JP2009106057A - ケーブルまたは電線の接続方法および接続構造 - Google Patents

ケーブルまたは電線の接続方法および接続構造 Download PDF

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Masayuki Sasaki
正行 佐々木
Hiroyuki Sekino
弘幸 関野
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Abstract

【課題】簡単な部材、用具で簡単かつ確実にケーブルまたは電線の接続を行うことができ、かつ、ケーブルまたは電線の接続部を小さくすることが可能なケーブルまたは電線の接続技術を提供する。
【解決手段】一対のケーブル30、32の端部から突出させた芯線34、36同士を接続した後、一方のケーブルの外周面端部から他方のケーブルの外周面端部にかけて平板状フィルムまたはシート10を直接的または間接的に巻き付けて固定することにより、両ケーブルの端部間に上記平板状フィルムまたはシートからなる筒状体48を形成し、次いで上記筒状体の内部に樹脂52を充填する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力ケーブル、信号用ケーブル、制御用ケーブル、通信用ケーブル等のケーブルまたは電線の接続方法および接続構造に関する。
従来、ケーブルの接続方法として、特許文献1に記載された電力ケーブルの押出モールド型接続工法が提案されている。特許文献1に記載された電力ケーブルの接続方法は、電力ケーブルの布設現場で、電力ケーブルの互いの接続部を被包して金型を配置し、ベース樹脂、抗酸化剤、架橋剤を必須成分として含有する樹脂組成物を押出機を用いて溶融混練したのち金型内に押出注入し、次いで、それを加熱架橋して上記接続部に補強絶縁体層を形成するものである。
また、ケーブルの接続方法として、一方のケーブルの外周面端部から他方のケーブルの外周面端部にかけてテープを巻き付ける方法も知られている。
特開平5−103408号公報
しかし、特許文献1の方法は、金型および押出機が必要であり、ケーブルの接続に要する部材、設備が大がかりになるとともに、ケーブル接続部が大きくなるという欠点があった。また、前記テープを巻き付ける方法は、テープを巻くのに手間がかかるとともに、テープを巻くのに技術を要し、作業者によって仕上がりにバラツキが生じるという欠点があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、簡単な部材、用具で簡単かつ確実にケーブルまたは電線の接続を行うことができ、またケーブルまたは電線の接続部を小さくすることが可能なケーブルまたは電線の接続技術を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、下記(A)および(B)の発明を提供する。
(A)一対のケーブルまたは電線同士を接続するに当たり、両ケーブルの端部から突出させた芯線または電線同士を接続した後、一方のケーブルまたは電線の外周面端部から他方のケーブルまたは電線の外周面端部にかけて平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを直接的または間接的に巻き付けて固定することにより、両ケーブルまたは電線の端部間に前記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体を形成し、次いで前記筒状体の内部に樹脂を充填することを特徴とするケーブルまたは電線の接続方法。
(B)一対のケーブルの端部から突出させた芯線または電線同士が接続され、かつ、一方のケーブルまたは電線の外周面端部から他方のケーブルまたは電線の外周面端部にかけて平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを直接的または間接的に巻き付けて固定することにより、両ケーブルまたは電線の端部間に前記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体が形成されているとともに、前記筒状体の内部に樹脂が充填されていることを特徴とするケーブルまたは電線の接続構造。
本発明では、一方のケーブルまたは電線の外周面端部から他方のケーブルまたは電線の外周面端部にかけて平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを巻き付けて固定することにより、両ケーブルまたは電線の端部間に上記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体を形成した後、筒状体の内部に樹脂を注入するので、金型および押出機を用いたり、ケーブルまたは電線にテープを巻いたりする必要がなく、簡単な部材、用具で簡単かつ確実にケーブルまたは電線の接続を行うことができる。また、筒状体の内部に樹脂が充填され、芯線接続箇所および電線接続箇所が樹脂で完全に覆われるので、ケーブルまたは電線の接続部の絶縁および防水を確実に行うことができる。さらに、平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体は肉厚が薄いため、ケーブルまたは電線の接続部を小さくすることができる。なお、本発明によれば、ケーブルと電線とを接続することもできる。
本発明では、両ケーブルまたは電線の外周面端部にそれぞれ大径部を形成した後、一方のケーブルまたは電線の大径部の外周面から他方のケーブルまたは電線の大径部の外周面にかけて平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを巻き付けて固定することができる。これにより、筒状体の内部に充填する樹脂の量を多くして、ケーブルまたは電線の接続部の強度を高めることができる。
本発明によれば、簡単な部材、用具で簡単かつ確実にケーブルまたは電線の接続を行うことができ、かつ、ケーブルまたは電線の接続部を小さくすることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明するが、本発明は下記例に限定されるものではない。図1は本発明に用いる平板状フィルムまたはシートを示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)図b−b断面図である。
本例の平板状フィルムまたはシート10は、四角形の透明なプラスチックフィルムまたはシートであり、その裏面には粘着剤層12が積層され、この粘着剤層12には剥離紙層14が積層されている。粘着剤層12は、平板状フィルムまたはシート10の裏面全面に形成してもよく、必要箇所、すなわち後述する大径部の外周面との粘着箇所およびシート10同士の粘着箇所のみに形成してもよい。
上記平板状フィルムまたはシート10の材質に限定はないが、例えば、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、合成紙、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、金属箔等からなるフィルムまたはシートを用いることができる。平板状フィルムまたはシート10の厚さは適宜設定することができる。
本実施形態では、図1に示した粘着剤層12および剥離紙層14付きの平板状フィルムまたはシート10と、硬化性の樹脂が収容されたチューブ等の樹脂収容容器(図示せず)とによってケーブルまたは電線の接続用キットを構成した。上記硬化性の樹脂の種類に限定はないが、例えば、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、フェノール系樹脂等を用いることができる。また、上記樹脂は1液硬化性であってもよく、2液硬化性であってもよい。ただし、本発明では、樹脂として、硬化性の樹脂ではなく、非硬化性のジェル状の樹脂を用いることもできる。
次に、図2を参照して、上記キットを用いたケーブルまたは電線の接続方法について述べる。上記キットを用いたケーブルまたは電線の接続処理は、例えば、以下の手順で行う。本例では、水中ポンプのリード線ケーブルと、上記水中ポンプに電力を供給する電力ケーブルとを現場で接続した。本発明によるケーブルまたは電線の接続部は優れた防水性を有するため、上記のような用途に好適に使用される。
(1)一対のケーブル30、32の端部から突出させた芯線34、36同士をスリーブ等の接続部材38を用いて接続する。なお、図2では1本の芯線を有するケーブルを示しているが、ケーブルは複数本の芯線を有するものでもよい。また、ケーブルは断面円形のケーブルでもよく、断面が扁平したフラットケーブルでもよい。
(2)両ケーブル30、32のシース40、42の外周面端部にパテテープあるいは絶縁テープを巻き付けたり、パテを貼り付けたりすることにより、それぞれ大径部44、46を形成する。ただし、大径部の形成方法に限定はない。また、大径部の肉厚は適宜設定すればよい。なお、大径部は必要に応じて形成すればよく、形成しないこともあり得る。
(3)剥離紙層14を剥がす。
(4)大径部44、46の外周面に平板状フィルムまたはシート10を巻き付けて固定することにより、両ケーブル30、32の端部間に平板状フィルムまたはシート10からなる筒状体48を形成する。
(5)筒状体48に形成した穴50から、筒状体48の内部に樹脂収容容器に収容された樹脂52を注入する。この場合、筒状体40の内部全体に樹脂52を充填する。充填した樹脂52は、平板状フィルムまたはシート10が透明であるため、外部から視認することができる。なお、穴50は平板状フィルムまたはシート10に予め形成しておいてもよく、筒状体48を形成した後に作製してもよい。
(6)樹脂52を硬化させる。これにより、一対のケーブル30、32の端部から突出させた芯線34、36同士が接続され、かつ、一方のケーブル30の外周面端部から他方のケーブル32の外周面端部にかけて平板状フィルムまたはシート10を直接的または間接的に巻き付けて固定することにより、両ケーブル30、32の端部間に平板状フィルムまたはシート10からなる筒状体48が形成されているとともに、筒状体48の内部に硬化樹脂52が充填されているケーブルの接続構造が形成される。
(7)必要に応じ、硬化した樹脂52から平板状フィルムまたはシート10を剥離する。
なお、本発明に用いる平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートは上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では平板状フィルムまたはシートにより筒状体を形成したが、テープ状のフィルムまたはシートを一方のケーブルまたは電線の外周面端部から他方のケーブルまたは電線の外周面端部にかけて1/2ラップ巻き等の斜め巻きをすることにより筒状体を形成してもよい。また、上記実施形態では平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを透明なものにしたが、半透明、不透明のものでもよく、四角形のものにしたが、他の形状でもよい。
本発明に用いる平板状フィルムまたはシートを示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)図b−b断面図である。 本発明によるケーブルの接続手順を示す説明図である。
符号の説明
10 平板状フィルムまたはシート
30、32 ケーブル
34、36 芯線
38 接続部材
44、46 大径部
48 筒状体
52 樹脂

Claims (4)

  1. 一対のケーブルまたは電線同士を接続するに当たり、両ケーブルの端部から突出させた芯線または電線同士を接続した後、一方のケーブルまたは電線の外周面端部から他方のケーブルまたは電線の外周面端部にかけて平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを直接的または間接的に巻き付けて固定することにより、両ケーブルまたは電線の端部間に前記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体を形成し、次いで前記筒状体の内部に樹脂を充填することを特徴とするケーブルまたは電線の接続方法。
  2. 両ケーブルまたは電線の外周面端部にそれぞれ大径部を形成した後、一方のケーブルまたは電線の大径部の外周面から他方のケーブルまたは電線の大径部の外周面にかけて前記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを巻き付けて固定することを特徴とする請求項1に記載のケーブルまたは電線の接続方法。
  3. 一対のケーブルの端部から突出させた芯線または電線同士が接続され、かつ、一方のケーブルまたは電線の外周面端部から他方のケーブルまたは電線の外周面端部にかけて平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートを直接的または間接的に巻き付けて固定することにより、両ケーブルまたは電線の端部間に前記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体が形成されているとともに、前記筒状体の内部に樹脂が充填されていることを特徴とするケーブルまたは電線の接続構造。
  4. 両ケーブルまたは電線の外周面端部にそれぞれ大径部が形成され、一方のケーブルまたは電線の大径部の外周面から他方のケーブルまたは電線の大径部の外周面にかけて前記平板状もしくはテープ状のフィルムまたはシートからなる筒状体が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のケーブルまたは電線の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111834957A (zh) * 2020-07-22 2020-10-27 中国电建集团河南工程有限公司 一种大型机组盘内控制电缆旋转式接线施工方法

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