JP2009101649A - インクシート巻取装置及び熱転写プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動抵抗を低下しつつ簡素な構成で潤滑油の漏洩を防止する。
【解決手段】インクシート巻取部4は、モータからの駆動力によって回転駆動されるギア部材43と、ギア部材43の中心部に円筒形に形成された開口部431に摺動可能に挿通され、巻取ボビンを介してインクシートを巻き取る巻取リール41と、を備え、ギア部材43の中心部に円筒形に形成された開口部431の内面と、巻取リール41における開口部431への挿通箇所の外面との間に潤滑油GLが封入され、巻取リール41が、開口部431の巻取ボビン側(図の右側)の端面と当接して潤滑油GLの漏洩を防止するバネ取付部413を備え、リールキャップ45が、潤滑油GLの漏洩を防止するべく、開口部431の巻取ボビンと離間する側(図の左側)の端面と当接した状態で巻取リール41の端部(=キャップ係合部415)に嵌合されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、モータによって回転駆動され、インクシートを回動自在に構成された巻取ボビンに巻き付けることによって巻き取るインクシート巻取装置、及び、該インクシート巻取装置を備え、印字ヘッドを介して記録紙上に画像を形成する熱転写プリンタに関するものである。
従来、インクシートに塗布されたインクを、印字ヘッドを介して記録紙上に熱転写して画像を形成する熱転写プリンタにおいては、インクシートを回動自在に構成された巻取ボビンに巻き付けることによって巻き取るインクシート巻取装置が配設されている。
また、インクシート巻取装置に関して、巻取ボビンを予め設定された所定の方向(=インクシートを巻き取る方向)にのみ回動させるように規制する(=ワンウェイクラッチとして機能する)ための種々の構造が提案されている。
例えば、巻取部材が巻取方向にのみ回転するように規制する(=ワンウェイクラッチとして機能する)バネ部材において、その一方端部が、モータブラケットに設けられ、凹状の切欠部を含むバネ係合部に引掛けるようにして係合された構造を有する熱転写プリンタが開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−230165号公報
上記熱転写プリンタの構造等の従来のインクシート巻取装置では、潤滑油の漏洩による記録紙等への汚れの付着を防止するために、その摺動部(例えば、上記熱転写プリンタのギア部材と回転部材との間:特許文献1の図8等参照)が無潤滑とされていた。しかしながら、摺動部が無潤滑であるため、トルク損失が大きく、耐久性(=寿命)の低下の原因となっていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、摺動抵抗を低下しつつ簡素な構成で潤滑油の漏洩を防止することの可能なインクシート巻取装置及び熱転写プリンタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のインクシート巻取装置は、モータによって回転駆動され、インクシートを回動自在に構成された巻取ボビンに巻き付けることによって巻き取るインクシート巻取装置であって、前記モータからの駆動力によって一の方向に回転駆動されるギア部材と、前記ギア部材の略中心部に略円筒形に形成された開口部に摺動可能に挿通されると共に、前記巻取ボビンの一方端部と係合され、前記巻取ボビンを介してインクシートを巻き取る巻取リールと、前記ギア部材と前記巻取リールとの間に介設され、前記ギア部材からのトルクを前記巻取リールに伝達するトルク伝達部材と、前記ギア部材の前記巻取ボビンと離間する側の前記巻取リール端部に嵌合され、前記ギア部材の前記巻取リールからの脱落を防止するリールキャップと、を備え、前記開口部の内面と、前記巻取リールにおける前記開口部への挿通箇所の外面との間に潤滑油が封入され、前記巻取リールが、前記開口部の前記巻取ボビン側の端面と当接して前記潤滑油の漏洩を防止する封止部材を備え、前記リールキャップが、前記潤滑油の漏洩を防止するべく、前記開口部の前記巻取ボビンと離間する側の端面と当接した状態で前記巻取リール端部に嵌合されていることを特徴としている。
請求項2に記載のインクシート巻取装置は、請求項1に記載のインクシート巻取装置であって、前記封止部材が、少なくとも周方向の一部に前記潤滑油を収納可能な油溜りとして機能する溝部が形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載のインクシート巻取装置は、請求項2に記載のインクシート巻取装置であって、前記溝部が、前記巻取リールの周方向の一部に、前記巻取リールの軸方向に延設されていることを特徴としている。
請求項4に記載のインクシート巻取装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインクシート巻取装置であって、前記トルク伝達部材が、一方端が前記ギア部材に形成された凹部に係止されると共に、前記巻取リールに対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成され、トルクリミッタとして機能することを特徴としている。
請求項5に記載の熱転写プリンタは、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインクシート巻取装置を備え、前記インクシート巻取装置によって巻き取られるインクシートに塗布されたインクを、印字ヘッドを介して記録紙上に熱転写して画像を形成することを特徴としている。
請求項1に記載のインクシート巻取装置によれば、モータからの駆動力によって一の方向にギア部材が回転駆動され、ギア部材の略中心部に略円筒形に形成された開口部に摺動可能に挿通されると共に、巻取ボビンの一方端部と係合された巻取リールによって、巻取ボビンを介してインクシートが巻き取られる。ここで、ギア部材と巻取リールとの間に介設されたトルク伝達部材によって、ギア部材からのトルクが巻取リールに伝達される。また、ギア部材の巻取ボビンと離間する側の巻取リール端部に嵌合されたリールキャップによって、ギア部材の巻取リールからの脱落が防止される。更に、開口部の内面と、巻取リールにおける開口部への挿通箇所の外面との間に潤滑油が封入されており、巻取リールに形成された封止部材が、開口部の巻取ボビン側の端面と当接することによって潤滑油の漏洩が防止され、リールキャップが、開口部の巻取ボビンと離間する側の端面と当接した状態で巻取リール端部に嵌合されることによって、潤滑油の漏洩が防止されるため、潤滑油の封入により摺動抵抗を低下しつつ、簡素な構成で潤滑油の漏洩を防止することができる。
すなわち、ギア部材の略中心部に略円筒形に形成された開口部の内面と、巻取リールにおける開口部への挿通箇所の外面との間に潤滑油が封入されているため、ギア部材と巻取リールとの間の摺動抵抗を低下することができるのである。また、巻取リールに形成された封止部材が、開口部の巻取ボビン側の端面と当接することによって潤滑油の漏洩が防止され、リールキャップが、開口部の巻取ボビンと離間する側の端面と当接した状態で巻取リール端部に嵌合されることによって、潤滑油の漏洩が防止されるため、簡素な構成で潤滑油の漏洩を防止することができるのである。
請求項2に記載のインクシート巻取装置によれば、封止部材が、少なくとも周方向の一部に潤滑油を収納可能な油溜りとして機能する溝部が形成されているため、潤滑油の封入による摺動抵抗を確実に低下しつつ、簡素な構成で潤滑油の漏洩を更に確実に防止することができる。
すなわち、封止部材が、少なくとも周方向の一部に潤滑油を収納可能な油溜りとして機能する溝部が形成されているため、ギア部材の略中心部に略円筒形に形成された開口部の内面と、巻取リールにおける開口部への挿通箇所の外面との間に潤滑油が減少した場合には、油溜りとして機能する溝部に収納された潤滑油が供給されるので、潤滑油の封入により摺動抵抗を確実に低下することができるのである。また、封止部材が、少なくとも周方向の一部に潤滑油を収納可能な油溜りとして機能する溝部が形成されているため、ギア部材の略中心部に略円筒形に形成された開口部の内面と、巻取リールにおける開口部への挿通箇所の外面との間に過剰な潤滑油が存在する場合には、油溜りとして機能する溝部へ過剰な潤滑油が流入するので、簡素な構成で潤滑油の漏洩を更に確実に防止することができるのである。
請求項3に記載のインクシート巻取装置によれば、油溜りとして機能する溝部が、巻取リールの周方向の一部に、巻取リールの軸方向に延設されているため、潤滑油の封入による摺動抵抗を更に確実に低下しつつ、簡素な構成で潤滑油の漏洩を更に確実に防止することができる。
請求項4に記載のインクシート巻取装置によれば、トルク伝達部材が、一方端がギア部材に形成された凹部に係止されると共に、巻取リールに対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成され、トルクリミッタとして機能するため、簡素な構成でトルクリミッタを構成することができる。
すなわち、ギア部材と巻取リールとの間に介設されたトルク伝達部材の、一方端がギア部材に形成された凹部に係止されると共に、巻取リールに対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成されているため、ギア部材から巻取リールへ付与されるトルクが過大となった場合には、トルク伝達部材が巻取リールの外周面に対して摺動するので、簡素な構成でトルクリミッタを構成することができるのである。また、ギア部材と巻取リールとの間に潤滑油が封入され摺動抵抗が低下されているため、トルクリミッタが作動する下限トルクを低下させることができるので、インクシートに過大な張力が付与されることを確実に防止することができる。
請求項5に記載の熱転写プリンタによれば、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインクシート巻取装置を備えるため、潤滑油の封入により摺動抵抗を低下しつつ、簡素な構成で潤滑油の漏洩を防止することが可能な熱転写プリンタを実現することができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る昇華型フォトプリンタ1の全体構成の一例を示す斜視図である。図1に示すように、昇華型フォトプリンタ1は、シャーシ11、印字ヘッド3、インクシート巻取部4、図略のインクシート供給部5(図2参照)、給紙ローラ6、及び、排紙ローラ7を備えている。
シャーシ11は、昇華型フォトプリンタ1を構成する各種の部材を収納するものであって、手前側の側面に配設された一方側面111、奥側に側面に配設された他方側面112、及び、底面113を有している。更に、昇華型フォトプリンタ1は、シャーシ11の一方側面111に配設された、給紙ローラギア10、排紙ローラギア12、モータブラケット13、ステッピングモータ14、15、図略の揺動ギア16(図3参照)、及び、図略の中間ギア17〜19(図3参照)を備えている。
シャーシ11の一方側面111には、モータブラケット13が取り付けられており、インクシート巻取部4が配置される開口部116が設けられている。シャーシ11の他方側面112には、インクシートカートリッジ2を挿入するための挿入孔114、及び、折り曲げ部115が設けられている。
印字ヘッド3は、インクシートカートリッジ2のインクシート24(図2参照)に塗布されたインクを、記録紙上に熱転写して画像を形成するものである。また、印字ヘッド3は、シャーシ11の一方側面111及び他方側面112に係合する支持軸(図示省略)を中心として、インクシート24に近接又は離間する方向に回動可能に取り付けられている。
インクシート巻取部4(インクシート巻取装置に相当する)は、ステッピングモータ14によって回転駆動され、インクシートカートリッジ2のインクシート24(図2参照)を回動自在に構成された巻取ボビン214(図2参照)に巻き付けることによって巻き取るものである。
図略のインクシート供給部5は、インクシートカートリッジ2のインクシート24(図2参照)が予め巻き付けられた供給ボビン224(図2参照)を回動自在に支持するものである。給紙ローラ6は、記録紙を印字ヘッド3の位置へ搬送するものである。排紙ローラ7は、印字ヘッド3を介して画像が形成された記録紙を排出するものである。
給紙ローラギア10は、給紙ローラ6の、シャーシ11の一方側面111側の端部に接続され、ステッピングモータ14からの駆動トルクを給紙ローラ6へ伝達するものである。排紙ローラギア12は、排紙ローラ7の、シャーシ11の一方側面111側の端部に接続され、ステッピングモータ14からの駆動トルクを排紙ローラ7へ伝達するものである。モータブラケット13は、シャーシ11の一方側面111に立設され、ステッピングモータ14、15を支持するものである。
ステッピングモータ14(モータに相当する)は、給紙ローラギア10、排紙ローラギア12等を介して記録紙を搬送すると共に、インクシート巻取部4等を介して、インクシートカートリッジ2のインクシート24(図2参照)を巻き取るものである。ステッピングモータ15は、印字ヘッド3を回動駆動するものである。
図2は、図1に示す昇華型フォトプリンタ1にインクシートカートリッジ2が装着された状態の一例を示す横断面図である。インクシートカートリッジ2は、巻取部21、供給部22及び連結部23を有している。巻取部21には、巻取ボビン214が矢印K1方向に排出ストローク分移動可能で、且つ、回転可能に配置されている。供給部22には、供給ボビン224が矢印K1方向に排出ストローク分移動可能で、且つ、回転可能に配置されている。
巻取ボビン214は、その周囲にインクシート24を巻き取るものであって、一方端部215、他方端部216、及び、軸部213を有している。また、供給ボビン224は、その周囲に予め巻き付けられたインクシート24を巻きほどくものであって、一方端部225、他方端部226、軸部223を有している。巻取ボビン214の軸部213及び供給ボビン224の軸部223には、インクシート24が巻き付けられている。また、巻取ボビン214及び供給ボビン224の一方端部215、225は、それぞれ、インクシートカートリッジ2から、シャーシ11の一方側面111の方向(矢印M1方向)に排出ストローク分突出するように配置されている。
更に、巻取ボビン214及び供給ボビン224の他方端部216、226近傍には、それぞれ、圧縮コイルバネ217、227が取り付けられている。この圧縮コイルバネ217、227は、それぞれ、巻取ボビン214及び供給ボビン224を、インクシート巻取部4及びインクシート供給部5の方向(矢印M1方向)に付勢するものである。また、圧縮コイルバネ217、227は、インクシートカートリッジ2を取り外す際に、インクシートカートリッジ2を排出方向(矢印K1方向)に排出ストローク分だけ移動させるための移動力をインクシートカートリッジ2に付与するものである。
また、巻取ボビン214の一方端部215には、インクシート巻取部4(図5に示す係合爪417)と係合する3つの溝部211を有する図略の凹部212(図4参照)が形成されている。供給ボビン224の一方端部225には、巻取ボビン214の一方端部215と同様に、インクシート供給部5(供給ボビン係合部52)と係合する3つの溝部を有する凹部(図示省略)が形成されている。
インクシート巻取部4は、ステッピングモータ14の駆動力を受けて回動し、巻取ボビン214を介してインクシート24を巻き取るものである。インクシート巻取部4は、モータブラケット13の軸固定部に一方端部132がカシメ加工により固定された回転軸131に回転可能に取り付けられている。また、インクシート巻取部4は、巻取リール41、トルク伝達バネ42、ギア部材43、ワンウェイスプリング44、及び、リールキャップ45を備えている。
巻取リール41は、回転軸131に回動可能に挿通され、その端部に形成された巻取ボビン係合部411(図5に示す係合爪417)において巻取ボビン214と係合し、巻取ボビン214を回転駆動するものである。ギア部材43は、ステッピングモータ14によって駆動され、トルク伝達バネ42を介して、巻取リール41に対してトルクを伝達し、巻取リール41を回転駆動するものである。なお、インクシート巻取部4の各部の構成については、図4〜図10を用いて後述する。
インクシート供給部5は、回転軸51、供給ボビン係合部52、抜止用止め輪53、位置規制用止め輪54、55、及び、軸受部材56を備えている。回転軸51は、軸受部材56を介してシャーシ11の一方側面111に回転可能に配設され、供給ボビン係合部52を回動可能に支持するものである。供給ボビン係合部52は、回転軸51の一方端側(図では右側端部)に取り付けられ、供給ボビン224の一方端部225と係合するものである。位置規制用止め輪54、55は、回転軸51の軸方向の位置を規制するものである。軸受部材56は、シャーシ11の一方側面111に形成された孔部に嵌合され、回転軸51を回動自在に支持するものである。
図3は、昇華型フォトプリンタ1のモータ及び駆動ギアの配置の一例を示す側面図である。ステッピングモータ14の軸部141に取り付けられたモータギア142には、中間ギア171、172が噛合され、中間ギア172には、送りローラギア18が噛合されている。送りローラギア18は、揺動ギア16及び中間ギア191が噛合され、中間ギア191には、中間ギア192が噛合されている。そして、中間ギア192には、給紙ローラギア193が噛合され、給紙ローラギア193には、排紙ローラギア194が噛合されている。
揺動ギア16は、揺動可能に構成され、モータギア142が矢印G1方向に回転する場合(=印字ヘッド3によって記録紙上に画像を形成する場合)には、中間ギア171、172を介して、送りローラギア18が矢印H1方向に回転し、インクシート巻取部4のギア部材43に係合する方向(矢印I1方向)に揺動される。一方、揺動ギア16は、モータギア142が矢印G2方向に回転する場合(=記録紙上に画像を形成しない場合)には、中間ギア171、172を介して、送りローラギア18が矢印H2方向に回転し、インクシート巻取部4のギア部材43から離間する方向(矢印I2方向)に揺動される。
すなわち、印字ヘッド3によって記録紙上に画像を形成する場合には、揺動ギア16を介して、ステッピングモータ14によってインクシート巻取部4のギア部材43が回転駆動され、記録紙上に画像を形成しない場合には、揺動ギア16がインクシート巻取部4のギア部材43から離間しているため、インクシート巻取部4のギア部材43は駆動されない。
給紙ローラギア193は、ステッピングモータ14からのトルクを図1に示す給紙ローラ6に伝達し、給紙ローラ6を駆動するものである。排紙ローラギア194は、ステッピングモータ14からのトルクを図1に示す排紙ローラ7に伝達し、排紙ローラ7を駆動するものである。
図4は、インクシート巻取部4のモータブラケット13への取付状態の一例を示す一部分解斜視図である。モータブラケット13は、凹形状の切欠部を有するワンウェイスプリング係合部134を備え、このワンウェイスプリング係合部134には、インクシート巻取部4のワンウェイスプリング44の一方端部441が係合される。また、ワンウェイスプリング44の一方端部441はフック形状に形成され、ワンウェイスプリング係合部134に引っ掛かるような状態で固定される。
また、ワンウェイスプリング44は、図2に示すように、インクシート巻取部4がインクシート24を巻き取る時の回転方向(矢印A方向)と逆方向(矢印B方向)に回転する場合には、バネ部442(図5参照)の内径が縮小するようなバネ巻取り方向を有している。つまり、このワンウェイスプリング44は、インクシート巻取部4が、インクシート24を巻き取る時の回転方向(矢印A方向)にのみ回転するように規制する機能(=ワンウェイクラッチとしての機能)を有するものである。
具体的には、ワンウェイスプリング44の一方端部441がモータブラケット13のワンウェイスプリング係合部134に係合されているため、インクシート巻取部4が、インクシート24を巻き取る時の回転方向と逆方向(矢印B方向)に回転しようとすると、ワンウェイスプリング44とワンウェイスプリング取付部433(図5参照)の表面(外周面)との間の摩擦力によって、ワンウェイスプリング44のバネ部442(図5参照)の内径が縮小する。そして、ワンウェイスプリング44のバネ部442(図5参照)によってワンウェイスプリング取付部433(図5参照)が締め付けられるので、ギア部材43のB方向の回転が抑制されるのである。上述のように、巻取リール41とギア部材43とは、トルク伝達バネ42によって一体的に回転するべく構成されているので、ギア部材43の回転が規制されることによって、巻取リール41の回転も規制される。
図5は、インクシート巻取部4の構成の一例を示す分解斜視図である。図6は、インクシート巻取部4の構成の一例を示す分解断面図である。以下、図5、図6を参照して、インクシート巻取部4の構成について説明する。インクシート巻取部4は、図2を用いて説明したように、巻取リール41、トルク伝達バネ42、ギア部材43、ワンウェイスプリング44、及び、リールキャップ45を備えている。
巻取リール41は、巻取ボビン係合部411、プレート部412、バネ取付部413、軸部414、キャップ係合部415、及び、穴部416を備えている。巻取ボビン係合部411は、巻取ボビン214(図4参照)に形成された3つの溝部211と、それぞれ、係合する3つの係合爪417が立設されている。
プレート部412は、巻取ボビン係合部411及び係合爪417と一体に形成され、バネ取付部413に巻き付けられるトルク伝達バネ42の他方端部423と摺接するものである。バネ取付部413は、トルク伝達バネ42が摺動して回動可能に巻き付けられるものである。軸部414は、ギア部材43に形成された開口部431に回動自在に挿入されるものである。キャップ係合部415は、リールキャップ45と係合するものである。穴部416は、モータブラケット13の回転軸131を回動自在に挿入するものである。
トルク伝達バネ42(トルク伝達部材に相当する)は、ギア部材43と巻取リール41との間に介設され、ギア部材43からのトルクを巻取リール41に伝達するものである。また、トルク伝達バネ42は、ギア係合部(一方端に相当する)422がギア部材43に形成された凹部432に係止されると共に、巻取リール41に対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成され、トルクリミッタとして機能するものである。
また、トルク伝達バネ42は、コイル部421、ギア係合部422、及び、他方端部423を備えている。コイル部421は、巻取リール41に対して摺動可能に形成されたものである。ギア係合部422は、ギア部材43に形成された凹部432に係止されるものである。他方端部423は、プレート部412と摺動可能に当接されるものである。
ここでは、コイル部421は、その内径が、トルク伝達バネ42が巻取リール41のバネ取付部413に装着されていない状態で、巻取リール41のバネ取付部413の外径よりも小さくなるように形成されている。これにより、トルク伝達バネ42とバネ取付部413との摺動抵抗(=スリップトルク)を得ることが可能となり、トルク伝達バネ42がトルクリミッタとして機能するものである。
ギア部材43は、ステッピングモータ14からの駆動力によって一の方向に回転駆動されるものであって、開口部431、凹部432、ワンウェイスプリング取付部433、及び、リブ434を備えている。開口部431は、ギア部材43の中心部に円筒形に形成され、巻取リール41の軸部414が回動自在に挿入されるものである。
凹部432は、トルク伝達バネ42のギア係合部422と係合するものである。ワンウェイスプリング取付部433は、外周にワンウェイスプリング44が巻き付けられるものである。リブ434は、ワンウェイスプリング取付部433の端部に立設され、ワンウェイスプリング44の脱落を防止するものである。
ワンウェイスプリング44は、インクシート巻取部4が、インクシート24を巻き取る時の回転方向にのみ回転するように規制する機能(=ワンウェイクラッチとしての機能)を有するものであって、一方端部441、及び、バネ部442を備えている。図4を用いて説明したように、一方端部441がモータブラケット13のワンウェイスプリング係合部134に係合され、インクシート巻取部4がインクシート24を巻き取る時の回転方向と逆方向に回転しようとすると、ワンウェイスプリング44のバネ部442の内径が縮小し、ワンウェイスプリング取付部433を締め付けることによって、ギア部材43(インクシート巻取部4)の回動を規制するものである。
リールキャップ45は、係合穴451を備え、係合穴451に、ギア部材43の図2に示す巻取ボビン214と離間する側の巻取リール41の端部に形成されたキャップ係合部415が嵌合されることによって、ギア部材43の巻取リール41からの脱落を防止するものである。
図7は、インクシート巻取部4の一例を示す断面図である。図に示すように、インクシート巻取部4において、巻取リール41の軸部414の外面と、ギア部材43の開口部431の内面との間には、潤滑油GLが封入されている。
図8は、図7に示す領域A1、及び、領域A2の拡大断面図である。(a)は、図7に示す領域A1の拡大断面図であり、(b)は、図7に示す領域A2の拡大断面図である。(a)に示すように、リールキャップ45は、その端部452が、潤滑油GLの漏洩を防止するべく、ギア部材43の開口部341の図2に示す巻取ボビン214と離間する側(ここでは、左側)の端面435と当接した状態で巻取リール41の端部(=キャップ係合部415)に嵌合されている。
(b)に示すように、巻取リール41のバネ取付部413(封止部材に相当する)は、その端面413aが、潤滑油の漏洩を防止するべく、ギア部材43の開口部431の図2に示す巻取ボビン214側(ここでは、右側)の端面436と当接して配設されている。また、バネ取付部413には、潤滑油の漏洩を防止するべく、凸部413b及び溝部418が形成されている。
凸部413bは、ギア部材43の端面436が挿入されるべく円環状に形成されている。溝部418は、潤滑油GLを収納可能な油溜りとして機能するものであって、巻取リール41の周方向の少なくとも一部に、巻取リール41の軸方向(図の左右方向)に延設されている。
すなわち、巻取リール41の軸部414の外面と、ギア部材43の開口部431の内面との間に封入された潤滑油GLは、リールキャップ45の端部452及び巻取リール41の端面413a、及び、凸部413bによって漏洩を防止するべく封止されているのである。
図9、図10は、巻取リール41のバネ取付部413に形成された溝部418の構造の一例を示す図である。図9(a)は、巻取リール41の正面図であり、(b)は、(a)に示す巻取リール41の左側面図である。(c)は、(b)に示す左側面図のB−B断面図である。図10(a)、(b)は、それぞれ、図9(c)に示すB−B断面図のA−A断面図、C−C断面図である。
図10(a)、(b)に示すように、溝部418は、巻取リール41の周方向の一部に、巻取リール41の軸方向(図の左右方向)に延設されている。
ここで、上述のように構成されたインクシート巻取部4の動作を説明する。まず、図3に示すように、ステッピングモータ14が駆動するのに伴って、ステッピングモータ14の軸部141に取り付けられたモータギア142が図3の矢印G1方向に回転し、中間ギア171、172を介して、送りローラギア18が図2の矢印H1方向に回転する。これにより、揺動可能な揺動ギア16は、インクシート巻取部4のギア部材43に係合する方向(図2の矢印I1方向)に揺動されて、インクシート巻取部4のギア部材43と係合する。そして、インクシート巻取部4のギア部材43が図2の矢印A方向(巻取方向)に回転する。
このとき、上述したように、ギア部材43、トルク伝達バネ42、巻取リール41は、一体として回転するべく構成されているため、巻取リール41の巻取ボビン係合部411もA方向に回転する。その結果、巻取リール41の巻取ボビン係合部411に係合するインクシートカートリッジ2の巻取ボビン214が図4の矢印A方向に回転することによって、インクシート24が巻取ボビン214に巻き取られる。
また、巻取ボビン214にインクシート24が巻き取られることによって、インクシート24が巻き付けられた供給ボビン224(図2参照)も回転し、供給ボビン224に係合するインクシート供給部5(図2参照)も回転する。この場合、巻取リール41の巻取ボビン係合部411に、トルク伝達バネ42とバネ取付部413との間の摺動抵抗で規定されるトルク以上の負荷トルクが加わると、巻取リール41のバネ取付部413に巻き付けられたトルク伝達バネ42が巻取リール41(バネ取付部413)に対して滑るので、ギア部材43が回転を維持した状態においても巻取リール41は回転しない(=トルク伝達バネ42がトルクリミッタとして機能する)。
一方、ステッピングモータ14が駆動するのに伴って、ステッピングモータ14の軸部14aに取り付けられたモータギア14bが図3の矢印G2方向に回転し、中間ギア171、172を介して、送りローラギア18が図3の矢印H2方向に回転する。これにより、揺動可能な揺動ギア16は、インクシート巻取部4のギア部材43から離間する方向(図2の矢印I2方向)に揺動される。
ここで、揺動ギア16がインクシート巻取部4のギア部材43から離間する際に、反動によりインクシート巻取部4がインクシート24を巻き取る方向と逆方向(図4に示す矢印B方向)に回転しようとする。このとき、インクシート巻取部4のギア部材43のワンウェイスプリング取付部433に装着されたワンウェイスプリング44のバネ部442の内径が縮小することによって、ギア部材43のワンウェイスプリング取付部433の外周面がワンウェイスプリング44の内周面により締め付けられる。このため、ギア部材43の回転が規制されることによって、インクシート巻取部4の回転が規制される。従って、インクシート巻取部4に係合する巻取ボビン214もインクシート24を巻き取る方向と逆方向(図4に示す矢印B方向)に回転することが規制されるので、インクシート24の緩みを防止することが可能である。
このようにして、ステッピングモータ14からの駆動力によって一の方向にギア部材43が回転駆動され、ギア部材43の中心部に円筒形に形成された開口部431に摺動可能に挿通されると共に、巻取ボビン214の一方端部215と係合された巻取リール41によって、巻取ボビン214を介してインクシート24が巻き取られる。ここで、ギア部材43と巻取リール41との間に介設されたトルク伝達バネ42によって、ギア部材43からのトルクが巻取リール41に伝達される。また、ギア部材43の巻取ボビン214と離間する側の巻取リール41の端部に嵌合されたリールキャップ45によって、ギア部材43の巻取リール41からの脱落が防止される。更に、ギア部材43に形成された開口部431の内面と、巻取リール41における開口部431への挿通箇所(=軸部414)の外面との間に潤滑油GLが封入されており、巻取リール41に形成されたバネ取付部413の端面413aが、ギア部材43に形成された開口部431の巻取ボビン214側の端面436と当接することによって潤滑油GLの漏洩が防止され(図8(b)参照)、リールキャップ45が、その端部452がギア部材43に形成された開口部431の巻取ボビン214と離間する側の端面435と当接した状態で巻取リール41の端部(=キャップ係合部415)に嵌合されることによって、潤滑油GLの漏洩が防止される(図8(a)参照)ため、潤滑油GLの封入により摺動抵抗を低下しつつ、簡素な構成で潤滑油GLの漏洩を防止することができる。
すなわち、ギア部材43の中心部に円筒形に形成された開口部431の内面と、巻取リール41における開口部431への挿通箇所(=軸部414)の外面との間に潤滑油GLが封入されている(図7参照)ため、ギア部材43と巻取リール41との間の摺動抵抗を低下することができるのである。また、巻取リール41に形成されたバネ取付部413の端面413aが、開口部431の巻取ボビン214側の端面436と当接することによって潤滑油GLの漏洩が防止され(図8(b)参照)、リールキャップ45が、その端部452が開口部431の巻取ボビン214と離間する側の端面435と当接した状態で巻取リール41の端部(=キャップ係合部415)に嵌合されることによって、潤滑油GLの漏洩が防止される(図8(a)参照)ため、簡素な構成で潤滑油GLの漏洩を防止することができるのである。
更に、バネ取付部413が、少なくとも周方向の一部に潤滑油GLを収納可能な油溜りとして機能する溝部418が形成されている(図8〜図10参照)ため、潤滑油GLの封入による摺動抵抗を確実に低下しつつ、簡素な構成で潤滑油GLの漏洩を更に確実に防止することができる。
すなわち、バネ取付部413が、少なくとも周方向の一部に潤滑油GLを収納可能な油溜りとして機能する溝部418が形成されているため、ギア部材43の中心部に円筒形に形成された開口部431の内面と、巻取リール41における開口部431への挿通箇所(=軸部414)の外面との間に潤滑油GLが減少した場合には、油溜りとして機能する溝部418に収納された潤滑油GLが供給されるので、潤滑油GLの封入により摺動抵抗を確実に低下することができるのである。また、バネ取付部413が、少なくとも周方向の一部に潤滑油を収納可能な油溜りとして機能する溝部418が形成されている(図8〜図10参照)ため、ギア部材43の中心部に円筒形に形成された開口部431の内面と、巻取リール41における開口部431への挿通箇所(=軸部414)の外面との間に過剰な潤滑油GLが存在する場合には、油溜りとして機能する溝部418へ過剰な潤滑油GLが流入するので、簡素な構成で潤滑油GLの漏洩を更に確実に防止することができるのである。
加えて、油溜りとして機能する溝部418が、巻取リール41の周方向の一部に、巻取リール41の軸方向に延設されている(図8〜図10参照)ため、潤滑油GLの封入による摺動抵抗を更に確実に低下しつつ、簡素な構成で潤滑油GLの漏洩を更に確実に防止することができる。
また、トルク伝達バネ42のギア係合部422が、ギア部材43に形成された凹部432に係止されると共に、巻取リール41に対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成され、トルクリミッタとして機能するため、簡素な構成でトルクリミッタを構成することができる。
すなわち、ギア部材43と巻取リール41との間に介設されたトルク伝達バネ42において、ギア係合部422がギア部材43に形成された凹部432に係止されると共に、巻取リール41に対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成されているため、ギア部材43から巻取リール41へ付与されるトルクが過大となった場合には、トルク伝達バネ42が巻取リール41(ここでは、バネ取付部413)の外周面に対して摺動するので、簡素な構成でトルクリミッタを構成することができるのである。また、ギア部材43と巻取リール41との間に潤滑油GLが封入され摺動抵抗が低下されているため、トルクリミッタが作動する下限トルクを低下させることができるので、インクシート24に過大な張力が付与されることを確実に防止することができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、熱転写プリンタが、昇華型フォトプリンタ1である場合について説明したが、他の種類の熱転写プリンタ(例えば、熱溶融型プリンタ等)である形態でもよい。
(B)本実施形態では、バネ取付部413が、潤滑油GLの漏洩を防止する封止部材としても機能する場合について説明したが、バネ取付部413とは別に封止部材が配設されている形態でも良い。
は、本発明に係る昇華型フォトプリンタの一例を示す斜視図である。 は、図1に示す昇華型フォトプリンタにインクシートカートリッジが装着された状態の一例を示す横断面図である。 は、昇華型フォトプリンタのモータ及び駆動ギアの配置の一例を示す側面図である。 は、インクシート巻取部のモータブラケットへの取付状態の一例を示す一部分解斜視図である。 は、インクシート巻取部の構成の一例を示す分解斜視図である。 は、インクシート巻取部の構成の一例を示す分解断面図である。 は、インクシート巻取部の一例を示す断面図である。 は、図7に示す領域A1、及び、領域A2の拡大断面図である。 は、巻取リールのバネ取付部に形成された溝部の構造の一例を示す図である。 は、巻取リールのバネ取付部に形成された溝部の構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 昇華型フォトプリンタ
14 ステッピングモータ(モータ)
2 インクシートカートリッジ
21 巻取部
214 巻取ボビン
3 印字ヘッド
4 インクシート巻取部(インクシート巻取装置)
41 巻取リール
413 バネ取付部(封止部材)
413a 端面
413b 凸部
414 軸部
415 キャップ係合部
418 溝部
42 トルク伝達バネ(トルク伝達部材)
43 ギア部材
431 開口部
44 ワンウェイスプリング
45 リールキャップ
GL 潤滑油

Claims (5)

  1. モータによって回転駆動され、インクシートを回動自在に構成された巻取ボビンに巻き付けることによって巻き取るインクシート巻取装置であって、
    前記モータからの駆動力によって一の方向に回転駆動されるギア部材と、
    前記ギア部材の略中心部に略円筒形に形成された開口部に摺動可能に挿通されると共に、前記巻取ボビンの一方端部と係合され、前記巻取ボビンを介してインクシートを巻き取る巻取リールと、
    前記ギア部材と前記巻取リールとの間に介設され、前記ギア部材からのトルクを前記巻取リールに伝達するトルク伝達部材と、
    前記ギア部材の前記巻取ボビンと離間する側の前記巻取リール端部に嵌合され、前記ギア部材の前記巻取リールからの脱落を防止するリールキャップと、
    を備え、
    前記開口部の内面と、前記巻取リールにおける前記開口部への挿通箇所の外面との間に潤滑油が封入され、
    前記巻取リールは、前記開口部の前記巻取ボビン側の端面と当接して前記潤滑油の漏洩を防止する封止部材を備え、
    前記リールキャップは、前記潤滑油の漏洩を防止するべく、前記開口部の前記巻取ボビンと離間する側の端面と当接した状態で前記巻取リール端部に嵌合されていることを特徴とするインクシート巻取装置。
  2. 前記封止部材は、少なくとも周方向の一部に前記潤滑油を収納可能な油溜りとして機能する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクシート巻取装置。
  3. 前記溝部は、前記巻取リールの周方向の一部に、前記巻取リールの軸方向に延設されていることを特徴とする請求項2に記載のインクシート巻取装置。
  4. 前記トルク伝達部材は、一方端が前記ギア部材に形成された凹部に係止されると共に、前記巻取リールに対して摺動可能に形成されたバネ状部材で構成され、トルクリミッタとして機能することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインクシート巻取装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインクシート巻取装置を備え、
    前記インクシート巻取装置によって巻き取られるインクシートに塗布されたインクを、印字ヘッドを介して記録紙上に熱転写して画像を形成することを特徴とする熱転写プリンタ。
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