JP2009106425A - 前腕用x線測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前腕用X線測定装置において、簡易な構成で肘頭の位置(近位基準)を特定できるようにし、また尺骨形状突起の位置(遠位基準)を正確に特定できるようにする。
【解決手段】スライド運動するロッド34L,34Rには肘当て30L,30Rが設けられ、更に、X線マーカー100,102が設けられる。肘当て30L,30Rがスライド運動すると、それに伴いX線マーカー100,102がスライド運動する。後者の位置から前者の位置(近位基準位置)が特定される。X線マーカー100,102の水平部分は有効エリアの下方を運動する。尺骨形状突起の位置(遠位基準位置)は、透過像上におけるユーザー指定によりあるいは画像解析により特定される。それらの基準位置から計測部位が定められる。使用しない肘当てに対してその原点位置においてグリップ28が装着される。
【選択図】図8

Description

本発明は前腕用X線測定装置に関し、特に、前腕の骨の密度を測定する骨密度測定装置に関する。
骨の性状の診断、特に骨粗鬆症の診断に当たって、骨密度(骨塩量)測定装置が利用される。骨密度測定装置は、X線測定装置の一種であり、対象となる生体組織(前腕、腰椎、踵等)に応じた各種の装置が実用化されている。
前腕に対する骨密度の測定は、臨床上、橈骨上の所定部位において行うことが定められている。具体的には、近位基準である肘頭(肘頭骨端)と遠位基準である尺骨茎状突起との間の長さが前腕長と定義され、その前腕長を所定比率をもって内分する位置が橈骨における測定部位とされる。その比率としては1/3、1/6、1/10等がある。測定部位は一般に橈骨の中央から手首側に変位した位置となる。近位基準及び遠位基準は、測定の客観性、再現性の観点から、体外から容易に特定できる部位として定められたものである。適正な部位に対して骨密度の測定を行うためには、各基準の位置が装置において正確に認識される必要がある。
特許文献1に記載された前腕用骨密度測定装置には、肘当てを差し込む複数のスリットが設けられ、その差し込み位置から肘頭の位置が自動的に認識されている。一方、尺骨茎状突起の位置は、光ビーム(レーザー光)の照射位置をマニュアルで調整することにより特定され、具体的には、光スポットの位置が尺骨茎状突起に合致した地点をもって、当該尺骨茎状突起の位置が認識されている。それらの近位基準及び遠位基準を特定できれば橈骨に対する計測部位を特定可能である。なお、本題に関連する出願として特願2006−196734号がある。
特許第2735507号明細書
しかしながら、上記従来方式では、前腕を載置する載置面がどうしても大型化してしまう。つまり、前腕の全体をカバーする大きさをもって載置面を広く形成する必要があり、換言すれば、載置面上に肘当てを差し込む複数のスリットを設けるためのスペースまで確保しなければならない。そこで、肘当てをノギスのようにスライド運動させる機構を設け、載置面を超えて肘当てを位置決めできるように構成することが考えられる。しかし、その場合、スライドする肘当ての位置を正確に検出あるいは認識できないと、肘頭位置の特定精度が低下し、ひいては測定部位の位置決め精度が低下してしまう。高精度の位置検出器を設けてスライド位置を検出することも可能であるが、部品点数の増加、それによる装置構成の複雑化、という問題が生じる。なお、光ビームのマニュアル調整による場合、面倒で時間がかかるという問題も指摘される。
本発明の目的は、簡易な構成で測定部位を精度良く特定できる前腕用X線測定装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、体外からの目視観測による光ビームの調整といった煩雑な操作を要しない前腕用X線測定装置を提供することにある。
本発明は、載置面上の前腕における近位基準をなす肘頭に当てられる肘当てと、前腕長方向であるX方向に前記肘当てをスライド運動させるスライド機構と、前記肘当てのX方向のスライド運動に伴ってX方向にスライド運動するX線マーカーと、を有するスケール機構と、前記載置面上の前腕に対してX線を照射するX線発生器と、前記前腕を透過したX線を検出して検出データを出力するX線検出器と、を有するX線測定部と、前記検出データに基づいて、前記前腕における所定の計測部位の骨密度を演算するデータ処理部と、を含み、前記データ処理部は、前記検出データに基づいて、前腕像及びX線マーカー像を含む透過画像を形成する画像形成手段と、前記X線マーカー像のX方向位置と、前記X線マーカーと前記肘当てのX方向の位置関係と、前記前腕における遠位基準をなす所定部位のX方向位置と、に基づいて前記計測部位を演算する演算手段と、を含むことを特徴とする前腕用X線測定装置に関する。
上記構成によれば、肘当てのスライド運動によってそれを肘頭に当接させればよいので、載置面上に従来方式のような複数のスリットを設ける必要がなくなり、仮に肘頭が載置面からはみ出していても、その位置を容易かつ正確に特定することが可能となる。よって、載置面を小型化することも可能となる。肘当て位置は、それと一緒にスライド運動するX線マーカーの位置として間接的に特定される。この場合、肘当ての位置とX線マーカーとの位置関係が既知(望ましくは距離固定)である必要がある。X線マーカーの位置は、画像解析によって特定可能である。すなわち、前腕へのX線の透過により透過像が形成され、その透過像におけるX線マーカー像の位置から、当該X線マーカーの位置を容易に特定可能である。よって、その位置を特定するために複雑な機構を設ける必要がなくなる。透過像は、単純なX線透過像であってもよいが、高エネルギーX線の照射による像と低エネルギーX線の照射による像との差分画像(骨密度を反映した画像)であるのが望ましい。後者の画像が骨密度演算の基礎となる画像であれば、X線ビームの走査を繰り返す必要がなくなるので、測定時間を短縮化できる。画像解析においてX線マーカー像を特定するためには、X線マーカーが骨や軟組織とは異なるX線吸収(透過)特性を有していることが望まれ、しかも、骨や軟組織から隔てられた領域をスライド運動することが望まれる。近位基準については上記のように自動的に認識されるが、遠位基準の認識方法としては幾つかの態様が考えられる。まず第1に画像解析によって遠位基準(一般に尺骨茎状突起)を特定する方法があげられる。この場合にはユーザーの負担を大幅に軽減できる。第2に透過像を表示して画面上で遠位基準の位置をユーザー指定させる方法が考えられる。その場合、ユーザー操作が必要となるが、画像上で一点を指定するだけでよいので、従来のように釦の押下(入力)の繰り返しによってレーザー光の位置を段階的に調整する場合よりも操作負担を軽減できる。特に、従来においては体外から皮膚を介して尺骨形状突起等の遠位基準の位置を特定する必要があったが、画像を基礎としてその特定を行えば実際の骨の形態に基づく高精度の特定を行える。
望ましくは、前記スケール機構は、前記載置面上の前記前腕に当接して前記前腕のY方向の位置決めを行う位置決め部を含み、前記前腕のY方向の位置決めにより、前記載置面のX線照射エリア内に前記前腕が存在しないオフセットエリアが設定され、前記X線マーカーのスライド運動経路は前記オフセットエリアに含まれあるいは前記オフセットエリアを通過する。この構成によれば透過像においてX線マーカーが生体組織にオーバーラップしてその特定精度が低下してしまうおそれを解消できる。
望ましくは、前記X線マーカーは、特にその検出対象部分が前記載置面の下方空間をスライド運動する。この構成によれば、X線マーカーが邪魔にならないので、操作性が向上する。望ましくは、前記スライド機構は、前記肘当てを保持してスライド運動させるロッド部材を含み、前記X線マーカーは、前記ロッド部材に連結される。この構成によれば、肘当てとX線マーカーとの位置関係が固定されるので、肘当ての位置特定を高精度に行える。
望ましくは、前記演算手段は、前記透過画像の画像処理により前記遠位基準としての所定部位である尺骨茎状突起の位置を演算する手段を含む。この構成によればユーザー負担を大幅に軽減できる。望ましくは、前記透過画像を表示する表示器と、前記透過画像上において前記遠位基準としての所定部位である尺骨茎状突起の位置をユーザーにより指定させるための位置入力器と、を含む。この構成によれば視覚的な判断によって簡便かつ正確な座標指定が可能である。
望ましくは、前記X線マーカーとして、互いにX線透過特性が異なる複数のX線マーカーが設けられる。この構成によれば、例えば、X線検出エリア(有効エリア)が小さく、
X線マーカーが有効エリアからはみ出してしまうような場合に対処できる。すなわち、複数のX線マーカーを相互に離間させて設け、前腕長によらずに少なくとも1つX線マーカーが有効エリア内に属するように構成すればよい。なお、左腕用のスライド機構と、右腕用のスライド機構とが設けられる場合、それぞれに対してX線マーカーを設けるようにしてもよい。その場合にはそれらのX線マーカーについてX線吸収特性を異ならせるのが望ましいが、計測状況から弁別可能であれば(例えば有効エリアにはいずれか一方しか入らない場合には)それらのX線吸収特性を一致させてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成で測定部位を精度良く特定できる。あるいは、光ビームの調整といった煩雑な操作を要せず基準位置を特定できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3は、前腕用X線測定装置である骨密度測定装置10の外観を示す図であり、図1は斜視図であり、図2は右側面図であり、図3は正面図である。骨密度測定装置10は、骨密度の測定を行うための機器が収められられた本体12と、本体12を載せた台座であってそれを所定高さ位置且つ所定角度に傾けて支持する脚体14と、を含む。その傾きは、本実施形態の場合、例えば10°である。勿論、傾斜角度が可変となるように構成してもよい。脚体14には、ストップ機能付きの複数のキャスタ16が設けられている。
本体12は、上面が前腕を置く載置台18となっている基部20と、基部20の上方を覆って基部20との間に前腕が位置するように配置されるアーム部22と、基部20より立設してアーム部22を支持する壁部24と、を有する。載置台18のほぼ中央には、X線が透過可能な材質の天板26が配置されている。また、天板26のすぐ脇には、測定時において、検査対象となる前腕の手で握るグリップ28が配置される。また、前腕の肘に当接する肘当て30Lが、ロッド支持部32を貫通したロッド34Lに設けられている。グリップ28は、図1乃至図3においては、天板26の向かって右側に位置決めされているが、左側に位置決めすることもできる。すなわち、図1乃至図3には、左腕を測定するための状態が示されている。右腕を測定する場合には、グリップ28と、使用する肘当てとの位置関係が逆となる。
図4は、アーム部22を一部省略し、載置台18上の構成が見えるようにした平面図である。ロッド支持部32の左右には、前腕の側面が当接され、奥方向(前腕の長手方向をX方向とした場合にそれに直交するY方向)の位置決めを行う一対の当接パッド36が設けられている。更に、図4には、左腕用の肘当て30L及びロッド34Lに加えて、右腕用の肘当て30R及びロッド34Rが示されている。右腕用の肘当て30Rは、左腕計測時においてはグリップの装着金具として用いられる。2つのロッド34L,34Rは、それぞれX方向に独立してスライド可能に設けられている。
図5は、本体12の内部に設けられた測定ユニットに係る構成を示すブロック図である。本体12の基部20内には、X線発生器38およびこれに電力を供給する電源40が収納されている。X線発生器38は、Y方向に広がるファンビーム状のX線を照射し、照射されたX線が、アーム部22内に収納されているアレイ型の検出部42により検出される。検出部42は、ファンビームの形状に対応して、1次元アレイをなす検出素子列を含む。それに代えて二次元アレイ型の検出器が利用されてもよい。X線発生器38と検出部42は、ブラケット44により結合しており、本体12の中を一体となってX方向(図4の左右方向)に移動する。X線のビーム形状は、ファンビームの他、ペンシルビーム、コーンビームであってもよい。そのビーム形状に応じてX線発生器38の移動が可能な方向が決定される。
X線発生器38でファンビーム状のX線を照射し、検出部42で検出しつつ、これらをX方向に移動走査させることで、2次元のX線データを収集することができる。このデータは、制御部46に取り込まれ、所定の処理が実行され、骨密度の算出が行われる。具体的には、計測エリア(有効エリア)の全体にわたって高エネルギーX線及び低エネルギーX線の照射が繰り返され、これによって第1透過像及び第2透過像が形成され、それらに対する所定のサブトラクション演算によって、軟組織成分が除外されて骨成分が表された透過像(骨密度画像)が形成される。そのような二次元画像は必要に応じて画像表示され、また、そのような二次元画像における所定の部分領域(橈骨における計測部位)のデータが抽出され、それに基づいて平均面密度として骨塩量つまり骨密度が演算される。計測部位の決定に当たっては、まず、近位基準としての肘頭から遠位基準としての尺骨茎状突起までの距離(前腕長)を求める必要があり、近位基準については肘当ての当接によって特定されるが、本実施形態において肘当ての位置は、後述するように肘当てと一緒に運動するX線マーカーの位置として間接的に検出されている。遠位基準については後述するように画面上においてユーザーにより指定され、あるいは、画像解析によって特定される。このように前腕長が算出されると、それを所定比率で内分する位置が計測部位の中心位置として定められる。計測部位は、橈骨内において、中心位置を中心としたX方向に一定の幅を有する領域として定められる。
本体12の内部には、画像形成部及び演算部を構成するデータ処理部が設けられているが、それについては図示省略されている。データ処理部はマイコンその他のデータ処理ユニットで構成される。画像形成部は上記の骨密度演算用の二次元透過像を形成するものであり、演算部は計測部位を特定する演算を実行するものである。
図6は、左腕48を載置台18上に位置決めした状態を示す図である。この状態で、骨密度測定が行われる。図6には前腕の骨も説明のために示しており、腕の内側、すなわち図6の下側の骨が橈骨50であり、もう1本が尺骨52である。尺骨52の遠位端付近に存在する突起が尺骨茎状突起54であり、近位端が肘頭56である。左手でグリップ28を握った状態で、左腕の側面を2個の当接パッド36に当接させることで、左腕48が載置台18上に位置決めされる。図に示すように、グリップ28が天板26の向かって右側に位置決めされているので、橈骨50、尺骨52の遠位端側が、X線照射範囲である天板26上に位置するようになる。その状態において、ロッド34Lをスライドさせて肘当て30Lを肘頭56に当接させる。
図7には、スケール機構の詳細が斜視図として示されている。スケール機構は、2つの肘当て30L,30Rと、それらをX方向にスライド運動させるスライド機構と、で構成され、後者のスライド機構は、2つのロッド34L,34R及びそれをスライド可能に支持(保持)するロッド支持部32からなる。2つの肘当て30L,30Rはグリップ28の装着部としても機能し、一方が肘当てとして利用されている場合には他方がグリップ28の装着部として利用される。グリップ28には、肘当て30L,30Rが差し込まれる係合穴が形成されている。なお、グリップが装着される方の肘当て30L,30Rは、最も天板側へ引き込まれた位置(原点位置)に位置決めされ、その状態でグリップ28が装着されると、図示されていないセンサによってその装着が検出され(左右識別)、且つ、グリップ28が装着された肘当てに連結されたロッドのスライド運動が規制される。つまり、それ以外のロッドだけが独立してスライド運動可能となる。
本実施形態においては、肘当て30L,30Rの位置を検出するために、ロッド34L,34RにX線マーカー100、102が連結されている。具体的には、ロッド34LにはX線マーカー100が固定されており、そのX方向の固定位置は、肘当て30Lが様々な腕の長さに応じて位置決めされても、X線マーカー100が有効エリア(X線照射エリア)内に属するように定められている。ロッド34Rにも同様の条件でX線マーカー102が固定されている。X線マーカー100,102は、L字形状を有し、それは垂直部分と水平部分とからなる。垂直部分の上端部はロッド34L,34Rに連結されている。水平部分の先端部100a,102aは、天板の下方においてスライド運動し、詳しくは、上方から見て有効エリア内をスライド運動し、ビーム走査によって形成される透過像においてはマーカー像として現れる。これについては後述する。
図8には、載置面上の構成が示されている。2つのパッド36の先端面が腕の側面に当接され、これによって、腕の進入が規制されるオフセット領域112が形成される。つまり、有効エリア110におけるY方向端部(図8において上方側の端部)が、生体に遮蔽されずにX線マーカー100,102を観測し得るエリアとして機能する。逆に言えば、空きスペースを有効利用してマーカー計測を行うことが可能となる。
2つのX線マーカー100,102は、互いに異なるX線吸収特性を有するものであってもよい。例えば、異なる材料、異なる厚みをもってそれらを構成してもよい。生体(組織、骨)とは異なるX線吸収特性をもたせれば画像解析においてマーカー抽出を行うのが容易となる。勿論、Y方向の特定座標のみについてマーカーの観測を行うならば組織との弁別は不要となる。2つのX線マーカー100,102が同一のX線吸収特性を有するものであってもよい。この場合には、基本的に、一方のX線マーカーが有効エリアに属する場合には他方のX線マーカーが有効エリア外に位置決められることが前提となる。1つのロッドに対して、互いに異なるX線吸収特性を有する2つのX線マーカーを相互に離間して配置するようにしてもよい。この構成によれば、1つのX線マーカーによる肘当て位置の計測範囲を超えて計測を行えるという利点がある。つまり、腕の長さに応じてスライド量が増大しても(あるいは有効エリアのX方向サイズが小さくても)、肘当ての位置を確実に計測することが可能となる。本実施形態では、X線マーカーの先端部分が上方から見て矩形を有しているが、画像解析による位置特定の精度を高めるために尖鋭な形状等としてもよい。肘当てのX方向位置とそれと共に運動するX線マーカーのX方向位置との関係(距離)は既知であるため、当該関係を利用して肘当てのX方向位置が間接的に特定される。
本実施形態において、近位基準としての肘頭の位置は上記のように演算され、一方、遠位基準としての尺骨茎状突起の位置は画像上でのユーザー指定により特定されあるいは画像解析により特定される。前者の場合には透過像が表示される。その透過像は、単なる透過像であってもよいが骨密度演算の基礎となる差分画像であるのが望ましい。その透過像上においてポインティングデバイスを利用してユーザーにより尺骨茎状突起の位置(X方向位置)が指定される。後者の場合には、透過像に対する尺骨/橈骨の抽出処理や骨端部特定処理等の画像解析処理が施され、自動的に尺骨茎状突起の位置(X方向位置)が演算される。
図9には、透過像104が示され、それには骨の像106とマーカー像108とが含まれる。骨の像106には、尺骨の像110と橈骨の像112とが含まれる。マーカー像108の位置Xmから既知の長さL1に基づき肘頭の位置Xr2が特定され、一方、ユーザー指定によりあるいは画像解析により尺骨茎状突起の位置Xr1が特定される。これにより、それらの間として前腕長Lが演算される。計測部位の中心位置は、前腕長Lを所定比率a/bで内分する位置として定められる。それがXpで表されている。橈骨における位置Xpを中心とした一定幅の領域116が骨密度演算のための領域となる。具体的には、差分画像としての透過像から当該領域116のデータが抽出され、それについて所定演算を行うことにより、骨密度が演算される。もちろん、計測部位の特定方法としては各種の方法が考えられる。いずれにしても、マーカーを利用して肘当ての位置を特定するので、ロッドに対して複雑な座標検出機構を設ける必要がなくなる。その意味で装置の構成を簡略化でき、また位置特定精度を高められる。なお、マーカー像の位置は、X方向における2つのエッジの中心位置として演算することができるが、右側又は左側のエッジをマーカー位置として利用するようにしてもよい。いずれのX線マーカーが使用されているのかについては、グリップ装着対象を認識することにより、あるいは、X線マーカー像のレベルから容易に特定可能である。
次に、図10を用いて動作について説明する。S101では、載置面上に前腕が載置される。S102では、この例ではグリップ装着対象の識別から対象となる前腕が左腕であるのか右腕であるのかが特定される。つまり、いずれの肘当て、ロッド及びX線マーカーが使用対象となったのかが識別される。S103では肘当てが肘頭に当接され、S104では、XビームがX方向に走査される。XビームはY方向の全体に広がるファンビームであるので、Y方向のビーム走査は不要であり、X方向のビーム走査だけで有効エリアの全体を走査することができる。ビーム走査に当たっては高エネルギーX線の照射と低エネルギーX線の照射とが交互に繰り返し実行される。これにより、高エネルギーX線の照射により得られた検出データと、低エネルギーX線の照射により得られた検出データとが得られる。それらの検出データに基づいて2つの透過像が形成され、2つの透過像の所定の差分演算によって差分画像としての骨密度演算用の画像が生成される。S105では、画像解析によってマーカー像の位置Xmが演算される。これにより、肘頭の位置Xr2が特定される。S106においてマニュアル指定モードが認識されると、S107では、画像が画面上に表示され、その画面上においてユーザーにより尺骨茎状突起の位置Xr1が特定される。一方、S106において自動解析モードが認識されると、S109において画像解析によって尺骨茎状突起の位置Xr1が特定される。S110では、前腕長Lが演算され、それに基づいて、計測部位の中心位置Xpが演算される。そして、上記の骨密度演算用の画像から計測部位に相当するデータが抽出され、そのデータに基づいて骨密度が演算され、それが表示される。
上記実施形態においては、肘当てをスライド運動させて肘頭の位置を特定するようにしたので、載置台を超えて肘頭が存在していても、その位置を的確に特定することが可能である。つまり、装置を小型化できるという利点がある。また、マーカー像の画像解析によって肘当ての位置を特定するようにしたので、スライド機構に複雑な検出器を組み込む必要がなく、位置特定精度も向上できる。また、尺骨茎状突起の位置の特定に当たっては画像上でのユーザー指定又は自動指定の方法を利用したので、体外における従来のようなレーザー光の手動による位置決めが不要となり、実際の骨全体を観察しながら尺骨茎状突起を簡便かつ高精度に特定できる。本実施形態に係る方式は骨密度測定装置以外の前腕用X線測定装置に応用することが可能である。
本実施形態の骨密度測定装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態の骨密度測定装置の外観を示す右側面図である。 本実施形態の骨密度測定装置の外観を示す正面図である。 本実施形態の骨密度測定装置の平面図である。 本体の内部の機能を説明するための図である。 本実施形態の骨密度測定装置の平面図である。 スケール機構を示す斜視図である。 X線マーカーの機能を説明するための図である。 計測部位の演算方法を説明するための図である。 動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 骨密度測定装置、12 本体、14 脚体、18 載置台、22 アーム部、28 グリップ、30L,30R 肘当て、32 ロッド支持部、34L,34R ロッド、36 当接パッド、48 前腕、50 橈骨、52 尺骨、54 尺骨茎状突起、56 肘頭、100,102 X線マーカー。

Claims (7)

  1. 載置面上の前腕における近位基準をなす肘頭に当てられる肘当てと、前腕長方向であるX方向に前記肘当てをスライド運動させるスライド機構と、前記肘当てのX方向のスライド運動に伴ってX方向にスライド運動するX線マーカーと、を有するスケール機構と、
    前記載置面上の前腕に対してX線を照射するX線発生器と、前記前腕を透過したX線を検出して検出データを出力するX線検出器と、を有するX線測定部と、
    前記検出データに基づいて、前記前腕における所定の計測部位の骨密度を演算するデータ処理部と、を含み、
    前記データ処理部は、
    前記検出データに基づいて、前腕像及びX線マーカー像を含む透過画像を形成する画像形成手段と、
    前記X線マーカー像のX方向位置と、前記X線マーカーと前記肘当てのX方向の位置関係と、前記前腕における遠位基準をなす所定部位のX方向位置と、に基づいて前記計測部位を演算する演算手段と、
    を含むことを特徴とする前腕用X線測定装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記スケール機構は、前記載置面上の前記前腕に当接して前記前腕のY方向の位置決めを行う位置決め部を含み、
    前記前腕のY方向の位置決めにより、前記載置面のX線照射エリア内に前記前腕が存在しないオフセットエリアが設定され、
    前記X線マーカーのスライド運動経路は前記オフセットエリアに含まれあるいは前記オフセットエリアを通過する、ことを特徴とする前腕用X線測定装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記X線マーカーは、前記載置面の下方空間をスライド運動する、ことを特徴とする前腕用X線測定装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記スライド機構は、前記肘当てを保持してスライド運動させるロッド部材を含み、
    前記X線マーカーは、前記ロッド部材に連結された、ことを特徴とする前腕用X線測定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置において、
    前記演算手段は、前記透過画像の画像処理により前記遠位基準としての所定部位である尺骨茎状突起の位置を演算する手段を含む、ことを特徴とする前腕用X線測定装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置において、
    前記透過画像を表示する表示器と、
    前記透過画像上において前記遠位基準としての所定部位である尺骨茎状突起の位置をユーザーにより指定させるための位置入力器と、
    を含むことを特徴とする前腕用X線測定装置。
  7. 請求項1記載の装置において、
    前記X線マーカーとして、互いにX線透過特性が異なる複数のX線マーカーが設けられた、ことを特徴とする前腕用X線測定装置。
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