JP2009101836A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルト装置の大幅な設計変更などを要することなく、シートベルトが使用されていないときのタングプレートを収納可能にする。
【解決手段】シートベルト20がシートの内部からシートバック10に設けられたベルト挿通部材16の開口部18を通って外部へ引き出される形式の車両用シートベルト装置であって、ベルト挿通部材の開口部18は、シートの外部においてシートベルト20に設けられているタングプレート22を差し込んで収納できるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートベルト装置に関し、特にシートベルトがシートの内部から外部へ引き出される形式の車両用シートベルト装置に関する。
車両用のシートベルト装置には、例えば特許文献1で開示されているようにシートベルトの収納に重点をおいた技術がある。この技術では、車体側に対するシートベルトの結合端部に、このシートベルトの一部を被った筒形状のベルトカバーが配置されている。このベルトカバーは、その端部から外部に延びている部分のシートベルトを折りたたんで収納できる収納室を備えている。そこで、シートベルトを使用しないときには、ベルトカバーの外部に出ているシートベルトを折りたたんで収納室に収納するとともに、シートベルトの端部に結合されているタングプレートもベルトカバーの端部に差し込んで収納する。
特開平9−2200号公報
特許文献1で開示されたシートベルト装置では、シートベルトの収納は勿論のこと、タングプレートの収納についても、車体側に対するシートベルトの結合端部にベルトカバーを設けた構成が前提となっている。しかし、シートベルトをシートの内部から外部へ引き出す形式のシートベルト装置においては、特許文献1のベルトカバーあるいはこれに類似した形状の部材を採用することができず、仮に採用できたとしてもシートベルト装置の大幅な設計変更を余儀なくされる。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シートベルト装置の大幅な設計変更などを要することなく、シートベルトが使用されていないときのタングプレートを収納可能にすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、シートベルトがシートの内部からシートバックに設けられたベルト挿通部材の開口部を通って外部へ引き出される形式の車両用シートベルト装置であって、ベルト挿通部材の開口部は、シートの外部においてシートベルトに設けられているタングプレートを差し込んで収納できるように構成されている。
このように、シートバックに設けられている既設のベルト挿通部材を利用してタングプレートを収納することにより、大幅な設計変更などを要することなく、シートベルトが使用されていないときのタングプレートがシートの周りに位置したままになるのを避けることができる。したがって、車両の駐車時などにおける車内温度の変化により、タングプレートの主として金属製の部分が異常な高温あるいは低温になり、それが乗車してきたシート着座者の手や身体に触れて不快感を与えることが解消される。
また、タングプレートが収納されることで、使用していないときのシートベルトがすっきりと見栄えのよい状態になるのは勿論である。
第2の発明は、第1の発明において、ベルト挿通部材の内部に把持機構が設けられ、この把持機構は回転可能に支持された一対のローラを備えている。両ローラは互いに押し付け合う方向へスプリング力で付勢されている。そして、挿通部材の開口部にタングプレートが差し込まれると、該タングプレートにおいてバックルとのロックが可能な金属端部が両ローラの間に挿入され、該金属端部を両ローラによって両側から挟み付けるように構成されている。
このように、ベルト挿通部材の内部においてタングプレートの金属端部を挟み付けて把持することにより、タングプレートの収納状態が安定する。
第3の発明は、第2の発明において、把持機構の両ローラは、挿通部材の開口部に差し込まれたタングプレートの金属端部に対して両側に貫通して開けられているロック孔にそれぞれ係止するようになっている。
これにより、ベルト挿通部材に対するタングプレートの収納状態がさらに安定する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
実施の形態1
まず、本発明における実施の形態1を図1〜図6によって説明する。
図1は、車両用シートを表した側面図である。図2は、図1の一部を拡大して表した側面図である。図3は、シートバック上部の片側を表した正面図である。図4は、図3の平面図である。
図1で示されているシートの構造は、シートバック10、シートクッション12およびヘッドレスト14に大別される。そして、シートベルト20がシートにおけるシートバック10の内部から外部へ引き出される形式のシートベルト装置では、シートバック10の頂部にシートベルト20を通すためのベルト挿通部材16が設けられている。
ベルト挿通部材16は、シートバック10の頂部片側、つまりヘッドレスト14の一側方に位置している。このベルト挿通部材16を通ってシートバック10の内部に導き込まれているシートベルト20の一端部は、シートバック10内のベルトリトラクタ(図示省略)に結合されている。また、ベルト挿通部材16を通ってシートバック10の外部に導かれているシートベルト20の他端部は、シートクッション12の一方の側部にアンカー(図示省略)で結合されている。なお、シートクッション12の他方の側部には、つぎに説明するタングプレート22と結合状態にロック可能なバックル28が設けられている(図1)。
シートベルト20には、シートバック10の外部においてタングプレート22が取り付けられている。このタングプレート22は、シート着座者が持ち易い形状の樹脂部分24と、平板形状の金属端部26とからなっている。タングプレート22の樹脂部分24にはシートベルト20が挿通されており、タングプレート22はシートベルト20の長さ方向へ移動可能になっている。タングプレート22の金属端部26は、バックル28に挿入することが可能であり、この挿入によってタングプレート22とバックル28とが結合状態にロックされる。そして、このロックは、バックル28に設けられている所定の操作部を押すことによって解除される。
なお、タングプレート22の金属端部26には、バックル28との結合を果たすためのロック孔27が両側に貫通して開けられている。
図5は、ベルト挿通部材16の内部を表した拡大断面図である。この図面から明らかなようにベルト挿通部材16は、樹脂製のカバー17を備え、このカバー17にはその前面から両側面の一部にかけて連続した開口部18が形成されている。この開口部18は、シートベルト20が通っているとともに、タングプレート22をその金属端部26が先行する状態で差し込むことが可能である。そして、開口部18に差し込まれた状態でのタングプレート22は、その樹脂部分24が開口部18に嵌り込んでいる。ただし、この樹脂部分24における金属端部26とは反対側の端部および両側部は開口部18の外部、つまりカバー17の外側に露出している(図3〜図5)。
このように開口部18に嵌り込んだ樹脂部分24の両側部をカバー17の外側に露出させておくことにより、つぎのような利点がある。すなわち、シートベルト20の使用に際してタングプレート22を開口部18から抜き取るとき、シート着座者がベルト挿通部材16の方に振り向くことなく、片手でタングプレート22の樹脂部分24を容易に探り当てることができる。
ベルト挿通部材16におけるカバー17の内部には、開口部18に差し込まれたタングプレート22の金属端部26を上下両側からクランプするための把持機構30が設けられている(図5)。この把持機構30の具体的な構造は、カバー17の内壁面に固定されたブラケット32に対し、上下一対のアーム34における個々の基端部が一本の軸35によって回転可能に支持されている。これらのアーム34の先端部には、それぞれローラ36が回転自在に取り付けられている。また、両アーム34に対しては、軸35の外周に組付けられたコイルスプリング38の両端部がそれぞれ係合している。このスプリング38の弾性力により、両アーム34は軸35を支点として個々のローラ36を互いに押し付け合う方向へ付勢されている。
既に述べたようにベルト挿通部材16の開口部18にタングプレート22が差し込まれると、該タングプレート22の金属端部26は両アーム34に作用しているスプリング38の付勢力に抗して両ローラ36の間に挿入される。このとき、両ローラ36が個々のアーム34に対して回転することにより、金属端部26が両ローラ36の間にスムースに挿入される。
図5の一部を拡大して表した図6で示すように、両ローラ36の間に挿入された金属端部26のロック孔27に対し、両ローラ36の外周面の一部がそれぞれ係止する。このため、把持機構30による金属端部26のクランプが安定する。
このように、本実施の形態のシートベルト装置においては、シートバック10内から外部に引き出され、あるいはシートバック10内のベルトリトラクタに巻き取られるシートベルト20が通過する既設のベルト挿通部材16を利用してタングプレート22を収納することができる。すなわち、ベルト挿通部材16のカバー17に開けられている開口部18にタングプレート22を差し込むことにより、前述したように該タングプレート22の樹脂部分24が開口部18に嵌り込むとともに、金属端部26が把持機構30の両ローラ36の間に挿入されてクランプされる。
したがって、シートベルト20を使用していないときのタングプレート22が、例えばシートバック10の側部においてシートベルト20に吊り下がったような状態になるのを避けることができる。
この結果、シートバック10の外に位置しているシートベルト20の見栄えがよくなるのは勿論のこと、車両の駐車時などにおける車内温度の変化により、タングプレート22の金属部分である金属端部26が異常な高温あるいは低温になるのを防止できる。これにより、例えば夏季の炎天下において熱いくらいの高温になった金属端部26が、シート着座者の手や身体に触れて不快感を与えることが解消される。
また、タングプレート22をカバー17の開口部18に差し込んで収納している状態では、把持機構30の両アーム34に作用しているスプリング38の付勢力に基づき、両ローラ36がタングプレート22の金属端部26を両側から挟み付けている。しかも、両ローラ36は、金属端部26のロック孔27にそれぞれ係止している。これらのことから、ベルト挿通部材16に対するタングプレート22の収納状態は常に安定している。なお、シートベルト20を使用する際には、既に説明したようにカバー17の両側部から外側に露出しているタングプレート22の樹脂部分24を片手で探り当て、カバー17の開口部18からタングプレート22を抜き取るだけでよい。
実施の形態2
つづいて、本発明における実施の形態2を図7によって説明する。
図7は、実施の形態2におけるベルト挿通部材16の内部を表した断面図である。この実施の形態2では、ベルト挿通部材16におけるカバー17の開口部18に差し込まれたタングプレート22の金属端部26を上下両側からクランプするための把持機構40が、単一の弾性支持部材42と、実施の形態1における把持機構30と同様に機能する一対のローラ36とによって構成されている。弾性支持部材42は、カバー17の内壁面に固定されているとともに、上下一対のアーム部42aを備えている。両アーム部42aの先端部に、ローラ36がそれぞれ回転自在に取り付けられている。弾性支持部材42は、それ自体が鋼などの弾性体からなり、両アーム部42aに個々のローラ36を互いに押し付け合う方向への付勢力をもたせている。
このように把持機構40では、単一の弾性支持部材42が実施の形態1における把持機構30のブラケット32、両アーム34およびスプリング38の各機能を兼ねている。したがって、実施の形態2における把持機構40は、その構成部品が削減されて構造が簡素化される。
実施の形態3
つぎに、本発明における実施の形態2を図8によって説明する。
図8は、実施の形態3におけるベルト挿通部材16の内部を表した断面図である。この図面で明らかなように、実施の形態3ではベルト挿通部材16におけるカバー17の上面に、斜め上向きの開口部44が形成されている。そして、カバー17の内部には、実施の形態2とほぼ同じ構成の把持機構40が設けられている。ただし、実施の形態3の把持機構40は、開口部44に対して斜め上方向から差し込まれたタングプレート22の金属端部26が両ローラ36の間に的確に挿入されるように、弾性支持部材42における両アーム部42aの角度が設定されている。
このように、ベルト挿通部材16におけるカバー17の開口部44を斜め上向きに設定することにより、実施の形態1の把持機構30や実施の形態2の把持機構40では、それぞれのローラ36などがカバー17内の他部品と干渉する場合などに、その干渉を避けることができる。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば、各実施の形態におけるベルト挿通部材16のカバー17内に、タングプレート22を収納したときに切り替えられるスイッチを設置しておくことも可能である。このスイッチを切り替えることにより、ウォークインシートにおいてはそのロックを解除し、あるいはイルミネーション表示をオンにするといったことに利用できる。
また、実施の形態3におけるベルト挿通部材16の把持機構40を、実施の形態1の把持機構30に代えることも可能である。
車両用シートを表した側面図。 図1の一部を拡大して表した側面図。 シートバック上部の片側を表した正面図。 図3の平面図。 ベルト挿通部材の内部を表した拡大断面図。 図5の一部を表した拡大図。 実施の形態2におけるベルト挿通部材の内部を表した断面図。 実施の形態3におけるベルト挿通部材の内部を表した断面図。
符号の説明
10 シートバック
16 ベルト挿通部材
18 開口部
20 シートベルト
22 タングプレート
30 把持機構
36 ローラ

Claims (3)

  1. シートベルトがシートの内部からシートバックに設けられたベルト挿通部材の開口部を通って外部へ引き出される形式の車両用シートベルト装置であって、
    ベルト挿通部材の開口部は、シートの外部においてシートベルトに設けられているタングプレートを差し込んで収納できるように構成されている車両用シートベルト装置。
  2. 請求項1に記載された車両用シートベルト装置であって、
    ベルト挿通部材の内部に把持機構が設けられ、この把持機構は回転可能に支持された一対のローラを備え、両ローラは互いに押し付け合う方向へスプリング力で付勢されており、挿通部材の開口部にタングプレートが差し込まれると、該タングプレートにおいてバックルとのロックが可能な金属端部が両ローラの間に挿入され、該金属端部を両ローラによって両側から挟み付けるように構成されている車両用シートベルト装置。
  3. 請求項2に記載された車両用シートベルト装置であって、
    把持機構の両ローラは、挿通部材の開口部に差し込まれたタングプレートの金属端部に対して両側に貫通して開けられているロック孔にそれぞれ係止するようになっている車両用シートベルト装置。
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