JP2009111190A - プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、および固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、および固体撮像素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固体撮像装置の製造方法において、撮像領域では、遮光膜をプラズマダメージを光電変換素子に与えることなく異方性エッチングにより加工し、撮像領域の周辺に位置する周辺駆動配線領域では、遮光膜を配線間の短絡が生じないよう等方性エッチングにより加工することができ、しかも、撮像領域と周辺駆動配線領域とでエッチングを異方性から等方性に切り替えることによる工程増加を回避する。
【解決手段】固体撮像装置の製造方法において、撮像領域100aおよび周辺駆動配線領域100b上に形成した遮光膜16を加工する際、最初のエッチングステップではバイアスパワーをコントロールして撮像領域の遮光膜の異方性エッチングにより必要な遮光膜開口を形成し、次のエッチングステップではバイアスパワーを1Wにすることで等方性エッチングを行い、周辺駆動配線領域の側壁部のエッチング残渣を除去する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、および固体撮像装置の製造方法に関し、特に、プラズマエッチングを異方性から等方性に切替えて連続して行うプラズマエッチング方法およびプラズマエッチング装置、並びにこのようなプラズマエッチング方法あるいは装置を用いる固体撮像装置の製造方法に関するものである。
通常、固体撮像装置は、光電変換素子が配列された撮像領域と、信号配線や周辺回路が配置される周辺領域(周辺駆動配線領域)とを有しており、該撮像領域では、光電変換素子以外の部分は、光が入射しないよう遮光膜で覆われている。
図6は、このような固体撮像装置を説明する図である。
図6(a)に示すように、固体撮像装置100では、画素Pxをアレイ状に配列してなる撮像領域100aと、信号配線や駆動回路などが配置される周辺駆動配線領域100bとを有している。
すなわち、図6(b)に示すように、撮像領域100aでは、光信号を信号電荷に変換する光電変換素子(フォトダイオード)PDがアレイ状に配列され、各光電変換素子列毎に、該光電変換素子で光電変換された信号電荷を転送する電荷転送素子列110が配置されている。
また、撮像領域100aの周辺に位置する周辺駆動配線領域100bには、撮像領域100aからの信号電荷を順次水平方向に転送する水平転送部120が、上記電荷転送素子列110の一端側に対向するよう配置され、さらに、該水平転送部120からの信号電荷を電気信号に変えて出力する出力回路部130が、該水平転送部120の一端側に配置されている。また、図示していないが、この周辺駆動配線領域100bには、水平転送部120および撮像領域における垂直転送部(電荷転送素子列)110に駆動信号を供給する駆動配線が配置されている。
ここでは、光電変換素子PDが配置された部分以外を光入射の影響を受けないよう遮光する遮光膜には、例えばアルミ膜,タングステン膜などの金属膜が用いられる。
従って、固体撮像装置の製造では、撮像領域に遮光膜を形成した後、該遮光膜を、各光電変換素子上の部分に必要な遮光膜開口が形成されるよう加工する工程(遮光膜形成工程)が必要となる。
この遮光膜形成工程では、通常、加工ガスをプラズマ状態にして遮光膜を所望な開口形状が形成されるように加工するドライプロセスが用いられる。
ドライプロセスは、加工に使用するガス(気体)をプラズマ状態までエネルギーを高め、これにより遮光膜を必要な形状に加工するプロセスで、微細パターンの開口を形成可能なものである。
しかし、この工程に対して、固体撮像装置の画質品質にかかわる白傷が敏感である。具体的には、光電変換素子列は、プラズマ気体による加工時、プラズマダメージを受け、このために固体撮像装置の撮像画像に白傷を発生させる。
図7は、光電変換素子にプラズマダメージが及ぶ様子を説明する図であり、固体撮像装置の製造プロセスにおける遮光膜加工時の撮像領域の断面構造を示している。
この段階では、基板10の表面領域には光電変換素子11が形成され、該基板表面領域の、該光電変換素子11の両側には、層間絶縁膜12を介して、ポリシリコンゲート13が配置されている。そして、基板表面およびポリシリコンゲート13上には層間絶縁膜14aを介して遮光膜(金属膜)16が形成されている。
このような遮光膜16の光電変換素子11上の部分に開口を形成する場合、該遮光膜16上に、該光電変換素子11に対応する位置に開口を形成したレジスト膜17を形成し、該レジスト膜17をマスクとして、プラズマ気体により該レジスト開口内に露出した遮光膜16をプラズマエッチングする。
このプラズマエッチングの際、光電変換素子11は、プラズマエッチングによる物理的ダメージAと、プラズマによる二次光(紫外線)ダメージBとを受けることとなり、このようなプラズマダメージによって白傷が発生することとなる。
このようなことから、白傷が発生しないようにする工夫が必要である。
つまり、従来の固体撮像装置の製造方法では、遮光膜には金属膜(例えばアルミ膜、タングステン膜)が使われ、また同時に周辺駆動配線領域には、電荷転送部に駆動信号を供給する駆動配線が形成される。周辺駆動配線領域の駆動配線は、配線間での短絡を避けるため、プラズマ気体による十分なドライプロセスを必要としている。しかし、十分なドライプロセスは、撮像領域の光電変換素子列にプラズマダメージを与える。そこで、従来の固体撮像装置の製造方法では、撮像領域上の絶縁膜を厚く形成し、周辺駆動配線領域での駆動配線間の短絡が発生しない条件でドライプロセスを行えるようにし、白傷も発生しないようにしている。
ところで、特許文献1には、遮光膜の下にエッチング抑制膜(エッチングストッパ層)を設けることで、遮光膜のエッチング時に、下地膜となる絶縁膜の膜減りとフォトダイオードへのダメージとを抑制することが開示されている。
しかしながら、このようにエッチング抑制膜を用いる方法では、エッチング抑制膜の形成やエッチング抑制膜の加工などの工程増加が生じ、しかも、エッチング抑制膜を形成することで、基板と遮光膜との間の距離が遠くなることから、スミア悪化の懸念が生じる。
また、特許文献2および特許文献3には、撮像領域では遮光膜の異方性エッチングにより遮光膜開口を形成し、周辺駆動配線領域では、遮光膜の等方性エッチングにより配線などを形成することにより、周辺駆動配線領域での電気的な短絡の防止と、撮像領域でのスミアの低減を図ることが開示されている。
しかし、遮光膜としての金属膜のエッチング加工を2度行うことになり、工程増加となる。つまり、周辺駆動配線領域をレジストでマスクし、撮像領域で金属膜を加工して遮光膜を形成する異方性エツチング工程と、撮像領域をレジストでマスクし、周辺駆動配線領域で金属膜を加工して配線を形成する等方性エッチング工程という2つの工程が必要となる。
特開2003−282853号公報 特開平7−169933号公報 特開平2−228070号公報
以上説明したように、従来の固体撮像装置の製造方法では、撮像領域上の絶縁膜を厚く形成し、周辺駆動配線領域での駆動配線間の短絡が発生しない条件でドライプロセスを行えるようにし、白傷も発生しないようにしているが、この方法では、基板と遮光膜との間の距離が遠くなることから、スミア悪化が問題となる。
また、特許文献1に開示のエッチング抑制膜を用いる方法では、エッチング抑制膜の形成やエッチング抑制膜の加工などの工程増加が生じ、しかも、エッチング抑制膜を形成することで、基板と遮光膜との間の距離が遠くなることから、スミア悪化の懸念が生じるという問題もある。
また、特許文献2および特許文献3に開示の加工方法では、金属膜のエッチング加工を2度行うので、工程増加を招くこととなる。
本発明は、上記従来のような問題を解決するためになされたもので、工程を増やすことなく、白キズの発生および駆動配線間の短絡の発生を回避することができるプラズマエッチング方法およびプラズマエッチング装置、並びにこれらのプラズマエッチング方法あるいは装置を用いた固体撮像装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るプラズマエッチング方法は、エッチングガスを第1の高周波電力によりプラズマ化し、第2の高周波電力によりプラズマエッチングの異方性および等方性の切り替えを制御して、被加工膜をプラズマエッチングするエプラズマッチング方法であって、該第2の高周波電力を該被加工膜の異方性エッチングが行われるよう制御して、該被加工膜に開口を形成するステップと、該第2の高周波電力を該被加工膜の等方性エッチングが行われるよう制御して、該被加工膜の、該異方性エッチングにおけるエッチング残渣を除去するステップとを含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記第1の高周波電力は、上下に対向するよう配置された一対の平板電極のうちの上側平板電極に印加されるソース高周波電力であり、前記第2の高周波電力は、該一対の平板電極のうちの、前記被加工膜が載置された下側平板電極に印加されるバイアス高周波電力であることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記プラズマエッチングの異方性エッチングから等方性エッチングへの切り替えは、前記バイアス高周波電力を低下させることにより行うことが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記被加工膜のプラズマエッチング中に発生する特定波長の光強度の変化に基づいて、該被加工膜のエッチング終点が検出されたとき、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替ることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記バイアス高周波電力を前記プラズマエッチングが可能な最低レベルまで低下させることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記バイアス高周波電力を0Wにすることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記被加工膜は、遮光性を有する金属材料からなる遮光膜であることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記遮光膜は、タングステン膜であり、前記エッチングガスは、SFガス、Clガス、およびArガスのいずれか、またはこれらのうちの2以上のガスの混合ガスであることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記遮光膜は、アルミ膜であり、前記エッチングガスは、BClガス、CHFガス、Clガス、およびArガスのいずれか、またはこれらのうちの2以上のガスの混合ガスであることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記第1の高周波電力は、300Wから1500Wの範囲であることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング方法において、前記第2の高周波電力は、0Wから80Wの範囲で変更されることが好ましい。
本発明に係るプラズマエッチング装置は、エッチングガスを第1の高周波電力によりプラズマ化し、第2の高周波電力によりプラズマエッチングの異方性および等方性の切り替えを制御して、被加工膜をプラズマエッチングするプラズマエッチング装置であって、エッチングガスが供給されるエッチング室と、該エッチング室内に上下に対向するよう配置された一対の平板電極と、該一対の平板電極の一方に第1の高周波電力を供給する第1の高周波電源と、該一対の平板電極の他方に第2の高周波電力を供給する第2の高周波電源とを備え、該第2の高周波電力を、該被加工膜の異方性エッチングにより該被加工膜に開口が形成され、続いて、該被加工膜の等方性エッチングによりエッチング残渣が除去されるよう制御するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記プラズマエッチング装置において、前記被加工膜のプラズマエッチング中に発生する特定波長の光強度に基づいて、該被加工膜のエッチング終点を検出するエッチング終点検出器を備え、該エッチング終点検出器により該被加工膜のエッチング終点が検出されたとき、前記プラズマエッチングが異方性エッチングから等方性エッチングに切り替わるよう、前記第2の高周波電源から出力される第2の高周波電力を低下させることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング装置において、前記第1の高周波電力は、上下に対向するよう配置された一対の平板電極のうちの上側平板電極に印加されるソース高周波電力であり、前記第2の高周波電力は、該一対の平板電極のうちの、前記被加工膜が載置された下側平板電極に印加されるバイアス高周波電力であることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング装置において、前記バイアス高周波電力を前記プラズマエッチングが可能な最低レベルまで低下させることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えることが好ましい。
本発明は、上記プラズマエッチング装置において、前記バイアス高周波電力を0Wにすることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、光電変換素子がアレイ状に配列されている撮像領域と、その周辺に位置し、信号配線が配置される周辺領域とを有する固体撮像装置を製造する方法であって、基板表面に複数の光電変換素子を、該複数の光電変換素子が該撮像領域内にアレイ状に配列されるよう形成するステップと、基板上の全面に遮光膜を形成した後、エッチングガスを第1の高周波電力によりプラズマ化し、かつ第2の高周波電力によりプラズマエッチングの異方性および等方性の切り替えを制御するプラズマエッチング処理により、該遮光膜を選択的にエッチングするステップとを含み、該遮光膜のエッチングステップでは、該第2の高周波電力を、該遮光膜の異方性エッチングにより、該光電変換素子上に遮光膜開口が形成され、続いて、該遮光膜の等方性エッチングにより該異方性エッチングにおけるエッチング残渣が除去されるよう制御するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記固体撮像装置の製造方法において、前記遮光膜をエッチングするステップでは、前記遮光膜のプラズマエッチング中に発生する特定波長の光強度の変化に基づいて、前記撮像領域での該遮光膜の選択的なエッチングにより前記遮光膜開口が形成された時点を検出し、この時点を検出したとき、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替て、前記周辺領域におけるエッチング残渣をエッチング除去することが好ましい。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明においては、撮像領域の光電変換素子列上に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜上に遮光膜を形成し、遮光膜における撮像領域位置を開口して開口部以外への光の入射を遮断する遮光膜パターンを形成するにあたり、最初のエッチングステップで撮像領域の光電変換素子列上の遮光膜を異方性エッチングにて必要な開口に加工し、続く第2のエッチングステップでは、周辺駆動配線領域の側壁部の遮光膜はダメージの少ない等方性エッチングにて形成する。このため、第2ステップのエッチングでは、エッチングダメージが低くかつマイクロローディング効果、つまり開口幅の狭い領域ではエッチングレートが低下する効果が大きいため、撮像領域内のエッチングが抑えられ、これにより配線の短絡防止のために十分なオーバーエッチが可能になる。
また、上記マイクロローディング効果により撮像領域内の絶縁膜の膜べりを抑えることができるため、遮光膜と半導体基板との表面間に設けられる層間絶縁膜を薄膜することができ、スミア低減が可能になる。
また、第2のエッチングステップでのバイアス0Wのエッチングは物理ダメージ、二次光ダメージともに低減できるため、白傷発生を抑えることができる。
これにより、1回の遮光膜エッチング処理により、白傷発生を防止し、周辺部での配線の短絡防止及びスミア低減を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、白キズの発生および駆動配線間の短絡を招くことなく、しかも工程を増やすことなく、撮像領域とその周辺に位置する周辺駆動配線領域で、遮光膜の加工を行うことができるプラズマエッチング方法およびプラズマエッチング装置、並びにこれらのプラズマエッチング方法あるいは装置を用いた固体撮像装置の製造方法を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1〜図3は、本発明の実施形態1による固体撮像装置の製造方法を説明する図である。図1は、撮像領域に光電変換素子および転送ゲートなどを形成する工程を示し、図2は、遮光膜を加工する工程を示している。さらに、図3は、遮光膜の加工に用いるプラズマエッチング装置を示す図である。
本実施形態1による固体撮像装置は、図6(a)および(b)で説明した固体撮像装置100と同様、画素Pxをアレイ状に配列してなる撮像領域100aと、信号配線や駆動回路などが配置される周辺駆動配線領域100bとを有し、撮像領域100aでは、光信号を信号電荷に変換する光電変換素子(フォトダイオード)PDがアレイ状に配列され、各光電変換素子列毎に、該光電変換素子で光電変換された信号電荷を転送する電荷転送素子列110が配置されている。また、撮像領域100aの周辺に位置する周辺駆動配線領域100bには、撮像領域の信号電荷を順次水平方向に転送する水平転送部120が、上記電荷転送素子列110の一端側に対向するよう配置され、さらに、該水平転送部120からの信号電荷を電気信号に変えて出力する出力回路部130が、該水平転送部120の一端側に配置されている。また、図示していないが、この周辺駆動配線領域100bには、水平転送部120および撮像領域における垂直転送部(電荷転送素子列)110に駆動信号を供給する駆動配線が配置されている。
次に、このような固体撮像装置を製造する方法について、図1および図2を用いて説明する。なお、図1(a)〜(c)は、ゲートとなるポリシリコン膜の形成工程から遮光膜となる金属膜の形成工程までの主要工程における撮像領域の断面構造を示し、図1(d)〜(f)は、上記ポリシリコン膜の形成から金属膜の形成までの主要工程における周辺駆動配線領域の断面構造を示している。図2(a)〜(c)は、遮光膜を加工する主要工程における撮像領域の断面構造を示し、図2(d)〜(f)は、該遮光膜を加工する主要工程における周辺駆動配線領域の断面構造を示している。
まず、固体撮像装置の撮像領域100aでは、基板10の表面領域に光電変換素子(フォトダイオード)PDを形成し、その後、層間絶縁膜としてシリコン酸化膜(SiO膜)12aおよびシリコン窒化膜(SiN)12bを順次形成する。その後、全面にポリシリコン膜13aを形成する(図1(a))。このとき、固体撮像装置の周辺駆動配線領域100bでは、基板10上に順次、シリコン酸化膜(SiO膜)12a、シリコン窒化膜(SiN)12b、およびポリシリコン膜13aが順次形成される。
続いて、ポリシリコン膜13aを加工して、撮像領域100aおよび周辺駆動配線領域100bにゲート電極13を形成し、その後、熱処理などによりゲート電極の表面に酸化膜14を形成し、続いて、露出しているシリコン窒化膜12bを除去する(図1(b)および(e))。
その後、全面にシリコン酸化膜15を形成し、その後、遮光膜16としてタングステン膜を形成する(図1(c)および(f))。
次に、図2(a)〜図2(f)に示すように遮光膜16を加工する。以下この工程について詳しく説明する。
まず、レジスト膜の形成装置を用いて、上記遮光膜16上に所定の開口パターンを有するレジスト膜17を形成する。このレジスト膜17は、撮像領域100aでは光電変換素子11上の遮光膜開口を形成すべき部分が開口しており(図2(a))、周辺駆動配線領域100bでは、該遮光膜から形成される配線のパターンに応じた開口している(図2(b))。
次に、このレジスト膜17をマスクとして遮光膜のプラズマエッチングを行う。
この遮光膜の加工には、図3に示すプラズマエッチング装置50を用いる。
このプラズマエッチング装置50は、並行平板型のリアクティブイオンエッチング装置であり、供給された反応ガスRgのプラズマを発生させるチャンバー(エッチング室)50aと、該チャンバー内に上下に対向するよう配置された一対の平板電極51および52と、上側平板電極51にソース高周波電力(RFパワー)を印加する第1の高周波電源(ソースRF電源)Spと、下側平板電極52にバイアス高周波電力(RFパワー)を印加する第2の高周波電源(バイアスRF電源)Bpとを有している。また、このプラズマエッチング装置50は、そのチャンバー50aの側壁に取り付けられ、遮光膜のエッチング終点を検出するエッチング終点検出器(EPD)53と、該エッチング終点検出器53からの検出信号に基づいて上記第2の高周波電源Bpに制御信号Csを出力して、該バイアスRF電源Bpを、その出力が実質的に停止するよう制御する制御部55とを有する。ここで、ソースRF電源Spは、ソース高周波電力を300Wから1500Wの範囲の値とし、その周波数を例えば13.56MHzとしている。また、バイアスRF電源Bpは、バイアス高周波電力を1W〜80Wの範囲で変更されるものとし、その周波数を400KHz程度としている。なお、ここでは、エッチング装置のシステム上の制約から、バイアス高周波電力の最低レベルを1Wとしているが、システム上の制約がない場合は、バイアス高周波電力の最低レベルを0Wとしてもよい。
さらに、上記エッチング終点検出器53は、上記遮光膜16のエッチング中に発生する、その構成材料特有の波長の光が弱まったことにより、撮像領域100aで該遮光膜16に遮光膜開口が形成されたことを検出するものである。
また、上記チャンバー50aの上面には、反応ガスRgの供給口54aが形成されており、また、上記チャンバー50aの下面には、反応ガスRgの排気口54bが形成されている。
続いて、このようなプラズマエッチング装置50を用いて上記遮光膜を加工する処理について説明する。ここでは、遮光膜は、タングステン膜であり、前記エッチングガスは、SFガス、Clガス、およびArガスのいずれか、またはこれらのうちの2以上のガスの混合ガスを用いる。ただし、上記遮光膜にアルミ膜を用いる場合は、エッチングガスは、BClガス、CHFガス、Clガス、およびArガスのいずれか、またはこれらのうちの2以上のガスの混合ガスを用いる。
図2(a)および(d)に示す状態の基板10(図3では半導体ウエハM)を、上記平板電極52上に載置し、反応ガスRgをチャンバー50a内に供給するとともに、第1および第2の高周波電源SpおよびBpをオンする。このとき、第2の高周波電源Bpの出力は、例えば、プラズマエッチングの異方性が最も強くなるよう80W程度とする。また、チャンバー50a内での反応ガスRgの圧力は、5〜15mTorr程度の範囲に設定するのが望ましい。
すると、該レジスト膜17をマスクとして上記遮光膜16に異方性プラズマエッチング処理が施される。これにより、撮像領域100aでは、光電変換素子11上に遮光膜開口16aが形成される(図2(b))。このとき、周辺駆動配線領域100bでは、遮光膜16は異方性プラズマエッチングによりエッチングされ、所定パターンの配線が形成されるが、周辺駆動配線領域100bでは、ゲート電極13の側壁部分には遮光膜のエッチング残渣16bが残ることがある(図2(e))。
上記のように、撮像領域100aで、上記遮光膜の異方性エッチングが完了すると、エッチング終点検出器53は、エッチング処理中に発生する特定波長の光の強度変化によりエッチング終点検出し、その検出信号が制御部53に出力され、制御部53は制御信号Csを第2の高周波電源Bpに出力する。
すると、第2の高周波電源Bpは、出力パワーを、該エッチング装置のシステムで設定可能な最低レベルまで低減する。例えば、ここでは、1Wまで低減する。ただしシステム上可能であれば、出力パワーを0Wにしてもよい。
すると、上記エッチング装置のチャンバ内では、エッチング処理が異方性エッチングから等方性エッチングに切り替わる。これにより、撮像領域100aでは、エッチング処理は、低ダメージでかつマイクロローディング効果が大きいものとなる。つまり、異方性エッチングに比べて等方性エッチングでは、エッチングダメージは低減され、さらに、マスクの開口幅の狭い領域では、エッチングが進まなくなるマイクロローディング効果により撮像領域100aでは、エッチングダメージがさらに低減される。
これにより、撮像領域100aの遮光膜開口内でのエッチングが抑えられ、周辺駆動配線領域100bでは、配線の短絡防止に十分なオーバーエッチが行われる(図2(c)および(f))。この状態では、周辺駆動配線領域におけるエッチング残渣16bが除去されることとなる。
その後、上記レジスト膜を除去し、図6に示す固体撮像装置の作成に必要なプロセスを経て、固体撮像装置を完成する。
このように、本実施形態1では、(1)撮像領域の遮光膜形成前に、光電変換素子列上に薄い層間絶縁膜12aおよび15を形成し、(2)遮光用、駆動配線用の遮光膜を形成し、ドライプロセスのためのレジスト膜を塗布し、(3)遮光膜の形成加工(エッチング)において、第1ステップエッチングで撮像領域及び周辺駆動配線領域の遮光膜を異方性エッチングにより形成し、第2ステップエッチングで駆動配線の側壁部をダメージの少ない等方性エッチングにより形成する。
つまり、遮光膜エッチングを2ステップ化し、第1ステップでは、撮像領域及び周辺駆動配線領域の遮光膜を異方性エッチングし、このとき、バイアスパワーを10W〜80Wの範囲でコントロールし、エッチング終点検知器(EPD)を用いて撮像領域の遮光膜が開口するまでエッチングする。その後、第2ステップでは、撮像領域及び周辺駆動配線領域側壁部での等方性エッチングを、バイアスパワーを1Wにして行うことで撮像領域内のエッチングダメージを低減している。
その結果、本実施形態では、1回の遮光膜エッチングで、周辺部配線の短絡の防止、白傷発生の防止、およびスミアの低減を可能にする。
図4および図5は、本発明の効果を説明する図であり、図4は、バイアスパワーと二次光ダメージの関係を示し、図5は、遮光膜エッチング時のバイアスパワーに対する白傷数を示している。
図4では、縦軸は、発光分光レベルの強さ(上側ほど大きい値を示す)、横軸は、波長の大きさ(右側ほど大きい値を示す)を示し、また、L1、L2、L3、L4、L5は、それぞれバイアスRF電力が1W、10W、20W、40W、80Wである場合の発光分光レベルを示すグラフである。図4から分かるように、バイアスRF電力が低下するに従って発光分光のレベルが低減している。
また、図5では、縦軸は、白傷の個数の多さ(上側ほど多いことを示す)を示し、横軸は、固体撮像装置の出力電圧の大きさ(右側ほど大きい値を示す)を示し、これは固体撮像装置に照射されている光強度に相当するものである。
ここで、K1、K2、K3、K4は、それぞれバイアスRF電力が10W、20W、40W、80Wである場合に、白傷の個数を固体撮像装置の出力電圧(つまり固体撮像装置への入射光の強度)を変えてプロットしたグラフである。このグラフから、白傷の個数は、バイアスRF電力が小さいほど少なくなる傾向にあることが分かる。
このように本実施形態では、遮光膜のプラズマエッチング時にバイアスパワーを低減することで、プラズマによる物理的ダメージAと二次光ダメージBの両方が低減され、白傷が改善される。
(実施形態2)
なお、上記実施形態1では、特に説明しなかったが、上記実施形態1の固体撮像装置の製造方法で製造した固体撮像装置を撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話装置などの画像入力デバイスを有した電子情報機器について説明する。本発明の電子情報機器は、本発明の実施形態1の固体撮像装置の製造方法により製造した固体撮像装置を撮像部に用いて得た高品位な画像データを記録用に所定の信号処理した後にデータ記録する記録メディアなどのメモリ部と、この画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示手段と、この画像データを通信用に所定の信号処理をした後に通信処理する送受信装置などの通信手段と、この画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力手段とのうちの少なくともいずれかを有している。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置および固体撮像装置の製造方法、特に、異方性エッチングと等方性エッチングとを連続して行うプラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、および該プラズマエッチング方法あるいは装置を用いた固体撮像素子の製造方法の分野において、工程を増やすことなく、白キズの発生および駆動配線間の短絡を回避することができる。
図1は、本発明の実施形態1による固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、遮光膜を形成するまでの主要工程における撮像領域の断面構造(図(a)〜(c))、および周辺駆動配線領域の断面構造(図(d)〜(f))を示している。 図2は、上記実施形態1による固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、遮光膜を加工する主要工程における撮像領域の断面構造(図2(a)〜(c))、および周辺駆動配線領域の断面構造(図2(d)〜(f))を示している。 図3は、上記実施形態1による固体撮像装置の製造方法で用いるプラズマエッチング装置を説明する構成図である。 図4は、バイアスパワーと二次光ダメージの関係を説明する図である。 図5は、遮光膜エッチング時のバイアスパワーに対する白傷数を示す図である。 図6は、一般的な固体撮像装置を説明する図であり、固体撮像装置における撮像領域と周辺駆動配線領域(図(a))、およびこれらの領域における具体的なレイアウト(図(b))を示している。 図7は、従来の固体撮像装置において、遮光膜エッチングにより光電変換素子にプラズマダメージが及ぶ様子を説明する図である。
符号の説明
10 基板
11 光電変換素子
12a シリコン酸化膜
12b シリコン窒化膜
13 ポリシリコン層
14 熱酸化膜
15 シリコン酸化膜
16 遮光膜
17 レジスト膜
50 プラズマエッチング装置
51,52 平板電極
53 エッチング終点検出器
54a ガス供給口
54b ガス排出口
100 固体撮像装置
100a 撮像領域
100b 周辺駆動配線領域
110 垂直転送部
120 水平転送部
130 出力部
PD 光電変換素子(フォトダイオード)
Px 画素
Rg 反応ガス

Claims (18)

  1. エッチングガスを第1の高周波電力によりプラズマ化し、第2の高周波電力によりプラズマエッチングの異方性および等方性の切り替えを制御して、被加工膜をプラズマエッチングするエプラズマッチング方法であって、
    該第2の高周波電力を該被加工膜の異方性エッチングが行われるよう制御して、該被加工膜に開口を形成するステップと、
    該第2の高周波電力を該被加工膜の等方性エッチングが行われるよう制御して、該被加工膜の、該異方性エッチングにおけるエッチング残渣を除去するステップとを含むプラズマエッチング方法。
  2. 請求項1に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記第1の高周波電力は、上下に対向するよう配置された一対の平板電極のうちの上側平板電極に印加されるソース高周波電力であり、
    前記第2の高周波電力は、該一対の平板電極のうちの、前記被加工膜が載置された下側平板電極に印加されるバイアス高周波電力であるプラズマエッチング方法。
  3. 請求項2に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記プラズマエッチングの異方性エッチングから等方性エッチングへの切り替えは、前記バイアス高周波電力を低下させることにより行うプラズマエッチング方法。
  4. 請求項2に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記被加工膜のプラズマエッチング中に発生する特定波長の光強度の変化に基づいて、該被加工膜のエッチング終点が検出されたとき、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替るプラズマエッチング方法。
  5. 請求項3に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記バイアス高周波電力を前記プラズマエッチングが可能な最低レベルまで低下させることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えるプラズマエッチング方法。
  6. 請求項3に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記バイアス高周波電力を0Wにすることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えるプラズマエッチング方法。
  7. 請求項1に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記被加工膜は、遮光性を有する金属材料からなる遮光膜であるプラズマエッチング方法。
  8. 請求項7に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記遮光膜は、タングステン膜であり、
    前記エッチングガスは、SFガス、Clガス、およびArガスのいずれか、またはこれらのうちの2以上のガスの混合ガスであるプラズマエッチング方法。
  9. 請求項7に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記遮光膜は、アルミ膜であり、
    前記エッチングガスは、BClガス、CHFガス、Clガス、およびArガスのいずれか、またはこれらのうちの2以上のガスの混合ガスであるプラズマエッチング方法。
  10. 請求項1に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記第1の高周波電力は、300Wから1500Wの範囲であるプラズマエッチング方法。
  11. 請求項1に記載のプラズマエッチング方法において、
    前記第2の高周波電力は、0Wから80Wの範囲で変更されるプラズマエッチング方法。
  12. エッチングガスを第1の高周波電力によりプラズマ化し、第2の高周波電力によりプラズマエッチングの異方性および等方性の切り替えを制御して、被加工膜をプラズマエッチングするプラズマエッチング装置であって、
    エッチングガスが供給されるエッチング室と、
    該エッチング室内に上下に対向するよう配置された一対の平板電極と、
    該一対の平板電極の一方に第1の高周波電力を供給する第1の高周波電源と、
    該一対の平板電極の他方に第2の高周波電力を供給する第2の高周波電源とを備え、
    該第2の高周波電力を、該被加工膜の異方性エッチングにより該被加工膜に開口が形成され、続いて、該被加工膜の等方性エッチングによりエッチング残渣が除去されるよう制御するプラズマエッチング装置。
  13. 請求項12に記載のプラズマエッチング装置において、
    前記被加工膜のプラズマエッチング中に発生する特定波長の光強度に基づいて、該被加工膜のエッチング終点を検出するエッチング終点検出器を備え、
    該エッチング終点検出器により該被加工膜のエッチング終点が検出されたとき、前記プラズマエッチングが異方性エッチングから等方性エッチングに切り替わるよう、前記第2の高周波電源から出力される第2の高周波電力を低下させるプラズマエッチング装置。
  14. 請求項13に記載のプラズマエッチング装置において、
    前記第1の高周波電力は、上下に対向するよう配置された一対の平板電極のうちの上側平板電極に印加されるソース高周波電力であり、
    前記第2の高周波電力は、該一対の平板電極のうちの、前記被加工膜が載置された下側平板電極に印加されるバイアス高周波電力であるプラズマエッチング装置。
  15. 請求項14に記載のプラズマエッチング装置において、
    前記バイアス高周波電力を前記プラズマエッチングが可能な最低レベルまで低下させることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えるプラズマエッチング装置。
  16. 請求項14に記載のプラズマエッチング装置において、
    前記バイアス高周波電力を0Wにすることにより、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替えるプラズマエッチング装置。
  17. 光電変換素子がアレイ状に配列されている撮像領域と、その周辺に位置し、信号配線が配置される周辺領域とを有する固体撮像装置を製造する方法であって、
    基板表面に複数の光電変換素子を、該複数の光電変換素子が該撮像領域内にアレイ状に配列されるよう形成するステップと、
    基板上の全面に遮光膜を形成した後、エッチングガスを第1の高周波電力によりプラズマ化し、かつ第2の高周波電力によりプラズマエッチングの異方性および等方性の切り替えを制御するプラズマエッチング処理により、該遮光膜を選択的にエッチングするステップとを含み、
    該遮光膜のエッチングステップでは、
    該第2の高周波電力を、該遮光膜の異方性エッチングにより、該光電変換素子上に遮光膜開口が形成され、続いて、該遮光膜の等方性エッチングにより該異方性エッチングにおけるエッチング残渣が除去されるよう制御する固体撮像装置の製造方法。
  18. 請求項17に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記遮光膜をエッチングするステップでは、
    前記遮光膜のプラズマエッチング中に発生する特定波長の光強度の変化に基づいて、前記撮像領域での該遮光膜の選択的なエッチングにより前記遮光膜開口が形成された時点を検出し、この時点を検出したとき、前記プラズマエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに切り替て、前記周辺領域におけるエッチング残渣をエッチング除去する固体撮像装置の製造方法。
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