JP2009109842A - Psの適正膜厚算出方法及びレジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システムは、少なくとも前記積層スペーサー50の膜厚(積層高さ)を測定する膜厚測定手段110と、前記積層スペーサー50の膜厚から前記PS60の適正膜厚を求め、ASV工程でのレジスト塗布手段のプロセスパラメータ補正指示を行うデータ処理・指示システム120と、レジスト塗布手段130と、システム全体の制御を司る制御手段140とから構成されている。
【選択図】図1
Description
一般に、液晶表示ディスプレイパネルにおいて、現在最も広く使用されている液晶セル駆動方式は、TN(ねじれネマティック)方式とSTN(超ねじれネマティック)方式による縦電界駆動型であり、近年、横電界駆動型(IPS)による液晶セル駆動方式の開発も進んでいる。
図2(a)〜(e)及び図3(f)〜(g)に一般的なカラーフィルタの製造方法の一例を工程順に示す。
まず、透明基板11上にアクリル系樹脂にカーボンブラック等の黒色顔料を分散した黒色感光性樹脂をスピンナー等にて塗布し、予備乾燥して黒色感光性樹脂層21を形成し(図2(a)参照)、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、ブラックマトリクス21bを形成する(図2(b)参照)。
このため、生産効率が低下したり、スペーサー製造装置の不安定化が品質に悪影響を及ぼすという問題がある。
いて、適正なPS膜厚を得るためのPSの適正膜厚算出方法及びレジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システムを提供することを目的とする。
前記積層スペーサー50の膜厚を計測・管理することで、前記PS60の適正膜厚を求めることを特徴とするPSの適正膜厚算出方法としたものである。
少なくとも前記積層スペーサー50の膜厚(積層高さ)を測定する膜厚測定手段110と、前記積層スペーサー50の膜厚から前記PS60の適正膜厚を求め、ASV工程でのレジスト塗布手段のプロセスパラメータ補正指示を行うデータ処理・指示システム120と、レジスト塗布手段130と、システム全体の制御を司る制御手段140とから構成され、
前記膜厚測定手段110にて、前記積層スペーサー50の膜厚を測定し、データ処理・指示システム120にて、前記PS60の適正膜厚を求め、最終工程であるASV工程のレジスト塗布手段130へプロセスパラメータの自動補正指示を行うことを特徴とするレジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システムとしたものである。
図1は、本発明のレジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システムの一実施例を示す模式構成図である。
本発明のレジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システムは、積層スペーサー50の膜厚(高さ)を測定する膜厚測定手段110と、積層スペーサー50の膜厚からPS60の適正膜厚を求め、ASV工程でのレジスト塗布手段のプロセスパラメータ補正指示を行うデータ処理・指示システム120と、PS60を形成するためのレジスト塗布手段130と、制御手段140とから構成されている。
ここで、膜厚測定手段110としては、膜厚測定機を挙げることができる。
データ処理・指示システム120としては、入力、出力機器を備えたコンピューターシステムを挙げることができる。
レジスト塗布手段としては、ロールコーター、スピンコーター等を挙げることができる。
図2(a)〜(e)及び図3(f)〜(g)は、カラーフィルタ基板の製造方法の一例を
工程順に示す模式構成断面図である。
まず、ガラス基板等からなる透明基板11上にアクリル系樹脂にカーボンブラック等の黒色顔料を分散した黒色感光性樹脂をスピンナー等にて塗布し、予備乾燥して黒色感光性樹脂層21を形成し(図2(a)参照)、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、ブラックマトリクス21bを形成する(図2(b)参照)。
ここで、透明基板11としては、低膨張ガラス、ノンアルカリガラス、石英ガラス等のガラス基板及びプラスチックフィルム等が利用できる。
次に、データ処理・指示システム120にて、仕様で決定されている積層PS70の膜厚(高さ)から膜厚測定手段110にて測定された積層スペーサー50の膜厚(高さ)を差し引くことにより、PS60の適正膜厚を求めることができる(図4参照)。
図4は、積層スペーサー50とPS60と積層PS70との位置関係を模式的に示す説明図である。
積層スペーサー50は、ブラックマトリクス21bと赤色スペーサー31Sと緑色スペーサー32Sと青色スペーサー33Sと透明電極層41とで構成されている。
例えば、仕様で決定されている積層PS70の膜厚(高さ)をT1、積層スペーサー50の膜厚をT2したとき、T1−T2=T3がPS60の適正膜厚として求められる。
データ処理・指示システム120では、仕様で決定されている積層PS70の膜厚(高さ
)T1に対して、基準となる積層スペーサー50の膜厚T2とPS60の膜厚T3があらかじめ設定されており、積層スペーサー50の膜厚(高さ)T2が基準より厚い(高い)か、薄い(低い)かによって、PS60の膜厚T3は薄いか、厚いかのいずれかになり、レジスト塗布手段130のプロセスパラメータの設定を行い、レジストコート手段130にプロセスパラメータの自動補正指示が行われ、レジスト塗布手段130にて適正膜厚のPS60が形成される。
具体的には、積層スペーサー50の膜厚(高さ)T2が基準より厚い(高い)場合、PS60の膜厚T3は基準より薄くなり、レジスト吐出量を減少させるようなプロセスパラメータが設定され、レジストコート手段130にプロセスパラメータの自動補正指示が行われ、PS60の膜厚T3は基準よりも薄く形成される。
また、積層スペーサー50の膜厚(高さ)T2が基準より薄い(低い)場合、PS60の膜厚T3は基準より厚くなり、レジスト吐出量を増加させるようなプロセスパラメータが設定され、レジストコート手段130にプロセスパラメータの自動補正指示が行われ、PS60の膜厚T3は基準よりも厚く形成される。
精度の高い積層PSを算出するためには、βを考慮する必要があり、これにはASV後(仕上がり)積層高さを求めて、誤差を埋めていく必要がある。
21……黒色感光性樹脂層
21b……ブラックマトリクス
30……着色フィルター
31R……赤色フィルター
31S……赤色スペーサー
32G……緑色フィルター
32S……緑色スペーサー
33B……青色フィルター
33S……青色スペーサー
41……透明電極層
50……積層スペーサー
60……PS
70……積層PS
110……膜厚測定手段
120……データ処理・指示システム
130……レジスト塗布手段
140……制御手段
Claims (2)
- 透明基板(11)上に、ブラックマトリクス(21b)と、赤色フィルター(31R)、緑色フィルター(32G)及び青色フィルター(33B)からなる着色フィルター(30)と、ブラックマトリクス(21b)上に赤色スペーサー(31S)と緑色スペーサー(32S)と青色スペーサー(33S)と透明電極層(41)からなる積層スペーサー(50)と、ASVレジスト層などを順次積み上げ形成するフォトスペーサー(以下、PSと称す)(60)と、からなる積層フォトスペーサー(以下、積層PSと称す)(70)を有するカラーフィルタ基板の前記PS(60)の適正膜厚を求める方法であって、
前記積層スペーサー(50)の膜厚を計測・管理することで、前記PS(60)の適正膜厚を求めることを特徴とするPSの適正膜厚算出方法。 - 前記カラーフィルタ基板の前記PS(60)の適正膜厚が得られるように、積層PS形成における最終工程となるASV工程でのレジスト塗布手段のプロセスパラメータの自動補正を行なうシステムであって、
少なくとも前記積層スペーサー(50)膜厚(積層高さ)を測定する膜厚測定手段(110)と、前記積層スペーサー(50)膜厚から前記PS(60)の適正膜厚を求め、ASV工程でのレジスト塗布手段のプロセスパラメータ補正指示を行うデータ処理・指示システム(120)と、レジスト塗布手段(130)と、制御手段(140)とから構成され、
前記膜厚測定手段(110)にて、前記積層スペーサー(50)膜厚を測定し、データ処理・指示システム(120)にて、前記PS(60)の適正膜厚を求め、最終工程であるASV工程のレジスト塗布手段(130)へプロセスパラメータの自動補正指示を行うことを特徴とするレジスト塗布手段のプロセスパラメータ自動補正システム。
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WO2019184743A1 (zh) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 京东方科技集团股份有限公司 | 彩膜基板、彩膜基板的制作方法及显示面板 |
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