JP2009106470A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】スチーム発生手段を有する食器洗い乾燥機において、スチームを用いて食器に付着したたん白汚れを固化させることなく油汚れを融かし洗浄を行うことを目的とする。
【解決手段】スチーム供給手段6によってスチームを洗浄槽3内に供給し洗浄を行う食器洗い乾燥機において、スチーム供給手段6で発生したスチームの温度を低下させるスチーム温度低下手段15によりスチーム温度を低下させてから洗浄槽内に充満するようにしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】スチーム供給手段6によってスチームを洗浄槽3内に供給し洗浄を行う食器洗い乾燥機において、スチーム供給手段6で発生したスチームの温度を低下させるスチーム温度低下手段15によりスチーム温度を低下させてから洗浄槽内に充満するようにしたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、スチームを利用して効率の良い洗浄を行う食器洗い乾燥機に関するものである。
従来、この種のスチームを利用して洗浄を行う食器洗い乾燥機は図11に示されるような構成を有していた(例えば、特許文献1参照)。図11において、10は食器を収納し洗浄操作を行う洗浄槽であり、12は循環装置である循環ポンプ、14は洗浄ノズル、141は吐水口であり、洗浄ノズル14は吐水口141を備えるとともに吐水口141への通水路を備えている。20は残滓除去フィルタ、21は排水ポンプ、4は排水管、71は食器カゴ、8は給水弁で水道(図示せず)からの給水の制御を行う。6は蒸気発生装置であり水道から給水された洗浄水を加熱して蒸気を生成し、生成された蒸気は、蒸気用ノズル33に備えられた蒸気噴霧口より、食器類に対して噴霧される。
この洗浄装置においては、洗浄槽10に貯水給水された洗浄水を循環ポンプ12により洗浄ノズル14に送り洗浄ノズル14から洗浄水を噴射させて食器を洗浄する通常の洗浄工程では落ちにくい汚れを蒸気により洗浄するものである。
動作については、所定の設定条件に基づき、給水弁8の開閉により、蒸気発生装置6への洗浄水供給量を調整する。また、蒸気用ノズル33に、電動バルブなどの流路開閉手段22を設け、この流路開閉手段22の動作により間欠噴霧を実施する。ここで、蒸気用ノズル33から噴霧される蒸気温度については、蒸気噴霧口直後で95℃程度を保つ仕様となっている。
また従来、通常の洗浄では困難である汚れを、温水を用いて効率良く洗浄しているものもある(例えば、特許文献2参照)。ここでの食器洗浄方法は、第1の到達温度は55℃より低く、第2の到達温度は55℃以上であることを特徴とし、洗浄水の温度が55℃以上である場合、食器類に付着したたんぱく質の凝固が始まり洗浄性能が低下するため、洗い時の加熱による洗浄水の到達温度は55℃より低く、すすぎ時の加熱によるすすぎ水の到達温度は55℃以上としている。
これにより、洗い時には洗剤による洗浄の効率を損なうことがない55℃より低い温度に設定しておき、最終すすぎ前のすすぎ工程では、食器類に残留している油脂類の汚れを確実に融解することができる55℃以上の温水ですすぐことにより、最終すすぎ前に食器類に残留している汚れを確実に洗い流すことができ、最終すすぎによる食器洗浄の仕上がりを高めることが可能となっている。
特開2004−298514号公報
特開2006−325983号公報
しかしながら、上記従来の構成では、スチーム供給口付近に設置された食器は、高温のスチームにより卵などの蛋白汚れが洗浄される前に、熱で蛋白が固まってしまう変性温度まで上昇させてしまうため、汚れが固化して落としにくくなるという課題を有していた。
また、温水を用いて洗浄する場合であっても、温水洗浄時に他の食器の陰になり噴射された温水が当たらない食器については温度の上昇に時間がかかり、油汚れが落ちにくい。そのため、洗浄にムラができるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、洗浄槽内の被洗浄物を偏りなく洗うことができ、また卵などの蛋白汚れを固化させずに油汚れを融かして洗浄することができる食器洗い乾燥機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い乾燥機は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽にスチームを発生させ供給するスチーム供給手段と、洗浄槽から洗浄水を排水する排水手段と、洗浄槽へ給水を行う給水手段と、洗浄槽内に収容した被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、前記スチーム供給手段から発生したスチームの温度を低下させるスチーム温度低下手段とを有するものである。
これにより、槽内にスチームを充満させても、洗浄槽内及び食器などの被洗浄物の温度がさほど上昇しない状態で油汚れを融かすことにより、洗浄性能を高めることができる。
本発明の食器洗い乾燥機は、卵などの蛋白汚れが変性しない温度のスチームを洗浄槽内に充満させ、洗浄槽内及び食器などの被洗浄物の温度が卵などの蛋白汚れの変性温度まで上昇せずに、油汚れを融かすことにより、洗浄性能が高まるという効果を奏する。
第1の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽にスチームを発生させ供給するスチーム供給手段と、洗浄槽から洗浄水を排水する排水手段と、洗浄槽への給水を行う給水手段と、洗浄槽内に収容した被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、前記スチーム供給手段から発生したスチームの温度を低下させるスチーム温度低下手段とを有する構成にしたことにより、槽内にスチームを充満させても、槽内及び食器などの温度が卵などのたん白汚れの変性温度まで上昇せず、油汚れを融かすことができ、洗浄性能を高めるという効果が得られる。
第2の発明は、第1の発明において、スチーム温度低下手段は、ミストを発生させるミスト発生装置を備え、スチームに前記ミストを混合させ洗浄槽に供給することにより、効率的にスチームの温度を低下させ、ミスト発生装置に洗剤を投入した場合には、洗剤を含んだミストにより被洗浄物の微小な凹凸に入り込んだ汚れを浮かせて洗浄能力を高めることができる。
第3の発明は、第2の発明において、ミスト発生装置は、洗浄槽内の洗浄水を超音波振動させる超音波振動手段を有したことにより、簡易な方法で粒子系の小さいミストを発生させることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか一つの発明において、超音波振動手段による超音波洗浄手段を備え、洗浄槽に貯留した洗浄水に被洗浄物を浸漬し、前記超音波洗浄手段により洗浄を行い、同一の超音波発振子でミストの発生と超音波洗浄の両方を行うことができる。
第5の発明は、第1の発明において、スチーム温度低下手段は、外気を洗浄槽内に送風する送風手段を備え、スチームに外気を混合させて洗浄槽に供給する構成としたため、大量の低温スチームが発生し、卵などのたん白汚れを変性させず、油汚れをすばやく融かすことができる。
第6の発明は、第2〜第5のいずれか一つの発明において、スチーム温度低下手段は、スチーム供給手段から供給されたスチームに外気またはミストを混合させる混合室を設け、前記混合室から洗浄槽へ混合気を供給することによって、ミストまたは外気と混合室内で均一に混ざり合い均一な温度となったスチームを洗浄槽に供給でき、偏りなく洗浄することができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれか一つの発明において、洗浄手段による第1の洗浄工程の後にスチーム供給手段により、スチームの温度を低下させ洗浄槽内に充満させる第2の洗浄工程を行うことで、第1の洗浄工程で熱を加えなくても落ちる汚れを先に落とし、スチーム洗浄工程で油汚れやしつこい汚れなどスチームの効果が顕著に見られる汚れにスチームを集中させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い乾燥機のブロック図である。図1において食器洗い乾燥機は本体10と電源11からなっている。本体10には食器カゴ71に載せられた被洗浄物7を収納する洗浄槽3と、水道1から洗浄槽3に洗浄水を供給する給水経路2と、洗浄槽3から本体10の外に洗浄水を排水する排水経路4を備えており、給水経路2と排水経路4にはそれぞれ電磁弁からなる給水弁8、排水弁9を備えている。洗浄水は給水口31から洗浄槽3内に供給され、洗浄槽3の下部に設けられた排水口32から排水を行う。給水弁8および排水弁9は制御手段5によって自動制御される。また、洗浄手段として本実施の形態では洗浄ノズル14と洗浄ノズル14に洗浄水を供給する循環ポンプ12と洗浄槽3から循環ポンプ12を経由して洗浄ノズル14に洗浄水を供給する循環経路13とを有し、洗浄ノズル14から噴射された洗浄水が被洗浄物7に衝突し汚れを洗浄する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い乾燥機のブロック図である。図1において食器洗い乾燥機は本体10と電源11からなっている。本体10には食器カゴ71に載せられた被洗浄物7を収納する洗浄槽3と、水道1から洗浄槽3に洗浄水を供給する給水経路2と、洗浄槽3から本体10の外に洗浄水を排水する排水経路4を備えており、給水経路2と排水経路4にはそれぞれ電磁弁からなる給水弁8、排水弁9を備えている。洗浄水は給水口31から洗浄槽3内に供給され、洗浄槽3の下部に設けられた排水口32から排水を行う。給水弁8および排水弁9は制御手段5によって自動制御される。また、洗浄手段として本実施の形態では洗浄ノズル14と洗浄ノズル14に洗浄水を供給する循環ポンプ12と洗浄槽3から循環ポンプ12を経由して洗浄ノズル14に洗浄水を供給する循環経路13とを有し、洗浄ノズル14から噴射された洗浄水が被洗浄物7に衝突し汚れを洗浄する。
図2において6はスチーム発生手段であり、貯留タンク63と加熱手段を構成するヒータ64を設けている。スチーム発生手段6には給水経路2からスチーム用給水経路61を通って水道水がスチーム発生装置6に供給される。スチーム発生手段6で発生したスチームはスチーム供給経路62を通り、スチーム供給口33から洗浄槽3内に供給される。
図3はミスト発生手段を有するスチーム温度低下手段のブロック図である。ミスト発生手段15は洗浄槽3の底面に電歪式の超音波素子15aを備え、その駆動回路16により駆動させる構造としてある。
なお、スチーム発生手段6はスチーム供給口33の近傍に設けられることが望ましい。
以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下、その動作を説明する。図8は本実施の形態におけるプログラム工程図である。まず、図示していないスタートスイッチを押すと、食器洗い乾燥機は動作を開始する。制御手段5は、第1にスチーム給水工程イを実行する。つまり、給水制御手段を構成する給水弁8をスチーム発生手段6側に所定時間開き、スチーム発生手段6に所定量の水道水を供給する。スチーム給水工程イが終了すると、続いて、ミスト給水工程ロを実施する。ここでは、給水制御手段8を構成する給水弁8を洗浄槽3側に所定時間開き、洗浄槽内の給水口31からミスト発生装置15が浸漬するように所定量の水道水を供給する。
スチーム給水工程イおよびミスト給水工程ロが終了するとスチーム発生工程ハおよびミスト発生工程ニを実施する。すなわち、スチーム発生工程ハはスチーム発生手段6内の加熱手段を構成するヒータ64に通電を行いスチーム発生手段6内に貯留された水道水を沸騰させてスチームを発生させ、スチーム供給経路62を通って、スチーム供給口33から洗浄槽3内にスチームを供給する。ミスト発生工程ニは、ミスト発生装置15を駆動させる駆動手段16によってミスト発生装置15底面に設けられた超音波素子15aを例えば1.6MHz程度の周波数で振動させ、洗浄槽3内の液体に超音波の振動エネルギーを与え、液面や液内部に周波数固有のキャピラリ波やキャビテーションを発生させミストを発生させる。スチーム供給口33から洗浄槽3内に供給されたスチームの温度は、ミストと混合されて60度以下の温度に低下する。この工程を所定時間行うことで、槽内にスチーム、ミスト混合気を充満させる。
スチーム発生工程ハおよびミスト発生工程ニが終了すると、続いて給水工程ホを行う。すなわち、給水制御手段を構成する給水弁8を洗浄槽3側に所定時間開き、水道1から給水口31へ所定量の洗浄水を供給する。給水工程ホが終了すると、続いて洗浄工程ヘを実施する。つまり、洗浄槽3内の洗浄水を循環ポンプ12を駆動させることにより洗浄ノズル14に供給し、噴流を被洗浄物7に衝突させ、その物理力で被洗浄物7を洗浄する。
洗浄工程ヘが終了すると、続いて排水工程トを実施する。すなわち、給水制御手段を閉じた状態で、排水制御手段を構成する排水弁9を所定時間開くものである。排水制御手段を構成する排水弁9を開くと、洗浄を行った後の洗浄槽3内の洗浄水を本体10外に排水する。排水工程トは必要に応じ複数回実施してもよい。排水工程トを終了すると、続いて給水工程チを行う。すなわち、給水制御手段を構成する給水弁8を洗浄槽3側に所定時間開き、水道1から給水口31へ所定量の洗浄水を供給する。
給水工程チを終了すると、続いてすすぎ工程リを実施する。つまり、洗浄槽3内の洗浄水を、循環ポンプ12を駆動させることにより洗浄ノズル14に供給し、噴流を被洗浄物7に衝突させ、その物理力で被洗浄物7をすすぐ。
すすぎ工程リが終了すると、排水工程ヌを行う。排水工程ヌが終了すると、送風手段17を用いて外気を洗浄槽3内に送風し、洗浄槽3内の湿度を下げることにより乾燥を行う。なお、図示しない洗浄槽3内の加熱手段を用いて外気を暖めて送風を行ってもよい。
本実施の形態によれば、上記の構成により、スチーム発生手段6により発生されたスチームの温度が低下され、洗浄槽3内に充満することによって、卵などのたん白汚れが変性せず、油汚れが解ける温度帯のスチームを浄槽内に充満させることができる。そのため、洗浄槽3内を均一に、たん白汚れが変性させることなく油汚れを融かし効率的に食器を洗浄するという効果を奏する。
なお、本実施の形態ではスチーム発生手段6を洗浄槽3外に設けてあるが、洗浄槽3内に設けてもよい。この場合は、給水口31から供給された水道水がスチーム発生手段6に供給されるように連通すればよい。
なお、本実施の形態では、超音波素子15aを洗浄槽3の底面外部に設置してあるが、洗浄槽3の底面内部に設置してもよいものとする。
なお、本実施の形態における超音波素子15aは、電歪式の超音波素子としてあるが、磁歪式の超音波素子でもよい。
なお、スチーム給水工程イとミスト給水工程ロの順序は入れ替わっても良く、同時に行っても好いものとする。また、使用者は洗浄前に洗剤を洗浄槽3内に投入してもよく、この場合には、洗浄槽3内に給水された水道水は、洗剤を含む洗浄水となり、ミストは洗剤液を含んだミストとなる。この場合はよりミストの効果が向上し、洗浄力の高い低温スチームを供給できる。
なお、洗浄工程中に、図示されていない加熱手段を用いて洗浄水を加熱しながら洗浄を行ってもよい。
必要に応じて、給水工程チ、すすぎ工程リ、排水工程ヌを複数回行っても良く、すすぎ工程では図示されていない加熱手段を通電させ、洗浄水を加熱させながらすすぎを行ってもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
図4は食器洗い乾燥機のスチーム発生中のブロック図、図5は浸漬洗浄時のブロック図である。本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態と実施の形態1との相違点は、洗浄工程において被洗浄物7を浸漬し、ミスト発生装置15に設けられた超音波素子15aを用いて、超音波洗浄を行うことである。
以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下、その動作を説明する。図9は本実施の形態におけるプログラム工程図である。
まず、図示していないスタートスイッチを押すと、食器洗い乾燥機は動作を開始する。制御手段5は、第一にスチーム給水工程イを実行する。スチーム給水工程イが終了すると、続いて、ミスト給水工程ロを実施する。スチーム給水工程イおよびミスト給水工程ロが終了するとスチーム発生工程ハおよびミスト発生工程ニを実施する。
ミスト発生工程ニが終了すると、給水工程ホを続いて実施し、その後超音波洗浄工程ヲを行う。つまり、超音波素子15aを駆動手段16によって振動させ洗浄を行う。本実施の形態では洗浄工程中に超音波素子15aの駆動手段16を例えば周波数28kHzで発信し、洗浄水を振動させる。これにより洗浄水中に無数のキャビテーションが発生し、また発生したキャビテーションが破壊する。このキャビテーションの破壊時には、大きな機械力が発生し、この機械力が洗浄槽3内に収容してある被洗浄物7に作用する。従って、被洗浄物7は超音波洗浄工程ヲの期間中に、超音波振動によって発生したキャビテーションから大きな機械力を受けて洗浄される。
超音波洗浄工程ヲが終了すると、続いて排水工程トを実施する。排水工程トを終了すると、続いて給水工程チを行う。給水工程チを終了すると、続いて超音波すすぎ工程ワを実施する。つまり、洗浄槽3内の洗浄水を、超音波素子15aを振動させることにより洗浄水中にキャビテーションを発生させ、その物理力で被洗浄物7をすすぐ。
超音波すすぎ工程ワが終了すると、排水工程ヌを行う。
排水工程ヌが終了すると、送風手段17を用いて外気を洗浄槽3内に送風し、洗浄槽3内の湿度を下げることにより乾燥を行う。なお、図示しない洗浄槽内の加熱手段を用いて外気を暖めて送風を行ってもよい。
なお、ミスト発生時の超音波素子15aの駆動手段16は28kHZの整数倍の周波数、例えば1.6MHzで発信する必要がある。
以上のように、本実施の形態によれば、超音波洗浄時とミスト発生時とで同一の超音波素子を用い超音波洗浄を実施することとスチームの温度低下手段としてのミストを発生させることにより、超音波素子をミストだけでなく洗浄にも利用し、簡単な構造で超音波洗浄器を実現できるという効果を奏する。
なお、ミスト発生工程に駆動させる超音波素子の数と、超音波洗浄工程に駆動させる超音波素子の数は異なってもよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
図6は本実施の形態における食器洗い乾燥機のスチーム発生中のブロック図である。本実施の形態において、実施の形態1および2と同様の部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態と、実施の形態1および2との相違点は、スチームとミストとを混合させるための混合室34を設け、混合室34内でミストを発生させる構造としたことである。
本実施の形態ではスチーム発生手段により発生したスチームと、混合室34内のミスト発生手段15により発生したミストとが、洗浄槽3内に設けられた混合室34内で、良く混じり合ってから、洗浄槽3内に供給する構造としてある。図8もしくは図9においてミスト発生工程ニが終了すると、給水工程ホを続いて実施し、その後、洗浄工程ヘもしくは超音波洗浄工程ヲを行う。
以上のように、本実施の形態によれば、スチームとミストとを混合させるための混合室34を設けたことにより、スチームとミストとの混合が素早く行われ、より温度にばらつきの少ないスチームとミストとの混合気を洗浄槽3内に供給することができる。そのため、より精度良く蛋白の変性しない温度のスチームを洗浄槽3内に供給することができ、洗浄性能を高めることができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態では混合室34は洗浄槽内に設けてあるが、混合室34は洗浄槽3外に設け、洗浄槽3からミストを発生させるための洗浄水を導入し、混合室34内でミストとスチームを十分に混合させてから、混合気を洗浄槽3に供給してもよいものとする。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
次に、本発明の第4の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
図7は本実施の形態における食器洗い乾燥機のスチーム発生中のブロック図である。本実施の形態において、実施の形態1〜3と同様の部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態と実施の形態1〜3との相違点は、スチームに外気を混合させて温度を低下させる送風手段を備えた構造としたことである。
すなわち、外気を混入させて温度を低下させるファンにより構成される送風手段17を備え、前記送風手段を洗浄槽3内に供給する外気送風口170をスチーム供給口33の近傍に設け、スチーム発生手段6で発生しスチーム供給口33から洗浄槽3内に供給されるスチームに外気を混入させ温度を低下させることができる構造とした。
以上のように、本実施の形態によれば、スチームと外気が混入され、洗浄槽3内に流れを発生させることができる。そのため、より均一に、しかも素早く、蛋白の変性しない温度のスチームを洗浄槽内に供給することができ、洗浄性能を高めることができるという効果を奏する。
なお、送風手段17は洗浄槽3外にセットされたサーミスタによりモータ回転数が制御され、洗浄槽3内の温度によって供給する外気の風量を制御することができるようにしてもよい。この場合は、外気の温度によらず所定の温度のスチームを供給することができ、雰囲気などの条件によらずに、洗浄性能の高い食器洗い乾燥機を提供することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の第5の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
次に、本発明の第5の実施の形態における食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
図10は本実施の形態の食器洗い乾燥機のプログラム工程図である。本実施の形態において、実施の形態1の工程図と同様の部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態と実施の形態1との相違点は、まず水道水で洗浄を行い、その後に温度を低下させたスチームを洗浄槽内に充満させる工程としたことである。本実施の形態では水道水の給水工程ホをまず行い、給水工程ホが終了すると続いて洗浄工程ヘを実施する。ここで、被洗浄物7に付着した汚れを常温の洗浄水を洗い流す。洗浄工程ヘが終了すると、続いて排水工程トを行う。排水工程ト終了後にスチーム給水工程イ、ミスト給水工程ロを行い、給水終了後にミスト発生工程ニ、スチーム発生工程ハを実施する。
以上のように、本実施の形態によれば、スチームとミスト発生工程の前に常温の洗浄水で被洗浄物7の洗浄を行うことで、被洗浄物7から熱を加えなくても洗浄される汚れを取り除いておく。その後にスチーム、ミスト発生工程を実施することで、スチーム対象となるしつこい汚れや油汚れのみにスチームを供給することができる。そのため、より効率的にスチーム洗浄を行うことができるという効果を奏する。
なお、ミスト発生工程ニおよびスチーム発生工程ハの後に、給水工程ホと洗浄工程ヘを複数回実施してもよい。この場合は、より洗浄性能の高めることができるという効果を奏する。
本発明の食器洗い乾燥機は、卵などの蛋白汚れが食器に付いたまま変性することなく、油汚れを落とす食器洗い乾燥機として有用である。
2 給水経路(給水手段)
3 洗浄槽
4 排水経路(排水手段)
6 スチーム発生手段(スチーム供給手段)
7 被洗浄物
8 給水弁(給水手段)
9 排水弁(排水手段)
14 洗浄ノズル(洗浄手段)
15 ミスト発生装置(スチーム温度低下手段)
15a 超音波素子(超音波振動手段、超音波洗浄手段)
17 送風手段(スチーム温度低下手段)
18 送風経路(スチーム温度低下手段)
31 給水口(給水手段)
32 排水口(排水手段)
33 スチーム供給口(スチーム供給手段)
34 混合室
62 スチーム供給経路(スチーム供給手段)
100 スチーム
101 ミスト
170 外気送風口(スチーム温度低下手段)
3 洗浄槽
4 排水経路(排水手段)
6 スチーム発生手段(スチーム供給手段)
7 被洗浄物
8 給水弁(給水手段)
9 排水弁(排水手段)
14 洗浄ノズル(洗浄手段)
15 ミスト発生装置(スチーム温度低下手段)
15a 超音波素子(超音波振動手段、超音波洗浄手段)
17 送風手段(スチーム温度低下手段)
18 送風経路(スチーム温度低下手段)
31 給水口(給水手段)
32 排水口(排水手段)
33 スチーム供給口(スチーム供給手段)
34 混合室
62 スチーム供給経路(スチーム供給手段)
100 スチーム
101 ミスト
170 外気送風口(スチーム温度低下手段)
Claims (7)
- 被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽にスチームを発生させ供給するスチーム供給手段と、洗浄槽から洗浄水を排水する排水手段と、洗浄槽へ給水を行う給水手段と、洗浄槽内に収容した被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、前記スチーム供給手段から発生したスチームの温度を低下させるスチーム温度低下手段とを備えた食器洗い乾燥機。
- スチーム温度低下手段は、ミストを発生させるミスト発生装置を備え、スチームにミストを混合させて洗浄槽に供給するようにした請求項1記載の食器洗い乾燥機。
- ミスト発生装置は、洗浄槽内の洗浄水を超音波振動させる超音波振動手段を備えた請求項2記載の食器洗い乾燥機。
- 洗浄手段は、超音波振動手段による超音波洗浄手段を備え、洗浄槽に貯留した洗浄水に被洗浄物を浸漬し、前記超音波洗浄手段により洗浄を行うようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
- スチーム温度低下手段は、外気を洗浄槽内に送風する送風手段を備え、スチームに外気を混合させて洗浄槽に供給するようにした請求項1記載の食器洗い乾燥機。
- スチーム温度低下手段は、スチーム供給手段から供給されたスチームに外気またはミストを混合させる混合室を設け、前記混合室から洗浄槽へ混合気を供給するようにした請求項2〜5のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
- 洗浄手段による第1の洗浄工程の後に、スチーム発生手段によりスチームの温度を低下させ槽内に充満させる第2の洗浄工程を行うようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103565383A (zh) * | 2012-08-06 | 2014-02-12 | 李文庆 | 一种洗碗机及其应用方法 |
-
2007
- 2007-10-30 JP JP2007281179A patent/JP2009106470A/ja active Pending
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WO2014023044A1 (zh) * | 2012-08-06 | 2014-02-13 | Lee Wen-Ching | 一种洗碗机及其应用方法 |
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