JP2009108250A - コークス炉窯口の集塵方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コークス炉10に並設された多数の炭化室11で乾留されたコークスを、各炭化室11間を移動する押出機12により押し出す際に発生する粉塵を、押出機12に設けた集塵フード13を介して集塵機で集塵するコークス炉窯口の集塵方法において、集塵機は押出機12に設けた電気集塵機14であり、電気集塵機14の集塵電極に付着した粉塵を、電気集塵機14による集塵を停止して押出機12が各炭化室11間を移動している間に、集塵電極から払落す。
【選択図】図1
Description
このように、炭化室から炉蓋を外す場合、炭化室内の赤熱コークス(灼熱コークス)が、窯口で、炭化室の上下方向の全長にわたって外部に露出した状態になり、これによって、赤熱コークスから多くの粉塵が発生していた。また、押出機により炭化室内からコークスを押し出す場合にも、窯口から粉塵が流出していた。
このため、例えば、特許文献1には、コークス炉の窯口から流出した粉塵を、押出機に取り付けたフードで集煙し、地上に設置された集塵機、即ちバグフィルターに誘引して集塵する装置が開示されている。
また、水封式ダクトを使用した場合、例えば、水位管理、水処理、及びダクト内に堆積したダストの排出処理が必要であり、メンテナンス性が悪かった。
(1)コークス炉に並設された多数の炭化室で乾留されたコークスを、該各炭化室間を移動する押出機により押し出す際に発生する粉塵を、該押出機に設けた集塵フードを介して集塵機で集塵するコークス炉窯口の集塵方法において、
前記集塵機は前記押出機に設けた電気集塵機であり、該電気集塵機の集塵電極に付着した前記粉塵を、前記電気集塵機による集塵を停止して前記押出機が前記各炭化室間を移動している間に、前記集塵電極から払落すことを特徴とするコークス炉窯口の集塵方法。
(3)前記集塵電極から払落した前記粉塵を、前記電気集塵機による集塵を停止して前記押出機が前記各炭化室間を移動している間に、前記押出機の移動経路上に設置された落骸処理用ボックスへ排出することを特徴とする(1)及び(2)記載のコークス炉窯口の集塵方法。
(4)前記集塵電極から払落した前記粉塵の前記落骸処理用ボックスへの排出は、該落骸処理用ボックス近隣に位置する前記炭化室の集塵を停止した後に行うことを特徴とする(3)記載のコークス炉窯口の集塵方法。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係るコークス炉窯口の集塵方法に使用するコークス炉窯口の集塵装置の正面図、図2は同集塵装置の集塵フードの斜視図、図3(A)は隣り合う集塵電極の間隔と集塵効率との関係を示す説明図、(B)は集塵効率と電気集塵機の大きさとの関係を示す説明図、図4(A)は集塵時間と粉塵付着による集塵効率の変動との関係を示す説明図、(B)は電気集塵機の利用方法を検討した説明図である。
まず、本発明の一実施の形態に係るコークス炉窯口の集塵方法に使用するコークス炉窯口の集塵装置(以下、単に集塵装置ともいう)15について説明した後、集塵方法について説明する。
押出機12は、並設された多数の炭化室11の前側で、コークスの押出方向と直交する方向に平行に敷設された一対のレール16、17上を走行可能な台車18と、この台車18上に進退可能に設けられ、炭化室11内のコークスを押し出す押出ラム19とを有する従来公知のものである。
即ち、押出機12は、乾留が完了した炭化室11の前まで移動した後、炭化室11の炉蓋を外して、押出ラム19を炭化室11内に挿入して、炭化室11内の灼熱コークスを押し出すものである。
これにより、炭化室11から炉蓋を外したとき、及びコークスを押し出すときに発生する粉塵を、電気集塵機14の下流側に設けたダクト23の途中に配置されたブロワ(図示しない)を作動させることにより、集塵フード13を介して吸引できる。
また、集塵フード13の下流側には、ダクト21が接続され、このダクト21の下流側端部に、電気集塵機14が接続されている。
ケーシング22は、集塵フード13に吸引された空気の流れる方向の長さが例えば3〜10m程度で、容積が例えば30〜150m3程度であり、清浄化すべき粉塵を含む空気が通過する集塵部を有するものである。この集塵部は、図4(A)に示すように、間隔を有して対向配置された集塵電極の間に放電電極を配置したものを、複数配置した構成となっている。これにより、集塵電極に(+)、放電電極に(−)の電圧を印加して、集塵電極と放電電極との間に荷電界を形成し、集塵電極に粉塵を吸着させている。
図3(A)に示すように、複数の集塵電極のうち、隣り合う集塵電極の間隔が狭くなるに伴い、同一容積のケーシング内に配置できる集塵電極の数は増加する。このため、集塵電極が高密度に配置され、粉塵が集塵電極に接触し易くなり、その結果、粉塵の集塵効率を向上できる。なお、図3(A)においては、集塵電極のみを図示している。
一方、粉塵の集塵効率の向上は、図3(B)に示すように、ケーシングの容積を大きく(長さを長く)することで、更に高められるが、ケーシングの容積を大きくするに伴い、集塵機の規模が大きくなる問題がある。
そこで、図4(B)に示すように、集塵効率を良好に維持するため、集塵電極に付着した粉塵を、集塵電極から頻繁に払落す必要がある。
なお、このコンパクトな電気集塵機としては、例えば、家庭用空気清浄機に適用されているものを使用可能である。
また、集塵電極からの粉塵の払落しは、例えば、集塵電極又はケーシングをハンマで叩いたり、集塵電極の表面を摺動する装置を使用したりする従来公知の方法を適用できる。なお、特別な装置を使用することなく、押出機12が移動する際の振動により、集塵電極から粉塵を払落してもよい。このとき、集塵電極と放電電極への通電を停止するとよい。
このため、粉塵を含む空気がケーシング内に滞留する時間を、例えば、1秒以上、更には2秒以上とし、10秒以下、更には5秒以下とする。このとき、ケーシング内の流速は、2m/秒以下、更に好ましくは1m/秒以下とし、0.2m/秒以上、更に好ましくは0.4m/秒以上とする。
まず、押出機12を、コークスが製造された炭化室11の前まで移動させ、電気集塵機14のブロワを作動させた後、炭化室11の炉蓋を外し、炭化室11内に押出ラム19を挿入して、灼熱コークスを押し出す。
この炭化室11の炉蓋を外す際、及び炭化室11内からコークスを押し出す際には、粉塵が発生する。
このようにして、コークスの押出作業が終了した後、押出ラム19を炭化室11内から引き出し、炭化室11の炉蓋を閉じてブロワを停止し、押出機12を次のコークスの押出作業を行う炭化室11の前まで移動させる。
この操作を繰り返し実施することで、粉塵の大気への放散を、抑制、更には防止できる。
なお、粉塵を含む空気は、瞬間的には400℃程度まで上がることがあるが、電気集塵機14は全て金属で構成されているため、各部材はすぐに昇温されないため問題ない。
なお、集塵電極に付着した粉塵の払落しは、電気集塵機14による集塵を停止して、押出機12が各炭化室11間を移動している間に行う。ここで、集塵電極からの粉塵の払落しは、複数(例えば、2〜10)の炭化室11の集塵が終了した後に行ってもよく、また各炭化室11の集塵が終了するごと、即ち、押出機12が各炭化室11間を移動するたびに行うこともできる。
これにより、地上での粉塵の回収が可能となる。
また、押出機12が各炭化室11間を移動している際には、例えば、2時間程度の集塵作業を実施した後に、20分程度の休止があるため、この時間を利用してもよい。
なお、押出機12は、制御部により、シーケンシャルにコークスの押出作業、移動、及び停止を行っているため、これらの信号を元に、集塵電極からの粉塵の払落しの開始と終了の制御を行うことができる。
また、前記実施の形態においては、対向配置された集塵電極の間に放電電極が配置された電気集塵機を使用した場合について説明したが、この構成に限定されるものではなく、他の構成のものでもよい。
Claims (4)
- コークス炉に並設された多数の炭化室で乾留されたコークスを、該各炭化室間を移動する押出機により押し出す際に発生する粉塵を、該押出機に設けた集塵フードを介して集塵機で集塵するコークス炉窯口の集塵方法において、
前記集塵機は前記押出機に設けた電気集塵機であり、該電気集塵機の集塵電極に付着した前記粉塵を、前記電気集塵機による集塵を停止して前記押出機が前記各炭化室間を移動している間に、前記集塵電極から払落すことを特徴とするコークス炉窯口の集塵方法。 - 請求項1記載のコークス炉窯口の集塵方法において、前記集塵電極からの前記粉塵の払落しは、前記押出機が前記各炭化室間を移動するたびに行うことを特徴とするコークス炉窯口の集塵方法。
- 請求項1及び2のいずれか1項に記載のコークス炉窯口の集塵方法において、前記集塵電極から払落した前記粉塵を、前記電気集塵機による集塵を停止して前記押出機が前記各炭化室間を移動している間に、前記押出機の移動経路上に設置された落骸処理用ボックスへ排出することを特徴とするコークス炉窯口の集塵方法。
- 請求項3記載のコークス炉窯口の集塵方法において、前記集塵電極から払落した前記粉塵の前記落骸処理用ボックスへの排出は、該落骸処理用ボックス近隣に位置する前記炭化室の集塵を停止した後に行うことを特徴とするコークス炉窯口の集塵方法。
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