JP2009115599A - 評価システム、評価方法および評価プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】HER2タンパク発現を定量的に評価することが可能な評価システム、評価方法および評価プログラムを提供する。
【解決手段】評価システムは、HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する評価システムであって、生体組織の画像を取得する画像取得手段121と、画像取得手段121にて取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、生体組織の画像から細胞膜を特定し、細胞膜の染色状態を判別する判別手段130と、判別手段130の判別結果に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する評価手段129と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、HER2タンパク免疫組織化学染色の病理画像データを解析処理することにより、HER2タンパク発現を評価する評価システム、評価方法および評価プログラムに関する。
HER2(Human Epidermal Growth Factor Receptor Type 2)は、17番染色体長腕に存在する癌遺伝子である。
HER2遺伝子の増幅、あるいは、HER2遺伝子によりコードされるHER2タンパクの過剰発現が認められると、癌は、転移および再発しやすくなる。この場合、予後が不良と言われている。このため、HER2の判定は、とても重要になっている。
HER2遺伝子またはHER2タンパクの過剰発現は、ヒトの乳癌患者で生じることが報告されていた。さらに、乳癌以外に膀胱癌および卵巣癌などでも、HER2遺伝子またはHER2タンパクの過剰発現が生じることが知られてきている。
HER2検査方法としては、HER2タンパクの過剰発現が生じているかを判定する免疫組織化学染色法(IHC法:immunohistochemistry)と、HER2遺伝子の増幅を評価する方法(FISH法:fluorescence in situ hybridization)がある。
IHC法は、HER2検査で現在最も広く使われている。IHC法は、抗原−抗体反応という特異的な結合反応を利用して、細胞内および組織内に局在する、目的とするタンパク質を検出する手法である。免疫染色用に、HER2タンパクを茶褐色に染色するDAB(ジアミノベンジジン)という発色基質が用いられる。
多くのIHC法では、DABでHER2タンパクが発色され、ヘマトキシリンで核が青色に染色される。
HER2タンパクは、癌細胞の細胞膜に局在する。このため、HER2検査が実施されると、陽性細胞では、細胞膜が縁どりされるように染まる。
そして、その染色性によって、スコアが、「0」、「1+」、「2+」、「3+」の4段階で評価される。
スコア「0」と「1+」は陰性、スコア「2+」と「3+」は陽性と呼ばれる。判定の対象となる部分は、浸潤部である。乳管内進展部および細胞質の染色性は評価されない。
HER2検査の診断は、次の手順で行われる。
まず、組織切片のHE染色(ヘマトキシリン・エオジン染色)標本を、顕微鏡を用いて観察することにより、腫瘍診断が行われる。
また、HE染色した組織切片に隣接する組織切片を、HER2の抗体を用いて、免疫組織化学染色法により染色することで、組織切片標本が得られる。
この組織切片標本が、HE染色標本で腫瘍部分と判定された部分と、照らし合わされる。この照らし合わせによって、免疫組織化学染色した組織切片標本での腫瘍部分が特定される。
続いて、免疫組織化学染色した組織切片標本の腫瘍部分が、顕微鏡を用いて、観察される。
この病理検査は、現在の医療機関で一般的に行われている検査手法の一つである。
近年では、組織切片を染色するための自動染色装置が普及している。このため、病理検査の件数が増えている。一方、病理検査を行う病理医の数は、圧倒的に少ない。
HER2検査の評価は、病理医が、顕微鏡観察で染色陽性細胞の発現評価判定を目視で行うため、その判定結果は、再現性および客観性がなく半定量的であった。
また、スライドが撮影された画像情報をディスプレイ上に表示するシステムを用いた場合であっても、発現評価判定は病理医の目視にて行われる。このため、その判定結果は、再現性および客観性がなく半定量的なものであった。
また、顕微鏡画像を読み取り、免疫組織が化学的に染色されたHER2タンパク沈着物を定量数値化する画像解析を行う測定方法が、非特許文献1に記載されている。
この方法では、茶色に染色された領域面積と青色に染色された領域面積の比によって定量数値化が行われている。
Yutaka Hatanaka, Kaoru Hashizume et al. Quantitative immunohistochemical evaluation of HER2/neu expression with HercepTestTM in breast carcinoma by image analysis. Pathology international. 2001; 51: 33-36
病理医は、顕微鏡観察で染色陽性細胞の発現評価判定を目視で行う。このため、病理医のHER2検査判定結果は、再現性および客観性がなく半定量的であった。
非特許文献1に記載の方法では、茶色に染色された領域面積と青色に染色された領域面積の比によって定量数値化が行われる。
しかしながら、HER2判定では、細胞膜の染色性が判定される。このため、ヘマトキシリンで青色に染色された領域を評価しても、HER2判定を適正に行うことはできない。また、HER2タンパクが発現する細胞膜以外の茶色に染色された部分も評価しており、誤評価につながる欠点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する評価システム、評価方法および評価プログラムを提供することにある。
本発明による評価システムは、HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する評価システムであって、前記生体組織の画像を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、当該生体組織の画像から細胞膜を特定し、当該細胞膜の染色状態を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて、前記HER2タンパクの発現を評価する評価手段と、を含む。
本発明による評価方法は、HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する評価システムでの評価方法であって、前記生体組織の画像を取得する取得ステップと、前記取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、当該生体組織の画像から細胞膜を特定し、当該細胞膜の染色状態を判別する判別ステップと、前記判別の結果に基づいて、前記HER2タンパクの発現を評価する評価ステップと、を含む。
本発明による評価プログラムは、コンピュータに、HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像を取得する取得手順と、前記取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、当該生体組織の画像から細胞膜を特定し、当該細胞膜の染色状態を判別する判別手順と、前記判別の結果に基づいて、前記HER2タンパクの発現を評価する評価手順と、を実行させる。
本発明によれば、HER2タンパク発現を定量的に評価することが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の評価システムを示すブロック図である。
評価システムは、HER2タンパクおよび細胞核について免疫組織化学染色された細胞群を撮影した病理画像に基づいて、HER2タンパクの発現を定量的に解析評価する。
評価システムは、入力装置111と、出力装置112と、処理装置120とを備えている。
入力装置111および出力装置112としては、コンピュータに備わる通常の入出力装置を用いることができる。入力装置111は、例えば、キーボードまたはマウスである。出力装置112は、例えば、ディスプレイ装置またはプリンタである。
なお、入力装置111は、例えば、入力ファイルであってもよいし、他のコンピュータでもよい。また、出力装置112は、出力ファイルであってもよいし、他のコンピュータ等であってもよい。
処理装置120は、HER2免疫染色画像データ及び腫瘍領域情報取得部(以下、単に「取得部」と称する。)121と、HER2免疫染色画像の腫瘍領域特定部(以下、単に「特定部」と称する)122と、画像処理部123とを含む。
画像処理部123は、一般的に画像処理手段と呼ぶことができる。
画像処理部123は、腫瘍領域に対するDAB染色領域割合判定部(以下、単に「判定部」と称する)124と、DAB染色領域内の各画素の染色程度判別部(以下、単に「判別部」と称する)125と、染色程度強度の領域割合判定部(以下、単に「判定部」と称する。)126と、細胞核検出部(以下、単に「検出部」と称する。)127と、各細胞の細胞膜染色程度判別部(以下、単に「判別部」と称する。)128と、HER2タンパク発現判定部(以下、単に「判定部」と称する。)129と、を含む。
なお、特定部122と、判定部124と、判別部125と、判定部126と、検出部127と、判別部128とは、判別部130に含まれる。
取得部121は、一般的に、画像取得手段および情報取得手段と呼ぶことができる。
取得部121は、利用者等から入力装置111を通じて、HER2免疫染色画像データと、HER2免疫染色画像データにおける腫瘍領域の情報を受け取る。
HER2免疫染色画像データは、HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像を表す。本実施の形態では、HER2免疫染色画像データは、HER2タンパクおよび細胞核が互いに異なる色に染色された生体組織の画像である。より詳細には、HER2免疫染色画像データは、DABでHER2タンパクが茶褐色に発色され、ヘマトキシリンで細胞核が青色に染色された生体組織の画像を表す。
取得部121は、HER2免疫染色画像データと腫瘍領域の情報を、特定部122に提供する。
特定部122は、一般的に、特定手段と呼ぶことができる。
特定部122は、腫瘍領域の情報に基づいて、HER2免疫染色画像データから、腫瘍領域を特定する。特定部122は、HER2免疫染色画像データのうち、腫瘍領域外の領域をマスクする。
特定部122は、腫瘍領域外の領域がマスクされたHER2免疫染色画像データ、つまり、腫瘍領域の画像データを、判定部124および検出部127に提供する。
判定部124は、一般的に、染色領域割合判定手段と呼ぶことができる。
判定部124は、特定部122から受け取った腫瘍領域の画像データから、DAB染色領域を抽出する。判定部124は、腫瘍領域でのDAB染色領域の割合を判定する。
腫瘍領域でのDAB染色領域の割合が、予め定められたある一定割合(以下「染色基準割合(染色基準値)」と称する。)未満の場合には、判定部124は、DAB染色領域が微少である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、腫瘍領域でのDAB染色領域の割合が、染色基準割合以上の場合には、判定部124は、腫瘍領域の画像データを、判別部125に提供する。
DAB染色領域は、一般的に、HER2タンパクの染色領域と呼ぶことができる。
判定部125は、一般的に、染色程度判別手段と呼ぶことができる。
判別部125は、判定部124から受け取った腫瘍領域の画像データ内のDAB染色領域の画像データにおいて、各画素の染色程度を判別する。
例えば、判別部125は、DAB染色領域の画像データを構成する各画素の染色程度を、予め定められた基準値と比較する。
判別部125は、染色程度が基準値未満の画素を、染色程度「弱」と判別する。一方、判別部125は、染色程度が基準値以上の画素を、染色程度「強」(以下「強染色画素」と称する)と判別する。
判別部125は、腫瘍領域の画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部126に提供する。
判定部126は、一般的に、強染色割合判定手段と呼ぶことができる。
判定部126は、判別部125の判別結果に基づいて、強染色画素からなる領域が腫瘍領域を占める割合を判定する。
強染色画素からなる領域が腫瘍領域を占める割合が、予め定められたある一定割合(以下「強染色基準値」と称する。)以上の場合には、判定部126は、強染色画素からなる領域が多大である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、強染色画素からなる領域が腫瘍領域を占める割合が、強染色基準値未満の場合には、判定部126は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を、検出部127に提供すると共に、腫瘍領域の画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部128に提供する。
検出部127は、一般的に、検出手段と呼ぶことができる。
検出部127は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を受け付けると、特定部122から受け取ったHER2の腫瘍領域の画像データから、染色された細胞核を検出する。つまり、検出部127は、腫瘍領域でのDAB染色領域の割合が染色基準値以上であり、かつ、腫瘍領域での強染色画素の割合が強染色基準値未満である場合、腫瘍領域から細胞核を検出する。
検出部127は、細胞核の検出結果を、判別部128に提供する。
判別部128は、一般的に、細胞膜染色程度判別手段と呼ぶことができる。
判別部128は、検出部127にて検出された細胞核に基づいて、腫瘍領域から細胞膜を特定する。例えば、判別部128は、細胞核の周囲領域を細胞膜として推定抽出する。
判別部128は、細胞膜領域において、DAB染色領域か否か(染色の有無)と、DAB染色領域内の各画素について判別部125にて判別された染色程度と、を調べて、細胞膜の染色状態を、「染色性なし」、「染色強度弱〜中」、「染色強度中〜強」の3段階に判定する。なお、細胞膜の染色状態は、3段階での判定に限らず、複数段階での判定であればよい。
判定部128は、細胞膜の染色状態の判定結果を、判定部129に提供する。
判定部129は、一般的に、評価手段と呼ぶことができる。
判定部129は、判別部128の判別結果に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する。
例えば、判定部129は、腫瘍領域内の全細胞での「染色性なし」、「染色強度弱〜中」、「染色強度中〜強」の割合に基づいて、HER2タンパク発現を4段階(0、1+、2+、3+)に判定し、その判定結果を出力装置112から出力する。なお、HER2タンパク発現は、4段階での判定に限らず、複数段階での判定であればよい。
判別部130は、一般的に、判別手段と呼ぶことができる。
判別部130は、取得部121にて取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、生体組織の画像から細胞膜を特定し、その細胞膜の染色状態を判別する。
次に、動作を説明する。
図2は、第1の実施の形態の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図2に示した動作は、概括すると、免疫組織化学染色された細胞群を撮影した病理画像から、HER2タンパク発現を定量的に解析評価する方法であって、下記ステップ(A)〜(H)を含む。
なお、図1に示した処理装置120は、CD−ROM、ハードディスクまたはメモリに記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。CD−ROM、ハードディスクまたはメモリは、一般的に、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体と呼ぶことができる。
この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、取得部121、判別部130、および、判別部129として機能する。
例えば、このプログラムは、コンピュータにて記録媒体から読み取られて実行されることによって、そのコンピュータに、下記ステップ(A)〜(H)を実行させる。
(A)HER2免疫染色画像データおよび腫瘍領域情報を取得する取得ステップ
(B)HER2免疫染色画像の腫瘍領域を特定する特定ステップ
(C)DAB染色領域を抽出し、DAB染色領域が一定割合以下かを判断する、腫瘍領域に対するDAB染色領域割合判定ステップ
(D)DAB染色領域の染色程度が「弱」か「強」かを判別する、DAB染色領域内の各画素の染色程度判別ステップ
(E)染色程度「強」の領域が一定割合以上かを判断する、染色程度強度の領域割合判定ステップ
(F)細胞核を検出する細胞核検出ステップ
(G)検出した細胞核の周囲領域から細胞膜を推定抽出し、細胞膜のDAB染色の有無および染色程度を調べ、細胞膜の染色性を「陰性」「弱〜中」「中〜強」の3段階に判別する、各細胞の細胞膜染色程度判別ステップ
(H)「陰性」「弱〜中」「中〜強」の細胞の割合によって、HER2タンパク発現を「0」「1+」「2+」「3+」の4段階で判定する、HER2タンパク発現判定ステップ
より詳細には、ステップS201では、まず、取得部121は、入力装置111から、HER2免疫染色画像データと、腫瘍領域の情報を読み込む。取得部121は、HER2免疫染色画像データと、腫瘍領域の情報を、特定部122に提供する。
特定部122は、HER2免疫染色画像データと腫瘍領域の情報を受け付けると、ステップS202を実行する。
まず、特定部122は、腫瘍領域の情報を用いて、HER2免疫染色画像データ上の腫瘍領域を特定する。
続いて、特定部122は、HER2免疫染色画像データのうち、腫瘍領域外の領域をマスクする。
続いて、特定部122は、腫瘍領域外の領域がマスクされたHER2免疫染色画像データ(腫瘍領域の画像データ)を、判定部124および検出部127に提供する。
以上で、ステップS202が終了する。
判定部124は、腫瘍領域の画像データを受け付けると、ステップS203を実行する。
まず、判定部124は、腫瘍領域内において、DAB染色領域とDAB未染色領域を、判別分析等により判定する。
続いて、判定部124は、DAB染色領域を抽出し、腫瘍領域内でのDAB染色領域の割合を判定する。
続いて、DAB染色領域の割合が、ある一定割合(染色基準値)未満の場合には、判定部124は、DAB染色領域が微少である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、DAB染色領域の割合が、ある一定割合(染色基準値)以上の場合には、判定部124は、腫瘍領域の画像データを、判別部125に提供する。
以上で、ステップS203が終了する。
判別部125は、腫瘍領域の画像データを受け付けると、ステップS204を実行する。
まず、判別部125は、判定部124から受け取った腫瘍領域の画像データ内のDAB染色領域の各画素について、染色程度が「弱」であるか「強」(強染色画素)であるかを判別する。
続いて、判別部125は、腫瘍領域の画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部126に提供する。
以上で、ステップS204が終了する。
判定部126は、腫瘍領域の画像データと、各画素の染色程度の判別結果と、を受け付けると、ステップS205を実行する。
まず、判定部126は、判別部125の判別結果に基づいて、強染色画素からなる領域が腫瘍領域を占める割合を判定する。
強染色画素からなる領域が腫瘍領域を占める割合が、ある一定割合(強染色基準値)以上の場合には、判定部126は、強染色画素からなる領域が多大である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、強染色画素からなる領域が腫瘍領域を占める割合が、ある一定割合(強染色基準値)未満の場合には、判定部126は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を、検出部127に提供すると共に、腫瘍領域の画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部128に提供する。
以上で、ステップS205が終了する。
検出部127は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を受け付けると、ステップS206を実行する。
検出部127は、特定部122から受け取ったHER2の腫瘍領域の画像データにおいて、細胞核を検出する。
検出部127は、例えば、以下のようにして、細胞核の抽出処理を行う。
まず、検出部127は、腫瘍領域の画像データを、HSV色空間の画像データに変換する。なお、HSV色空間では、色は、色相(H)、彩度(S)、明度(V)の3要素で表現される。
続いて、検出部127は、明度(V)値の平均と分散を考慮し、腫瘍領域の画像データについて、シグモイド関数を用いて、明度(V)値を強調した値を算出する。
続いて、検出部127は、その算出された値を、ある閾値と比較し、閾値以下の値を核領域内(=1)とし、閾値より大きい値を核領域外(=0)とすることにより、腫瘍領域の画像データを2値画像に変換する。
続いて、検出部127は、2値画像にガウスフィルタをかけ、隣接画素同士を比較することによって、細胞核の位置を算出する。
検出部127は、細胞核の検出結果を、判別部128に提供する。
以上で、ステップS206が終了する。
判定部128は、細胞核の検出結果を受け付けると、ステップS207を実行する。
まず、判別部128は、検出部127にて検出された細胞核に基づいて、腫瘍領域から細胞膜を特定する。例えば、判別部128は、細胞核の周囲領域を細胞膜として推定抽出する。
判別部128は、細胞膜領域において、DAB染色領域か否か(染色の有無)と、DAB染色領域内の各画素について判別部125にて判別された染色程度と、を調べて、細胞膜の染色状態を、「染色性なし」、「染色強度弱〜中」、「染色強度中〜強」の3段階に判定する。
図3および図4は、染色強度判定処理を説明するための説明図である。
ステップS401で、ステップS206で検出された細胞核の中心位置3aが入力されると、ステップS402で、判定部128は、細胞核中心位置3aから一定画素内の領域を、細胞核周囲領域3bとして抽出する。
続いて、ステップS403で、判定部128は、細胞核周囲領域3b内において、DAB染色画素の数が、ある一定画素数以上かを判定する。
DAB染色画素の数が一定画素数未満の場合、ステップS405で、判定部128は、細胞膜染色は「陰性」と判定する。
一方、DAB染色画素の数が一定画素数以上の場合、ステップS404で、判定部128は、DAB染色程度が「弱」の画素と、DAB染色程度が「強」の画素の比率を算出する。
その算出された比率が、予め設定された、ある一定値未満の場合は、ステップS405で、判定部128は、細胞膜染色は「弱〜中」と判定する。
一方、その算出された比率が、ある一定値以上の場合は、ステップS405で、判定部128は、細胞膜染色は「中〜強」と判定する。
判別部128は、細胞ごとの判定結果を、判定部129に提供する。
以上で、ステップ207が終了する。
判定部129は、細胞ごとの判定結果を受け付けると、ステップS208を実行する。
判定部129は、腫瘍領域内の全細胞における「染色性なし」、「染色強度弱〜中」、「染色強度中〜強」の割合に基づいて、HER2タンパク発現を4段階(0、1+、2+、3+)に判定する。
図5は、HER2タンパク発現の判定例を説明するための説明図である。
検出された全細胞のうち、ステップS207で細胞膜の染色程度が「陰性」と判定された細胞5aの割合を「%negative」、「弱〜中」に判定された細胞5bの割合を「%weak」、「中〜強」に判定された細胞5cの割合を「%strong」とすると、判定部129は、例えば、関数f(f=1×「%negative」+2×「%weak」+3×「%strong」)の値を算出する。
続いて、判定部129は、fの値と、ある3つの閾値a、bおよびc(ただし、a<b<c)とを比較する。
判定部129は、fの値<aの場合は「0」、a≦fの値<bの場合は「1+」、b≦fの値<cの場合は「2+」、c≦fの値の場合は「3+」と判定する。
また、判定部129は、判定部124から、DAB染色領域が微少である旨の情報を受け付けた場合、「0」と判定し、また、判定部126から、強染色画素からなる領域が多大である旨の情報を受け付けた場合、「3+」と判定する。
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、判別部130は、生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、生体組織の画像から細胞膜を特定し、その細胞膜の染色状態を判別する。判定部129は、判別部130の判別結果に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する。
このため、癌細胞の細胞膜に局在するHER2タンパクの発現を、定量的に評価することが可能になる。よって、病理医は、HER2タンパクの発現の評価値によって、HER2発現の診断を行えるようになる。
なお、癌細胞の細胞膜に局在するHER2タンパクの発現を定量的に評価することが可能になるという効果は、判別部125と検出部127と判別部128を含む判別部130と、取得部121と、判定部129とからなる処理装置120でも奏することができる。
また、本実施の形態では、判別部130は、判別部125と、検出部127と、判別部128とを含む。
判別部125は、生体組織の画像内で、染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、画素の染色程度(HER2タンパクの染色程度)を判別する。検出部127は、生体組織の画像から、染色された細胞核を検出する。判別部128は、検出部127にて検出された細胞核に基づいて、生体組織の画像から細胞膜を特定し、判別部125にて染色程度が判別された各画素のうち、細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、細胞膜の染色状態を判別する。
この場合、画素単位で、染色程度を判別するため、高い精度で染色程度を判別することが可能になる。それに伴い、高い精度で細胞膜の染色状態を判別することが可能になる。
また、本実施の形態では、取得部121は、生体組織の画像における腫瘍領域の情報を取得する。判別部130は、取得部121にて取得された腫瘍領域の情報に基づいて、生体組織の画像から、腫瘍領域を特定する特定部122を含む。
判別部125は、特定部122にて特定された腫瘍領域内で、染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、画素の染色程度(HER2タンパクの染色程度)を判別する。検出部127は、特定部122にて特定された腫瘍領域から、染色された細胞核を検出する。
この場合、病理医は、検査対象の腫瘍領域についてのHER2タンパクの発現の評価値によって、HER2発現の診断を行うことが可能になる。
また、本実施の形態では、判別部130は、判定部124と、判定部126とを含む。
判定部124は、腫瘍領域からHER2タンパクの染色領域を抽出し、腫瘍領域でのHER2タンパクの染色領域の割合を判定する。判定部126は、判別部125にて染色程度が判別された画素に基づいて、染色程度が予め定められた基準値以上である強染色画素が腫瘍領域を占める割合を判別する。
検出部127は、腫瘍領域でのHER2タンパクの染色領域の割合が予め定められた染色基準値以上であり、かつ、腫瘍領域での強染色画素の割合が予め定められた強染色基準値未満である場合、腫瘍領域から細胞核を検出する。
この場合、判定部128の判定結果が必要な場合だけ、検出部127を動作させることが可能になる。よって、検出部127および判定部128の不要な動作を抑制することが可能になる。
本実施の形態に対して、病理医の目視による発現判定は、再現性および客観性がなく半定量的であった。また、細胞核が染まるER(エストロゲン受容体:estrogen receptor)あるいはPgR(プロゲステロン受容体:progesterone receptor)の発現は評価できたが、細胞膜が染まるHER2の発現を評価することができなかった。
また、本実施の形態によれば、判別部130は、細胞核を検出し、細胞核の周囲の領域から細胞膜を推定抽出して、細胞膜の染色性および染色強度を算出することができる。これに対して、非特許文献1に記載の技術では、茶色に染色された領域面積と青色に染色された領域面積の比を求めており、細胞膜を特定してはいなかった。
なお、判定部129は、細胞単位に判別された細胞膜の染色状態をHER2免疫染色画像データ上に表示した画像を表す表示データを出力装置112に出力し、出力装置112が、表示データに応じた画像(細胞単位に判別された細胞膜の染色状態をHER2免疫染色画像データ上に表示した画像)を表示してもよい。
この場合、表示された画像は、医師による診断に関して有益な情報となり、診断を支援することが可能になる。
さらに、組織診および細胞診の件数が増えており、それに対し病理医が少ないことから、病理医に長時間の作業が強いられるという問題もあったが、本実施の形態によれば、医師等の作業労力負担を軽減することが可能になる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明による評価システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。
本実施の形態のシステムでは、取得部121の代わりに、HER2免疫染色画像データ取得部(以下、単に「取得部」と称する。)621が設けられ、特定部122が省かれ、判定部124の代わりに、DAB染色領域割合判定部(以下、単に「判定部」と称する。)624が設けられ、判定部126の代わりに、染色程度強度の領域割合判定部(以下、単に「判定部」と称する。)626が設けられ、検出部127の代わりに、腫瘍細胞核検出部(以下、単に「検出部」と称する。)627が設けられている。本実施の形態のシステムは、この点で、第1の実施形態と異なる。
図6において、取得部621は、一般的に、画像取得手段と呼ぶことができる。
取得部621は、利用者等から入力装置111を通じて、腫瘍領域を含むHER2免疫染色画像データを受け取る。取得部621は、腫瘍領域を含むHER2免疫染色画像データを、判定部624に提供する。
判定部624は、一般的に、染色領域割合判定手段と呼ぶことができる。
判定部624は、取得部621から受け取ったHER2免疫染色画像データから、DAB染色領域を抽出する。判定部624は、画像データ領域内でのDAB染色領域の割合を判定する。
画像データ領域でのDAB染色領域の割合が、予め定められたある一定割合(以下「第2染色基準割合(第2染色基準値)」と称する。)未満の場合には、判定部624は、DAB染色領域が微少である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、画像データ領域でのDAB染色領域の割合が、第2染色基準割合以上の場合には、判定部624は、HER2免疫染色画像データを、判別部125に提供する。
判定部626は、一般的に、強染色割合判定手段と呼ぶことができる。
判定部626は、判別部125の判別結果に基づいて、強染色画素からなる領域がHER2免疫染色画像を占める割合を判定する。
強染色画素からなる領域がHER2免疫染色画像を占める割合が、予め定められたある一定割合(以下「第2強染色基準値」と称する。)以上の場合には、判定部626は、強染色画素からなる領域が多大である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、強染色画素からなる領域がHER2免疫染色画像を占める割合が、第2強染色基準値未満の場合には、判定部626は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を、検出部627に提供すると共に、HER2免疫染色画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部128に提供する。
検出部627は、一般的に、検出手段と呼ぶことができる。
検出部627は、取得部621から受け付けたHER2免疫染色画像データから、腫瘍細胞の細胞核(以下「腫瘍細胞核」とも称する。)を検出する。腫瘍細胞核は、正常細胞核よりも大きいということが知られている。このため、検出部627は、例えば、細胞核の平均の大きさを算出し、細胞核の平均の大きさより小さい細胞核を検出して除外する。
検出部627は、腫瘍細胞核の検出結果を判別部128に提供する。
なお、図6に示した処理装置120Aは、CD−ROM、ハードディスクまたはメモリに記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。
この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、取得部621、判別部130A、および、判別部129として機能する。
次に、第2の実施の形態の動作を説明する。
図7は、第2の実施の形態の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図7において、図2に示した処理と同一の処理には同一符号を付してある。以下、図2に示した処理と異なる点を中心に動作を説明する。
本実施の形態の処理は、図2に示される第1の実施の形態の処理と比べて、腫瘍領域を含むHER2免疫染色画像データを読み込む点、画像データ領域でDAB染色領域割合を判定する点、画像データ領域で染色程度が「強」の領域割合を判定する点、腫瘍細胞核を検出する点で相違し、その他の動作は第1の実施の形態と同様である。
まず、ステップS701で、取得部621は、入力装置111から、腫瘍領域を含むHER2免疫染色画像データを読み込む。取得部621は、腫瘍領域を含むHER2免疫染色画像データを、判定部624に提供する。
判定部624は、腫瘍領域を含むHER2免疫染色画像データを受け付けると、ステップS703を実行する。
まず、判定部624は、HER2免疫染色画像において、DAB染色領域とDAB未染色領域を判別分析等により判定する。
続いて、判定部624は、DAB染色領域を抽出し、画像データ領域内でのDAB染色領域の割合を判定する。
画像データ領域内でのDAB染色領域の割合が、ある一定割合(第2染色基準割合、つまり、第2染色基準値)未満の場合には、判定部624は、DAB染色領域が微少である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、画像データ領域内でのDAB染色領域の割合が、ある一定割合(第2染色基準割合)以上の場合には、判定部624は、HER2免疫染色画像データを、判別部125に提供する。
以上で、ステップS703が終了する。
判別部125は、HER2免疫染色画像データを受け付けると、ステップS704を実行する。
まず、判別部125は、HER2免疫染色画像データ内のDAB染色領域の各画素について、染色程度が「弱」であるか「強」(強染色画素)であるかを判別する。
続いて、判別部125は、HER2免疫染色画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部126に提供する。
以上で、ステップS704が終了する。
また、判定部626は、HER2免疫染色画像データと、各画素の染色程度の判別結果と、を受け付けると、ステップS705を実行する。
まず、判定部626は、判別部125の判別結果に基づいて、強染色画素からなる領域がHER2免疫染色画像を占める割合を判定する。
強染色画素からなる領域がHER2免疫染色画像を占める割合が、予め定められたある一定割合(第2強染色基準値)以上の場合には、判定部626は、強染色画素からなる領域が多大である旨の情報を、判定部129に提供する。
一方、強染色画素からなる領域がHER2免疫染色画像を占める割合が、第2強染色基準値未満の場合には、判定部626は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を、検出部627に提供すると共に、HER2免疫染色画像データと、各画素の染色程度の判別結果とを、判定部128に提供する。
以上で、ステップS705が終了する。
検出部627は、強染色画素からなる領域が多大でない旨の情報を受け付けると、ステップS706を実行する。
検出部627は、HER2免疫染色画像データから、腫瘍細胞核を検出する。検出部627は、例えば、細胞核の平均の大きさを算出し、細胞核の平均の大きさより小さい細胞核を検出して除外する。
以上で、ステップS706が終了する。
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、検出部627は、生体組織の画像から、腫瘍細胞の細胞核を検出する。判別部128は、検出部627にて検出された腫瘍細胞の細胞核に基づいて、生体組織の画像から腫瘍細胞の細胞膜を特定する。判定部128は、判定部125にて染色程度が判別された各画素のうち、腫瘍細胞の細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、腫瘍細胞の細胞膜の染色状態を判別する。
このため、病理医は、検査対象の腫瘍細胞の細胞膜についてのHER2タンパクの発現の評価値によって、HER2発現の診断を行うことが可能になる。
また、第1の実施の形態では、腫瘍領域情報を取得し、HER2免疫染色画像の腫瘍領域を特定したが、本実施の形態では、腫瘍領域の指定がなくとも、検出部627が細胞核の大きさを判断することによって、腫瘍領域外を評価の対象から除外して、HER2タンパク発現を定量的に解析評価できる。
本実施の形態では、判別部130Aは、判定部624と、判定部626とを含む。
判定部624は、生体組織の画像からHER2タンパクの染色領域を抽出し、生体組織の画像でのHER2タンパクの染色領域の割合を判定する。判定部626は、判別部125にて染色程度が判別された画素に基づいて、染色程度が予め定められた基準値以上である強染色画素が生体組織の画像を占める割合を判別する。
検出部627は、生体組織の画像でのHER2タンパクの染色領域の割合が予め定められた染色基準値以上であり、かつ、生体組織の画像での強染色画素の割合が予め定められた強染色基準値未満である場合、生体組織の画像から腫瘍細胞の細胞核を検出する。
この場合、判定部128の判定結果が必要な場合だけ、検出部627を動作させることが可能になる。よって、検出部627および判定部128の不要な動作を抑制することが可能になる。
本実施の形態のその他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、第1の実施の形態が有する、腫瘍領域情報を取得し、HER2免疫染色画像の腫瘍領域を特定し、さらに第2の実施の形態にある腫瘍細胞核を検出する方法を、第2の実施の形態に併用してもよい。
また、第1の実施の形態と同様に、判定部129は、細胞単位に判別された細胞膜の染色状態をHER2免疫染色画像データ上に表示した画像を表す表示データを出力装置112に出力し、出力装置112が、表示データに応じた画像(細胞単位に判別された細胞膜の染色状態をHER2免疫染色画像データ上に表示した画像)を表示してもよい。
この場合、表示された画像は、医師による診断に関して有益な情報となり、診断を支援することが可能になる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記各実施の形態は、乳癌診断に限定されるものではなく、その他の免疫染色、および、さらに特定の物質の存在量を画像評価することにまで拡張される。
本発明の第1の実施の形態の評価システムを示すブロック図である。 図1に示したシステムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 細胞膜抽出及び細胞膜の染色程度を示す説明図である。 細胞膜染色程度判定の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 細胞単位の細胞膜染色程度を示す説明図である。 本発明による評価システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。 図6に示したシステムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
111 入力装置
112 出力装置
120、120A 処理装置
121 HER2免疫染色画像データ及び腫瘍領域情報取得部
122 HER2免疫染色画像の腫瘍領域特定部
123、123A 画像処理部
124 腫瘍領域に対するDAB染色領域割合判定部
125 DAB染色領域内の各画素の染色程度判別部
126 染色程度強度の領域割合判定部
127 細胞核検出部
128 各細胞の細胞膜染色程度判別部
129 HER2タンパク発現判定部
130、130A 判別部
621 HER2免疫染色画像データ取得部
624 DAB染色領域割合判定部
626 染色程度強度の領域割合判定部
627 腫瘍細胞核検出部

Claims (16)

  1. HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する評価システムであって、
    前記生体組織の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、当該生体組織の画像から細胞膜を特定し、当該細胞膜の染色状態を判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に基づいて、前記HER2タンパクの発現を評価する評価手段と、を含む評価システム。
  2. 請求項1に記載の評価システムにおいて、
    前記判別手段は、
    前記生体組織の画像内で、染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、前記HER2タンパクの染色程度を判別する染色程度判別手段と、
    前記生体組織の画像から、前記染色された細胞核を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された細胞核に基づいて、前記生体組織の画像から前記細胞膜を特定し、前記染色程度判別手段にて染色程度が判別された各画素のうち、当該細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、当該細胞膜の染色状態を判別する細胞膜染色程度判別手段と、を含む、評価システム。
  3. 請求項2に記載の評価システムにおいて、
    前記取得手段は、さらに、生体組織の画像における腫瘍領域の情報を取得し、
    前記判別手段は、さらに、前記取得手段にて取得された腫瘍領域の情報に基づいて、前記生体組織の画像から、腫瘍領域を特定する特定手段を含み、
    前記染色程度判別手段は、前記特定手段にて特定された腫瘍領域内で前記染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、前記HER2タンパクの染色程度を判別し、
    前記検出手段は、前記特定手段にて特定された腫瘍領域から、前記染色された細胞核を検出する、評価システム。
  4. 請求項2に記載の評価システムにおいて、
    前記検出手段は、前記生体組織の画像から、腫瘍細胞の細胞核を検出し、
    前記細胞膜染色程度判別手段は、前記検出手段にて検出された腫瘍細胞の細胞核に基づいて、前記生体組織の画像から前記腫瘍細胞の細胞膜を特定し、前記染色程度判別手段にて染色程度が判別された各画素のうち、当該腫瘍細胞の細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、当該腫瘍細胞の細胞膜の染色状態を判別する、評価システム。
  5. 請求項3に記載の評価システムにおいて、
    前記判別手段は、さらに、
    前記腫瘍領域から前記HER2タンパクの染色領域を抽出し、前記腫瘍領域での前記HER2タンパクの染色領域の割合を判定する染色領域割合判定手段と、
    前記染色程度判別手段にて染色程度が判別された画素に基づいて、前記染色程度が予め定められた基準値以上である強染色画素が前記腫瘍領域を占める割合を判別する強染色割合判定手段と、を含み、
    前記検出手段は、前記腫瘍領域での前記HER2タンパクの染色領域の割合が予め定められた染色基準値以上であり、かつ、前記腫瘍領域での前記強染色画素の割合が予め定められた強染色基準値未満である場合、前記腫瘍領域から前記細胞核を検出する、評価システム。
  6. 請求項4に記載の評価システムにおいて、
    前記判別手段は、さらに、
    前記生体組織の画像から前記HER2タンパクの染色領域を抽出し、前記生体組織の画像での前記HER2タンパクの染色領域の割合を判定する染色領域割合判定手段と、
    前記染色程度判別手段にて染色程度が判別された画素に基づいて、前記染色程度が予め定められた基準値以上である強染色画素が前記生体組織の画像を占める割合を判別する強染色割合判定手段と、を含み、
    前記検出手段は、前記生体組織の画像での前記HER2タンパクの染色領域の割合が予め定められた染色基準値以上であり、かつ、前記生体組織の画像での前記強染色画素の割合が予め定められた強染色基準値未満である場合、前記生体組織の画像から前記腫瘍細胞の細胞核を検出する、評価システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の評価システムにおいて、
    前記評価手段は、さらに、前記判別手段にて判別された細胞膜の染色状態が前記生体組織の画像上に表示された画像を表す表示データを出力する、評価システム。
  8. HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像に基づいて、HER2タンパクの発現を評価する評価システムでの評価方法であって、
    前記生体組織の画像を取得する取得ステップと、
    前記取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、当該生体組織の画像から細胞膜を特定し、当該細胞膜の染色状態を判別する判別ステップと、
    前記判別の結果に基づいて、前記HER2タンパクの発現を評価する評価ステップと、を含む評価方法。
  9. 請求項8に記載の評価方法において、
    前記判別ステップは、
    前記生体組織の画像内で、染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、前記HER2タンパクの染色程度を判別する染色程度判別ステップと、
    前記生体組織の画像から、前記染色された細胞核を検出する検出ステップと、
    前記細胞核に基づいて、前記生体組織の画像から前記細胞膜を特定し、前記染色程度が判別された各画素のうち、当該細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、当該細胞膜の染色状態を判別する細胞膜染色程度判別ステップと、を含む、評価方法。
  10. 請求項9に記載の評価方法において、
    前記取得ステップでは、さらに、生体組織の画像における腫瘍領域の情報を取得し、
    前記判別ステップは、さらに、前記腫瘍領域の情報に基づいて、前記生体組織の画像から、腫瘍領域を特定する特定ステップを含み、
    前記染色程度判別ステップでは、前記腫瘍領域内で前記染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、前記HER2タンパクの染色程度を判別し、
    前記検出ステップでは、前記腫瘍領域から、前記染色された細胞核を検出する、評価方法。
  11. 請求項9に記載の評価方法において、
    前記検出ステップでは、前記生体組織の画像から、腫瘍細胞の細胞核を検出し、
    前記細胞膜染色程度判別ステップでは、前記腫瘍細胞の細胞核に基づいて、前記生体組織の画像から前記腫瘍細胞の細胞膜を特定し、前記染色程度が判別された各画素のうち、当該腫瘍細胞の細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、当該腫瘍細胞の細胞膜の染色状態を判別する、評価方法。
  12. 請求項10に記載の評価方法において、
    前記判別ステップは、さらに、
    前記腫瘍領域から前記HER2タンパクの染色領域を抽出し、前記腫瘍領域での前記HER2タンパクの染色領域の割合を判定する染色領域割合判定ステップと、
    前記染色程度が判別された画素に基づいて、前記染色程度が予め定められた基準値以上である強染色画素が前記腫瘍領域を占める割合を判別する強染色割合判定ステップと、を含み、
    前記検出ステップでは、前記腫瘍領域での前記HER2タンパクの染色領域の割合が予め定められた染色基準値以上であり、かつ、前記腫瘍領域での前記強染色画素の割合が予め定められた強染色基準値未満である場合、前記腫瘍領域から前記細胞核を検出する、評価方法。
  13. 請求項11に記載の評価方法において、
    前記判別ステップは、さらに、
    前記生体組織の画像から前記HER2タンパクの染色領域を抽出し、前記生体組織の画像での前記HER2タンパクの染色領域の割合を判定する染色領域割合判定ステップと、
    前記染色程度が判別された画素に基づいて、前記染色程度が予め定められた基準値以上である強染色画素が前記生体組織の画像を占める割合を判別する強染色割合判定ステップと、を含み、
    前記検出ステップでは、前記生体組織の画像での前記HER2タンパクの染色領域の割合が予め定められた染色基準値以上であり、かつ、前記生体組織の画像での前記強染色画素の割合が予め定められた強染色基準値未満である場合、前記生体組織の画像から前記腫瘍細胞の細胞核を検出する、評価方法。
  14. 請求項8から13のいずれか1項に記載の評価方法において、
    前記評価ステップでは、さらに、前記細胞膜の染色状態が前記生体組織の画像上に表示された画像を表す表示データを出力する、評価方法。
  15. コンピュータに、
    HER2タンパクおよび細胞核について染色が施された生体組織の画像を取得する取得手順と、
    前記取得された生体組織の画像内の染色された細胞核に基づいて、当該生体組織の画像から細胞膜を特定し、当該細胞膜の染色状態を判別する判別手順と、
    前記判別の結果に基づいて、前記HER2タンパクの発現を評価する評価手順と、を実行させるための評価プログラム。
  16. 請求項15に記載の評価プログラムにおいて、
    前記判別手順は、
    前記生体組織の画像内で、染色されたHER2タンパクを表す画素ごとに、前記HER2タンパクの染色程度を判別する染色程度判別手順と、
    前記生体組織の画像から、前記染色された細胞核を検出する検出手順と、
    前記細胞核に基づいて、前記生体組織の画像から前記細胞膜を特定し、前記染色程度が判別された各画素のうち、当該細胞膜に対応する画素での染色程度に基づいて、当該細胞膜の染色状態を判別する細胞膜染色程度判別手順と、を含む、評価プログラム。
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