JP2009107513A - ループ式一輪車用練習スタンド - Google Patents

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俊範 脇舛
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Abstract

【課題】児童などが一輪車に乗って連続的に走行練習する。
【解決手段】略方形枠状の手摺り2と、該手摺り2を支持する支柱3を立設したベース4とから練習スタンド1が構成され、一輪車に乗った児童などが手摺り2につかまって連続的に周回走行することができる。このため、限られた時間内において、一輪車に乗る時間を大幅に増加させることができ、初心者であっても速やかに体得することができるものとなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ループ式一輪車用練習スタンドに関するものである。
一般に、幼稚園や小学校などにおいて、幼児や児童のバランス感覚、反射神経、敏捷性などを養うため、一輪車を教材として使用することが行われている。この場合、一輪車に初心者が乗ることを想定して、校庭などに一輪車用練習スタンドが設置されている。
このような一輪車用練習スタンドは、図6に示すように、設定長さと高さの一対の手摺りを平行にベースに立設して構成されており、教師などの補助者の助けを借りて一輪車に乗った児童などが一対の手摺りにつかまりながら走行することにより、一輪車を体得するものである。
この場合、学年などによる身長差を考慮して手摺りに補助手摺りを付加して上下2段に構成したり、手摺りを3本以上併設して多数の児童などが同時に練習できるようにした練習スタンドも提案されている。
一般に、一輪車は、小学生で1日1時間、連続して3〜4日で10m以上乗れるといわれている。
しかしながら、前述した一定長さの手摺りによる練習では、手摺りの長さしか練習することができず、練習が間欠的になるとともに、走行時間も短いものとなる。しかも、一輪車を体育の教材として利用する場合、教師が指導することになるが、意図しないけがなどの発生を防止するため、児童などの一輪車の乗り降りを手助けしながら一人ずつ間隔をあけて一方通行で練習を行う必要があり、各児童などが一輪車に乗っている時間はさらに短くなり、体得するまでに多くの授業時間が必要になる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、児童などが一輪車に乗って連続的に走行練習することのできるループ式一輪車用練習スタンドを提供するものである。
本発明は、略方形枠状の手摺りと、該手摺りを支持する支柱を立設したベースとからなり、一輪車に乗った児童などが手摺りにつかまって連続的に周回走行可能であることを特徴とするものである。
本発明によれば、一輪車に乗った児童などが手摺りにつかまりながら走行練習することができる。この際、手摺りは、方形枠状であることから、児童などが納得するまで任意の回数周回走行することができ、限られた時間内において、一輪車に乗る時間を大幅に増加させることができ、初心者であっても速やかに一輪車を体得することができる。また、複数人の児童などが同時に練習することも可能となり、体育の教材として一輪車を利用するに際しても、効率良く指導することができる。
本発明において、前記略方形枠状の手摺りに複数個の連結金具を介して上方向に間隔をおいて同一の略方形枠状の手摺りが連結されることが好ましい。これにより、学年などによる身長差があっても、自分に合った適切な高さの手摺りにつかまって走行練習することができる。
本発明において、前記連結金具がコ字状に形成され、その両端が上下の手摺りの内周側にそれぞれ溶着されることが好ましい。これにより、上方の手摺りにつかまって、あるいは、下方の手摺りにつかまりながら一輪車に乗って走行する際、連結金具と手が干渉し、手摺りから手を離す必要がなく、不安感を覚えることなく連続して周回走行することができる。
本発明において、前記手摺りと同一高さで、その一辺の長さと同一または略同一の長さの補助手摺りと、該補助手摺りを支持する支柱を立設したベースとからなる補助スタンドを、その補助手摺りが手摺りの対応する一辺と平行に、かつ、一輪車に乗った児童などが走行可能な間隔をおいて位置するように設置することが好ましい。これにより、一輪車に乗った児童などは、両手を手摺りおよび補助手摺りに一定長さにわたってつかまることができ、安定して走行練習することができる。
本発明において、前記上方の手摺りと同一高さで、その一辺の長さと同一または略同一の長さの補助手摺りと、補助手摺りの両端間に連結されて、下方の手摺りと同一高さの補助平行パイプと、補助手摺りを支持する支柱を立設したベースとからなる補助スタンドを、その補助手摺りが手摺りの対応する一辺と平行に、かつ、一輪車に乗った児童などが走行可能な間隔をおいて位置するように設置することが好ましい。これにより、一輪車に乗った児童などは、両手を自分に合った適切な高さの手摺り、すなわち、上方の手摺りおよび補助手摺り、あるいは、下方の手摺りおよび補助平行パイプに一定長さにわたってつかまることができ、安定して走行練習することができる。
本発明によれば、児童などが一輪車に乗って連続的に走行練習することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3には、本発明のループ式一輪車用練習スタンドの一実施形態が示されている。
この練習スタンド1は、略方形枠状の手摺り2と、手摺り2を支持する支柱3と、支柱3を立設するベース4とから構成されている。
手摺り2は、2本の直線状のパイプおよび2本の略コ字状に折曲されたパイプを図示しない接続パイプを介して接続して略方形枠状に形成されている。そして、実施例においては、2本の同一形状の手摺り2,2が周方向に間隔をおいて配設された複数個の連結金具5を介して上下に設定間隔をおいて連結されている。
ここで、連結金具5は、コ字状に折曲して形成されており、手摺り2の内方に突出するように配置されて、その両端がそれぞれ上下の手摺り2の内周側に溶着されている。
支柱3は、2本の直線状のパイプを図示しない接続パイプを介して接続して形成されて4本用意されており、各上端が下方の手摺り2の隅角部近傍に溶着され、各下端が後述するベース4に溶着されている。
ベース4は、鋼板を台形状に折曲して形成されるとともに、前述した手摺り2の短辺側の長さよりも若干長く設定されて2枚用意されており、手摺り2の各短辺側に近接して配置されている。
なお、支柱3とベース4との間には、三角形状の補強板6が合わせて溶着されている他、詳細には図示しないが、各ベース4は、校庭などにアンカー杭を介してしっかりと固定されている。
ここで、手摺り2は、長辺側の長さが約1900mm、短辺側の長さが約1300mmで、周長が約6400mmであり、上方の手摺り2の高さは900mm、下方の手摺り2の高さが約700mmに設定されている。
このように構成された練習スタンド1においては、一輪車に乗った児童などが手摺り2につかまって納得するまで連続的に走行練習することができ、限られた時間内において、一輪車に乗っている時間を増加させることができ、初心者であっても速やかに一輪車を体得することができる。しかも、手摺り2を上下2段に設けたことにより、自分に合った上方または下方の手摺り2をつかんで練習することができ、学年などによる身長に関係なく利用することができる。この際、連結金具5が手摺り2の内方に向けて突出して手摺り2の内周側に連結されていることから、一輪車に乗って手摺り2につかまりながら走行する際、連結金具5が児童などの手と干渉することがなく、連結金具5に阻止されて手摺り2から手を離さざるをえなくなって一輪車から降りる必要もなく、中断することなく走行練習することができる。
また、体育の教材として一輪車を利用する場合においても、複数人の児童などが設定間隔をおいて同時に手摺り2につかまって走行練習することができ、効率良く一輪車の指導を行うことができる。
ところで、図4および図5には、本発明の一輪車用練習スタンドの他の実施形態が示されている。
この実施形態の練習スタンド10は、前述した練習スタンド1に補助練習スタンド11を併設して構成されている。
この場合、練習スタンド1は、前述した練習スタンド1と同一であり、同一の部材に同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
補助練習スタンド11は、略コ字状に折曲されて形成された補助手摺り21と、補助手摺り21の各下端にそれぞれ図示しない接続パイプを介して接続された支柱31と、各支柱31の下端が溶着されたベース41とから構成され、補助手摺り21の両端間には、補助平行パイプ22が溶着されている。
ここで、補助手摺り21は、練習スタンド1における上方の手摺り2の高さと同一の高さに設定されるとともに、その長辺側の長さと同一の長さに設定されている。また、補助平行パイプ22は、練習スタンド1における下方の手摺り2の高さと同一の高さに設定されている。
ベース41は、上方より見て補助手すり21の軸線方向に長手方向が直交するように配置されるとともに、その中心よりも若干一方の端部寄りに支柱31の下端が溶着され、また、ベース41と支柱31との間には三角形状の補強板61が溶着されている。この場合、補強板61は、上方より見て支柱31の軸線と直行するように、かつ、ベース41の長手方向の他方の端部側に配置されている。
このような補助練習スタンド11は、補助手摺り21が練習スタンド1における手摺り2の長辺と一輪車に乗った児童などが走行できる間隔をおいて平行に位置するように配置され、図示しないアンカー杭を介して固定されている。この場合、一輪車に乗った児童がつかむことによる力が外方に作用しても、その力に抗するように、補強板61が外方に位置するように設置される。
このような練習スタンド10においても、補助練習スタンド11を利用することなく、練習スタンド1の手摺り2につかまりながら納得するまで連続的に走行練習することができる。また、初心者などが練習する際に、片手では不安を覚える場合には、練習スタンド1における上下の手摺り2と、補助練習スタンド11における補助手摺り21、補助平行パイプ22にそれぞれ左右の手をつかまりながら一定長さにわたって走行練習することもできる。
本発明のループ式一輪車用練習スタンドの一実施形態を示す斜視図である。 図1のループ式一輪車用練習スタンドの平面図である。 図1のループ式一輪車用練習スタンドの正面図である。 本発明のループ式一輪車用練習スタンドの他の実施形態を示す斜視図である。 図4のループ式一輪車用練習スタンドの平面図である。 従来の一輪車用練習スタンドを示す斜視図である。
符号の説明
1 ループ式一輪車用練習スタンド
2 手摺り
21 補助手摺り
22 補助平行パイプ
3,31 支柱
4,41 ベース
5 連結金具

Claims (5)

  1. 略方形枠状の手摺りと、該手摺りを支持する支柱を立設したベースとからなり、一輪車に乗った児童などが手摺りにつかまって連続的に周回走行可能であることを特徴とするループ式一輪車用練習スタンド。
  2. 請求項1記載のループ式一輪車用練習スタンドにおいて、前記略方形枠状の手摺りに複数個の連結金具を介して上方向に間隔をおいて同一の略方形枠状の手摺りが連結されることを特徴とするループ式一輪車用練習スタンド。
  3. 請求項2記載のループ式一輪車用練習スタンドにおいて、前記連結金具がコ字状に形成され、その両端が上下の手摺りの内周側にそれぞれ溶着されることを特徴とするループ式一輪車用練習スタンド。
  4. 請求項1記載のループ式一輪車用練習スタンドにおいて、前記手摺りと同一高さで、その一辺の長さと同一または略同一の長さの補助手摺りと、該補助手摺りを支持する支柱を立設したベースとからなる補助スタンドを、その補助手摺りが手摺りの対応する一辺と平行に、かつ、一輪車に乗った児童などが走行可能な間隔をおいて位置するように設置することを特徴とするループ式一輪車用練習スタンド。
  5. 請求項2記載のループ式一輪車用練習スタンドにおいて、前記上方の手摺りと同一高さで、その一辺の長さと同一または略同一の長さの補助手摺りと、補助手摺りの両端間に連結されて、下方の手摺りと同一高さの補助平行パイプと、補助手摺りを支持する支柱を立設したベースとからなる補助スタンドを、その補助手摺りが手摺りの対応する一辺と平行に、かつ、一輪車に乗った児童などが走行可能な間隔をおいて位置するように設置することを特徴とするループ式一輪車用練習スタンド。
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