JP2009111465A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続する機器が発するノイズの影響を軽減して受信感度を向上させることが可能な受信装置を提供する。
【解決手段】アンテナ部2は、略コ字状に形成した折曲げ形状の受信アンテナ4と、受信アンテナ4よりも大きい略コ字状に形成した折曲げ形状の付加アンテナ5と、を備えている。受信アンテナ4と付加アンテナ5とは互いに離間して配置されている。受信アンテナ4は、基部41がチューナに接続され、先端部42は自由端である。受信アンテナ4の基部41と先端部42とが互いに近傍に位置し、かつ、基部41と先端部42とが互いに離間している。付加アンテナ5の基部51は、チューナからUSBコネクタを介して携帯ゲーム機に接地される信号ケーブルに接続され、また、先端部52は、自由端である。付加アンテナ5は、受信アンテナ4を取り囲むように配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばパーソナルコンピュータや携帯ゲーム機等の電子機器に接続して用いる受信装置に関するものである。
テレビ受信機能を付加した各種の電子機器が近年登場している。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する)においては、チューナを備え、TV放送を受信できるようにしたものがある。このようなチューナ付のパソコンでは、外部にアンテナを設け、このアンテナで受信したTV信号をチューナにより選局して表示装置に表示している(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、キーボードと、このキーボードに連結されるとともに上方に設けられた表示部とから成るパーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータ内に設けられたテレビ受信部とを備えた構成が開示されている。そして、特許文献1には、テレビ受信部は、同調アンテナに接続されたチューナ部と復調部を有し、このテレビ受信部の出力は信号処理回路で処理され、パーソナルコンピュータの表示部に接続されるとともに、同調アンテナは表示部の上方に配置される構成が開示されている。
特開2003−179832号公報
ところが、このようなテレビ受信部を備えているパソコンは未だ一部であり、その多くのパソコンには、テレビ受信部が備わっていない。また、携帯ゲーム機には、テレビ受像部が備わっていない。
その一方で、地上波のUHF帯を使用して開始された地上デジタル放送が開始され、携帯情報端末で受信してもきれいな映像で視聴できるようになっている。このような環境下で、パソコンや携帯ゲーム機のコネクタに接続して用いる受信装置がユーザに提供されている。この受信装置は、受信アンテナ及びチューナを有するので、テレビ受信部が備わっていないパソコンや携帯ゲーム機でも、本体側の画面でテレビ放送を視聴することが可能になる。
ここで、パソコン自体や携帯ゲーム機自体がノイズ発生源になることから、従来の受信装置を本体側のコネクタに接続すると、そのノイズの影響を受信アンテナに与え、受信感度を低下させてしまう。しかしながら、従来から提案されている技術では、このような受信感度の低下に対して十分な対策を行うことができていない。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、接続する機器が発するノイズの影響を軽減して受信感度を向上させることが可能な受信装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される受信装置は、機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、線状部材を折り返して構成し、前記機器に前記コネクタを介して出力する信号を受信する受信アンテナと、前記コネクタを介して接地され、前記受信アンテナと離間すると共に当該受信アンテナを取り囲むように配置して当該受信アンテナの周波数特性を変更する付加アンテナと、を含むものである。
ここで、前記受信アンテナの先端部が当該受信アンテナの基部と前記付加アンテナの基部との間に位置することを特徴とすることができる。また、前記受信アンテナと前記付加アンテナのいずれか一方又は両方に設けられ、線状部材をコイル状にしたコイル部を更に含むことを特徴とすることができる。また、前記受信アンテナの中間部と前記付加アンテナの中間部との離間距離が略同一であることを特徴とすることができる。また、前記受信アンテナと前記付加アンテナとが一体に構成されていることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される受信装置は、機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、前記機器に前記コネクタを介して出力する信号を受信する受信アンテナと、前記コネクタを介して接地され、前記受信アンテナの周波数特性を変更する付加アンテナと、を含み、前記受信アンテナ及び前記付加アンテナは、アンテナ線材で構成され、当該アンテナ線材の両端が互いに近傍に位置する折曲げ形状であり、前記付加アンテナは、前記受信アンテナと離間して配置され、かつ、当該受信アンテナにより囲まれる領域以外の領域で当該受信アンテナを取り囲むように配置されることを特徴とするものである。
本発明によれば、接続する機器が発するノイズの影響を軽減して受信感度を向上させることが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る受信装置1を携帯ゲーム機3に接続した状態を示す斜視図である。なお、本実施の形態では、電子装置の一例としての携帯ゲーム機(機器)3に受信装置1を接続した構成を示しているが、例えば図示しないパソコン等の他の電子装置に受信装置1を接続することも可能である。
図1に示すように、携帯ゲーム機3の本体部31は、不使用時には折り畳まれ、使用時に開かれる折りたたみ式構造である。そして、本体部31は、専用ソフトカードが差し込まれる図示しないスロットを有する。また、本体部31は、ユーザが視聴する図示しない表示部(表示画面、ディスプレイ)及び図示しない内蔵のスピーカと、ユーザが音声を入力できる内蔵のマイクと、ユーザが操作する図示しないボタン等の操作部と、外部とのワイヤレス通信を可能にする図示しない内蔵の無線通信機能部と、を有する。なお、表示部に、表示画面上を押さえることで入力可能なタッチパネルを配置することも考えられる。
本体部31の後ろ側(図1の手前側)は、USB対応の接続機器が接続されるUSBポート32と、電力供給するためのACアダプタに接続されるジャック端子35と、を有する。図1に示す受信装置1には、USBポート32に受信装置1が装着されている。なお、ここにいうUSBとは、コンピュータ等に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の一つであり、Universal Serial Busの略語である。
図2は、受信装置1及び携帯ゲーム機3の各構成を示す概略構成図である。
図2に示すように、本実施の形態に係る受信装置1は、本体部(装置本体)11、USBコネクタ12、チューナ13及びアンテナ部2を備えている。このアンテナ部2は、本体部21、受信アンテナ4及び付加アンテナ5を備えている。受信アンテナ4はアンテナ長が伸縮しない固定長であり、また、付加アンテナ5も同様に、アンテナ長が伸縮しない固定長である。受信アンテナ4及び付加アンテナ5は、アンテナ線材で構成されている。
USBコネクタ12は、携帯ゲーム機3のUSBポート32に接続するための部品である。すなわち、USBコネクタ12をUSBポート32に挿入すると、受信装置1と携帯ゲーム機3側とが信号ケーブルGND,D−,D+,VBUSによって互いに接続される。これにより、受信装置1は、携帯ゲーム機3から電源供給を受けることが可能になり、かつ、携帯ゲーム機3のCPU(制御部、演算部)33等との間で各種の情報の授受を行うことが可能になる。
なお、携帯ゲーム機3の記憶部34には、受信装置1のチューナ13を制御するためのアプリケーションが予め格納されている。この記憶部34としては、例えばHDD、フラッシュメモリ、EEPROM等の各種の記憶媒体で構成することができる。
チューナ13は、アンテナ部2の受信アンテナ4と接続されて構成されており、USBコネクタ12を介して携帯ゲーム機3から供給される電力を用いて作動する。チューナ13の構成については後述する。
アンテナ部2の付加アンテナ5は、チューナ13のグランドに接続されている。すなわち、受信装置1が携帯ゲーム機3に接続されると、付加アンテナ5は、USBコネクタ12を介して携帯ゲーム機3側のグランドに接地される。
更に説明すると、携帯ゲーム機3やパソコン等の電子機器には、稼動中にノイズの発生源(ノイズ源)となるものが数多くある。これらのノイズ源としては、例えば、CPU33の冷却用ファン、電源及び記憶部34としてのHDDの回転音やアクセス音等を挙げることができる。このような各種のノイズ源からのノイズを受信すると、ユーザが所望する放送の受信状態を悪化させてしまう。しかしながら、本実施の形態のアンテナ部2を用いると、後述するように、ユーザが所望する放送の受信状態を改善することが可能になる。
図3は、受信装置1の受信アンテナ4で受信した電波の処理を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、チューナ13は、物理チャンネルを選択し、信号増幅を行ってベースバンド信号を出力するRF部131と、ベースバンド信号をデジタル変換するADC132と、ベースバンド信号を復調してストリーム信号に変換するFFT133と、ストリーム信号を復号(デコード)してデジタルビデオ信号を出力する復号部134と、デジタルビデオ信号をアナログ変換して出力するDAC135と、を有する。DAC135から出力されたアナログビデオ信号は、CPU33に入力される。
そして、携帯ゲーム機3のCPU33は、チューナ13のシステム制御を行う。すなわち、CPU33は、RF部131に対し増幅度の制御及び周波数の設定を行い、FFT133に対しガードインターバルの範囲でFFT解析区間の位置を調整し、復号部134に対しストリーム信号を映像に復号するための制御を行う。
そして、携帯ゲーム機3のCPU33は、受信装置1のUSBコネクタ12がUSBポート32に挿入されたことを検知すると、記憶部34に予め格納されているアプリケーションを起動し、ユーザに指示されたチャンネルの地上デジタル放送(いわゆるワンセグ放送や12セグ放送)を本体部31(図2参照)の図示しない表示画面及び図示しないスピーカに出力する。このようにして、ユーザは所望の番組を視聴することができる。
図4は、図2に示すアンテナ部2のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。
図4に示すアンテナ部2は、略コ字状に形成した折曲げ形状の受信アンテナ4と、受信アンテナ4よりも大きい略コ字状に形成した折曲げ形状の付加アンテナ5と、を備えている。すなわち、受信アンテナ4及び付加アンテナ5はいずれも、略90度に折り曲げられた角部を2個所有する。言い換えると、受信アンテナ4は、基部(基端、根元側)41から先端部42に向けて2箇所の角部にて同じ方向に折り曲げられ、同様に、付加アンテナ5は、基部51から先端部52に向けて2箇所の角部にて同じ方向に折り曲げられている。別の言い方をすると、受信アンテナ4は、基部41から先端部42へと延びる直線部分43は、来た方向に戻るように折り返す形状に形成され、また、付加アンテナ5は、基部51から先端部52へと延びる直線部分53は、来た方向に戻るように折り返す形状に形成されている。
受信アンテナ4と付加アンテナ5とは、互いに離間して配置されている。受信アンテナ4と付加アンテナ5とは、受信アンテナ4の直線部分43と付加アンテナ5の直線部分53が互いに略平行となるように配置されている。また、直線部分43,53同士の離間距離は、略同一である。付言すると、受信アンテナ4と付加アンテナ5とは、アンテナ部2の本体部21に固定されており、受信アンテナ4と付加アンテナ5との相対的な位置関係や姿勢が変わらないように構成されている。
受信アンテナ4及び付加アンテナ5は、平面的に配置される。すなわち、受信アンテナ4及び付加アンテナ5は、図4の紙面と平行な面に対して交差角度を持たないように配置されている。なお、実際に製品化する際には、多少の交差角度を持たせるように構成することも考えられる。
なお、受信アンテナ4及び付加アンテナ5としては、アンテナ素材として、直径0.5mmの銅線を用いることが可能である。
この受信アンテナ4は、基部41がチューナ13(図2参照)に接続され、先端部42は自由端である。受信アンテナ4の基部41と先端部42とが互いに近傍に位置し、かつ、基部41と先端部42とが互いに離間している。
付加アンテナ5の基部51は、チューナ13からUSBコネクタ12(図2参照)を介して携帯ゲーム機3に接地される信号ケーブルGNDに接続されている。先端部52は、自由端である。
付加アンテナ5の基部51と先端部52とは互いに離間している。基部51と先端部52との間には、受信アンテナ4の基部41及び先端部42が位置している。そして、受信アンテナ4の基部41及び先端部42と付加アンテナ5の基部51及び先端部52とは、いずれも互いに離間している。すなわち、付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の基部41及び先端部42と互いに離間している。また、付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の基部41及び先端部42と互いに離間している。
更に説明すると、付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の先端部42に隣接し、付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の基部41に隣接している。言い換えると、受信アンテナ4の先端部42は、付加アンテナ5の基部51と受信アンテナ4の基部41との間に位置している。付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の基部41と近位であり、かつ、受信アンテナ4の先端部42とは遠位である。付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の先端部42と近位であり、かつ、受信アンテナ4の基部41とは遠位である。
また、矢印Xの方向に関し、受信アンテナ4の基部41と先端部42との相対的な位置は、距離δ4だけずれている。また、矢印Xの方向に関し、付加アンテナ5の基部51と先端部52との相対的な位置は、距離δ5だけずれている。この距離δ4,δ5の値は、製品化する際の設計値であり、距離δ4と距離δ5との値は相互に異なる場合も考えられ、また、零の場合(図5A又は図5Bを参照)も考えられる。
付加アンテナ5は、受信アンテナ4を取り囲むように配置されている。言い換えると、付加アンテナ5は、受信アンテナ4により囲まれる(画定される)領域A以外の領域に配置され、受信アンテナ4を包囲するように配置されている。
図5A及び図5Bは、図2に示すアンテナ部2の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。
図5A及び図5Bに示すアンテナ構成例は、基本的には図4に示すアンテナ構成例と同じである。すなわち、図5A及び図5Bに示すアンテナ部2は、略コ字状に形成した折曲げ形状の受信アンテナ4と、受信アンテナ4よりも大きい略コ字状に形成した折曲げ形状の付加アンテナ5と、を備えている。この点で、図4に示すアンテナ部2と共通する。しかしながら、図5Aに示す受信アンテナ4及び付加アンテナ5は、直線部分43の途中に形成された2つの角部がアール形状である。また、図5Bに示す受信アンテナ4及び付加アンテナ5は、略U字状であり、直線部分43の途中に、180度折れ曲がる半円形状部(ヘアピンカーブ形状部)が1箇所設けられている。
なお、図5A及び図5Bでは、受信アンテナ4及び付加アンテナ5について、距離δ4,δ5(図4参照)が零になる場合を図示している。すなわち、矢印Xの方向に関し、受信アンテナ4の基部41と先端部42との相対的な位置は同じであり、かつ、付加アンテナ5の基部51と先端部52との相対的な位置は同じである。
図6の(a)〜(d)及び図7の(a)〜(d)は、図2に示すアンテナ部2の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。なお、図6の(a)〜(d)及び図7の(a)〜(d)の各々は、図4に示すアンテナ部2のアンテナ構成例の変形例を示すものである。そして、特に図示はしないが、図5A及び図5Bに示すアンテナ部2についても、図6の(a)〜(d)及び図7の(a)〜(d)に示す同様の変形例が考えられる。
図6の(a)〜(d)の各々に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4と付加アンテナ5の両方に、コイル部分44,54が配設されている。また、図7の(a)〜(d)の各々に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4と付加アンテナ5のいずれか一方に、コイル部分44,54が配設されている。
まず、図6のアンテナ構成例について具体的に説明する。
図6の(a)〜(d)の各々に示す受信アンテナ4は、基部41と先端部42との間に直線部分43及びコイル部分44が配設されている。すなわち、受信アンテナ4は、直線部分43及びコイル部分44とが連続して直列的に接続されることで一体に構成されている。また、同図の(a)〜(d)の各々に示す付加アンテナ5は、基部51と先端部52との間に直線部分53及びコイル部分54が配設され、直線部分53及びコイル部分54とが連続して直列的に接続されることで一体に構成されている。
ここにいうコイル部分44は、直線部分43と同じ素材のアンテナ線材をらせん状に巻いて形成されている。また、コイル部分54は、直線部分53と同じ素材のアンテナ線材をらせん状に巻いて形成されている。なお、受信アンテナ4で用いるアンテナ線材と付加アンテナ5で用いるアンテナ素材とは同じものを用いることも考えられ、互いに異なるものを用いることも考えられる。また、コイル部分44,54のピッチや径等は、製品化する際に最適な値を用いる。
図6の(a)に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4は、基部41寄りに直線部分43が位置し、また、先端部42寄りにコイル部分44が位置している。付加アンテナ5は、基部51寄りに直線部分53が位置し、また、先端部52寄りにコイル部分54が位置している。
図6の(b)に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4は、基部41寄りにコイル部分44が位置し、また、先端部42寄りに直線部分43が位置している。付加アンテナ5は、基部51寄りにコイル部分54が位置し、また、先端部52寄りに直線部分53が位置している。
図6の(c)に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4は、基部41寄りに直線部分43が位置し、また、先端部42寄りにコイル部分44が位置している。付加アンテナ5は、基部51寄りにコイル部分54が位置し、また、先端部52寄りに直線部分53が位置している。
図6の(d)に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4は、基部41寄りにコイル部分44が位置し、また、先端部42寄りに直線部分43が位置している。付加アンテナ5は、基部51寄りに直線部分53が位置し、また、先端部52寄りにコイル部分54が位置している。
図7のアンテナ構成例について具体的に説明する。
図7の(a)及び(b)の各々に示す受信アンテナ4は、基部41と先端部42との間に直線部分43が配設されており、コイル部分44が配設されていない。そして、付加アンテナ5は、基部51と先端部52との間に直線部分53及びコイル部分54が配設され、直線部分53及びコイル部分54とが連続して直列的に接続されることで一体に構成されている。
また、図7の(c)及び(d)の各々に示す受信アンテナ4は、基部41と先端部42との間に直線部分43及びコイル部分44が配設され、直線部分43及びコイル部分44とが連続して直列的に接続されることで一体に構成されている。そして、付加アンテナ5は、基部51と先端部52との間に直線部分53が配設されており、コイル部分54が配設されていない。
図7の(a)に示すアンテナ構成例では、付加アンテナ5は、基部51寄りに直線部分53が位置し、また、先端部52寄りにコイル部分54が位置している。また、同図の(b)に示すアンテナ構成例では、付加アンテナ5は、基部51寄りにコイル部分54が位置し、また、先端部52寄りに直線部分53が位置している。
図7の(c)に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4は、基部41寄りに直線部分43が位置し、また、先端部42寄りにコイル部分44が位置している。また、同図の(d)に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4は、基部41寄りに直線部分43が位置し、また、先端部42寄りにコイル部分44が位置している。
図8は、図2に示すアンテナ部2の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。
図8に示すアンテナ部2は、図4の場合と同じく、略コ字状に形成した折曲げ形状の受信アンテナ4と、受信アンテナ4よりも大きい略コ字状に形成した折曲げ形状の付加アンテナ5と、を備えている。
なお、図8に示すアンテナ部2は、矢印Xの方向に関し、受信アンテナ4の基部41と先端部42との相対的な位置は同じであり、かつ、付加アンテナ5の基部51と先端部52との相対的な位置は同じである。
図8に示すアンテナ部2は、受信アンテナ4の基部41及び先端部42は、付加アンテナ5の基部51と先端部52との間に位置している点で図4の場合と共通する。その一方で、付加アンテナ5に対する受信アンテナ4の基部41及び先端部42の位置関係が図4の場合と異なる。
この異なる点について具体的に説明すると、図4の場合には、付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の先端部42に隣接し、付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の基部41に隣接している。すなわち、付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の先端部42と近位であり、かつ、受信アンテナ4の基部41とは遠位である。また、付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の基部41と近位であり、かつ、受信アンテナ4の先端部42とは遠位である。
これに対し、図8に示すアンテナ部2では、付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の基部41に隣接し、付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の先端部42に隣接している。すなわち、付加アンテナ5の基部51は、受信アンテナ4の基部41と近位であり、かつ、受信アンテナ4の先端部42とは遠位である。また、付加アンテナ5の先端部52は、受信アンテナ4の先端部42と近位であり、かつ、受信アンテナ4の基部41とは遠位である。
図9の(a)〜(d)及び図10の(a)〜(d)は、図2に示すアンテナ部2の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。なお、図9の(a)〜(d)及び図10の(a)〜(d)の各々は、図4に示すアンテナ部2のアンテナ構成例の変形例を示すものである。付言すると、図9の(a)〜(d)の各々に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4と付加アンテナ5の両方に、コイル部分44,54が配設されており、この点で、図6の(a)〜(d)に対応するものと言える。また、図10の(a)〜(d)の各々に示すアンテナ構成例では、受信アンテナ4と付加アンテナ5のいずれか一方に、コイル部分44,54が配設されており、この点で、図7の(a)〜(d)に対応するものと言える。
図9の(a)は、受信アンテナ4の先端部42寄りにコイル部分44が配設されると共に付加アンテナ5の先端部52寄りにコイル部分54が配設された構成である。図9の(b)は、受信アンテナ4の基部41寄りにコイル部分44が配設されると共に付加アンテナ5の基部51寄りにコイル部分54が配設された構成である。図9の(c)は、受信アンテナ4の先端部42寄りにコイル部分44が配設されると共に付加アンテナ5の基部51寄りにコイル部分54が配設された構成である。図9の(d)は、受信アンテナ4の基部41寄りにコイル部分44が配設されると共に付加アンテナ5の先端部52寄りにコイル部分54が配設された構成である。
図10の(a)は、付加アンテナ5の先端部52寄りにコイル部分54が配設された構成であり、同図の(b)は、付加アンテナ5の基部51寄りにコイル部分54が配設された構成である。また、図10の(c)は、受信アンテナ4の先端部42寄りにコイル部分44が配設された構成であり、同図の(d)は、受信アンテナ4の基部41寄りにコイル部分44が配設された構成である。
図11は、図2に示すアンテナ部2の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。
図11に示すアンテナ構成例は、円弧状に形成したアーチ形状の受信アンテナ4と、受信アンテナ4よりも半径が大きいアーチ形状の付加アンテナ5と、を備えている。すなわち、図11に示すアンテナ部2では、受信アンテナ4及び付加アンテナ5の形状が図4、図5A及び図5Bの場合と異なる。しかしながら、受信アンテナ4と付加アンテナ5との位置関係は、同じである。すなわち、付加アンテナ5は、受信アンテナ4と離間すると共に受信アンテナ4を取り囲むように配置されている。言い換えると、付加アンテナ5は、受信アンテナ4により囲まれる領域A以外の領域で受信アンテナ4を取り囲むように配置されている。
図11に示す受信アンテナ4及び付加アンテナ5は、直線部分43,53に相当する線状部分45,55で構成されているが、図6の(a)〜(d)及び図7の(a)〜(d)に示す変形例のようにコイル部分44,54を含む構成も考えられる。
図12A〜図12Hの各々は、本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナ4の受信レベルを示すグラフである。すなわち、図12A〜図12Hの上側のグラフは、ノイズ源からの距離対効果周波数特性を示すグラフである。更に説明すると、各グラフは、受信アンテナ4のノイズ源(図1に示す携帯ゲーム機3)側(0度方向、ノイズ到来方向)の特性を破線で示すと共にノイズ源とは反対側(180度方向、ノイズ到来方向とは反対の方向、付加アンテナ5が位置する側)の特性を実線で示している。各グラフの縦軸は、受信アンテナ4が受信した電波をスペクトラムアナライザで測定したスペアナレベル(dBμ)であり、横軸が周波数(MHz)である。また、図12A〜図12Hの下側のグラフは、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)特性を示すものであり、縦軸はVSWR値(比)、横軸は周波数(MHz)である。なお、図12Aに示す地デジ帯域は、470〜770MHzの範囲である。
図12Aは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が1cmの場合、図12Bは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が2cmの場合、図12Cは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が3cmの場合、図12Dは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が4cmの場合、図12Eは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が5cmの場合、図12Fは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が10cmの場合、図12Gは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が15cmの場合、図12Hは、ノイズ源と受信アンテナ4との離間距離が20cmの場合の周波数特性を示している。
図13は、図12A〜図12Hの各々における特定の周波数の0度方向と180度方向との受信レベル比を示すグラフであり、縦軸がノイズブロック効果(dB)で、横軸がノイズ源からアンテナ端面までの離間距離(cm)である。
図13に示すグラフは、図12A〜図12Hでの470MHz、500MHz、550MHz、620MHz及び770MHzの値を基に作成されたものである。図13から明らかなように、ノイズ源からアンテナ部2までの離間距離が約2cmの場合に、輻射ノイズ(470〜770MHz)において、5乃至17dBのノイズブロック効果がある。
図14A〜図14Gの各々は、本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナ4の受信レベルを示すグラフである。すなわち、図14A〜図14Gの上側のグラフは、角度対効果特性を示すグラフである。更に説明すると、各グラフは、アンテナ部2とアンテナ部2から所定距離離間して配置されたノイズ源とを上から見下ろしたときの所定の角度での周波数特性を示すグラフであり、180度がノイズ源とは反対側の位置(付加アンテナ5が設けられている位置)である。ここにいう角度は、時計方向に回転させた場合の値である。また、ノイズ源とアンテナ部2との離間距離は2cmである。各グラフの縦軸は、受信アンテナ4が受信した電波をスペクトラムアナライザで測定したスペアナレベル(dBμ)であり、横軸が周波数(MHz)である。また、図14A〜図14Gの下側のグラフは、VSWR特性を示すものであり、縦軸はVSWR値(比)、横軸は周波数(MHz)である。
図14A〜図14Gの上側のグラフは、0度方向(電波到来方向)の受信レベルを破線で示しており、更に、図14Aは45度方向の場合、図14Bは90度方向の場合、図14Cは135度方向の場合、図14Dは180度方向の場合、図14Eは225度方向の場合、図14Fは270度方向の場合、図14Gは315度方向の場合の周波数特性を実線で示している。
図15は、図14A〜図14Gの各々における特定の周波数の測定結果を示すレーダーチャートであり、縦軸は、スペアナレベル(dB)である。
図15に示すレーダーチャートは、図14A〜図14Gでの470MHz、620MHz及び770MHzの値を基に作成されたものである。図15から明らかなように、ノイズ到来方向である180度で最もノイズブロック効果が高いことが分かる。
図16A〜図16Cは、モノポールアンテナとの特性比較を示すグラフである。図16Aの上側のグラフは、470MHzモノポールアンテナ(14cm)との特性を比較したグラフであり、図16Bの上側のグラフは、620MHzモノポールアンテナ(12cm)との特性を比較したグラフであり、図16Cの上側のグラフは、770MHzモノポールアンテナ(8cm)との特性を比較したグラフである。離間距離は10cmである。各グラフの縦軸は、受信アンテナ4が受信した電波をスペクトラムアナライザで測定したスペアナレベル(dBμ)であり、横軸が周波数(MHz)である。また、図16A〜図16Cの下側のグラフは、VSWR特性を示すものであり、縦軸はVSWR値(比)、横軸は周波数(MHz)である。
図16Aの実線は14cmモノポール、図16Bの実線は12cmモノポール、図16Cの実線は8cmモノポールの場合を示している。図16A〜図16Cから明らかなように、本実施の形態のアンテナ構成例は、モノポールアンテナに対して良好な周波数特性を有する。
このように本実施の形態に係る受信装置1は、ノイズを効果的にブロックすることができる。一般的に受信装置をノイズ源の近くに設置すると、アンテナ受信状態を悪化させてしまい、受信感度を低下させることになる。しかしながら、本実施の形態のように、受信アンテナ4及び付加アンテナ5を有するアンテナ部2を用いると、付加アンテナ5が放射器として作用し、これにより受信アンテナ4の受信感度を改善することができる。
図17は、応用例としての受信装置6を示す概略構成図である。すなわち、図17に示す構成は、携帯ゲーム機3等の電子装置にチューナ13が内蔵された場合の応用例である。そのような場合には、USB接続ではなく、図示しないイヤホンジャックに受信装置6が接続されることになる。
図17に部分的に示す受信装置6は、アンテナ部2及びプラグ7で構成されている。更に説明すると、受信装置6は、図2に示す受信装置1が備える本体部11、USBコネクタ12及びチューナ13を備えていない。そして、受信装置6は、図2に示すUSBコネクタ12の代わりに、電子装置側の図示しないイヤホンジャックに差込み可能なプラグ7を備えている。
プラグ7は、アンテナ部2と回動可能な回動軸8を有する。このため、プラグ7とアンテナ部2とは相対移動可能である。また、プラグ7は、絶縁部9を有する。
他の応用例としては、アンテナ部2のみで構成される図示しない受信装置も考えられる。すなわち、電子装置の内部にアンテナ部2を収容可能な空間が存在する場合には、電子装置にアンテナ部2を内蔵するように構成することも考えられる。これにより、TV放送を視聴する際に電子装置に受信装置を接続する手間がなくなり、また、電子装置から突出する部分が減る。このため、電子装置の使い勝手やデザイン、質感を向上させることが可能になる。
本実施の形態に係る受信装置を携帯ゲーム機に接続した状態を示す斜視図である。 受信装置及び携帯ゲーム機の各構成を示す概略構成図である。 受信装置の受信アンテナで受信した電波の処理を説明するためのブロック図である。 図2に示すアンテナ部のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 (a)〜(d)は、図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 (a)〜(d)は、図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 (a)〜(d)は、図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 (a)〜(d)は、図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 図2に示すアンテナ部の他のアンテナ構成例を説明する概略構成図である。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を変えた場合の受信アンテナの受信レベル及びVSWRを示すグラフである。 図12A〜図12Hの各々における特定の周波数における0度方向と180度方向との受信レベル比を示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 本実施の形態に係るアンテナ構成例においてノイズ源からの距離を固定にした場合の所定角度での受信アンテナの受信レベルを示すグラフである。 図14A〜図14Gの各々における特定の周波数の測定結果を示すレーダーチャートである。 モノポールアンテナとの特性比較を示すグラフである。 モノポールアンテナとの特性比較を示すグラフである。 モノポールアンテナとの特性比較を示すグラフである。 応用例としての受信装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1,6…受信装置、12…USBコネクタ、13…チューナ、2…アンテナ部、3…携帯ゲーム機、32…USBポート、4…受信アンテナ、41,51…基部、42,52…先端部、43,53…直線部分、44,54…コイル部分、45,55…線状部分、5…付加アンテナ、7…プラグ、8…回動軸、9…絶縁部
かかる目的のもと、本発明が適用される受信装置は、機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、線状部材を折り返して構成し、チューナに入力される信号を受信する受信アンテナと、前記チューナが備えるグランドに接続され、前記受信アンテナと離間すると共に当該受信アンテナを取り囲むように配置され、当該受信アンテナを広帯域化すると共に当該受信アンテナの指向特性を変更する付加アンテナと、を含むものである。
他の観点から捉えると、本発明が適用される受信装置は、機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、チューナに入力される信号を受信する受信アンテナと、前記チューナが備えるグランドに接続され、前記受信アンテナを広帯域化すると共に当該受信アンテナの指向特性を変更する付加アンテナと、を含み、前記受信アンテナ及び前記付加アンテナは、アンテナ線材で構成され、当該アンテナ線材の両端が互いに近傍に位置する折曲げ形状であり、前記付加アンテナは、前記受信アンテナと離間して配置され、かつ、当該受信アンテナにより囲まれる領域以外の領域で当該受信アンテナを取り囲むように配置されることを特徴とするものである。
かかる目的のもと、本発明が適用される受信装置は、機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、線状部材を折り返して構成し、チューナに入力される信号を受信する受信アンテナと、前記チューナが備えるグランドに接続され、線状部材を折り返して構成し、前記受信アンテナと離間すると共に当該受信アンテナを取り囲むように配置され、当該受信アンテナを広帯域化すると共に当該受信アンテナの指向特性を変更する付加アンテナと、を含み、前記受信アンテナの先端部が当該受信アンテナの基部と前記付加アンテナの基部との間に位置し、当該受信アンテナの基部が当該受信アンテナの先端部と当該付加アンテナの先端部との間に位置することを特徴とするものである。
ここで前記受信アンテナと前記付加アンテナのいずれか一方又は両方に設けられ、線状部材をコイル状にしたコイル部を更に含むことを特徴とすることができる。また、前記受信アンテナの中間部と前記付加アンテナの中間部との離間距離が略同一であることを特徴とすることができる。また、前記受信アンテナと前記付加アンテナとが一体に構成されていることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される受信装置は、機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、チューナに入力される信号を受信する受信アンテナと、前記チューナが備えるグランドに接続され、前記受信アンテナを広帯域化すると共に当該受信アンテナの指向特性を変更する付加アンテナと、を含み、前記受信アンテナ及び前記付加アンテナは、アンテナ線材で構成され、当該アンテナ線材の両端が互いに近傍に位置する折曲げ形状であり、前記付加アンテナは、前記受信アンテナと離間して配置され、かつ、当該受信アンテナにより囲まれる領域以外の領域で当該受信アンテナを取り囲むように配置され、前記受信アンテナの先端部が当該受信アンテナの基部と前記付加アンテナの基部との間に位置し、当該受信アンテナの基部が当該受信アンテナの先端部と当該付加アンテナの先端部との間に位置することを特徴とするものである。

Claims (6)

  1. 機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、
    線状部材を折り返して構成し、前記機器に前記コネクタを介して出力する信号を受信する受信アンテナと、
    前記コネクタを介して接地され、前記受信アンテナと離間すると共に当該受信アンテナを取り囲むように配置して当該受信アンテナの周波数特性を変更する付加アンテナと、
    を含む受信装置。
  2. 前記受信アンテナの先端部が当該受信アンテナの基部と前記付加アンテナの基部との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記受信アンテナと前記付加アンテナのいずれか一方又は両方に設けられ、線状部材をコイル状にしたコイル部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記受信アンテナの中間部と前記付加アンテナの中間部との離間距離が略同一であることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記受信アンテナと前記付加アンテナとが一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  6. 機器との連結が可能に構成され、当該機器に連結されると当該機器との電気的な接続を担うコネクタと、
    前記機器に前記コネクタを介して出力する信号を受信する受信アンテナと、
    前記コネクタを介して接地され、前記受信アンテナの周波数特性を変更する付加アンテナと、
    を含み、
    前記受信アンテナ及び前記付加アンテナは、アンテナ線材で構成され、当該アンテナ線材の両端が互いに近傍に位置する折曲げ形状であり、
    前記付加アンテナは、前記受信アンテナと離間して配置され、かつ、当該受信アンテナにより囲まれる領域以外の領域で当該受信アンテナを取り囲むように配置されることを特徴とする受信装置。
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