JP2009116276A - 表示パネルの製造方法、表示パネル、および、基板切断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の信頼性の向上、スループットの向上、歩留まりの向上を実現する。
【解決手段】第1ガラス基板301の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx1を、レーザーカッターによって形成しブレイクする。そして、第2ガラス基板302の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx2を、レーザーカッターによって形成しブレイクする。そして、第1ガラス基板301の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy1を、メカニカルカッターによって形成しブレイクする。そして、第2ガラス基板302の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy2を、メカニカルカッターによって形成しブレイクする。
【選択図】図4
【解決手段】第1ガラス基板301の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx1を、レーザーカッターによって形成しブレイクする。そして、第2ガラス基板302の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx2を、レーザーカッターによって形成しブレイクする。そして、第1ガラス基板301の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy1を、メカニカルカッターによって形成しブレイクする。そして、第2ガラス基板302の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy2を、メカニカルカッターによって形成しブレイクする。
【選択図】図4
Description
本発明は、表示パネルの製造方法、表示パネル、および、基板切断方法に関する。特に、本発明は、第1基板と、その第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板をカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法と、この方法にて製造される表示パネル、および、基板切断方法に関する。
液晶パネルなどの表示パネルは、複数の画素が設けられた画素領域において画像を表示するように構成されている。
表示パネルにおいて液晶パネルは、互いに対面する一対の基板の間に、液晶が封入されている。液晶パネルは、たとえば、透過型であり、液晶パネルの背面側に設けられたバックライトが照明する照明光が、偏光板を介して液晶パネルの画素領域に入射される。そして、その画素領域において変調された照明光が、偏光板を介して、液晶パネルの正面側に出射され、画像の表示が実施される。
たとえば、液晶パネルは、アクティブマトリクス方式であり、TFT(Thin Film Transistor)アレイ基板と、そのTFTアレイ基板から間隔を隔てるように対面しているカラーフィルタ基板と、そのTFTアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対面している間の間隔に注入されて形成された液晶層とを含んでおり、TFTアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対面している面に設けられた画素領域においてカラー画像を表示する。
具体的には、TFTアレイ基板においては、画素スイッチング素子として機能するTFTと、画素電極とが、画素領域においてマトリクス状に複数配置されており、対向基板においては、液晶を介して複数の画素電極に対向する共通電極と、カラーフィルタとが画素領域に形成されている。そして、その画素スイッチング素子の動作を制御して、画素電極に電位を入力し、画素電極と対向電極との間の液晶に電圧を印加することによって、液晶分子の配向方向を変化させる。これにより、画素を透過する光の透過率が変化し、画像表示が実施される。
上記の液晶パネルを製造する際においては、たとえば、大きな面積の一対のガラス基板を貼り合わせて大判のマザー基板を形成後、そのマザー基板を複数にカットすることによって、複数の液晶パネルを完成させる。
具体的には、一対のガラス基板が互いに対面する面において、x方向と、そのx方向に直交するy方向とのそれぞれに、液晶パネルがマトリクス状に複数並ぶように、マザー基板を形成する。その後、そのx方向とy方向とのそれぞれにおいて、マザー基板をカットし分割することによって、複数の液晶パネルを完成させる。
ここでは、たとえば、1次カット工程において、マザー基板をx方向にてカットして、複数に分割する。そして、その1次カット工程にてカットされ、複数に分割されたマザー基板のそれぞれを、2次カット工程において、y方向にてカットし、複数に分割する。
この1次カット工程および2次カット工程の実施においては、まず、ガラス基板の外側表面にスクライブラインを形成する。つまり、ガラス基板を破断する位置に対応するように、そのガラス基板の面を線状に削って溝を設けることによって、スクライブラインを形成する。
つぎに、その形成したスクライブラインにおいて、そのガラス基板をブレイクする。たとえば、他方のガラス基板の側から応力を加えて、一方のガラス基板においてスクライブラインが形成された部分から破断を進行させることによって、その一方のガラス基板をブレイクする。このような処理を各ガラス基板について実施することによって、x方向とy方向とのそれぞれにおいて、マザー基板をカットし、複数に分割する。
上記においては、たとえば、レーザーカッターからレーザー光をガラス基板の表面に照射する非接触方式のレーザースクライブの実施によって、スクライブラインを形成する。具体的には、ガラス基板において線を描くようにレーザー光を照射し、ガラス基板を加熱後、その加熱した部分に冷媒を噴霧して冷却することによって、その加熱および冷却がなされた部分に亀裂を生じさせて、スクライブラインを形成する(たとえば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
また、たとえば、ダイヤカッターなどのメカニカルカッターをガラス基板の表面に接触させる接触方式のメカニカルスクライブの実施によって、スクライブラインを形成する。具体的には、メカニカルカッターをガラス基板に接触させ、そのガラス基板において線を描くように移動させることによりガラス基板の表面を削ることによって、スクライブラインを形成する(たとえば、特許文献3参照)。
ここで、このメカニカルスクライブとして、ベネットスクライブを採用した場合には、上記のように、曲げ応力をかけることが不要になるため、スループットを向上させることができる(たとえば、特許文献4参照)。
図12は、メカニカルカッターを用いてマザー基板をカットして分割する際の動作を示す図である。この図12においては、スクライブラインに関して、ブレイクが実施される前の状態を点線で示し、ブレイクが実施された後の状態を実線で示している。
メカニカルカッターを用いてマザー基板300をカットして分割する際には、まず、1次カット工程において、図12(a)〜(c)に示すように、一対のガラス基板301,302が対面しているマザー基板300を、x方向にてカットし、複数に分割する。
具体的には、図12(a)に示すように、一方のガラス基板301の外側表面を、x方向に沿うようにメカニカルカッターでスクライブすることによって、その一方のガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLxを形成する。つぎに、他方のガラス基板302の側から応力を加えることによって、図12(b)に示すように、そのスクライブラインSLxにおいて一方のガラス基板301をブレイクする。そして、これと同様にして、他方のガラス基板302の外側表面において、x方向に沿うようにスクライブライン(図示なし)を形成後、そのスクライブライン(図示なし)にて他方のガラス基板302をブレイクする。このように1次カット工程を実施することによって、図12(c)に示すように、一対のガラス基板301,302が対面するマザー基板300を、x方向にてカットし、複数に分割する。
その後、図12(d)〜(f)に示すように、2次カット工程においては、1次カット工程において分割されたマザー基板300を、x方向に直交するy方向にてカットし、複数に分割する。
具体的には、図12(d)に示すように、複数に分割されたマザー基板300において、一方のガラス基板301の外側表面を、y方向に沿うようにメカニカルカッターでスクライブすることによって、その一方のガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLyを形成する。その後、他方のガラス基板302の側から応力を加えることによって、図12(e)に示すように、そのスクライブラインSLyにおいて一方のガラス基板301をブレイクする。そして、これと同様にして、他方のガラス基板302の外側表面において、y方向に沿うようにスクライブライン(図示なし)を形成後、そのスクライブライン(図示なし)にて他方のガラス基板302をブレイクする。このように2次カット工程を実施することによって、図12(f)に示すように、一対のガラス基板301,302が対面するマザー基板300を、y方向にてカットし、複数に分割する。
上記のようにメカニカルカッターを用いてマザー基板をカットして分割する場合には、装置が安価であり、高いスループットを実現できるメリットが得られる。
しかしながら、この場合には、メカニカルカッターをマザー基板300の外側表面に接触してスクライブをするため、上記にてカットした部分において、カケ,ワレ,クラックなどの不具合が生じ、装置の信頼性が低下する場合がある。さらに、メカニカルカッターとして、ダイヤカッターを用いた場合には、そのダイヤカッターに設けられた切溝に対応するように、リブマークが発生するため、そのリブマークからクラックが進行するなど、機械的強度が低下し、装置の信頼性が低下する場合がある。また、この他に、マザー基板を複数にカットし、そのカット面において露出される注入口から液晶を注入後、その注入口に封止材を塗布し封止することによって、液晶パネルを完成させる場合には、カット面に発生したカケ,ワレ,クラックなどの不具合によって、液晶を完全に封止することができずに、歩留まりの低下が生ずる場合がある。
図13は、レーザーカッターを用いてマザー基板をカットして分割する際の動作を示す図である。この図13においては、スクライブラインに関して、ブレイクが実施される前の状態を点線で示し、ブレイクが実施された後の状態を実線で示している。
レーザーカッターを用いてマザー基板300をカットして分割する際には、図13(a)に示すように、まず、一方のガラス基板301の外側表面を、x方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、その一方のガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLxを形成する。
つぎに、図13(b)に示すように、その一方のガラス基板301の外側表面を、y方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、その一方のガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLyを形成する。
そして、これと同様にして、他方のガラス基板302の外側表面において、x方向に沿うようにスクライブライン(図示なし)を形成後、y方向に沿うようにスクライブライン(図示なし)を形成する。
レーザーカッターを用いてスクライブラインを形成する場合には、メカニカルカッターを用いた場合よりも、スループットが低いため、図13(a),(b)に示すように、x方向とy方向とのそれぞれについて、予めスクライブラインSLx,SLyを形成する。
その後、図13(c),(d)に示すように、1次カット工程において、一対のガラス基板301,302が対面しているマザー基板300を、x方向にてカットし、複数に分割する。
具体的には、他方のガラス基板302の側から応力を加えることによって、図13(c)に示すように、一方のガラス基板301を、x方向に沿うように形成されたスクライブラインSLxにてブレイクする。
その後、これと同様に、一方のガラス基板301の側から応力を加えることによって、図13(d)に示すように、x方向に沿うように形成されたスクライブライン(図示なし)にて、他方のガラス基板302をブレイクし、マザー基板300をx方向にてカットし、複数に分割する。
そして、図13(e),(f)に示すように、2次カット工程において、一対のガラス基板301,302が対面しているマザー基板300を、y方向にてカットし、複数に分割する。
具体的には、他方のガラス基板302の側から応力を加えることによって、図13(e)に示すように、一方のガラス基板301を、y方向に沿うように形成されたスクライブラインSLyにてブレイクする。
その後、これと同様に、一方のガラス基板301の側から応力を加えることによって、他方のガラス基板302を、y方向に沿うように形成されたスクライブライン(図示なし)にてブレイクし、図13(f)に示すように、マザー基板300をy方向にてカットして、複数に分割する。
上記のようにレーザーカッターを用いてマザー基板300をカットして分割する場合には、レーザー光で面をスクライブをする非接触方式であるため、そのカットした部分において、カケ,ワレ,クラックなどの不具合が生ずることを抑制できるメリットが得られる。
しかしながら、この場合には、装置が高価であり、スループットが低いデメリットが生ずる。さらに、上記のように、スループットが低い不具合を改善するために、x方向とy方向とのそれぞれについて、予めスクライブラインSLx,SLyを形成するため、1次カット工程によって短冊状にカットされたマザー基板300においては、y方向に形成されたスクライブラインSLyにて部分的に不規則に破断が生じる場合があるため、歩留まりの低下が生ずる場合がある。
このように、スクライブラインを形成し、そのスクライブラインにおいてブレイクすることによって、マザー基板をカットして分割する際には、装置の信頼性の低下、スループットの低下、および、歩留まりの低下を生ずる場合がある。
したがって、本発明は、装置の信頼性の向上、スループットの向上、歩留まりの向上が可能な表示パネルの製造方法、表示パネル、および、基板切断方法を提供する。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法であって、前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程とを有し、前記1次カット工程は、前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程とを含み、前記2次カット工程は、前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程とを含む。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向にてカットした後に、前記第1方向に交差する第2方向にてカットすることによって得られた表示パネルであって、前記第1基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第1スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、前記第2基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第2スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされ、前記第1基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第3スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、前記第2基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第4スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされることによって形成されている。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットする基板切断方法であって、前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程とを有し、前記1次カット工程は、前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程とを含み、前記2次カット工程は、前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程とを含む。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法であって、前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程とを有し、前記1次カット工程は、前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程とを含み、前記2次カット工程は、前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程とを含む。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向にてカットした後に、前記第1方向に交差する第2方向にてカットすることによって得られた表示パネルであって、前記第1基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第1スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、前記第2基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第2スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされ、前記第1基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第3スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、前記第2基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第4スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされることによって形成されている。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットする基板切断方法であって、前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程とを有し、前記1次カット工程は、前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程とを含み、前記2次カット工程は、前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程とを含む。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法であって、前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程とを有し、前記1次カット工程は、前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程とを含み、前記2次カット工程は、前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程とを含む。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向にてカットした後に、前記第1方向に交差する第2方向にてカットすることによって得られた表示パネルであって、前記第1基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第1スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、前記第2基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第2スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされ、前記第1基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第3スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、前記第2基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第4スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされることによって形成されている。
本発明は、第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットする基板切断方法であって、前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程とを有し、前記1次カット工程は、前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程とを含み、前記2次カット工程は、前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程とを含む。
上記の本発明では、1次カット工程において、第1スクライブラインおよび第2スクライブラインをレーザーカッターにより形成し、その第1スクライブラインおよび第2スクライブラインにてブレイクすることで、マザー基板を第1方向にてカットする。そして、2次カット工程において、第3スクライブラインおよび第4スクライブラインの少なくとも一方をメカニカルカッターにより形成し、その第3スクライブラインおよび第4スクライブラインにてブレイクすることによって、上記の1次カット工程にてカットされたマザー基板を、第1方向に交差する第2方向にてカットする。
本発明によれば、装置の信頼性の向上、スループットの向上、歩留まりの向上が可能な表示パネルの製造方法、表示パネル、および、基板切断方法を提供することができる。
本発明にかかる実施形態の一例について説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明にかかる実施形態1において、表示パネル200の側面の断面を示す断面図である。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、表示パネル200の側面の断面を示す断面図である。
表示パネル200は、たとえば、駆動方式がアクティブマトリクス方式である透過型の液晶パネルであり、図1に示すように、TFTアレイ基板201とカラーフィルタ基板202と液晶層203とを有する。この表示パネル200においては、図1に示すように、TFTアレイ基板201とカラーフィルタ基板202とが間隔を隔てるように互いに対面している。そして、TFTアレイ基板201とカラーフィルタ基板202とが対面する面方向においては、画素領域PAと、画素領域PAの周辺に位置している周辺領域CAとが設けられている。このTFTアレイ基板201とカラーフィルタ基板202とは、周辺領域CAにおいてシール材Sによって貼り合わされており、そのTFTアレイ基板201とカラーフィルタ基板202とが対面している間に挟まれるように、液晶層203が設けられている。また、表示パネル200において、TFTアレイ基板201は、カラーフィルタ基板202に対面せずに、y方向において画素領域PAから外側へ延在する部分を含み、その部分においては、引出し電極Hが設けられている。つまり、図1にて示すように、TFTアレイ基板201の面においてカラーフィルタ基板202に対面している側の面において、カラーフィルタ基板202に対面しておらず、露出している面に、この引出し電極Hが設けられている。
図2は、本発明にかかる実施形態1において、表示パネル200を示す上面図である。また、図3は、本発明にかかる実施形態1において、表示パネル200の画素領域PAに形成される回路の要部を示す回路図である。
表示パネル200の画素領域PAにおいては、図2に示すように、複数の画素Pがマトリクス状に配列されている。ここでは、図2に示すように、x方向と、そのx方向に直交するy方向とのそれぞれに、複数の画素Pが並ぶように配置されている。
この画素領域PAにおいては、図3に示すように、複数の画素Pのそれぞれに対応するように、対向電極23と画素電極111と画素スイッチング素子112と保持容量素子113とが設けられている。そして、さらに、この画素領域PAにおいては、走査配線211と、信号配線212と、保持容量配線213とが設けられている。
ここでは、図3に示すように、表示パネル200においては、対向電極23と画素電極111とが、液晶層203を挟んでいる。詳細については後述するが、この液晶層203は、図2に示すように、周辺領域CAにおいて形成された注入口Tから、液晶が注入されことによって形成される。そして、この表示パネル200は、図3に示すように、対向電極23と画素電極111との間において電位差が生ずるように駆動されることによって、その液晶層203に電圧が印加される。これにより、表示パネル200においては、画素領域PAの各画素にて光が透過する割合が制御され、画像表示が実施される。
一方で、周辺領域CAにおいては、図2に示すように、複数の引出し電極Hが設けられている。そして、この引出し電極Hは、図3に示す部材において、走査配線211と、信号配線212と、保持容量配線213とのそれぞれに接続されており、外部から供給される駆動信号を各部に供給する。
表示パネル200を構成する各部について説明する。
表示パネル200においてTFTアレイ基板201は、前述したように、カラーフィルタ基板202に間隔を隔てるように対面している。このTFTアレイ基板201は、光を透過する絶縁体であるガラス基板を含み、そのガラス基板がカラーフィルタ基板202に対面している。TFTアレイ基板201においてカラーフィルタ基板202に対面する側の面には、図2では図示を省略しているが、図3に示した構成要素において、画素電極111と、画素スイッチング素子112と、保持容量素子113と、走査配線211と、信号配線212と、保持容量配線213とが、画素領域PAに形成されている。そして、この他に、画素領域PAにおいては、液晶層203における液晶分子を配向するために、配向層(図示なし)が表面に形成されている。また、周辺領域CAにおいては、図2に示すように、引出し電極Hが形成されている。
TFTアレイ基板201において画素電極111は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いて形成された透明電極である。画素電極111は、図3に示すように、画素領域PAにおいて、x方向と、そのx方向に直交するy方向とに、複数がマトリクス状に並ぶように形成されている。そして、複数の画素電極111は、それぞれに対応するように画素スイッチング素子112が設けられている。そして、画素電極111は、その画素スイッチング素子112のドレイン電極に接続されており、画素スイッチング素子112を介して信号配線212から供給されるデータ信号を、表示電圧として液晶層203に印加するように構成されている。
TFTアレイ基板201において画素スイッチング素子112は、図3に示すように、複数の画素電極111のそれぞれに対応するように、x方向とy方向とにマトリクス状に複数が設けられている。画素スイッチング素子112は、たとえば、TFTであって、たとえば、チャネル領域が多結晶シリコンの半導体からなる薄膜を用いて形成されている。この画素スイッチング素子112であるTFTにおいては、ゲート電極が走査配線211に接続されており、ゲートドライバ(図示なし)から、走査配線211を介して、走査信号がゲート電極に入力され、画素スイッチング素子112が駆動制御される。また、ソース電極が信号配線212に接続されており、ソースドライバから、信号配線212を介してソース電極にデータ信号が供給される。また、さらに、画素スイッチング素子112は、ドレイン電極が画素電極111と保持容量素子113とに接続されており、ゲート電極に走査信号が印加されてオン状態になった場合には、ドレイン電極から画素電極111と保持容量素子113とにデータ信号を印加する。
TFTアレイ基板201において保持容量素子113は、図3に示すように、複数の画素電極111のそれぞれに対応するように、x方向とy方向とに複数がマトリクス状に形成されている。ここでは、保持容量素子113は、一対の電極で誘電体膜を挟むように構成されており、一方の電極が画素スイッチング素子112のドレイン電極に接続され、他方の電極が保持容量配線213に接続されている。保持容量素子113は、液晶層203による静電容量と並列になるように形成されており、液晶層203に印加されるデータ信号による電荷を保持する。
TFTアレイ基板201において走査配線211は、図3に示すように、x方向に延在するように形成されており、x方向に並ぶ画素スイッチング素子112に接続している。また、走査配線211は、y方向に並ぶ画素スイッチング素子112に対応するように、複数がy方向に間隔を隔てて並んで形成されている。たとえば、走査配線211は、アルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。そして、y方向に並ぶ複数の走査配線211のそれぞれは、ゲートドライバ(図示なし)に接続されており、画素電極111の行を、順次、時分割で選択するように、ゲートドライバ(図示なし)から出力される走査信号を、y方向に並ぶ複数の画素スイッチング素子112のそれぞれに順次供給する。
TFTアレイ基板201において信号配線212は、図3に示すように、y方向に延在するように形成されており、y方向に並ぶ画素スイッチング素子112に接続している。また、信号配線212は、x方向に並ぶ画素スイッチング素子112に対応するように、複数がx方向に間隔を隔てて並んで形成されている。たとえば、信号配線212は、アルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。そして、x方向に並ぶ複数の信号配線212のそれぞれは、ソースドライバ(図示なし)に接続されており、そのソースドライバ(図示なし)から出力されるデータ信号を、画素電極111に画素スイッチング素子112を介して供給する。
TFTアレイ基板201において保持容量配線213は、図3に示すように、x方向に延在するようにTFTアレイ基板201に形成されており、x方向に並ぶ複数の保持容量素子113のそれぞれに接続している。保持容量配線213は、y方向に並ぶ複数の保持容量素子113のそれぞれに対応するように、複数がy方向に間隔を隔てて並んで形成されている。たとえば、保持容量配線213は、アルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。
表示パネル200においてカラーフィルタ基板202は、前述したように、TFTアレイ基板201に間隔を隔てるように対面している。このカラーフィルタ基板202は、光を透過する絶縁体であるガラス基板を含み、そのガラス基板がTFTアレイ基板201に対面している。そして、カラーフィルタ基板202において、TFTアレイ基板201に対面する側の面には、図2においては図示を省略しているが、図3に示す部材において、対向電極23が形成されている。
カラーフィルタ基板202において対向電極23は、たとえば、ITOを用いて形成された透明電極であり、画素領域PAに形成されている。ここでは、対向電極23は、複数の画素電極111に共通する共通電極として、カラーフィルタ基板202の全面にベタ状に形成されている。
また、カラーフィルタ基板202においては、ブラックマトリクス層(図示なし)とカラーフィルタ層(図示なし)とが画素領域PAに設けられている。ブラックマトリクス層およびカラーフィルタ層は、カラーフィルタ基板202にてTFTアレイ基板201に対面する側の面に形成されている。カラーフィルタ層は、たとえば、赤フィルタ層と緑フィルタ層と青フィルタ層とが一組として構成されており、複数の画素に対応するように複数の組が形成されている。カラーフィルタ層を構成する赤フィルタ層と緑フィルタ層と青フィルタ層とのそれぞれは、ブラックマトリクス層によって画素Pのそれぞれに対応するように区画された領域にパターン加工され、バックライト(図示なし)から照射された光を着色するように構成されている。そして、この他に、画素領域PAにおいては、液晶層203における液晶分子を配向するために、配向層(図示なし)が表面に形成されている。
表示パネル200において液晶層203は、図1に示すように、カラーフィルタ基板202とTFTアレイ基板201との間に挟まれるように設けられている。ここでは、液晶層203は、TFTアレイ基板201とカラーフィルタ基板202とが互いに対面する面に形成された配向膜(図示なし)によって、液晶分子が配向されている。そして、液晶層203は、TFTアレイ基板201の画素電極111と、カラーフィルタ基板202の対向電極23との間において印加される電圧に基づいて、その配向状態が変化し、光を透過する光学特性が変化する。
詳細については後述するが、本実施形態の表示パネル200は、液晶層203が設けられる前の表示パネル200がx方向とy方向とのそれぞれにおいて複数並ぶように配置されたマザー基板を形成後、そのマザー基板をx方向とy方向とのそれぞれにおいて複数の表示パネル200に分割するようにカットすることによって製造される。
本発明にかかる実施形態1の表示パネル200の製造方法について説明する。
図4と図5は、本発明にかかる実施形態1において、表示パネル200を製造する際の動作を示す図である。ここで、図4は、本発明にかかる実施形態1において、マザー基板をx方向にてカットする1次カット工程を示す図である。また、図5は、本発明にかかる実施形態1において、マザー基板をy方向にてカットする2次カット工程を示す図である。この図4と図5とにおいては、スクライブラインに関して、ブレイクが実施される前の状態を点線で示し、ブレイクが実施された後の状態を実線で示している。
表示パネル200を製造する際においては、図4に示すように、一対のガラス基板301,302が対面しているマザー基板300について1次カット工程を実施することによって、マザー基板300をx方向にてカットし、複数に分割する。
まず、この1次カット工程の実施に先立って、図4(a)に示すように、マザー基板300を準備する。
ここでは、図1に示した表示パネル200において、液晶層203が設けられる前の段階の表示パネル200が、x方向とy方向とのそれぞれにおいて複数並ぶように、マザー基板300を形成する。
具体的には、図1に示した表示パネル200のTFTアレイ基板201がx方向とy方向とのそれぞれにおいて複数並ぶように、第1ガラス基板301の一方の表面に、上述したTFTアレイ基板201の各構成要素を形成する。たとえば、厚さが0.3mmの第1ガラス基板301の面に、上述したTFTアレイ基板201の各構成要素を形成する。
そして、図1に示した表示パネル200のカラーフィルタ基板202がx方向とy方向とのそれぞれにおいて複数並ぶように、第2ガラス基板302の一方の表面に、上述したカラーフィルタ基板202の各構成要素を形成する。たとえば、厚さが0.3mmの第2ガラス基板302の面に、上述したカラーフィルタ基板202の各構成要素を形成する。
そして、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とを間隔を隔てて互いに対面するように貼り合わせてマザー基板300を形成する。ここでは、図1に示したように、表示パネル200において画素領域PAの周囲を囲うように、たとえば、第1ガラス基板301にシール材Sを設け、そのシール材Sにて第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とを貼り合わせる。本実施形態においては、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とが対面している間の間隔において、画素領域PAに対応する部分へ液晶を注入する注入口を、その複数の表示パネル200のそれぞれに設けるように、マザー基板300を形成する。
つぎに、図4(b)に示すように、第1ガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLx1を形成する。
ここでは、第1ガラス基板301の外側表面を、x方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、このスクライブラインSLx1を形成する。
具体的には、マザー基板300においてy方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、x方向に延在するスクライブラインSLx1を、y方向において複数形成する。
つぎに、図4(c)に示すように、スクライブラインSLx1において、第1ガラス基板301をブレイクする。
ここでは、たとえば、ゴムローラーを用いて、第2ガラス基板302の側から応力を加え、第1ガラス基板301を曲げることによって、その第1ガラス基板301においてスクライブラインSLx1が形成された部分から破断を進行させ、その第1ガラス基板301をブレイクする。これにより、マザー基板300においては、第1ガラス基板301がy方向において複数に分割される。
つぎに、図4(d)に示すように、第2ガラス基板302の外側表面にスクライブラインSLx2を形成する。
ここでは、第2ガラス基板302の外側表面を、x方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、このスクライブラインSLx2を形成する。
具体的には、上記と同様に、マザー基板300においてy方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、x方向に延在するスクライブラインSLx2を、y方向において複数形成する。
つぎに、図4(e)に示すように、スクライブラインSLx2において、第2ガラス基板302をブレイクすることによって、マザー基板300をx方向においてカットする。
ここでは、たとえば、ゴムローラーを用いて、第1ガラス基板301の側から応力を加え、第2ガラス基板302を曲げることによって、その第2ガラス基板302においてスクライブラインSLx2が形成された部分から破断を進行させて、その第2ガラス基板302をブレイクする。
これにより、第2ガラス基板302が分割され、マザー基板300がx方向においてカットされる。つまり、マザー基板300においてy方向に並ぶ複数の表示パネルのそれぞれを、複数に分割する。
図6は、本発明にかかる実施形態1において、1次カット工程によってカットされたマザー基板300を示す図である。図6において、図6(a)は、1次カット工程によってカットされたマザー基板300の上面図であり、図6(b)は、1次カット工程によってカットされたマザー基板300の一方のカット面を示す側面図である。
図6(a)に示すように、1次カット工程においては、複数の表示パネル200がx方向において並んだ短冊状に、マザー基板300がカットされる。そして、図6(b)に示すように、1次カット工程において短冊状にカットされたマザー基板300のカット面にて、シール材Sが設けられた部分においては、注入口Tが露出される。このように、1次カット工程においては、注入口Tがカット面において露出するように、マザー基板300をカットする。
1次カット工程において、マザー基板300をカットし、複数の短冊状になるように分割した後には、その短冊状のマザー基板300のそれぞれにおいてx方向に並ぶ複数の表示パネル200のそれぞれに、液晶を注入する。
ここでは、図6(b)に示すように、その短冊状のマザー基板300のカット面においてシール材Sに設けられた注入口Tから、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302との間の間隔に液晶を注入する。これによって、第1ガラス基板301においてx方向に並ぶように配置されているTFTアレイ基板201と、第2ガラス基板302においてx方向に並ぶように配置されているTFTアレイ基板201との間に、液晶層203を形成する。そして、その注入口Tを封止材(図示なし)で封止する。
つぎに、図5に示すように、1次カット工程にて複数に分割されたマザー基板300について2次カット工程を実施することによって、この複数に分割されたマザー基板300を、y方向にてカットする。
この2次カット工程においては、まず、図5(a)に示すように、第1ガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLy1を形成する。
ここでは、第1ガラス基板301の外側表面を、y方向に沿うようにメカニカルカッターでスクライブすることによって、このスクライブラインSLy1を形成する。
具体的には、マザー基板300においてx方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、y方向に延在するスクライブラインSLy1を、x方向において複数形成する。
つぎに、図5(b)に示すように、スクライブラインSLy1において、第1ガラス基板301をブレイクする。
ここでは、たとえば、ゴムローラーを用いて、第2ガラス基板302の側から応力を加え、第1ガラス基板301を曲げることによって、その第1ガラス基板301においてスクライブラインSLy1が形成された部分から破断を進行させ、その第1ガラス基板301をブレイクする。これにより、第1ガラス基板301がx方向において複数に分割される。
つぎに、図5(c)に示すように、第2ガラス基板302の外側表面にスクライブラインSLy2を形成する。
ここでは、第2ガラス基板302の外側表面を、y方向に沿うようにメカニカルカッターでスクライブすることによって、スクライブラインSLy2を形成する。
具体的には、上記と同様に、マザー基板300においてx方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、y方向に延在するスクライブラインSLy2を、x方向において複数形成する。
つぎに、図5(d)に示すように、スクライブラインSLy2において、第2ガラス基板302をブレイクすることによって、マザー基板300をy方向においてカットする。
ここでは、たとえば、ゴムローラーを用いて、第1ガラス基板301の側から応力を加え、第2ガラス基板302を曲げることによって、その第2ガラス基板302においてスクライブラインSLy2が形成された部分から破断を進行させて、その第2ガラス基板302をブレイクする。これにより、第2ガラス基板302が複数に分割されて、マザー基板300がy方向においてカットされ、表示パネル200が得られる。
図7は、本発明にかかる実施形態1において、1次カット工程および2次カット工程によってマザー基板300がカットされた後に得られた表示パネル200を示す斜視図である。
図7に示すように、表示パネル200において、1次カット工程でレーザーカッターを用いてカットされた一方のカット面Sx1の側は、TFTアレイ基板201のカット面Sx11と、カラーフィルタ基板202のカット面Sx12とが、x方向とy方向とに直交するz方向にて、同一面になるように形成されている。そして、このカット面Sx1に封止材Fが設けられて、注入口Tが封止されている。
そして、図7に示すように、表示パネル200において、1次カット工程でレーザーカッターを用いてカットされた他方のカット面Sx2の側は、TFTアレイ基板201のカット面Sx21とカラーフィルタ基板202のカット面Sx22とが、z方向にて互いに異なる面になるように形成されており、TFTアレイ基板201においてカラーフィルタ基板202に対面する側の面に設けられた引出し電極Hが露出している。
また、図7に示すように、2次カット工程でメカニカルカッターを用いてカットされた両方のカット面Syは、TFTアレイ基板201のカット面Sy1とカラーフィルタ基板202のカット面Sy2とが、x方向とy方向とに直交するz方向にて、同一面になるように形成される。
そして、上記のように形成した表示パネル200に、偏光板,バックライトなどの実装部材を実装し、液晶表示装置を完成させる。
以上のように、本実施形態においては、まず、第1ガラス基板301と、その第1ガラス基板301に対面している第2ガラス基板302とを含むマザー基板300について、1次カット工程を実施することによって、x方向においてカットする。ここでは、x方向において、複数の表示パネル200を分割するようにマザー基板300をカットする。具体的には、第1ガラス基板301の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx1を、レーザーカッターによって形成し、そのスクライブラインSLx1において第1ガラス基板301をブレイクする。そして、これと共に、第2ガラス基板302の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx2を、レーザーカッターによって形成し、そのスクライブラインSLx2において第2ガラス基板302をブレイクする。これにより、第1ガラス基板301の表面において引出し電極Hが露出されると共に、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とが対面している間の間隔にて画素領域PAに対応する部分へ液晶を注入する注入口Tが、カット面において露出される。このように、本実施形態においては、この注入口Tが露出されるカット面は、レーザーカッターによって形成されており、レーザー光で面をスクライブをする非接触方式であるため、カケ,ワレ,クラックなどの不具合の発生が少ない。このため、このカット面において注入口Tを封止材Fで封止する際には、均一に封止材Fを塗布できるため、適正に液晶を封止することができる。したがって、本実施形態は、装置の信頼性を向上させることができると共に、歩留まりを向上させることができる。
そして、本実施形態においては、1次カット工程にてカットされたマザー基板300について、y方向においてカットする2次カット工程を実施する。ここでは、y方向において複数の表示パネルを分割するように、上記の1次カット工程にてカットされたマザー基板300をカットする。具体的には、第1ガラス基板301の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy1を、メカニカルカッターによって形成し、そのスクライブラインSLy1において第1ガラス基板301をブレイクする。そして、これと共に、第2ガラス基板302の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy2を、メカニカルカッターによって形成し、そのスクライブラインSLy2において第2ガラス基板302をブレイクする。このように、本実施形態においては、メカニカルカッターを用いたメカニカルスクライブによってマザー基板300をカットするため、スループットを向上させることができる。
<実施形態2>
以下より、本発明にかかる実施形態2について説明する。
以下より、本発明にかかる実施形態2について説明する。
本実施形態は、表示パネル200の製造方法における動作の一部が、実施形態1と異なる。この点を除き、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
本実施形態では、図5(a)に示すように、短冊状にカットされたマザー基板300において、第1ガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLy1を形成する。
本実施形態においては、実施形態1と同様にして、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302との外側表面のそれぞれに、x方向に沿うようにスクライブラインSLx1,SLx2を形成する。そして、その後、第1ガラス基板301の外側表面に、y方向に沿うようにスクライブラインSLy1を形成する。
しかし、ここでは、実施形態1と異なり、メカニカルカッターではなく、レーザーカッターを用いて、このスクライブラインSLy1を形成する。すなわち、第1ガラス基板301の外側表面を、y方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、スクライブラインSLy1を形成する。
そして、実施形態1と同様にして、スクライブラインSLx1,SLx2にて、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とをブレイクすることによって、x方向においてマザー基板300をカットし、短冊状に分割する。
つぎに、短冊状のマザー基板300のそれぞれにおいて、x方向に並ぶ複数の表示パネル200のそれぞれに、液晶を注入する。
図8は、本発明にかかる実施形態2において、x方向においてカットされたマザー基板300を示す図である。図8において、図8(a)は、x方向においてカットされたマザー基板300の上面図であり、図8(b)は、x方向においてカットされたマザー基板300の一方のカット面を示す側面図である。
図8(a)に示すように、マザー基板300は、複数の表示パネル200がx方向において並んだ短冊状にカットされており、そのカットされたマザー基板300において第1ガラス基板301の外側表面には、スクライブラインSLy1が形成されている。
具体的には、図8(a)に示すように、TFTアレイ基板201においてカラーフィルタ基板202に対面する側の面に設けられた引出し電極Hが露出するように、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とのそれぞれがブレイクされている。そして、第1ガラス基板301において、第2ガラス基板302に対面する面に対して反対側の面には、スクライブラインSLy1が形成されている。
また、図8(b)に示すように、短冊状にカットされたマザー基板300のカット面にて、シール材Sが設けられた部分においては、注入口Tが露出される。
このため、上記の工程を実施後には、図8(b)に示すように、その短冊状のマザー基板300のカット面においてシール材Sに設けられた注入口Tから、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302との間の間隔に液晶を注入する。
これによって、第1ガラス基板301においてx方向に並ぶように配置されているTFTアレイ基板201と、第2ガラス基板302においてx方向に並ぶように配置されているTFTアレイ基板201との間に、液晶層203を形成する。そして、その注入口Tを封止材(図示なし)で封止する。
つぎに、図5(b)に示すように、スクライブラインSLy1において、第1ガラス基板301をブレイクする。
ここでは、実施形態1と同様に、第2ガラス基板302の側から応力を加え、第1ガラス基板301を曲げることによって、そのスクライブラインSLy1にて第1ガラス基板301をブレイクする。これにより、第1ガラス基板301がx方向において分割される。
つぎに、図5(c)と図5(d)とにおいて順次示したように、第2ガラス基板302の外側表面にスクライブラインSLy2を形成後、そのスクライブラインSLy2において、第2ガラス基板302をブレイクする。これによって、マザー基板300がy方向においてカットされる。
ここでは、実施形態1と同様に、第2ガラス基板302の外側表面を、y方向に沿うようにメカニカルカッターでスクライブすることによって、スクライブラインSLy2を形成する。そして、第1ガラス基板301の側から応力を加え、第2ガラス基板302を曲げることによって、その第2ガラス基板302のスクライブラインSLy2にて、第2ガラス基板302をブレイクする。これにより、第2ガラス基板302が複数に分割されて、マザー基板300がy方向においてカットされ、表示パネル200が得られる。
そして、上記のように形成した表示パネル200に、偏光板,バックライトなどの実装部材を実装させて表示装置を完成させる。
以上のように、本実施形態において、短冊状に分割したマザー基板300についてカットする際には、実施形態1と異なり、メカニカルカッターではなく、レーザーカッターを用いて、第1ガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLy1を形成後、そのスクライブラインSLy1において第1ガラス基板301をブレイクする。
本実施形態では、図8(a)に示したように、短冊状に分割したマザー基板300においては、TFTアレイ基板201においてカラーフィルタ基板202に対面する側の面に設けられた引出し電極Hが露出している。このため、短冊状に分割したマザー基板300をy方向にてカットする2次カット工程の実施の際に、その第1ガラス基板301にて引出し電極Hが露出している部分が割れて、歩留まりが低下する場合がある。
しかしながら、本実施形態においては、接触方式のメカニカルスクライブではなく、非接触方式のレーザースクライブによってスクライブラインSLyを形成し、第1ガラス基板301をブレイクしている。このため、本実施形態においては、メカニカルスクライブによってメカニカルカッターが接触することがないため、第1ガラス基板301にて引出し電極Hが露出している部分が割れることを防止できる。
したがって、本実施形態は、実施形態1における効果に加えて、歩留まりを更に向上させることができる。
<実施形態3>
以下より、本発明にかかる実施形態3について説明する。
以下より、本発明にかかる実施形態3について説明する。
本実施形態においては、表示パネル200の製造方法における動作が、実施形態1と異なる。この点を除き、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
図9と図10は、本発明にかかる実施形態3において、表示パネル200を製造する際の動作を示す図である。ここで、図9は、本発明にかかる実施形態3において、マザー基板をx方向にてカットする1次カット工程を示す図である。また、図10は、本発明にかかる実施形態3において、マザー基板をy方向にてカットする2次カット工程を示す図である。この図9と図10とにおいては、スクライブラインに関して、ブレイクが実施される前の状態を点線で示し、ブレイクが実施された後の状態を実線で示している。
本実施形態において、表示パネル200を製造する際には、図9に示すように、一対のガラス基板301,302が対面しているマザー基板300を、1次カット工程を実施することによって、x方向にてカットし、複数に分割する。
まず、この1次カット工程の実施に先立って、図9(a)に示すように、マザー基板300を準備する。
本実施形態においては、実施形態1と異なり、たとえば、厚さが0.1mmの第2ガラス基板302の面に、上述したカラーフィルタ基板202の各構成要素が形成されているマザー基板300を準備する。つまり、実施形態1と比較して、カラーフィルタ基板202の厚みが薄いマザー基板300を準備する。
具体的には、実施形態1と同様に、厚さが0.3mmの第1ガラス基板301の面に、上述したTFTアレイ基板201の各構成要素を形成する。そして、上記のように、厚さが0.1mmの第2ガラス基板302の面に、上述したカラーフィルタ基板202の各構成要素を形成する。そして、実施形態1と同様に、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とを間隔を隔てて互いに対面するように貼り合わせてマザー基板300を形成する。
つぎに、図9(b)に示すように、第2ガラス基板302の外側表面にスクライブラインSLx2を形成することによって、第2ガラス基板302をブレイクする。
ここでは、第2ガラス基板302の外側表面を、x方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、スクライブラインSLx2を形成し、第2ガラス基板302をブレイクする。本実施形態においては、マザー基板300においてy方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、x方向に延在するスクライブラインSLx2をy方向において複数形成し、その複数の位置において、第2ガラス基板302をブレイクする。
本実施形態においては、第2ガラス基板302は、厚さが0.1mmであって、厚みが薄い。このため、機械的な応力を第2ガラス基板302に加えなくとも、レーザーカッターを用いて、レーザー光を第2ガラス基板302に照射し、その表面をスクライブすることで、第2ガラス基板302をブレイクすることができる。これにより、マザー基板300においては、第2ガラス基板302がy方向において複数に分割される。なお、第2ガラス基板302の厚さが0.1mm以上0.2mm以下の場合には、レーザースクライブによって好適に第2ガラス基板302をブレイクすることができる。
具体的には、第2ガラス基板302にてスクライブラインSLx2が形成された後の部分の厚みを、たとえば、0.05mmとする条件において、このレーザースクライブを実施する。このような条件にすることによって、第2ガラス基板302の表面をレーザーカッターでスクライブし、冷却することで、レーザースクライブの実施と同時に、厚さが0.1mmから0.2mmの第2ガラス基板302をブレイクすることができる。すなわち、第2ガラス基板302がスクライブする際に、マザー基板300において形成された各部が破損することなく、第2ガラス基板302のブレイクを実施することができる。なお、レーザースクライブの実施と同時に第2ガラス基板302をブレイクする条件については、上記の条件にされない。また、上記の条件において、たとえば、レーザー光の出力エネルギーを高くすることによって、厚さが0.2mmを超える厚いガラス基板(たとえば、0.3mm厚のもの)についても、レーザースクライブの実施と同時にブレイクすることができる。
つぎに、図9(c)に示すように、第1ガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLx1を形成する。
ここでは、第1ガラス基板301の外側表面を、x方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、このスクライブラインSLx1を形成する。
具体的には、上記と同様に、マザー基板300においてy方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、x方向に延在するスクライブラインSLx1を、y方向において複数形成する。
つぎに、図9(d)に示すように、スクライブラインSLx1において、第1ガラス基板301をブレイクすることによって、マザー基板300をx方向においてカットする。
本実施形態においては、第1ガラス基板301は、厚さが0.3mmであって、厚みが厚い。このため、第2ガラス基板302の場合と異なり、レーザーカッターでスクライブすることによって、第1ガラス基板301がブレイクされない。
このため、ここでは、第2ガラス基板302の側から応力を加え、第1ガラス基板301を曲げることによって、その第1ガラス基板301においてスクライブラインSLx1が形成された部分から破断を進行させて、その第1ガラス基板301をブレイクする。これにより、第1ガラス基板301が分割され、マザー基板300がx方向においてカットされる。
つぎに、図10に示すように、2次カット工程を実施することによって、複数に分割されたマザー基板300をy方向にてカットする。
まず、図10(a)に示すように、第2ガラス基板302の外側表面にスクライブラインSLy2を形成することによって、第2ガラス基板302をブレイクする。
ここでは、第2ガラス基板302の外側表面を、y方向に沿うようにレーザーカッターでスクライブすることによって、スクライブラインSLx1を形成し、第2ガラス基板302をブレイクする。本実施形態においては、マザー基板300においてx方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、y方向に延在するスクライブラインSLy2をx方向において複数形成し、その複数の位置において、第2ガラス基板302をブレイクする。
本実施形態においては、前述したように、第2ガラス基板302は、厚さが0.1mmであって、厚みが薄い。このため、機械的な応力を第2ガラス基板302に加えなくとも、レーザーカッターを用いてレーザー光を第2ガラス基板302に照射し、その表面をスクライブすることで、第2ガラス基板302をブレイクすることができる。これにより、マザー基板300においては、第2ガラス基板302がx方向において複数に分割される。
図11は、本発明にかかる実施形態3において、x方向においてカットされたマザー基板300を示す図である。図11において、図11(a)は、x方向においてカットされたマザー基板300の上面図であり、図11(b)は、x方向においてカットされたマザー基板300の一方のカット面を示す側面図である。
図11(a)に示すように、マザー基板300は、複数の表示パネル200がx方向において並んだ短冊状にカットされており、そのカットされたマザー基板300において第2ガラス基板302の外側表面は、スクライブラインSLy2が形成された部分にてブレイクされている。
具体的には、図11(a)に示すように、TFTアレイ基板201においてカラーフィルタ基板202に対面する側の面に設けられた引出し電極Hが露出するように、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302とのそれぞれがブレイクされており、その第2ガラス基板302において、第1ガラス基板301に対面する面に対して反対側の面は、スクライブラインSLy2が形成された部分にてブレイクされている。
また、図11(b)に示すように、短冊状にカットされたマザー基板300のカット面にて、シール材Sが設けられた部分においては、注入口Tが露出される。
このため、上記の工程を実施後には、図11(b)に示すように、その短冊状のマザー基板300のカット面においてシール材Sに設けられた注入口Tから、第1ガラス基板301と第2ガラス基板302との間の間隔に液晶を注入する。
これによって、第1ガラス基板301においてx方向に並ぶように配置されているTFTアレイ基板201と、第2ガラス基板302においてx方向に並ぶように配置されているTFTアレイ基板201との間に、液晶層203を形成する。そして、その注入口Tを封止材で閉じ、液晶を封止する。なお、第2ガラス基板302の外側表面においてy方向に延在するスクライブラインSLy2については、x方向において短冊状にマザー基板300をカットする前に、形成してもよい。たとえば、図9(b)に示すように、第2ガラス基板302の外側表面においてx方向に延在するスクライブラインSLx2を形成する際に、このy方向に延在するスクライブラインSLy2を形成し、第2ガラス基板302をy方向にてブレイクしてもよい。
つぎに、図10(b)に示すように、第1ガラス基板301の外側表面にスクライブラインSLy1を形成する。
ここでは、第1ガラス基板301の外側表面を、y方向に沿うようにメカニカルカッターでスクライブすることによって、スクライブラインSLy1を形成する。
具体的には、上記と同様に、マザー基板300においてx方向に並ぶように形成された複数の表示パネル200のそれぞれを分割するように、y方向に延在するスクライブラインSLy2を、x方向において複数形成する。
つぎに、図10(c)に示すように、スクライブラインSLy1において、第1ガラス基板301をブレイクすることによって、マザー基板300をy方向においてカットする。
ここでは、第2ガラス基板302の側から応力を加え、第1ガラス基板301を曲げることによって、その第1ガラス基板301においてスクライブラインSLy1が形成された部分から破断を進行させて、その第1ガラス基板301をブレイクする。これにより、第1ガラス基板301が複数に分割されて、マザー基板300がy方向においてカットされ、表示パネル200が得られる。
そして、上記のように形成した表示パネル200に、偏光板,バックライトなどの実装部材を実装させて表示装置を完成させる。
以上のように、本実施形態においては、マザー基板300についてカットする際には、実施形態1と異なり、メカニカルカッターではなく、レーザーカッターを用いて、第2ガラス基板302の外側表面にスクライブラインSLy2を形成し、そのスクライブラインSLy2において第2ガラス基板302をブレイクする。本実施形態においては、マザー基板300において第2ガラス基板302は、第1ガラス基板301よりも薄い、0.1mmの厚さである。このため、本実施形態においては、スクライブラインSLy2を形成すると同時に、そのスクライブラインSLy2において第2ガラス基板302がブレイクされる。このように本実施形態においては、曲げ応力を加える工程を経由せずに第2ガラス基板302をブレイクすることができるため、スループットを向上できる。
また、本実施形態において、マザー基板300についてカットする際には、実施形態1と異なり、厚みが薄い第2ガラス基板302についてブレイクした後に、厚みが厚い第1ガラス基板301についてブレイクする。厚みが薄い第2ガラス基板302についてブレイクした後に、そのマザー基板300をハンドリングする際には、そのマザー基板300が破損する場合がある。特に、1次カット工程にて短冊状にカットされたマザー基板300においては、この不具合の発生が顕在化する。しかし、本実施形態においては、厚みが厚い第1ガラス基板301によって、そのマザー基板300全体の機械的強度が保持されるため、上記の不具合の発生を防止できる。このため、本実施形態は、歩留まりを向上することができる。
したがって、本実施形態は、実施形態1における効果に加えて、スループットおよび歩留まりを更に向上させることができる。
なお、上記の実施形態において、表示パネル200は、本発明における表示パネルに相当する。また、上記の実施形態において、マザー基板300は、本発明におけるマザー基板に相当する。また、上記の実施形態において、第1ガラス基板301は、本発明における第1基板に相当する。また、上記の実施形態において、第2ガラス基板302は、本発明における第2基板に相当する。また、上記の実施形態において、スクライブラインSLx1は、本発明における第1スクライブラインに相当する。また、上記の実施形態において、スクライブラインSLx2は、本発明における第2スクライブラインに相当する。また、上記の実施形態において、スクライブラインSLy1は、本発明における第3スクライブラインに相当する。また、上記の実施形態において、スクライブラインSLy2は、本発明における第4スクライブラインに相当する。また、上記の実施形態において、注入口Tは、本発明にかかるおける注入口に相当する。また、上記の実施形態において、画素領域PAは、本発明における画素領域に相当する。また、上記の実施形態において、x方向は、本発明における第1方向に相当する。また、上記の実施形態において、y方向は、本発明における第2方向に相当する。
また、本発明の実施に際しては、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態においては、1次カット工程において短冊状に分割したマザー基板300に、液晶を注入する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、1次カット工程および2次カット工程を実施することによって、マザー基板300を表示パネル200のそれぞれに分割した後に、その分割されたそれぞれの表示パネル200に、液晶を注入する場合においても適用可能である。さらに、一方のガラス基板に液晶を滴下後、その一方のガラス基板と他方のガラス基板とを対面させて貼り合わせることによって形成したマザー基板300について、1次カット工程および2次カット工程を実施するODFプロセスの場合にも、適用可能である。
また、上記の実施形態においては、一対のガラス基板301,302が対面しているマザー基板300を、カットする場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、一方の基板として、シリコンからなる半導体基板を用いた場合においても、同様な効果を奏することができ、好適である。すなわち、いわゆる、LCOS(Liquid Cristal On Silicon)に適用することができる。
また、上記の実施形態においては、LCDに用いられる液晶パネルを、表示パネル200として製造する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、有機ELディスプレイ,FEDなどにて用いられる表示パネルを製造する場合に適用しても、同様な効果を奏することができ、好適である。
また、上記の実施形態においては、メカニカルカッターを用いてスクライブラインを形成後、応力を印加してブレイク処理を実施し、カットする場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、ベネットスクライブを実施した場合には、応力を印加せずに、カットすることができるため、スループットを向上させることができる。
また、x方向とy方向とにてガラス基板の長さが長い方に関して、レーザースクライブによってスクライブラインを形成することにより、スループットを更に向上することができる。
200:表示パネル(表示パネル)、300:マザー基板(マザー基板)、301:第1ガラス基板(第1基板)、302:第2ガラス基板(第2基板)、SLx1:スクライブライン(第1スクライブライン)、SLx2:スクライブライン(第2スクライブライン)、SLy1:スクライブライン(第3スクライブライン)、SLy2:スクライブライン(第4スクライブライン)、T:注入口(注入口)、PR:画素領域(画素領域)
Claims (18)
- 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法であって、
前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、
前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程と
を有し、
前記1次カット工程は、
前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、
前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程と
を含み、
前記2次カット工程は、
前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、
前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程と
を含む、
表示パネルの製造方法。 - 前記マザー基板は、前記表示パネルが、前記第1方向と前記第2方向とのそれぞれにおいて複数並んで形成されており、
前記1次カット工程においては、前記マザー基板をカットすることによって、前記第1方向にて前記複数の表示パネルを分割し、
前記2次カット工程においては、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板についてカットすることにより、前記第2方向にて前記複数の表示パネルを分割する、
請求項1に記載の表示パネルの製造方法。 - 前記表示パネルは、液晶パネルであり、
前記マザー基板は、前記第1基板と前記第2基板とが互いに間隔を隔てて対面しており、当該第1基板と第2基板とが対面している間の間隔にて画素領域に対応する部分へ液晶を注入する注入口が、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応して形成されており、
前記1次カット工程においては、前記注入口がカット面において露出するように、前記マザー基板をカットする、
請求項2に記載の表示パネルの製造方法。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向にてカットした後に、前記第1方向に交差する第2方向にてカットすることによって得られた表示パネルであって、
前記第1基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第1スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、
前記第2基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第2スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされ、
前記第1基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第3スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、
前記第2基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第4スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされることによって形成された
表示パネル。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットする基板切断方法であって、
前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、
前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程と
を有し、
前記1次カット工程は、
前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、
前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程と
を含み、
前記2次カット工程は、
前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、
前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程と
を含む
基板切断方法。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法であって、
前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、
前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程と
を有し、
前記1次カット工程は、
前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、
前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程と
を含み、
前記2次カット工程は、
前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、
前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程と
を含む、
表示パネルの製造方法。 - 前記マザー基板は、前記表示パネルが、前記第1方向と前記第2方向とのそれぞれにおいて複数並んで形成されており、
前記1次カット工程においては、前記マザー基板をカットすることによって、前記第1方向にて前記複数の表示パネルを分割し、
前記2次カット工程においては、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板をカットすることにより、前記第2方向にて前記複数の表示パネルを分割する、
請求項6に記載の表示パネルの製造方法。 - 前記表示パネルは、液晶パネルであり、
前記マザー基板は、前記第1基板と前記第2基板とが互いに間隔を隔てて対面しており、当該第1基板と第2基板とが対面している間の間隔にて画素領域に対応する部分へ液晶を注入する注入口が、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応して形成されており、
前記1次カット工程においては、前記注入口がカット面において露出するように、前記マザー基板をカットする、
請求項7に記載の表示パネルの製造方法。 - 前記2次カット工程においては、前記第3工程において前記第1基板をブレイクした後に、前記第4工程を実施する、
請求項8に記載の表示パネルの製造方法。 - 前記表示パネルは、前記画素領域の周辺に位置する周辺領域を含み、
前記第1基板は、画素電極と当該画素電極に接続された画素スイッチング素子とが、前記第2基板に対面する側の面の前記画素領域に形成されており、前記画素スイッチング素子に接続される引出し電極が、前記第2基板に対面する側の面の前記周辺領域に形成されており、
前記第2基板は、前記注入口から注入される液晶を介して前記画素電極に対向する対向電極が、前記第1基板に対面する側の面の前記画素領域に形成されており、
前記1次カット工程においては、前記引出し電極が露出するように、前記マザー基板をカットする、
請求項9に記載の表示パネルの製造方法。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向にてカットした後に、前記第1方向に交差する第2方向にてカットすることによって得られた表示パネルであって、
前記第1基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第1スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、
前記第2基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第2スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされ、
前記第1基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第3スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、
前記第2基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第4スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされることによって形成された
表示パネル。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットする基板切断方法であって、
前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、
前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程と
を有し、
前記1次カット工程は、
前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、
前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程と
を含み、
前記2次カット工程は、
前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、
前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程と
を含む
基板切断方法。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットすることによって表示パネルを製造する、表示パネルの製造方法であって、
前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、
前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程と
を有し、
前記1次カット工程は、
前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、
前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程と
を含み、
前記2次カット工程は、
前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、
前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程と
を含む、
表示パネルの製造方法。 - 前記マザー基板は、前記表示パネルが、前記第1方向と前記第2方向とのそれぞれにおいて複数並んで形成されており、
前記1次カット工程においては、前記マザー基板をカットすることによって、前記第1方向にて前記複数の表示パネルを分割し、
前記2次カット工程においては、前記1次カット工程にてカットされたマザー基板をカットすることにより、前記第2方向にて前記複数の表示パネルを分割する、
請求項13に記載の表示パネルの製造方法。 - 前記表示パネルは、液晶パネルであり、
前記マザー基板は、前記第1基板と前記第2基板とが互いに間隔を隔てるように対面しており、当該第1基板と第2基板とが対面している間の間隔にて画素領域に対応する部分へ液晶を注入する注入口が、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するように形成されており、
前記1次カット工程においては、前記注入口がカット面において露出するように、前記マザー基板をカットする、
請求項14に記載の表示パネルの製造方法。 - 前記第2基板が前記第1基板よりも厚さが薄くなるように形成されており、
前記1次カット工程においては、前記第2工程において前記第1基板をブレイクした後に、前記第2工程を実施し、
前記2次カット工程においては、前記第4工程において前記第2基板をブレイクした後に、前記第3工程を実施する、
請求項15に記載の表示パネルの製造方法。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向にてカットした後に、前記第1方向に交差する第2方向にてカットすることによって得られた表示パネルであって、
前記第1基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第1スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、
前記第2基板の外側表面において前記第1方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第2スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされ、
前記第1基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにメカニカルカッターによって形成された第3スクライブラインにて、前記第1基板がブレイクされ、
前記第2基板の外側表面において前記第2方向に延在するようにレーザーカッターによって形成された第4スクライブラインにて、前記第2基板がブレイクされることによって形成された
表示パネル。 - 第1基板と前記第1基板に対面している第2基板とを含むマザー基板を、当該マザー基板において第1基板と第2基板とが対面する面における第1方向と、前記第1方向に交差する第2方向とのそれぞれにおいてカットする基板切断方法であって、
前記マザー基板を前記第1方向においてカットする1次カット工程と、
前記1次カット工程にてカットされたマザー基板を、前記第2方向においてカットする2次カット工程と
を有し、
前記1次カット工程は、
前記第1方向に延在する第1スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第1スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第1工程と、
前記第1方向に延在する第2スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第2スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第2工程と
を含み、
前記2次カット工程は、
前記第2方向に延在する第3スクライブラインを、メカニカルカッターによって前記第1基板の外側表面に形成し、当該第3スクライブラインにおいて前記第1基板をブレイクする第3工程と、
前記第2方向に延在する第4スクライブラインを、レーザーカッターによって前記第2基板の外側表面に形成し、当該第4スクライブラインにおいて前記第2基板をブレイクする第4工程と
を含む、
基板切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292362A JP2009116276A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 表示パネルの製造方法、表示パネル、および、基板切断方法 |
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JP2007292362A JP2009116276A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 表示パネルの製造方法、表示パネル、および、基板切断方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009116276A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102375260A (zh) * | 2010-08-23 | 2012-03-14 | 奇美电子股份有限公司 | 面板制造方法、面板与显示面板结构 |
TWI385137B (zh) * | 2009-08-19 | 2013-02-11 | Chimei Innolux Corp | 面板製造方法、面板與顯示面板結構 |
KR101434348B1 (ko) * | 2011-09-28 | 2014-08-27 | 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 | 마더 기판의 분단 방법 |
-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007292362A patent/JP2009116276A/ja active Pending
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