JP2009108501A - PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物 - Google Patents

PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物 Download PDF

Info

Publication number
JP2009108501A
JP2009108501A JP2007279325A JP2007279325A JP2009108501A JP 2009108501 A JP2009108501 A JP 2009108501A JP 2007279325 A JP2007279325 A JP 2007279325A JP 2007279325 A JP2007279325 A JP 2007279325A JP 2009108501 A JP2009108501 A JP 2009108501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beam member
pca
mold
concrete
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007279325A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yamada
政雄 山田
Mitsuru Takeuchi
満 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2007279325A priority Critical patent/JP2009108501A/ja
Publication of JP2009108501A publication Critical patent/JP2009108501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

【課題】PCa部材を効率よく製造する。
【解決手段】梁14を形成するための型枠66の中に、引張力を付与したPC鋼材28が配置され、主筋30、32、仕切板68A、68Bが配置されて、型枠66内にコンクリートが打設される。コンクリート硬化後、仕切板68A、68Bが取り外され、梁14は、PCa部材としての左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22に分割される。このように、プレストレスが導入された複数のPCa部材が一つの型枠から製造されるので、梁14を構築するとき、梁の両端部、中央部というように、別々にPCa部材を作る必要がなくなり、PCa部材を効率よく製造することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物に関する。
建築構造体の梁としてのプレストレスト・コンクリート梁材(以後、「PC梁材」と記載する)の構築方法として、予め製造された複数のプレキャスト部材(以後、「PCa部材」と記載する)を現場にて接合する方法がある。PCa部材は、型枠の中に引張力を付与したPC鋼材を配置して、コンクリートを打設し、硬化させてコンクリートにプレストレスを導入したものである。ところで、PC梁材の中央部に配置されるPCa部材のみにPC鋼材を入れて、長期応力に抵抗するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1のPCa部材は、PCa部材の設計長が短い場合でも、PCa部材の設計長に合わせて型枠を作り、型枠の中に引張力を付与したPC鋼材を配置しなければならず、製造効率が低下していた。
特開平5−86643
本発明は、PCa部材を効率よく製造することを目的とする。
本発明の請求項1に係るPCa部材製造方法は、型枠の中に引張力を付与したPC鋼材を配置し、コンクリートを打設し、硬化後に、プレストレスが導入された複数のPCa部材に分割することを特徴としている。上記構成によれば、長さが同じ、又は異なる複数のPCa部材を効率良く製造することができる。
本発明の請求項2に係るPCa部材製造方法は、前記型枠内を仕切部材で仕切って、コンクリートを打設硬化させた後、前記型枠及び前記仕切部材を外して、プレストレスが導入された複数の前記PCa部材に分割することを特徴としている。上記構成によれば、仕切部材で型枠を仕切っておくことにより、分割のための切断作業が不要となる。
本発明の請求項3に係るPCa部材製造方法は、前記仕切部材の表面には、前記PCa部材の端面に凹状のコッターを形成する凸部が形成されていることを特徴としている。上記構成によれば、仕切部材の表面に形成された凸部で、PCa部材の端面に凹状のコッターが形成されるので、複数のPCa部材の製造後に別途コッターを形成する作業が不要となる。
本発明の請求項4に係るPCa部材製造方法は、前記型枠内の底面又は上面に板材を配置して、前記PC鋼材のかぶり厚を調整することを特徴としている。上記構成によれば、型枠に対してPC鋼材の配置位置が決められているが、型枠内の底面又は上面に板材を配置すると、PC鋼材のかぶり厚が変わる。これにより、PC鋼材の梁成方向のかぶり厚のみを変更したいときに、新たに型枠を製作する必要がなくなる。
本発明の請求項5に係るPCa部材製造方法は、前記型枠の側面に板状部材を配置して、前記PCa部材の幅を調整することを特徴としている。上記構成によれば、型枠の側面に板状部材を配置すると、PCa部材の幅が変わる。これにより、PCa部材の幅のみを変更したいときに、新たに型枠を製作する必要がなくなる。
本発明の請求項6に係るPCa部材製造方法は、前記型枠内には梁鉄筋が配置され、前記仕切部材には、前記梁鉄筋が貫通する貫通孔が設けられ、前記仕切部材の表面から突設され又は前記仕切部材の表面に隣接配置され、前記貫通孔を貫通した前記梁鉄筋を収容する収容部が設けられたことを特徴としている。上記構成によれば、コンクリートの硬化後に型枠及び仕切部材を外すと、PCa部材の端面に梁鉄筋を接続するための凹状の接合部が形成されるので、複数のPCa部材の製造後に別途接合部を形成する作業が不要となる。
本発明の請求項7に係るPCa部材は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のPCa部材製造方法を用いて製造したことを特徴としている。上記構成によれば、長さが同じ、又は異なる複数のPCa部材を効率良く製造することができる。
本発明の請求項8に係るPC梁材は、請求項7に記載のPCa部材の端面に凹状のコッターを形成して、前記複数のPCa部材を隣接して配置し、前記コッターにコンクリートを打設又は硬化材を充填して、前記複数のPCa部材を接合させたことを特徴としている。上記構成によれば、コッターを介してPCa部材の接合が行われるので、PC梁材を形成することができる。
本発明の請求項9に係る建物は、請求項8に記載のPC梁材と柱を接合して構築したことを特徴としている。上記構成によれば、PCa部材を効率よく製造できるため、PC梁材及び建物を効率よく構築できる。
本発明は、上記構成としたので、PCa部材を効率よく製造できる。
本発明のPCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物の第1実施形態を図面に基づき説明する。図1は、地盤16上に構築された建物10を模式的に示したものである。建物10は、柱12(12A、12B)と、PC梁材としての梁14で架構が構築されている。柱12及び梁14は、コンクリートで形成され、図示しない鉄筋(主筋)等がコンクリート内部に設けられた構成となっている。
梁14は、梁14の左端部に配置されたPCa部材としての左梁部材18と、梁14の中央部に配置されたPCa部材としての中央梁部材20と、梁14の右端部に配置されたPCa部材としての右梁部材22とで構成されている。左梁部材18の右端面と中央梁部材20の左端面は、コンクリート打設によって接合され、接合部24が形成されている。同様に、中央梁部材20の右端面と右梁部材22の左端面は、コンクリート打設によって接合され、接合部26が形成されている。なお、左梁部材18、中央梁部材20、及び右梁部材22は、工場又はサイトで構築されたもので、建物10の建築現場にて接合されている。
図1(a)及び図1(b)に示すように、梁14には、梁14の自重及び梁14上へのスラブ等の載置物の荷重によって、長期曲げモーメント(M)が作用する。この長期曲げモーメントMの作用によって、左梁部材18及び右梁部材22の上端側と、中央梁部材20の下端側とに引張力が作用する。この長期曲げモーメントMによる引張力をキャンセルするため、図2(a)及び図2(b)に示すように、左梁部材18及び右梁部材22の上端側と、中央梁部材20の下端側に、それぞれPC鋼線又はPC鋼棒からなるPC鋼材28(28A、28B、28C)が設けられ、プレストレスが導入されている。PC鋼材28は、梁14の幅方向の略中央に位置している。PC鋼材28端部には、必要に応じて定着具が設けられる。
図2(a)に示すように、左梁部材18は、梁14の架設方向(長軸方向)に沿って、異形鉄筋からなる主筋30A、32Aが配置されている。主筋30A、32Aは、左梁部材18の左右端面から突設されている。主筋30A、32Aの一方の端部は、予め略鉛直方向に曲げられており、柱12Aの柱・梁接合部に定着されるようになっている。左梁部材18の右端面には、凹形状のコッター34が形成されている。また、左梁部材18は、梁主筋とPC鋼材の納まりの観点、PC鋼材の防錆上の観点から適宜設定されたかぶり厚(梁14の上端面からPC鋼材28Aまでの距離)が予め設定されており、この設定されたかぶり厚となる位置にPC鋼材28Aが配置されている。
中央梁部材20は、梁14の長軸方向に沿って、異形鉄筋からなる主筋30B、32Bが配置されている。主筋30B、32Bは、中央梁部材20の左右端面から突設されている。中央梁部材20の両端面には、凹形状のコッター40、42が形成されている。また、中央梁部材20は、梁主筋とPC鋼材の納まりの観点、PC鋼材の防錆上の観点から適宜設定されたかぶり厚(梁14の下端面からPC鋼材28Bまでの距離)が予め設定されており、この設定されたかぶり厚となる位置にPC鋼材28Bが配置されている。
右梁部材22は、梁14の長軸方向に沿って、異形鉄筋からなる主筋30C、32Cが配置されている。主筋30C、32Cは、右梁部材22の左右端面から突設されている。主筋30C、32Cの一方の端部は、予め略鉛直方向に曲げられており、柱12Bの柱・梁接合部に定着されるようになっている。右梁部材22の端面には、凹形状のコッター48が形成されている。また、右梁部材22は、梁主筋とPC鋼材の納まりの観点、PC鋼材の防錆上の観点から適宜設定されたかぶり厚(梁14の上端面からPC鋼材28Cまでの距離)が予め設定されており、この設定されたかぶり厚となる位置にPC鋼材28Cが配置されている。
主筋32Aと主筋30Bは、機械式継手のスリーブ54によって連結されている。同様にして、主筋30Aと主筋32B、主筋30Bと主筋32C、主筋32Bと主筋30Cが、それぞれ機械式継手のスリーブ56、58、60によって連結されている。このスリーブ54、56、58、60で連結された箇所にコンクリートが打設されて、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22が接合されている。
一方、図2(b)に示すように、左梁部材18、中央梁部材20、及び右梁部材22には、主筋30A〜30C、主筋32A〜32Cをそれぞれ巻き込んで並列に配置され、せん断力に抵抗するあばら筋49が設けられている。なお、主筋30A〜30C、主筋32A〜32Cは異形鉄筋であるが、図面上は表面を平坦状に描いて簡略表示している。また、柱12がプレキャスト部材の場合、柱梁仕口部と柱部の間には、グラウト材充填用隙間が設けられるが、特別に図示していない。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
図3(a)〜図4(f)は、梁14の施工状態を示す工程図である。各梁部材の製造方法としては、一般的なプレテンション方式が好適である。図3(a)に示すように、一対の橋台からなるアバット62と2台のジャッキ64によって、所定のかぶり厚となる位置に配置されたPC鋼材28が矢印方向へ引っ張られる。続いて、梁14の大きさに合わせて形成された型枠66、主筋30、32、及び型枠66内部を3つに分割する2枚の仕切板68(68A、68B)が配置される。仕切板68A、68Bには、前述のコッター34、40、42、48(図2(a)参照)を形成するための凸部70、72、74、76が形成されている。ここで、仕切板68A、68Bの位置を変えることによって、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22(図2(a)参照)の長軸方向の長さが調整される。
続いて、図3(b)に示すように、PC鋼材28を引っ張った状態で、型枠66の内部にコンクリートが打設される。コンクリート硬化後、ジャッキ64による緊張が開放され、図3(c)に示すように型枠66が取り外される。このとき、PC鋼材28が縮むことによってコンクリートに圧縮力が作用し、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22にそれぞれプレストレスが導入される。なお、PC鋼材28は、左梁部材18、右梁部材22の端面に沿ってカットされる。
続いて、図4(d)に示すように、仕切板68A、68Bが取り外され、主筋30、32、及びPC鋼材28がカットされる。このカットによって、主筋30は、主筋30A、30B、30Cに分割され、主筋32は、主筋32A、32B、32Cに分割される。同様に、PC鋼材28は、PC鋼材28A,28B、28Cに分割される。
一方、仕切板68A、68Bを取り外すことにより、左梁部材18の右端部、中央梁部材20の両端部、右梁部材22の左端部には、それぞれコッター34、40、42、48が形成される。そして、左梁部材18及び右梁部材22の天地が反転されて、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22が形成される。左梁部材18、中央梁部材20、及び右梁部材22は、同一の型枠66で形成されたものであるため、左梁部材18におけるPC鋼材28Aのかぶり厚をd1、中央梁部材20におけるPC鋼材28Bのかぶり厚をd2、右梁部材22におけるPC鋼材28Cのかぶり厚をd3とすると、d1=d2=d3となっている。
続いて、図4(e)に示すように、左梁部材18が、柱12Aの一部を構成する柱部材50の上面に配置され、右梁部材22が、柱12Bの一部を構成する柱部材52の上面に配置される。また、中央梁部材20が、左梁部材18と右梁部材22の間に配置される。左梁部材18、右梁部材22、及び中央梁部材20は、鉄骨で構築された支持台である支保工(図示せず)によって支持されている。
ここで、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22の端部において、主筋32Aと主筋30Bが、前述のスリーブ54(図2(a)参照)で連結される。同様にして、主筋30Aと主筋32B、主筋30Bと主筋32C、主筋32Bと主筋30Cが、それぞれスリーブ56、58、60で連結される。
続いて、図4(f)に示すように、スリーブ54、56、58、60で連結された箇所に型枠(図示せず)が配置されると共に、コンクリートが打設される。また、柱部材50と左梁部材18の定着部、及び柱部材52と右梁部材22の定着部にもコンクリートが打設される。コンクリートの硬化により接合部24、26が形成され、梁14が完成する。右梁部材22の右側についても、同様の手順で各梁部材の接合が行われ、複数の柱部材及び複数の梁部材によって、建物10(図1参照)が構築される。なお、梁14の構築時に、図示しない型枠を配置してコンクリートを打設し、床スラブが形成される。
このように、梁14の施工において、プレストレスが導入された左梁部材18、中央梁部材20、及び右梁部材22が、一つの型枠66で製造されるので、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22のそれぞれに型枠を準備して別々に作る必要がなく、さらに、仕切板68A、68Bの位置移動によって梁14の長さを適宜調整できるため、各梁部材を効率良く製造することができる。また、仕切板68A、68Bで型枠66を仕切っておくことにより、分割のための切断作業が不要となるので、施工が容易となる。また、仕切板68A、68Bの表面に形成された凸部70、72、74、76でコッター34、40、42、48が形成されるので、左梁部材18、中央梁部材20、右梁部材22の製造後に別途コッターを形成する作業が不要となる。
次に、本発明のPCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物の第2実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図5(a)に示すように、アバット62と2台のジャッキ64によって、所定のかぶり厚となる位置に配置されたPC鋼材28が矢印方向へ引っ張られている。また、型枠66に、主筋30、32と、直方体状の型部材80、84とが所定距離離間して配置されている。型部材80、84は、型枠66の底板上に立設された平板状の支持部材82、86でそれぞれ支持されている。そして、主筋30、32、支持部材82、86、及び型部材80、84が配置された後、コンクリートが打設されている。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
図5(b)及び図5(c)に示すように、コンクリート硬化後、ジャッキ64による緊張が開放され、型枠66が取り外される。このとき、PC鋼材28(28A、28B、28C)が縮むことによってコンクリートに圧縮力が作用し、プレストレスが導入される。続いて、支持部材82、86が設けられた位置P1、P2を切断位置として、コンクリートカッター(図示せず)によって切断される。
切断によって、左梁部材88、中央梁部材90、右梁部材92が形成される。主筋30は、主筋30A、30B、30Cに分割され、主筋32は、主筋32A、32B、32Cに分割される。同様に、PC鋼材28は、PC鋼材28A,28B、28Cに分割される。一方、型部材80、84を取り除くことにより、左梁部材88の右端部、中央梁部材90の両端部、右梁部材92の左端部に、それぞれコッター94、95、96、97が形成される。そして、左梁部材88と右梁部材92の天地が反転される。
続いて、図5(d)に示すように、左梁部材88と右梁部材92が、図示しない柱部材の上面に配置される。また、中央梁部材90が、左梁部材88と右梁部材92の間に配置される。左梁部材88、右梁部材92、及び中央梁部材90は、鉄骨で構築された支持台である支保工(図示せず)によって支持されている。
続いて、左梁部材88と中央梁部材90の間、及び中央梁部材90と右梁部材92の間にグラウト材等の硬化材が充填されて接合部102、104が形成され、梁98が形成される。左梁部材88、中央梁部材90、右梁部材92は、コッター94、95、96、97を介してせん断力が伝達されるようになっている。そして、柱部材と左梁部材88の定着部、及び柱部材と右梁部材92の定着部にコンクリートが打設され、複数の柱部材及び複数の梁部材によって、建物が構築される。なお、グラウトの替わりにコンクリートを打設しても同様である。
このように、プレストレスが導入された左梁部材88、中央梁部材90、及び右梁部材92が、一つの型枠66で製造されるので、左梁部材88、中央梁部材90、右梁部材92のそれぞれに型枠を準備して別々に作る必要がなく、各梁部材を効率よく製造できる。また、コッター94、95、96、97を介して左梁部材88、中央梁部材90、右梁部材92の接合が行われるので、施工が容易となる。本実施形態では、梁98に作用する長期曲げモーメント(M)がM=0となる反曲点位置近傍に、接合部102、104を位置させている。このため、接合部102、104において主筋30A〜30C、主筋32A〜32Cを積極的に継がない状態でも、梁98を構築できる。なお、左梁部材88、中央梁部材90、及び右梁部材92の梁主筋は、十分な定着長が確保されるように構成している。
次に、本発明のPCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物の第3実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図6(a)に示すように、アバット62と2台のジャッキ64によって、所定のかぶり厚となる位置に配置されたPC鋼材28が矢印方向へ引っ張られている。アバット62の間に配置された型枠66には、型枠66の内側を3つに分割する仕切板106、108が配置されている。仕切板106、108には、分割された主筋30A、主筋32A、主筋30C、主筋32Cがそれぞれ貫通する貫通孔111、113、117、119が形成されている。
また、仕切板106、108には、円筒状の筒状部110、112、118、120と、コッター形成用の凸部114、116、122、124が突設されている。筒状部110、112、118、120の内側には、分割された主筋30Aの端部と主筋30Bの端部、主筋32Aの端部と主筋32Bの端部、主筋30Bの端部と主筋30Cの端部、主筋32Bの端部と主筋32Cの端部がそれぞれ収納されている。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。
図6(b)及び図6(c)に示すように、型枠66内にコンクリートが打設され、硬化した後、ジャッキ64による緊張が開放され、型枠66が取り外される。このとき、PC鋼材28が縮むことによってコンクリートに圧縮力が作用し、プレストレスが導入される。続いて、仕切板106、108が取り除かれると共に、PC鋼材28が、左梁部材126、右梁部材130の端面に沿ってカットされる。これにより、左梁部材126、中央梁部材128、右梁部材130が形成される。
一方、仕切板106、108を取り除くことにより、左梁部材126の右端部、中央梁部材128の両端部、右梁部材130の左端部に、それぞれコッター131、132、138、140が形成される。また、中央梁部材128の両端部には、前述の筒状部110、112、118、120の外径と略等しい内径の穴部127、129、134、136が形成される。穴部127、129、134、136には、主筋30B、32Bの両端部が突出している。そして、左梁部材126と右梁部材130の天地が反転される。
続いて、図6(d)に示すように、左梁部材126と右梁部材130が、図示しない柱部材の上面に配置される。また、中央梁部材128が、左梁部材126と右梁部材130の間に配置される。左梁部材126、右梁部材130、及び中央梁部材128は、鉄骨で構築された支持台である支保工(図示せず)によって支持されている。
続いて、穴部127に主筋32Aの端部が挿入され、同様に、穴部129に主筋30Aの端部、穴部134に主筋32Cの端部、穴部136に主筋30Cの端部がそれぞれ挿入されて、左梁部材126、中央梁部材128、右梁部材130が近接配置される。そして、左梁部材126と中央梁部材128の間、及び中央梁部材128と右梁部材130の間にグラウト材等の硬化材が充填されて接合部144、146が形成され、梁142が形成される。そして、柱部材と左梁部材126の定着部、及び柱部材と右梁部材130の定着部にコンクリートが打設され、複数の柱部材及び複数の梁部材によって、建物が構築される。なお、グラウトの替わりにコンクリートを打設しても同様である。
このように、プレストレスが導入された左梁部材126、中央梁部材128、及び右梁部材130が、一つの型枠66で製造できるので、左梁部材126、中央梁部材128、右梁部材130のそれぞれに型枠を準備して別々に作る必要がなく、各梁部材を効率よく製造できる。また、コンクリートの硬化後に型枠66及び仕切板106、108を外すと、中央梁部材128の端面に各主筋の接合のための穴部127、129、134、136が形成される。これにより、接合部を形成するための新たな作業が必要なくなり、施工効率が上がる。なお、穴部127、129、134、136は、スリーブ部材としてもよい。また、穴部127、129、134、136は、中央梁部材128に設ける必然性はなく、左梁部材126、右梁部材130に設けてもよい。
本発明の第3実施形態の他の実施例として、図7と図8に示す2つの実施例が挙げられる。第3実施形態の他の第1実施例として、図7(a)に示すように、アバット62と2台のジャッキ64によって、所定のかぶり厚となる位置に配置されたPC鋼材28が矢印方向へ引っ張られている。アバット62の間に配置された型枠66には、型枠66の内側を3つに分割する仕切板150、151が配置されている。
仕切板150、151の両面には、円筒状の筒状部152、154、156、158、164、166、168、170が突設され、さらに、コッター形成用の凸部160、162、172、174が突設されている。筒状部152、154、156、158、164、166、168、170の内側には、それぞれ分割された主筋30Aの右端部、主筋32Aの右端部、主筋30Bの左端部、主筋32Bの左端部、主筋30Bの右端部、主筋32Bの右端部、主筋30Cの左端部、主筋32Cの左端部がそれぞれ収納されている。
図7(b)及び図7(c)に示すように、型枠66内にコンクリートが打設され、硬化した後、ジャッキ64による緊張が開放され、型枠66が取り外される。このとき、PC鋼材28が縮むことによってコンクリートに圧縮力が作用し、プレストレスが導入される。続いて、仕切板150、151が取り除かれると共に、PC鋼材28が、左梁部材178、右梁部材182の端面に沿ってカットされる。これにより、左梁部材178、中央梁部材180、右梁部材182が形成される。
一方、仕切板150、151を取り除くことにより、左梁部材178の右端部、中央梁部材180の両端部、右梁部材182の左端部に、それぞれコッター202、204、206、208が形成される。また、左梁部材178の右端部、中央梁部材180の両端部、及び右梁部材182の左端部には、筒状部152、154、156、158、164、166、168、170の外径と略等しい内径の穴部186、184、188、190、192、194、198、196が形成される。穴部184、186、188、190、192、194、196、198には、主筋30A〜30C、主筋32A〜32Cの各端部が突出している。そして、左梁部材178と右梁部材182の天地が反転される。
続いて、図7(d)に示すように、左梁部材178と右梁部材182が、図示しない柱部材の上面に配置される。また、中央梁部材180が、左梁部材178と右梁部材182の間に配置される。左梁部材178、右梁部材182、及び中央梁部材180は、鉄骨で構築された支持台である支保工(図示せず)によって支持されている。
続いて、各主筋と同じ鉄筋からなり、所定の長さに切断された中継筋212A、212B、212C、212Dが、それぞれ穴部186と穴部188、穴部184と穴部190、穴部192と穴部198、穴部194と穴部196に架設され、左梁部材178、中央梁部材180、右梁部材182が近接配置される。
そして、左梁部材178と中央梁部材180の間、及び中央梁部材180と右梁部材182の間にグラウト材等の硬化材が充填されて接合部214、216が形成され、梁210が形成される。そして、柱部材と左梁部材178の定着部、及び柱部材と右梁部材182の定着部にコンクリートが打設され、複数の柱部材及び複数の梁部材によって、建物が構築される。グラウトの替わりにコンクリートを打設しても同様である。このように、中継筋212A、212B、212C、212Dを用いて左梁部材178、中央梁部材180、右梁部材182の接合を行うことができる。なお、筒状部152、154、156、158、164、166、168、170を仕切板150、151に対して独立させ、仕切板150、151の表面に隣接配置した場合も同様である。
次に、第3実施形態の他の第2実施例として、図8(a)、図8(b)、及び図8(c)に示すように、前述の第1実施例と同様の施工手順によって、左梁部材178、中央梁部材180、右梁部材182が形成される。なお、第2実施例では、各主筋の長さが、第1実施例の主筋30A〜主筋30C、主筋32A〜主筋32Cよりも長くなっているが、同様の符号を用いて説明する。ここで、穴部186、184、198、196内に突出した主筋32A、30A、32C、30Cの端部には、穴部186、184、198、196にそれぞれ収納可能な大きで、略円筒形状の継手220A、220B、220C、220Dが外挿されている。
続いて、図8(d)に示すように、左梁部材178と右梁部材182が、図示しない柱部材の上面に配置される。また、中央梁部材180が、左梁部材178と右梁部材182の間に配置される。左梁部材178、右梁部材182、及び中央梁部材180は、鉄骨で構築された支持台である支保工(図示せず)によって支持されている。
続いて、左梁部材178、中央梁部材180、右梁部材182が近接配置される。そして、継手220A、220B、220C、220Dが、それぞれ主筋の軸方向に沿ってスライドされ、主筋32Aの右端部と主筋30Bの左端部、主筋30Aの右端部と主筋32Bの左端部、主筋30Bの右端部と主筋32Cの左端部、主筋32Bの右端部と主筋30Cの左端部がそれぞれ連結される。
そして、左梁部材178と中央梁部材180の間、及び中央梁部材180と右梁部材182の間にグラウト材等の硬化材が充填されて接合部224、226が形成され、梁222が形成される。そして、柱部材と左梁部材178の定着部、及び柱部材と右梁部材182の定着部にコンクリートが打設され、複数の柱部材及び複数の梁部材によって、建物が構築される。なお、グラウトの替わりにコンクリートを打設しても同様である。このように、継手220A、220B、220C、220Dを用いて各梁部材の接合を行うことができる。
次に、本発明のPCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物の第4実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図9(a)に示すように、アバット62と2台のジャッキ64によって、PC鋼材28が矢印方向へ引っ張られている。また、型枠66が配置され、型枠66に、主筋30、32と、型枠66内部を3つに分割する2枚の仕切板230、232が配置されている。仕切板230、232の両面からは、コッターを形成するための凸部234、236、238、240がそれぞれ突設されている。なお、凸部234及び凸部240の高さが凸部236及び凸部238の高さと異なっており、左右梁部材を天地(上下)反転したときに、凸部234及び凸部240で形成されるコッターの高さと、凸部236及び凸部238で形成されるコッターの高さが揃うようになっているが、コッターの高さが合致している必然性は全くない。
型枠66の内側面と仕切板230で囲まれた領域の底面には、板材242が配置されている。また、型枠66の内側面と仕切板230及び仕切板232で囲まれた領域の上面には、板材242と同じ厚さの板材244が配置されている。さらに、型枠66の内側面と仕切板232で囲まれた領域の底面には、板材242及び板材244と同じ厚さの板材246が配置されている。
次に、本発明の第4実施形態の作用について説明する。
図9(a)に示すように、PC鋼材28を引っ張った状態で、型枠66の区切られた3つの各領域内に、板材244の上面の高さまでコンクリートが打設される。コンクリート硬化後、ジャッキ64による緊張が開放され、板材244及び型枠66が取り外される。このとき、PC鋼材28が縮むことによってコンクリートに圧縮力が作用し、プレストレスが導入される。
続いて、図9(b)に示すように、仕切板230、232が取り外されると共に、主筋30、32、及びPC鋼材28がカットされ、左梁部材248、中央梁部材250、右梁部材252が形成される。仕切板230、232を取り外すことにより、左梁部材248の右端部、中央梁部材250の両端部、右梁部材252の左端部には、それぞれコッター258、260、262、264が形成される。左梁部材248及び右梁部材252は、天地が反転される。
ここで、板材244の上面に揃えてコンクリートが打設されていたことにより、左梁部材248、中央梁部材250、及び右梁部材252の高さが同じになる。左梁部材248及び右梁部材252におけるPC鋼材28A及び28Cのかぶり厚は、中央梁部材250におけるPC鋼材28Bのかぶり厚よりも、板材242及び板材246の厚さ分だけ小さくなっている。このため、左梁部材248におけるPC鋼材28Aのかぶり厚をd4、中央梁部材250におけるPC鋼材28Bのかぶり厚をd5、右梁部材252におけるPC鋼材28Cのかぶり厚をd6とすると、d4=d6<d5となる。
このように、型枠66内の底面に板材242、246を配置し、型枠66内の上面に板材244をすると、下端側に配置されたPC鋼材28A、28Cの梁成方向のかぶり厚が変わる。これにより、左梁部材248、中央梁部材250、右梁部材252において、各PC鋼材28A〜28Cの梁成方向のかぶり厚のみを変更したいときに、新たに型枠を製作する必要がなくなる。
また、板材244の厚さを変更することによって、左梁部材248、中央梁部材250、及び右梁部材252の高さを変更することもできる。例えば、板材244の厚さを、板材242、246よりも厚くすると、左梁部材248及び右梁部材252の高さが、中央梁部材250の高さよりも高くなる。このように、板材244は高さ調整板としての機能を有している。なお、型枠66の内側面と仕切板230で囲まれた領域の上面、及び型枠66の内側面と仕切板232で囲まれた領域の上面に板材を配置して、仕切板230と仕切板232の間の領域の底面に板材を配置してもよい。
次に、本発明のPCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物の第5実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図10(a)に示すように、アバット62と2台のジャッキ64によって、PC鋼材28が矢印方向へ引っ張られている。また、型枠66が配置され、型枠66に、主筋30、32と、仕切板68A、68Bが配置されている。そして、主筋30、32を巻くようにして、あばら筋276、278、280(図10(b)参照)が設けられている。さらに、型枠66の内側面と仕切板68A及び仕切板68Bで囲まれた領域において、型枠66の内側面に接して板状部材270、272が配置されている。
次に、本発明の第5実施形態の作用について説明する。
図10(a)に示すように、PC鋼材28を引っ張った状態で、型枠66の区切られた各領域内にコンクリートが打設される。コンクリート硬化後、ジャッキ64による緊張が開放され、型枠66が取り外される。このとき、PC鋼材28が縮むことによってコンクリートに圧縮力が作用し、プレストレスが導入される。ここで、図10(b)に示すように、断面D−D’及び断面F−F’におけるコンクリートが打設される幅は、型枠66の内側面の間隔と等しくなっている。一方、断面E−E’におけるコンクリートが打設される幅は、型枠66の内側面の間隔よりも板状部材270及び板状部材272の厚さ分だけ狭くなっている。
続いて、図10(c)に示すように、仕切板68A、68Bが取り外されると共に、主筋30、32、及びPC鋼材28がカットされ、左梁部材18、中央梁部材274、右梁部材22が形成される。左梁部材18及び右梁部材22は、天地が反転される。中央梁部材274の幅(各主筋と交差する方向の幅)は、左梁部材18及び右梁部材22の幅よりも狭くなっている。
このように、型枠66の内側面に板状部材270、272が配置されると、板状部材270、272の配置された領域の梁部材の幅が変わる。これにより、特定の梁部材の幅のみを変更したいときに、新たに型枠を製作する必要がなくなる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。柱12は、プレキャスト、現場打ちのいずれの工法で構築されたものであってもよい。梁14等のプレキャスト形式は、柱一体型、十字型、仕口一体型、小物であってもよい。また、梁14等は、ハーフPC、フルPCであってもよい。端部のPCは、靭性確保のため、繊維補強コンクリートとしてもよい。各主筋の種類、本数、径は、中央梁部材と左右梁部材で一致している必要はなく、応力に応じて適宜設計を行うことで設定されるものである。場合によっては、左右梁部材と中央梁部材で継がれない主筋があってもよい。また、分割によるPCa部材の数は、中央、左右の3つに限定されず、3つ以上の複数、又は2つとしてもよい。
(a)本発明の第1実施形態に係る建物の立面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る梁に作用する長期曲げモーメントの模式図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る梁部材の長軸方向の断面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る梁部材の長軸方向と交差する方向の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る梁の施工手順の前半を示す工程図である。 本発明の第1実施形態に係る梁の施工手順の後半を示す工程図である。 本発明の第2実施形態に係る梁の施工手順を示す工程図である。 本発明の第3実施形態に係る梁の施工手順を示す工程図である。 本発明の第3実施形態に係る梁の他の施工手順を示す工程図である。 本発明の第3実施形態に係る梁の他の施工手順を示す工程図である。 本発明の第4実施形態に係る梁部材の長軸方向の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る梁部材の長軸方向の断面図である。
符号の説明
10 建物(建物)
12 柱(柱)
14 梁(PC梁材)
18 左梁部材(PCa部材)
20 中央梁部材(PCa部材)
22 右梁部材(PCa部材)
28 PC鋼材(PC鋼材)
30 主筋(梁鉄筋)
32 主筋(梁鉄筋)
34 コッター(コッター)
40 コッター(コッター)
42 コッター(コッター)
48 コッター(コッター)
66 型枠(型枠)
68A 仕切板(仕切部材)
68B 仕切板(仕切部材)
70 凸部(凸部)
72 凸部(凸部)
74 凸部(凸部)
76 凸部(凸部)
88 左梁部材(PCa部材)
90 中央梁部材(PCa部材)
92 右梁部材(PCa部材)
98 梁(PC梁材)
106 仕切板(仕切部材)
108 仕切板(仕切部材)
110 筒状部(収容部)
111 貫通孔(貫通孔)
112 筒状部(収容部)
113 貫通孔(貫通孔)
117 貫通孔(貫通孔)
118 筒状部(収容部)
119 貫通孔(貫通孔)
120 筒状部(収容部)
126 左梁部材(PCa部材)
128 中央梁部材(PCa部材)
130 右梁部材(PCa部材)
142 梁(PC梁材)
150 仕切板(仕切部材)
151 仕切板(仕切部材)
178 左梁部材(PCa部材)
180 中央梁部材(PCa部材)
182 右梁部材(PCa部材)
210 梁(PC梁材)
222 梁(PC梁材)
230 仕切板(仕切部材)
232 仕切板(仕切部材)
242 板材(板材)
244 板材(板材)
246 板材(板材)
248 左梁部材(PCa部材)
250 中央梁部材(PCa部材)
252 右梁部材(PCa部材)
270 板状部材(板状部材)
272 板状部材(板状部材)
274 中央梁部材(PCa部材)

Claims (9)

  1. 型枠の中に引張力を付与したPC鋼材を配置し、コンクリートを打設し、硬化後に、プレストレスが導入された複数のPCa部材に分割することを特徴とするPCa部材製造方法。
  2. 前記型枠内を仕切部材で仕切って、コンクリートを打設硬化させた後、前記型枠及び前記仕切部材を外して、プレストレスが導入された複数の前記PCa部材に分割することを特徴とする請求項1に記載のPCa部材製造方法。
  3. 前記仕切部材の表面には、前記PCa部材の端面に凹状のコッターを形成する凸部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のPCa部材製造方法。
  4. 前記型枠内の底面又は上面に板材を配置して、前記PC鋼材のかぶり厚を調整することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のPCa部材製造方法。
  5. 前記型枠の側面に板状部材を配置して、前記PCa部材の幅を調整することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のPCa部材製造方法。
  6. 前記型枠内には梁鉄筋が配置され、
    前記仕切部材には、前記梁鉄筋が貫通する貫通孔が設けられ、
    前記仕切部材の表面から突設され又は前記仕切部材の表面に隣接配置され、前記貫通孔を貫通した前記梁鉄筋を収容する収容部が設けられたことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のPCa部材製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のPCa部材製造方法を用いて製造したことを特徴とするPCa部材。
  8. 請求項7に記載のPCa部材の端面に凹状のコッターを形成して、前記複数のPCa部材を隣接して配置し、前記コッターにコンクリートを打設又は硬化材を充填して、前記複数のPCa部材を接合させたことを特徴とするPC梁材。
  9. 請求項8に記載のPC梁材と柱を接合して構築したことを特徴とする建物。
JP2007279325A 2007-10-26 2007-10-26 PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物 Pending JP2009108501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279325A JP2009108501A (ja) 2007-10-26 2007-10-26 PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279325A JP2009108501A (ja) 2007-10-26 2007-10-26 PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009108501A true JP2009108501A (ja) 2009-05-21

Family

ID=40777272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007279325A Pending JP2009108501A (ja) 2007-10-26 2007-10-26 PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009108501A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006859A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 鉄筋コンクリート造構造物
CN103061452A (zh) * 2012-08-16 2013-04-24 杨众 一种抗震型预应力预制梁
JP2016108820A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 鹿島建設株式会社 接合構造、プレキャスト部材及び接合方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006859A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 鉄筋コンクリート造構造物
CN103061452A (zh) * 2012-08-16 2013-04-24 杨众 一种抗震型预应力预制梁
CN103061452B (zh) * 2012-08-16 2017-04-19 杨众 一种抗震型预应力预制梁
JP2016108820A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 鹿島建設株式会社 接合構造、プレキャスト部材及び接合方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5442421B2 (ja) ハーフプレキャスト床版及びそれを用いたスラブ構築方法
KR101432260B1 (ko) 강재노출형 철골철근콘크리트 기둥구조
JP5703159B2 (ja) プレキャストプレストレストコンクリート梁
KR101663132B1 (ko) 자립 기둥구조체
KR20200061161A (ko) Pc 더블 벽체 세움 제작용 몰드 및 이를 이용한 벽체가 세워진 pc 더블 벽체를 제작하는 방법
KR101798138B1 (ko) 멀티 프리캐스트 벽체 구조체 및 이의 시공방법
JP2009108501A (ja) PCa部材製造方法、PCa部材、PC梁材、及び建物
JP2008266910A (ja) 緊張材の定着部または偏向部の突起構造及びその施工方法
TW201938895A (zh) 堤牆的施工方法及堤牆
JP5602455B2 (ja) 梁部材および建物構造体
JP6807473B1 (ja) 接合構造の構築方法および接合構造
JP6215552B2 (ja) ハイブリット構造およびその構築方法
JP6636345B2 (ja) Rc建物及びrc建物の構築方法
JP2016205051A (ja) 構造物の施工方法
KR102658468B1 (ko) 고정단 형성부를 이용한 프리캐스트 벽체구조물 및 그 시공방법
KR102002429B1 (ko) 샌드위치 피씨-월 및 이를 이용한 구조물 시공방법
WO2015146907A1 (ja) 梁部材、及びそれを用いた躯体
JP2017125322A (ja) 基礎構造
JP5750246B2 (ja) 合成梁、建築物、及び合成梁の施工方法
JP5024617B2 (ja) プレストレストコンクリート梁及びその構築方法
KR102235873B1 (ko) 부분 프리캐스트 피어캡 제작 방법, 부분 프리캐스트 피어캡 및 이를 포함하는 교각 구조물의 시공 방법
JP2018003322A (ja) 柱梁の接合構造および接合部材の製造方法
JP2008223242A (ja) プレキャストコンクリートパネルの製作方法
KR20100045740A (ko) 교량 바닥판의 캔틸레버 부분 시공을 위한 지지 조립체, 이를 이용한 캔틸레버 부분의 시공방법, 이러한 캔틸레버 부분을 구비한 교량 및 교량의 시공방법 및 교량 최외측 거더 외부의 반두께 프리캐스트 바닥판 시공방법
JP2006169837A (ja) 鉄筋コンクリート造の柱梁接合構造