JP2009116186A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長尺なシース長を備えた処置具であっても、処置部の所望操作を確実に行うことのできる操作性の優れた工業内視鏡用処置具を実現する。
【解決手段】 本発明の内視鏡用処置具20は、内視鏡の挿入部に挿入されるシース22と、該シースに挿通された操作ワイヤ27と、前記シースの一端に連設され、前記操作ワイヤを牽引弛緩操作する操作部23と、シースの他端側に配設されると共に操作ワイヤに接続され、操作ワイヤが弛緩して前進することで少なくとも2つの部材が離反する方向へ動作し、操作ワイヤが牽引操作により後退することで少なくとも2つの部材が近接する方向に動作する処置部21と、操作ワイヤが弛緩操作されたときに、少なくとも2つの部材が離反する方向へ動作を補助する補助手段28と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、長尺な処置具、特に、先端部分に設けられたツールをワイヤの牽引弛緩により操作する内視鏡用処置具に関する。
従来から、内視鏡は医療分野、及び工業分野で広く利用されている。医療用内視鏡は、被検者の体内に導入され、体内の組織の観察、治療などに広く用いられている。一方、工業用内視鏡は、例えば、工業プラント、ジェットエンジン内部に挿入することによって、故障、或いは不具合があるか否かなどの検査に広く用いられている。
これら用途別に分類される内視鏡の中でも、工業用内視鏡の中には、工業プラント、ジェットエンジン内部などを観察している最中に、本来あるべきものではない、ネジなどの異物が発見された場合、この異物を回収する、例えば、特許文献1に開示されている異物回収用工業用内視鏡がある。
この特許文献1の異物回収用工業用内視鏡は、挿入部内に形成されたチャンネルに挿通された異物回収用に用いられるフック鉗子を備えている。また、異物は、フック鉗子のフック部と挿入部の先端面に形成されたクサビ状の突起に挟まれた状態となり回収される。
尚、特許文献1には、工業用内視鏡チャンネル内に挿通される異物などを回収する従来の鉗子として、3本爪鉗子、バスケット鉗子などのツール(処置部)を備えた処置具が記載されている。
このような処置具は、例えば、特許文献2に記載されるように、シース(可撓管)内に挿通する操作ワイヤが牽引弛緩されることによって、ツール(特許文献2では高周波スネアである処置部)を動かす構成が知られている。
特開平5−88095号公報 特開2006−223640号公報
しかしながら、従来からの工業用内視鏡は、特許文献1に開示されているような挿入部の先端面にクサビ状の突起が形成されていない構成であると共に、従来の工業用内視鏡が特許文献1のフック鉗子に対応しておらず、フック鉗子を使用する場合、突起が形成されている専用の挿入部を備えた異物回収用工業用内視鏡を使用する必要がある。つまり、ユーザは、異物などを回収するフック鉗子を使用したくても、従来からの工業用内視鏡に適合しないため、新たに異物回収用工業用内視鏡を準備しなければならないという問題がある。
また、従来公知の異物などを回収するための処置部であるツール(3本爪、バスケットなど)が先端部分に設けられた処置具は、上述したように、可撓性を備えたシース内に挿通する柔軟な操作ワイヤを手元操作により牽引弛緩して、備えているツールの操作が行われる。
また、工業用内視鏡は、医療用に用いられる内視鏡よりも長尺な挿入部を備えている。そのため、ユーザは、使用する工業用内視鏡の挿入部以上の長さを有する長尺な処置具が使用される。つまり、工業用内視鏡に使用される処置具は、シース長が非常に長い構成となっている。これにより、長尺なシース内に挿通し、ツールを動かすための操作ワイヤも長尺な構成となっている。
このようにシース内の長尺な操作ワイヤは、手元側となるシースの基端部に設けられた処置部操作部のスライダが後方へ移動操作されることで、ツールを動かすために牽引される。一方で、処置部操作部のスライダが前方へ移動操作され、操作ワイヤが前方へ送り出される状態(弛緩状態)にされることで、ツールが操作前の状態(操作ワイヤが牽引される前でのツールの動かされる前の状態)に戻される。
このようにツールを動かすための操作ワイヤの牽引弛緩操作を行う場合、可撓性を備えたシースが長尺であると共に、このシース内に挿通している操作ワイヤが柔軟であるため、特に、操作ワイヤの弛緩操作の際、この操作ワイヤが前方へ移動し難く、シース内で撓んでしまい、処置部操作部によるツールの操作が思うようにできないという問題があった。
具体的な一例として、ユーザは、処置具を用いて異物を回収する際、手元操作により操作ワイヤを牽引してツールを動かして、異物の回収を行う。しかし、その異物の回収がうまくいかなかった場合、ユーザは、再度、異物の回収を試みようと、手元操作により操作ワイヤを弛緩しても、ツールが所望に動かず、ツールを元の状態に戻せないという問題が生じていた。尚、このような問題は、異物を回収するための処置具に拘わらず、シース内に挿通された操作ワイヤによって処置部であるツールを操作する構成の処置具においても同様な問題が生じている。
そこで、本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、長尺なシース長を備えた処置具であっても、処置部の所望操作を確実に行うことのできる操作性の優れた処置具を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の内視鏡用処置具は、内視鏡の挿入部に挿入されるシースと、該シースに挿通された操作ワイヤと、前記シースの一端に連設され、前記操作ワイヤを牽引弛緩操作する操作部と、前記シースの他端側に配設されると共に前記操作ワイヤに接続され、該操作ワイヤが弛緩して前進することで少なくとも2つの部材が離反する方向へ動作し、該操作ワイヤが牽引操作により後退することで該少なくとも2つの部材が近接する方向に動作する処置部と、前記操作ワイヤが弛緩操作されたときに、前記少なくとも2つの部材が離反する方向へ動作を補助する補助手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、長尺なシース長を備えた処置具であっても、ツールの所望操作を確実に行うことのできる操作性の優れた工業内視鏡用処置具を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を記載する。
(第1の実施の形態)
先ず、図1〜図9を参照して、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1〜図9は、本発明の工業内視鏡用処置具における第1の実施の形態に係り、図1は工業内視鏡用処置具が装着された工業用内視鏡装置を示す全体構成図、図2は工業内視鏡用処置具の構成を示す斜視図、図3は工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す部分的な斜視図、図4は操作ワイヤが弛緩操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図、図5は回収物を挟持するため、操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図、図6は第1変形例の工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す部分的な斜視図、図7は図6の工業内視鏡用処置具の処置部が回収物を挟持した状態を示す図、図8は第2変形例を示し、工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図、図9は第3変形例を示し、処置部のコイルバネの構成を示す図、図10は第4変形例を示し、処置部のコイルバネの構成を示す図、図11は第5変形例を示し、処置部のコイルバネの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態の工業用内視鏡装置(以下、単に内視鏡と記す)1は、先端部2a、湾曲部2b、及び可撓管部2cからなる挿入部3と、操作部4と、本体装置5と、から構成されている。
挿入部3は、本実施の形態では、観察方向、及び挿入方向を可変するための湾曲部2bが配設されている。この挿入部3の可撓管部2cの基端部は、操作部4に連結されている。
また、挿入部3は、例えば、10m以上の長尺な長さを有し、先端に先端観察部(以下、単に先端部と記す)2aを有している。この先端部2aには、観察窓、及び照明窓を備え、図示しないCCD、CMOS等の撮像手段、各種光学部材が内蔵される観察ユニットが配設されている。
この挿入部3は、その内部に操作部4の後述する工業内視鏡用処置具の手元側挿入口である処置具挿通部10、及び先端部2aで開口する処置具挿通チャンネル3a(図3参照)が挿通している。
尚、本実施の形態では、先端部2aの観察ユニットが挿入方向に沿った方向を臨む、所謂、直視型の内視鏡1が図示されている。また、以下の説明において、本実施の形態の内視鏡1は、直視型に限定されること無く、勿論、観察ユニットが挿入方向に略直交する方向を臨む、所謂、側視型内視鏡、及び観察ユニットが挿入方向に傾斜する方向を臨む、所謂、斜視型内視鏡にも適用可能である。
操作部4は、ユーザが握持するためのハンドル部8と、上述の処置具挿通部10と、を有している。ハンドル部8の上面部には、挿入部3の湾曲部の湾曲方向を指示するための、湾曲操作レバー8aと、各種内視鏡機能を操作するためのスイッチ類8bと、が配設されている。また、この操作部4は、本体装置5と制御ケーブルであるユニバーサルコード12によって電気的に接続されている。
本体装置5は、ユニバーサルコード12が接続される制御ボックス13と、この制御ボックス13に開閉自在な蓋体を兼ねるモニタ部14と、から構成されている。この本体装置5内には、挿入部3の観察ユニットの照明窓から照射する白色光の光源、各種制御を行う制御回路等が内蔵されている。尚、本体装置5は、光源を有しておらず、内視鏡1の上記観察ユニットにLED等の照明手段が配設されていても良い。尚、制御ボックス13は、上面に電源スイッチ、キーボード等の各種入力部15を有している。
また、モニタ部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面14aを有している。この表示画面14aは、複数の画像を同時に表示できる、所謂、マルチ表示画面としても良い。
上述したように、内視鏡1には、操作部4の処置具挿通部10から挿入部3内に配設された処置具挿通チャンネル3a内に工業内視鏡用処置具(以下、単に処置具という)20が挿通される。
次に、この処置具20の構成の一例について、図2、及び図3を用いて、説明する。
図2に示すように、本実施の形態の処置具20は、先端に配設されたツールとなる処置部21と、この処置部21が先端に連設された可撓性を備えたシース22と、このシース22の基端に連設された処置部操作部23と、を有して主に構成されている。尚、処置部21とシース22の先端は、口金24により接続されている。また、処置部操作部23は、連結部31によって、シース22の基端部と接続されている。
処置部21は、シース22内に挿通された柔軟な操作ワイヤ27の先端部分が口金24から延出し、この操作ワイヤ27の先端に連結された先端ワイヤ固定部25と、延出した操作ワイヤ27の中途部分に配設された略円柱形状の把持部材26と、操作ワイヤ27と把持部材26の外周を覆うように先端ワイヤ固定部25と口金24とに端部が当接し、これら先端ワイヤ固定部25と口金24との間に介装された弾性部材であるコイルバネ28と、を有して構成されている。尚、操作ワイヤ27は、シース22内に進退自在に挿通され、基端部が処置部操作部23と接続されている。
処置部操作部23は、シース22に連設された連結部31から後方へ延設されたスライダ支持部32と、このスライダ支持部32の基端に配設された指掛リング33と、スライダ支持部32に沿って進退自在に支持されたスライダ34と、を有して構成されている。
スライダ34は、操作者の指を掛けるための2つの孔部を備え、操作ワイヤ27の基端部が接続されている。このスライダ34が操作者によって、スライダ支持部32で進退操作されることにより、操作ワイヤ27が牽引弛緩される。尚、スライダ34には、操作ワイヤ27の基端部を内部にて固定するためのワイヤ固定部材35が設けられている。
尚、本実施の形態の処置具20は、内視鏡1の操作部4の処置具挿通部10から長尺な挿入部3に配設された処置具挿通チャンネル3a内に挿通され、図3に示すよう、先端部2aから延出するに十分な長さ、つまり、シース22の長さが設定されている。また、シース22は、金属素線を密に巻回したコイルシース、チタン製、ステンレス製等の金属可撓性チューブシース、又は合成樹脂により形成されたチューブシースである。
以上のように構成された本実施の形態の処置具20は、図4に示すように、処置部21は、先端ワイヤ固定部25に前方への矢印で示すF1方向へコイルバネ28による付勢力が常に生じている。つまり、操作者による処置部操作部23のスライダ34がスライダ支持部32に沿って後方へ移動されていない状態、換言すると、スライダ34がスライダ支持部32の前方側に位置した操作ワイヤ27を弛緩している状態において、先端ワイヤ固定部25に接続された操作ワイヤ27は、コイルバネ28の付勢力を受けている先端ワイヤ固定部25によって、シース22内で常に前進するように張力が与えられている。このとき、先端ワイヤ固定部25は、シース22の先端に設けられた口金24から離反する所定の距離離間した状態となる。
その一方で、操作者による処置部操作部23のスライダ34がスライダ支持部32に沿って、後方へ移動操作されると、操作ワイヤ27がシース22内へ後退するように牽引される。このとき、処置具20は、図5に示すように、コイルバネ28による先端ワイヤ固定部25を前方へ押し出している付勢力に抗して、操作ワイヤ27が中途に設けられた把持部材26と共に、矢印F2方向へ牽引される。つまり、先端ワイヤ固定部25は、コイルバネ28による前方側への押圧される付勢力に抗して、シース22の先端に設けられた口金24に近接する方向(矢印F2方向)へ移動する。また、コイルバネ28は、操作ワイヤ27が牽引された長さ(量)に合わせて縮んだ状態となる。
尚、操作者は、処置具20の処置部操作部23のスライダ34をスライダ支持部32に沿って後方へ移動操作して、図5に示すように、例えば、ネジなどの異物である回収物100を把持部材26の基端面、及びこの基端面に対向する口金24の先端面によって挟持することで、回収物100を回収することができる。
また、ユーザは、回収物100を把持する場合、口金24を回収物100の近傍に位置させ、操作ワイヤ27を牽引する。このとき、口金24は、先端に回収物100を引っ掛け易くするため、2〜4箇所程度に凸部を有しており、回収物100を回収し易くなっている。
また、操作者は、処置具20の処置部操作部23のスライダ34をスライダ支持部32に沿って後方から前方へ前進するように移動操作して、操作ワイヤ27を弛緩させると、先端ワイヤ固定部25がシース22の先端に設けられた口金24から離反され、所定の距離離間した元の状態(操作ワイヤ27が牽引される前の処置部21の状態)となる。つまり、先端ワイヤ固定部25は、コイルバネ28の付勢力を受けて、前方側(図4の矢印F1方向)へ押し出される。これに連動して、操作ワイヤ27は、先端ワイヤ固定部25の移動に伴って前方へ送りだされ前進し、図4に示した、シース22の先端から延出した状態となる。尚、操作ワイヤ27の中途に設けられた把持部材26も口金24から離れるように、前方側へ移動する。すなわち、本実施の形態のコイルバネ28は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、先端ワイヤ固定部25とシース22の先端に設けられた口金24とが離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
以上に説明したように、処置具20は、内視鏡1のような例えば、10m以上の長さを備えた長尺な挿入部3に挿通して使用できるような10mを超える長尺なシース22を備えていても、操作ワイヤ27がシース22内で弛むことなく、確実に前方へ送り出される。このように処置部21は、操作ワイヤ27が弛緩されると、確実に元の状態、ここでは、先端ワイヤ固定部25がシース22の先端に設けられた口金24から所定の距離離間した状態に戻る。従って、本実施の形態の処置具20は、処置部操作部23が操作されると処置部21が連動して確実に可動する構成となる。
以上から、本実施の形態の処置具20の構成によれば、長尺なシース22内に挿通する柔軟な操作ワイヤ27の弛緩時にシース内で撓んでしまったり、前方へ移動しなかったりして、処置部操作部23による処置部21の操作が思うようにできないという不具合が解消される。このように、本実施の形態の処置具20は、長尺なシース22を備えた構成であっても、処置部21の所望操作を確実に行うことのできる操作性の優れたものとなる。
また、処置具20は、図6、及び図7に示すように、把持部材26を操作ワイヤ27の中途に設けないで、先端ワイヤ固定部25の基端部に配置された把持部25aとした構成としても良い。このとき、ユーザは、把持部25aを回収物100の近傍に位置させ、操作ワイヤ27を牽引して、回収物100を回収する。また、把持部25aの基端面には、回収物100を引っ掛け易くするため、2〜3箇所程度の凸部を有し、操作ワイヤ27の牽引時に回収物100を回収し易い構成となっている。
このように構成された処置具20は、シース22の先端に配設された口金24に補助手段を構成するコイルバネ28が外挿する先端部分24aが長く設定されている。
つまり、把持部25aの基端面と先端部分24aの先端面が近接して回収物100を挟持するとき、操作ワイヤ27の牽引量が多くなる。そのため、口金24の先端部分24aを長く設定しないと、コイルバネ28が最も縮んだ状態となった長さでも、このコイルバネ28が邪魔となり、把持部25aの基端面と先端部分24aの先端面が所望に近接しないという不具合が生じる。つまり、処置具20は、把持部25aの基端面と先端部分24aの先端面によって、小さな回収物100を挟持できないという不具合を解消するためである。
尚、処置具20は、把持部材26、又は先端ワイヤ固定部25の把持部25aを設けなくとも、図8に示すように、コイルバネ28が縮むことによって、隣接した素線の離間距離が小さくなりため、隣接した素線の間で回収物100を挟持して回収するような構成としても良い。すなわち、コイルバネ28自体が把持手段を構成する。
また、補助手段であるコイルバネ28は、図8に示したような、断面が真円の素線を巻回して形成したものに限定することなく、図9に示すような断面平板状(矩形状)、図10に示すような段面楕円状、図11に示すような外周側が長辺とした断面台形状などの素線を巻回した構成としても良い。このようにコイルバネ28を形成する素線の断面が平板状、楕円状、台形状などのような形状にすることで、断面が真円に比して、回収物100の挟持性が向上する。
(第2の実施の形態)
次に、図12〜図14を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図12〜図14は、本発明の工業内視鏡用処置具における第2の実施の形態に係り、図12は工業内視鏡用処置具の処置部の分解斜視図を示し、処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図、図13は操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図、図14は操作ワイヤが弛緩操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図である。
尚、以下の説明において、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施の形態の処置具20の処置部21は、図12に示すように、操作ワイヤ27に着脱自在な先端ワイヤ固定部36と、操作ワイヤ27に外挿されたコイルバネ37と、操作ワイヤ27の先端に配設された先端ワイヤ固定部36の雌螺子部36aに螺着する雄螺子部38aが形成された口金38と、を有して構成されている。
また、本実施の形態の処置具20は、先端ワイヤ固定部36とコイルバネ37の外形が内視鏡1の処置具挿通チャンネル3aよりも大きく設定されている。この処置具20は、シース22が処置具挿通チャンネル3aに挿通されて、内視鏡1の先端部2aから延出した後、コイルバネ37が操作ワイヤ27に外挿され、先端ワイヤ固定部36が操作ワイヤ27の口金38に螺着して処置部21が組み立てられる。
以上のように構成された処置具20は、操作ワイヤ27が牽引されると、図13に示すように、先端ワイヤ固定部36が後方側となる内視鏡1側(矢印F2方向)へ移動する。すると、コイルバネ37は、その付勢力に抗して、先端ワイヤ固定部36と内視鏡1の処置具挿通チャンネル3aの開口部が設けられた先端部2aの先端面との間で縮んだ状態となる。尚、このとき、第1の実施の形態の図8を用いて説明したように、ここでは、図示していないが、コイルバネ37の隣接した素線間で回収物(100)を挟持して回収することができる。
処置具20は、操作ワイヤ27が牽引操作された状態から弛緩操作がなされると、図14に示すように、先端ワイヤ固定部36がコイルバネ37の付勢力により押圧されて、前方(矢印F1方向)に押し出されると共に、操作ワイヤ27も連動して前方へ送り出されて前進し、シース22の先端から延出した状態となる。すなわち、本実施の形態のコイルバネ37は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、先端ワイヤ固定部36と内視鏡1の先端部2aとが離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
以上から、本実施の形態の処置具20は、上述した、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができると共に、把持手段としてのコイルバネ37のコイル径を比較的に大きくできるため把持力が増大し、確実に回収物100を把持して回収できるという効果がある。また、本実施の形態の処置具20は、処置部操作部23が操作されると処置部21が連動して確実に可動する構成となる。
(第3の実施の形態)
次に、図15〜図17を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図15〜図17は、本発明の工業内視鏡用処置具における第3の実施の形態に係り、図15は工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図、図16は操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図、図17は第1変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図である。
尚、以下の説明においても、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図15に示すように、本実施の形態の処置具20は、上述の各実施の形態のコイルバネである弾性体に変えて、板バネ41である弾性体によって、操作ワイヤ27を確実に前進するように構成した処置部40を備えている。
詳述すると、本実施の形態の処置部40は、操作ワイヤ27が前後に貫挿し、側方から見た形状が略U字状に形成した板バネ41と、この板バネ41の先端側の面に当接するように配設され操作ワイヤ27の先端と着脱自在のワイヤ固定部42と、シース22の口金24と着脱自在に配設され、基端側の板バネ41を口金24と挟むようにして固定する板バネ固定環43と、板バネ41の向かい合った両端部に対向するように配置された2つの把持部44,45と、を有している。尚、本実施の形態の処置部21は、内視鏡1の処置具挿通チャンネル3aにシース22が挿通され先端部2aから延出後に組み立てられる構成となっている。
2つの把持部44,45は、例えば、ゴム等の弾性体、又は金属のブロック体により形成されている。また、2つの把持部44,45には、対向する面に凹凸を溝状に形成して回収物100を確実に挟持する構成としても良い。
以上のように構成された本実施の形態の処置具20は、処置部40の板バネ41の付勢力によって、操作ワイヤ27が常にシース22から延出するよう前方側(図16の矢印F1方向)へ押し出されて前進する状態となっている。すなわち、操作ワイヤ27が弛緩状態のとき、板バネ41の付勢力により、2つの把持部44,45が離反され、所定の距離で離間した状態となる。
その一方で、処置具20は、操作ワイヤ27が牽引操作されると、板バネ41の先端側が後方へ移動するように撓み、これに合わせて、先端側の把持部44が基端側の把持部45へ近づくように、図16の矢印F2方向へ移動する。こうして、処置具20の処置部40は、2つの把持部44,45の対向した面により、回収物100を挟持する。
また、処置具20は、この板バネ41が撓んだ状態から、再度、操作ワイヤ27が弛緩操作されると、板バネ41の付勢力により、上述した、2つの把持部44,45が離反され、所定の距離に離間した元の状態となる。すなわち、本実施の形態の板バネ41は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、2つの把持部材44,45が離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
以上から本実施の形態の処置具20のように、コイルバネに変えて、板バネ41により操作ワイヤ27をシース22から延出させる構成としても、処置部操作部23が操作されると処置部40が確実に可動し、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
尚、処置部40に配設された板バネ41は、図15、及び図16に示した側方から見た形状が略U字形状に限定することなく、例えば、図17に示す側方から見た形状が一部分切り欠かれた略円形状の板バネ41としても良い。
この板バネ41は、切り欠かれた端部分から2つの板状の延出部41a,41bが外周側に延出している。これら延出部41a,41bには、対向する面に把持部44,45が配設されている。
尚、操作ワイヤ27の牽引操作により、板バネ41が撓んだ際、2つの把持部44,45の対向面が近接した所定の位置で略平行となって、回収物100を確実に挟持できるように、各延出部41a,41bの板バネ41からの延出方向の角度が設定されている。例えば、図17では、板バネ41が撓んでいない状態のとき、先端側の延出部41aが前方へ傾倒するような角度で延出しており、基端側の延出部41bが操作ワイヤ27の牽引弛緩方向に直交する方向に延出している。
このように構成した処置部40の構成でも、処置具20は、上述と同様な効果を得ることができると共に、少ない操作ワイヤ27の牽引弛緩量で処置部40の操作が行える。
(第4の実施の形態)
次に、図18、及び図19を用いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図18、及び図19は、本発明の工業内視鏡用処置具における第4の実施の形態に係り、図18は工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図、図19は工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図である。
尚、以下の説明においても、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施の形態の処置具20は、図18、及び図19に示すように、把持鉗子の構成に板バネを設けた処置部50を備えている構成の一例である。
詳述すると、処置部50は、操作ワイヤ27の牽引弛緩によりリンク機構53が可動して、2つの把持部51,52が離反、及び近接して開閉する構成となっている。これら2つの把持部材51,52には、互いを当接して付勢する側方から見て円弧状の2つの板バネ54,55が対峙するように、リンク機構53と接続される基端側の根元部分に設けられている。
このように2つの板バネ54,55が配設された処置部50は、図19に示すように、板バネ54,55が当接して、各把持部材51,52を開く方向(矢印F3、F4の方向)に付勢して離反させる。
このように構成された処置具20は、操作ワイヤ27が牽引操作されると、リンク機構53を介して、各把持部材51,52が板バネ54,55の付勢力に抗して近接して閉じる。一方、処置具20は、操作ワイヤ27が弛緩操作されると、板バネ54,55の付勢力により、各把持部材51,52が離反して開く。このとき、操作ワイヤ27は、リンク機構53を介して、前方側(図19の矢印F1方向)に引っ張られて前進する。すなわち、本実施の形態の板バネ54,55は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、把持部材51,52が離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
以上に説明した処置部50の構成でも、処置具20は、処置部操作部23が操作されると処置部50が確実に可動し、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第5の実施の形態)
次に、図20、及び図21を用いて、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図20、及び図21は、本発明の工業内視鏡用処置具における第5の実施の形態に係り、図20は工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図、図21は工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図である。
尚、以下の説明においても、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施の形態の処置具20は、図20、及び図21に示すように、磁性体により把持部材を形成した処置部56を備えている構成の一例である。
詳述すると、本実施の形態の処置部56は、強磁性体である磁石により形成された2つの把持部材57,58を有している。
先端側に配設された把持部材57は、略円柱形状をしており、操作ワイヤ27の先端に接続されている。つまり、把持部材57は、操作ワイヤ27の牽引弛緩により進退移動する。また、基端側の把持部材58は、把持部材57の外形と同一の外形を備えた略円筒形状をしており、シース22の先端に設けられた口金59と接続され、内部に操作ワイヤ27が挿通されている。
これら把持部材57,58は、互いが対向する部分に同極の磁性を帯びている。図21に示すように、各把持部材57,58は、例えば、N極に磁性を帯びた部分が向き合うように配置される。勿論、各把持部材57,58は、例えば、S極に磁性を帯びた部分が向き合うように配置されていても良い。
このように、2つの把持部材57,58は、同極の磁性作用によって、常に互いが反発し合う力が与えられる。すなわち、処置部56は、2つの把持部材57,58が操作ワイヤ27の弛緩状態のときに磁力によって互いが反発し合い離反し、所定の距離で離間する。すなわち、本実施の形態では、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、同極に磁性を帯びた部分が2つの把持部材57,58が離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
その一方で、処置部56は、操作ワイヤ27が牽引操作されると、把持部材57,58が互いに反発する磁力に抗して、先端側の把持部材57が基端側の把持部材58に近接する後方へ移動する。このとき、処置部56は、各把持部材57,58の対向した面により、回収物100を挟持することができる。
以上に説明した処置部56の構成でも、処置具20は、処置部操作部23が操作されると処置部56が確実に可動し、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第6の実施の形態)
次に、図22、及び図23を用いて、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図22、及び図23は、本発明の工業内視鏡用処置具における第6の実施の形態に係り、図22は工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図、図23は工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための図である。
尚、以下の説明においても、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施の形態の処置具20は、図22、及び図23に示すように、スネア鉗子の構成にコイルバネを設けた処置部60を備えている構成の一例である。
図22に示すように、本実施の形態の処置部60は、先端ワイヤ固定部61と、この先端ワイヤ固定部61に先端部分が接続されたコイルバネ62と、先端ワイヤ固定部61に先端が接続され、操作ワイヤ27の先端に設けられた基端ワイヤ固定部64に基端が接続された2本の把持ワイヤ63と、を有して構成されている。
これら2本の把持ワイヤ63は、シース22から延出した状態において、夫々が円弧状となって、輪形状となる。また、シース22の先端には、硬質な円環部材29が設けられている。
このように構成された処置部60は、図23に示すように、先端ワイヤ固定部61に設けられたコイルバネ62がシース22の先端に設けられた円環部材29の端面に当接させて縮まされるまで、操作ワイヤ27が牽引操作されると、コイルバネ62が先端ワイヤ固定部61を押し出す方向へ付勢力を与える。このとき、操作ワイヤ27の弛緩操作が行われると、コイルバネ62の付勢力により、先端ワイヤ固定部61が前方(図23の矢印F1方向)へ飛ばされる。つまり、先端ワイヤ固定部61が前方へ飛ばされ、前方へ移動する慣性により、2本の把持ワイヤ63がシース22から延出する。また、本実施の形態のコイルバネ62は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、先端ワイヤ固定部61が円環部材29から離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
尚、処置部60は、2本の把持ワイヤ63が操作ワイヤ27の牽引操作により、シース22内に収容され、これら把持ワイヤ63の間にて、不図示の回収物(100)を挟んで把持する構成となっている。
以上に説明した処置部60の構成でも、処置具20は、処置部操作部23が操作されると処置部60を確実に可動させることができるため、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第7の実施の形態)
次に、図24〜図27を用いて、本発明の第7の実施の形態について説明する。
図24〜図27は、本発明の工業内視鏡用処置具における第7の実施の形態に係り、図24は工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す断面図、図25は図24の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図、図26は変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す断面図、図27は図26の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図である。
尚、以下の説明においても、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。また、本実施の形態の処置具20は、第6の実施の形態と同様なスネア鉗子の処置部構成の一例である。
図24、及び図25に示すように、本実施の形態の処置具20の処置部65は、シース22内に収容自在な外形を備えた先端ワイヤ固定部66と、この先端ワイヤ固定部66に先端が接続された2本の把持ワイヤ67と、これら把持ワイヤ67の基端が先端面の中央に接続され、操作ワイヤ27の先端が基端面の中央に接続された円柱状の前方側バネ受部材68と、を有している。
また、シース22内には、前方側バネ受部68の基端面に当接すると共に、操作ワイヤ27に外挿するコイルバネ69が配設されている。さらに、シース22の先端部分の中途部には、コイルバネ69の基端部が当接すると共に、操作ワイヤ27が挿通する略筒状の後方側バネ受部材30が配設されている。つまり、コイルバネ69は、前方側バネ受部68と
このように構成された本実施の形態の処置具20は、操作ワイヤ27が牽引操作されると、前方側バネ受部材68がシース22内で後方(図24のF2方向)へ移動される。このとき、前方側バネ受部材68は、コイルバネ69をシース22内で後方側へ押縮する。つまり、コイルバネ69は、この前方側バネ受部材68と後方側バネ受部材30とにより挟まれているため、前方側バネ受部材68が後方へ移動することにより押縮される。
そして、操作ワイヤ27が弛緩操作されると、コイルバネ69の付勢力により、シース22内の前方側バネ受部材68が前方(図25のF1方向)に押進する。これにより、処置部65の2本の把持ワイヤ67は、操作ワイヤ27が弛緩操作されると、シース22の先端から確実に延出する構成となっている。すなわち、本実施の形態のコイルバネ69は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、シース22の内前方側バネ受部68が後方側バネ受部30から離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
尚、図26、及び図27に示すように、操作ワイヤ27が弛緩操作されると、ゴム等の弾性体を用いて、処置部65の2本の把持ワイヤ67がシース22の先端から延出する構成としても良い。
詳述すると、ここでの先端ワイヤ固定部66は、シース22内へ収容されないようシース22の開口よりも大きな外形を有している。また、2本の把持ワイヤ67の基端は、先端側ワイヤ接続部材71に接続されている。この先端側ワイヤ接続部材71の基端には、ゴム等の伸縮する棒状の弾性体72が接続されている。そして、弾性体72の基端には、操作ワイヤ27の先端が接続された基端側ワイヤ接続部材73が接続されている。
このように構成された処置具20は、操作ワイヤ27が牽引操作されると、2本の把持ワイヤ67までがシース22内に収容される。この状態から、更に、操作ワイヤ27が牽引操作されると、図26に示すように、先端ワイヤ固定部66がシース22の先端に当接して引っ掛かり、弾性体72が伸長する。
そして、処置具20の操作ワイヤ27が弛緩操作されると、弾性体72の段発力により、操作ワイヤ27が前方(図27のF1方向)へ移動されると共に、処置部65の操作ワイヤ27がシース22の先端から延出する。すなわち、本実施の形態の弾性体72は、操作ワイヤ27の弛緩操作のときに、先端ワイヤ固定部66がシース22の先端から離反する方向へ動作を補助する補助手段を構成している。
以上説明したように、本実施の形態の処置具20は、シース22の内部にコイルバネ69、又は弾性体72を設けて、弛緩された操作ワイヤ27を前方へ引き戻す構成とし、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第8の実施の形態)
次に、図28〜図32を用いて、本発明の第8の実施の形態について説明する。
図28〜図32は、本発明の工業内視鏡用処置具における第8の実施の形態に係り、図28は工業内視鏡用処置具の構成を示す断面図、図29は操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図、図30は操作ワイヤが弛緩操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図、図31は第1変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す部分断面図、図32は第2変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す部分断面図である。
尚、以下の説明においても、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図28に示すように、本実施の形態の処置具20の処置部75は、操作ワイヤ27の先端に接続されたゴム等の弾性体から形成される先端ワイヤ固定部76と、コイルバネ77と、を備えている。また、シース22は、チューブシースであって、先端に口金78が設けられている。
先端ワイヤ固定部76は、口金78の開口部へ係入することで、口金78の開口部を塞いで栓をする係入部76aが基端に設けられている。また、コイルバネ77は、操作ワイヤ27を外挿し、先端ワイヤ固定部76と口金78との間に介装されており、第1の実施の形態の図8を用いて説明したように、ここでは、図示していないが、隣接した素線間で回収物(100)を挟持して回収することができる構成となっている。
また、処置具20の操作部80は、シリンジの構成を備え、シリンジ本体81と、このシリンジ本体81の基端外周に固着された両端に指掛孔82aが形成された指掛部82と、シリンジ本体81内の空気をシース22内に送り出す、基端部に指掛孔83aが形成されたピストン部83と、を備えている。
シリンジ本体81は、シース22の基端と気密に接続部22aにより接続されている。ピストン部83は、先端にシリンジ本体81の内周面と接触して、シリンジ本体81内の空気を確実にシース22内へ送り出すためのゴムシール84が設けられており、操作ワイヤ27の基端部が先端略中央に接続されている。
このように構成された本実施の形態の処置具20は、操作部80のピストン部83が後方(図29の矢印F2の方向)へ移動操作されると、操作ワイヤ27が牽引され、処置部75の先端ワイヤ固定部76がコイルバネ77の付勢力に抗して後方へ移動する。
そして、先端ワイヤ固定部76は、図29に示すように、係入部76aが口金78内に収容されるまで、操作ワイヤ27の牽引操作が行われると、係入部76aが口金78の開口を密栓する。
このように係入部76aが口金78を密栓している状態から、操作部80のピストン部83が前方(図30の矢印F1の方向)へ移動操作されると、操作ワイヤ27が弛緩すると共に、シリンジ本体81内の空気が圧縮されシース22内に送られ、その圧縮された空気圧と、コイルバネ77の付勢力によって、先端ワイヤ固定部76は、図30に示すように、前方へ押し出され前進する。つまり、先端ワイヤ固定部76は、口金78を密栓している係入部76aがシース22内で圧縮された空気圧により前方へ押し出され、口金78から抜けて、前方へ押し出される力とコイルバネ77の付勢力によって、前方へ操作ワイヤ27と共に移動する。
このように、本実施の形態の処置具20は、先端ワイヤ固定部76が口金78から離反する方向へ動作を補助する補助手段がコイルバネ77と圧縮空気をシース22内に送り込む操作部80のシリンジ機構により構成されている。
以上説明したように、本実施の形態の処置具20は、シリンジ機構を備えた操作部80の空気圧により、弛緩された操作ワイヤ27を前方へ前進させる構成として、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
尚、処置具20は、例えば、図31、又は図32に示すように、コイルバネを設けず、シース22内で圧縮された空気圧のみを利用して、弛緩された操作ワイヤ27を前方へ前進させる構成としても良い。
詳述すると、図31に示すように、処置具20の処置部85は、操作ワイヤ27の先端が接続されたフード86を備え、このフード86の基端面に形成された凹部86aにシース22からの空気圧により、フード86と操作ワイヤ27が前方へ移動する構成となっている。
また、シース22の先端外周部には外向フランジ88aが形成された口金88を有している。尚、処置部85は、操作ワイヤ27の牽引操作によって、フード86が近接して、フード86の基端外周部に形成された外向フランジ87と口金88の外向フランジ88aが回収物(不図示)を挟持する構成となっている。
また、図32に示すように、処置具20の処置部90は、2つの先端部材91と、先端部材91が先端に設けられ、互いに離反する方向へ湾曲形成された2つの板バネ92を備えている。これら板バネ92の基端は、バネ固定側口金94aに接続されている。尚、処置部90は、2つの板バネ92が操作ワイヤ27の牽引操作により、後方へ移動することで、シース22内に収容され、シース22の開口部に当接することによって、互いが近づき、回収物(不図示)を挟持する構成となっている。
バネ固定側口金94aは、シース22の内周面に接触するように外形が設定された弾性体などにより形成されたシール部材93の先端に連設されている。また、シール部材93の基端には、操作ワイヤ27の先端部が接続されたワイヤ側口金94bが連設されている。
このシール部材93は、操作部80によりシース22内に送り込まれた後方からの空気により、操作ワイヤ27と共に前方へ移動する構成となっている。従って、処置具20の処置部90は、シール部材93が前方へ移動することで、シース22の先端から延出する構成となっている。
(第9の実施の形態)
次に、図33〜図38を用いて、本発明の第9の実施の形態について説明する。
図33〜図38は、本発明の工業内視鏡用処置具における第9の実施の形態に係り、図33は工業内視鏡用処置具が装着された工業用内視鏡装置を示す全体構成図、図34は、工業用内視鏡の先端部から延出する処置部の構成を示す斜視図、図35は工業用内視鏡の先端部から延出する処置部の作用を説明するための図、図36はシース内に収容された処置部の作用を説明するための図、図37はシースが後方へ牽引され、シースから延出する処置部の作用を説明するための図、図38はシースと共に、工業用内視鏡の先端部から延出される処置部の作用を説明するための図、図39は変形例を示し、工業用内視鏡の先端部から延出する処置部の構成を示す斜視図、図40は図39の工業内視鏡用処置具の作用を説明するための断面図である。
図33に示すように、本実施の形態の処置具20は、スネア鉗子であって、シース22の中途にグリップ部23bを備えている。このグリップ部23bは、内視鏡1の処置具挿通チャンネル3aよりも、大きな外形を有し、処置部95の先端部2aからの延出量を規制するものであると共に、細径のシース22を把持し易くするためのものである。
図34に示すように、処置部95は、2つの把持ワイヤ96の先端を固定している先端ワイヤ固定部97に周溝97aが形成されている。この周溝97aには、切り欠き孔98aが形成されたCリング98が着脱自在に配設される。また、このCリング98は、外形が内視鏡1の処置具挿通チャンネル3aの開口部よりも大きく設定されており、処置具20の処置部が内視鏡1の先端部2aから延出された後に、切り欠き孔98aに先端ワイヤ固定部97の周溝97aが係入される。
このように構成された処置具20は、図35に示す把持ワイヤ96がシース22から延出している状態から、操作ワイヤ27(不図示)が牽引操作されると、図36に示すように把持ワイヤ96がシース22内に収容され、シース22の口金24にCリング98が当接する。
そして、口金24にCリング98が当接した状態のまま、シース22が後方へ牽引されると、図37に示すように、シース22は内視鏡1の処置具挿通チャンネル3a内に収容されるが、Cリング98が先端部2aの表面に当接して、把持ワイヤ96がシース22から延出される。その後、シース22が前方へ押し出されることで、図38に示すように、把持ワイヤ96がシース22から延出した状態の処置部95が前方へ移動して、この処置部95が先端部2aから延出される。
つまり、本実施の形態の処置具20は、シース22が手元側に引っ張られると、把持ワイヤ96がシース22から延出されるように、先端ワイヤ固定部97がシース22の口金24から離反するよう、先端ワイヤ固定部97に補助手段であるCリング98を配設した構成となっている。
以上のように、処置部95の先端ワイヤ固定部97に内視鏡1の処置具挿通チャンネル3aの開口部よりも大きな外形のCリング98を設けることで、操作ワイヤ27とシース22の簡単な進退操作によって、処置部95の把持ワイヤ96をシース22から延出させることができる。従って、本実施の形態の処置具20は、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
尚、本実施の形態の構成は、スネア鉗子である処置具20を例示したが、これに限定されることなく、把持ワイヤ96がシース22内に収容される構成を備えたバスケット鉗子などの処置具にも、勿論、適用することができる。
また、図39に示すように、シース(22)を2重シース(22A,22B)に構成して、処置具20のみで、把持部99の把持ワイヤ96をシース22A,22Bから容易に延出できるようにしても良い。
詳述すると、処置具20の把持部99は、2つの把持ワイヤ96の先端が接続された先端ワイヤ固定部97の外形を外側シース22B内に収容されないように寸法設定されている。つまり、先端ワイヤ固定部97bの後方の端面部が外側シース22Bの先端面に当接するように先端ワイヤ固定部97bの外形寸法が設定されている。また、内側シース22Aは、外側シース22Bよりも長く、この外側シース22Bに対してスライド自在に挿通している。
2重シース(22A,22B)を備えた処置具20は、図40に示すように、内側シース22Aを外側シース22B内で後方へスライド移動されると、先端ワイヤ固定部97bが外側シース22Bの先端に当接される。
さらに、内側シース22Aが後方へスライド移動されると、先端ワイヤ固定部97bが外側シース22Bの先端で引っ掛かった状態のまま、把持ワイヤ96が内側シース22Aから延出される。そこから、内側シース22Aが外側シース22B内から前方へスライド移動されると、内側シース22Aと共に把持ワイヤ96が外側シース22Bから延出する。
従って、このように2重シース(22A,22B)を備えた処置具20でも、把持ワイヤ96を容易にシース22から延出させることができるため、上述の各実施の形態と同様な効果を得ることができる。
以上に記載した発明は、本実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、本実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、本実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る工業内視鏡用処置具が装着された工業用内視鏡装置を示す全体構成図 同、工業内視鏡用処置具の構成を示す斜視図 同、工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す部分的な斜視図 同、操作ワイヤが弛緩操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図 同、回収物を挟持するため、操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図 同、第1変形例の工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す部分的な斜視図 同、図6の工業内視鏡用処置具の処置部が回収物を挟持した状態を示す図 同、第2変形例を示し、工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図 同、第3変形例を示し、処置部のコイルバネの構成を示す図 同、第4変形例を示し、処置部のコイルバネの構成を示す図 同、第5変形例を示し、処置部のコイルバネの構成を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具の処置部の分解斜視図を示し、処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図 同、操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図 同、操作ワイヤが弛緩操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図 本発明の第3の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図 同、操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の動作を説明するための図 同、変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図 本発明の第4の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図 同、工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図 本発明の第5の実施の形態に係り、工業内視鏡用処置具の処置部が工業内視鏡の先端部から延出した状態を示す図 同、工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図 本発明の第6の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す図 同、工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための図 本発明の第7の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す断面図 同、図24の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図 同、変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す断面図 同、図26の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図 本発明の第8の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具の構成を示す断面図 同、操作ワイヤが牽引操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図 同、操作ワイヤが弛緩操作された状態の工業内視鏡用処置具の処置部の作用を説明するための断面図 同、第1変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す部分断面図 同、第2変形例の工業内視鏡用処置具の処置部の構成を示す部分断面図 本発明の第9の実施の形態に係る工業内視鏡用処置具が装着された工業用内視鏡装置を示す全体構成図 同、工業用内視鏡の先端部から延出する処置部の構成を示す斜視図 同、工業用内視鏡の先端部から延出する処置部の作用を説明するための図 同、シース内に収容された処置部の作用を説明するための図 同、シースが後方へ牽引され、シースから延出する処置部の作用を説明するための図 同、シースと共に、工業用内視鏡の先端部から延出される処置部の作用を説明するための図 同、変形例を示し、工業用内視鏡の先端部から延出する処置部の構成を示す斜視図 同、図39の工業内視鏡用処置具の作用を説明するための断面図
符号の説明
1…工業用内視鏡
3a…処置具挿通チャンネル
3…挿入部
10…処置具挿通部
20…内視鏡用処置具
21…処置部
22…シース
23…処置部操作部
27…操作ワイヤ
28…コイルバネ

Claims (6)

  1. 内視鏡の挿入部に挿入されるシースと、
    該シースに挿通された操作ワイヤと、
    前記シースの一端に連設され、前記操作ワイヤを牽引弛緩操作する操作部と、
    前記シースの他端側に配設されると共に前記操作ワイヤに接続され、該操作ワイヤが弛緩して前進することで2つの部材が離反する方向へ動作し、該操作ワイヤが牽引操作により後退することで該2つの部材が近接する方向に動作する処置部と、
    前記操作ワイヤが弛緩操作されたときに、前記少なくとも2つの部材が離反する方向へ動作を補助する補助手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡用処置具。
  2. 前記補助手段は、前記2つの部材が離反する方向へ付勢する弾性部材であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  3. 前記弾性部材は、前記2つの部材が離反する方向へ付勢するコイルバネであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用処置具。
  4. 前記弾性部材は、前記2つの部材が離反する方向へ付勢する板バネであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡処置具。
  5. 前記補助手段は、前記2つの部材が離反する方向へ反発させる磁性体であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  6. 前記補助手段は、操作部に配設された前記シース内に空気を送り込むシリンジ機構であって、前記2つの部材方の一方が前記シース内に送り込まれた空気圧を受けて前記2つの部材の他方から離反する方向へ動作することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
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