JPS58152089A

JPS58152089A - コ−クスの排出方法

Info

Publication number: JPS58152089A
Application number: JP3629282A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Sonoda; 園田　和弘; Takao Nishida; 西田　孝夫
Original assignee: Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
Current assignee: Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
Priority date: 1982-03-08
Filing date: 1982-03-08
Publication date: 1983-09-09
Also published as: JPH0325474B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、乾留の終了したコークスをコークス炉から
排出する方法に係り、さらに詳しくは。

コークスの排出時に上昇管上蓋を閉止した状態でコーク
スの排出を行うことにより、従来該上昇管から多量に排
出されていた赤熱状態の微粉コークスからなる粉塵の外
気への飛散を防止しながらコークス炉からコークスを排
出する方法を提供するものである。

コークス炉は、装入された石炭を乾留するための炭化室
と、該炭化室を加熱するための燃焼室が互いに多数挟設
されてなり、燃焼室からの熱を得て炭化室内に装入され
た石炭が乾留されるようになっており、またこの時石炭
から発生するコークス炉ガスは、炭化室上端部に立設さ
れた上昇管を介して集気管に集められ、ガス処理設備で
処理されるようになっている。

このようなコークス炉に於て、炭化室に装入された石炭
の乾留が完了すると、コークス炉ガスの発生量は極めて
少なくなるので、集気管からガスが炭化室内に逆流する
のを防止するため、まず集気管と上昇管の間に設けられ
た皿形弁を閉止し、炭化室内と集気管内との連通を遮断
してのち、上昇管上蓋を開放し、残存ガスを放出し、炭
化室両側部に装着された炉蓋な取り外して、開放された
炭化室側部窯口の一方から他方に向け、押出機のラムに
よりコークスを押出し排出することが行われる。

ところで、従来、上記のような炭化室からのコークスの
排出に際し、それまで炭化室内に静置されていた直方体
状の赤熱コークスケーキが上記ラムの押圧によって急激
に排出側に動き出すことから、該コークスケーキから多
量の赤熱状態のコークス粉が舞い上り、煙突の作用をす
る上蓋の開放された上昇管を介して大気中に放出され、
粉塵でもって外気を汚染するという不都合があった。な
お、この場合上昇管からのコークス粉の飛散を防止する
ために、上昇管の上蓋を閉止したままコークスの炭化室
外への排出を行えば、逃げ場を失なったコークス粉は、
熱風を伴なって炉蓋の取り外された炭化室窯口から外気
中に排出され、炭化室窯口近傍にある押出機などの作業
機械のみならず、窯口上部に配設された集気管に悪影響
を与えるばかりでなく、コークス粉の大気汚染の問題は
何等改曽されない。

そこで１発明者らは、上記問題を一挙に解決せんがため
に鋭意研究の結果、本発明を完成するに至ったもので、
炭化室からコークスを排出するに際し、コークス炉のコ
ークス押出側近傍から大気中に放出されるコークス粉を
完全に捕捉し無公害の状態で、コークス押出し作業を行
う方法を提供するを目的とするものであって、その要旨
は、コークス炉から、コークスを排出するに当り、コー
クス炉炭化室の押出側上側部に設置された上昇管の上蓋
を閉慎状ａＪ！ｔこ保持すると共に、押出側窯口上部に
設けられた集塵フードと、コークス炉炉列に沿って設け
られる集塵ダクトとを連接する接続ダクト内のダンパー
を開放して、押出側窯口から逸散する粉煙を前記集塵ダ
クトに吸引することを特徴とするコークスの排出方法。

以下１本発明を図面をもとに詳細に説明する。

第１図は１本発明方法を実施するための装置を設備した
コークス炉の押出側の側面断面略図であり、第２図は、
同じくコークス炉の押出側平面略図を示す。なお、第２
図に於ては、説明の便宜上。

集気管を省略して示しである。

コークス炉（１）の炭化室（２）内に、装入孔（３）（
通常は、装入孔蓋によって閉止されている。）から装入
された石灰は、該炭化室（２）を挾むように設けられた
燃焼室（４）からの熱を受けて乾留され、炭化室（２）
内で直方体状のコークスケーキ（５）となる。次Ｃ。

コークスケーキ（５）は、炭化室（２）の両側窯口に装
着された炉蓋（図示せず）が取り外され、押出機（６）
の押出ラム（７）により反対側の炉外に排出される。

（８）は上昇管であって、炭化室（２）の押出側上部に
立設され頂部に上蓋ａりが設けられるほか、開閉自在の
皿形弁（９）を介して集気管（ＩＩと連通し、炭化室（
２）内の石炭乾留過程で発生するコークス炉ガスを集気
管（ＩＩに導入するものである。又１皿形弁（９）は。

外力によって作動させるリンク機構Ｉを介して開閉され
るようになっており、乾留進行中は開通され、乾留が終
了すると閉止されるようになっている。なお、上昇管上
蓋α邊の開放及び皿形弁（９）の閉止は、コークス炉（
１）の炉上作業者の人手によって行われるが、上記上蓋
υの閉止及び皿形弁（９）の開通は、炭化室（２）内に
石灰を装入するため、炉上な走行自在に設けられた装入
車１上に搭載された。

シリンダー及びロフト等からなる上蓋閉止機構口◆及び
皿形弁開放機構０！９によって装入車０上から行われる
ようになっている。

Ｏｅは、コークス炉団のそれぞれの炭化室（２）の押出
側窯口上部に設けられた集塵フードであって、上昇管上
蓋ａりを閉止したままの状態でコークスケーキ（６）を
押出す時に赤熱状態で炎を伴い、上記窯口から大気に逸
散する主にコークス粉からなる粉煙な捕捉する役目を果
たす。又、集塵フード（１１の上部は、コークス炉列に
沿って配設された集率ダク）αηに接続ダクト舖を介し
て連通し、該接続ダクトａη内には、通常は閉止の状態
を保持するが、コークスケーキ（５）を炉外に排出する
時のみ、開通されるダンバーロ嚇が設けられる。而して
該ダンパー鱈の開閉は、押出機（６）上に設けられたダ
ンパー開閉機構■のロフトａＩＤを上昇させ、その先端
部■でダンパー（へ）を一体的に連接した操作桿（至）
を押し上げて回動せしむることにより行い、又、閉止は
上記ロフト００を下降させることにより操作桿（ハ）の
自重で行う。集塵フードｔｔｅで捕捉された。赤熱コー
クス粉を伴う熱風からなる粉煙は、後方に設けられたプ
ロワ−（財）の吸引力によって接続ダク）鱒。

集塵ダク）　Ｑ６を介して地上設置の集塵機＠に導入さ
れ、清浄化されて大気に放出される。この場合に於て、
コークス炉（１）の窯口から放出する粉煙中には、窯口
フレーム（至）に付着したタール分や未乾留の石炭から
発するタールミストなど粘着性のある黄煙も含まれるが
、これらは炭化室（２）内から噴出する赤熱コークス粉
を伴う熱風によって、そのほとんどが集塵フードＯ１ｅ
内で燃焼しつくし、可燃性及び粘着性のない粉煙となっ
て集塵機（至）に到達するので、特に集塵機（ハ）につ
いては、その機種。

型式等を選択特定する必要はなく、例えば電気集塵機や
バグフィルタ一式の集塵機等が使用可能である。

次に本発明を実施する場合の操作手順の実施例につき、
主に第２図及び第３図を基に説明する。

なお、第３図は、本発明方法を実施する工程図である。

通常コークス炉の操業に於ては、多数並設された炭化室
（２）への石炭装入や、灰化室（２）からのコークス排
出は、特定室数、例えば５室置きに順次行われる。第２
図の例に於ては、炭化室内は１石炭装入対象の灰化室で
あり、それから５室先の灰化室（ハ）は、コークス排出
対象の灰化室である。まず。

灰化室内における装入軍α場からの石炭装入操作が開始
される直前に皿形弁開放機構ａシが作動し、リンク機構
を介して皿形弁（９）が開通する。その間、上昇管上蓋
閉止機構０４も作動し、すでに乾留が完了して皿形弁（
９）が閉止され、上蓋０邊が開放された状態のコークス
排出対象炭化室向の上昇管上蓋０邊が閉止される。その
後、装入車（Ｉ簿からは、炭化室内に石炭が装入される
が、その間、炭化室（ロ）の前に位置した押出機（６）
の機上に設けられたダンパー開閉機構翰の作動によって
、接続ダク）０８内に設けられたダンパー０が開通状態
にされる。

その後、押出機（６）上に塔載された炉Ｍ取機（図示せ
ず）によって灰化室（２）側部の窯口に装着された炉蓋
（図示せず）が取り外され、押出しラム（７）によって
炭化室（２）内のコークスケーキ（５）が反対側の炉外
に排出されろうコークスケーキ（５）の排出が終了し、
押出ラム（７）が押出機（６）上の所定の位置に引き戻
されて、ダンパー開閉機構翰を元の状態に復帰ぜしめる
ように作動させると、ダンパー＋１！Ｊ　ハ。

元の閉止状ｏＷ−戻り、これで石炭装入及びコークス排
出の１工程が押出イｌｌ窯口や上外管から粉塵を発生さ
せることなく終了する。

この場合に於て、押出機（６）上の炉蓋取機が炉蓋な取
り外した時、これを検知するようにしておき。

その信号をプロワ−（２）に伝達するようになし、この
信号を受けた時には、プロワ−＠が粉煙を吸引するのに
必要かつ充分に稼動するようにすると共に、炭化室（２
）からのコークスケーキ（５）の排出が終了し、上記炉
蓋取機が炉蓋を窯口に装着した時には、それを検知して
その信号を再度プロワ−＠に伝達するようになし、その
信号を受けたプロワ−＠は、サージングを起さない程度
の低速で回転するようにしておけば、窯口から多量の粉
煙が発生するコークスケーキ（５）の排出時のみプロワ
−（至）は。

有効に稼動することになるので省エネルギー上得策であ
るっ本発明は１以上のようになされているので、従来コーク
ス炉からのコークス排出時における上蓋の開放された上
外管からの多量のコークス粉の大気への放散が防止でき
、公害防止対策上極めて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明方法を実施するための装置を設備した
コークス炉の押出機側の側面断面略図であり、第２図は
、それの平面略図を示す。第３図は１本発明方法を実施
する工程図であろう（１１・・・コークス炉　（２）・
・・炭化室（３）・・・装入孔　（４）・・・燃焼室（
５）・・・コークスケーキ　（６）・・・押出機（７）
・・・押出ラム　（８）・・・上昇管（９）・・・皿形
弁　Ｈ・・・集気管Ｉ・・・リンク機構　（１３・・・上外管上蓋Ｉ・・・
装入車　（１４・・・上蓋閉止機構ａ９・・・皿形弁開
放機構内・・・集塵フードαη・・・集塵ダクト（Ｉ８
１・・・接続ダクト（へ）・・・ダンパー　繕・・・ダ
ンパー開閉渫構＠・・・ロッド　■・・・ロフト先端部
（至）・・・操作枠　（財）−・・プロワ−（至）・・
・集塵機　　（至）・・・窯ロフレーム代理人　弁理士
　定立　勉第２図１３第３図時間→

Claims

【特許請求の範囲】

１　コークス炉から、コークスを排出するに当り、コー
クス炉炭化室の押出側上側部に設置された上昇管の上蓋
を閉鎖状態に保持すると共に、押出側窯口上部に設けら
れた集塵フードと、コークス炉炉列に沿って設けられる
集塵ダクトとを連接する接続ダクト内のダンパーを開放
して、押出側窯口から逸散する粉煙を前記集塵ダクトに
吸引することを特徴とするコークスの排出方法。