型の大気圧プラズマ放電処理装置を使用し、下記の製膜条件で透明導電層を形成した。
〈電源条件〉
電源:SEREN社製高周波電源、100kHz 5W/cm2
〈電極条件〉
[電極1(図1に記載の41a)]
角形電極41aは、30mm角状の中空のチタンパイプに対し、誘電体としてセラミック溶射加工を行い製作した。
誘電体厚み:1mm
電極巾:300mm
印加電極温度:90℃
[電極2(図1に記載の41b)]
電極41bは、厚み4mmのチタン板に対し、誘電体としてセラミック溶射加工を行い製作した。更に、図4に記載のように電極41b冷却部材として20mm角状の中空のチタンパイプを取り付けた。
電極間(放電)ギャップ:0.5mm
移動架台−電極間ギャップ:1.0mm
〈ガス条件〉
ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム、およびトリス(ジピバロメチルメタネート)クロミウム、をバブリングにより気化させた。
ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム:窒素ガス2slm、100℃
トリス(ジピバロメチルメタネート)クロミウム:アルゴンガス3slm、230℃
また、
放電ガス:窒素、200slm
補助ガス:酸素、0.3slm
〈移動架台電極(図1の47)〉
材質:SUS316L
移動架台電極の温度:250℃
移動架台電極に、導電性基材46として、0.1mm厚のチタン基板表面上に配置して、連続的に100mm/secの条件で往復走査処理を行い、厚さ3μmの空隙層を形成し、電気化学キャパシタ用電極3を作製した。
〔電気化学キャパシタ用電極4の作製〕
ルテニウム化合物原料として三塩化ルテニウム・三水和物(小島化学薬品(株)製)0.3molとn−ブタノール100mlとを混合し、温度100℃で1時間、加熱還流した後、多重結合を有する疎水性溶媒であるベンゼン50mlを添加し、約80℃の温度で2時間、加熱還流して、電極活物質前駆体溶液を調製した。調製した電極活物質前駆体溶液100mlに、活性炭粉末(1200m2/g、大阪ガス製kタイプ)3gを浸漬させ、超音波を120分間印加させて含浸させた。該活性炭粉末を、空気中200℃で60分間熱処理して、電気化学キャパシタ用電極4を得た。
〔電気化学キャパシタ用電極5の作製〕
硝酸ルテニウム溶液(田中貴金属工業(株)製、Ru含有量50g/L)50mlに、活性炭粉末(1200m2/g、大阪ガス製kタイプ)3gを浸漬させ、超音波を240分間印加させて、含浸させた。該活性炭粉末を、110℃で乾燥後、窒素雰囲気下600℃で60分間熱処理して、電気化学キャパシタ用電極5を得た。
〔電気化学キャパシタ用電極6の作製〕
電気化学キャパシタ用電極6をエアロゾルスプレー熱分解法を用いて作製した。前駆溶液は、エタノール溶媒に溶解された0.1M/lのRuCi3/xH2Oを用いた。
噴射するインジェクタは、プリマックス社製のアトマイジング装置(液相式液滴成膜装置(LSMCD))のアトマイジング装置部を用い、インジェクタ先端と基板支持台の距離を5cmになるように設置した。導電基材のチタン基板が250℃に保持できるように基板支持台を加熱しながら、基板とインジェクタの間に高電圧直流電源を接続し、直流2kV印加しつつ、前駆溶液を導電基材上に5ml/hとなるように噴霧せしめ、空隙層を製膜した。さらに、この空隙層を有する基板を、大気雰囲気内で600℃程度の温度で12時間熱処理することで電気化学キャパシタ用電極6を得た。
得られた電気化学キャパシタ用電極1〜6の空隙率を以下の方法で測定した。
〔空隙率の測定〕
得られた電気化学キャパシタ用電極1〜3の断層SEM写真を撮影し、その画像より空隙層上部(表層側)と下部(導電基材側)の空隙率を算出し、結果を表1に示した。尚、電気化学キャパシタ用電極4〜6は空隙層の上部も下部も空隙率が同じであった。
Figure 2009117696
実施例2
〔電気化学キャパシタの作製〕
得られた電気化学キャパシタ用電極1〜6を用いて、図4に示す形状の電気化学キャパシタ1〜6を作製した。電気化学キャパシタ1〜3及び6は、電解液1M/l硫酸を含浸させて用いた。
また、電気化学キャパシタ用電極3,4は、1M/l硫酸を加えて良くかき混ぜ、ペースト状の電極として組み込んで、電気化学キャパシタを作製した。なお、イオン透過性セパレータには、ニトロセルロース製メンブランフィルターを、また、正負極の集電体にはチタンの薄板を用いた。
〔電気化学キャパシタの評価〕
電気化学キャパシタに、5mAの定電流を印加させて充電を行い、0.7Vに到達した後、5mAにて定電流放電させ、放電電力から、セルの静電容量を測定し、単位重量あたりの比静電容量を算出し、結果を表2に示した。
Figure 2009117696
表2に記載の結果より明らかなように、本発明の電気化学キャパシタは比静電容量が大きい。
本発明に係るリモート型大気圧プラズマ放電処理装置の一例を示す概略図である。 本発明に係るリモート型大気圧プラズマ放電処理装置の他の一例を示す概略図である。 本発明に係るダイレクト型大気圧プラズマ放電処理装置の一例を示す概略図である。 本発明の電気化学キャパシタの一実施形態を示す概略断面図である。
符号の説明
1 電解液又は電極
2 セパレータ
3 ガスケット
4 導電基材(集電体)
21 大気圧プラズマ放電処理装置
22 放電ガスを含むガス
23 混合ガス
24、25 流路
27 電極冷却用部材
31 電源
41、41a、41b 電極
42 誘電体
43 放電空間
44 中空構造
45 混合空間
46 基材
47 移動ステージ、移動ステージ電極
48 廃ガス排気流路
49 廃ガス流路形成部材
100 液晶表示パネル
101、106 偏光板
A 上側基板
B 下側基板
C、D、E 電極ユニット
G ガス

Claims (6)

  1. 導電基材上に製膜担持させた、ルテニウム、および酸化ルテニウムを主体とする空隙層であって、該空隙層の空隙率が表面から該導電基材方向に向けて小さくなっていることを特徴とする電気化学キャパシタ用電極。
  2. 導電基材上に製膜担持させた、ルテニウム、および酸化ルテニウムを主体とする空隙層であって、該空隙層が大気圧プラズマ法を用いて製膜したことを特徴とする電気化学キャパシタ用電極。
  3. 前記大気圧プラズマ法を用いて製膜した空隙層の空隙率が表面から該導電基材方向に向けて小さくなっていることを特徴とする請求項2記載の電気化学キャパシタ用電極。
  4. 前記導電基材が、チタン、タンタル、炭素及びシリコンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電気化学キャパシタ用電極。
  5. 前記空隙層が、更に、バナジウム、モリブデン、ニッケル、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛もしくはタングステンから選ばれる1種または2種以上の元素が含有されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の電気化学キャパシタ用電極。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の電気化学キャパシタ用電極の1対を対面させ、該対面させた電気化学キャパシタ用電極の間に、イオン透過性セパレータを介在させ、更に、電解質溶液を含浸させることを特徴とする電気化学キャパシタ。
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