JP2009108584A - トンネル掘削土の処理装置 - Google Patents
トンネル掘削土の処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009108584A JP2009108584A JP2007281711A JP2007281711A JP2009108584A JP 2009108584 A JP2009108584 A JP 2009108584A JP 2007281711 A JP2007281711 A JP 2007281711A JP 2007281711 A JP2007281711 A JP 2007281711A JP 2009108584 A JP2009108584 A JP 2009108584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- tunnel
- excavated soil
- excavated
- stirring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】処理装置10は、トンネル掘削機1の後方に配置される移動架台11と、移動架台上に搭載された処理装置本体12と、掘削土の一部を分配して処理装置本体に供給する掘削土分配機構13とを具備する。処理装置本体12は、掘削土を受け取るホッパー14と、掘削土と生石灰とを移送しながら攪拌混合して1次改質土を調製する2軸連続混合機16等の1次攪拌混合機構と、1次改質土にさらに固化材を攪拌混合して2次改質土を調製するとともに路床部に投入する2軸強制ミキサー18等の2次攪拌混合機構を備える。トンネル側部に設けたブラケット4および軌条5によって移動架台11をトンネル底部を跨ぐ状態で前進可能に設置する。
【選択図】図1
Description
たとえば、特許文献1には泥水シールド機からの排泥を細粒分と粗粒分とに分別処理して注入材料や締め固め材料としてリサイクルするための方法と装置についての開示があり、特許文献2には掘削土として排出される泥土と固化材との混合攪拌物を路床部に埋め戻す工法についての開示があり、特許文献3には同じく掘削泥土に固化剤を添加して路床部に埋め戻して路床を形成する工法についての開示がある。
また、処理装置本体を搭載している移動架台のトンネル底部を跨ぐ状態で設置してその下方に作業空間を確保しておき、2次攪拌混合により調製した2次改質土をそのままその直下の路床部に投入する構成とすることにより、処理装置全体を簡略かつコンパクトに構成できるとともに、改質土の投入とそれによる埋め戻し作業を効率的に実施できて早期に供用を開始でき、掘削土の有効利用による資材削減と排土量削減とも相まって路床部の施工に関わる作業の工費削減と工期短縮に大きく寄与することができる。
図1は道路トンネルの施工に際してトンネル掘削機1の後方に本実施形態の処理装置10を設置し、トンネル掘削機1から坑口に向かって搬送される掘削土の一部をこの処理装置10に分配供給してそこで改質処理し、その改質土を路床部への埋め戻し土として有効利用して盛土による路床2を施工している状況を示す概要図である。
なお、処理装置10によって改質処理するべき掘削土量(すなわち、トンネル内において有効利用するべき掘削土量)は路床2の造成に必要な土量相当分とすれば良いが、たとえば掘削土の全量の15%程度として85%は通常のように排土すれば良い。
移動架台11の下方には、本実施形態の処理装置10から路床部に投入される埋め戻し土をブルドーザや振動ローラ等の適宜の路床施工機械6を用いて敷き均し、転圧することによって路床2を施工するために必要とされる充分な作業空間が確保されている。
なお、本実施形態では図1に示すように2台の移動架台11a、11bを連結した構成とされていて、処理装置本体12の構成要素のうちの固化材サイロ17(後述)を後側の移動架台11bに搭載して他は前側の移動架台11aに搭載しているが、処理装置本体12の全体を1台の移動架台11に搭載可能であればそのようにしても良い。
いずれにしても、図3に示すように移動架台11上の中央部および他方の側部にはトンネル掘削機1に付設される各種の機器類の設置スペースや作業スペースあるいは作業通路として任意に利用可能とされ、また図1に示すように処理装置本体12を搭載している移動架台11の前後にはトンネル掘削に関わる各種装置類を搭載するための他の移動架台7が適宜連結可能とされ、処理装置10を設置するがためにトンネル施工に関わる他の作業に支障をきたすことはない。
次いで、1次改質土はベルトコンベア19により2軸強制ミキサー18(2次攪拌混合機構)に送られるとともにそこには固化材サイロ17から固化材としての高炉セメントが供給され、2軸強制ミキサー18において1次改質土と固化材とがさらに攪拌混合されて2次改質土が調製され、その2次改質土は図3〜図4に示すように2軸強制ミキサー18から移動架台11の下方に直接投入されて路床部への埋め戻し土とされ、そこで路床施工機械6により敷き均され転圧されることによって盛土による路床2が施工されるようになっている。
勿論、掘削土に対する生石灰量と固化材量の配合量や配合比は掘削土の土質や設計強度に応じて適宜増減すれば良く、一般的には掘削土が砂質土系の場合にはセメント量を多くし、粘土質系では生石灰量を多くすることが有効とされているので、事前に掘削土の土質を調査するとともに必要に応じて予備試験等を実施することにより最適な配合量と配合比を決定すれば良い。また、2次改質土を調製するための固化材としては上記のように高炉セメントが好適に採用可能であるが、それに限るものでもなく最適なものを選択して採用すれば良い。
それから、本実施形態では2軸連続混合機16による1次改質土は後方に搬送しているが、搬送方向はこれに限られるものではなく、現場状況に合わせて適宜決めれば良い。
そして、トンネル掘削機1の掘進に伴って処理装置10を前進させていきつつ掘削土を連続的に改質して路床部に投入し、移動架台11の下方において路床2を連続的に造成していくことにより、盛土による路床2を極めて効率的に施工できてその供用を早期に開始することができ、掘削土の有効利用による資材削減と排土量削減とも相まって路床2の施工に関わる工費削減と工期短縮に大きく寄与することができる。
2 路床
3 排土手段
3a 1次スクリュウコンベア
3b 2次スクリュウコンベア
3c 3次スクリュウコンベア
3d ベルトコンベア
4 ブラケット
5 軌条
6 路床施工機械
7 移動架台
10 処理装置
11(11a、11b) 移動架台
12 処理装置本体
13 掘削土分配供給機構
13a 油圧シリンダ
13b ゲート
14 ホッパー
15 生石灰サイロ(生石灰供給機構)
16 2軸連続混合機(1次攪拌混合機構)
17 固化材サイロ(固化材供給機構)
18 2軸強制ミキサー(2次攪拌混合機構)
19 ベルトコンベア
Claims (2)
- トンネル掘削機の後方に設置され、該トンネル掘削機により掘削された掘削土をトンネル内において路床部への埋め戻し土として利用するべく該掘削土を改質処理するための処理装置であって、
トンネル掘削機の後方に配置されるとともに該トンネル掘削機の掘進に追従して前進可能な移動架台と、該移動架台上に搭載された処理装置本体と、前記トンネル掘削機から坑口に向けて搬送される掘削土の一部を分配して前記処理装置本体に供給する掘削土分配機構とを具備し、
前記処理装置本体は、
前記掘削土分配機構から供給される掘削土を受け取るホッパーと、
該ホッパーから供給される掘削土と生石灰供給機構から供給される生石灰とを移送しながら攪拌混合して1次改質土を調製する1次攪拌混合機構と、
前記1次攪拌混合機構から供給される1次改質土と固化材供給機構から供給される固化材とを攪拌混合して2次改質土を調製するとともに、該2次改質土を埋め戻し土として路床部に投入する2次攪拌混合機構とを備えてなることを特徴とするトンネル掘削土の処理装置。 - 請求項1記載のトンネル掘削土の処理装置であって、
処理装置本体を搭載する移動架台をトンネルの両側壁部に設けたブラケット間に架設するとともに該ブラケット上に敷設した軌条により支持案内することによって、該移動架台をトンネル底部を跨ぐ状態でトンネル内を前進可能に設置してなることを特徴とするトンネル掘削土の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281711A JP5158628B2 (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | トンネル掘削土の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007281711A JP5158628B2 (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | トンネル掘削土の処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009108584A true JP2009108584A (ja) | 2009-05-21 |
JP5158628B2 JP5158628B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=40777351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007281711A Active JP5158628B2 (ja) | 2007-10-30 | 2007-10-30 | トンネル掘削土の処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5158628B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173290A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Japan Railway Construction Transport & Technology Agency | トンネル施工方法 |
CN108691319A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-10-23 | 北京崇建工程有限公司 | 一种综合管廊施工设备 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547097U (ja) * | 1991-11-25 | 1993-06-22 | 帝都高速度交通営団 | トンネル築造システム |
JP2527289B2 (ja) * | 1992-06-22 | 1996-08-21 | 住友大阪セメント株式会社 | シ―ルド掘削残土のリサイクル方法および装置 |
JP2000282791A (ja) * | 1999-03-29 | 2000-10-10 | Nishimatsu Constr Co Ltd | トンネル工法 |
JP2002147171A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Toda Constr Co Ltd | 掘削土改良方法 |
JP2004230645A (ja) * | 2003-01-29 | 2004-08-19 | Okutama Kogyo Co Ltd | ソイルモルタルの製造方法 |
JP2005139840A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Shimizu Corp | シールドトンネルの築造方法およびシールド掘削機 |
JP2006181523A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 汚泥処理装置および汚泥処理方法 |
JP2007162403A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Fujiki:Kk | インバート路床施工法 |
JP2007191859A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Hanshin Expressway Co Ltd | インバート路床施工法 |
-
2007
- 2007-10-30 JP JP2007281711A patent/JP5158628B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547097U (ja) * | 1991-11-25 | 1993-06-22 | 帝都高速度交通営団 | トンネル築造システム |
JP2527289B2 (ja) * | 1992-06-22 | 1996-08-21 | 住友大阪セメント株式会社 | シ―ルド掘削残土のリサイクル方法および装置 |
JP2000282791A (ja) * | 1999-03-29 | 2000-10-10 | Nishimatsu Constr Co Ltd | トンネル工法 |
JP2002147171A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Toda Constr Co Ltd | 掘削土改良方法 |
JP2004230645A (ja) * | 2003-01-29 | 2004-08-19 | Okutama Kogyo Co Ltd | ソイルモルタルの製造方法 |
JP2005139840A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Shimizu Corp | シールドトンネルの築造方法およびシールド掘削機 |
JP2006181523A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 汚泥処理装置および汚泥処理方法 |
JP2007162403A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Fujiki:Kk | インバート路床施工法 |
JP2007191859A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Hanshin Expressway Co Ltd | インバート路床施工法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173290A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Japan Railway Construction Transport & Technology Agency | トンネル施工方法 |
CN108691319A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-10-23 | 北京崇建工程有限公司 | 一种综合管廊施工设备 |
CN108691319B (zh) * | 2018-07-26 | 2023-09-15 | 北京崇建工程有限公司 | 一种综合管廊施工设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5158628B2 (ja) | 2013-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2867235B2 (ja) | 自走式土質改良機 | |
JP5158628B2 (ja) | トンネル掘削土の処理装置 | |
JP4699218B2 (ja) | インバート路床施工法 | |
JP5158627B2 (ja) | トンネル掘削土の利用方法 | |
JP5193575B2 (ja) | 処理設備、掘削土砂の処理方法、掘削機 | |
JP2007162403A (ja) | インバート路床施工法 | |
JP5155680B2 (ja) | 裏込め注入方法、並びに、トンネル構築システム及びトンネル構築方法 | |
JP2000008367A (ja) | 粘性土の流動化処理方法 | |
JP2001019956A (ja) | 石灰改良土モルタル及びその製造方法並びにそれらを用いた流動化処理工法 | |
JPH0732629Y2 (ja) | トンネル築造システム | |
JP5010998B2 (ja) | 処理設備、掘削土砂の処理方法 | |
JP5571219B1 (ja) | シールド掘削残土の処理方法及び処理システム | |
JP2603401B2 (ja) | 泥水シールド機の掘削土の利用工法 | |
JP2001115485A (ja) | 建設発生土の処理方法及び処理装置 | |
JP2000282791A (ja) | トンネル工法 | |
JP3244152B2 (ja) | 車載型発生土改良装置 | |
JP2000126572A (ja) | 流動化処理装置 | |
JP3761696B2 (ja) | 掘削土リサイクル処理プラント | |
JP2005179428A (ja) | 建設排出物の流動化処理方法 | |
JP4268837B2 (ja) | シールド工法における掘削土砂リサイクル方法 | |
JP2000176925A (ja) | 流動化処理装置 | |
JPH1072846A (ja) | 土砂の処理方法 | |
JP2022110480A (ja) | トンネル埋戻し方法 | |
JP2012001899A (ja) | トンネル道床部の構築方法、およびトンネル道床部 | |
JP3388665B2 (ja) | 深層地盤の連続軽量改良工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5158628 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |