JP2009104128A - レンズ鏡胴 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキシブル基板を筐体の所定位置に正確に位置決めして固定することができ、しかも、フレキシブル基板がその固定面等に対して接触することがないレンズ鏡胴を提供する
【解決手段】レンズ鏡胴本体と、前記レンズ鏡胴本体に設けられており、前記レンズ鏡胴本体の内側と外側を仕切る壁部と、前記壁部の端面に固定されるフレキシブル基板と、を備えるレンズ鏡胴において、前記壁部の端面には、位置決めピンが設けられており、前記フレキシブル基板には、前記位置決めピンが嵌入される開口であって前記位置決めピンの径よりも小さい径の位置決め用開口が形成されており、前記位置決め用開口周囲には、前記位置決め用開口に連続するスペースが形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図15
【解決手段】レンズ鏡胴本体と、前記レンズ鏡胴本体に設けられており、前記レンズ鏡胴本体の内側と外側を仕切る壁部と、前記壁部の端面に固定されるフレキシブル基板と、を備えるレンズ鏡胴において、前記壁部の端面には、位置決めピンが設けられており、前記フレキシブル基板には、前記位置決めピンが嵌入される開口であって前記位置決めピンの径よりも小さい径の位置決め用開口が形成されており、前記位置決め用開口周囲には、前記位置決め用開口に連続するスペースが形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図15
Description
本発明はレンズ鏡胴に係り、特に壁部に固定されるフレキシブル基板を有するレンズ鏡胴に関する。
従来、コイル等の移動体にフレキシブル基板を接続することが行われている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のコイル及びフレキシブル基板等について図面を参照しながら説明する。
図18に示すように、特許文献1に記載の防振ユニット2´は、レンズ保持枠2e´、及びこのレンズ保持枠2e´を光軸AXL3´に略直交する方向に移動可能に保持するベース部材2d´を有している。レンズ保持枠2e´にはコイル2a´(可動部)が固定されており、一方、このコイル2a´に対向する位置にはマグネット2b´及びヨーク2c´(固定部)が固定されている。コイル2a´には、電気回路基板7に接続されたフレキシブル基板3´が接続されており、このコイル2a´への通電を制御することにより、レンズ保持枠2e´をベース部材2d´に対して防振光軸AXL3´に略直交する面内で移動させることが可能となっている。
特開2006−309005号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフレキシブル基板を筐体の所定位置に固定しようとしても、該所定位置に正確に位置決めして固定することが困難であり、しかも、その固定が不完全であると、フレキシブル基板がその固定面等に対して接触移動すること等が原因で、フレキシブル基板が破損するという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フレキシブル基板を筐体の所定位置に正確に位置決めして固定することができ、しかも、フレキシブル基板がその固定面等に対して接触移動することがないレンズ鏡胴を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、レンズ鏡胴本体と、前記レンズ鏡胴本体に設けられており、前記レンズ鏡胴の内側と外側を仕切る壁部と、前記壁部の端面に固定されるフレキシブル基板と、を備えるレンズ鏡胴において、前記壁部の端面には、位置決めピンが設けられており、前記フレキシブル基板には、前記位置決めピンが嵌入される開口であって前記位置決めピンの径よりも小さい径の位置決め用開口が形成されており、前記位置決め用開口周囲には、前記位置決め用開口に連続するスペースが形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フレキシブル基板には、位置決めピンが嵌入される開口であって位置決めピンの径よりも小さい径の位置決め用開口が形成されている。従って、位置決めピンを位置決め用開口に嵌入すると、位置決め用開口周囲が弾性変形する。この弾性変形した位置決め用開口周囲の復元力により、フレキシブル基板を筐体の所定位置に正確に位置決めして固定することが可能となる(しまりばめ)。従って、フレキシブル基板がその固定面等に対して接触移動することがないので、フレキシブル基板が破損するのを防止することが可能となる。また、請求項1に記載の発明によれば、フレキシブル基板に形成された位置決め用開口周囲には、該位置決め用開口に連続するスペースが形成されている。このため、該スペースが存在しない場合と比較して、位置決め用開口周囲が弾性変形しやすくなっており、該位置決め用開口に位置決めピンを比較的スムースに嵌入することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、レンズ鏡胴本体と、前記レンズ鏡胴本体に設けられ、モータ収容空間を形成する壁部と、端子を有し、前記モータ収容空間に収容されるモータと、前記端子が挿入される端子挿入用開口が形成された先端面を有し、前記端子挿入用開口に挿入された前記端子がはんだ付けされるフレキシブル基板と、を備えるレンズ鏡胴において、前記壁部の端面には、浮き上がり防止ピンが設けられており、前記フレキシブル基板の前記先端面には、前記浮き上がり防止ピンが挿入される開口であって前記位置決めピンの径よりも小さい径の浮き上がり防止用開口が形成されており、前記浮き上がり防止用開口周囲には、前記浮き上がり防止用開口に連続するスペースが形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、フレキシブル基板には、浮き上がり防止ピンが嵌入される開口であって、浮き上がり防止ピンの径よりも小さい径の浮き上がり防止用開口が形成されている。従って、浮き上がり防止ピンを浮き上がり防止用開口に嵌入すると、浮き上がり防止用開口周辺が弾性変形する。フレキシブル基板は、この弾性変形した浮き上がり防止用開口周囲の復元力により固定される(しまりばめ)。このため、フレキシブル基板を手で押さえなくても浮き上がることを防止することが可能となり、モータの端子をフレキシブル基板にはんだ付けする際の作業性が向上する。また、請求項2に記載の発明によれば、フレキシブル基板に形成された浮き上がり防止用開口周囲には、該浮き上がり防止用開口に連続するスペースが形成されている。このため、該スペースが存在しない場合と比較して、浮き上がり防止用開口周囲が弾性変形しやすくなっており、該浮き上がり防止用開口に浮き上がり防止ピンを比較的スムースに嵌入することが可能となる。
また請求項3に記載の発明は、レンズ鏡胴本体に形成された壁部で仕切られたモータ収容空間内に収容されたモータの端子を、フレキシブル基板の先端面に形成された端子挿入用開口に挿入するとともに、前記レンズ鏡胴本体に形成された壁部の端面に形成された浮き上がり防止ピンを、前記フレキシブル基板の先端面に形成された浮き上がり防止用開口に挿入した後、前記モータの端子を前記フレキシブル基板にはんだ付けすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、レンズ鏡胴本体に形成された壁部で仕切られたモータ収容空間内に収容されたモータの端子を、フレキシブル基板の先端面に形成された端子挿入用開口に挿入するとともに、前記レンズ鏡胴本体に形成された壁部の端面に形成された浮き上がり防止ピンを、前記フレキシブル基板の先端面に形成された浮き上がり防止用開口に挿入した後、前記モータの端子を前記フレキシブル基板にはんだ付けする。このため、フレキシブル基板を手で押さえなくても浮き上がることを防止することが可能となり、モータの端子をフレキシブル基板にはんだ付けする際の作業性が向上する。
本発明によれば、フレキシブル基板を筐体の所定位置に正確に位置決めして固定することができ、しかも、フレキシブル基板がその固定面等に対して接触移動することがないレンズ鏡胴を提供することが可能となる。
以下添付図面に従って、本発明に係るレンズ装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1には、実施の形態に係るレンズ装置10の側断面図が示されている。このレンズ装置10は、撮影光軸前方側(被写体側)から撮影光軸後方(撮像側)に向って第1レンズ群12、第2レンズ群14、第3レンズ群16、及び第4レンズ群18から構成されており、これらの第1乃至第4レンズ群12〜18を通過した被写体光は、色分解光学系を構成する色分解プリズム20を介して色分解プリズム20のR、G、Bの各出射端に設けられた撮像素子22、24、26に結像される。なお、このレンズ装置10が装備されるカメラ本体(不図示)には、撮像素子22、24、26から得られた撮像信号に所要の処理(ホワイトバランス、γ補正等)を施して所定形式の映像信号を生成する信号処理回路(不図示)等が搭載されている。
第1レンズ群12はいわゆる前玉レンズであり、第2レンズ群14は焦点距離を変更するバリエータレンズ、第3レンズ群16は手振れ等に起因する振動を打ち消す方向に駆動される防振レンズ、第4レンズ群18は焦点を調整するフォーカスレンズである。
これらの第1乃至第4レンズ群12〜18は、レンズ鏡胴本体11内に保持されている。また、レンズ鏡胴本体11内には、光軸と平行な一対のガイドバー28(一方は不図示)が挿通配置されており、この一対のガイドバー28に第2レンズ群14の保持枠34及び第4レンズ群18の保持枠34がそれぞれスライド移動自在に支持されるとともに、第3レンズ群16の筐体36が一対のガイドバー28に固定されている。なお、筐体36をレンズ鏡胴本体11に直接固定してもよい。
第2レンズ群14には、ねじ送り装置を構成するナット(不図示)が設けられ、このナットに、同じくねじ送り装置を構成する送りねじ(不図示)が螺合連結されている。この送りねじは、光軸と平行に配設されるとともに、その端部がズーム用ステッピングモータ(不図示)の出力軸に連結されている。ズーム用ステッピングモータのズームドライバ回路(不図示)にカメラ本体側からズーム信号が出力されると、ズーム用ステッピングモータはその信号に対応した方向に送りねじを回転駆動する。これによって、第2レンズ群14が一対のガイドバー28に沿って光軸方向に前後移動され、所望の焦点距離に調整される。
第4レンズ群18にも同様に、ねじ送り装置を構成するナット(不図示)が設けられ、このナットに、同じくねじ送り装置を構成する送りねじ(不図示)が螺合連結されている。この送りねじは、光軸と平行に配設されるとともに、その端部がフォーカス用ステッピングモータ(不図示)の出力軸に連結されている。フォーカス用ステッピングモータのフォーカスドライバ回路(不図示)にカメラ本体側からフォーカス信号が出力されると、フォーカス用ステッピングモータはその信号に対応した方向に送りねじを回転駆動する。これによって、第4レンズ群18が一対のガイドバー28に沿って光軸方向に前後移動され、焦点が合わされる。
次に、防振機構の構造について説明する。
図2は、防振レンズ16を装備した筐体36を後方から見た斜視図であり、図3は、図2に示した筐体36からアクチュエータを除いた斜視図である。また、図4は、図3の筐体36を光軸L方向に見た図であり、図5は、図4からレンズ保持枠50を取り外した状態を示している。また、図6は、防振機構の主要部のみを示す斜視図である。
これらの図に示す第3レンズ群(ここでは便宜上、防振レンズと称する)16は、レンズ保持枠50に保持され、このレンズ保持枠50は撮影光軸Lに直交する面内で、異なる二方向に移動自在に支持される。ここで、防振レンズ16の移動方向をX方向(図2〜図5の横方向)、Y方向(図2〜図5の縦方向)とする。また、防振レンズ16をX方向に移動させる機構をX移動機構、Y方向に移動させる機構をY移動機構と称する。
まず、X移動機構について説明する。
図5に示すように、筐体36には固定ガイドバー60が取り付けられている。固定ガイドバー60は、X方向に配置され、その両端部が筐体36に固定されている。固定ガイドバー60には、L状に形成されたスライダ54の上辺部が係合される。スライダ54の上辺部にはX方向にガイド孔(不図示)が形成されており、このガイド孔に固定ガイドバー60が挿通されることによって、スライダ54がX方向にスライド自在に支持される。
スライダ54の左辺部には、移動ガイドバー52が取り付けられている。移動ガイドバー52は、Y方向に配置され、スライダ54の嵌合部55、55に嵌め込まれることによって、スライダ54に固定されている。図4に示すように、移動ガイドバー52には、レンズ保持枠50のガイド部56、56が係合されている。レンズ保持枠50のガイド部56、56は、スライダ54の嵌合部55、55の外側(すなわち、図4の上側及び下側)に配置されており、このガイド部56、56には角孔(不図示)がY方向に貫通して形成されている。この角孔に円柱状の移動ガイドバー52が挿通されることによって、レンズ保持枠50がスライダ54に係合される。これにより、レンズ保持枠50は、移動ガイドバー52に沿ってY方向にスライドすることができ、かつ、X方向にはスライダ54と一体で移動するように構成される。図2に示すように、移動ガイドバー52の下端部52Aは、筐体36の下面に形成されたX方向の長孔36Aに係合されており、これによって、スライダ54が光軸L方向に振れることが防止される。
前述したスライダ54の上辺部には、図2に示すように、平面状のモータコイル(商品名「ファインパターンコイル」(登録商標))62が固定され、このモータコイル62の下面にフレキシブルプリント基板(以下、フレキと称する)64の出力端が接着固定される。モータコイル62は、防振レンズ16の外側周辺でX方向に配設されており、また、フレキ64にはホール素子等の位置センサ66が位置決めされて固着されている。
フレキ64は、モータコイル62からX方向に引き出され、筐体36の側面開口68を介して筐体36の外部に引き出される。外部に引き出されたフレキ64は、U状に湾曲されて筐体36の上面に貼り合わされた後、折り返されて重ねられ、さらにレンズ鏡胴本体11(図1参照)の所定の位置からレンズ鏡胴本体11の外部に引き出される。引き出されたフレキ64は、電源供給や防振レンズ16の動作制御を行うユニットに接続される。なお、筐体36の側面開口68は、図3に示すようにスリット70を介して筐体36の端面に連通されており、このスリット70にフレキ64を通すことによってフレキ64が側面開口68の内部に配置される。
モータコイル62の外側には、マグネット72がモータコイル62に対向して配置される。マグネット72は、二つのマグネット片72A、72BをX方向に配置することによって矩形の板状に形成されており、S極とN極がX方向に並ぶように、かつ、その上面と下面においてもS極とN極が異なるように構成される。前述した位置センサ66は、マグネット72のX方向の中央部(すなわち、マグネット片72A、72Bの境界部)に対向して配置され、磁場の変化を検出し、その検出した信号を、フレキ64を介して前記ユニットに出力する。
マグネット72の外側には、ヨークとなる金属板(不図示)が設けられる。金属板は、マグネット72の磁力によってマグネット72に吸着される。また、金属板は、マグネット72よりも大きな矩形状に形成されており、その四つの縁部がマグネット72から突出した状態で取り付けられる。筐体36の外面には、金属板の大きさの凹部が形成され、さらにその内側にマグネット72の大きさの開口74が貫通して形成されており、筐体36の凹部に金属板が収納されるとともに開口74にマグネット72が収納される。
モータコイル62の内側には、ヨークとなる金属板76がモータコイル62に対向してX方向に配置される。この金属板76は、その一端が前記スリット70に差し込まれ、その他端が筐体36に形成された溝78に差し込まれることにより筐体36に固定される。
上記の如く構成されたX移動機構は、マグネット72及び2枚の金属板(一方は不図示)76によって形成される磁界内にモータコイル62が配設されるので、モータコイル62に通電することによって、モータコイル62及びそれを支持するスライダ54がX方向に力を受ける。したがって、スライダ54及びレンズ保持枠50がX方向に移動され、よって、防振レンズ16がX方向に移動される。以上がX移動機構の構造である。
次に、Y移動機構について説明する。
図5に示すように、筐体36には固定ガイドバー90が取り付けられている。固定ガイドバー90は、Y方向に配置され、その両端部が筐体36に固定されている。固定ガイドバー90には、L状に形成されたスライダ84の上辺部が係合される。スライダ84の上辺部にはY方向にガイド孔(不図示)が形成されており、このガイド孔に固定ガイドバー90が挿通されることによって、スライダ84がY方向にスライド自在に支持される。
スライダ84の下辺部には、移動ガイドバー82が取り付けられている。移動ガイドバー82は、X方向に配置され、スライダ84の嵌合部85、85に嵌め込まれることによって、スライダ84に固定されている。図4に示すように、移動ガイドバー82には、レンズ保持枠50のガイド部86、87が係合されている。レンズ保持枠50のガイド部86は、スライダ84の嵌合部85、85の間に配置されるとともに、X軸に直交する断面が、光軸Lの一方側に開口された凹状に形成されている。一方、ガイド部87は、嵌合部85、85の外側に配置されるとともに、X軸に直交する断面が、外側(図の下側)に開口された凹状に形成されている。これらのガイド部86、87に移動ガイドバー82が差し込まれることによって、レンズ保持枠50がスライダ84に係合される。これにより、レンズ保持枠50は、移動ガイドバー82に沿ってX方向にスライドすることができ、かつ、Y方向にはスライダ84と一体で移動するように構成される。
図6に示すように、スライダ84にはガイド部83が設けられている。ガイド部83は、スライダ84の下辺部の先端部(左端部)に設けられ、且つ、先端側(左側)が開口された凹状に形成されている。このガイド部83には、ガイドバー88が差し込まれ、摺動自在に係合される。ガイドバー88は、Y方向に配置されるとともに、その端部が筐体36(図5参照)に固定されている。これにより、スライダ84が光軸L方向に振れる(または倒れる)ことをガイドバー88によって防止することができる。
前述したスライダ84の右辺部には、図2に示すように、平面状のモータコイル(商品名「ファインパターンコイル」(登録商標))92が固定され、このモータコイル92の左面にフレキシブルプリント基板(以下、フレキと称する)94の出力端が接着固定される。モータコイル92は、防振レンズ16の外側周辺でY方向に配設されており、また、フレキ94にホール素子等の位置センサ96が位置決めされて固着されている。
フレキ94は、モータコイル92からY方向に引き出され、筐体36の側面開口98を介して筐体36の外部に引き出される。外部に引き出されたフレキ94は、U状に湾曲されて筐体の外側面に貼り合わされた後、折り返されて重ねられ、さらに筐体36の上面でフレキ64に重ねられた後、レンズ鏡胴本体11(図1参照)の所定の位置からレンズ鏡胴本体11の外部に引き出される。引き出されたフレキ94は、電源供給や防振レンズ16の動作制御を行うユニットに接続される。なお、筐体36の側面開口98は、スリット100を介して筐体36の端面に連通されており、このスリット100にフレキ94を通すことによってフレキ94が側面開口98の内部に配置される。
モータコイル92の外側には、マグネット102がモータコイル92に対向して配置される。マグネット102は、二つのマグネット片102A、102BをY方向に配置することによって矩形の板状に形成されており、S極とN極がY方向に並ぶように、かつ、その右面と左面においてもS極とN極が異なるように構成される。前述した位置センサ96は、マグネット102のY方向の中央部(すなわち、マグネット片102A、102Bの境界部)に対向して配置され、磁場の変化を検出し、その検出した信号を、フレキ94を介して前記ユニットに出力する。
マグネット102の外側には、ヨークとなる金属板(不図示)が設けられる。金属板は、マグネット102の磁力によってマグネット102に吸着される。また、金属板は、マグネット102よりも大きな矩形状に形成されており、その四つの縁部がマグネット102から突出した状態で取り付けられる。筐体36の外面には、金属板の大きさの凹部が形成され、さらにその内側にマグネット102の大きさの開口104が貫通して形成されており、この筐体36の凹部に金属板が収納されるとともに、開口104にマグネット102が収納される。
モータコイル92の内側には、ヨークとなる金属板106がモータコイル92に対向してY方向に配置される。この金属板106は、その一端が前記スリット100に差し込まれ、その他端が筐体36に形成された溝108に差し込まれることにより筐体36に固定される。
上記の如く構成されたY移動機構は、マグネット102及び2枚の金属板(一方は不図示)106によって形成される磁界内にモータコイル92が配設されるので、モータコイル92に通電することによって、モータコイル92及びそれを支持するスライダ84がY方向に力を受ける。したがって、スライダ84及びレンズ保持枠50がY方向に移動され、よって、防振レンズ16がY方向に移動される。以上が防振機構の構造である。
次に、フレキシブル基板64、94を防振レンズ筐体36に位置決め固定するための構造について図面を参照しながら説明する。
図7は、フレキシブル基板64の斜視図である。図7に示すように、フレキシブル基板64は、マグネット72と協同してアクチュエータを構成するモータコイル62に給電するための配線パターン等を有する基板であり、該モータコイル62が装着され防振レンズ筐体36内に配置される可動フレキシブル基板部分64a、この可動フレキシブル基板部分64aに連続するとともに防振レンズ筐体36内から側面開口68を介して外に引き出される可変フレキシブル基板部分64b、この可変フレキシブル基板部分64bに連続するとともに防振レンズ筐体36壁部36aに固定される第1固定フレキシブル基板部分64c、この第1固定フレキシブル基板部分64cに対して折り返された折り返し部64fを介して第1固定フレキシブル基板部分64cに連続するとともに防振レンズ筐体36壁部36aに固定される第2固定フレキシブル基板部分64dを備えている。なお、図7中、第1固定フレキシブル基板部分64cと第2固定フレキシブル基板部分64dは、重ね合わせられた状態となっている。
図9は防振レンズ筐体36の斜視図である。図9に示すように、防振レンズ筐体36のフレキシブル基板取付面(図9中上面)には位置決めピン38が設けられており、第2固定フレキシブル基板部分64dには、位置決めピン38が挿入される位置決め用開口64eが形成されている。同様に、第1固定フレキシブル基板部分64cにも位置決めピン38が挿入される位置決め用開口が形成されている。なお、可動フレキシブル基板部分64aには、位置検出用の磁気センサであるホール素子が位置決めされてリフロー等により固着される。
図8は、フレキシブル基板94の斜視図である。図8に示すように、フレキシブル基板94は、マグネット102と協同してアクチュエータを構成するモータコイル92に給電するための配線パターン等を有する基板であり、該モータコイル92が装着され防振レンズ筐体36内に配置される可動フレキシブル基板部分94a、この可動フレキシブル基板部分94aに連続するとともに防振レンズ筐体36内から側面開口98を介して外に引き出される可変フレキシブル基板部分94b、この可変フレキシブル基板部分94bに連続するとともに防振レンズ筐体36壁部36aに固定される第1固定フレキシブル基板部分94c、この第1固定フレキシブル基板部分94cに対して折り返された折り返し部94fを介して第1固定フレキシブル基板部分94cに連続するとともに防振レンズ筐体36壁部36aに固定される第2固定フレキシブル基板部分94dを備えている。
図9に示すように、防振レンズ筐体36のフレキシブル基板取付面(図9中上面)には位置決めピン38が設けられており、第2固定フレキシブル基板部分94dには、位置決めピン38が挿入される位置決め用開口94eが形成されている。なお、可動フレキシブル基板部分94aには、位置検出用の磁気センサであるホール素子が位置決めされてリフロー等により固着される。
次に、フレキシブル基板64、94を防振レンズ筐体36に位置決め固定する方法について説明する。
まず、フレキシブル基板94を防振レンズ筐体36に位置決め固定する方法について説明する。
図10は、位置決めされたフレキシブル基板94及び防振レンズ筐体36の斜視図である。図11は、位置決めされシールS2で貼付固定されたフレキシブル基板94及び防振レンズ筐体36の斜視図である。図10に示すように、可動フレキシブル基板部分94aを防振レンズ筐体36内に配置するとともに、側面開口98を介して筐体36外に引き出し、第1固定フレキシブル基板部分94cの防振レンズ筐体36に対する固定位置の位置決めを行う。例えば、第1固定フレキシブル基板部分94cの側縁を防振レンズ筐体36のフランジ部39に突き当てることで左右方向の位置決めを行い、第1固定フレキシブル基板部分92cの上縁を防振レンズ筐体36のエッジに合わせることで上下方向の位置決めを行う。次に、図11に示すように、この位置決めされた第1固定フレキシブル基板部分94cを防振レンズ筐体36にシールS1で貼付固定する。これにより、可動フレキシブル基板部分94aと第1固定フレキシブル基板部分94cとの間に可変フレキシブル基板部分94bを形成する。この可変フレキシブル基板部分94bは、図10に示すように、折り曲げられることなく円弧状に湾曲させられている。
可動フレキシブル基板部分94aは、アクチュエータ(マグネット102及びモータコイル92等)の作用により、側面開口98を介して往復移動させられる。しかし、可動フレキシブル基板部分94aと第1固定フレキシブル基板部分94cとの間には円弧状に湾曲させられた可変フレキシブル基板部分94bが形成されている。このため、可動フレキシブル基板部分94aの往復移動によってもフレキシブル基板部分の負荷(テンション)が一定に保たれ、可動フレキシブル基板部分94aのスムースな往復移動が可能となる。なお、可変フレキシブル基板部分94bは、可動フレキシブル基板部分94aの往復移動に伴い該可変フレキシブル基板部分94bの一部が防振レンズ筐体36内に引き込まれても略同一の円弧径を有するようになっている。
次に、防振レンズ筐体36に設けられた位置決めピン38を第2固定フレキシブル基板部分94dに形成された位置決め用開口94eに挿入する。これにより、第2固定フレキシブル基板部分94dの防振レンズ筐体36に対する固定位置の位置決めを行う。このように位置決めピン38、位置決め用開口94eにより位置決めを行うので、第2固定フレキシブル基板部分94dの防振レンズ筐体36に対する固定位置の位置決め等の作業性が向上する。
そして、図11に示すように、この位置決めされた第2固定フレキシブル基板部分94dを防振レンズ筐体36にシールS2で貼付固定する。これにより、フレキシブル基板94の防振レンズ筐体36に対する位置決め固定が完了する。
次に、フレキシブル基板64を防振レンズ筐体36に位置決め固定する方法について説明する。
図12は、位置決めされシールS2で貼付固定されたフレキシブル基板94、位置決めされたフレキシブル基板64及び防振レンズ筐体36の斜視図である。図13は、位置決めされシールS2で貼付固定されたフレキシブル基板94、位置決めされシールS3で貼付固定されたフレキシブル基板64及び防振レンズ筐体36の斜視図である。まず、図12に示すように、可動フレキシブル基板部分64aを防振レンズ筐体36内に配置するとともに、側面開口68を介して筐体36外に引き出し、第1固定フレキシブル基板部分64cの防振レンズ筐体36に対する固定位置の位置決めを行う。例えば、防振レンズ筐体36に設けられた位置決めピン38を第1固定フレキシブル基板部分64cに形成された位置決め用開口に挿入することで固定位置の位置決めを行う。そして、防振レンズ筐体36に設けられた位置決めピン38を第2固定フレキシブル基板部分64dに形成された位置決め用開口64eに挿入する。これにより、第2固定フレキシブル基板部分64dの防振レンズ筐体36に対する固定位置の位置決めを行う。このように位置決めピン38、位置決め用開口64eにより位置決めを行うので、第2固定フレキシブル基板部分64dの防振レンズ筐体36に対する固定位置の位置決め等の作業性が向上する。
次に、図13に示すように、この位置決めされた第1及び第2固定フレキシブル基板部分64c、64dを防振レンズ筐体36にシールS3で貼付固定する。これにより、可動フレキシブル基板部分64aと第1固定フレキシブル基板部分64cとの間に可変フレキシブル基板部分64bを形成する。この可変フレキシブル基板部分64bは、図13に示すように、折り曲げられることなく円弧状に湾曲させられている。以上により、フレキシブル基板64の防振レンズ筐体36に対する位置決め固定が完了する。
可動フレキシブル基板部分64aは、アクチュエータ(マグネット72及びモータコイル62等)の作用により、側面開口68を介して往復移動させられる。しかし、可動フレキシブル基板部分64aと第1固定フレキシブル基板部分64cとの間には円弧状に湾曲させられた可変フレキシブル基板部分64bが形成されている。このため、可動フレキシブル基板部分64aの往復移動によってもフレキシブル基板64の負荷(テンション)が一定に保たれ、可動フレキシブル基板部分64aのスムースな往復移動が可能となる。なお、可変フレキシブル基板部分64bは、可動フレキシブル基板部分64aの往復移動に伴い該可変フレキシブル基板部分64bの一部が防振レンズ筐体36内に引き込まれても略同一の円弧径を有するようになっている。
次に、フレキシブル基板64、94の固定構造について図面を参照しながら説明する。
図14は、フレキシブル基板64、94が固定される壁部11aを有するレンズ鏡胴本体11の斜視図である。図15は、図14に示した壁部11aの端面11a1にフレキシブル基板64、94を位置させた状態の斜視図である。図16は、しまりばめを行うためにフレキシブル基板64、94に形成された開口を説明するための図である。
図14に示すように、壁部11aの端面11a1には、位置決めピン11a2が設けられている。
また、フレキシブル基板64には、図7に示すように、位置決めピン11a2が嵌入される位置決め用開口64gが形成されている。位置決め用開口64gは位置決めピン11a2の径よりも若干小さい径の開口であるため、位置決めピン11a2を位置決め用開口64gに嵌入すると、位置決め用開口64g周囲が弾性変形する。フレキシブル基板64は、この弾性変形した位置決め用開口64g周囲の復元力により、図15に示すように、位置決めピン11a2の所定位置に正確に位置決めして固定される(しまりばめ)。図16に示すように、位置決め用開口64g周囲両側には該位置決め用開口64gに連続するスペース64g1が形成されている。このため、該スペース64g1が存在しない場合と比較して、位置決め用開口64g周囲が弾性変形しやすくなっており、該開口64gに位置決めピン11a2を比較的スムースに嵌入することが可能となっている。このスペース64g1の形状としては、図16に示した例の他、図17(a)〜(e)に示すように、各種の形状を採用することが可能であり、スペース64g1の個数としても、2つに限られることなく、1つあるいは3つ以上を採用することが可能である。
同様に、フレキシブル基板94には、図8に示すように、位置決めピン11a2が嵌入される位置決め用開口94gが形成されている。位置決め用開口94gは位置決めピン11a2の径よりも若干小さい径の開口であるため、位置決めピン11a2を位置決め用開口94gに嵌入すると、位置決め用開口94g周囲が弾性変形する。フレキシブル基板94は、この弾性変形した位置決め用開口94g周囲の復元力により、図15に示すように、位置決めピン11a2の所定位置に正確に位置決めして固定される(しまりばめ)。図16に示すように、位置決め用開口94g周囲両側には該位置決め用開口94gに連続するスペース94g1が形成されている。このため、該スペース94g1が存在しない場合と比較して、位置決め用開口94g周囲が弾性変形しやすくなっており、該開口94gに位置決めピン11a2を比較的スムースに嵌入することが可能となっている。このスペース94g1の形状としては、図16に示した例の他、図17(a)〜(e)に示すように、各種の形状を採用することが可能であり、スペース94g1の個数としても2つに限られることなく、1つあるいは3つ以上を採用することが可能である。
なお、図1に示すように、レンズ鏡胴本体11には蓋体17が装着されることにより、この蓋体17の裏面周縁が壁部11aの端面11a1(図1には現れていない)に面接触する。これにより、フレキシブル基板64、94の固定が完了する。なお、フレキシブル基板64、94の端部64h、94hは、この固定された状態でレンズ鏡胴本体11の外に位置する。
以上説明したように、本実施形態のレンズ鏡胴(レンズ装置10)によれば、フレキシブル基板64、94には、位置決めピン11a2が嵌入される開口であって位置決めピン11a2の径よりも若干小さい径の位置決め用開口64g、94gが形成されている。従って、位置決めピン11a2を位置決め用開口64g、94gに嵌入すると、位置決め用開口64g、94g周囲が弾性変形する。この弾性変形した位置決め用開口64g、94g周囲の復元力により、フレキシブル基板64、94を筐体36の所定位置に正確に位置決めして固定することが可能となる。従って、フレキシブル基板64、94がその固定面である端面11a1に対して接触移動することがないので、フレキシブル基板64、94が破損するのを防止することが可能となる。
また、本実施形態のレンズ鏡胴(レンズ装置10)によれば、フレキシブル基板64、94に形成された位置決め用開口64g、94g周囲には、該位置決め用開口64g、94gに連続するスペース64g1、94g1が形成されている。このため、該スペース64g1、94g1が存在しない場合と比較して、位置決め用開口周囲64g、94gが弾性変形しやすくなっており、該位置決め用開口に位置決めピンを比較的スムースに嵌入することが可能となる。
次に、モータの端子をフレキシブル基板にはんだ付けする際に、フレキシブル基板が浮き上がるのを防止するため、上記フレキシブル基板の固定構造を適用する例について説明する。
図19は、レンズ鏡胴本体11の変形例の斜視図である。図19に示すように、本変形例のレンズ鏡胴本体11には、同一構成の二つのモータ40がネジ止めされている。
図20、図21は、モータ40の構成を説明するための図である。モータ40は、ブラケット本体41a、このブラケット本体41aに対して略直角に折り曲げられた両端部41b、41cを有するブラケット41(地板ともいう)、このブラケット41の一端部41b外側に固定されたモータ本体42、基端がモータ本体42の回転軸に連結され、ブラケット41の一端部41bに形成された開口41b1に挿入されるとともに、先端がブラケットの他端部41c内側に回転自在に連結された送りネジ43、両端がブラケット本体の一端部41bと他端部41cにそれぞれ固定されたガイド用ロッド44等を備えている。
各モータ40は、モータ本体42がレンズ鏡胴本体11に形成された壁部11eで仕切られたモータ収容空間内(図19中、二カ所)に端子42aを上に向けた状態で収容され、ネジ止め固定される。
図19に示すように、壁部11eの端面11e1には、浮き上がり防止ピン11e2(図14等に示す位置決めピン11a2に相当)が設けられている。
また、図22、図23に示すように、基端部32がレンズ鏡胴本体11にネジNを用いてネジ止め固定されたフレキシブル基板30の先端面31には、モータ40の各端子42aが挿入される各端子挿入用開口31a、及び、浮き上がり防止ピン11e2が嵌入される浮き上がり防止用開口31bが形成されている。
浮き上がり防止用開口31bは浮き上がり防止ピン11e2の径よりも若干小さい径の開口であるため、浮き上がり防止ピン11e2を浮き上がり防止用開口31bに嵌入すると、浮き上がり防止用開口31b周囲が弾性変形する。フレキシブル基板30は、この弾性変形した浮き上がり防止用開口31b周囲の復元力により固定される(しまりばめ)。図16に示すように、浮き上がり防止用開口31b周囲両側には該浮き上がり防止用開口31bに連続するスペース31b1が形成されている。このため、該スペース31b1が存在しない場合と比較して、浮き上がり防止用開口31b周囲が弾性変形しやすくなっており、該開口31bに浮き上がり防止ピン11e2を比較的スムースに嵌入することが可能となっている。このスペース31b1の形状としては、図16に示した例の他、図17(a)〜(e)に示すように、各種の形状を採用することが可能であり、スペース31b1の個数としても、2つに限られることなく、1つあるいは3つ以上を採用することが可能である。
次に、モータ40の各端子42aをフレキシブル基板30にはんだ付けする手順について説明する。
まず、レンズ鏡胴本体11に形成された壁部11eで仕切られたモータ収容空間内に収容されたモータ40の端子42aを、フレキシブル基板30の先端面31に形成された端子挿入用開口31aに挿入するとともに、壁部11eの端面11e1に形成された浮き上がり防止ピン11e2を、フレキシブル基板30の先端面31に形成された浮き上がり防止用開口31bに挿入する。フレキシブル基板30は、弾性変形した浮き上がり防止用開口31b周囲の復元力により固定される(しまりばめ)。このため、フレキシブル基板30を手で押さえなくても浮き上がることを防止することが可能となり、モータ40の端子42aをフレキシブル基板30にはんだ付けする際の作業性が向上する。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…レンズ装置、11…レンズ鏡胴本体、12…第1レンズ群、14…第2レンズ群、16…第3レンズ群、18…第4レンズ群、50…レンズ保持枠、52…移動ガイドバー(移動軸に相当)、54…スライダ、56…ガイド部、60…固定ガイドバー(固定軸に相当)、64…フレキシブル基板、82…移動ガイドバー(移動軸に相当)、83…ガイド部、84…スライダ、86、87…ガイド部、88…ガイドバー、90…固定ガイドバー(固定軸に相当)、94…フレキシブル基板
Claims (3)
- レンズ鏡胴本体と、
前記レンズ鏡胴本体に設けられており、前記レンズ鏡胴本体の内側と外側を仕切る壁部と、前記壁部の端面に固定されるフレキシブル基板と、を備えるレンズ鏡胴において、
前記壁部の端面には、位置決めピンが設けられており、
前記フレキシブル基板には、前記位置決めピンが嵌入される開口であって前記位置決めピンの径よりも小さい径の位置決め用開口が形成されており、
前記位置決め用開口周囲には、前記位置決め用開口に連続するスペースが形成されていることを特徴とするレンズ鏡胴。 - レンズ鏡胴本体と、
前記レンズ鏡胴本体に設けられ、モータ収容空間を形成する壁部と、
端子を有し、前記モータ収容空間に収容されるモータと、
前記端子が挿入される端子挿入用開口が形成された先端面を有し、前記端子挿入用開口に挿入された前記端子がはんだ付けされるフレキシブル基板と、を備えるレンズ鏡胴において、
前記壁部の端面には、浮き上がり防止ピンが設けられており、
前記フレキシブル基板の前記先端面には、前記浮き上がり防止ピンが挿入される開口であって前記位置決めピンの径よりも小さい径の浮き上がり防止用開口が形成されており、
前記浮き上がり防止用開口周囲には、前記浮き上がり防止用開口に連続するスペースが形成されていることを特徴とするレンズ鏡胴。 - レンズ鏡胴本体に形成された壁部で仕切られたモータ収容空間内に収容されたモータの端子を、フレキシブル基板の先端面に形成された端子挿入用開口に挿入するとともに、前記レンズ鏡胴本体に形成された壁部の端面に形成された浮き上がり防止ピンを、前記フレキシブル基板の先端面に形成された浮き上がり防止用開口に挿入した後、前記モータの端子を前記フレキシブル基板にはんだ付けすることを特徴とするフレキシブル基板のはんだ付け方法。
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JP2016039222A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | Necトーキン株式会社 | インダクタおよびその製造方法 |
-
2008
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