JP2009114809A - 昇降式天井裏収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 収納ユニットが昇降中に水平方向へ揺れないようにガイドすることができる上、収納ユニットの天井下への突出量が天井裏高さによって制限されるのを防ぐことができる昇降式天井裏収納装置を提供する。
【解決手段】 収納ユニット30を、天井側に支持されたガイド装置40により上下方向へ案内しながら天井裏と天井下との間で昇降させるようにした昇降式天井裏収納装置において、前記ガイド装置40は、その上下方向寸法が前記収納ユニット30の下降に伴って長くなり同収納ユニット30の上昇に伴って短くなるように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 収納ユニット30を、天井側に支持されたガイド装置40により上下方向へ案内しながら天井裏と天井下との間で昇降させるようにした昇降式天井裏収納装置において、前記ガイド装置40は、その上下方向寸法が前記収納ユニット30の下降に伴って長くなり同収納ユニット30の上昇に伴って短くなるように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、天井裏と天井下の間で収納ユニットを昇降させるようにした昇降式天井裏収納装置に関し、特に薄型テレビやプロジェクタスクリーン等を含むディスプレイ装置(画像表示装置)を昇降させるのに好適な昇降式天井裏収納装置に関するものである。
従来、この種の技術には、例えば特許文献1に記載された発明のように、収納ユニット(収納庫2)を複数の紐状部材(帯ベルト7)により吊り下げ、これら紐状部材を天井側の巻きつけ軸(5)によって巻き取ったり繰り出したりすることで、前記収納ユニットを天井裏と天井下の間で昇降させるようにした装置がある。
しかしながら、上記従来技術によれば、可撓性を有する紐状部材により上記収納ユニットを吊り下げる構造であるため、昇降時の振動や、空調機の風等によって、吊り下げられた収納ユニットが前後や左右など水平方向へ揺れる場合がある。
特に、前記収納ユニットに、薄型テレビやプロジェクタスクリーン等のディスプレイ装置を載置し、このディスプレイ装置を画像表示状態のまま昇降させようとした場合には、表示中の画像が左右に揺れてしまい、好ましくない。
また、天井裏へ収納するために上昇中の収納ユニットが、水平方向に揺れて天井材に当接してしまうおそれもある。
そこで、天井裏空間に上下方向へわたってガイドレールを設け、このガイドレールに沿って前記収納ユニットを上下方向へ案内する構造が提案されるが、ガイドレールを天井裏空間に収納する構造であるため、該ガイドレールの長さが天井裏空間の高さによって規制されてしまう。ひいては、収納ユニットを天井下へ突出させる際の突出寸法も、前記天井裏空間の高さによって制限されてしまうことになる。
特開2007−7356号公報
特に、前記収納ユニットに、薄型テレビやプロジェクタスクリーン等のディスプレイ装置を載置し、このディスプレイ装置を画像表示状態のまま昇降させようとした場合には、表示中の画像が左右に揺れてしまい、好ましくない。
また、天井裏へ収納するために上昇中の収納ユニットが、水平方向に揺れて天井材に当接してしまうおそれもある。
そこで、天井裏空間に上下方向へわたってガイドレールを設け、このガイドレールに沿って前記収納ユニットを上下方向へ案内する構造が提案されるが、ガイドレールを天井裏空間に収納する構造であるため、該ガイドレールの長さが天井裏空間の高さによって規制されてしまう。ひいては、収納ユニットを天井下へ突出させる際の突出寸法も、前記天井裏空間の高さによって制限されてしまうことになる。
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、収納ユニットが昇降中に水平方向へ揺れないようにガイドすることができる上、収納ユニットの天井下への突出量が天井裏高さによって制限されるのを防ぐことができる昇降式天井裏収納装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る技術的手段は、収納ユニットを、天井側に支持されたガイド装置により上下方向へ案内しながら天井裏と天井下との間で昇降させるようにした昇降式天井裏収納装置において、前記ガイド装置は、その上下方向寸法が前記収納ユニットの下降に伴って長くなり同収納ユニットの上昇に伴って短くなるように構成されていることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記ガイド装置は上下方向へわたる三以上のレール部材を備え、これらレール部材の内、隣接する二つのレール部材は、その一方が他方に対し上下方向へスライドするように接続され、前記三以上のレール部材の内、最上端側のレール部材は天井裏側の不動部位に固定され、最下端側のレール部材は前記収納ユニットを支持していることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記最下端側のレール部材は、前記収納ユニットを上下方向へスライドさせるように支持していることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記ガイド装置は、複数のアーム部材を伸縮やっとこ状に交差させながら接続してなる伸縮機構を備え、該伸縮機構の一端側を天井裏側の不動部位に係止するとともに、同伸縮機構の他端側によって前記収納ユニットを支持していることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記伸縮機構には、交差するアーム部材を互いに回動させるように、その交差部分に軸部材が挿通され、前記収納ユニットには、前記軸部材の端部を嵌め合せて上下方向へ案内するように、軸部材案内部が設けられていることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記軸部材案内部は、前記交差部分における前記軸部材の一端部を、上下方向へ案内するとともに軸方向へ抜けないように保持していることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記ガイド装置は、一端側を上記収納ユニットに相対する上下方向へ揺動させるように他端側を上記収納ユニットに支持した揺動片と、天井裏側の不動部位に固定されて前記揺動片の前記一端側を、前記収納ユニットの昇降方向に対する交差方向へ所定量移動するように支持するガイド支持部とを備え、前記収納ユニットの昇降に伴って、前記揺動片が前記収納ユニットに相対し揺動しながら前記一端側を前記ガイド支持部に沿って移動させることを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
収納ユニットをガイド装置により上下方向へ案内する構造であるため、収納ユニットが昇降中に水平方向へ揺れるのを防ぐことができる。
その上、ガイド装置の上下方向寸法が、収納ユニットの下降に伴って長くなるため、収納ユニットの天井下への突出量が天井裏高さによって制限されないようにすることができる。
収納ユニットをガイド装置により上下方向へ案内する構造であるため、収納ユニットが昇降中に水平方向へ揺れるのを防ぐことができる。
その上、ガイド装置の上下方向寸法が、収納ユニットの下降に伴って長くなるため、収納ユニットの天井下への突出量が天井裏高さによって制限されないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る昇降式天井裏収納装置は昇降対象物を限定するものでないが、本実施の形態の一例では、特に好ましい態様として、薄型テレビやプロジェクタスクリーン等のディスプレイ装置昇降用の昇降式天井裏収納装置について説明する。
本発明に係る昇降式天井裏収納装置は昇降対象物を限定するものでないが、本実施の形態の一例では、特に好ましい態様として、薄型テレビやプロジェクタスクリーン等のディスプレイ装置昇降用の昇降式天井裏収納装置について説明する。
図1〜2に示す昇降式天井裏収納装置1は、天井裏に配設された巻取装置10と、該巻取装置により巻き取られたり繰り出されたりする複数の紐状部材21,22と、これら紐状部材21,22に吊持される収納ユニット30と、該収納ユニット30の上端側と天井裏との間に設けられて収納ユニット30を上下方向へ案内するガイド装置40,40とを具備し、ガイド装置40,40の上下方向寸法が前記収納ユニット30の下降に伴って長くなり同収納ユニット30の上昇に伴って短くなるように構成してある。
巻取装置10は、電動駆動源11や、該電動駆動源11により駆動回転する巻取軸12などから構成される。
電動駆動源11は、直流または交流の電動機であり、図示しない制御回路から電力を供給されて、出力軸を双方向へ回転させる。また、この電動駆動源11には、前記制御回路からの信号に応じて前記出力軸を拘束したり解放したりするブレーキ装置が設けられる。
この電動駆動源11は、天井裏内の天面a等の不動部位に対し、ブラケット等を介して支持されている。
この電動駆動源11の回転力は、例えばチェーンとスプロケットや複数の歯車等の動力伝達手段を介することでトルク及び回転数が適宜に調整されて、巻取軸12に伝達されるようになっている。
電動駆動源11は、直流または交流の電動機であり、図示しない制御回路から電力を供給されて、出力軸を双方向へ回転させる。また、この電動駆動源11には、前記制御回路からの信号に応じて前記出力軸を拘束したり解放したりするブレーキ装置が設けられる。
この電動駆動源11は、天井裏内の天面a等の不動部位に対し、ブラケット等を介して支持されている。
この電動駆動源11の回転力は、例えばチェーンとスプロケットや複数の歯車等の動力伝達手段を介することでトルク及び回転数が適宜に調整されて、巻取軸12に伝達されるようになっている。
巻取軸12は、略水平方向へわたる長尺状の軸本体12aと、該軸本体12aに対し一体的に回転するように固定された複数の巻取体12b1,12b2とを具備し、軸受ブラケット12c,12cによって支持されている。
軸本体12aは、後述する収納ユニット30の横幅方向の略全長にわたるように、略水平に配設され、その一端側と他端側とをそれぞれ軸受ブラケット12cに挿通させている。
また、巻取体12b1,12b2は、それぞれ軸本体12aの一端側と他端側に略同軸状に固定されている。そして、一方の巻取体12b1の外周面には、紐状部材21の一端側が止着され、他方の巻取体12b2の外周面には、他の紐状部材22の一端側が止着されている。
軸受ブラケット12cは、例えばボールベアリング等の軸受装置によって、軸本体12aを回転自在に支持しており、天面a等の不動部位に対し固定されている。
また、巻取体12b1,12b2は、それぞれ軸本体12aの一端側と他端側に略同軸状に固定されている。そして、一方の巻取体12b1の外周面には、紐状部材21の一端側が止着され、他方の巻取体12b2の外周面には、他の紐状部材22の一端側が止着されている。
軸受ブラケット12cは、例えばボールベアリング等の軸受装置によって、軸本体12aを回転自在に支持しており、天面a等の不動部位に対し固定されている。
なお、前記巻取装置10には、必要に応じて、軸本体12aの繰り出し方向の回転速度を抑制する機構が具備される。この機構は、例えば、所謂ロータリーダンパー装置や、軸本体12aを巻き取り回転方向へ付勢するコイルスプリング等とすればよい。
また、紐状部材21と紐状部材22の各々は、適切な強度を有する可撓性の長尺状部材であればよく、本実施の形態の好ましい一例によれば、金属製ワイヤーが用いられている。
一方の紐状部材21は、その基端側が巻取装置10の巻取軸12における一方の巻取体12b1に止着されて巻かれ、その先端側が後述する収納ユニット30に止着されている。
図示例に基づき詳細に説明すれば、紐状部材21の先端側は、前記巻取体12b1外周面から手前方向へ延設され、滑車部材21aに掛け巻かれて下方へ導かれる。前記滑車部材21aは、不動部位である天面aに対し回動自在に支持された滑車である。そして、紐状部材21の先端側は、後述する収納ユニット30上端部の左側に、アイボルトやU字ボルト等の止着具21bを介して止着される。
図示例に基づき詳細に説明すれば、紐状部材21の先端側は、前記巻取体12b1外周面から手前方向へ延設され、滑車部材21aに掛け巻かれて下方へ導かれる。前記滑車部材21aは、不動部位である天面aに対し回動自在に支持された滑車である。そして、紐状部材21の先端側は、後述する収納ユニット30上端部の左側に、アイボルトやU字ボルト等の止着具21bを介して止着される。
同様に、他方の紐状部材22は、その基端側が巻取装置10の巻取軸12における他方の巻取体12b2に止着されて巻かれ、その先端側が後述する収納ユニット30に止着されている。
図示例に基づき詳細に説明すれば、紐状部材22の先端側は、前記巻取体12b2外周面から手前方向へ延設され、滑車部材22aに掛け巻かれて下方へ導かれる。前記滑車部材22aは、不動部位である天面aに対し回動自在に支持された滑車である。そして、紐状部材22の先端側は、後述する収納ユニット30上端部の右側に、アイボルトやU字ボルト等の止着具22bを介して止着される。
図示例に基づき詳細に説明すれば、紐状部材22の先端側は、前記巻取体12b2外周面から手前方向へ延設され、滑車部材22aに掛け巻かれて下方へ導かれる。前記滑車部材22aは、不動部位である天面aに対し回動自在に支持された滑車である。そして、紐状部材22の先端側は、後述する収納ユニット30上端部の右側に、アイボルトやU字ボルト等の止着具22bを介して止着される。
なお、他例としては、滑車部材21aと滑車部材22aの一方又は双方を省き、紐状部材21及び/又は紐状部材22が、巻取軸12によって直接吊られるようにすることも可能である。
また、収納ユニット30は、例えば断面略L字状の形鋼材等、剛性を有する棒状部材を略直方体の枠状に構成してなる。
また、この収納ユニット30における側面の上端側には、後述するガイド装置40のガイドローラ44a,44a,44bが支持される。
そして、この収納ユニット30内には、収納物の一例であるディスプレイ装置cが固定される。
なお、収納ユニット30は、左右二つのガイド装置40によって支持されるようにしてもよいし、前後方向への揺れを一層抑制するように、四隅側の四つのガイド装置40によって支持されるようにしてもよい。
また、この収納ユニット30における側面の上端側には、後述するガイド装置40のガイドローラ44a,44a,44bが支持される。
そして、この収納ユニット30内には、収納物の一例であるディスプレイ装置cが固定される。
なお、収納ユニット30は、左右二つのガイド装置40によって支持されるようにしてもよいし、前後方向への揺れを一層抑制するように、四隅側の四つのガイド装置40によって支持されるようにしてもよい。
各ガイド装置40は、上下方向へわたる三以上(図示例によれば三つ)のレール部材41,42,43を備え、これらレール部材の内、最上端側のレール部材41は天井裏側の不動部位に固定され、最下端側のレール部材43は、ガイドローラ44a,44a,44bを介することで、収納ユニット30を上下方向へスライドさせるように支持している。
詳細に説明すれば、先ず最上端側のレール部材41は、天井裏内の天面aと天井板bとの間にわたるようにして略垂直状に固定されている。
そして、上下方向の中間部のレール部材42は、上方側に隣接する前記レール部材41に対し、上下方向へスライドするように接続されている。この接続構造は、例えば、レール部材41とレール部材42との内の一方に設けられて上下方向へ長尺な凸条を、その他方に設けられて上下方向へ長尺な凹溝に嵌め合わせる構成とすればよい。
そして、上下方向の中間部のレール部材42は、上方側に隣接する前記レール部材41に対し、上下方向へスライドするように接続されている。この接続構造は、例えば、レール部材41とレール部材42との内の一方に設けられて上下方向へ長尺な凸条を、その他方に設けられて上下方向へ長尺な凹溝に嵌め合わせる構成とすればよい。
レール部材42の上端部には、最下端側のレール部材43の上端部に当接するように係止突起42aが設けられている。すなわち、この係止突起42aによって、収納ユニット30を下降させる際に、最下端側のレール部材43よりも先に、中間部のレール部材42が下降することのないようにしている。
また、レール部材42の上端側は、レール部材41に相対して下方へスライドし切った時点で、レール部材41から外れることのないように、レール部材41の下端側に係止されるようになっている。
また、レール部材42の上端側は、レール部材41に相対して下方へスライドし切った時点で、レール部材41から外れることのないように、レール部材41の下端側に係止されるようになっている。
また、最下端側のレール部材43は、上記と同様の接続構造によって、上方側に隣接する中間部のレール部材42に対し、上下方向へスライドするように接続され、上下端部に設けられた係止突起43a,43bの間で、後述するガイドローラ44a,44a,44bが上下方向へ移動するようにしている。
より詳細に説明すれば、レール部材43は、収納ユニット30が下降した際に、下端側の係止突起43bを最下端側のガイドローラ44aに当接させ、収納ユニット30が上昇した際には、上端側の係止突起43aを最上端側のガイドローラ44bに当接させる。
また、レール部材43の上端側は、レール部材42に相対して下方へスライドし切った時点で、レール部材42から外れることのないように、レール部材42の下端側に係止されるようになっている。
より詳細に説明すれば、レール部材43は、収納ユニット30が下降した際に、下端側の係止突起43bを最下端側のガイドローラ44aに当接させ、収納ユニット30が上昇した際には、上端側の係止突起43aを最上端側のガイドローラ44bに当接させる。
また、レール部材43の上端側は、レール部材42に相対して下方へスライドし切った時点で、レール部材42から外れることのないように、レール部材42の下端側に係止されるようになっている。
また、複数のガイドローラ41a,41a,41bは、収納ユニット30の側面の上側に軸支されている。
図示例によれば、複数のガイドローラ41a,41a,41bの内、その一部のガイドローラ41a,41aは、回転軸を収納ユニット30正面の左右方向へ向けるようにして支持される。そして、他の一部のガイドローラ41bは、回転軸を前記ガイドローラ41a,41aに対し交差する方向へ向けて支持される。
図示例によれば、複数のガイドローラ41a,41a,41bの内、その一部のガイドローラ41a,41aは、回転軸を収納ユニット30正面の左右方向へ向けるようにして支持される。そして、他の一部のガイドローラ41bは、回転軸を前記ガイドローラ41a,41aに対し交差する方向へ向けて支持される。
また、最下端のレール部材43は、前記一部のガイドローラ41a,41aの外周面に当接するとともに、前記他の一部のガイドローラ41bの外周面にも当接する略断面枠状に形成される。
したがって、前記レール部材43と前記複数のガイドローラ41a,41a,41bとの係合によれば、収納ユニット30の左右方向への揺れと前後方向への揺れとの双方を抑制することができる。
したがって、前記レール部材43と前記複数のガイドローラ41a,41a,41bとの係合によれば、収納ユニット30の左右方向への揺れと前後方向への揺れとの双方を抑制することができる。
なお、レール部材43に対し収納ユニット30を上下方向へスライドさせる構造は、図示例以外のものとすることも可能であり、例えば、上記ガイドローラ41a,41a,41bおよびレール部材43を、所謂リニアガイド機構(断面略凹状の移動ブロック体をガイドレールに嵌め合せてスライドさせる機構)に置換することが可能である。
次に、上記構成の昇降式天井裏収納装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
先ず、図2(a)に示すように、収納ユニット30が天井裏空間Sに収納された状態では、収納ユニット30側面の最上端側のガイドローラ41bの上側に、レール部材43の係止突起43aが当接し、更に、該係止突起43aの上側にレール部材42の係止突起42aが当接する。すなわち、レール部材42及びレール部材43は、下方へ繰り出されることなく、天井裏空間Sに収納される。
先ず、図2(a)に示すように、収納ユニット30が天井裏空間Sに収納された状態では、収納ユニット30側面の最上端側のガイドローラ41bの上側に、レール部材43の係止突起43aが当接し、更に、該係止突起43aの上側にレール部材42の係止突起42aが当接する。すなわち、レール部材42及びレール部材43は、下方へ繰り出されることなく、天井裏空間Sに収納される。
図示しない制御回路からの信号により電動駆動源11内のブレーキ機構(図示せず)か解除されるとともに、電動駆動源11の出力軸および巻取軸12が繰り出し回転方向へ回転すると、紐状部材21,22が徐々に繰り出され、図2(b)に示すように、収納ユニット30が徐々に下降して行く。
この下降の際、先ず、天井裏空間Sに固定されたレール部材41に対し、中間部のレール部材42が下方へスライドする。そして、レール部材42がレール部材41に相対して下方へスライドし切った後、中間部のレール部材42に対し、最下端側のレール部材43が下方へスライドする。
そして、レール部材43は、レール部材42に相対して下方へスライドし切った時点で、レール部材42の下端側に係止される。
この下降の際、先ず、天井裏空間Sに固定されたレール部材41に対し、中間部のレール部材42が下方へスライドする。そして、レール部材42がレール部材41に相対して下方へスライドし切った後、中間部のレール部材42に対し、最下端側のレール部材43が下方へスライドする。
そして、レール部材43は、レール部材42に相対して下方へスライドし切った時点で、レール部材42の下端側に係止される。
次に、レール部材43に対し、ガイドローラ44a,44a,44bが下方へスライドし、図2(c)に示すように、最下端側のガイドローラ44bが、レール部材43下端の係止突起43bに当接した時点で、収納ユニット30の下降が停止する。
この停止時点において、収納ユニット30は、天井板bから下方へ離れた位置に配置される。図示例によれば、天井板bから収納ユニット30下端面までの距離は、天井裏空間Sの高さ寸法よりも長くなる。
この停止時点において、収納ユニット30は、天井板bから下方へ離れた位置に配置される。図示例によれば、天井板bから収納ユニット30下端面までの距離は、天井裏空間Sの高さ寸法よりも長くなる。
また、巻取装置10により紐状部材21,22を巻き取った際には、上記と逆の動作となり、収納ユニット30の上昇に伴い、先ず、ガイドローラ44a,44a,44bが最下端側のレール部材43に対し上方へスライドし、次に、最下端側のレール部材43が中間部のレール部材42に対し上方へスライドし、更に、中間部のレール部材42が最上端側のレール部材41に対し上方へスライドする。
すなわち、複数のレール部材41,42,43の全長が次第に短くなってゆき、最終的には、図2(a)に示すように、これらレール部材41,42,43が、天井裏空間Sの高さ寸法内に収まることになる。
すなわち、複数のレール部材41,42,43の全長が次第に短くなってゆき、最終的には、図2(a)に示すように、これらレール部材41,42,43が、天井裏空間Sの高さ寸法内に収まることになる。
次に、ガイド装置を他の態様のものに置換した昇降式天井裏収納装置について説明する。なお、以下に示す構成において、上記昇降式天井裏収納装置1と略同様の部分については、上記昇降式天井裏収納装置1の場合と同一の符号を用いることで重複する詳細説明を省略する。
図3に示す昇降式天井裏収納装置2は、上記昇降式天井裏収納装置1に対し、ガイド装置40をガイド装置50に置換したものである。
ガイド装置50は、複数のアーム部材51aを伸縮やっとこ状(換言すればパンタグラフ状)に交差させながら接続してなる伸縮機構51を備え、該伸縮機構51の一端側を、支持ブラケット52を介して、天井裏側の不動部位である天面aに係止するとともに、同伸縮機構51の他端側によって前記収納ユニット30’を支持している。このガイド装置50は、収納ユニット30’の両側に対応するように二つ設けられる。
各アーム部材51aは、金属材料等の剛性を有する材料から棒状に形成され、その両端部と中央部に、軸部材51b,51c,51bを挿通させている。
交差状に配置される二つのアーム部材51a,51aは、その一方が他方に対し回動するように、前記軸部材51c(又は51c’)を挿通させている。
また、上下に隣接するアーム部材51a,51aは、軸部材51bによって互いに回動し合うように接続されている。
交差状に配置される二つのアーム部材51a,51aは、その一方が他方に対し回動するように、前記軸部材51c(又は51c’)を挿通させている。
また、上下に隣接するアーム部材51a,51aは、軸部材51bによって互いに回動し合うように接続されている。
交差部分に配置される軸部材51c,51c’の内、伸縮機構51が伸長しきった際に、収納ユニット30’の高さ寸法内に位置する軸部材51c’は、収納ユニット30’側の突端部を収納ユニット30’に係合させて、収納ユニット30’を上下方向へ案内している。
より詳細に説明すれば、軸部材51c’における収納ユニット30’側の突端部には、拡径された係合部51c1’が形成されている。
一方、収納ユニット30’の左右側部の各々には、前記係合部51c1’を嵌め合せて上下方向へ案内するように、軸部材案内部31が設けられる。
軸部材案内部31は、図5に良く示されるように、軸部材51c’を、上下方向へ案内するとともに、軸方向(図5の一例によれば左方向)へ抜けないように、該軸部材51c’端部の係合部51c1’を囲む略凹断面形状に形成される。
より詳細に説明すれば、軸部材51c’における収納ユニット30’側の突端部には、拡径された係合部51c1’が形成されている。
一方、収納ユニット30’の左右側部の各々には、前記係合部51c1’を嵌め合せて上下方向へ案内するように、軸部材案内部31が設けられる。
軸部材案内部31は、図5に良く示されるように、軸部材51c’を、上下方向へ案内するとともに、軸方向(図5の一例によれば左方向)へ抜けないように、該軸部材51c’端部の係合部51c1’を囲む略凹断面形状に形成される。
なお、図示例によれば、伸長しきった伸縮機構51と、収納ユニット30’の側部に対応する複数の軸部材51c’を全て軸部材案内部31に係合させているが、これら複数の軸部材51c’の一部だけを軸部材案内部31に係合させてもよく、この場合、収納ユニット30’の水平方向の揺れを効果的に抑制するために、伸縮機構51の伸長しきった状態において、少なくとも収納ユニット30’上端側に対応する軸部材51c’(図3の一例によれば下から三番目の軸部材51c’)だけは軸部材案内部31に係合させるのが好ましい。
また、伸縮機構51の下端部は、二つのアーム部材51a,51aが、挿通された軸部材51dによって重なり合わせられている。この軸部材51dは、収納ユニット30’の下端側に対し、回動するように枢着してある。
また、同伸縮機構51の上端部は、図4(a)(b)に示すように、二つのアーム部材51a,51aの各々に対応するように、軸部材51e,51eが挿通され、各軸部材51eは、支持ブラケット52に対し略水平方向へスライド(もしくは転動)するように係合している。
また、同伸縮機構51の上端部は、図4(a)(b)に示すように、二つのアーム部材51a,51aの各々に対応するように、軸部材51e,51eが挿通され、各軸部材51eは、支持ブラケット52に対し略水平方向へスライド(もしくは転動)するように係合している。
前記支持ブラケット52は、例えば形鋼材等により略枠状に形成され、その上端部が天面aに対し固定されている。そして、この支持ブラケット52の下端部には、前記軸部材51e,51eを略水平方向へスライドさせるレール部52aが設けられ、このレール部52aの両側には、前記軸部材51eを当接させて該軸部材51eの前記スライド量を規制する略壁状の規制部52b,52bが設けられている。
なお、図示例によれば、伸縮機構51が収縮しきった時点で、軸部材51e,51eが両規制部52b,52bに当接するようになっているが、他例としては、伸縮機構51がまだ収縮する余裕がある時点で、軸部材51e,51eが両規制部52b,52bに当接するようにしてもよい。
なお、図示例によれば、伸縮機構51が収縮しきった時点で、軸部材51e,51eが両規制部52b,52bに当接するようになっているが、他例としては、伸縮機構51がまだ収縮する余裕がある時点で、軸部材51e,51eが両規制部52b,52bに当接するようにしてもよい。
また、収納ユニット30’は、例えば、内側のディスプレイ装置cを支持可能な枠状に形成され、その左右両側部に、上述した軸部材案内部31,31を固定している。
而して、図4に示す昇降式天井裏収納装置2によれば、図4(a)に示すように収納ユニット30が天井裏空間Sに収納された状態において、巻取装置10(図3参照)から紐状部材21,22が繰り出されると、収納ユニット30の下降に伴って、伸縮機構51が伸長する。
そして、収納ユニット30は、図4(b)に示すように、収納ユニット30及びディスプレイ装置cを天井板bの下方へ離間させた状態で静止する。
そして、収納ユニット30は、図4(b)に示すように、収納ユニット30及びディスプレイ装置cを天井板bの下方へ離間させた状態で静止する。
逆に、巻取装置10によって紐状部材21,22が巻き取られると、収納ユニット30の上昇に伴って伸縮機構51が収縮し、収納ユニット30は、図4(a)に例示する元の収納状態になる。
よって、前記のようにして昇降する収納ユニット30は、その左右側部が上記ガイド装置50,50によって案内されるため、左右方向への揺れを抑制される。
その上、伸縮機構51の下端側の軸部材51cが、収納ユニット30側部の軸部材案内部31に嵌り合って上下方向へ案内されるため、収納ユニット30の左右方向の揺れをより効果的に抑制できる上、同収納ユニット30の前後方向の揺れも抑制することができる。
その上、伸縮機構51の下端側の軸部材51cが、収納ユニット30側部の軸部材案内部31に嵌り合って上下方向へ案内されるため、収納ユニット30の左右方向の揺れをより効果的に抑制できる上、同収納ユニット30の前後方向の揺れも抑制することができる。
なお、図3及び図4に示す一例によれば、収納ユニット30を巻取装置10の駆動によって昇降させるようにしたが、他例としては、巻取装置10及び紐状部材21,22を省くとともに、左右のガイド装置50,50の一方または双方に、図6に示す昇降駆動装置60を設けるようにしてもよい。
昇降駆動装置60は、伸縮機構51上端の軸部材51e,51eを強制的に拡げたり狭めたりする装置であり、詳細に説明すれば、両軸部材51e,51eに貫通螺合された螺子軸61と、該螺子軸61を動力伝達手段(例えばチェーン及びベルトや複数の歯車等)を介して回転させる電動駆動源11とを具備してなる。
螺子軸61は、長さ方向の中央部を境にして、螺子方向を逆にした螺子部61a,61bを外周面に有する。そして、その一方の螺子部61aにより、一方の軸部材51eに螺合させるとともに、他方の螺子部61bを他方の軸部材51eに螺合させている。
また、電動駆動源11は、上述した昇降式天井裏収納装置1や昇降式天井裏収納装置2に具備したものと同様のモータである。
また、電動駆動源11は、上述した昇降式天井裏収納装置1や昇降式天井裏収納装置2に具備したものと同様のモータである。
而して、図6に示す昇降駆動装置60によれば、螺子軸61の一方向へ回転させれば、両軸部材51e,51eの間隔を狭めてゆくとともに、伸縮機構51を伸長させることができる。
また、逆に、螺子軸61の逆方向へ回転させれば、両軸部材51e,51eの間隔を拡大してゆくとともに、伸縮機構51を収縮させることができる。
ひいては、巻取装置10や紐状部材21,22等を用いない簡素な構造でもって、収納ユニット30を昇降させることができる。
また、逆に、螺子軸61の逆方向へ回転させれば、両軸部材51e,51eの間隔を拡大してゆくとともに、伸縮機構51を収縮させることができる。
ひいては、巻取装置10や紐状部材21,22等を用いない簡素な構造でもって、収納ユニット30を昇降させることができる。
次に、図7に示す昇降式天井裏収納装置3は、上記昇降式天井裏収納装置1に対し、ガイド装置40をガイド装置70に置換したものである。
ガイド装置70は、一端側を収納ユニット30”に相対する上下方向へ揺動させるように他端側を収納ユニット30”に支持した揺動片71と、天井裏側の不動部位である天井板bに固定されて前記揺動片71の前記一端側を、収納ユニット30”の昇降方向に対する交差方向へ所定量移動するように支持するガイド支持部72とを備え、収納ユニット30”の昇降に伴って、揺動片71が収納ユニット30”に相対し揺動しながら前記一端側をガイド支持部72に沿って略水平方向へ移動させる。
収納ユニット30”は、底部32上にディスプレイ装置cを載置するとともに該ディスプレイ装置cの上下左右を囲む枠状に形成され、その上端部における左右端側の二箇所が紐状部材21,22により吊り下げられ、前記底部32の左右端部が揺動片71,71によって支持されている。
前記底部32は、図示例によれば略平板状の部材であり、その左右両側辺部の各々に、揺動片71を支持している。すなわち、揺動片71は、底部32に対し計二つ配設される。
各揺動片71は、図示例によれば剛性を有する略平板状の部材であり、その一端側(例えば、図7(a)(b)における右側の揺動片71の右端側)を、収納ユニット30”に相対する上下方向へ揺動させるように、他端側を、底部32の側辺部に対し回動自在に接続している。その接続構造は、例えば、揺動片71の前記他端側と底部32の側辺部との間に蝶番やヒンジ等の枢支部71bを設け、該枢支部71bによって揺動片71の前記一端側が揺動するようにすればよい。
また、揺動片71の前記一端側には、軸部材71aが固定されている。
この軸部材71aは、揺動片71の一端側の辺に沿って固定され、その軸方向の両端部を、それぞれ揺動片71の手前側(図8によれば下側)の端部と奥側(図8の一例によれば上側)の端部とから突出させている。
そして、この軸部材71aの前記突出する両端部には、それぞれガイド支持部72が係合している。
この軸部材71aは、揺動片71の一端側の辺に沿って固定され、その軸方向の両端部を、それぞれ揺動片71の手前側(図8によれば下側)の端部と奥側(図8の一例によれば上側)の端部とから突出させている。
そして、この軸部材71aの前記突出する両端部には、それぞれガイド支持部72が係合している。
ガイド支持部72は、図示例によれば天井板bに沿う方向へ長尺な略矩形枠状に形成され、その内部にガイド孔72aを有する。
ガイド孔72aは、天井板bに沿う長孔状に形成され、軸部材71aの端部を挿入させて天井板bに沿う方向へ移動させる。
このガイド支持部72は、各軸部材71aの両端部に対応するとともに、左右の揺動片71に対応するように、合計4つ設けられる。なお、軸部材71aの端部には、前記ガイド孔72aから抜けないように拡径部材71a1(具体例としてはナット等)が設けられる。
ガイド孔72aは、天井板bに沿う長孔状に形成され、軸部材71aの端部を挿入させて天井板bに沿う方向へ移動させる。
このガイド支持部72は、各軸部材71aの両端部に対応するとともに、左右の揺動片71に対応するように、合計4つ設けられる。なお、軸部材71aの端部には、前記ガイド孔72aから抜けないように拡径部材71a1(具体例としてはナット等)が設けられる。
而して、上記構成の昇降式天井裏収納装置3によれば、収納ユニット30”を天井裏空間Sに収納した状態では、図7(a)に示すように、収納ユニット30”の底面、左右の揺動片71、及び天井板bが、略水平状の面一に配置される。
次に、紐状部材21,22が図示しない巻取装置から繰り出されると、揺動片71が下降する収納ユニット30”に相対して揺動するとともに、揺動片71の軸部材71aがガイド支持部72内のガイド孔72aに沿って収納ユニット30”側へスライドすることで、ガイド装置70の上下方向寸法が次第に長くなってゆく。
そして、軸部材71aが、ガイド孔72aにおける収納ユニット30”側の端部に当接することで、収納ユニット30”の下降が停止する。
収納ユニット30”を上昇させる際には、図示しない巻取装置により紐状部材21,22が上方へ巻き取られることで、上記と逆の動作が行われる。
よって、ガイド装置70は、収納ユニット30の昇降中および静止中において天井裏空間S側へ突出する部材が殆どないため、仮に天井裏空間Sの高さ寸法が比較的短い場合であっても、容易に設置が可能である。
そして、軸部材71aが、ガイド孔72aにおける収納ユニット30”側の端部に当接することで、収納ユニット30”の下降が停止する。
収納ユニット30”を上昇させる際には、図示しない巻取装置により紐状部材21,22が上方へ巻き取られることで、上記と逆の動作が行われる。
よって、ガイド装置70は、収納ユニット30の昇降中および静止中において天井裏空間S側へ突出する部材が殆どないため、仮に天井裏空間Sの高さ寸法が比較的短い場合であっても、容易に設置が可能である。
なお、前記昇降式天井裏収納装置3では、収納ユニット30”を紐状部材21,22によって吊持して昇降させる構造としているが、他例としては、紐状部材21,22を省くと共に、図8において二点鎖線で示す昇降駆動装置80を具備するようにしてもよい。
昇降駆動装置80は、天面a側の不動部位に固定された回転駆動源81と、該回転駆動源81の出力軸に連結されて回転する螺子軸82とを具備し、螺子軸82を軸部材71aに対し螺合している。
回転駆動源81は、例えば、内在する複数のギヤにより出力軸のトルク及び回転数を適宜に調整したギヤモータとすればよい。
また、螺子軸82は、軸部材71aに対し貫通螺合されるとともに、天井板bに沿うようにして配設され、天井板b等の不動部位に対し、図示しない軸受けブラケット等を介して回転自在であって、且つ軸方向へ移動しないように支持されている。
回転駆動源81は、例えば、内在する複数のギヤにより出力軸のトルク及び回転数を適宜に調整したギヤモータとすればよい。
また、螺子軸82は、軸部材71aに対し貫通螺合されるとともに、天井板bに沿うようにして配設され、天井板b等の不動部位に対し、図示しない軸受けブラケット等を介して回転自在であって、且つ軸方向へ移動しないように支持されている。
而して、上記昇降式天井裏収納装置3に対し前記昇降駆動装置80を用いた態様によれば、回転駆動源81の駆動により螺子軸82が回転すると、該螺子軸82に沿って軸部材71aが移動することになる。したがって、螺子軸82の一方向の回転により、軸部材71aを収納ユニット30”から離間させれば、揺動片71が次第に略水平になりながら、収納ユニット30”が上昇する。また逆に、螺子軸82の他方向の回転により、軸部材71aを収納ユニット30”へ近づけて行けば、揺動片71が次第に傾きながら、収納ユニット30”が下降することになる。
なお、上記ガイド装置70によれば、収納ユニット30”下端側の底部32をガイド支持部72によって支持する構造としているが、他例としては、収納ユニット30”における上下方向の中途部位や、上端部をガイド支持部72によって指示する構造とすることも可能である。
また、上記ガイド装置70の揺動片71は、図示例によれば平板状としたが、収納ユニット30”の左側と右側とのそれぞれにおいて単数もしくは複数設けられる棒状とすることも可能である。例えば、収納ユニット30”の左側と右側との各々において、手前側と奥側(図8の一例によれば上下側)の二つのガイド支持部72,72に対応させて二つ設ける(すなわち合計4つ設ける)ようにしてもよい。
また、上記ガイド装置70では、図7に示されるように、収納ユニット30が下降しきった際に、左右の揺動片71における上端側の軸部材71a,71a間の幅よりも、その下端側の左右の枢支部71b,71b間の幅を狭くすることで、各揺動片71の下端側を底部32へ向かって傾斜させている。
この構成によれば、左右の揺動片71,71が正面視上において下方へ窄むように配置されるため、収納ユニット30”の左右方向の揺れを効果的に抑制することができる。なお、他例としては、収納ユニット30が下降しきった際に各揺動片71が略垂直状になる構成とすることも可能である。
この構成によれば、左右の揺動片71,71が正面視上において下方へ窄むように配置されるため、収納ユニット30”の左右方向の揺れを効果的に抑制することができる。なお、他例としては、収納ユニット30が下降しきった際に各揺動片71が略垂直状になる構成とすることも可能である。
また、図1〜図7に示す構成において、収納ユニットの収納状態を一層良好にするためには、収納ユニットの底面が天井板bと略面一になった時点で、該収納ユニットを天井板b等の不動部位に対し係止する構造を設けるようにしてもよい。
また、図1〜図4に示す態様において、巻取装置10及び紐状部材21,22を省き、収納ユニットを上下方向へわたる螺子軸によって昇降させる構造とすることも可能である。
30:収納ユニット 31:軸部材案内部
40:ガイド装置 41,42,43:レール部材
50:ガイド装置 51:伸縮機構
51a:アーム部材 51c’:軸部材
71:揺動片 72:ガイド支持部
a:天面 b:天井板
S:天井裏空間
40:ガイド装置 41,42,43:レール部材
50:ガイド装置 51:伸縮機構
51a:アーム部材 51c’:軸部材
71:揺動片 72:ガイド支持部
a:天面 b:天井板
S:天井裏空間
Claims (7)
- 収納ユニットを、天井側に支持されたガイド装置により上下方向へ案内しながら天井裏と天井下との間で昇降させるようにした昇降式天井裏収納装置において、
前記ガイド装置は、その上下方向寸法が前記収納ユニットの下降に伴って長くなり同収納ユニットの上昇に伴って短くなるように構成されていることを特徴とする昇降式天井裏収納装置。 - 前記ガイド装置は上下方向へわたる三以上のレール部材を備え、これらレール部材の内、隣接する二つのレール部材は、その一方が他方に対し上下方向へスライドするように接続され、
前記三以上のレール部材の内、最上端側のレール部材は天井裏側の不動部位に固定され、最下端側のレール部材は前記収納ユニットを支持していることを特徴とする請求項1記載の昇降式天井裏収納装置。 - 前記最下端側のレール部材は、前記収納ユニットを上下方向へスライドさせるように支持していることを特徴とする請求項2記載の昇降式天井裏収納装置。
- 前記ガイド装置は、複数のアーム部材を伸縮やっとこ状に交差させながら接続してなる伸縮機構を備え、該伸縮機構の一端側を天井裏側の不動部位に係止するとともに、同伸縮機構の他端側によって前記収納ユニットを支持していることを特徴とする請求項1記載の昇降式天井裏収納装置。
- 前記伸縮機構には、交差するアーム部材を互いに回動させるように、その交差部分に軸部材が挿通され、
前記収納ユニットには、前記軸部材の端部を嵌め合せて上下方向へ案内するように、軸部材案内部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の昇降式天井裏収納装置。 - 前記軸部材案内部は、前記交差部分における前記軸部材の一端部を、上下方向へ案内するとともに軸方向へ抜けないように保持していることを特徴とする請求項5記載の昇降式天井裏収納装置。
- 前記ガイド装置は、一端側を上記収納ユニットに相対する上下方向へ揺動させるように他端側を上記収納ユニットに支持した揺動片と、天井裏側の不動部位に固定されて前記揺動片の前記一端側を、前記収納ユニットの昇降方向に対する交差方向へ所定量移動するように支持するガイド支持部とを備え、前記収納ユニットの昇降に伴って、前記揺動片が前記収納ユニットに相対し揺動しながら前記一端側を前記ガイド支持部に沿って移動させることを特徴とする請求項1記載の昇降式天井裏収納装置。
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