JP2009116474A - ストレージシステムおよびストレージサブシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ストレージ装置が構成するコピーペアのステータスの監視を効率よく行うことによってRPOの増加を招くような障害をいち早く検知し、RPO増加を抑えることができるストレージシステムとストレージサブシステムを提供すること。
【解決手段】ストレージ装置1500は、ホスト計算機1300からの書き込みデータを正側ボリュームとして、書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納するディスク装置1510と、正側ボリュームと副側ボリュームを1つのコピーペアとして、ディスク装置1510から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理するディスクコントローラ1520を備え、ディスクコントローラ1520は、複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、状態通知指示受信時に、障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報をそれぞれ管理計算機1400に転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホスト計算機とストレージ装置と管理計算機とからなるストレージシステムおよびホスト計算機からのアクセスに伴う情報を記憶するストレージサブシステムに係わり、特にストレージ装置が構成するコピーペアの状態の取得技術に関する。
企業情報システムにおける無停止運用やデータ保護の重要性は、マーケットのグローバル化や、Webによる24時間365日のサービス提供などを背景に高まる一方である。ところが、テロや自然災害など、企業情報システムの停止やデータ損失に繋がりかねないリスクは数多く存在する。これらのリスクを低減するには、災害や障害を起こりうるものと想定し、災害や障害の発生時に停止したシステムをいつまでにどうやって復旧するかを予め計画しておく必要がある。これをディザスタリカバリ(Disaster Recovery)、以後「DR」と呼ぶ。
DRでは、どの時点のデータをいつまでに復旧するかを指標として事前に定めておき、その指標が遵守されていることを監視しつつ運用することが重要である。この指標のうち、前者、すなわち、どの時点のデータを復旧できるべきかを目標復旧時点(Recovery Point Objective、以下「RPO」と呼ぶ。)、後者、すなわち、被災してからいつまでに業務を再開できるべきかを目標復旧時間(Recovery Time Objective)と呼ぶ。
一般に、コピーされるボリュームが前記ボリュームと同一ストレージ装置内にある場合をローカルコピー、コピーされるボリュームが前記ボリュームと別ストレージ装置内にある場合をリモートコピーと称し、高信頼性が要求される情報システムに適用されている。ローカルコピー、リモートコピーをまとめてレプリケーションと称することもある。この
レプリケーション技術によれば、一方のボリュームに障害が発生して、動作不可能な状態に陥っても、他方のボリュームに格納されているデータを用いてシステム動作を続行することが可能である。
レプリケーションの関係にあるコピー元とコピー先の2つのボリュームをコピーペアと呼ぶ。通常コピーペアはホスト計算機もしくはアプリケーションの単位にグルーピングされ、この単位でコピーペアの制御や監視が行われる。複数のコピーペアをホスト計算機もしくはアプリケーションの単位でグルーピングしたグループをコピーグループと呼ぶ。
リモートコピーは、業務を行っているサイト(ローカルサイト)から地理的に離れた位置にリモートサイトを用意し、ローカルサイトと全く同じデータをリモートサイトに作成するDRを実現するための基盤技術の一つである。
リモートコピーには、業務ホストからI/Oが発行された際に、リモートサイト側でのデータ書き込み完了応答を待ってサーバに書き込み完了応答を返す同期方式と、リモートサイト側でのデータ書き込み完了応答を待たずにサーバに書き込み完了応答を返す非同期方式がある。非同期方式は、ネットワークの帯域変動や急激な業務負荷変動時にも業務の応答性能に対する影響を抑えられるため、リモートサイトを遠距離に配置する場合や性能が不安定なネットワーク回線を用いる場合に有効である。
特許文献1には、複数のホスト計算機と複数のストレージ装置を有したストレージシステムにおいて、一ストレージ装置が複数ストレージ装置にまたがるコピーグループを制御し、そのコピーグループおよびコピーグループを構成するコピーペアの状態を取得する技術が開示されている。
特開2007−47892号公報
ところで、情報化社会の進展などにより、ストレージシステムの規模は爆発的に増大している。これに伴い、監視しなければならないレプリケーションの規模も同様に爆発的な増大を続けている。例えば、1つのアプリケーションが使用するコピーグループを構成するコピーペアの数が数万から数十万といった規模になろうとしている。
一方、非同期のリモートコピーには、コピーグループを構成する1つのコピーペアに異常が発生しただけで、そのコピーグループを構成する全てのコピーペアに影響が及ぶという特性がある。
非同期リモートコピーではコピーグループ単位で書き込み順序の一貫性を維持する必要がある。そのため、コピーグループを構成するコピーペアのうちの1つにでも障害が発生してペアのリンクが切れてしまうと、コピーグループを構成する全てのコピーペアのペアのリンクを解除する操作がストレージによって行われる。障害が発生してペアのリンクが切れたまま放置しておくとRPOは増大してしまう。そこで、RPO維持のためには、一刻も早く障害を検知し、その復旧を行わなくてはならない。
本発明は、上記のような状況を鑑みてなされたものであり、大規模なストレージシステムにおいて、ストレージ装置が構成するコピーペアのステータスの監視を効率よく行うことによってRPOの増加を招くような障害をいち早く検知し、RPO増加を抑えることができるストレージシステムとストレージサブシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、複数のコピーペアをグルーピングしたコピーグループ内の複数のペアの状態情報をストレージシステムで集約し、コピーグループの状態に応じて情報要求元の計算機への状態情報の提供粒度を変更するようにしたものである。
具体的には、ストレージ装置に、ホスト計算機からの書き込みデータを正側ボリュームとして格納する正ストレージ部と、前記正ストレージ部に格納された書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納する副ストレージ部と、コピー元の正側ボリュームとコピー先の副側ボリュームを1つのコピーペアとして、前記正ストレージ部と前記副ストレージ部から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理する状態情報管理部を設け、前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、情報の転送時に、前記障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を情報要求元の計算機に転送し、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報を前記情報要求元の計算機に転送する。
このような構成を採用すると、管理者による障害発生時の原因究明を容易化し、それにより障害時のRPO増加を抑えることが可能になる。
本発明によれば、障害時のRPO増加を抑えることが可能になる。
[実施例1]
以下、本発明の実施形態を実施例1に従って説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態のストレージシステムの構成を示すブロック図である。本システムでは、レプリケーションの種類を1つのストレージ装置1500内で行われるローカルコピーとして、ストレージ装置1500とホスト計算機1300がデータネットワーク1100で互いに接続される。本実施例では、データネットワーク1100は、ストレージエリアネットワークとするが、IP(Internet Protocol)ネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。
ストレージ装置1500と管理計算機1400は、管理ネットワーク1200を介して接続される。本実施例では、管理ネットワーク1200は、IPネットワークとするが、ストレージエリアネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。また、データネットワーク1100と管理ネットワーク1200が同一ネットワークであってもよいし、管理計算機1400とホスト計算機1300は同一計算機であってもかまわない。
なお、説明の都合上、図1では、ストレージ装置1500を1台、ホスト計算機1300を1台、管理計算機1400を1台としたが、本発明ではこれらの数は問わない。
ストレージ装置1500は、ストレージサブシステムとして、データを格納するディスク装置1510、ストレージ装置の制御を行うディスクコントローラ1520で構成されている。ディスク装置1510は、複数のボリューム1511、1512、1513から構成される。ボリューム1511、1512、1513は、ハードディスクドライブ(HDD)といった物理的なものであっても、論理デバイス(Logical Device)といった論理的なものであってもよく、本発明ではその種類を問わない。また、ボリュームはコピーペアを構成することができ、コピーペアに対して行われる操作と操作による状態遷移については後述する。
ここで、ディスク装置1510は、ホスト計算機1300からの書き込みデータを正側ボリュームとして格納する正ストレージ部と、正ストレージ部に格納された書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納する副ストレージ部として機能し、ディスクコントローラ1520は、コピー元の正側ボリュームとコピー先の副側ボリュームを1つのコピーペアとして、正ストレージ部と前記副ストレージ部から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理する状態情報管理部として機能するようになっている。
この場合、ディスクコントローラ1520は、複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、情報の転送時に、障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を情報要求元となる管理計算機1400に転送し、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報を管理計算機1400に転送する、
なお、説明の都合上、図1ではボリュームの数を3個としたが、本発明ではこれらの数は問わない。
ディスクコントローラ1520には、ホストI/F1528、管理I/F1526、ディスクI/F1525、メモリ1521、CPU1523、ローカルディスク1527が設けられている。ローカルディスク1527は、ディスクコントローラ1520に接続されたハードディスクなどのディスク装置であり、ストレージマイクロプログラム1530が記憶されている。ストレージマイクロプログラム1530は、ディスクコントローラ1520のメモリ1521にロードされ、CPU1523によって実行される。
なお、本実施の形態では、ストレージマイクロプログラム1530がディスクコントローラ1520上のローカルディスク1527に記憶されているものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、これらのプログラム及びテーブルを、ディスクコントローラ1520上にフラッシュメモリなどを設け、そこに記憶することも、ディスク装置1510内の任意のディスクに記憶することも可能である。
ストレージマイクロプログラム1530は、管理計算機400及び/又はホスト計算機1300からの指示を受けて、コピーペアの制御や、コピーペアの状態の取得を行う。コピーペアの制御として、コピーペアを新規に作成するコピーペアの形成、副側のボリュームの内容を正側のボリュームの内容と一致させるコピーペアの再同期、同期の関係を中断するコピーペアの一時停止といった制御がある。コピーペアの状態の取得とは、それぞれのコピーペアが上記のどの制御によりどの状態になっているかを取得することである。コピーペアが、制御指示よりどのような状態に遷移するかは後述する。また、メモリ1521上の管理テーブル1522については後述する。
ホストI/F1528は、データネットワーク1100に対するインターフェースであって、ホスト計算機1300とデータや制御命令の送受信を行う。管理I/F1526は、管理ネットワーク1200とのインターフェースであって、管理計算機1400とデータや制御命令の送受信を行う。ディスクI/F1525は、ディスク装置1510に対するインターフェースであってデータや制御命令の送受信を行う。
ホスト計算機1300は、キーボードやマウスなどの入力装置1340、CPU1320、CRTなどの表示装置1350、メモリ1330、ストレージI/F1360およびローカルディスク1310からなる。
ストレージI/F1360は、データネットワーク1100に対するインターフェースであって、ストレージ装置1500とデータや制御命令の送受信を行う。 ローカルディスク1310は、ホスト計算機1300に接続されたハードディスクなどのディスク装置であり、アプリケーション1312を格納している。
アプリケーション1312は、ホスト計算機1300のメモリ1330上にロードされ、CPU1320によって実行される。アプリケーション1312は、ストレージ装置1500上のボリュームに対してデータを読み書きするアプリケーションであり、例えば、DBMSやファイルシステムなどである。
なお、説明の都合上、図1では、アプリケーション1312を一つとしたが、本発明ではこの数は問わない。
管理計算機1400は、キーボードやマウスなどの入力装置1430、CPU1440、CRTなどの表示装置1450、メモリ1420、ローカルディスク1410、システム管理のためにストレージ装置1500とデータや制御命令を送受信する管理I/F1460からなる。
ローカルディスク1410は、管理計算機1400に接続されたハードディスクなどのディスク装置であり、管理プログラム1412が記憶されている。管理プログラム1412は、管理計算機1400のメモリ1420にロードされ、CPU1440によって実行される。
管理プログラム1412は、1つ以上のストレージ装置のコピーペアの操作および監視を行うための機能をキーボードやマウスなどの入力装置1430やグラフィカルユーザインターフェース(GUI)などの表示装置1450を介して提供するプログラムである。管理I/F1460は、管理ネットワーク1200とのインターフェースであって、ストレージ1500とデータや制御命令の送受信を行う。メモリ1420上の管理テーブル1422については後述する。
図2に、コピーペアの状態遷移を示す。この図2に中に示されている状態は、凡例2900に示されているとおり、定常状態2910、過渡状態2920、障害状態2930に大別される。Pair2100、Simplex2200、Suspend2300をまとめて定常状態2910と呼称する。
Copying2110および2120、Suspending2130、Deleting2210をまとめて過渡状態2920と呼称する。Copying2110および2120の差異は後述する。Error2800を障害状態2930と呼称する。
定常状態2910から過渡状態2920への状態遷移は、ユーザからの指示によって発生する。ユーザからの指示は、通常、ホスト計算機1300の入力装置1340を介して行われ、ストレージ装置1500上のメモリ1521にロードされたストレージマイクロプログラム1530によって受け付けられ、実行される。
ただし、ユーザからの指示は、管理計算機1400の入力装置1430を介して行われてもよい。過渡状態2920から定常状態2910への状態遷移は、ユーザからの指示を介すことなく、ストレージ装置1500上のメモリ1521にロードされたストレージマイクロプログラム1530によって行われる。
Simplex2200はコピーペアが形成されていない状態である。コピーペアの状態がSimplex2200であるときに、ユーザからコピーペア形成指示2115が発行されることにより、過渡状態2920の1つであるCopying2110に遷移する。Copying2110は、該当するコピーペアを同期状態にするために、正側のボリュームから副側のボリュームにデータコピーが行われていることを示すコピーペアの状態である。
コピーペアの同期が完了すると、コピーペアの状態はCopying2110からPair2100にユーザの指示を介することなく遷移する。Pair2100は、正側のボリュームと副側のボリュームの同期が取れていることを示すコピーペアの状態である。
コピーペアの状態がPair2100であるときにユーザからコピーペア解除指示2218が発行されることにより、過渡状態2920の1つであるDeleting2210に遷移する。Deleting2210は、該当するコピーペアがコピーペアの関係を解除中であることを示すコピーペアの状態である。コピーペアの関係の解除が完了するとコピーペアの状態はDeleting2210からSimplex2200にユーザの指示を介することなく遷移する。
コピーペアの状態がPair2100であるときにユーザからコピーペア一時停止指示2135が発行されることにより、過渡状態2920の1つであるSuspending2130に遷移する。Suspending2130は、該当するコピーペアがコピーペアの関係を一時停止中であることを示すコピーペアの状態である。
コピーペアの関係の一時停止が完了すると、コピーペアの状態はSuspending2130からSuspend2300にユーザの指示を介することなく遷移する。Suspend2300は、コピーペアの関係を内部的に保っているものの、正側のボリュームと副側のボリュームの同期は中断している状態であることを示すコピーペアの状態である。
コピーペアの状態がSuspend2300であるときにユーザからコピーペア再同期指示2125が発行されることにより、過渡状態2920の1つであるCopying2120に遷移する。Copying2110とCopying2120は、コピーペアを同期状態にするために、正側のボリュームから副側のボリュームにデータコピーが行われるという点では同じである。相違点は、Copying2110は、正側のボリュームの全てのデータを副側のボリュームにコピーするのに対し、Copying2120は、一時停止指示2135が発行されてから正側のボリュームに書き込みのあったデータのみを副側のボリュームにコピーする点である。コピーペアの同期が完了するとコピーペアの状態はCopying2120からPair2100にユーザの指示を介することなく遷移する。
コピーペアの状態がSuspend2300であるときにユーザからコピーペア解除指示2215が発行されることにより、過渡状態2920の1つであるDeleting2210に遷移する。コピーペアの関係の解除が完了すると、コピーペアの状態はDeleting2210からSimplex2200にユーザの指示を介することなく遷移する。
全ての定常状態2910であるPair2100、Simplex2200、Suspend2300および、全ての過渡状態2920であるCopying2110および2120、Suspending2130、Deleting2210において、何らかの障害が発生するとError2800に遷移する。
図3に、コピーグループを構成する個々のコピーペアの状態と、コピーグループの状態の関係を表にしたコピーグループの状態決定テーブル3000の構成を示す。なお、本実施例では、コピーグループの状態決定テーブル3000は、ストレージマイクロプログラム1530が保持しているものとするが、ストレージマイクロプログラム1530とは別に、ストレージ装置上のローカルディスク1527に格納されていても、ディスク装置1510上のディスクに格納されていても本発明を実施できる。
前記したとおり、通常コピーペアは、ホスト計算機もしくはアプリケーションの単位にグルーピングされ、この単位でコピーペアの制御や監視が行われる。複数のコピーペアをホスト計算機もしくはアプリケーションの単位でグルーピングしたグループをコピーグループと呼ぶ。
コピーグループの状態決定テーブル3000は、コピーペアの状態フィールド3100、コピーグループの状態フィールド3200、フラグフィールド3300からなる。
コピーペアの状態フィールド3100は、コピーグループを構成する個々のコピーペアの状態を表すフィールドである。例えば、フィールド3105は、コピーグループを構成する全てのコピーペアの状態がSimplex2200であることを表している。コピーグループの状態フィールド3200は、該当するコピーグループを構成するそれぞれのコピーペアの状態がコピーペアの状態フィールド3100に示すものであるときの、コピーグループの状態を表すフィールドである。
フラグフィールド3300は、コピーグループが定常状態/過渡状態/障害状態のいずれであるかを表すフィールドである。コピーグループが定常状態/過渡状態/障害状態のいずれであるかはコピーペアの状態に順ずる。
図4、図5、図6は、ストレージ装置1500上のメモリ1521に作成される管理テーブル1522を構成するペアの状態テーブル4000、サマリテーブル5000、付加情報テーブル6000の構成図である。以下それぞれのテーブルについて説明する。
図4に、コピーグループを構成するコピーペアの情報を表示するペアの状態テーブル4000の構成を示す。ペアの状態テーブル4000は、コピーグループ名フィールド4100、コピーペア名フィールド4200、コピーペア状態フィールド4300、正側ボリューム名フィールド4400、副側ボリューム名フィールド4500からなる。
コピーグループ名フィールド4100はコピーグループの名称を表す。コピーペア名フィールド4200はコピーペアの名称を格納する。コピーペアは、正側のボリューム名と副側のボリューム名によって一意に特定されるが、それだけでは管理しにくいため、一般的に、ここにあるようにコピーペア名称といった論理的な名称によって管理される。
コピーペアの状態フィールド4300はコピーペアの状態を格納する。本フィールド4300には、図2に示されるPair2100、Simplex2200、Suspend2300、Copying2110および2120、Suspending2130、Deleting2210、Error2800のうち、いずれかの状態が格納される。
正側ボリューム名フィールド4400は、コピーペアの正側のボリュームのボリューム名を格納する。副側ボリューム名フィールド4500は、コピーペアの副側のボリュームのボリューム名を格納する。
本実施例におけるペアの状態テーブル4000によれば、コピーグループCG.01は、P1という名称のコピーペア4600、P2という名称のコピーペア4700、P3という名称のコピーペア4800の3つのコピーペアから構成され、いずれのコピーペアもその状態はPairである。
通常コピーグループは、運用開始時にホスト計算機1300もしくはアプリケーションの単位に複数のコピーペアをグルーピングすることによって定義される。コピーグループは、コピーグループ名と、コピーグループを構成するコピーペアのコピーペア名、正側ボリューム名、副側ボリュームによって定義される。
コピーグループを定義すると、ストレージ装置1500上はメモリ1521上の管理テーブルにペアの状態テーブル4000を作成し、定義された情報に基づき、コピーグループ名フィールド4100、コピーペア名フィールド4200、正側ボリューム名フィールド4400、副側ボリューム名フィールド4500を書き換える。このとき、ペア状態フィールド4300は空欄とする。
図5に、コピーグループの状態をサマリ情報として表示するサマリテーブル5000の構成を示す。サマリテーブル5000は、コピーグループ名フィールド5100、コピーグループの状態フィールド5200、フラグフィールド5300からなる。
コピーグループ名フィールド5100はコピーグループの名称を表す。コピーグループの状態フィールド5200は、コピーグループの状態を表す。コピーグループの状態は、コピーグループを構成する個々のコピーペアの状態がわかれば、図3に示すコピーグループの状態決定テーブル3000を参照することにより一意に決定し、その値はSimplex、Copying、Pair、Suspending、Suspend、Deleting、Errorのいずれかである。
フラグフィールド5300は、コピーグループが定常状態/過渡状態/障害状態のいずれであるかを表すフィールドである。フラグフィールド5300に格納される値は、コピーグループを構成する個々のコピーペアの状態がわかれば、図3に示すコピーグループの状態決定テーブル3000を参照することにより一意に決定され、その値は定常状態/過渡状態/障害状態のいずれかである。
図6に、コピーグループの付加情報を格納する付加情報テーブル6000の構成を示す。付加情報テーブル6000は、コピーグループ名フィールド6100および一致率フィールド6200からなる。
コピーグループ名フィールド6100は、コピーグループの名称を表す。一致率フィールド6200は、該当するコピーグループの一致率を表す。一致率とは、コピーグループの状態がPairである場合、正側のボリュームと副側のボリュームの同期がどれくらい取れているかを示す指標である。
本実施例では、CG.01という名称のコピーグループ6300の一致率が98%であることが示されている。なお一致率は、該当するコピーグループの状態がPairであるとき以外は参照されない。
次に、ストレージ装置1500上のメモリ1521に作成される管理テーブル22の更新処理を図7のフローチャート7000に従って説明する。この更新処理は、ストレージ装置1500上のメモリ1521にロードされたストレージマイクロプログラム1530によって行われる。
まず、ストレージマイクロプログラム1530は、管理テーブル更新指示を受け付ける(ステップ7100)。この指示は、ストレージマイクロプログラム1530内にタイマーを設けることにより、ストレージマイクロプログラム1530自身が定期的に行ってもよいし、管理計算機1400が上記タイマーを持つことによって定期的に行ってもよいし、ユーザからの指示によって不定期に行っても良い。
次に、ストレージマイクロプログラム1530はコピーグループを構成する全コピーペアの状態を取得し(ステップ7200)、ステップ7200で取得したコピーペアの状態に基づき、ペアの状態テーブル4000を更新する(ステップ7300)。この際、ストレージマイクロプログラム1530は、あるコピーグループについて、構成の変更をせずにペア状態の取得を繰り返す場合、ペアの状態テーブル4000のうちコピーペア状態フィールド4300のみを更新する。
次に、ストレージマイクロプログラム1530は、コピーグループの状態決定テーブル3000に基づいて、サマリテーブル5000のコピーグループの状態フィールド5200、フラグフィールド5300を更新し(ステップ7400)、更新したサマリテーブル5000のコピーグループの状態フィールド5200を参照し、コピーグループの状態がPairであるかそれ以外であるかをチェックする(ステップ7500)。
ストレージマイクロプログラム1530は、ステップ7500において、コピーグループの状態がPairである場合、コピーグループの一致率を取得し、付加情報テーブル6000の一致率フィールド6200に格納し(ステップ7600)、コピーグループの一致率を付加情報テーブル6000の一致率フィールド6200に格納した後、処理を終了する(ステップ7700)。
一方、ストレージマイクロプログラム1530は、ステップ7500において、コピーグループの状態がPairではない場合は、そのまま処理を終了する(ステップ7700)。
図8に、管理計算機1400に転送するテーブルを決定するために、ストレージマイクロプログラム1530が保持している転送テーブル決定テーブル8000の構成を示す。なお、本実施例では、転送テーブル決定テーブル8000は、ストレージマイクロプログラム1530が保持しているものとするが、ストレージマイクロプログラム1530とは別に、ストレージ装置1500上のローカルディスク1527に格納されていても、ディスク装置1510上のディスクに格納されていても本発明を実施できる。
転送テーブル決定テーブル8000は、フラグ値フィールド8100と転送テーブル種別フィールド8200からなる。さらに転送テーブル種別フィールド8200は、サマリテーブルフィールド8220、ペア状態テーブルフィールド8240、付加情報フィールド8260からなる。
フラグ値フィールド8100は、定常/障害/過渡のいずれかである。転送テーブル種別フィールド8200は、サマリテーブルフィールド8220、ペア状態テーブルフィールド8240、付加情報テーブルフィールド8260からなり、フラグ値に応じて転送されるテーブルを示す。
○で示されたフィールドが転送されるテーブルを示し、×で示されたフィールドが転送不要であるテービルを示している。例えば、フラグ値が定常状態8320である場合には、サマリテーブル5000と付加情報テーブル6000が転送の対象となる。
次に、ストレージマイクロプログラム1530によって実行される、コピーペアの状態転送指示受信時の動作を図9のフローチャート9000に従って説明する。
まず、ストレージマイクロプログラム1530は、コピーペアの状態転送指示を受け付ける(ステップ9100)。この指示は通常、管理計算機1400上の管理プログラム1412が行う。
次に、ストレージマイクロプログラム1530は、サマリテーブル5000のフラグフィールド5300に格納されているフラグ値を参照し、更に転送テーブル決定テーブル8000を参照して、3つのテーブルのうち、該当するフラグ値の場合に転送すべきテーブルを決定する(ステップ9200)。
次に、ストレージマイクロプログラム1530は、ステップ9200で転送すべきと決定したテーブルを、メモリ1521上から要求元に対して転送し(ステップ9300)、転送が終了すると、処理を終了する(ステップ9400)。
図10と図11に、管理計算機1400上のメモリ1420に作成される管理テーブル1422を構成するコピーグループサマリテーブル10000とコピーグループペアテーブル11000の構成を示す。以下それぞれのテーブルについて説明する。
図10に、コピーグループのサマリ情報を格納するコピーグループサマリテーブル10000の構成を示す。コピーグループサマリテーブル10000は、コピーグループ名フィールド10100、コピーグループの状態フィールド10200、フラグフィールド10300、一致率フィールド10400からなる。
コピーグループ名フィールド10100はコピーグループの名称を表す。コピーグループの状態フィールド10200は、コピーグループの状態を表す。コピーグループの状態は、Simplex、Copying、Pair、Suspending、Suspend、Deleting、Errorのいずれかである。
フラグフィールド10300は、コピーグループが定常状態/過渡状態/障害状態のいずれであるかを表すフィールドである。フラグフィールド5300に格納される値は、定常状態/過渡状態/障害状態のいずれかである。一致率フィールド10400は、該当するコピーグループの一致率を表す。一致率は、該当するコピーグループの状態がPairであるとき以外は参照されない。
図11に、コピーグループを構成する個々のコピーペアの状態を格納するコピーグループテーブル11000の構成を示す。コピーグループテーブル11000の構成は、図4に示したコピーグループを構成するコピーペアの情報を表示するペアの状態テーブル4000と同一である。
次に、管理計算機1400のメモリ1420にロードされた管理プログラム1412によって実行されるコピーグループの状態取得処理を図12のフローチャート12000に従って説明する。
まず、管理プログラム1412は、コピーグループの状態取得指示を受け付ける(ステップ12100)。この指示は、管理プログラム1412内にタイマーを設けることにより、管理プログラム1412自身が定期的に行ってもよいし、ユーザからの指示によって不定期に行っても良い。
次に、管理プログラム1412は、管理計算機1400上のメモリ1422に管理テーブル1422としてストレージ装置から得られる最大容量の領域を確保する(ステップ12200)。この領域は、コピーグループサマリテーブル10000と、コピーグループを構成するコピーペアの数によりその領域のサイズが決定されるコピーグループペアテーブル11000のサイズにより決定される。
次に、管理プログラム1412は、ストレージ装置1500に対してコピーペアの状態転送指示を発行する(ステップ12300)。このとき、コピーペアの状態転送指示を受信したストレージ装置1500は、図9に示されるフローチャートに従って適切なテーブルを管理計算機1400に転送する。この場合、ストレージ装置1500から管理計算機1400に対して1つ以上の管理テーブルが転送される。これらのテーブルには必ず1つのサマリテーブル5000が含まれている。
このため、管理プログラム1412は、コピーグループサマリテーブル10000のコピーグループの状態フィールド10200、フラグフィールド10300を、受信したサマリテーブル5000の内容で書き換える(ステップ12400)。
次に、管理プログラム1412は、受信したサマリテーブル5000のコピーグループの状態5200がPairであるか否かをチェックする(ステップ12500)。ステップ12500において、受信したサマリテーブル5000のコピーグループの状態5200がPairであった場合、管理プログラム1412は、コピーグループサマリテーブル10000の一致率フィールド10400を、受信した付加情報テーブル6000の内容で書き換える(ステップ12600)。
一方、ステップ12500において、受信したサマリテーブル5000のコピーグループの状態5200がPairでなかった場合、管理プログラム1412は、受信したサマリテーブル5000のフラグ値が障害であるか否かをチェックする(ステップ12700)。
管理プログラム1412は、ステップ12700において、フラグ値が障害であった場合、コピーグループペアテーブル11000のペア状態フィールド4300を、受信したペアの状態テーブル4000の内容で書き換え(ステップ12800)、その後、処理を終了し(ステップ12900)、ステップ12700において、フラグ値が障害以外の値であった場合、そのまま処理を終了する(ステップ12900)。
次に、図13−a、図13−bおよび図13−cに、管理計算機1400の表示装置1450に表示されるサマリGUI13000の表示例を示す。サマリGUI13000は、コピーグループ名フィールド13100、コピーグループの状態フィールド13200、一致率フィールド13300からなる。
本GUIは、管理計算機1400上のメモリ1420に作成されるコピーグループサマリテーブル10000の情報を基に作成される。コピーグループ名フィールド13100はコピーグループの名称を表す。コピーグループの状態13200は、コピーグループの状態を表す。コピーグループの状態は、Simplex、Copying、Pair、Suspending、Suspend、Deleting、Errorのいずれかである。一致率フィールド13300は該当するコピーグループの一致率を表す。一致率は、該当するコピーグループの状態がPairであるとき以外は有効な値が入らないため、N/Aが表示される。
図13−aは、コピーグループの状態がPairの場合の画面表示例13400である。コピーグループの状態がPairであるため、一致率フィールド13300にペア一致率が表示される。ペア一致率は、前記したように正側のボリュームと副側のボリュームの同期がどれくらい取れているかを示す指標である。
ペア一致率が低下すると、何らかの障害につながることが予見できる。したがって、コピーグループの状態がPairであるときにペア一致率が表示されることにより、同じPair状態であっても、問題が無い状態なのか、障害に繋がりかねない予兆があるのかを知ることが出来る。
図13−bは、コピーグループの状態がErrorの場合の画面表示例13500である。コピーグループの状態がErrorであるため、一致率フィールド13300にはN/Aが表示される。また、コピーグループ名フィールド13100に表示されるコピーグループ名がクリック可能となっている。
コピーグループを構成するコピーペアのうち、どのコピーペアが障害の原因になっているかを追求するために、この画面からコピーペアの一覧を表示する画面を呼び出すことができる。呼び出される画面については後述する。
図13−cは、コピーグループの状態がCopyingの場合の画面表示例13600である。コピーグループの状態がCopyingであるため、一致率フィールド13300にはN/Aが表示される。
図14−aは、コピーグループの状態がErrorである場合に、サマリGUI13000のコピーグループ名フィールド13100に表示されるコピーグループ名をクリックすることにより表示される詳細GUIの一例14000である。詳細GUI14000は、コピーペア名フィールド14100、コピーペア状態フィールド14200、正側ボリュームフィールド14300、副側ボリュームフィールド14400からなる。
本GUIは、管理計算機1400上のメモリ1420に作成されるコピーグループペアテーブル11000の情報を基に作成される。コピーペア名フィールド14100はコピーペアの名称を表示する。コピーペアは、正側のストレージ装置とボリューム番号、副側のストレージ装置とボリューム番号によって一意に特定されるが、それだけでは管理しにくいため、一般的には、ここにあるようにコピーペア名称といった論理的な名称によって管理される。
コピーペア状態フィールド14200はコピーペアの状態を表示する。本フィールドには、図2に示されるPair2100、Simplex2200、Suspend2300、Copying2110および2120、Suspending2130、Deleting2210、Error2800のうち、いずれかの状態が表示される。
正側ボリューム14300は、コピーペアの正側のボリュームのボリューム名を表示する。副側ボリューム14400は、コピーペアの副側のボリュームのボリューム名を表示する。
本実施例における詳細GUI14000によれば、コピーグループCG.01は、P1という名称のコピーペア14500、P2という名称のコピーペア14600、P3という名称のコピーペア14700の3つのコピーペアから構成され、コピーペアP1およびP3はPair、P2はErrorであることから、コピーグループCG.01の障害の原因となっているのはコピーペアP2であることがわかる。
図14−bは、コピーグループの状態がErrorである場合に、サマリGUI13000のコピーグループ名フィールド13100に表示されるコピーグループ名をクリックすることにより表示される詳細GUIの一例14001である。テーブルの構成は図14−aに順ずる。詳細GUI14001には、ペア状態がErrorであるペアしか表示しない。
大規模構成では、1つのコピーグループが数万個以上といった大量のコピーペアにより構成される場合がある。このような場合でも、数個のコピーペアが障害となっただけでコピーグループの状態はErroとなる。障害が発生した場合に、その原因となっているコピーペアのみを表示することにより、上記のような大規模構成の場合でも障害発生の原因を速やかに知ることが可能になる。
前記したように、障害発生時には正側のボリュームから副側のボリュームへのデータ転送は行われない。そのため、障害発生中に正側のボリュームのデータが失われるような災害が発生した場合、この間のデータはロストしてしまう。これはRPOの増加を意味するため、障害発生の原因を速やかに知り、対処する機能を提供することは重要である。
本実施例では、コピーグループの状態がErrorである場合に、サマリGUI13000のコピーグループ名フィールド13100に表示されるコピーグループ名をクリックすることにより詳細GUIの一例14000もしくは詳細GUIの一例14001のいずれかが表示されるとした。しかしながら、詳細GUIの一例14000と詳細GUIの一例14001の両方をタブなどによって切り替えることにより、両方を表示できるようにしてもよい。
本実施例では、管理計算機1400からストレージ装置1500に対してコピーペアの状態転送指示を発行すると、コピーグループの状態が定常状態、過渡状態であった場合、ストレージ装置1500上で管理されている管理テーブル1522のうち、テーブルのサイズがコピーペアの数には依存しないサマリテーブル5000と付加情報テーブル5000のみが管理計算機1400上に転送され、コピーペアの数に応じてサイズが拡大するペアの状態テーブル4000は転送されない。
したがって、本実施例によれば、コピーグループの状態が定常状態、過渡状態の場合、コピーグループを構成するコピーペアの数が多ければ多いほど、コピーグループを構成する全てのコピーペアの状態を転送する既存の手法に比べて、管理計算機1400とストレージ装置1500間のデータ転送量の削減効果は大きくなる。
また、本実施例によれば、コピーグループの状態が定常状態、過渡状態であった場合、管理計算機1400の表示装置1450にはサマリGUI13000のみを表示すれば、コピーグループの状態を把握することができる。コピーグループを構成する全てのコピーペアの状態を表示する必要が無いため、画面表示の負荷が低減される。
本実施例では、ストレージ装置1500上に存在するコピーグループの数を1つとしたが、複数のコピーグループが存在していても下記の拡張を行うことにより本発明を実施できる。
例えば、ストレージ装置1500上の管理テーブル1522を、ペアの状態テーブル4000、サマリテーブル5000、付加情報テーブル6000を1つのコピーグループごとにそれぞれ1つ作成するように拡張する。この場合、管理テーブル1522の更新処理7000は、それぞれのコピーグループごとに行っても良いし、ストレージ装置1500上に存在する全てのコピーグループについて一括して行ってもよい。
また、管理計算機1400上の管理テーブル1422を、コピーグループサマリテーブル10000、コピーグループペアテーブル11000を1つのコピーグループごとにそれぞれ1つ作成するように拡張する。この場合、コピーグループの状態取得処理12000は、それぞれのコピーグループごとに行っても良いし、ストレージ装置1500上に存在する全てのコピーグループについて一括して行ってもよい。
図15に、ストレージ装置1500上に複数のコピーグループが存在している場合に、コピーグループの状態取得処理12000を行った結果表示するサマリ画面15000の表示例を示す。サマリ画面15000の構成は、サマリGUI13000と同様であるが、コピーグループが複数存在するため、コピーグループが複数行表示される。
本実施例におけるサマリGUI15000によれば、CG.01という名称のコピーグループ15100、CG.02というコピーグループ15200、CG.03という名称のコピーグループ15300があって、コピーグループCG.01の状態はPairであり、その一致率は98%であること、コピーグループCG.02の状態はErrorであって、詳細GUIへのリンクがあること、コピーグループCG.03の状態はCopyingであることがわかる。
なお、本実施例では、ストレージ装置1500上のコピーペアの状態転送指示受信時の処理9000において、サマリテーブル5000のフラグフィールド5300に格納されているフラグ値を参照し、更に転送テーブル決定テーブル8000を参照して、フラグ値が障害であれば、サマリテーブル5000およびペア状態テーブル4000をメモリ1521上から要求元に対して転送する。
しかしながら、フラグ値が障害であるときに、ペア状態テーブル4000をメモリ 1521上から要求元に対して転送しなくても本発明を実施できる。以下にペア状態テーブル4000を転送しなかった場合の相違点を示す。
管理計算機1400上の管理プログラム1412によって実行されるコピーグループの状態取得処理12000のステップ12500において、コピーグループの状態がPairではなかった場合、ステップ12700には遷移せず、そのまま処理を終了する。
管理計算機1400の表示装置1450に表示されるサマリGUI13000には変更はなく、コピーグループの状態がErrorであった場合には、画面表示例13500が表示される。コピーグループ名フィールド13100に表示されるコピーグループ名がクリック可能となっており、ここをクリックすることにより詳細GUIの一例14000が表示される。
詳細GUIの一例14000は、管理計算機1400上のメモリ1420に作成されるコピーグループペアテーブル11000の情報を基に作成されるが、情報を参照する前にコピーグループペアテーブル11000の更新処理を行う。管理計算機1400からストレージ装置1500に対し、ペアの状態テーブル4000の要求を行い、ストレージ装置1500から管理計算機1400に対して、ペアの状態テーブル4000を転送する。
管理計算機1400はコピーグループペアテーブル11000のペア状態フィールド4300を、受信したペアの状態テーブル4000の内容で書き換える。この処理の終了後、管理プログラム1412は詳細GUIの一例14000を表示する。
この場合、フラグ値が障害であっても、最初の要求時にサマリテーブル5000のみしか要求元に転送しないことにより、管理計算機1400におけるサマリGUI13000の表示レスポンスを高速化することが可能になる。
[実施例2]
実施例1では、レプリケーションの種類を1つのストレージ装置1500内で行われるローカルコピーとしたが、実施例2は、レプリケーションの種類をリモートコピーとしたものであり、実施例1に下記の拡張を行うことにより本発明を実施できる。以下に、実施例1との相違点を説明する。
図16は、レプリケーションの種類がリモートコピーである場合のストレージシステムの構成を示すブロック図である。図16において、ストレージシステムは、正側のボリュームを格納するストレージ装置1500に加え、副側のボリュームを格納するストレージ装置1600を備えて構成されている。
ストレージ装置1500およびストレージ装置1600はリモートネットワーク1900によって互いに接続される。本実施例では、リモートネットワーク1900は、ストレージエリアネットワークとするが、IPネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。また、一部がストレージエリアネットワーク、一部がIPネットワークといった構成でもよい。またデータネットワーク1100およびまたデータネットワーク1800と同一のネットワークでもよい。
ストレージ装置1500およびストレージ装置1600は、ディスクコントローラ1520上にリモートI/F1650を備える。リモートI/F1650はリモートネットワーク1900に対するインターフェースであって、ストレージ装置1500とストレージ装置1600の間のデータの送受信を行う。
ホスト計算機1700は、副側のボリュームを格納するストレージ装置1600とデータネットワーク1800によって互いに接続される。ホスト計算機1700の構成はホスト計算機1300と同一である。ここでは正側のボリュームを格納するストレージ装置1500と同様に、ローカルディスク1310にアプリケーション1312が格納されているものとしたが、バックアップ用のプログラムを格納しても構わない。
コピーグループの状態がPairである場合の付加情報として、ローカルコピーの場合は一致率を扱っていたが、リモートコピーの場合は、正副差分時間やバッファ使用率(ジャーナルボリューム使用率)を扱う。
正副差分時間とは、正側のボリュームにデータが書き込まれるタイミングと副側のボリュームにデータが書き込まれるタイミングとにどれくらいの時間差が発生しているかを示す値である。リモートコピーでは、応答性能を確保するために、ホスト計算機1300または1700からデータの書き込み要求が発生した際に、正側のボリュームにのみ書き込みを行った時点でホスト計算機1300または1700に対して書き込み完了応答を返し、副側のボリュームには正側のボリュームに対する書き込みとは非同期に書き込みを行う手法がとられる場合がある。
これを非同期リモートコピーと呼ぶが、副側ボリュームに対する書き込みの差分時間は、正側ボリュームを格納するストレージ装置1500と副側ボリュームを格納するストレージ装置1600との間のリモートネットワーク1900のネットワーク帯域などに依存するため、正副差分時間を監視することは重要である。
上記非同期リモートコピーにおいて、ホスト計算機1300または1700から書き込み要求が発生すると、正側のストレージ装置1500は自ストレージ内のボリュームに書き込みを行うとともに、副側のストレージ装置1600内のボリュームに書き込みが完了するまで、データをバッファリングしておく。バッファ使用率とは、このバッファがどれくらい使用されているかを示す値である。バッファが増え続けている場合、またはバッファがある一定の値を超えた場合は、何らかの障害につながることが予見できることからバッファ使用率を監視することは重要である。
図17に、コピーグループの付加情報を格納する付加情報テーブル17000の構成を示す。付加情報テーブル17000と付加情報テーブル6000との相違は、付加情報として、一致率フィールド6200の代わりに、正副差分時間フィールド17200およびバッファ使用率フィールド17300を設けた点である。
図18に、コピーグループのサマリ情報を格納するコピーグループサマリテーブル18000の構成を示す。コピーグループサマリテーブル18000と図10に挙げたコピーグループサマリテーブル10000との相違は、一致率フィールド10400に代わって、正副差分時間フィールド18400およびバッファ使用率フィールド18500を設けた点である。コピーグループサマリテーブル18000によると、CG.01という名称のコピーグループ18100は、Pair状態であり、正副差分時間は2秒、バッファ使用率は15%であることがわかる。
図19に、管理計算機1400の表示装置1450に表示されるサマリGUI19000の表示例を示す。サマリGUI19000とサマリGUI13000との相違は、一致率フィールド13300の代わりに、正副差分時間フィールド19300およびバッファ使用率フィールド19400を設けた点である。
実施例2の処理方法と実施例1の処理方法との相違は下記の通りである。すなわち、ストレージ装置1500上に作成される管理テーブル1522の更新処理7000について、実施例2における処理のシーケンスは実施例1と同様であるが、ステップ7600の付加情報テーブル更新処理において、実施例1では、付加情報テーブル6000の一致率フィールド6200を書き換えたが、実施例2では、付加情報テーブル17000の正副差分時間フィールド17200およびバッファ使用率フィールド17300を書き換えることとしている。
管理計算機1400上の管理プログラム1412によって実行されるコピーグループの状態取得処理12000において、実施例2のおける処理のシーケンスは、実施例1と同様であるが、ステップ12600の付加情報書き換え処理において、実施例1では、コピーグループサマリテーブル10000の一致率フィールド10400を、受信した付加情報テーブル6000の内容で書き換えた。
これに対して、実施例2では、コピーグループサマリテーブル18000の正副差分時間フィールド18400およびバッファ使用率フィールド18500を、受信した付加情報テーブル17000の内容で書き換える。上記に挙げた点以外は実施例2では、実施例1と同様の処理を行う。
実施例2では、1つのコピーグループを構成する複数のコピーペアの正側ボリュームおよび副側のボリュームについて、正側ボリュームは1つのストレージ装置1500に、副側ボリュームは1つのストレージ装置1600に格納されているものとした。しかしながら、1つのコピーグループを構成する複数のコピーペアの正側ボリュームおよび副側のボリュームがそれぞれ複数のストレージ装置に格納されていてもよい。
さらに実施例2では、1つのストレージ装置1500は1つのホスト計算機1300に接続されているものとしたが、複数のホスト計算機に接続されていてもよい。
このように複数のストレージ装置1500、1600にわたって1つのコピーグループが構成されている場合、1つのストレージ装置を代表ストレージ装置として定義し、代表ストレージ装置上のストレージにコピーグループを構成する全てのコピーペアの状態を収集することにより、本発明を実施できる。
実施例2では、あらかじめ複数のコピーペアからなるコピーグループがストレージ装置1500上の管理テーブル1522に定義済みであることを前提としており、この定義済みの情報に基づき、ストレージ装置1500上のペアの状態テーブル4000が作成される。
しかしながら、コピーグループの情報はあらかじめ定義されていなくても、どのコピーペアがコピーグループを構成するかを運用の途中で定義することにより、本発明を実施できる。以下に、運用の途中でコピーグループの情報を定義することにより、本発明を実施する例を説明する。
図20に、管理計算機1400上の管理プログラム1412がストレージ装置1500上のストレージマイクロプログラム1530に対して発行するコピーグループ定義指示テーブル20000の構成を示す。コピーグループ定義指示テーブル20000は、コピーグループ名フィールド20100、コピーペア名フィールド20200、正側ボリューム名フィールド20400、副側ボリューム名フィールド20500からなる。
コピーグループ名フィールド20100はコピーグループの名称を表す。コピーペア名フィールド20200はコピーペアの名称を格納する。コピーペアは、正側のボリューム名と副側のボリューム名によって一意に特定されるが、それだけでは管理しにくいため、一般的にここにあるようにコピーペア名称といった論理的な名称によって管理される。正側ボリューム名フィールド20400は、コピーペアの正側のボリュームのボリューム名を格納する。副側ボリューム名フィールド20500は、コピーペアの副側のボリュームのボリューム名を格納する。
本実施例におけるペアの状態テーブル2000によれば、コピーグループCG.01は、P1という名称のコピーペア20600、P2という名称のコピーペア20700、P3という名称のコピーペア20800の3つのコピーペアから構成される。
以下に処理の流れを示す。管理計算機1400上の管理プログラム1412は、ストレージ装置1500に対してコピーグループ定義指示を発行する。本指示はコピーグループ定義指示テーブル20000を含む。
ストレージ装置1500上のストレージマイクロプログラム1530は、コピーグループ定義指示を受け付けると、メモリ1521上の管理テーブルにペアの状態テーブル4000を作成し、コピーグループ名フィールド4100、コピーペア名フィールド4200、正側ボリューム名フィールド4400、副側ボリューム名フィールド4500をコピーグループ定義指示テーブル20000の内容で書き換える。ペア状態フィールド4300は空欄のままとする。
こうすることにより、この処理以降、上記に述べたものと同じ処理を行うことにより、本発明の実施が可能となる。なお、ここでは、管理計算機1400上の管理プログラム1412からコピーグループ定義指示を発行するものとしたが、この指示はホスト計算機1300上のアプリケーション1312から発行されてもよい。
[実施例3]
実施例3は、ストレージ装置1500と管理計算機1400との間に、補助管理計算機として、Agent計算機21100を配置し、Agent計算機21100とストレージ装置1500とを収集ネットワーク21200を介して接続するとともに、Agent計算機と管理計算機1400とを管理ネットワーク1200を介して接続し、管理計算機1400が、Agent計算機21100を介して、ストレージ装置1500上のストレージマイクロプログラム1530とデータの授受を行うようにしたものであり、他の構成は実施例1と同様である。以下に実施例1との相違点を説明する。
図21に、レプリケーションの種類がローカルコピーである場合のストレージシステムの構成を示す。なお、レプリケーションの種類がリモートコピーの場合でも本発明は同様に実施可能である。以下、実施例1との差分を基本に実施例3の構成を説明する。
ストレージ装置1500とAgent計算機21100とは、データ収集ネットワーク21200によって接続される。本実施例では、データ収集ネットワーク21200はストレージエリアネットワークとするが、IPネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。
Agent計算機21100と管理計算機1400は管理ネットワーク1200によって接続される。本実施例では、管理ネットワーク1200は、IPネットワークとするが、ストレージエリアネットワークであっても、あるいはこれら以外のデータ通信用ネットワークであってもよい。また、データネットワーク1100と収集ネットワーク21200が同一ネットワークであってもよいし、Agent計算機21100とホスト計算機1300は同一の計算機でもかまわない。
なお、説明の都合上、実施例3では、ストレージ装置1500を1台、ホスト計算機1300を1台、管理計算機1400を1台、Agent計算機を1台としたが、本発明ではこれらの数は問わない。
Agent計算機21100は、CPU21140、メモリ21120、ローカルディスク21110、データ収集のためにストレージ装置1500とデータや制御命令を送受信するデータ収集I/F21160、システム管理のために管理計算機1400とデータや制御命令を送受信する管理I/F21170からなる。
ローカルディスク21110は、Agent計算機21100に接続されたハードディスクなどのディスク装置であり、管理プログラム21112が記憶されている。管理プログラム21112は、Agent計算機21100のメモリ21120にロードされ、CPU21140によって実行される。管理プログラム21112の動作と管理テーブル21122の構成については後述する。
データ収集I/F21160は、データ収集ネットワーク212200とのインターフェースであって、ストレージ1500とデータや制御命令の送受信を行う。メモリ21120上の管理テーブル21122は、ペアの状態テーブル4000、サマリテーブル5000、付加情報テーブル6000から構成される。それぞれのテーブルの構成は実施例1で述べたものと同一である。
実施例1では、コピーグループの状態決定テーブル3000および転送テーブル決定テーブル8000は、ストレージ装置1500上のストレージマイクロプログラム1530が保持していたが、本実施例では、これらのテーブルはAgent計算機21100上の管理プログラム21112が保持しているものとする。なお、これらのテーブルは、管理プログラム21112とは別にAgent計算機21100上のローカルディスク21110に格納されていても本発明を実施できる。
また、実施例1では、ストレージ装置1500上のメモリ1521に作成される管理テーブル1522は、ペアの状態テーブル4000、サマリテーブル5000、付加情報テーブル6000から構成されていたが、本実施例では、ストレージ装置1500上のメモリ1521に作成される管理テーブル1522は、ペアの状態テーブル4000からのみ構成される。
本実施例では、コピーグループの定義はAgent計算機21100経由で行う。すなわち、コピーグループを定義した際に、ストレージ装置1500のストレージマイクロプログラム1530は、ストレージ装置1500のメモリ1521上の管理テーブル1522に、ペアの状態テーブル4000を作成し、Agent21100の管理プログラム21112は、Agent計算機21100上のメモリ21120の管理テーブル21122に、ペアの状態テーブル4000を作成する。
この場合、ストレージ装置1500のストレージマイクロプログラム1530は、ペアの状態テーブル4000の作成時には、定義された情報に基づき、図4に示される、コピーグループ名フィールド4100、コピーペア名フィールド4200、正側ボリューム名フィールド4400、副側ボリューム名フィールド4500を書き換える。このとき、ペア状態フィールド4300は空欄とする。
次に、Agent計算機21100上の管理プログラム21112およびストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530によって実行される、コピーペアの状態転送指示受信時の動作を図22のフローチャートに従って説明する。実施例1では、コピーペアの状態転送指示は管理計算機1400からストレージ装置1500に発行されるが、本実施例では、管理計算機1400からAgent計算機21100に対して発行される。
本実施例の処理は、Agent計算機21100上の管理プログラム21112によって実行される処理22100と、ストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530によって実行される処理22500からなる。
最初に、Agent計算機21100上の管理プログラム21112が、管理計算機1400からコピーペアの状態転送指示を受け付けると(ステップ22110)、Agent計算機21100上の管理プログラム21112は、ストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530に対して、全コピーペアの状態を取得する指示を発行する(ステップ22120)。
ストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530は、Agent計算機21100上の管理プログラム21112から全コピーペアの状態を取得する指示を受け取ると、全コピーペアの状態を取得し(ステップ22510)、取得した全コピーペアの状態によって、メモリ1521上のペアの状態テーブル4000のペア状態フィールド4300を書き換える(ステップ22510)。
書き換えが終了すると、ストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530は、更新されたペアの状態テーブル4000をAgent計算機21100に転送する(ステップ22530)。
Agent計算機21100上の管理プログラム21112は、ストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530からペアの状態テーブル4000を受け取ると、受け取った情報によって、Agent計算機21100のメモリ上の状態テーブル4000を書き換える(ステップ22130)。
次に、Agent計算機21100上の管理プログラム21112は、コピーグループの状態決定テーブル3000に基づいて、サマリテーブル5000のコピーグループの状態フィールド5200、フラグフィールド5300を更新し(ステップ22130)、更新したサマリテーブル5000のコピーグループの状態フィールド5200を参照し、コピーグループの状態がPairであるかそれ以外であるかをチェックする(ステップ22150)。
ステップ22150において、コピーグループの状態がPairである場合、Agent計算機21100上の管理プログラム21112は、コピーグループの一致率を取得し、取得したコピーグループの一致率を付加情報テーブル6000の一致率フィールド6200に格納し(ステップ22160)、その後、処理を終了する(ステップ22170)。
ステップ22150において、コピーグループの状態がPairではない場合は、Agent計算機21100上の管理プログラム21112は、そのまま処理を終了する(ステップ22170)。
レプリケーションの大規模化にともない、1つの管理計算機1400で地理的に離れた場所に配置された複数のストレージ装置1500をまとめて管理したいというニーズが高まりつつある。本実施例はこのようなニーズに適合するものである。
すなわち、ストレージ装置1500が複数存在する場合に、ストレージ装置1500ごと、もしくは地理的に同じような場所に存在するストレージ装置1500ごとにAgent計算機21100を配置する。
本実施例によれば、ストレージ装置1500と管理計算機1400との間に、Agent計算機21100を配置し、管理計算機1400が、Agent計算機21100を介して、ストレージ装置1500上のストレージマイクロプログラム1530とデータの授受を行うようにしたため、Agent計算機21100と管理計算機1400との間の通信の負荷を低減することが可能になるとともに、地理的に離れた複数のストレージ装置1500から情報を収集するための通信の負荷を低減することができる。
さらに、本実施例によれば、実施例1においてストレージ装置1500上のマイクロプログラム1530が行っていた処理のうちの大部分をAgent計算機21100上で行うため、ストレージ装置1500の管理負荷を低減することができる。
本発明に係るストレージシステムの実施例1を示すシステム構成図である。 実施例1における、コピーペアの状態遷移を示す図である。 実施例1における、コピーグループの状態決定テーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、ペアの状態テーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、サマリテーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、付加情報テーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、管理テーブルの更新処理を行うストレージマイクロプログラムの処理の動作を示すフローチャートである。 実施例1における、転送テーブル決定テーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、コピーペアの状態情報の転送を行うストレージマイクロプログラムの処理の動作を示すフローチャートである。 実施例1における、コピーグループサマリテーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、コピーグループペアテーブルの一例を示す構成図である。 実施例1における、コピーグループの状態取得処理を行う管理プログラムの処理の動作を示すフローチャートである。 実施例1における、サマリGUIの表示例を示す図である。 実施例1における、サマリGUIの他の表示例を示す図である。 実施例1における、サマリGUIのさらに表示例を示す図である。 実施例1における、詳細GUIの表示例を示す図である。 実施例1における、詳細GUIの他の表示例を示す図である。 実施例1における、サマリGUIの表示例を示す図である。 本発明に係るストレージシステムの実施例2を示すシステム構成図である。 実施例2における、付加情報テーブルの一例を示す構成図である。 実施例2における、コピーグループサマリテーブルの一例を示す構成図である。 実施例2における、サマリGUIの表示例を示す図である。 実施例2における、コピーグループ定義指示テーブルの一例を示す構成図である。 本発明に係るストレージシステムの実施例3を示すシステム構成図である。 実施例3における、管理テーブルの更新処理を行う管理プログラムおよびストレージマイクロプログラムの処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1100:データネットワーク
1200:管理ネットワーク
1300:ホスト計算機
1400:管理計算機
1500:ストレージ装置
1510:ディスク装置
1520:ディスクコントローラ

Claims (18)

  1. ホスト計算機と、前記ホスト計算機と通信ネットワークを介して接続されて前記ホスト計算機のアクセスに伴う情報を記憶するストレージ装置と、前記ストレージ装置を、前記通信ネットワークを介して管理する管理計算機とを備えているストレージシステムにおいて、
    前記ストレージ装置は、前記ホスト計算機からの書き込みデータを正側ボリュームとして格納する正ストレージ部と、前記正ストレージ部に格納された書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納する副ストレージ部と、コピー元の正側ボリュームとコピー先の副側ボリュームを1つのコピーペアとして、前記正ストレージ部と前記副ストレージ部から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理する状態情報管理部を備え、
    前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、情報の転送時に、前記障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を情報要求元となる前記管理計算機に転送し、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報を前記管理計算機に転送する、ストレージシステム。
  2. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記状態情報管理部は、前記情報要求元の管理計算機からのコマンドに応答して、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項1に記載のストレージシステム。
  4. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視し、前記いずれかのコピーグループに属するコピーペアに障害があるときには、当該コピーグループ内のコピーペアの全状態情報を前記情報要求元の管理計算機に転送し、それ以外のときには、前記各コピーグループに属するコピーペアは、定常状態または過渡状態にあることを示す状態情報を前記情報要求元の管理計算機に転送する、請求項1に記載のストレージシステム。
  5. 前記情報要求元の管理計算機は、前記状態情報管理部の転送に伴う情報を表示する表示部を備えてなる、請求項1に記載のストレージシステム。
  6. 複数のホスト計算機と、前記各ホスト計算機と通信ネットワークを介して接続されて前記各ホスト計算機のアクセスに伴う情報を記憶する複数のストレージ装置と、前記ストレージ装置を、前記通信ネットワークを介して管理する管理計算機とを備えているストレージシステムにおいて、
    前記いずれかのストレージ装置は、前記ホスト計算機からの書き込みデータを正側ボリュームとして格納する正ストレージ部と、前記正ストレージ部に格納された書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納する副ストレージ部と、コピー元の正側ボリュームとコピー先の副側ボリュームを1つのコピーペアとして、前記正ストレージ部と前記副ストレージ部から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理する状態情報管理部を備え、
    前記正ストレージ部と前記副ストレージ部は、前記複数のストレージ装置のうち互いに異なるストレージ装置に配置され、
    前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、情報の転送時に、前記障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を情報要求元となる前記管理計算機に転送し、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報を前記管理計算機に転送する、ストレージシステム。
  7. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項6に記載のストレージシステム。
  8. 前記状態情報管理部は、前記情報要求元の管理計算機及び/又は前記ホスト計算機からのコマンドに応答して、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項6に記載のストレージシステム。
  9. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視し、前記いずれかのコピーグループに属するコピーペアに障害があるときには、当該コピーグループ内のコピーペアの全状態情報を前記情報要求元の管理計算機に転送し、それ以外のときには、前記各コピーグループに属するコピーペアは、定常状態または過渡状態にあることを示す状態情報を前記情報要求元の管理計算機に転送する、請求項6に記載のストレージシステム。
  10. 前記情報要求元の管理計算機は、前記状態情報管理部の転送に伴う情報を表示する表示部を備えてなる、請求項6に記載のストレージシステム。
  11. ホスト計算機と、前記ホスト計算機と通信ネットワークを介して接続されて前記ホスト計算機のアクセスに伴う情報を記憶するストレージ装置と、前記ストレージ装置を、前記通信ネットワークを介して管理する管理計算機と、前記ストレージ装置を前記通信ネットワークを介して管理する補助管理計算機と、を備えているストレージシステムにおいて、
    前記ストレージ装置は、前記ホスト計算機からの書き込みデータを正側ボリュームとして格納する正ストレージ部と、前記正ストレージ部に格納された書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納する副ストレージ部と、コピー元の正側ボリュームとコピー先の副側ボリュームを1つのコピーペアとして、前記正ストレージ部と前記副ストレージ部から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理する状態情報管理部を備え、
    前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、情報の転送時に、前記障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を情報要求元となる前記補助管理計算機に転送し、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報を前記補助管理計算機に転送する、ストレージシステム。
  12. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項11に記載のストレージシステム。
  13. 前記状態情報管理部は、前記管理計算機及び/又は前記ホスト計算機からのコマンドに応答して、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項11に記載のストレージシステム。
  14. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視し、前記いずれかのコピーグループに属するコピーペアに障害があるときには、当該コピーグループ内のコピーペアの全状態情報を前記補助管理計算機に転送し、それ以外のときには、前記各コピーグループに属するコピーペアは、定常状態または過渡状態にあることを示す状態情報を前記補助管理計算機に転送する、請求項11に記載のストレージシステム。
  15. ホスト計算機を含む複数の計算機と通信ネットワークを介して接続されたストレージサブシステムにおいて、
    前記ホスト計算機からの書き込みデータを正側ボリュームとして格納する正ストレージ部と、前記正ストレージ部に格納された書き込みデータのコピーによるデータを副側ボリュームとして格納する副ストレージ部と、コピー元の正側ボリュームとコピー先の副側ボリュームを1つのコピーペアとして、前記正ストレージ部と前記副ストレージ部から複数のコピーペアの状態情報を収集して管理する状態情報管理部を備え、
    前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアの状態情報を障害の有無に従って監視し、情報の転送時に、前記障害の生じたコピーペアの状態情報として当該コピーペアに関する詳細情報を前記計算機のうち情報要求元の計算機に転送し、それ以外のコピーペアの状態情報として当該コピーペア全体の状態を示すフラグ情報を前記情報要求元の計算機に転送する、ストレージサブシステム。
  16. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項15に記載のストレージサブシステム。
  17. 前記状態情報管理部は、前記情報要求元の計算機からのコマンドに応答して、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視する、請求項15に記載のストレージサブシステム。
  18. 前記状態情報管理部は、前記複数のコピーペアをコピーグループ群に分け、前記各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を前記各コピーグループの単位で集約し、前記集約した各コピーグループに属するコピーペアの状態情報を監視し、前記いずれかのコピーグループに属するコピーペアに障害があるときには、当該コピーグループ内のコピーペアの全状態情報を前記情報要求元の計算機に転送し、それ以外のときには、前記各コピーグループに属するコピーペアは、定常状態または過渡状態にあることを示す状態情報を前記情報要求元の計算機に転送する、請求項15に記載のストレージサブシステム。
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