JP2009101919A - スノーフェード解消制御時にabs作動開始を早期化する車輌 - Google Patents

スノーフェード解消制御時にabs作動開始を早期化する車輌 Download PDF

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Abstract

【課題】制動装置のディスクとパッドの間に氷滴が挟まって制動力が低下するスノーフェードを解消するとき、スノーフェード解消後に制動力が急上昇することにより車輪のスリップ率が急上昇し、走行不安定を生じたり運転者に違和感を与えたりする虞れがあることに対し、この虞れをなくしてスノーフェード解消制御を行う。
【解決手段】スノーフェード解消制御の実行中には、ABSの作動を開始する条件を緩めてABSの作動開始を早めるABS作動開始早期化制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輌が寒冷気候の下、特に降雪下にて駐車されている間に制動装置のディスクとパッドの間に侵入した水分がそこで氷結することや、雪道で車輌が運転される際に跳ね上げられた氷雪が制動装置のディスクとパッドの間に侵入すること等により、ディスクとパッドの間の摩擦係数が低下して制動力が低下してくる現象(以下これを「スノーフェード」と称する)を解消する制御に係る。
外気温度が設定値以下であり、ブレーキシリンダの液圧の増加に伴って減速度が増加しないこと等により、スノーフェードが生じたと判断し、ブレーキシリンダの液圧を振動的に増減させ、ブレーキディスクとブレーキパッドの接触と離間を繰り返すことによりスノーフェードを解消することが下記の特許文献1に記載されている。
特開2003-11800
ブレーキディスクとブレーキパッドの間に挟まれた氷滴は、ブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けることとブレーキディスクよりブレーキパッドを引き離すこととを周期的に繰り返すこと、或いはブレーキディスクにブレーキパッドを一時的に強く押し付けるよう制動装置のサーボゲインを臨時に増大させることにより砕かれ、溶融して水となり、ブレーキディスクとブレーキパッドの間の挟圧部より排出されるので、ディスクとパッドの間の摩擦係数は回復するが、いずれの場合にも摩擦係数が回復した瞬間に制動力が急上昇し、車輪のスリップ率が急上昇して走行不安定を生じたり、急制動により運転者に違和感を与えたりする恐れがある。
本発明は、スノーフェードの解消に関する上記の問題に対処し、スノーフェード解消の瞬間に車輪のスリップ率の急上昇や急制動感が生ずることのないようスノーフェードを解消することができる車輌を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するものとして、本発明は、制動装置にスノーフェードが生じたことに対しスノーフェード解消制御を行うようになっている車輌に於いて、前記スノーフェード解消制御の実行中にはABSの作動を開始する条件を緩めてABSの作動開始を早めるABS作動開始早期化制御を行うようになっていることを特徴とする車輌を提案するものである。
ABS作動開始条件は車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を越えることであって、前記ABS作動開始早期化制御は前記スリップ率閾値を下げること、或いはABS作動開始条件は車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を所定の時間にわたって越えることであって、前記ABS作動開始早期化制御は前記所定時間を短くすること、或いは前記スリップ率閾値を下げると共に前記所定時間を短くすることとされてよい。
車輌は、外気温が所定の温度以下であって、非駆動輪の回転の減速度が制動装置に付与される制動油圧に所定の第一の係数を乗じた値以下であるとき、または駆動輪の回転の減速度がエンジンブレーキによる減速度と制動装置に付与される制動油圧に所定の第一の係数を乗じた値の和以下であるとき当該車輪にスノーフェードが生じたと推定してスノーフェード解消制御を行うようになっていてよく、また非駆動輪の回転の減速度が制動装置に付与される制動油圧に前記第一の係数より大きい所定の第二の係数を乗じた値以下でなくなったとき、またはスノーフェード解消制御が実行されている駆動輪の回転の減速度がエンジンブレーキによる減速度と制動装置に付与される制動油圧に前記第一の係数より大きい所定の第二の係数を乗じた値の和以下でなくなったとき、スノーフェード解消制御を解除するようになっていてよい。
スノーフェード解消制御はブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けることとブレーキディスクよりブレーキパッドを引き離すこととを周期的に繰り返すこと、或いはブレーキペダルの踏込み深さに対して車輪に加えられる制動力の割合を高めるよう制動装置のサーボゲインを臨時に増大させることを含んでいてよい。
前記スノーフェード解消制御は左右の前輪のいずれか一方にスノーフェードが生じたと推定されたとき左右の前輪に対して行われ、また左右の後輪のいずれか一方にスノーフェードが生じたと推定されたとき左右の後輪に対して行われるようになっていてよい。
スノーフェードの解消に伴うブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数の回復はかなり急速に生ずるので、ブレーキディスクに対しブレーキパッドを押し付ける力がそのままに保たれていると、スノーフェードの解消に伴って車輪の回転を抑える制動力が急上昇し、車体に急減速が生じると同時に車輪のスリップ率が増大する。このときABSの作動を開始する条件を緩めるABS作動開始早期化制御が行われるようになっていれば、スノーフェードの解消に伴ってブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数が急上昇を始める初期の段階でABSを作動させてブレーキディスクに対するブレーキパッドの押付け力を緩め、スノーフェードの解消による制動力の回復速度を緩やかにし、車体の急減速を抑えると共に車輪に生ずるスリップ率を低減し、車輌の走行安定性を維持するとともに、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
ABSの作動開始を早めることは、ABS作動開始条件が車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を越えることであるときには、スリップ率閾値を下げること、車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を所定の時間にわたって越えることであるときには当該所定時間を短くすること、或いはスリップ率閾値を下げると共に前記所定時間を短くすることによって任意に達成できる。
外気温が所定の温度以下であって、車輪が非駆動輪であれば、その回転の減速度が制動装置に付与される制動油圧に所定の第一の係数を乗じた値以下であるとき、また車輪が駆動輪であれば、その回転の減速度がエンジンブレーキによる減速度と制動装置に付与される制動油圧に所定の第一の係数を乗じた値の和以下であるとき、当該車輪にスノーフェードが生じたと推定してスノーフェード解消制御を行うようになっていなっていれば、車輪が非駆動輪であっても駆動輪であっても、スノーフェードの発生を的確に推定してスノーフェード解消制御を行うことができる。またスノーフェード解消制御が実行されている非駆動輪の回転の減速度が制動装置に付与される制動油圧に前記第一の係数より大きい所定の第二の係数を乗じた値以下でなくなったとき、またはスノーフェード解消制御が実行されている駆動輪の回転の減速度がエンジンブレーキによる減速度と制動装置に付与される制動油圧に前記第一の係数より大きい所定の第二の係数を乗じた値の和以下でなくなったとき、スノーフェード解消制御を解除するようになっていれば、車輪が非駆動輪であっても駆動輪であっても、スノーフェード解消制御を解除すべき時期を的確に判断してスノーフェード解消制御を解除することができる。
上記の要領にてスノーフェード解消制御の実行中にはABS作動開始早期化制御が実行されれば、スノーフェード解消制御はブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けることとブレーキディスクよりブレーキパッドを引き離すこととを周期的に繰り返すこと、或いは制動装置のサーボゲインを臨時に増大させることによるスノーフェード解消を、車輌の走行安定性を維持し、運転者に違和感を与えないように実行することができる。
スノーフェードは通常全ての車輪に同時に一斉に生ずるものではなく、前後左右の車輪のいずれか一つから始まって生ずるものであり(但し、スノーフェードは前後左右の車輪について一つずつ生ずるとしても、スノーフェードの発生は車輪が制動されて始めて推定ないし検出が可能であるので、車輌が暫時制動されることなく運転されている間に2またはそれ以上の複数個の車輪にスノーフェードが生じた状態となることがあると考えられる)、スノーフェードを解消することのみの観点からは、スノーフェード解消制御はスノーフェードが生じたいずれか一つの車輪に対しのみ行わればよいものであるが、その場合には走行安定性が損なわれる恐れがある。上記の通りスノーフェード解消制御はブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けることとブレーキディスクよりブレーキパッドを引き離すこととを周期的に繰り返すこと、或いは制動装置のサーボゲインを臨時に増大させることであるので、スノーフェードが生じていない制動装置に於いてスノーフェード解消制御が行われても問題はない。そこで、左右の前輪のいずれか一方にスノーフェードが生じたと推定されたときには、スノーフェード解消制御が左右の前輪に対して行われ、また左右の後輪のいずれか一方にスノーフェードが生じたと推定されたときには、スノーフェード解消制御が左右の後輪に対して行われるようになっていれば、スノーフェード解消制御により走行安定性が損なわれることを回避することができる。
図1は、本発明による車輌の制動装置を油圧式の制動装置として実施した場合の一例を示す油圧回路図である。但し、本発明は車輌の制動装置の作動に関するソフト的構成にその要旨を有しているので、図1に表れているハード的構成そのものは公知のものである。10にて全体的に示された制動装置は、運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキオイルを圧送するマスタシリンダ14を有している。ブレーキペダル12とマスタシリンダ14との間にはドライストロークシミュレータ16が設けられている。
マスタシリンダ14は第一のマスタシリンダ室14Aと第二のマスタシリンダ室14Bとを有し、これらのマスタシリンダ室にはそれぞれ左前輪用の油圧導管18Aおよび右前輪用の油圧導管18Bの一端が接続されている。油圧導管18Aおよび18Bの他端にはそれぞれ左前輪および右前輪に制動力を発生するためのホイールシリンダ20FLおよび20FRが接続されている。
油圧導管18Aおよび18Bの途中にはそれぞれ常開型の電磁開閉弁(マスタカット弁)22Lおよび22Rが設けられている。これらの電磁開閉弁22Lおよび22Rはそれぞれ第一のマスタシリンダ室14Aおよび第二のマスタシリンダ室14Bとこれらに対応するホイールシリンダ20FLおよび20FRとの連通を選択的に遮断する遮断弁として機能する。またマスタシリンダ14と電磁開閉弁22FLとの間のブレーキ油圧供給導管18Aには常閉型の電磁開閉弁24を介してウェットストロークシミュレータ26が接続されている。
マスタシリンダ14にはリザーバ28が接続されており、リザーバ28には送油導管30の一端が接続されている。送油導管30には電動機32により駆動されるオイルポンプ34が接続されており、オイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管36には加圧された油圧を蓄圧するアキュムレータ38が接続されている。送油導管30には油戻り導管40の一端が接続されている。リザーバ28、オイルポンプ34、アキュムレータ38等はホイールシリンダ20FL、20FR、20RL、20RR内の圧力を増圧するための油圧源として機能する。
尚、図1には示されていないが、オイルポンプ34の吸入側の送油導管30と吐出側の油圧供給導管36とを連通接続する導管が設けられ、該導管の途中にはアキュムレータ38内の圧力が基準値を越えた場合に開弁し吐出側の油圧供給導管36より吸入側の送油導管30へ油を戻すリリーフ弁が設けられている。
オイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管36は、常閉型の電磁開閉弁42FLおよび油圧導管44FLを経てホイールシリンダ20FLと接続されている。同様に、オイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管36は、常閉型の電磁開閉弁42FRおよび油圧導管44FRを経てホイールシリンダ20FRと接続され、常閉型の電磁開閉弁42RLおよび油圧導管44RLを経てホイールシリンダ20RLと接続され、常閉型の電磁開閉弁42RRおよび油圧導管44RRを経てホイールシリンダ20RRと接続されている。
ホイールシリンダ20FL、20FR、20RL、20RRは、またそれぞれ油圧導管44FL、44FR、44RL、44RRおよび常閉型の電磁開閉弁46FL、46FR、46RL、46RRを経て油戻り導管40に接続されている。
電磁開閉弁42FL、42FR、42RL、42RRはそれぞれホイールシリンダ20FL、20FR、20RL、20RRに対する増圧弁(または油圧保持弁)として機能し、電磁開閉弁46FL、46FR、46RL、46RRはそれぞれホイールシリンダ20FL、20FR、20RL、20RRに対する減圧弁(または油圧保持弁)として機能し、従ってこれらの電磁開閉弁は互いに共働してアキュムレータ38内の油圧源に基づいて各ホイールシリンダへ供給される油圧を個別に増減制御することができる。
常開型の電磁開閉弁22Lおよび22Rは、駆動電流が供給されない非制御モード時には開弁状態に維持され、常閉型の電磁開閉弁42FL、42FR、42RL、42RRおよび46FL、46FR、46RL、46RRは、駆動電流が供給されない非制御モード時には閉弁状態に維持される。また電磁開閉弁42FL、42FR、42RL、42RRおよび46FL、46FR、46RL、46RRの何れかが故障し、対応するホイールシリンダ内の圧力を正常に制御できなくなった場合には、これらの電磁開閉弁は非制御モードとされ、これにより左右前輪のホイールシリンダ内の圧力は直接マスタシリンダ14により制御される。
第一のマスタシリンダ室14Aと電磁開閉弁22Lとの間の油圧導管18Aには該油圧導管内の圧力を第一のマスタシリンダ圧力として検出する第一の油圧センサ48Aが設けられている。同様に第二のマスタシリンダ室14Bと電磁開閉弁22Rとの間の油圧導管18Bには該油圧導管内の圧力を第二のマスタシリンダ圧力として検出する第二の油圧センサ48Bが設けられている。ブレーキペダル12には運転者によるブレーキペダルの踏み込みストロークを検出するストロークセンサ50が設けられている。オイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管36には該導管内の圧力をアキュムレータ圧力として検出する油圧センサ52が設けられている。ホイールシリンダ20FL、20FR、20RL、20RR内の圧力は、それぞれ油圧センサ54FL、54FR,54RL,54RRにより圧力Pbi(i=fl,fr,rl,rr)として検出されるようになっている。各車輪の回転速度は、それぞれ車輪速センサ56FL、56FR、56RL、56RRによりVwi(i=fl,fr,rl,rr)として検出されるようになっている。
電磁開閉弁22Lおよび22R、電磁開閉弁24、電動機32、電磁開閉弁42FL〜42RR、電磁開閉弁46FL〜46RRは、電子制御装置58により制御される。電子制御装置58はマイクロコンピュータ60と駆動回路62よりなっている。マイクロコンピュータ60には、外気温センサより外気温を示す信号、車速センサより車速を示す信号、油圧センサ48Aおよび48Bよりそれぞれ第一および第二のマスタシリンダ圧を示す信号、ストロークセンサ50よりブレーキペダル12の踏み込みストロークを示す信号、油圧センサ52よりアキュムレータ圧力を示す信号、油圧センサ54FL〜54RRよりそれぞれホイールシリンダ20FL〜20RR内の圧力Pbi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号、車輪速センサ56FL、56FR、56RL、56RRより各車輪の回転速度Vwi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号が入力される。
マイクロコンピュータ60は、制動制御ルーチンを記憶しており、ブレーキペダル12が踏み込まれると電磁開閉弁24を開弁すると共に、電磁開閉弁22Lおよび22Rを閉弁し、その状態にて油圧センサ48A、48Bにより検出されたマスタシリンダ圧Pma、Pmbおよびストロークセンサ50より検出された踏み込みストロークに基づき要求されている制動力を演算すると共にそれを前後左右の各輪に配分する配分比を演算し、ホイールシリンダ20FL〜20RRの各々に対する目標ホイールシリンダ圧力Pbti(i=fl、fr、rl、rr)を演算し、各ホイールシリンダの圧力Pbi(i=fl、fr、rl、rr)が目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるよう電磁開閉弁42FL〜42RRおよび46FL〜46RRを制御する。
尚、マイクロコンピュータ60には、その他に図には示されていないヨーレートセンサより車体のヨーレートを示す信号、前後加速度センサより車体の前後加速度を示す信号、横加速度センサより車体の横加速度を示す信号等が供給されており、マイクロコンピュータ60は同時にそれらの信号を参照して車輌の走行制御技術の分野に於いて種々提案されている制御態様にて車輌の走行支援制御を行い、その一環として本発明に係るABS作動開始早期化制御を伴うスノーフェード解消制御を行う。
図2は、本発明によるABS作動開始早期化制御を伴うスノーフェード解消制御をその一つの実施の形態について示すフローチャートである。かかるフローチャートに沿った制御は、車輌の運転中、マイクロコンピュータ60により他の車輌走行支援制御の実施の合間を縫って数十〜数百ミリセカンドの周期にて繰り返されてよい。
制御が開始されると、まずステップ(S)10にてマスタシリンダ圧Pma(第一のマスタシリンダ圧でも第二のマスタシリンダ圧でもよく、或いはこれらの平均値でもよい)が所定の圧力閾値Pbo以上であるか否かが判断される。これは、スノーフェード解消制御を実行するのは、運転者がブレーキペダルを或る程度以上の深さまで踏み込んで制動装置が実質的に作動しているときに限られるためである。Pboはそのように制動装置が実質的に作動していることを判断する閾値である。答がイエス(Y)の時には、制御はステップ20へ進む。答がノー(N)のときには、制御は後述のステップ270へ進み、スノーフェード解消制御およびABS作動開始早期化制御が実行中であれば、これらを解除し、後述のフラグSfおよびSrが0にリセットされ、この回の制御はこれにて終了する。
ステップ20に於いては、外気温Taが制動装置にスノーフェードが生ずる虞のある低温の閾値、例えば摂氏0度以下であるか否かが判断される。答がノーのときにはスノーフェード解消制御は必要ないので、この回の制御はこれにて終了する。この時にも制御はステップ270へ進む。
ステップ30に於いては、フラグSfが1であるか否かが判断される。フラグSfは車輌の運転開始による制御の開始時および制御が後述のステップ180または270に至ったときに0にリセットされ、制御が後述のステップ60に至ったとき1にセットされるものであるので、それまで答はノーである。従って、一先ず制御はステップ40へ進む。
ステップ40に於いては、左前輪の回転の減速度δflが左前輪の制動油圧Pflに所定の係数Kfsをかけた値Kfs・Pflより小さいか否かが判断される。尚、ここでは減速度は正の値として取り扱い、スノーフェードによりブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数が下がったときには、車輪の減速度は小さくなる(下がる)ものとする。また今この車輌は後輪駆動車であり、前輪は非駆動輪であるとする。このKfsは左前輪の制動油圧がPflであるとき、左前輪に対するブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数が正常な値にあれば、制動油圧Pflによる制動力によって左前輪に生ずるべき回転の減速度の値の下限値を求めるための係数である。この答がイエスであるときには、左前輪に対するブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数が異常に低下している、即ちそれが低温下に於いて生じている異常であって、左前輪の制動装置にスノーフェードが生じていると推定する。答がノーのときには、制御はステップ50へ進むが、答がイエスの時には、制御はステップ60へ進み、フラグSfが1にセットされる。
ステップ50に於いては、同様に、非駆動輪である右前輪の回転の減速度δfrが右前輪の制動油圧Pfrに前記の係数Kfsをかけた値Kfs・Pfrより小さいか否かが判断され、この答がイエスであるときには、右前輪の制動装置にスノーフェードが生じていると推定する。答がノーであれば、制御はステップ60をバイパスするが、答がイエスの時には、制御はステップ60へ進み、フラグSfが1にセットされる。従って、この実施の形態では、左右の前輪の少なくとも一方にスノーフェードが生じていると推定されれば、フラグSfが1にセットされる。制御が一度ステップ60に至り、フラグSfが1にセットされると、以後ステップ40〜60はバイパスされる。
にセットされる。
次いで制御はステップ70へ進み、フラグSrが1であるか否かが判断される。フラグSrは車輌の運転開始による制御の開始時および制御が後述のステップ260または270に至ったときに0にリセットされ、制御が後述のステップ100に至ったとき1にセットされるものであるので、それまで答はノーである。従って、一先ず制御はステップ80へ進む。
ステップ80に於いては、左後輪の回転の減速度δrlがKfs・Prl+Debより小さいか否かが判断される。前記の通り、今この車輌は後輪駆動車であるとされており、駆動輪である後輪には車輌の制動時にトランスミッションの切換え状態の如何によってエンジンブレーキが作用する。Debはエンジンとトランスミッションの作動状態から推定されるエンジンブレーキによる車輪減速度を考慮に入れるための値であり、係数Krsは、左後輪の回転の減速度δrlがエンジンブレーキによる減速度Debと制動装置に付与される制動油圧Prlに係数Krsを乗じた値の和以下であるとき、左後輪にスノーフェードが生じたと推定するための係数である。この答がノーであるときには制御はステップ90に進み、答がイエスであるときには、左後輪の制動装置にスノーフェードが生じていると推定し、制御はステップ100へ進む。
ステップ90に於いては、同様に、右後輪の回転の減速度δrrがKrs・Prr+Debより小さいか否かが判断され、答がノーであれば制御はステップ100をバイパスして次のステップ110へ進むが、答がイエスであるときには、左後輪の制動装置にスノーフェード生じていると推定し、ステップ100に於いてフラグSrが1にセットされる。制御が一度ステップ100に至り、フラグSrが1にセットされると、以後ステップ80〜100はバイパスされる。
ステップ110於いては、フラグSfが1であるか否かが判断される。制御が一度ステップ60に至った後ここに至ったときには、答はイエスであり、このとき制御はステップ120へ進む。
ステップ120に於いては、左前輪の回転の減速度δflが左前輪の制動油圧Pflに所定の係数Kfeをかけた値Kfe・Pflより小さいか否かが判断される。この係数Kfeは上記の係数Kfsより大きい値であって、スノーフェードが生じていると推定された左前輪に対するブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数が、スノーフェード解消制御の実行によりスノーフェード解消制御を解除してもよい値まで回復したことを判断するための係数である。またステップ130に於いては、右前輪の回転の減速度δfrが右前輪の制動油圧Pfrに係数Kfeをかけた値Kfe・Pfrより小さいか否かが判断される。
上記の通り制御がステップ120に至るのはフラグSfが1にセットされることによるが、フラグSfをステップ60にて1にセットさせたのが、左前輪にスノーフェードが生じたこと、或いは右前輪にスノーフェードが生じたことのいずれによるとしても、或いはそのときスノーフェードは左右の前輪の両方に生じていたとしても、フラグSfが1となり、制御がステップ120へ進むようになって暫くは、少なくともステップ120かステップ130のいずれかの答がイエスであることにより、制御はステップ140へ進み、その間、左右両前輪に対しスノーフェード解消制御が行われ、そして、その間、制御はステップ150へ進み、左右両前輪に対しABS作動開始早期化制御が実行される。スノーフェード解消制御は、上述の通り、ブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けることとブレーキディスクよりブレーキパッドを引き離すこととを周期的に繰り返すこと、或いは制動装置のサーボゲインを臨時に増大させること、或いはこれら両方を適度に組合せることによって行われてよい。ABS作動開始早期化制御は、上述の通り、ABSの作動を開始する車輪のスリップ率の閾値を下げること、或いは車輪のスリップ率が所定の閾値を下回って持続する時間の閾値を短くすること、或いはこれら両方を適度に組合せることによって行われてよい。
こうしてスノーフェード解消制御が或る時間続けられると、スノーフェードを生じていたのが左前輪、右前輪、或いはその両方のいずれであっても、やがてスノーフェードの解消によりステップ120および130のいずれの答もノーとなるときが来る。このとき制御はステップ160へ進み、左右の前輪の制動装置に対するスノーフェード解消制御が解除され、また続くステップ170に於いて左右の前輪の制動装置に対するABS作動開始早期化制御も解除される。このときにはステップ180に於いてフラグSfが0にリセットされる。
左後輪または右後輪の少なくともいずれかにスノーフェードが生じたと推定され、フラグSrが1にセットされたときには、制御はステップ190に至る。尚、これに先立つステップ60および100にてフラグSfおよびSrが共に1にセットされた場合には、ステップ120〜180により前輪のスノーフェード解消制御が先に実行され且つ終了し、その後で制御がステップ190へ進む。ステップ190の答がイエスであるときには、ステップ200に於いて、左後輪の回転の減速度δrlが左後輪の制動油圧Prlに所定の係数Kreをかけた値Kre・PrlとDebの和より小さいか否かが判断される。この係数Kreは上記の係数Krsより大きい値であって、スノーフェードが生じていると推定された左後輪に対するブレーキディスクとブレーキパッドの間の摩擦係数が、スノーフェード解消制御の実行によりスノーフェード解消制御を解除してもよい値まで回復したことを判断するための係数である。またステップ210に於いては、右後輪の回転の減速度δrrが右後輪の制動油圧Prrに係数Kreをかけた値Kre・PrrとDebの和より小さいか否かが判断される。
後輪についても、制御がステップ200に至るべくステップ100にてフラグSrを1にセットさせたのが、左後輪にスノーフェードが生じたこと、或いは右後輪にスノーフェードが生じたことのいずれによるとしても、或いはそのときスノーフェードが左右の後輪の両方に生じていたとしても、フラグSrが1となり、制御がステップ200へ進むようになって暫くは、少なくともステップ200かステップ210のいずれかの答がイエスであることにより、制御はステップ220へ進み、その間、左右両後輪に対しスノーフェード解消制御が行われ、そして、その間、制御はステップ230へ進み、左右両前輪に対しABS作動開始早期化制御が実行される。
こうしてスノーフェード解消制御が或る時間続けられると、スノーフェードを生じていたのが左後輪、右後輪、或いはその両方のいずれであっても、やがてスノーフェードの解消によりステップ200および210のいずれの答もノーとなるときが来、このとき制御はステップ240へ進み、左右の後輪の制動装置に対するスノーフェード解消制御が解除され、また続くステップ250に於いて左右の後輪の制動装置に対するABS作動開始早期化制御も解除される。このときにはステップ260に於いてフラグSrが0にリセットされる。
運転者がブレーキペダルを所定の閾値以上の深さまでは踏み込んでおらず、或いはスノーフェード解消制御の実行中であっても運転者がブレーキペダルの踏込みを解除したことにより、または外気温が制動装置にスノーフェードを生ずる虞のある低温の閾値以下ではないとき、或いはスノーフェード解消制御の実行中であっても何らかの事情により外気温が上昇することにより、ステップ10または20の答がノーであり或はノーに転じたときには、制御はステップ270へ進み、スノーフェード解消制御およびABS作動開始早期化制御が実行中であれば、これらの制御は解除され、フラグSf、Srが1にセットされていれば、これが0にリセットされる。
以上に於いては本発明を一つの実施の形態について詳細に説明したが、かかる実施の形態について本発明の範囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
本発明による車輌の制動装置を油圧式の制動装置として実施した場合の一例を示す油圧回路図。 本発明によるABS作動開始早期化制御を伴うスノーフェード解消制御をその一つの実施の形態について示すフローチャート。
符号の説明
10…制動装置、12…ブレーキペダル、14…マスタシリンダ、16…ドライストロークシミュレータ、18A,18B…油圧導管、20FL,20FR,20RL,20RR…ホイールシリンダ、22F,22R…電磁開閉弁(マスターカット弁)、24…電磁開閉弁、26…ウェットストロークシミュレータ、28…リザーバ、30…送油導管、32…電動機、34…オイルポンプ、36…油圧供給導管、38…アキュムレータ、40…油戻り導管、42FL,42FR,42RL,42RR…電磁開閉弁、44FL,44FR,44RL,44RR…油圧導管、46FL,46FR,46RL,46RR…電磁開閉弁、48A,48B…圧力センサ48、50…ストロークセンサ、52…圧力センサ、54FL,54FR,54RL,54RR…圧力センサ、56FL,56FR,56RL,5RR…車輪速センサ、58…電子制御装置、60…マイクロコンピュータ、62…駆動回路

Claims (12)

  1. 制動装置にスノーフェードが生じたことに対しスノーフェード解消制御を行うようになっている車輌に於いて、前記スノーフェード解消制御の実行中にはABSの作動を開始する条件を緩めてABSの作動開始を早めるABS作動開始早期化制御を行うようになっていることを特徴とする車輌。
  2. ABS作動開始条件は車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を越えることであり、前記ABS作動開始早期化制御は前記スリップ率閾値を下げることであることを特徴とする請求項1に記載の車輌。
  3. ABS作動開始条件は車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を所定の時間にわたって越えることであり、前記ABS作動開始早期化制御は前記所定時間を短くすることであることを特徴とする請求項1に記載の車輌。
  4. ABS作動開始条件は車輪のスリップ率が所定のスリップ率閾値を所定の時間にわたって越えることであり、前記ABS作動開始早期化制御は前記スリップ率閾値を下げると共に前記所定時間を短くすることであることを特徴とする請求項1に記載の車輌。
  5. 外気温が所定の温度以下であって非駆動輪の回転の減速度が制動装置に付与される制動油圧に所定の第一の係数を乗じた値以下であるとき当該車輪にスノーフェードが生じたと推定して前記スノーフェード解消制御を行うようになっていることを特徴とする請求項を1〜5のいずれかに記載の車輌。
  6. 外気温が所定の温度以下であって駆動輪の回転の減速度がエンジンブレーキによる減速度と制動装置に付与される制動油圧に所定の第一の係数を乗じた値の和以下であるとき当該車輪にスノーフェードが生じたと推定して前記スノーフェード解消制御を行うようになっていることを特徴とする請求項を1〜5のいずれかに記載の車輌。
  7. 前記スノーフェード解消制御が実行されている非駆動輪の回転の減速度が制動装置に付与される制動油圧に前記第一の係数より大きい所定の第二の係数を乗じた値以下でなくなったとき、前記スノーフェード解消制御が解除されるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の車輌。
  8. 前記スノーフェード解消制御が実行されている駆動輪の回転の減速度がエンジンブレーキによる減速度と制動装置に付与される制動油圧に前記第一の係数より大きい所定の第二の係数を乗じた値の和以下でなくなったとき、前記スノーフェード解消制御が解除されるようになっていることを特徴とする請求項6に記載の車輌。
  9. 前記スノーフェード解消制御はブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けることとブレーキディスクよりブレーキパッドを引き離すこととを周期的に繰り返すことを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車輌。
  10. 前記スノーフェード解消制御は制動装置のサーボゲインを臨時に増大させることを含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の車輌。
  11. 前記スノーフェード解消制御は左右の前輪のいずれか一方にスノーフェードが生じたと推定されたとき左右の前輪に対して行われるようになっていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車輌。
  12. 前記スノーフェード解消制御は左右の後輪のいずれか一方にスノーフェードが生じたと推定されたとき左右の後輪に対して行われるようになっていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車輌。
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