JP2009109844A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画像の表示切り替えを安定して適切に行うことができ、かつ、高速な表示切り替えも実現できるように、駆動電界に対する電気泳動粒子の応答性を改善することである。
【解決手段】駆動部は、前回の表示駆動電圧の印加終了時から規定時間Txが経過しても次の表示切替開始信号を受信しないとき、着色粒子の配置を変更しない範囲で駆動電界に対する着色粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、準備駆動期間Ty中、画素電極と透明電極との間へ印加する。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動電界の作用により電気泳動粒子を移動させることによって表示画像を構成する複数の表示画素それぞれの表示状態が変化する、電子ペーパー、フレキシブル表示装置、電子本、可搬型表示装置などの画像表示装置及びその制御方法に関するものである。
特許文献1には、透明な表示基板と背面基板との間に帯電粒子(電気泳動粒子)を封入し、表示画素ごとに帯電粒子を個別に移動させることで表示画像を切り替えることが可能な画像表示装置が開示されている。この画像表示装置では、基板間の各表示画素に印加する各表示駆動電圧を個々に制御して帯電粒子に作用する駆動電界を変化させて、帯電粒子を移動させる。ここで、基板間に封入された帯電粒子は画像表示を繰り返していくうちに、特に長時間の一方向の駆動電界が継続して作用し続けると、徐々に、帯電粒子同士が凝集したり、帯電粒子を内包する壁面部材の内壁に対する帯電粒子の付着力が強まったりする。このように帯電粒子同士が凝集したり帯電粒子の付着力が強まったりすると、駆動電界に対する応答性が悪化するという不具合が生じる。
図11は、帯電粒子による表示画像の反射率について、前回の表示駆動電圧の印加終了時から次回の表示駆動電圧を印加するまでの期間(インターバル)を変えて測定した結果を示すグラフである。インターバルが15分である場合は、インターバルが5分である場合に比べて反射率が落ちている。これは、主に、帯電粒子同士が凝集したり内壁に対する帯電粒子の付着力が強まったりしたことが原因で、表示駆動電圧によって形成される駆動電界に対する帯電粒子の応答性が悪くなったためである。そして、インターバルが長いほど、駆動電界に対する帯電粒子の応答性が悪くなることが確認されている。
上記特許文献1の画像表示装置では、この不具合に対し、各表示画素に表示駆動電圧を印加する前に、帯電粒子が移動可能な電界が生じるような予備駆動電圧を印加し、この予備駆動電圧によって帯電粒子を移動しやすい状態にしてから表示駆動電圧によって表示を切り換えるようにしている。これによれば、帯電粒子同士が多少凝集していたり内壁に対する帯電粒子の付着力が多少強かったりしていても、予備駆動電圧によってその凝集状態が崩されるため、その後に印加される表示駆動電圧によって形成される駆動電界に対する帯電粒子の応答性が改善される。
一般に、このように駆動電界に対する帯電粒子の応答性が改善されると、駆動電界に応じた挙動を示さなくなる帯電粒子を減らすことができる。これにより、画像の表示切り替えを安定して適切に行うことができるようになる。また、駆動電界に対する帯電粒子の応答性が改善されると、帯電粒子移動を完了するまでに要する時間を短くすることができる。これにより、表示駆動電圧を印加してから画像の表示切り替えが完了するまでの時間を短縮することができ、その結果として高速な表示切り替えが可能となる。
特開2007−33710号公報
ところが、上記特許文献1に開示された画像表示装置では、駆動電界に対する帯電粒子の応答性を改善することで、画像の表示切り替えを安定して適切に行うことができるようにはなるが、高速な表示切り替えを実現することはできないという問題があった。
詳しく説明すると、上記特許文献1に開示された画像表示装置は、例えばユーザーが画像表示切り換えのためのスイッチ操作を行うことによって表示駆動命令が生成され、この表示駆動命令を受けることで、予備駆動電圧を印加し、その後に表示駆動電圧を印加するという動作を行う。よって、この画像表示装置では、表示駆動命令を受けてから表示駆動電圧を印加するまでの間に、予備駆動電圧を印加するための時間を確保する必要がある。そのため、予備駆動電圧によって表示駆動電圧による駆動電界に対する応答性が向上しても、その応答性向上によって短縮される時間よりも予備駆動電圧の印加時間の方が長いため、表示駆動命令を受けてから表示駆動電圧が印加されて画像の表示切り替えが完了するまでの表示切替期間は長くなってしまう。その結果、高速な表示切り替えを実現することはできない。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、画像の表示切り替えを安定して適切に行うことができ、かつ、高速な表示切り替えも実現できるように、駆動電界に対する電気泳動粒子の応答性を改善することが可能な画像表示装置及びその制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置において、上記駆動部は、前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から所定時間経過しても次の表示駆動電圧を印加しない場合、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像表示装置において、上記駆動部は、準備駆動電圧を印加した後、上記前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から次の表示駆動電圧の印加が無いまま上記所定時間よりも長い別の所定時間が経過したとき、該準備駆動電圧とは同一又は異なる準備駆動電圧を印加することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像表示装置において、前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から経過時間を計時するための計時手段と、該計時手段が計時した該経過時間が次の表示駆動電圧の印加が無いまま上記所定時間を越えたか否かを判断する判断手段とを有し、上記駆動部は、該経過時間が該所定時間を越えたと判断したら、上記準備駆動電圧の印加を開始することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、上記所定時間を所定の変更条件に従って変更する変更手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像表示装置において、上記駆動部は、上記変更手段が変更した所定時間が長いほど、その変更後の所定時間が経過した後における上記所定の準備駆動期間を長くすることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の画像表示装置において、上記駆動部は、上記変更手段が変更した所定時間が長いほど、その変更後の所定時間が経過した後に形成する準備電界が強くなる駆動準備電圧を印加することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置において、上記駆動部は、予め決められた時間間隔で、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置において、当該画像表示装置がユーザーに使用されているか否かを判断するための該画像表示装置の外部情報を検知する外部情報検知手段と、該外部情報検知手段の検知結果に基づいて当該画像表示装置が使用されているか否かを判断する使用状況判断手段とを有し、上記駆動部は、該使用状況判断手段の判断結果に基づいて決定されるタイミングで、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像表示装置において、上記駆動部は、上記所定の準備駆動期間中に電界強度が変動する準備電界を形成するための準備駆動電圧を印加するものであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像表示装置において、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極は、各表示画素に対応するように独立してマトリクス状に配置されており、上記駆動部は、該少なくとも一方の電極への電圧印加を制御するためのアクティブ素子を有するアクティブマトリクス回路とを備えており、該アクティブマトリクス回路は、各アクティブ素子の駆動出力端子が該少なくとも一方の電極それぞれに接続されていて、各アクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧が入力されると、そのアクティブ素子の駆動入力端子に印加されている駆動電圧が当該アクティブ素子の駆動出力端子を通じて該少なくとも一方の電極に印加され、各アクティブ素子の状態選択端子に非アクティブ状態選択電圧が入力されると、そのアクティブ素子の駆動入力端子に印加されている駆動電圧が該少なくとも一方の電極に印加されないように動作するものであり、該駆動部は、上記所定の準備駆動期間中、各アクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧を複数回印加するとともに、少なくとも2種類の準備駆動電圧を各回にわけて当該アクティブ素子の駆動入力端子に印加することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像表示装置において、上記駆動部は、表示画素ごとに個別の準備駆動電圧を背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加するものであることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の画像表示装置において、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対して印加した前回の表示駆動電圧に応じて決定されたものであることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像表示装置において、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対して印加した前回の表示駆動電圧の極性と同じ極性に偏重したものであることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項12の画像表示装置において、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対して印加した前回の表示駆動電圧の極性とは逆極性に偏重したものであることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像表示装置において、上記駆動部は、上記所定の準備駆動期間中に上記表示駆動命令を受けたとき、少なくとも該表示駆動命令に従って印加される表示駆動電圧に応じた駆動電界によって電気泳動粒子の配置が変更される表示画素については、上記準備駆動電圧の印加を中止して該表示制御命令に応じた表示駆動電圧の印加を開始することを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像表示装置において、所定の判定条件に従い、準備駆動電圧を印加する時期が到来したときに上記駆動部に準備駆動電圧を印加させるか否かを判定する判定手段を有し、該駆動部は、該判定手段が準備駆動電圧を印加させると判定したときは当該時期に準備駆動電圧を印加するが、該判定手段が準備駆動電圧を印加させないと判定したときは当該時期には準備駆動電圧を印加しないことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置の制御方法であって、前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から所定時間経過しても次の表示駆動電圧を印加しないときは、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加するように、上記駆動部を制御することを特徴とするものである。
本発明においては、電気泳動素子に対して準備電界を作用させることで、次の表示駆動電圧の印加時に電気泳動粒子が移動しやすい状態とすることができる。
また、本発明においては、上記特許文献1に記載された画像表示装置に比べて、準備駆動電圧の印加が表示駆動命令を受けてから表示駆動電圧を印加するまでの間に行われる可能性が少なくなるか又はゼロになる。よって、表示駆動命令を受けてから表示駆動電圧が印加されて画像の表示切り替えが完了するまでの表示切替期間を短縮でき、高速な表示切り替えを実現できる。
以上、本発明によれば、画像の表示切り替えを安定して適切に行うことができ、かつ、高速な表示切り替えも実現できるように、駆動電界に対する電気泳動粒子の応答性を改善することができるという優れた効果がある。
〔実施形態1〕
以下、本発明を、画像表示装置である電子ペーパーに適用した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
図1は、本電子ペーパーの表示部の表示制御を行う駆動部の概略構成を示す説明図である。
図2は、駆動部を構成するアクティブマトリクス回路の一部(1表示画素分)を拡大した模式図である。
図示のように、図中縦方向に延びる信号ラインが信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nであり、図中横方向に延びる信号ラインが選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mである。本実施形態1のアクティブマトリクス回路は、背面基板であるアクティブマトリクス回路基板1201上に形成されていて、アクティブ素子として、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)である薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)1001を用いている。(m,n)座標に配置されたTFT1001を例に挙げて説明すると、TFT1001のドレイン端子(駆動出力端子)1004には背面電極としての画素電極1005が接続されている。また、TFT1001は、そのソース端子(駆動入力端子)1003に、対応する信号線nが接続されており、そのゲート端子(状態選択端子)1002に、対応する選択線mが接続されている。本実施形態1のTFT1001は、有機半導体で構成されたpチャネルのTFTであるが、適切に電圧を設定し直すことで、nチャネルのTFTであってもよい。また、本実施形態1の駆動部1200には、コントローラ309、記憶手段としてのメモリ310、選択線ドライバ313、信号線ドライバ311、計時手段としてのタイマー315が搭載されている。メモリ310には、表示部に表示する画像フレームの各表示画素の表示データが格納される。
図3は、本電子ペーパーの表示部1300及び駆動部1200の一部を切断した断面を模式的に示した説明図である。
表示部1300の表示面1301aは透明基板1301の一方の面で構成され、その透明基板1301の他方の面上には、ITO(酸化インジウムスズ)などの透明電極1006が形成されている。透明電極1006と、これに対向して配置される画素電極1005との間には、電気泳動粒子としての白と黒の2色の着色粒子1014W,1014Bを内包した複数のカプセル1303が配置されている。なお、本実施形態1においては、カプセル1303の寸法が表示画素よりも大きいものであるが、カプセル1303の寸法が表示画素と同じであったり小さいものであったりしてもよい。本実施形態1では、互いに逆極性に帯電した各色の着色粒子1014W,1014Bを電界の作用により移動させることで、表示面1301a側の各表示画素の色や濃度(明るさ)などを調整して、画像を表示する。なお、透明電極1006は、各画素電極に対して共通の電極であり、アースに接続されている。
画素電極1005と透明電極1006との間に発生する電界の向きは、対応する信号線nに印加する駆動電圧の極性により決定する。また、どの画素電極1005に対して駆動電圧の印加を可能とするかは、対応する選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mに印加される選択電圧によって制御する。具体的に(m,n)の表示画素を例に挙げて説明する。選択線mにアクティブ状態選択電圧を印加すると、そのアクティブ状態選択電圧がTFT1001のゲート端子1002に印加され、TFT1001がON状態(アクティブ状態)になる。これにより、信号線nを通じてTFT1001のソース端子1003に印加される駆動電圧がドレイン端子1004を通じて画素電極1005に印加される。一方、選択線mに非アクティブ状態選択電圧を印加すると、その非アクティブ状態選択電圧がTFT1001のゲート端子1002に印加され、TFT1001がOFF状態(非アクティブ状態)になる。これにより、信号線nから駆動電圧がTFT1001のソース端子1003に印加されても、ドレイン端子1004に接続された画素電極1005には駆動電圧が印加されない。
カプセル1303内の着色粒子1014W,1014Bは、駆動電界が無い状態ではカプセル1303内の現在位置に留まって移動しない。一方、表示駆動電圧の印加によって駆動電界が発生した状態では、図3に示すように、カプセル1303内の着色粒子1014W,1014Bは駆動電界の向きに応じてカプセル1303内を移動する。これにより、カプセル1303内を表示面1301a側に移動した着色粒子1014W,1014Bの色に応じて各表示画素の色や濃度(明るさ)が決定し、表示面全体として白黒の画像が表示される。
次に、本実施形態1における画像表示動作について説明する。
表示部1300に新たな画像フレームを表示する場合、操作部308において表示駆動命令としての表示切替開始信号が生成され、その表示切替開始信号がコントローラ309へ送信されることにより表示切替処理が開始する。コントローラ309は、まず、選択線ドライバ313へ命令信号30Fを送信する。この命令信号30Fを受信した選択線ドライバ313は、命令信号30Fに従い、選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mを通じて各TFT1001のゲート端子1002に所定のタイミングで所定の選択電圧(アクティブ状態選択電圧又は非アクティブ状態選択電圧)を印加する。これにより、各TFT1001の動作状態が制御される。コントローラ309からの命令信号30Fには、どの選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,M上のTFT1001をON状態にするかの制御信号と、選択線ドライバ313からアクティブ状態選択電圧を出力するタイミングを決定する制御信号とが含まれている。本実施形態では、選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mに対し、1からMまで一つずつアクティブ状態選択電圧を順に印加していく(アクティブ状態選択電圧が印加されていない選択線には非アクティブ状態選択電圧が印加される。)。以下、アクティブ状態選択電圧を1からMまでの選択線に印加する周期を走査周期とする。
また、コントローラ309は、メモリ310へアドレッシング信号30Bを送信するとともに、信号線ドライバ311には命令信号30Dを送信する。メモリ310へのアドレッシング信号30Bにより、メモリ310内から表示対象である画像フレームの各表示画素の表示データが抽出される。この表示データは、各表示画素のTFT1001で表示するパターンに対応したものである。抽出された表示データ30Cは、メモリ310から信号線ドライバ311へ送信される。信号線ドライバ311は、この表示データ30Cとコントローラ309からの命令信号30Dとによって、各信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nを通じて各TFT1001のソース端子1003に所定のタイミングで所定の表示駆動電圧を印加する。コントローラ309からの命令信号30Dには、信号線ドライバ311から表示駆動電圧を出力するタイミングを決定する制御信号が含まれている。
各TFT1001では、ゲート端子1002にアクティブ状態選択電圧が印加されている期間(ON状態の期間)にソース端子1003へ入力された表示駆動電圧がドレイン端子1004を通じて画素電極1005へ伝達される。これにより、その画素電極1005が表示駆動電圧に応じてプラス電位又はマイナス電位になり、画素電極1005と透明電極1006との間に電位差が生じて駆動電界が発生する。これにより、その画素電極1005と透明電極1006との間に位置する着色粒子1014W,1014Bのいずれか一方が透明電極1006側に移動する。これにより、その表示画素の色が、透明電極1006側に移動した着色粒子1014W,1014Bの色となる。このようにして、各表示画素の色を順次制御していき、すべての表示画素についての制御が終了した時点で、画像フレームの表示切り替えが完了する。本実施形態1では、表示駆動電圧がプラス極性であるときは黒色の着色粒子1014Bが透明電極1006側に移動する駆動電界が形成され、表示駆動電圧がマイナス極性であるときは白色の着色粒子1014Bが透明電極1006側に移動する駆動電界が形成される。
なお、各信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nに印加する駆動電圧の電圧レベルは、信号線用D/Aコンバータ(以下「信号線用DAC」という。)312によって設定される。また、各選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mに印加する選択電圧の電圧レベルは、選択線用D/Aコンバータ(以下「選択線用DAC」という。)314によって設定される。信号線用DAC312や選択線用DAC314で設定する電圧レベルは、コントローラ309から送信される電圧レベル設定信号に応じて決定される。具体的には、コントローラ309からの電圧レベル設定信号を受信した信号線用DAC312及び選択線用DAC314は、受信した電圧レベル設定信号に応じた電圧レベルの電圧を、それぞれ、信号線ドライバ311及び選択線ドライバ313に送る。
次に、本発明の特徴部分である、準備駆動についての構成及び動作について説明する。
図4は、本実施形態1における表示制御の流れを示すフローチャートである。
コントローラ309が表示切替開始信号を受信すると(S1)、コントローラ309は、表示駆動処理を開始し(S2)、選択線ドライバ313へ命令信号30Fを送信し、メモリ310へアドレッシング信号30Bを送信し、信号線ドライバ311へ命令信号30Dを送信したりする処理を行う。そして、すべての表示画素についての制御が完了して表示駆動が終了したら(S3)、コントローラ309は、タイマー315に対して計時命令を出力する。この計時命令を受信したタイマー315は、計時カウント値を初期化した後、経過時間Taの計時処理を開始する(S4)。
本実施形態1において、コントローラ309内の記憶部には、予め準備駆動開始タイミングを決定するための規定時間Txが記憶されている。この規定時間Txは、予め実験等を行って、表示駆動電圧の印加を終了してからの経過時間と着色粒子の応答性との関係から、所望の応答性を得られなくなる経過時間を把握し、その経過時間に基づいて決定することができる。よって、例えば、表示駆動電圧の印加を終了してから10分経過すると所望の応答性が得られなくなる場合には、規定時間Txは10分よりも短い時間に設定することになる。
タイマー315が経過時間Taの計時処理を開始した後、コントローラ309は、タイマー315が計時した経過時間Taが規定時間Txを越えたかどうかを判断する(S6)。このとき、経過時間Taが規定時間Txを越えたと判断される前に、次の表示切替開始信号を受信した場合(S5)、コントローラ309は、その表示切替開始信号に従って表示駆動処理を開始する(S2)。一方、表示切替開始信号を受信することなく経過時間Taが規定時間Txを越えたと判断した場合(S6のYes)、コントローラ309は、準備駆動を開始する(S7)。
図5(a)は、前回の表示駆動電圧の印加によって黒を表示した状態の表示画素の電極1005に対して印加する準備駆動電圧及び状態選択電圧のタイミングチャートである。
図5(b)は、前回の表示駆動電圧の印加によって白を表示した状態の表示画素の電極1005に対して印加する準備駆動電圧及び状態選択電圧のタイミングチャートである。
図5(c)は、前回の表示駆動電圧の印加によってグレーを表示した状態の表示画素の電極1005に対して印加する準備駆動電圧及び状態選択電圧のタイミングチャートである。
なお、本実施形態では、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧が、その表示画素に対応する画素電極1005と透明電極1006との間に印加した前回の表示駆動電圧に応じて異なる場合について説明するが、前回の表示駆動電圧に関係なく、全表示画素について一律に同じ準備駆動電圧を印加するようにしてもよい。
メモリ310内には前回の表示切替開始信号に対応する表示データ(現在表示されている画像の表示データ)が記憶されており、コントローラ309は、前回の表示切替開始信号に従って各画素電極1005に印加した表示駆動電圧を認識できる。コントローラ309は、まず、メモリ310から表示データを読み出し、その表示データに基づいて各画素電極1005に対して前回印加した表示駆動電圧から各表示画素の現在の表示状態(黒、白、グレー)を認識する。そして、認識した各表示画素の表示状態に応じ、コントローラ309は、各表示画素ごとに準備駆動電圧を設定する。また、準備駆動電圧を印加する1回の準備駆動期間Tyは、予め実験等を行って、上述した規定時間Txが経過した後の着色粒子の応答性を準備駆動電圧の印加により十分に回復させるのに必要な時間を把握し、その時間に基づいて決定する。
本実施形態では、図5(a)〜(c)に示すように、1回の準備駆動期間Ty中に、選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mを複数回走査する。すなわち、各選択線1,2,・・・,m−1,m,m+1,・・・,Mには、1回の準備駆動期間Ty中に、アクティブ状態選択電圧が複数回印加される。これに応じ、各信号線1,2,・・・,n−1,n,n+1,・・・,Nには、準備駆動電圧が複数回に分けて印加される。
本実施形態では、いずれの表示画素についても、準備駆動期間Ty中に電界強度が変動する準備電界が形成されるような準備駆動電圧が印加される。この準備電界は、その向きが変わらない状態で大きさだけが変化するものであっても、着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善することが可能である。しかし、大きさだけでなく向きも変わるような交番電界の方が着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善する上では効果的である。よって、本実施形態では、準備駆動期間Ty中に、すべての表示画素について交番電界が形成されるように、プラス極性の準備駆動電圧とマイナス極性の準備駆動電圧の2種類の駆動準備電圧を各画素電極1005に印加する設定としている。
具体的には、現在の表示状態が黒の表示画素については、図5(a)に示すように、準備駆動期間Ty中に印加される準備駆動電圧が、この表示画素について前回印加された表示駆動電圧と同じプラス極性に偏重するような設定としている。例えば、プラス極性の準備駆動電圧とマイナス極性の準備駆動電圧との印加時間比率が5:1となるように設定する。
また、現在の表示状態が白の表示画素については、図5(b)に示すように、準備駆動期間Ty中に印加される準備駆動電圧が、この表示画素について前回印加された表示駆動電圧と同じマイナス極性に偏重するような設定としている。例えば、プラス極性の準備駆動電圧とマイナス極性の準備駆動電圧との印加時間比率が1:5となるように設定する。
また、現在の表示状態がグレーの表示画素については、図5(c)に示すように、プラス極性の準備駆動電圧とマイナス極性の準備駆動電圧との印加時間比率が1:1となるように設定する。この場合、走査周期ごとに準備駆動電圧の極性が切り替わるようにするのが好ましい。
準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ、準備駆動時間Tyは、その準備駆動電圧の印加によって表示画素の表示状態が変化しないように適宜設定される。例えば、表示状態が黒の表示画素の場合、プラス極性の準備駆動電圧の印加時間比率が多すぎたり、その大きさが大きすぎたりすると、黒色の着色粒子1014Bを表示面1301a側へ、白色の着色粒子1014Wを背面側へ移動させる方向(黒を表示する方向)に過多の電界が作用し、着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善する効果が低くなってしまう。逆に、マイナス極性の準備駆動電圧の印加時間比率が多すぎたり、その大きさが大きすぎたりすると、黒色の着色粒子1014Bを背面側へ、白色の着色粒子1014Wを表示面1301a側へ移動させる方向(白を表示する方向)に過多の電界が作用し、黒色の着色粒子1014Bの一部が背面側へ、白色の着色粒子1014Wの一部を表示面1301a側へそれぞれ移動してしまい、現在の表示状態を維持できなくなってしまう。よって、準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ、準備駆動時間Tyは、実験やシミュレーション等によって最適な値に設定する。
図6は、準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ及び準備駆動時間Tyと、表示駆動時の反射率変化速度及び準備駆動時の反射率との関係を示すグラフである。
前回印加された表示駆動電圧とは逆極性の準備駆動電圧の印加時間比率及びその大きさをより大きくし、準備駆動期間Tyがより長ければ、次の表示駆動時における反射率変化速度が向上する。よって、着色粒子1014W,1014Bの応答能力改善効果が高くなることがわかる。しかし、準備駆動時の反射率が変化しやすくなり、現在の表示状態を維持しにくくなる。図6中のグレーで示した範囲は、準備駆動終了後に準備駆動前の反射率が維持できなくなっている範囲、すなわち、準備駆動前の表示状態が維持できなくなっている範囲である。したがって、準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ及び準備駆動時間Tyの最適値は、図6中のグレーで示した範囲に入らない範囲であって、前回印加された表示駆動電圧とは逆極性の準備駆動電圧の印加時間比率及びその大きさをより大きく、かつ、準備駆動期間Tyがより長い設定値ということになる。
また、準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ及び準備駆動時間Tyの最適値は、着色粒子同士の凝集しやすさやカプセル内壁に対する着色粒子の付着度合い等によって変わってくる。つまり、図6に示すグラフの曲線は、これらの度合いが大きいと図中右側へ、小さいと図中左側へ、全体的にシフトする傾向がある。そして、これらの度合いは、使用する着色粒子1014W,1014Bの材料特性、TFT1001の動作特性、前回の表示駆動電圧の印加終了時からの経過時間Taなどに依存するものである。したがって、準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ及び準備駆動時間Tyの最適値は、着色粒子1014W,1014Bの材料特性、TFT1001の動作特性、前回の表示駆動電圧の印加終了時からの経過時間Taなども考慮して決定する。
本実施形態のように各画素電極1005に印加する準備駆動電圧を前回の表示駆動電圧の極性と同じ極性に偏重したものとすることで、準備駆動電圧の大きさを比較的大きいものに設定しても、その表示画素の着色粒子1014W,1014Bの配置を安定して維持できる。したがって、表示画素の表示状態を維持しつつ、より短い準備駆動期間で効果的に着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善することが可能である。
なお、本実施形態では、準備駆動電圧の極性の印加時間比率を変えることで、準備駆動電圧を前回の表示駆動電圧の極性と同じ極性に偏重したものしたが、他の方法で偏重させるようにしてもよい。例えば、準備駆動電圧の極性の印加時間比率は一定にし(例えば走査周期ごとに準備駆動電圧の極性が切り替わるように設定し)、前回の表示駆動電圧の極性と同じ極性の準備駆動電圧については、その大きさを反対極性の準備駆動電圧よりも大きな電圧値とするようにしてもよい。
一方で、本実施形態のように各画素電極1005に印加する準備駆動電圧を前回の表示駆動電圧の極性とは逆極性に偏重したものとしてもよい。この場合、カプセル内壁に付着した着色粒子1014W,1014Bの付着力を弱める効果が高まるので、より短い準備駆動期間で効果的に着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善することが可能である。ただし、準備駆動期間をあまり長期間に設定すると、着色粒子1014W,1014Bの配置が崩れてしまって、表示画素の表示状態を維持できなくなるおそれがある点に注意を要する。
以上のような準備駆動を開始するとき、コントローラ309は、タイマー315に対して計時命令を出力する。この計時命令を受信したタイマー315は、計時カウント値を初期化した後、経過時間Tbの計時処理を開始する(S8)。そして、タイマー315が経過時間Tbの計時処理を開始した後、コントローラ309は、タイマー315が計時した経過時間Tbが準備駆動期間Tyを越えたかどうかを判断する(S11)。このとき、経過時間Tbが準備駆動期間Tyを越えたと判断される前、すなわち、準備駆動期間中に、次の表示切替開始信号を受信した場合(S9)、コントローラ309は、全表示画素についての準備駆動電圧の印加を停止して準備駆動を中止する(S10)。その後、コントローラ309は、受信した表示切替開始信号に従って表示駆動処理を開始する(S2)。一方、表示切替開始信号を受信することなく経過時間Tbが準備駆動期間Tyを越えたと判断した場合(S11のYes)、コントローラ309は、タイマー315に対して計時命令を出力し、タイマー315に再び経過時間Taの計時処理を行わせる(S4)。よって、今回の準備駆動が終了した後、更に規定時間Txが経過するまでの間に次の表示切替開始信号を受信しない場合には(S5,S6)、再び準備駆動を繰り返すことになる。なお、2回目以降の準備駆動を行うか否かを決定するための規定時間は、1回目の準備駆動を行うか否かを決定するための規定時間Txとは異なる時間であってもよい。
なお、本実施形態1では、準備駆動期間中に表示切替開始命令を受信した場合(S9)、全表示画素について準備駆動を中止する場合を例に挙げて説明しているが、当該表示切替開始命令に従って印加される表示駆動電圧に応じた駆動電界によって着色粒子1014W,1014Bの配置が変更される表示画素についてだけ準備駆動を中止し、当該表示切替開始命令によって着色粒子1014W,1014Bの配置が変更されない表示画素については準備駆動を継続するようにしてもよい。
また、本実施形態1では、経過時間Taが規定時間Txを越えると必ず準備駆動を行うが、所定の条件に応じて準備駆動を行わないようにしてもよい。例えば、ユーザーが準備駆動を行わない設定操作をした場合には、経過時間Taが規定時間Txを越えても準備駆動を行わないようにしてもよい。
〔変形例〕
次に、上記実施形態1における準備駆動の制御についての一変形例について説明する。
上記実施形態1では、規定時間Txが一定であったが、状況に応じて規定時間Txを変更する方が好ましい場合もある。例えば、規定時間Txが短く設定されている場合、頻繁に準備駆動を行うため、次の表示切替開始命令を受けて表示駆動電圧を印加した際における着色粒子1014W,1014Bの高い応答性を安定して確保できるが、準備駆動による電力消費量が増大する。よって、本電子ペーパーがバッテリー駆動しているときに頻繁に準備駆動を行うと、本電子ペーパーの利用可能時間が短くなってしまう。このような場合には、着色粒子の応答性を多少犠牲にしても、規定時間Txを長くて利用可能時間を確保することが好ましいこともある。本変形例では、規定時間Txを変更する例について説明する。
図7は、本変形例における表示制御の流れを示すフローチャートである。
なお、表示制御の基本的な流れは、上記実施形態1の場合と同様であるので、以下、本変形例の特徴部分についてのみ説明する。
本変形例の電子ペーパーは、外部電源に接続されている場合には外部電源から供給される電力によって駆動し、外部電源に接続されていない場合には内部のバッテリーから供給される電力によって駆動する。そして、本変形例では、バッテリー駆動時と外部電源駆動時とで規定時間Txを切り換えることとする。具体的には、すべての表示画素についての制御が完了して表示駆動が終了した後(S3)、タイマー315に経過時間Taの計時処理を開始させる前に(S4)、コントローラ309は、まず、現在の給電状態がバッテリー駆動かどうかを判断する(S21)。そして、バッテリー駆動であると判断した場合には、規定時間TxをT1に設定し(S22)、かつ、準備駆動期間TyをT3に設定する(S23)。一方、バッテリー駆動でないすなわち外部電源駆動であると判断した場合には、規定時間TxをT2に設定し(S24)、かつ、準備駆動期間TyをT4に設定する(S25)。なお、時間T1,T2の関係はT1>T2であり、時間T3,T4の関係もT3>T4である。
本変形例によれば、外部電源駆動時には規定時間Txが比較的短い時間T2に設定されるため、バッテリー駆動時に比べて準備駆動の頻度が多くなる。その結果、次の表示切替開始命令を受けて表示駆動電圧を印加した際における着色粒子1014W,1014Bの高い応答性を安定して確保でき、高速な表示切り換えが可能となる。一方、バッテリー駆動時には規定時間Txが比較的長い時間T1に設定されるため、外部電源駆動時に比べて準備駆動の頻度が少なくなる。その結果、外部電源駆動時のような高い応答性を確保できなくなるが、準備駆動による電力消費量を抑えることができるので、本電子ペーパーの利用可能時間を長くでき、ユーザーの利便性が向上する。なお、本変形例では、バッテリー駆動か外部電源駆動かという変更条件に従って規定時間Txを変更する場合について説明したが、変更条件はこれに限られない。
また、本変形例によれば、規定時間Txが長いほど、準備駆動時間Tyも長くなるように設定変更している。これは、規定時間Txが長いほど、準備駆動開始時における着色粒子同士の凝集度合いやカプセル内壁に対する着色粒子の付着度合いが大きいため、準備駆動時間Tyを長くして着色粒子の応答性を改善効果を高めようとするものである。しかし、状況によっては、規定時間Txが長いほど準備駆動時間Tyも短くしてもよいし、準備駆動時間Tyを一定としてもよい。
〔実施形態2〕
次に、本発明を、画像表示装置である電子ペーパーに適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
上記実施形態1では、準備駆動を開始するための条件が、前回の表示駆動電圧の印加終了時からの経過時間Taが規定時間Txを越えるまでに次の表示切替開始命令を受信しないという条件であった。なお、前回の表示駆動電圧の印加開始時からの経過時間Taが規定時間Txを越えるまでに次の表示切替開始命令を受信しないという条件としても同様である。すなわち、上記実施形態1は、前回の表示駆動電圧の印加終了時点を基準に準備駆動の開始タイミングを決定していた。本実施形態2では、準備駆動を開始するための条件が上記実施形態1とは異なる例である。
図8は、本実施形態2における表示制御の流れを示すフローチャートである。
なお、表示制御の基本的な流れは、上記実施形態1の場合と同様であるので、以下、本実施形態2の特徴部分についてのみ説明する。
本実施形態2において、タイマー315は予め決められた規定時間Tzを計時するたびにコントローラ309へタイマー経過信号を出力する。そして、コントローラ309は、タイマー315からのタイマー経過信号を受信したら(S31)、準備駆動を開始する(S7)。よって、本実施形態2においては、前回の表示駆動電圧の印加開始時点又は印加終了時点とは無関係に、予め決められた時間間隔(規定時間Tz)で、準備駆動を実行することになる。この規定時間Tzは、予め実験等を行って、表示駆動電圧の印加を終了してからの経過時間と着色粒子の応答性との関係から、所望の応答性を得られなくなる経過時間を把握し、その経過時間に基づいて決定することができる。例えば、表示駆動電圧の印加を終了してから30分経過すると所望の応答性が得られなくなる場合には、規定時間Tzを30分よりも短い時間に設定すれば、常に所望の応答性が得られることになる。
〔実施形態3〕
次に、本発明を、画像表示装置である電子ペーパーに適用した更に他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態3」という。)について説明する。
本実施形態3では、準備駆動を開始するための条件が上記実施形態1や上記実施形態2とは異なる例である。
図9は、本実施形態3に係る電子ペーパーの駆動部の概略構成を示す説明図である。
本実施形態3では、タイマー315に代えて外部情報検知手段としてのタッチセンサ316がコントローラ309に接続されている。このタッチセンサ316は、電子ペーパーを人間が把持していること又は把持していないことを検知する公知のセンサである。タッチセンサ316は、電子ペーパーを人間が把持していない状態から把持した状態になったことを検知したら、所定の出力信号をコントローラ309へ出力する。
図10は、本実施形態3における表示制御の流れを示すフローチャートである。
なお、表示制御の基本的な流れは、上記実施形態1の場合と同様であるので、以下、本実施形態3の特徴部分についてのみ説明する。
本実施形態3において、電子ペーパーを人間が把持していない状態から把持した状態になったことをタッチセンサ316が検知したら、所定の出力信号をコントローラ309へ出力する。コントローラ309は、使用状況判断手段として機能し、タッチセンサ316からの所定の出力信号を受信したら(S41)、本電子ペーパーが使用状態にあると判断し、準備駆動を開始する(S7)。よって、本実施形態3においては、前回の表示駆動電圧の印加開始時点又は印加終了時点とは無関係に、本電子ペーパーの使用状況に基づいて準備駆動の開始タイミングが決定される。
なお、本実施形態3では、ユーザーが把持したときに準備駆動が実行されるが、ユーザーが把持しなくなったときに準備駆動を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態3では、本電子ペーパーがユーザーに使用されているか否かを判断するための外部情報が、本電子ペーパーに対するユーザーの接触情報であるが、本電子ペーパーがユーザーに使用されているか否かを判断するために有用な情報であれば他の情報であってもよい。例えば、光感知センサを外部情報検知手段として利用してもよい。この場合、光感知センサが光を検知しなくなったときに、本電子ペーパーがユーザーに使用されていないものと判断することが可能である。
以上、上記実施形態1(上記変形例を含む。)に係る電子ペーパーは、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板としてのアクティブマトリクス回路基板1201上の背面電極である画素電極1005と透明基板1301上の透明電極1006との間に電気泳動粒子としての着色粒子1014W,1014Bが設けられ、着色粒子1014W,1014Bを画素電極1005側又は透明電極1006側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに画素電極1005と透明電極1006との間に形成することで着色粒子1014W,1014Bが移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部1300と、表示駆動命令としての表示切替開始信号を受けたら、画素電極1005及び透明電極1006の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに画素電極1005と透明電極1006との間へ印加する駆動部1200とを備え、駆動部1200による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた着色粒子1014W,1014Bの位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置である。そして、駆動部1200は、前回の表示駆動電圧の印加終了時から規定時間Tx(所定時間)が経過しても次の表示駆動電圧を印加しないとき、着色粒子1014W,1014Bの配置を変更しない範囲で駆動電界に対する着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間Ty、画素電極1005と透明電極1006との間へ印加する。これにより、着色粒子1014W,1014Bに対して準備電界を作用させて、次の表示駆動電圧の印加時に着色粒子1014W,1014Bが移動しやすい状態とすることができる。しかも、準備駆動電圧の印加が表示切替開始信号を受けてから表示駆動電圧を印加するまでの間に行われる可能性が少ない。よって、表示切替開始信号を受けてから表示駆動電圧が印加されて画像の表示切り替えが完了するまでの表示切替期間を短縮でき、高速な表示切り替えを実現できる。
特に、上記実施形態1では、準備駆動電圧を印加した後、前回の表示駆動電圧の印加終了時から次の表示駆動電圧の印加が無いまま規定時間Txよりも長い別の所定時間(Tx+Tx)が経過したとき、準備駆動電圧とは同一の準備駆動電圧を印加する。よって、前回の表示駆動電圧印加終了時から長期間が経過した後に次の表示駆動電圧を印加して表示を切り替える場合であっても、画像の表示切り替えを安定かつ高速に行うことができる。
また、上記実施形態1では、前回の表示駆動電圧の印加終了時から経過時間Taを計時するための計時手段としてのタイマー315と、タイマー315が計時した経過時間Taが次の表示駆動電圧の印加が無いまま規定時間Txを越えたか否かを判断する判断手段としてのコントローラ309とを有し、駆動部1200は、経過時間Taが規定時間Txを越えたと判断したら準備駆動電圧の印加を開始する。これにより、準備駆動電圧の印加を必要最小限かつ適切なタイミングで行うことができる。
また、上記変形例で説明したように、コントローラ309が、規定時間Txをバッテリー駆動か外部電源駆動かという所定の変更条件に従って変更する変更手段として機能する。このように規定時間Txを変更できることで、前回の表示駆動電圧の印加終了時から状況等に応じた適切な時間間隔をあけて準備駆動電圧の印加を行うことができる。
この場合、コントローラ309が変更した規定時間Txが長いほど、その変更後の規定時間Txが経過した後における所定の準備駆動期間Tyを長くするのがよい。規定時間Txが長いほど準備駆動開始時における着色粒子同士の凝集度合いやカプセル内壁に対する着色粒子の付着度合いが大きいため、準備駆動時間Tyを長くすることで着色粒子の応答性を改善効果が高め、着色粒子の応答性を確実に改善できるからである。
また、コントローラ309が変更した規定時間Txが長いほど、その変更後の規定時間Txが経過した後に形成する準備電界が強くなる駆動準備電圧を印加するようにしても、同様の効果が得られる。
上記実施形態2に係る電子ペーパーは、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板としてのアクティブマトリクス回路基板1201上の背面電極である画素電極1005と透明基板1301上の透明電極1006との間に電気泳動粒子としての着色粒子1014W,1014Bが設けられ、着色粒子1014W,1014Bを画素電極1005側又は透明電極1006側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに画素電極1005と透明電極1006との間に形成することで着色粒子1014W,1014Bが移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部1300と、表示駆動命令としての表示切替開始信号を受けたら、画素電極1005及び透明電極1006の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに画素電極1005と透明電極1006との間へ印加する駆動部1200とを備え、駆動部1200による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた着色粒子1014W,1014Bの位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置である。そして、駆動部1200は、予め決められた時間間隔Tzで、着色粒子1014W,1014Bの配置を変更しない範囲で駆動電界に対する着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間Ty、画素電極1005と透明電極1006との間へ印加する。このような構成でも、上記実施形態1の場合と同様に、着色粒子1014W,1014Bに対して準備電界を作用させて、次の表示駆動電圧の印加時に着色粒子1014W,1014Bが移動しやすい状態とすることができる。しかも、準備駆動電圧の印加が表示切替開始信号を受けてから表示駆動電圧を印加するまでの間に行われる可能性が少ない。よって、表示切替開始信号を受けてから表示駆動電圧が印加されて画像の表示切り替えが完了するまでの表示切替期間を短縮でき、高速な表示切り替えを実現できる。特に、上記実施形態2においては、規定時間Tzを適切に設定することで、表示切り換え時には常に所望の応答性を得ることも可能となる。
上記実施形態3に係る電子ペーパーは、表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板としてのアクティブマトリクス回路基板1201上の背面電極である画素電極1005と透明基板1301上の透明電極1006との間に電気泳動粒子としての着色粒子1014W,1014Bが設けられ、着色粒子1014W,1014Bを画素電極1005側又は透明電極1006側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに画素電極1005と透明電極1006との間に形成することで着色粒子1014W,1014Bが移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部1300と、表示駆動命令としての表示切替開始信号を受けたら、画素電極1005及び透明電極1006の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに画素電極1005と透明電極1006との間へ印加する駆動部1200とを備え、駆動部1200による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた着色粒子1014W,1014Bの位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置である。そして、当該電子ペーパーがユーザーに使用されているか否かを判断するための電子ペーパーの外部情報である本電子ペーパーに対するユーザーの接触情報を検知する外部情報検知手段としてのタッチセンサ316と、タッチセンサ316の検知結果に基づいて当該電子ペーパーが使用されているか否かを判断する使用状況判断手段としてのコントローラ309とを有し、駆動部1200は、コントローラ309の判断結果に基づいて決定されるタイミングで、着色粒子1014W,1014Bの配置を変更しない範囲で駆動電界に対する着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間Ty、画素電極1005と透明電極1006との間へ印加する。このような構成でも、上記実施形態1及び2の場合と同様に、着色粒子1014W,1014Bに対して準備電界を作用させて、次の表示駆動電圧の印加時に着色粒子1014W,1014Bが移動しやすい状態とすることができる。しかも、準備駆動電圧の印加が表示切替開始信号を受けてから表示駆動電圧を印加するまでの間に行われる可能性が少ない。よって、表示切替開始信号を受けてから表示駆動電圧が印加されて画像の表示切り替えが完了するまでの表示切替期間を短縮でき、高速な表示切り替えを実現できる。特に、上記実施形態3によれば、例えば、ユーザーに使用されていないときにも準備駆動電圧を印加するような事態を少なくすることが可能となり、無駄な準備駆動電圧の印加を少なくするということも可能である。
上記実施形態1乃至3において、駆動部1200は、所定の準備駆動期間Ty中に電界強度が変動する準備電界(交番電界)を形成するための準備駆動電圧を印加するものである。これにより、着色粒子1014W,1014Bの応答能力を効果的に改善することができる。
また、上記実施形態1乃至3に係る電子ペーパーは、画素電極1005が各表示画素に対応するように独立してマトリクス状に配置されており、駆動部1200は、画素電極1005への電圧印加を制御するためのアクティブ素子としてのTFT1001を有するアクティブマトリクス回路とを備えており、アクティブマトリクス回路は、各TFT1001の駆動出力端子としてのドレイン端子1004が各画素電極1005それぞれに接続されていて、各TFT1001の状態選択端子としてのゲート端子1002にアクティブ状態選択電圧が入力されると、そのTFT1001の駆動入力端子としてのソース端子1003に印加されている駆動電圧が当該TFT1001のドレイン端子1004を通じて画素電極1005に印加され、各TFT1001のゲート端子1002に非アクティブ状態選択電圧が入力されると、そのTFT1001のソース端子1003に印加されている駆動電圧が画素電極1005に印加されないように動作するものであり、駆動部1200は、所定の準備駆動期間Ty中、各TFT1001のゲート端子1002にアクティブ状態選択電圧を複数回印加するとともに、少なくとも2種類の準備駆動電圧を各回にわけて当該TFT1001のソース端子1003に印加する。これにより、表示駆動電圧を印加するときの制御動作と同様の制御動作で準備駆動電圧を印加することができ、構成の簡素化を図ることができる。
また、上記実施形態1乃至3においては、表示画素ごとに個別の準備駆動電圧を画素電極1005と透明電極1006との間へ印加するので、表示画素ごとに適した準備駆動電圧を印加することが可能となり、これにより全体として高速な表示切り換えを安定して実現することが可能となる。
また、上記実施形態1乃至3においては、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対応する画素電極1005と透明電極1006との間に印加した前回の表示駆動電圧に応じて決定されたものである。これにより、各表示画素における着色粒子1014W,1014Bの配置に適した準備駆動電圧を印加することができるようになるので、全体として高速な表示切り換えを安定して実現できる。
また、上記実施形態1乃至3においては、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧が、その表示画素に対応する画素電極1005と透明電極1006との間に印加した前回の表示駆動電圧の極性と同じ極性に偏重したものである。これにより、準備駆動電圧の大きさを比較的大きいものに設定しても、その表示画素の着色粒子1014W,1014Bの配置を安定して維持できる。したがって、表示画素の表示状態を維持しつつ、より短い準備駆動期間で効果的に着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善することが可能である。
なお、表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧を、その表示画素に対応する画素電極1005と透明電極1006との間に印加した前回の表示駆動電圧の極性とは逆極性に偏重したものとしてもよい。この場合、カプセル内壁に付着した着色粒子1014W,1014Bの付着力を弱める効果が高まるので、より短い準備駆動期間で効果的に着色粒子1014W,1014Bの応答能力を改善することが可能である。
また、上記実施形態1乃至3において、駆動部1200は、所定の準備駆動期間Ty中に表示切替開始信号を受けたとき、少なくとも、その表示切替開始信号に従って印加される表示駆動電圧に応じた駆動電界によって着色粒子1014W,1014Bの配置が変更される表示画素については、準備駆動電圧の印加を中止して当該表示制御命令に応じた表示駆動電圧の印加を開始する。これにより、準備駆動電圧の印加によって表示駆動電圧の印加が妨げられることがなくなり、準備駆動電圧の印加中に表示切替開始信号を受けても表示切り換えを高速に行うことができる。
また、上記実施形態1で説明したように、所定の条件に応じて準備駆動を行わないようにしてもよい。具体的には、コントローラ309を、所定の判定条件に従い、準備駆動電圧を印加する時期が到来したときに駆動部1200に準備駆動電圧を印加させるか否かを判定する判定手段として機能させ、コントローラ309が準備駆動電圧を印加させると判定したときは当該時期に準備駆動電圧を印加するが、コントローラ309が準備駆動電圧を印加させないと判定したときは当該時期には準備駆動電圧を印加しないように動作させる。これにより、状況に応じて準備駆動電圧の印加を省略することにより、例えばユーザーの要望に応えたりバッテリーの消費を抑えたりするなどの効果を得ることが可能となる。
実施形態1に係る電子ペーパーの表示部の表示制御を行う駆動部の概略構成を示す説明図である。 同駆動部を構成するアクティブマトリクス回路の一部(1表示画素分)を拡大した模式図である。 同電子ペーパーの表示部及び駆動部の一部を切断した断面を模式的に示した説明図である。 実施形態1における表示制御の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、前回の表示駆動電圧の印加によって黒、白、グレーをそれぞれ表示した状態の各画素電極に対して印加する準備駆動電圧及び状態選択電圧のタイミングチャートである。 準備駆動電圧の極性の印加時間比率、各極性における準備駆動電圧の大きさ及び準備駆動時間と、表示駆動時の反射率変化速度及び準備駆動時の反射率との関係を示すグラフである。 変形例における表示制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態2における表示制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態3に係る電子ペーパーの駆動部の概略構成を示す説明図である。 実施形態3における表示制御の流れを示すフローチャートである。 帯電粒子による表示画像の反射率について、前回の表示駆動電圧の印加終了時から次回の表示駆動電圧を印加するまでの期間(インターバル)を変えて測定した結果を示すグラフである。
符号の説明
308 操作部
309 コントローラ
310 メモリ
311 信号線ドライバ
313 選択線ドライバ
315 タイマー
316 タッチセンサ
1001 TFT
1005 画素電極
1006 透明電極
1014W,1014B 着色粒子
1200 駆動部
1201 アクティブマトリクス回路基板
1300 表示部
1301 透明基板

Claims (17)

  1. 表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、
    表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、
    該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置において、
    上記駆動部は、前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から所定時間経過しても次の表示駆動電圧を印加しない場合、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1の画像表示装置において、
    上記駆動部は、準備駆動電圧を印加した後、上記前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から次の表示駆動電圧の印加が無いまま上記所定時間よりも長い別の所定時間が経過したとき、該準備駆動電圧とは同一又は異なる準備駆動電圧を印加することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1又は2の画像表示装置において、
    前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から経過時間を計時するための計時手段と、
    該計時手段が計時した該経過時間が次の表示駆動電圧の印加が無いまま上記所定時間を越えたか否かを判断する判断手段とを有し、
    上記駆動部は、該経過時間が該所定時間を越えたと判断したら、上記準備駆動電圧の印加を開始することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    上記所定時間を所定の変更条件に従って変更する変更手段を有することを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項4の画像表示装置において、
    上記駆動部は、上記変更手段が変更した所定時間が長いほど、その変更後の所定時間が経過した後における上記所定の準備駆動期間を長くすることを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項4の画像表示装置において、
    上記駆動部は、上記変更手段が変更した所定時間が長いほど、その変更後の所定時間が経過した後に形成する準備電界が強くなる駆動準備電圧を印加することを特徴とする画像表示装置。
  7. 表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、
    表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、
    該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置において、
    上記駆動部は、予め決められた時間間隔で、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加することを特徴とする画像表示装置。
  8. 表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、
    表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、
    該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置において、
    当該画像表示装置がユーザーに使用されているか否かを判断するための該画像表示装置の外部情報を検知する外部情報検知手段と、
    該外部情報検知手段の検知結果に基づいて当該画像表示装置が使用されているか否かを判断する使用状況判断手段とを有し、
    上記駆動部は、該使用状況判断手段の判断結果に基づいて決定されるタイミングで、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加することを特徴とする画像表示装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    上記駆動部は、上記所定の準備駆動期間中に電界強度が変動する準備電界を形成するための準備駆動電圧を印加するものであることを特徴とする画像表示装置。
  10. 請求項9の画像表示装置において、
    背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極は、各表示画素に対応するように独立してマトリクス状に配置されており、
    上記駆動部は、該少なくとも一方の電極への電圧印加を制御するためのアクティブ素子を有するアクティブマトリクス回路とを備えており、
    該アクティブマトリクス回路は、各アクティブ素子の駆動出力端子が該少なくとも一方の電極それぞれに接続されていて、各アクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧が入力されると、そのアクティブ素子の駆動入力端子に印加されている駆動電圧が当該アクティブ素子の駆動出力端子を通じて該少なくとも一方の電極に印加され、各アクティブ素子の状態選択端子に非アクティブ状態選択電圧が入力されると、そのアクティブ素子の駆動入力端子に印加されている駆動電圧が該少なくとも一方の電極に印加されないように動作するものであり、
    該駆動部は、上記所定の準備駆動期間中、各アクティブ素子の状態選択端子にアクティブ状態選択電圧を複数回印加するとともに、少なくとも2種類の準備駆動電圧を各回にわけて当該アクティブ素子の駆動入力端子に印加することを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    上記駆動部は、表示画素ごとに個別の準備駆動電圧を背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加するものであることを特徴とする画像表示装置。
  12. 請求項11の画像表示装置において、
    表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対して印加した前回の表示駆動電圧に応じて決定されたものであることを特徴とする画像表示装置。
  13. 請求項12の画像表示装置において、
    表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対して印加した前回の表示駆動電圧の極性と同じ極性に偏重したものであることを特徴とする画像表示装置。
  14. 請求項12の画像表示装置において、
    表示画素ごとに印加される各準備駆動電圧は、その表示画素に対して印加した前回の表示駆動電圧の極性とは逆極性に偏重したものであることを特徴とする画像表示装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    上記駆動部は、上記所定の準備駆動期間中に上記表示駆動命令を受けたとき、少なくとも該表示駆動命令に従って印加される表示駆動電圧に応じた駆動電界によって電気泳動粒子の配置が変更される表示画素については、上記準備駆動電圧の印加を中止して該表示制御命令に応じた表示駆動電圧の印加を開始することを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    所定の判定条件に従い、準備駆動電圧を印加する時期が到来したときに上記駆動部に準備駆動電圧を印加させるか否かを判定する判定手段を有し、
    該駆動部は、該判定手段が準備駆動電圧を印加させると判定したときは当該時期に準備駆動電圧を印加するが、該判定手段が準備駆動電圧を印加させないと判定したときは当該時期には準備駆動電圧を印加しないことを特徴とする画像表示装置。
  17. 表示画像を構成する複数の表示画素ごとに設けられた背面基板上の背面電極と透明基板上の透明電極との間に電気泳動粒子が設けられ、該電気泳動粒子を背面電極側又は透明電極側へ移動させるための駆動電界を表示画素ごとに背面電極と透明電極との間に形成することで該電気泳動粒子が移動することにより各表示画素それぞれの表示状態が変化する表示部と、表示駆動命令を受けたら、背面電極及び透明電極の少なくとも一方に対し、各表示画素の駆動電界を制御するための表示駆動電圧を表示画素ごとに印加する駆動部とを備え、該駆動部による表示駆動電圧の印加を終了した後も、その表示駆動電圧に応じた電気泳動粒子の位置が保持されて表示画像が維持される画像表示装置の制御方法であって、
    前回の表示駆動電圧の印加開始時又は印加終了時から所定時間経過しても次の表示駆動電圧を印加しないときは、上記電気泳動粒子の配置を変更しない範囲で上記駆動電界に対する該電気泳動粒子の応答能力を改善可能な準備電界を形成するための準備駆動電圧を、所定の準備駆動期間、背面電極及び透明電極の少なくとも一方の電極に印加するように、上記駆動部を制御することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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