JP2009109114A - 空気調和装置 - Google Patents

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秀夫 片山
Takehiko Hiei
武彦 樋江井
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Abstract

【課題】室内ユニットから空間内の人までの距離をより正確に検出することができ、且つ、その検出された距離に応じて空間内の人により適した空調運転を行うことのできる空気調和装置を提供する。
【解決手段】室内機(11)によって空間内の空調を行う空気調和装置において、上記空間内に存在する人を撮影するCCDカメラ(31)と、該CCDカメラ(31)によって撮影された画像から顔画像を抽出する画像抽出手段(42)と、該画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と基準となる顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内機(11)から上記人までの距離を算出する距離算出手段(45)と、該距離算出手段(45)によって算出された距離に応じて空調運転を行う運転制御手段(47)と、を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、空間内に存在する人に対して適切な空調運転制御を行う空気調和装置に関する。
従来より、空間内に存在する人に対して適切な空調運転制御を行うものとして、例えば特許文献1に開示されるように、該空間内の人との距離を人体検知センサーによって検出し、その距離に応じて吹出口の風速を人に対して不快とならないような風速に変えるように構成された空気調和装置が知られている。
特開平4−73542号公報
ところで、上述のような従来の空気調和装置では、人体検知センサーの感度等によっては空間内の人が検出されなかったり検出される距離が変わったりするなど、空間内の人の位置をあまり精度良く検出できない場合がある。そうすると、空間内で精度良く空調制御を行うことができず、該空間内の人にとって快適性のあまり高くない空調運転になってしまうという問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、室内ユニットから空間内の人までの距離をより正確に検出することができ、且つ、その検出された距離に応じて空間内の人により適した空調運転を行うことのできる空気調和装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る空気調和装置(1)では、撮影手段(31)によって撮影された画像から空間内の人の顔画像を抽出するとともに、その抽出された顔画像と基準となる顔画像との比較結果に基づいて室内ユニット(11)から該人までの距離を算出し、その算出された距離に応じて空調運転を行うようにした。
具体的には、第1の発明では、室内ユニット(11)によって空間内の空調を行う空気調和装置を対象とする。そして、上記空間内に存在する人を撮影する撮影手段(31)と、上記撮影手段(31)によって撮影された画像から上記人の顔の少なくとも一部の領域を抽出する画像抽出手段(42)と、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と基準となる顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出する距離算出手段(45)と、上記距離算出手段(45)によって算出された距離に基づいて空調運転のための制御信号を生成する制御信号生成手段(46)と、上記制御信号に応じて空調運転を行う運転制御手段(47)と、を備えているものとする。
この構成により、撮影手段(31)によって撮影された顔画像に基づいて室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を求めることができ、該距離に応じた空調運転を行うことができる。すなわち、撮影手段(31)によって撮影された画像から抽出された顔画像は、基準となる顔画像と比較され、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から該顔画像を撮影された人までの距離が求められる。このように、顔画像に基づいて室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を求めることで、従来のようにセンサーで空間内の人の位置を検出する場合に比べて、より正確に距離の検出を行うことができ、該空間内の人により適した空調運転制御を行うことが可能となる。
上述の構成において、上記基準となる顔画像として、上記室内ユニット(11)から上記人までの距離と関連づけられた該人の顔画像が予め記憶されている記憶手段(44)をさらに備えていて、上記距離算出手段(45)は、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と上記記憶手段(44)に記憶されている顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出するように構成されているものとする(第2の発明)。
これにより、室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を検出する際の基準となる顔画像が、予め記憶手段(44)に記憶されていた自己の顔画像になるため、顔画像の大小の比較をより正確に行うことができ、該顔画像に基づいて室内ユニット(11)から空間内の人までの距離をより正確に検出することができる。したがって、空間内の人に対してより適切な空調運転を行うことが可能になる。
また、上記記憶手段(44)には、予め平均的な顔画像が記憶されていて、上記距離算出手段(45)は、上記記憶手段(44)に上記人の顔画像が記憶されていない場合に、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と上記平均的な顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出するように構成されているのが好ましい(第3の発明)。
こうすることで、空間内の人との距離を検出する際の基準となる顔画像が記憶手段(44)に記憶されていない場合でも、該記憶手段(44)に予め記憶されている平均的な顔画像に基づいて該空間内の人との距離を検出することができる。したがって、上記記憶手段(44)に顔画像の記憶されていない人であっても、室内ユニット(11)からその人までの距離をほぼ正確に把握してその人に適した空調運転を行うことができる。
また、上記距離算出手段(45)は、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出手段(43)を備えていて、上記特徴点抽出手段(43)によって抽出された特徴点間の距離と、上記基準となる顔画像における特徴点間の距離とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出するように構成されているのが好ましい(第4の発明)。
これにより、顔画像全体を比較することなく、顔画像の複数の特徴点間の距離を用いて室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を容易に求めることができる。
しかも、人の顔のうち、体型の変化や加齢等の影響を受けにくい部分を特徴点として抽出すれば、記憶手段(44)に記憶された顔画像と比較する場合でも、顔の変化の影響を受けることなく、上記室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を精度良く求めることができる。
ここで、上記特徴点は、左右の目であり、該特徴点間の距離は、両目の間隔であってもよい(第5の発明)し、上記特徴点は、目及び鼻であり、該特徴点間の距離は、目と鼻との顔の上下方向の間隔であってもよい(第6の発明)。また、上記特徴点は、目及び口であり、該特徴点間の距離は、目と口との顔の上下方向の間隔であってもよい(第7の発明)。
このように、特徴点を体型の変化や加齢等によって位置の変わりにくい目、鼻、口などとして、それらの間隔を基準となる顔画像のものと比較することで、室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を精度良く求めることができ、該人に対してより快適な空調を行うことが可能となる。
しかも、目と鼻、若しくは目と口の顔の上下方向の間隔を検出することで、顔の側面の顔画像しか得られなかった場合でも、基準となる顔画像との間で特徴点間の間隔の比較を行うことができ、室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を確実に求めることができる。
以上より、本発明に係る空気調和装置(1)によれば、撮影手段(31)によって撮影した画像の中から画像抽出手段(42)により空間内の人の顔画像を抽出した後、距離算出手段(45)によって該顔画像と基準となる顔画像との比較結果に基づいて室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出し、該距離に応じた空調運転を行うようにしたため、従来のセンサーを用いた方法に比べて、上記室内ユニット(11)から空間内の人までの距離をより正確に求めて、該空間内の人により適した空調運転を行うことが可能となる。
また、第2の発明によれば、上記距離算出手段(45)は、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像を、上記基準となる顔画像として記憶手段(44)に距離と関連づけられて記憶された、上記人の顔画像と比較し、その比較結果によって室内ユニット(11)から該人までの距離を求めるように構成されているため、顔画像の大小の比較を的確且つ容易に行うことができ、上記室内ユニット(11)から空間内の人までの距離をさらに正確に求めることができる。
また、第3の発明によれば、上記距離算出手段(45)は、上記記憶手段(44)に上記人の顔画像が記憶されていない場合、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と上記記憶手段(44)に予め記憶された平均的な顔画像とを比較し、その比較結果によって室内ユニット(11)から上記人までの距離を求めるように構成されているため、上記記憶手段(44)に自己の顔画像が記憶されていない場合でも、平均的な顔画像を用いて室内ユニット(11)から空間内の人までの距離をほぼ正確に求めることができ、該人に適した空調運転を行うことが可能となる。
また、第4の発明によれば、上記距離算出手段(45)は、顔画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出手段(43)を備えていて、その特徴点間の距離と基準となる顔画像における特徴点間の距離とを比較し、その比較結果に基づいて室内ユニット(11)から上記人までの距離を求めるように構成されているため、顔画像を用いて上記室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を容易に求めることができる。
さらに、第5から第7の発明によれば、上記特徴点間の距離は、両目の間隔や、目と鼻との顔の上下方向の間隔、目と口との顔の上下方向の間隔であるため、体型の変化や加齢等の影響をほとんど受けることなく、室内ユニット(11)から空間内の人までの距離を正確に求めることができる。しかも、特徴点を鼻や口などにすることで、顔画像が顔の側面の画像であっても、特徴点間の距離を把握することができ、基準となる顔画像との比較を容易に行うことができる。したがって、上述の構成にすることで、空間内の人までの距離を正確且つ確実に求めることができ、該人に適した空調運転を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
−全体構成−
本実施形態に係る空気調和装置(1)を図1に示す。この空気調和装置(1)は、上記図1に示すように、室内の壁に取り付けられる、いわゆる壁掛け式のルームエアコンによって構成されている。なお、上記空気調和装置(1)は、本実施形態のような壁掛け式のルームエアコンに限らず、例えば床置き式のエアコンであってもよいし、天井埋め込み型のエアコンであってもよい。また、空気清浄機能等が設けられていてもよい。
上記空気調和装置(1)は、室内の壁に取り付けられる室内機(11)(室内ユニット)と、図示しない室外機とを備えている。この空気調和装置(1)は、一般的な構造であるので、詳細な説明を省略するが、図示しない室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮機などを有する冷媒回路を備え、圧縮機を駆動して、冷媒回路中に冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うと共に、室外機の室外ファン及び室内機(11)の室内ファンを駆動することで、冷房運転及び暖房運転を行うように構成されている。
なお、特に図示しないが、上記空気調和装置(1)は、室外機及び室内機(11)を遠隔操作すべく、該室内機(11)に設けられた送受信部との間で信号の授受を行うリモコンも備えている。
また、上記空気調和装置(1)は、空調を行う空間内の人の顔画像を得るために該空間内の人を撮影するCCDカメラ(31)(撮影手段)を備えている。このCCDカメラ(31)は、図1に示すように上記空気調和装置(1)と別体に設けられていてもよいし、該空気調和装置(1)と一体に設けられていてもよい。このCCDカメラ(31)で得られた画像データは、上記空気調和装置(1)の室内機(11)に送られて画像処理された後、詳しくは後述するように、該室内機(11)から空間内の人(空調対象者)までの距離検出に利用される。
さらに、上記空気調和装置(1)は、上記CCDカメラ(31)によって撮影された画像データから顔画像を抽出し、該顔画像に基づいて検出される距離に応じて空調制御を行うコントローラ(41)を備えている。このコントローラ(41)は、図2に示すように、上記CCDカメラ(31)で得られた画像データから顔画像を抽出する画像抽出部(42)(画像抽出手段)と、抽出された画像に基づいて顔の特徴点を抽出する特徴点抽出部(43)(特徴点抽出手段)と、予め空調対象となる人(空調対象者)の顔画像及び特徴点を該画像撮影時の距離と関連づけて記憶しておく情報記憶部(44)と、上記特徴点抽出部(43)で抽出された特徴点間の距離と上記情報記憶部(44)に記憶されている顔画像の特徴点間の距離とを比較し、その比較結果に基づいて対象となる人(空調対象者)までの距離を算出する距離算出部(45)と、該距離算出部(45)で算出された距離に基づいて空調運転制御のための制御信号を生成する制御信号生成部(46)と、該制御信号に応じて空気調和装置(1)の運転制御を行う運転制御部(47)と、を備えている。
詳しくは、上記画像抽出部(42)は、上記CCDカメラ(31)で得られた画像情報から、顔の部分の画像のみを抽出するように構成されている。この画像抽出部(42)は、顔全体を抽出するように構成されていてもよいし、後述するような顔の特徴点を抽出できるように顔の一部のみを抽出するように構成されていてもよい。
上記特徴点抽出部(43)は、上記画像抽出部(42)で抽出された顔画像から目や鼻、口などの特徴点を抽出して、それらの位置関係を求めるように構成されている。すなわち、上記特徴点抽出部(43)は、画像処理によって、顔画像から目や鼻、口などを抽出し、該画像上でのそれらの距離を算出するように構成されている。このように、顔画像から特徴点を抽出することで、後述するように基準となる顔画像と比較する場合に、顔画像全体を比較しなくても、顔画像に基づいて室内機(11)から空調対象者までの距離を容易に算出することができる。また、上記特徴点として、体型の変化や加齢等によって影響を受けにくい目や鼻、口などを抽出することで、基準となる顔画像から多少の変化があっても空調対象者までの距離をより正確に算出することができる。さらに、目以外にも、口や鼻などを特徴点として抽出することで、顔画像が横向きの顔の画像であっても、該顔画像から特徴点を抽出してそれらの距離を算出することができる。
上記情報記憶部(44)は、後述する距離算出部(45)で室内機(11)から空調対象者までの距離を算出する際の基準となる顔画像を記憶しておくためのものであり、上記CCDカメラ(31)で撮影された画像から上記画像抽出部(42)によって抽出された空調対象者の顔画像を、その画像撮影時の空調対象者までの距離と関連づけて記憶するように構成されている。また、上記情報記憶部(44)では、上記基準となる顔画像とともに、上記特徴点抽出部(43)によって該顔画像から抽出された特徴点に関する情報(特徴点の位置や特徴点間の距離)も記憶されている。
さらに、上記情報記憶部(44)には、室内の空調対象者の基準となる顔画像が記憶されていない場合に、距離算出部(45)での距離算出の基準となるように、平均的な顔画像も記憶されている。なお、この平均的な顔画像とは、例えば人種、性別、年代などに応じてそれぞれ記憶された顔画像であってもよいし、全ての人種、性別、年代等に共通して用いることができるように一般化された顔画像であってもよい。
そして、上記情報記憶部(44)では、上記画像抽出部(42)で抽出された顔画像に基づいて空調対象者を識別し、該空調対象者の基準となる顔画像が記憶されていれば、該顔画像を特徴点の情報とともに距離算出部(45)に出力するように構成されている。一方、上記情報記憶部(44)に空調対象者の顔画像が記憶されていない場合には、該情報記憶部(44)は、基準となる顔画像として、平均的な顔画像をその特徴点の情報とともに距離算出部(45)に出力するように構成されている。
なお、本実施形態では、上記情報記憶部(44)に記憶されている顔画像は、撮影時の被写体の距離と関連づけて記憶されているが、この限りではなく、上記情報記憶部(44)には予め決められた距離で撮影した顔画像だけが記憶されるようにしてもよい。こうすれば、撮影時の被写体の距離に関する情報を顔画像とともに記憶しなくても、該顔画像のみを記憶すればよいため、上記情報記憶部(44)に記憶するデータ量や距離算出部(45)等で処理するデータ量の低減などを図れる。
上記距離算出部(45)は、上記特徴点抽出部(43)で求められた空調対象者の顔画像の特徴点間の距離と、上記情報記憶部(44)から出力された基準となる顔画像の特徴点間の距離と、を比較して両者の比を求め、該基準となる顔画像を撮影したときの室内ユニット(11)から空調対象者までの距離を用いて該室内ユニット(11)から空調対象者の現在の位置までの距離を算出するように構成されている。また、上記距離算出部(45)は、上記画像抽出部(42)で顔画像を抽出する際に該顔画像がCCDカメラ(31)の画像内のどの位置にあるかによって、室内機(11)に対する空調対象者の方向を検出し、その方向を考慮して該空調対象者までの距離をより正確に求めるように構成されている。
上記制御信号生成部(46)は、上記距離算出部(45)によって算出された室内機(11)から空調対象者までの距離に応じて、空調運転のための制御信号を生成するように構成されている。具体的には、上記制御信号生成部(46)は、例えば空調対象者が室内機(11)から遠く離れている場合には、風量を多くする一方、空調対象者が室内機(11)の近くにいる場合には風量を少なくするような制御信号を生成する。また、上記制御信号生成部(46)は、上記距離算出部(45)で空調対象者までの距離を算出する際に利用された、空調対象者の位置する方向に応じて、風向きを調整するための制御信号を生成するように構成されている。
上記運転制御部(47)は、上記制御信号生成部(46)によって生成された制御信号に応じて上記空気調和装置(1)の各構成部品を実際に制御するためのものである。
−顔画像による空調運転制御−
次に、上述のような構成の空気調和装置(1)において、顔画像に基づいて空調対象者までの距離を求め、該距離に応じて空調を行う場合の運転制御を図3のフローを用いて説明する。
上記図3のフローがスタートすると、まず、CCDカメラ(31)によって空間内の人の画像を撮影する(ステップS1)。撮影された画像は、画像抽出部(42)に送られて、該画像内に顔画像が存在しているかどうかの判定が行われ(ステップS2)、顔画像が存在している場合(YESの場合)には、顔画像が抽出されるとともに特徴点抽出部(43)によって特徴点が抽出される(ステップS3)。一方、上記画像内に顔画像が存在していない場合(NOの場合)には、上記ステップS1に戻って顔画像が含まれる画像が得られるまでCCDカメラ(31)によって撮影する。
続くステップS4では、情報記憶部(44)によって、上記ステップS3で画像から抽出された顔画像が該情報記憶部(44)に予め記憶されている(登録されている)顔画像と一致するかどうかの判定を行う。このステップS4で、上記顔画像が情報記憶部(44)に記憶されている顔と一致していると判定された場合(YESの場合)には、ステップS5に進んで、上記ステップS3で抽出された顔画像の特徴点間の距離と、上記情報記憶部(44)に記憶されている基準となる顔画像の特徴点間の距離(登録データ)とに基づいて、室内ユニット(11)から空調対象者までの距離を算出する。
一方、上記ステップS4で上記顔画像が情報記憶部(44)に記憶されている顔と一致していないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS6に進んで、上記ステップS3で抽出された顔画像の特徴点間の距離と、上記情報記憶部(44)に記憶されている平均的な顔画像の特徴点間の距離(平均的な顔データ)とに基づいて、空調対象者までの距離を算出する。
なお、上記ステップS5及びS6で空調対象者までの距離を算出する際は、上述のような顔画像における特徴点間の距離以外にも、CCDカメラ(31)で撮影された画像内での該顔画像の位置に基づいて求められる、室内機(11)から見た空調対象者の方向も考慮される。
上述のようにして上記ステップS5及びS6で空調対象者までの距離を算出した後に進むステップS7では、制御信号生成部(46)で、空調対象者までの距離及び方向に基づいて空調運転の風量、風向き及び設定温度に関する制御信号を生成する。そして、続くステップS8では、運転制御部(47)によって、上記制御信号生成部(46)で生成された制御信号に応じた空気調和装置(1)の運転制御が行われる。その後は、スタートへ戻って(リターン)、再び上述のフローに基づく空調運転制御を行う。
−実施形態の効果−
以上より、上記実施形態では、空調を行う空間内に存在する人(空調対象者)の顔画像をCCDカメラ(31)によって取得して、該顔画像と予め情報記憶部(44)に記憶されている基準となる顔画像との比較結果に基づいて室内機(11)から該空調対象者までの距離を算出し、該距離に応じて空調制御を行うようにしているため、該空調対象者までの距離を正確に求めることができ、該空調対象者に対してより適した空調を行うことができる。
また、上記CCDカメラ(31)によって取得した顔画像と基準となる顔画像とを比較する際には、それぞれの顔画像から抽出された特徴点間の距離を比較し、この比較結果に基づいて室内機(11)から空調対象者までの距離を求めるようにしているため、画像全体を比較する場合に比べて、該空調対象者までの距離を容易に算出することができる。
しかも、上記顔画像から抽出される特徴点として、目や鼻、口など、体型の変化や加齢によって影響を受けにくい部位を選ぶことで、上記情報記憶部(44)に基準となる顔画像を一旦、記憶させれば、その後、体型が変化したり歳をとったりしても、該基準となる顔画像に基づいて室内機(11)から空調対象者までの距離を正確に求めることができる。特に、目と鼻、または目と口の顔の上下方向の距離を上記特徴点間の距離として用いれば、上記CCDカメラ(31)によって上記空調対象者が横を向いている画像が得られた場合でも、その画像から特徴点間の距離を確実に把握することができ、該空調対象者までの距離を確実に求めることができる。
また、上述のように空調対象者の顔画像に基づいて室内機(11)から該空調対象者までの距離を求める際に、該室内機(11)に対して空調対象者の位置する方向を考慮することで、該室内機(11)から空調対象者までの距離をより正確に求めることができる。
さらに、上記情報記憶部(44)に空調対象者の顔画像が記憶されていない場合には、該情報記憶部(44)に記憶されている平均的な顔画像を用いて室内機(11)から該空調対象者までの距離を算出するように構成されているため、初めて空調対象者になる場合でも、該空調対象者の位置をほぼ正確に求めて、該空調対象者にとって快適な空調運転を行うことが可能となる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、顔画像の特徴点を抽出し、該特徴点間の距離を基準となる顔画像のものと比較して室内機(11)から空調対象者までの距離を求めるようにしているが、この限りではなく、顔画像全体の大きさを比較して該空調対象者までの距離を求めるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、空調対象者の基準となる顔画像は、その画像を撮影した際の室内ユニット(11)から該空調対象者までの距離と関連づけられて情報記憶部(44)に記憶されているが、この限りではなく、CCDカメラ(31)から空調対象者までの撮影時の距離と関連づけられて上記情報記憶部(44)に記憶されていてもよい。なお、この場合、本実施形態のように、上記CCDカメラ(31)が室内機(11)とは別に設けられている構成では、距離算出部(45)で基準となる顔画像に基づいてCCDカメラ(31)から空調対象者までの距離を算出した後、該距離にCCDカメラ(31)から室内機(11)までの距離を補正する必要がある。
また、上記実施形態では、撮影手段としてCCDカメラ(31)を用いるようにしているが、この限りではなく、空調対象者の顔画像が得られるような手段であれば、どのような撮影手段であってもよい。
以上説明したように、本発明に係る空気調和装置では、室内機から空調対象者までの距離を該空調対象者の顔画像に基づいて求めることにより、該距離を精度良く求めて該空調対象者に対して適切な空調運転を行えるようにしたので、例えば空間内の空調を行うエアコンなどに特に有用である。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の概略構成を示す模式図である。 顔画像から距離を求めて空調制御を行うコントローラの概略構成を示す図である。 顔画像から求められる距離に応じて行われる空調制御の一例を示すフローである。
符号の説明
1 空気調和装置
11 室内機(室内ユニット)
31 CCDカメラ(撮影手段)
41 コントローラ
42 画像抽出部(画像抽出手段)
43 特徴点抽出部(特徴点抽出手段)
44 情報記憶部(記憶手段)
45 距離算出部(距離算出手段)
46 制御信号生成部(制御信号生成手段)
47 運転制御部(運転制御手段)

Claims (7)

  1. 室内ユニット(11)によって空間内の空調を行う空気調和装置であって、
    上記空間内に存在する人を撮影する撮影手段(31)と、
    上記撮影手段(31)によって撮影された画像から上記人の顔の少なくとも一部の領域を抽出する画像抽出手段(42)と、
    上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と基準となる顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出する距離算出手段(45)と、
    上記距離算出手段(45)によって算出された距離に基づいて空調運転のための制御信号を生成する制御信号生成手段(46)と、
    上記制御信号に応じて空調運転を行う運転制御手段(47)と、を備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1において、
    上記基準となる顔画像として、上記室内ユニット(11)から上記人までの距離と関連づけられた該人の顔画像が予め記憶されている記憶手段(44)をさらに備えていて、
    上記距離算出手段(45)は、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と上記記憶手段(44)に記憶されている顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項2において、
    上記記憶手段(44)には、予め平均的な顔画像が記憶されていて、
    上記距離算出手段(45)は、上記記憶手段(44)に上記人の顔画像が記憶されていない場合に、上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像と上記平均的な顔画像とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1において、
    上記距離算出手段(45)は、
    上記画像抽出手段(42)によって抽出された顔画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出手段(43)を備えていて、
    上記特徴点抽出手段(43)によって抽出された特徴点間の距離と、上記基準となる顔画像における特徴点間の距離とを比較し、その比較結果に基づいて上記室内ユニット(11)から上記人までの距離を算出するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項4において、
    上記特徴点は、左右の目であり、該特徴点間の距離は、両目の間隔であることを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項4において、
    上記特徴点は、目及び鼻であり、該特徴点間の距離は、目と鼻との顔の上下方向の間隔であることを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項4において、
    上記特徴点は、目及び口であり、該特徴点間の距離は、目と口との顔の上下方向の間隔であることを特徴とする空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009174830A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Sharp Corp 人物位置検出装置および空気調和機
CN109963121A (zh) * 2019-03-06 2019-07-02 广东美的制冷设备有限公司 视频拍摄方法和空调设备

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