JP2009115514A - 測位方法、プログラム、測位回路及び電子機器 - Google Patents

測位方法、プログラム、測位回路及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】直進時における出力位置の軌跡の連続性や直進性を維持しつつ、右折時や左折時等における出力位置の追従性の問題も解消すること。
【解決手段】携帯型電話機1において、受信したGPS衛星信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算が行われるとともに、携帯型電話機1の移動方向の変化を検出するジャイロセンサ80からの検出結果に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での携帯型電話機1の移動方向の変化の有無が判定される。そして、移動方向の変化が無しと判定された場合は、今回の測位演算から過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた多値回帰推定処理が行われて、今回の出力位置が決定される。また、移動方向の変化が有りと判定された場合は、測位演算により求められた測位位置と、推測航法により求められた推測航法位置とを用いた2値平滑化処理が行われて、今回の出力位置が決定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、測位方法、プログラム、測位回路及び電子機器に関する。
人工衛星を利用した測位システムとしては、GPS(Global Positioning System)が広く知られており、携帯型電話機やカーナビゲーション装置等に内蔵された測位回路に利用されている。GPSでは、自機の位置を示す3次元の座標値と、時計誤差との4つのパラメータの値を、複数のGPS衛星の位置や各GPS衛星から自機までの擬似距離等の情報に基づいて求める測位演算を行うことで、自機の現在位置を測位する。
しかし、測位用衛星からの衛星信号を用いた測位では、いわゆるマルチパスによる影響等、種々の誤差要因が存在しており、測位誤差の発生を回避することが困難であるため、測位誤差を低減させるための様々な技術が考案されている。その一例として、特許文献1には、測位演算により求めた測位位置と、推測航法演算処理により求めた推測航法演算位置との2値平滑化処理を行って、出力位置を決定する技術が開示されている。また、特許文献2には、測位演算により求めた複数の測位位置に対して多値回帰推定処理を行って、出力位置を決定する技術が開示されている。
特開平8−68651号公報 特開2006−292653号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、都心部や高架下等、遮蔽物の多い場所においては、測位演算による測位精度が大幅に低下するため、推測航法演算位置との2値平滑化を行ったとしても、出力位置の軌跡が安定せず、連続性や直進性を欠いたものとなる場合があった。
また、特許文献2に開示されている技術では、複数の測位位置を用いた多値回帰推定処理により出力位置を決定するため、特に測位回路の移動状態が直進状態である場合には、出力位置の連続性や直進性が確保されるという利点がある。しかし、右折時や左折時等、測位回路の移動方向が変化した場合には、その移動方向が変化する前の直進時における測位位置が多値回帰推定処理に用いられることに起因して、いわゆる過剰フィルタリングによって出力位置の追従性が劣化するという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、携帯又は移動体に搭載されて間欠的に位置を出力する測位回路が実行する測位方法であって、受信した測位用信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算を行うことと、前記測位回路の移動方向の変化を検出する移動方向変化検出部からの検出信号に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での所定の方向変化条件を満たす移動方向の変化の有無を判定することと、前記判定の結果が無しの場合に、今回の測位演算から前記過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた所定の多値回帰推定処理を行って、今回の出力位置を決定することと、を含む測位方法である。
また、第9の発明として、携帯又は移動体に搭載されて間欠的に位置を出力する測位回路であって、受信した測位用信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算を行う測位演算部と、前記測位回路の移動方向の変化を検出する移動方向変化検出部からの検出信号に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での所定の方向変化条件を満たす移動方向の変化の有無を判定する判定部と、前記判定部による判定結果が無しの場合に、今回の測位演算から前記過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた所定の多値回帰推定処理を行って、今回の出力位置を決定する出力位置決定部と、を備えた測位回路を構成してもよい。
この第1の発明等によれば、受信した測位用信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算が行われるとともに、測位回路の移動方向の変化を検出する移動方向変化検出部からの検出信号に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での所定の方向変化条件を満たす移動方向の変化の有無が判定される。そして、判定結果が無しの場合に、今回の測位演算から過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた所定の多値回帰推定処理が行われて、今回の出力位置が決定される。
従って、過去所定期間の間に測位回路の移動方向が変化した場合は、例えば2値平滑化処理を行って出力位置を決定し、移動方向が変化しなかった場合は、多値回帰推定処理を行って出力位置を決定することで、直進時における出力位置の軌跡の連続性や直進性を維持しつつ、右折時や左折時等の移動方向変化時における出力位置の追従性の問題も解消することが可能となる。
また、第2の発明として、第1の発明の測位方法であって、前記判定の結果が無しの場合には、更に、今回の測位演算の結果と前記多値回帰推定処理の結果とを用いた所定の平滑化処理を行って今回の出力位置を決定する測位方法を構成してもよい。
この第2の発明によれば、方向変化条件を満たす移動方向の変化が無しと判定された場合に、今回の測位演算の結果と多値回帰推定処理の結果とを用いた平滑化処理が行われて、今回の出力位置が決定される。
また、第3の発明として、第1又は第2の発明の測位方法であって、所定の推測航法演算処理を行って現在位置を推測することと、前記判定の結果が有りの場合に、今回の測位演算の結果と前記推測された現在位置とを用いた所定の平滑化処理を行って、今回の出力位置を決定することと、を更に含む測位方法を構成してもよい。
この第3の発明によれば、方向変化条件を満たす移動方向の変化が有りと判定された場合に、今回の測位演算の結果と推測航法により推測された現在位置とを用いた平滑化処理が行われて、今回の出力位置が決定される。
また、第4の発明として、第1又は第2の発明の測位方法であって、前記判定の結果が有りの場合に、今回の測位演算から遡って、前記方向変化条件を満たす移動方向の変化が有った前までの測位演算の結果を用いた前記多値回帰推定処理を行って、今回の出力位置を決定することを更に含む測位方法を構成してもよい。
この第4の発明によれば、方向変化条件を満たす移動方向の変化が有りと判定された場合に、今回の測位演算から、当該方向変化条件を満たす移動方向の変化が有った前までの測位演算の結果を用いた多値回帰推定処理が行われて、今回の出力位置が決定される。測位回路の移動方向が変化して後、直進時における測位位置を用いて多値回帰推定処理を行うことで、過剰フィルタリングを防止することができる。
また、第5の発明として、第1〜第4の何れかの発明の測位方法であって、前記移動方向変化検出部はジャイロセンサを有して構成され、前記ジャイロセンサの温度変化に対する検出結果の変動特性を補正する所定の補正処理を行って前記ジャイロセンサの検出結果を補正することを更に含む測位方法を構成してもよい。
ジャイロセンサの出力には、外界の温度に依存するバイアスが含まれる。しかし、この第5の発明によれば、ジャイロセンサの温度変化に対する検出結果の変動特性を補正する補正処理によって、ジャイロセンサの検出結果が補正されることになる。
また、第6の発明として、第1〜第5の何れかの発明の測位方法であって、前記方向変化条件を、前記測位回路が携帯又は移動体に搭載されることにより移動される速度に応じて可変することを更に含む測位方法を構成してもよい。
この第6の発明によれば、方向変化条件が、測位回路が携帯又は移動体に搭載されることにより移動される速度に応じて可変される。
また、第7の発明として、第1〜第6の何れかの発明の測位方法であって、前記過去所定期間を、前記測位回路が携帯又は移動体に搭載されることにより移動される速度に応じて可変することを更に含む測位方法を構成してもよい。
この第7の発明によれば、過去所定期間が、測位回路が携帯又は移動体に搭載されることにより移動される速度に応じて可変される。
また、第8の発明として、第1〜第7の何れかの発明の測位方法を、測位装置に内蔵されたコンピュータに実行させるためのプログラムを構成してもよいし、さらには、第10の発明として、第9の発明の測位回路を備えた電子機器を構成してもよい。
以下、図面を参照して、本発明に好適な実施形態の一例を説明する。尚、以下では、測位回路を備えた電子機器として携帯型電話機を例に挙げ、測位システムとしてGPSを用いた場合について説明するが、本発明を適用可能な実施形態がこれらに限定されるわけではない。
1.機能構成
図1は、本実施形態における携帯型電話機1の機能構成を示すブロック図である。携帯型電話機1は、GPSアンテナ10と、GPS受信部20と、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator)40と、ホストCPU(Central Processing Unit)50と、操作部60と、表示部70と、ジャイロセンサ80と、携帯電話用アンテナ90と、携帯電話用無線通信回路部100と、ROM(Read Only Memory)110と、RAM(Random Access Memory)120とを備えて構成される。
GPSアンテナ10は、GPS衛星から発信されているGPS衛星信号を含むRF信号を受信するアンテナであり、受信した信号をGPS受信部20に出力する。GPS衛星信号は、C/A(Coarse and Acquisition)コードと呼ばれるスペクトラム拡散変調された信号であり、1.57542[GHz]を搬送波周波数とするL1帯の搬送波に重畳されている。
GPS受信部20は、GPSアンテナ10から出力された信号に基づいて携帯型電話機1の現在位置を測位する測位回路であり、いわゆるGPS受信機に相当する機能ブロックである。GPS受信部20は、RF(Radio Frequency)受信回路部21と、ベースバンド処理回路部30とを備えて構成される。尚、RF受信回路部21と、ベースバンド処理回路部30とは、それぞれ別のLSI(Large Scale Integration)として製造することも、1チップとして製造することも可能である。
RF受信回路部21は、高周波信号(RF信号)の回路ブロックであり、TCXO40により生成された発振信号を分周或いは逓倍することで、RF信号乗算用の発振信号を生成する。そして、生成した発振信号を、GPSアンテナ10から出力されたRF信号に乗算することで、RF信号を中間周波数の信号(以下、「IF(Intermediate Frequency)信号」と称す。)にダウンコンバートし、IF信号を増幅等した後、A/D変換器でデジタル信号に変換して、ベースバンド処理回路部30に出力する。
ベースバンド処理回路部30は、RF受信回路部21から出力されたIF信号に対して相関処理等を行ってGPS衛星信号を捕捉・抽出し、データを復号して航法メッセージや時刻情報等を取り出して測位演算を行う回路部である。ベースバンド処理回路部30は、衛星捕捉・追尾部31と、プロセッサとしてのCPU33と、メモリとしてのROM35及びRAM37とを備えて構成される。尚、本実施形態においては現在位置の測位演算そのものはCPU33で実行することとして説明するが、ホストCPU50で現在位置を測位演算することとしてもよいのは勿論である。
衛星捕捉・追尾部31は、RF受信回路部21から出力されたIF信号をもとに、GPS衛星信号の捕捉・追尾を行う回路部である。GPS衛星信号の捕捉は、擬似的に発生させた拡散符合(レプリカC/Aコード)とIF信号との相関値を算出し、最も振幅が大きい周波数成分及び位相成分を抽出する相関処理によって実現する。
また、GPS衛星信号の追尾は、例えば遅延ロックループ(DLL(Delay Locked Loop))として知られるコードループや、位相ロックループ(PLL(Phase Locked Loop))として知られるキャリアループ等の回路によって、GPS衛星信号に含まれるC/Aコード及び搬送波の位相を追尾することで実現する。
図2は、ROM35に格納されたデータの一例を示す図である。ROM35には、CPU33により読み出され、ベースバンド処理(図6参照)として実行されるベースバンド処理プログラム351が記憶されている。また、ベースバンド処理プログラム351には、多値回帰推定処理として実行される多値回帰推定プログラム3511と、2値平滑化処理として実行される2値平滑化プログラム3513とがサブルーチンとして含まれている。
ベースバンド処理とは、CPU33が、過去所定期間の間に携帯型電話機1の移動方向が変化したか否かを判定し、その判定結果に基づいて、多値回帰推定処理と2値平滑化処理とを切り替えながら出力位置を決定する処理である。ベースバンド処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。
多値回帰推定処理とは、CPU33が、複数の多値回帰推定の対象とする位置(以下、「多値回帰推定対象位置」と称す。)を用いた公知の多値回帰推定処理を行って、多値回帰推定位置を求める処理である。多値回帰推定処理については、簡単に後述する。
2値平滑化処理とは、CPU33が、2値平滑化の対象とする位置(以下、「2値平滑化対象位置」と称す。)を用いた公知の2値平滑化処理を行って、2値平滑化位置を求める処理である。2値平滑化処理についても、簡単に後述する。
図3は、RAM37に格納されるデータの一例を示す図である。RAM37には、衛星データ371と、計測履歴データ373とが記憶される。
図4は、衛星データ371のデータ構成例を示す図である。衛星データ371には、衛星捕捉・追尾部31により捕捉された各捕捉衛星3711それぞれについて、衛星位置3712と、衛星移動方向3713と、衛星速度3714とが対応付けて記憶される。衛星位置3712は、例えば地球基準座標系における3次元の座標値として表され、衛星移動方向3713は、例えば地球基準座標系における3次元の単位ベクトルとして表される。また、衛星速度3714はスカラー量である。
例えば、捕捉衛星「S2」の衛星位置は(X2,Y2,Z2)、衛星移動方向は(Xv2,Yv2,Zv2)、衛星速度は「V2」である。衛星データ371は、ベースバンド処理においてCPU33により更新される。
図5は、計測履歴データ373のデータ構成例を示す図である。計測履歴データ373には、測位演算により測位位置が求められた時刻である測位時刻3731と、ジャイロセンサ80により検出された角速度ベクトル3732と、測位演算により求められた速度ベクトル3733と、測位演算により求められた測位位置3734と、多値回帰推定処理により求められた多値回帰推定位置3735と、推測航法演算処理により求められた推測航法演算位置3736と、最終的に決定された出力位置3737とが対応付けて、測位された新しい順に記憶されていく。
ベースバンド処理では、多値回帰推定処理を行う場合には推測航法演算処理を行わないため、推測航法演算位置3736は「−(無し)」とされる。また、推測航法演算処理を行う場合には多値回帰推定処理を行わないため、多値回帰推定位置3735は「−(無し)」とされる。
例えば、測位時刻「t1」における角速度ベクトルは(ωx1,ωy1,ωz1)であり、速度ベクトルは(Vx1,Vy1,Vz1)である。また、測位位置は(Xg1,Yg1,Zg1)、多値回帰推定位置は(Xr1,Yr1,Zr1)、推測航法演算位置は「−(無し)」であり、最終的に決定された出力位置は(X1,Y1,Z1)である。計測履歴データ373は、ベースバンド処理においてCPU33により更新される。
TCXO40は、所定の発振周波数で発振信号を生成する温度補償型水晶発振器であり、生成した発振信号をRF受信回路部21及びベースバンド処理回路部30に出力する。
ホストCPU50は、ROM110に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って携帯型電話機1の各部を統括的に制御するプロセッサである。ホストCPU50は、CPU33から入力した出力位置をプロットしたナビゲーション画面を、表示部70に表示させる。
操作部60は、例えばタッチパネルやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、押下されたキーやボタンの信号をホストCPU50に出力する。この操作部60の操作により、通話要求やメールの送受信要求、ナビゲーション画面の表示要求等の各種指示入力がなされる。
表示部70は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、ホストCPU50から入力される表示信号に基づいた各種表示を行う表示装置である。表示部70には、ナビゲーション画面や時刻情報等が表示される。
ジャイロセンサ80は、角速度を検出して携帯型電話機1の進行方向を検出する3軸のセンサ(角速度センサ)であり、検出した3次元の角速度ベクトルをホストCPU50に出力する。ジャイロセンサ80の出力には、いわゆるゼロ点バイアスが含まれている。ゼロ点バイアスは、静止時におけるジャイロセンサ80の出力値であり、温度変化によって変動する温度依存性がある。
温度「T」におけるゼロ点バイアス「BT」は、例えば次式(1)に示すような2次の温度モデルで表現することができる。
Figure 2009115514
但し、「T0」は基準温度、「bT0」は基準温度「T0」におけるゼロ点バイアス、「b1」は1次の温度係数、「b2」は2次の温度係数をそれぞれ示している。これらのパラメータ値は、フィールドキャリブレーション等の手法によって予め求めることができる。
CPU33は、ホストCPU50を介してジャイロセンサ80の出力値を取得する。そして、取得した出力値に対して、ゼロ点バイアスを補正する補正処理を行い、補正結果の値でRAM37の計測履歴データ373を更新する。尚、CPU33ではなく、ホストCPU50がバイアスの補正処理を行って、その補正結果の値をCPU33に出力する構成としてもよい。
携帯電話用アンテナ90は、携帯型電話機1の通信サービス事業者が設置した無線基地局との間で携帯電話用無線信号の送受信を行うアンテナである。
携帯電話用無線通信回路部100は、RF変換回路、ベースバンド処理回路等によって構成される携帯電話の通信回路部であり、携帯電話用無線信号の変調・復調等を行うことで、通話やメールの送受信等を実現する。
ROM110は、ホストCPU50が携帯型電話機1を制御するためのシステムプログラムや、ナビゲーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
RAM120は、ホストCPU50により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各種処理の処理中データ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成している。
2.処理の流れ
図6は、CPU33によりROM35に記憶されているベースバンド処理プログラム351が読み出されて実行されることで、携帯型電話機1において実行されるベースバンド処理の流れを示すフローチャートである。
ベースバンド処理は、RF受信回路部21によるGPS衛星信号の受信と併せて、CPU33が、操作部60に測位開始指示の操作がなされたことを検出した場合に実行を開始する処理であり、各種アプリケーションの実行といった各種の処理と並行して行われる処理である。尚、携帯型電話機1の電源のON/OFFとGPSの起動/停止とを連動させ、携帯型電話機1の電源投入操作を検出した場合にベースバンド処理の実行を開始させることにしてもよい。原則として、測位演算は「1秒」毎に行われるものとする。
また、特に説明しないが、以下のベースバンド処理の実行中は、GPSアンテナ10によるRF信号の受信や、RF受信回路部21によるIF信号へのダウンコンバート、衛星捕捉・追尾部31によるGPS衛星信号の捕捉・追尾等が随時行われている状態にあるものとする。
先ず、CPU33は、衛星捕捉・追尾部31により捕捉されたGPS衛星信号及び衛星軌道情報に基づいて、捕捉衛星の衛星位置3712、衛星移動方向3713及び衛星速度3714を算出し(ステップA1)、当該捕捉衛星3711と対応付けた衛星情報を、RAM37の衛星データ371に記憶させる。
次いで、CPU33は、ステップA1で算出した衛星情報に基づいて、例えば最小二乗法を用いた測位演算を行って測位位置3734を求め(ステップA3)、RAM37の計測履歴データ373に記憶させる。また、CPU33は、測位演算において、捕捉衛星と携帯型電話機1の相対速度に基づいて携帯型電話機1の速度ベクトル3733を求め、計測履歴データ373に記憶させる。
その後、CPU33は、計測履歴データ373に記憶されている最新及び過去N−1個の計N個分の測位時刻3731に対応する角速度ベクトル3732から、当該N個分の各測位時刻3731における角速度の大きさを算出する(ステップA5)。具体的には、角速度ベクトル3732の3次元の成分の2乗和の平方根を算出して、当該測位時刻における角速度の大きさとする。
そして、CPU33は、算出したN個分の角速度の大きさが全て所定の閾値未満であるか否かを判定し(ステップA7)、全て閾値未満であると判定した場合は(ステップA7;Yes)、当該N個分の測位時刻3731において携帯型電話機1は直進状態であったものと判断し、計測履歴データ373に記憶されている当該N個分の測位位置3734を多値回帰推定対象位置とする(ステップA9)。
次いで、CPU33は、ROM35に記憶されている多値回帰推定プログラム3511を読み出して実行することで、多値回帰推定処理を行う(ステップA11)。多値回帰推定処理は、例えば特開2006−292653号公報に開示されている技術を用いて実現することができる。
簡単に説明すると、多値回帰推定処理では、各多値回帰推定対象位置それぞれに対して重み付けを行う。重み「w」は、例えば当該多値回帰推定対象位置(測位位置)を求めるために使用した捕捉衛星の信号強度や、天空配置の指標値であるPDOP(Position Dilution Of Precision)値等に基づいて決定することが可能である。捕捉衛星の信号強度が大きい多値回帰推定対象位置や、PDOP値が小さい多値回帰推定対象位置は、測位誤差が小さい(信頼性が高い)と考えられるため、当該多値回帰推定対象位置に対しては、大きな重み「w」を設定するようにする。
そして、設定した重み「w」を用いて、次式(2)〜(5)に従って多値回帰推定位置3735を求め、RAM37の計測履歴データ373に記憶させる。
Figure 2009115514
Figure 2009115514
Figure 2009115514
Figure 2009115514
但し、「pr」は多値回帰推定位置、「t」は測位時刻、「i(=1,2,・・・,N)」は多値回帰推定対象位置の番号、「pi」は多値回帰推定対象位置、「wi」は多値回帰推定対象位置に設定された重みをそれぞれ示している。
多値回帰推定処理を行った後、CPU33は、計測履歴データ373に記憶されている最新の測位位置3734及び多値回帰推定位置3735を、2値平滑化対象位置とする(ステップA13)。そして、ROM35に記憶されている2値平滑化プログラム3513を読み出して実行することで、2値平滑化処理を行う(ステップA15)。2値平滑化処理は、例えば特開平8−68651号公報に開示されている技術を用いて実現することができる。
簡単に説明すると、次式(6)に従って2値平滑化位置を求めて出力位置3737に決定し、RAM37の計測履歴データ373に記憶させる。
Figure 2009115514
但し、「p」は2値平滑化位置、「pr」は多値回帰推定位置、「pg」は測位位置、「m」及び「n」は定数である。
2値平滑化処理を行った後、CPU33は、計測履歴データ373に記憶されている最新の出力位置3737をホストCPU50に出力する(ステップA17)。そして、操作部60に対してユーザにより測位終了指示がなされたか否かを判定し(ステップA19)、なされなかったと判定した場合は(ステップA19;No)、ステップA1に戻る。また、測位終了指示がなされたと判定した場合は(ステップA19;Yes)、ベースバンド処理を終了する。
一方、ステップA7において、N個分の角速度のうち1つでも閾値以上となった角速度が存在したと判定した場合は(ステップA7;No)、CPU33は、当該N個分の測位時刻3731において携帯型電話機1の移動方向が変化したものと判断し、推測航法演算処理を行って推測航法演算位置3736を求めて(ステップA21)、計測履歴データ373に記憶させる。推測航法演算位置3736は、例えば計測履歴データ373に記憶されている前回の出力位置3737と、最新の速度ベクトル3733とを用いて求めることができる。
その後、CPU33は、計測履歴データ373に記憶されている最新の測位位置3734及び推測航法演算位置3736を2値平滑化対象位置とする(ステップA23)。そして、ROM35に記憶されている2値平滑化プログラム3513を読み出して実行することで、2値平滑化処理を行う(ステップA25)。
ステップA25の2値平滑化処理では、CPU33は、式(6)における多値回帰推定位置「pr」を推測航法演算位置「pe」に置き換えて2値平滑化位置「p」を算出し、当該2値平滑化位置「p」を出力位置3737に決定して、計測履歴データ373に記憶させる。2値平滑化処理を行った後、CPU33は、ステップA17へと処理を移行する。
3.実験結果
図7は、多値回帰推定処理のみを用いて出力位置を決定した場合(従来の処理)の実験結果の一例を示す図であり、図8は、本実施形態の処理で出力位置を決定した場合の実験結果の一例を示す図である。携帯型電話機1を携行したユーザが、点P1から出発して点P2まで移動する場合の各測位時刻における出力位置をプロットした結果を示している。尚、多値回帰推定対象位置の個数Nは「5個」として計算を行った。
従来の処理では、携帯型電話機1の移動方向が変化した部分において、出力位置の追従性が劣化していることがわかる。これは、携帯型電話機1の移動方向が変化する前の直進時における測位位置が多値回帰推定処理に用いられたことに起因している。一方、本実施形態の処理では、過去所定期間の間に携帯型電話機1の移動方向変化を検出した場合には、多値回帰推定処理ではなく2値平滑化処理を行うようにしたことで、上述した出力位置の追従性の問題が解消され、出力位置の軌跡が真の軌跡とほぼ完全に重なっていることがわかる。
図9は、図8の実験結果に対応する角速度の大きさを示すグラフであり、横軸が測位時刻「t」、縦軸が角速度の大きさ「ω」をそれぞれ示している。このグラフを見ると、t=15、25、35の時に角速度「ω」が非常に大きくなっており、これらの測位時刻において携帯型電話機1の移動方向が変化したことがわかる。尚、ゼロ点バイアスに対する補正処理を行ったことで、直進時における角速度「ω」は概ね「0」となっている。
また、図10は、図9の角速度を積分することで得られた携帯型電話機1の移動方向を示すグラフであり、横軸が測位時刻「t」、縦軸が移動方向「θ」をそれぞれ示している。このグラフを見ると、t=15、25、35の時に移動方向「θ」がそれぞれ「90°」、「180°」、「270°」となっており、図8の実験結果における携帯型電話機1の移動方向の変化が再現されていることが確認できる。
4.作用効果
本実施形態によれば、携帯型電話機1において、受信したGPS衛星信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算が行われるとともに、携帯型電話機1の移動方向の変化を検出するジャイロセンサ80からの検出結果に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での携帯型電話機1の移動方向の変化の有無が判定される。そして、移動方向の変化が無しと判定された場合は、今回の測位演算から過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた多値回帰推定処理が行われて、今回の出力位置が決定される。また、移動方向の変化が有りと判定された場合は、測位演算により求められた測位位置と、推測航法演算処理により求められた推測航法演算位置とを用いた2値平滑化処理が行われて、今回の出力位置が決定される。
過去所定期間の間に携帯型電話機1の移動方向が変化した場合は、2値平滑化処理を行って出力位置を決定し、移動方向が変化しなかった場合は、多値回帰推定処理を行って出力位置を決定することで、携帯型電話機1の直進時における出力位置の軌跡の連続性や直進性を維持しつつ、右折時や左折時等の移動方向変化時における出力位置の追従性の問題も解消することが可能となる。
5.変形例
5−1.電子機器
本発明は、測位回路を備えた電子機器であれば何れの電子機器にも適用可能である。例えば、ノート型パソコンやPDA(Personal Digital Assistant)、カーナビゲーション装置等についても同様に適用可能である。
5−2.衛星測位システム
上述した実施形態では、衛星測位システムとしてGPSを例に挙げて説明したが、WAAS(Wide Area Augmentation System)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO等の他の衛星測位システムであってもよい。
5−3.処理の分化
CPU33が行う処理の一部又は全部を、ホストCPU50が行うことにしてもよい。具体的には、CPU33が、衛星捕捉・追尾部31により捕捉されたGPS衛星信号から航法メッセージや時刻情報等を復号してホストCPU50に出力する。そして、ホストCPU50が、CPU33から入力した情報を用いて測位演算を行うとともに、ジャイロセンサ80の出力に基づいて携帯型電話機1の移動方向の変化を検出して、多値回帰推定処理と2値平滑化処理とを切り替えながら出力位置を決定する。
5−4.移動方向が変化しなかった場合の処理
上述した実施形態では、過去所定期間に携帯型電話機1の移動方向の変化が無かったと判定した場合に、多値回帰推定処理を行った後、最新の測位位置と多値回帰推定位置とを用いた2値平滑化処理を行うものとして説明したが、この2値平滑化処理を省略することにしてもよい。具体的には、図6のベースバンド処理のステップA13及びA15を省略し、ステップA11の多値回帰推定処理で求めた多値回帰推定位置を出力位置に決定する。
5−5.移動方向が変化した場合の処理
上述した実施形態では、過去所定期間に携帯型電話機1の移動方向の変化が有ったと判定した場合に、最新の測位位置と推測航法演算位置とを用いて2値平滑化処理を行うものとして説明したが、その代わりに、最新の測位位置と前回の測位位置とを用いて2値平滑化処理を行うことにしてもよい。
また、携帯型電話機1の移動方向が変化してから直進状態に移行した後の測位位置を用いて、多値回帰推定処理を行うことにしてもよい。図11に、この場合にCPU33が行う処理の一例である第2ベースバンド処理の流れを示すフローチャートを示す。尚、図6のベースバンド処理と同一のステップについては同一の符号を付し、ベースバンド処理とは異なる部分を中心に説明する。
第2ベースバンド処理では、ステップA7において、N個分の角速度のうち1つでも閾値以上となった角速度が存在したと判定した場合は(ステップA7;No)、CPU33は、計測履歴データ373を参照し、最新の測位位置から遡って、角速度の大きさが閾値以上となった測位時刻の前までの測位位置を多値回帰推定対象位置とする(ステップB1)。そして、ROM35に記憶されている多値回帰推定プログラム3511を読み出して実行することで、多値回帰推定処理を行う(ステップB3)。
その後、CPU33は、最新の測位位置及びステップB3で求めた多値回帰推定位置を2値平滑化対象位置とする(ステップB5)。そして、ROM35に記憶されている2値平滑化プログラム3513を読み出して実行することで2値平滑化処理を行い(ステップB7)、求めた2値平滑化位置を出力位置に決定して、ステップA17へと処理を移行する。
尚、第2ベースバンド処理においても、ステップB5及びB7を省略し、ステップB3の多値回帰推定処理で求めた多値回帰推定位置を出力位置に決定することにしてもよいことは勿論である。
5−6.ジャイロセンサのバイアス補正
上述した実施形態では、2次の温度モデルを用いてジャイロセンサ80のゼロ点バイアスの補正処理を行うものとして説明したが、3次以上の温度モデルを用いてゼロ点バイアスの補正処理を行うこととしてもよい。この場合は、フィールドキャリブレーション等の手法によって、3次以上の温度係数を予め求めておく必要がある。
また、図12に示すように、携帯型電話機1に地磁気センサ等の方位センサを設けておき、GPSの測位演算により求められた方位情報と、地磁気センサにより検出された方位情報と、ジャイロセンサにより検出された角速度情報を積分することで得られる方位情報とを用いて所定の推定演算を行い、その推定値をジャイロセンサにフィードバックすることで、ジャイロセンサのバイアス補正を行うことにしてもよい。推定演算としては、例えばカルマンフィルタを用いることができ、この場合は、方位情報をカルマンフィルタの観測値(入力値)とすればよい。
5−7.移動方向変化の有無の判定
また、ジャイロセンサ80のゼロ点バイアス補正を行うことなく、検出された角速度の差分に基づいて携帯型電話機1の移動方向変化の有無を判定することにしてもよい。具体的には、各測位時刻において、当該測位時刻における角速度と、その直前の測位時刻における角速度との差分を算出する。そして、過去所定期間の間に角速度の差分が所定の閾値以上となった測位時刻が存在した場合に、携帯型電話機1の移動方向変化が有ったものと判定する。これは、角加速度によって移動方向変化の有無を判定することと等価である。
5−8.方向変化条件
上述した実施形態では、角速度の閾値判定における閾値を固定値とするものとして説明したが、例えば携帯型電話機1の移動速度に応じてこの閾値を可変にすることにしてもよい。携帯型電話機1が高速で移動しているほど、移動方向変化を機敏に検出することが必要となるため、移動速度が大きいほど角速度の閾値を小さくすることにすれば好適である。
5−9.過去所定期間
また、角速度の閾値ばかりでなく、移動方向変化の有無の判定に用いる角速度の個数(すなわち過去所定期間)を可変にすることにしてもよい。携帯型電話機1が高速で移動している場合を想定すると、ある一定の期間に携帯型電話機1の移動方向が変化する可能性は、移動速度が低速の場合に比べて高くなるものと考えられる。従って、携帯型電話機1の移動速度が大きいほど、現在から遡ってより少ない個数の角速度を用いて(過去所定期間を短くして)移動方向変化の有無を判定することにすれば好適である。
携帯型電話機の機能構成を示すブロック図。 ROMに格納されたデータの一例を示す図。 RAMに格納されたデータの一例を示す図。 衛星データのデータ構成例を示す図。 計測履歴データのデータ構成例を示す図。 ベースバンド処理の流れを示すフローチャート。 従来の処理による実験結果の一例を示す図。 本実施形態の処理による実験結果の一例を示す図。 携帯型電話機の角速度の変化を示すグラフ。 携帯型電話機の移動方向の変化を示すグラフ。 第2ベースバンド処理の流れを示すフローチャート。 ジャイロセンサのバイアス補正の一例を示す図。
符号の説明
1 携帯型電話機 、 10 GPSアンテナ、 20 GPS受信部、
21 RF受信回路部、 30 ベースバンド処理回路部、 31 衛星捕捉・追尾部、
33 CPU、 35 ROM、 37 RAM、 40 TCXO、
50 ホストCPU、 60 操作部、 70 表示部、 80 ジャイロセンサ、
90 携帯電話用アンテナ、 100 携帯電話用無線通信回路部、 110 ROM、120 RAM

Claims (10)

  1. 携帯又は移動体に搭載されて間欠的に位置を出力する測位回路が実行する測位方法であって、
    受信した測位用信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算を行うことと、
    前記測位回路の移動方向の変化を検出する移動方向変化検出部からの検出信号に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での所定の方向変化条件を満たす移動方向の変化の有無を判定することと、
    前記判定の結果が無しの場合に、今回の測位演算から前記過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた所定の多値回帰推定処理を行って、今回の出力位置を決定することと、
    を含む測位方法。
  2. 前記判定の結果が無しの場合には、更に、今回の測位演算の結果と前記多値回帰推定処理の結果とを用いた所定の平滑化処理を行って今回の出力位置を決定する請求項1に記載の測位方法。
  3. 所定の推測航法演算処理を行って現在位置を推測することと、
    前記判定の結果が有りの場合に、今回の測位演算の結果と前記推測された現在位置とを用いた所定の平滑化処理を行って、今回の出力位置を決定することと、
    を更に含む請求項1又は2に記載の測位方法。
  4. 前記判定の結果が有りの場合に、今回の測位演算から遡って、前記方向変化条件を満たす移動方向の変化が有った前までの測位演算の結果を用いた前記多値回帰推定処理を行って、今回の出力位置を決定することを更に含む請求項1又は2に記載の測位方法。
  5. 前記移動方向変化検出部はジャイロセンサを有して構成され、
    前記ジャイロセンサの温度変化に対する検出結果の変動特性を補正する所定の補正処理を行って前記ジャイロセンサの検出結果を補正することを更に含む請求項1〜4の何れか一項に記載の測位方法。
  6. 前記方向変化条件を、前記測位回路が携帯又は移動体に搭載されることにより移動される速度に応じて可変することを更に含む請求項1〜5の何れか一項に記載の測位方法。
  7. 前記過去所定期間を、前記測位回路が携帯又は移動体に搭載されることにより移動される速度に応じて可変することを更に含む請求項1〜6の何れか一項に記載の測位方法。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の測位方法を、測位装置に内蔵されたコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 携帯又は移動体に搭載されて間欠的に位置を出力する測位回路であって、
    受信した測位用信号を用いて間欠的に現在位置の測位演算を行う測位演算部と、
    前記測位回路の移動方向の変化を検出する移動方向変化検出部からの検出信号に基づいて、今回の測位演算から過去所定期間の間での所定の方向変化条件を満たす移動方向の変化の有無を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果が無しの場合に、今回の測位演算から前記過去所定期間の間の測位演算の結果を用いた所定の多値回帰推定処理を行って、今回の出力位置を決定する出力位置決定部と、
    を備えた測位回路。
  10. 請求項9に記載の測位回路を備えた電子機器。
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