JP2009100784A - レンジフードの取り付け方法及び取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上にもレンジフードを正確に早く確実に取り付けることができようにする。
【解決手段】 キッチンユニットSKが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットSKの上方にレンジフードLfを取り付けるに際して、天井Oを利用して天井側パネルS(Sa,Sf,Sr)を断面コ字型に吊り下げるように取り付け、このコ字型の天井側パネルSの中にレンジフードLfを取り付け、レンジフードLfの排気口Lhは、天井Oに配置されるダクトOdを介して外部と連結される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるレンジフードの取り付け方法及びレンジフードの取り付け構造に関する。
一戸建て住宅やマンション等の建築物における台所のリフォームでは、従来の壁に向かって取り付けられるキッチンユニット(壁付型キッチン、クローズドキッチン)に代わって、キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニット(オープンキッチン、アイランドキッチン)の取り付けが好まれる傾向にある。これは対面式のキッチンユニットが食事をする人たちと会話がし易いことや、食事の準備をしながらリビング等にも目をやることができる等、その開放的なことが好まれるからであると考えられる。
しかし、対面式のキッチンユニットを所定の場所に配置できたとしても、ガスコンロ・電器コンロ(IHクッキングヒータ)など加熱器具の上方にレンジフードを取り付けなければ、加熱器具からの煙、臭気や部屋の換気が行えないことから、電器コンロ等の加熱器具の上方に大型でむき出し配置のレンジフード(アイランド形)を取り付けたりすることが行われている。また、加熱器具の周りにキッチンボードを配置して、このキッチンボードにレンジフードを取り付けるものも開示されている(特許文献1、2)。
特開2006−234361号公報 特開2001−224454号公報
ところで、レンジフード(ファン)は、側面が直方体形状であり平面を天井に直付けする浅形(平形とも呼ばれる。)と、側面が台形状であり、背面を壁に直付けする深形と、側面が逆T字形状でありフードを天井から吊り上げるアイランド形に大別される。上記システムキッチン(ユニット)にレンジフードを据え付ける場合、上記浅形は、加熱機からの距離が遠いために、排煙や排熱を逃がし難い問題があり、上記アイランド形は、据え付け工事が大掛かりとなり、非常に高価である。また、レンジフードがそのまま見えるので、見栄え上(意匠的に)好ましくない。意匠的には、キッチンユニットやキッチンボード等は、レンジフードを取り付ける被取付け部材とも意匠的な統一があることが強く求められものであるが、かかる要求にも反してしまう。
一方、規格品の深形レンジフードは、安価であるが、間口(正面側の長さ)が約600mmから900mm程度の長さであり(奥行きよりも長い)、これを壁D2に向かって取り付けることはできるが(図16)、壁D2に向けられていない対面式キッチンには不向きである。このため、図17に示すように、片側に壁D1がある場所で上記規格品の深形のレンジフードLfを取り付けること自体は可能であるが、これは本来の取付け方向とは異なる。規格品の深形レンジフードLfは、その正面側の長さ(ここでは750mmとする)がシステムキッチンユニットSKの奥行き(ここでは650mmとする)よりも長いものであることが多く、これをキッチンユニットSKの長手方向と交差する方向で配置するようなことは好ましくない。また、図18(a)に示すように、加熱器具Scの位置は、壁D1側とは限らず、これとは逆側に位置することも考えられるので、壁D1がないところでもレンジフードLfを取り付け可能にすることが望まれる。さらには、図18(b)に示すように、加熱器具Scが片側の壁D1の近くに配置される場合でも、片側の壁D1よりも所定間隔をおいて設置する場合もあり(ここでは通常は150mmであるが、片側の壁D1から300mm離すこととする)、このような場合にも、速やかに正確に確実にレンジフードを取り付けることが望まれる。なお、加熱器具Scの周りにキッチンボードを配置して、このキッチンボードに規格品の深形レンジフードを取り付けることも考えられるが、これではキッチンボードが加熱器具Scの火や熱の影響を受けるので好ましくない。
そこで本発明の目的は、壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上にもレンジフードを正確に早く確実に取り付けることができ、特に規格品の深形のレンジフードをその取付け方向に対応させて取り付けることができるレンジフードの取り付け方法及び取り付け構造を提供することにある。
本発明のレンジフードの取り付け方法と取り付け構造は、キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、天井を利用して天井側パネルを断面コ字型又は断面H字型に吊り下げるように取り付け、このコ字型又はH字型の天井側パネルの中にレンジフードを取り付けることを特徴とする。また、キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、天井を利用して天井側パネルを断面コ字型又は断面H字型に吊り下げるように取り付け、このコ字型又はH字型を呈することとなる天井側パネルの中にレンジフードを取り付け、レンジフードの排気口は、天井に配置されるダクトを介して外部と連結されることを特徴とする。
本発明によれば、対面式のキッチンユニットの前方にレンジフードを取り付けるための壁がなくとも、天井側パネルによりレンジフードをコ字型又はH字型に覆い隠すように取り付けることができる。
本発明のレンジフードの取り付け方法と取り付け構造は、キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、片側の壁と天井を利用して天井側パネルを断面コ字型、断面L字型、又は断面T字型に吊り下げるように取り付け、これらコ字型、L字型、又はT字型を呈することとなる天井側パネル又は片側の壁と天井側パネルの中にレンジフードを取り付けることを特徴とする。また、キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、片側の壁と天井を利用して天井側パネルを断面コ字型、断面L字型、又は、断面T字型に吊り下げるように取り付け、これらコ字型、L字型、又は、T字型を呈することとなる天井側パネル又は片側の壁と上記天井側パネルの中にレンジフードが取り付けられ、レンジフードの排気口は、天井に配置されるダクトを介して外部と連結されるか、又は、片側の壁から外部と連結されることを特徴とする。
本発明によれば、コ字型、L字型、又は、T字型の天井側パネル、又は、これらコ字型、L字型、或いは、T字型の天井側と片側の壁とによりレンジフードを覆い隠すように取り付けることができ、そして、IHクッキングヒータ等の加熱器具による調理等から生じる煙や臭気をレンジフードの排気口から天井に配置されるダクトを介して外部に排気される。このため、対面式のキッチンユニットの前方にレンジフード等を取り付けるための壁がなくともレンジフードの取り付けが可能になる。
本発明のレンジフードの取り付け方法と取り付け構造は、前記レンジフードは、規格品の深形レンジフードで、その正面側の長さが奥行き長さよりも長く、その正面側を前記キッチンユニットの正面に向けて取り付けることを特徴とする。
対面型のキッチンユニットにおいても、片側に壁が配置されている場合には、この片側の壁に向けてレンジフードを取り付けることは可能である。しかし、このキッチンユニットの長手方向とレンジフードの向きが異なる配置では、IHクッキングヒータ等の加熱器具との向きも異なり、排気性能を上げることができず好ましくない。また、一般的な600mm幅の加熱器具(クックトップ)に対しては900mm幅のフードを設けることが要求されることがあるが(消防関連法や設置基準)、前方に飛び出す配置になって、これを満たさなくなる場合がある。本発明によれば、前記レンジフードは、規格品の深形レンジフードで、その正面側の長さが奥行き長さよりも長く、その正面側が前記キッチンユニットの正面に向けて取り付けられることから、上記向きの不均衡をなくし、上記消防関連法や設置基準を満たすこととなる。
本発明のレンジフードの取り付け構造は、前記天井側パネルは、板状のパネルを組み合わせて取り付けられるもので、この板状のパネルをコ字状のスペーサを介して天井や片側の壁に対して取り付けることを特徴とする。本発明によれば、コ字状のスペーサを使用すると、天井と天井側パネルとを上記スペーサの一方の辺と他方の辺を向けるようにして、正確に早く取り付けることができる。また、コ字状のスペーサを使用すると、片側の壁から天井側パネルを所定距離離して設置する場合にも、その距離を担保しつつ正確に早く安定した状態で取り付けることができる。
本発明のレンジフードの取り付け構造は、前記断面H字型のレンジフードが取り付けられるスペースとは反対側のスペース、又は、断面T字型と片側の壁との間で形成されるレンジフードが取り付けられるスペースとは反対側のスぺースに棚や化粧板や飾り板が取り付けられることを特徴とする。レンジフードLfの大きさや設置場所の都合からレンジフードLfを少し手前(正面側)に引き出すように取り付ける事態が生じ得る。このような場合は、本発明によれば、上記H字型やT字型の天井側パネルを利用すれば、棚等を設ける分が左右の側面板Sr,Sfの奥行き長さに余裕にあるので、この部分の長さを利用すれば、上記前方側への移動に対応可能である。
本発明によれば、天井又は片側の壁を利用して天井側パネルを吊り下げるように取り付け、これらのコ字型やH字型等を呈することとなる天井側パネルの中にレンジフードが取り付けられることにより、対面式のキッチンユニットの前方にレンジフードを取り付けるための壁がなくとも、天井側パネルによりレンジフードを隠しながら取り付けることができる。また、本発明によれば、コンロ等の加熱器具とレンジフードは、壁のないところで設置されるものであるから、キッチンボードを使用するものではなく、加熱器具の火や熱の影響が周囲に及ぼす影響が少なくなる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して詳細に述べる。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、対面式キッチンの台所リフォームに際して本発明を適用したものであり、図1は、対面式キッチンの正面側の斜視図である。また、図2は、レンジフードの取り付け状態の背面側の斜視図である。本実施の形態は、周りには壁がないところに配置されるシステムキッチンユニットSKの加熱器具(IHクッキングヒータ)Scの上方に、規格品のレンジフードLfが取り付けられるものである。加熱器具(IHクッキングヒータ)Scは、システムキッチンユニットSKの端部側、つまり部屋の中央側に配置され、このため、レンジフードLfもこの位置に取り付けられる。ここで、レンジフード(ファン)Lfとは、電気用品取締法施行令別表第1.9(1)に規定する換気扇で、器体の一部を排気フードとした風量15立方メートル/分以下のものをいう。ここでは、浅形(平形)である。加熱器具(IHクッキングヒータ)Scのトップ面からは、フード内のグリースフィルターまでの高さを800mm以上離している。これは加熱器具がガスコンロの場合において、上記高さ800mmであることが消防法で決められており、これとの均衡を図ったものである。システムキッチンユニットSKの前には、スペースユニットSnが配置されている。システムキッチンユニットSKへの水道管や排水管等の管類が床下から連結具を介してシステムキッチンユニットSKに連結されているが(図15(a)参照)、上記スペースユニットSnにより床下から引き上げられる上記管類が隠される。
天井側パネルSは、断面がコ字状のスペーサP1(A〜C),P2,P3,P1kと、左右の側面板Sr,Sfと正面板Sa等の天井側パネルSをセットして現場に持ち込んで行うものである(図3、図4)。まず、天井に取り付けられる天井側パネルSは、左右の側面板Sr,Sfと、正面板Saと、中間板Shと、棚板(或いは飾り板)ttからなるもので、断面H字型に組み立て、このH字型の一方のスペースにレンジフードLfを配し、他方のスペースに棚ttを取り付ける。この天井側パネルSを断面がコ字状のスペーサやL字状のスペーサを使用して天井Oに取り付ける(図4(a))。天井側パネルSは、木製で厚さ9mm以上の厚さであり、その表裏面に不燃処理がなされた不燃材料に加工されているものが使用されている。左右の側面板Sr,Sfと中間板ShとをH状に連結して、その背面側に棚板ttが取り付けられ、正面側に正面板Saが取り付けられる。棚板ttには、左右の側面板Sr,Sfに所定間隔を置いて段差を変えるための穴が形成され、ビスを介してその高さ位置が変更可能に構成されている。天井側パネルSの正面側のスペース(左右の側面板Sr,Sfと中間板Sh)は、レンジフード(ファン)Lfの大きさと対応している。すなわち、レンジフード(ファン)Lfの正面側の長さb1は、左右の側面板SrとSfの間隔(中間板Shの長さ)a1と略同じ長さであり、レンジフード(ファン)Lfの奥行きの長さb2は、左右の各側面板Sr,Sfの奥行き長さの中間板Shまでの長さa2と略同じ長さになっている(図3)。正面板Saは、レンジフード(ファン)Lfを取り付けた後に、その上方の正面側を隠すために使用する。システムキッチンユニットSKの奥側には、スペースユニットSnが配置され、天井側パネルSと意匠的な統一性が図られている。すなわち、同じ色や模様で同じように棚がスペースユニットSnにも設けられている。なお、棚ttをなくすことも可能で有り(これをコ字型とする。)、この場合は、天井側パネルSは、左右の側面板Sr,Sfと、正面板Saと、そして中間板Shが奥側の板として使用される。
レンジフードLfは、規格品の浅形(平形)であり、奥行きの長さb2よりも正面側の長さb1が長く形成されている(図4(b))。本実施の形態では、正面側の長さが900mmであり、奥行き長さが600mmである。このレンジフードLfは、蓋ffが正面側に取り付けられ、蓋ffを開くと下方に垂れ下がるようになり、レンジフードLfの排気口lfや内部構造が認識できる。レンジフードLfの排気口Lhは、天井Oに配置されるダクトOdを介して外部と連結されるが、蓋ffを閉めると、図6に示すように上記排気口lf等は見えなくなる。なお、本実施の形態のシステムキッチンユニットSKの奥行きの長さは、約650mmである。レンジフードLfは、天井側パネルSの正面側のスペース(左右の側面板Sr,Sfと中間板Sh)にビスやL型金具Lk等を介して取り付けられる(図5)。
断面がコ字状のスペーサとしては、図12に示すコ字状のスペーサP1Aや、コ字状の側面に四角形状のスペーサPdを嵌め込んでコ字状部分が補強されたコ字状のスペーサP1B(図13)、コ字状のスペーサに予めねじ穴加工が施されたコ字状のスペーサP1C(図14(a))、コ字状の長さを等しくしたコ字状のスペーサP3(図14(c))等が考えられる。なお、取り付け場所によってはL字状のスペーサP2(図14(b))の使用も可能である。本実施の形態のスペーサは、いずれも木製であり、これは天板St、側面板Srと正面板Saが木製であることに対応させている。また、上記に対応させて9mm以上の厚さを有し、表裏に不燃処理がなされている。断面がコ字状のスペーサP1(A〜C),P2,P3は、いずれも木製板を組み合わせて直角部分(90度)がだせるように組み合わせられている。したがって、2組以上のコ字状のスペーサP1(A〜C),P2,P3を各々組み合わせて使用したり、コ字状のスペーサP1(P1A,P1B,P1C)とL字状のスペーサP2とを組み合わせて使用しても良い。コ字状のスペーサP1(A〜C),P2,P3やL字状のスペーサP2は、金属製や樹脂製のものとして使用することも可能である。図12に示すコ字状のスペーサP1Aは、対向する一方辺Paが他方辺Pbよりも長く形成されている。長い方の辺Paを壁Dや床Faや各板の背面等に向けて使用することで、取り付け姿勢が安定すると共に、視覚確認の状態を良好にして取り付ける工夫である。また、長い方の辺Paに壁D等への取り付けのためのネジ孔を形成し、短い方の辺Pbに配管類の移動を防止するためのネジ孔を形成して使用することもできる。また、一方辺Paと他方辺Pbには、ネジを通すネジ孔n1,n2が形成されている。いずれも壁Dや天井Oへの取り付けとして使用できる。なお、コ字状のスペーサP3は、図13に示すように、一方辺Paと他方辺Pbとが同じ長さのものを使用することも可能である。そして、ネジを介してコ字状のスペーサP1(A〜C),P2,P3を適宜回転させれば、水平姿勢や垂直姿勢等を得ることができる。
スペースユニットSnは、図15に示すように、正面板Ss2、天板Ss2、側面板Sr2等を取り付けるので、これらの取り付けに際しては、上記コ字状のスペーサP1Aのコ字状の中央連結部分Peを上にして中間板St22の裏面と接するように取り付けたり、又、側面板Sr2の取り付けに際しては、コ字状の中央連結部分Peを横にして側面板Sr2の裏面と接するように取り付ける。
棚Tは、左右一組の棚台T1,T1と、第2の天板(中間天板)St22と奥板Taとにより構成されている(図15(b))。また、必要に応じて調整用背板Tbを使用する。左右一組の棚台T1,T1は、奥板Taを有する断面コ字状のもので、奥板Taの先端部Ta1が突出して、第2の天板(中間天板)St22に形成されたガイド溝Stwに沿って移動する構成である。中間天板St22には、左右一組の棚台T1,T1が、それぞれ棚台T1から下方向に突出した奥板Taを介してガイド溝Stwに移動自在に取り付けられ、左右一組の棚台T1,T1の間には、調整用背板Tbが同じくガイド溝Stwに取り付けられている。調整用背板Tbは、スペースユニットSnの天板St3の長さに合わせて、現場で適宜調整用背板Tbの長さを加工する。左右一組の棚台T1とT1を合わせた長さが、天板St3の長さに対応していれば、調整用背板Tbは、なくしてもよい。このようにして、棚Tの長さを決定してから、これに合わせて2枚の正面板Ss2,Ss3や第1と第2の天板St22,St3の長さを決定して、短くなる場合はこれらを切断する。したがって、台所や居間の部分をリフォームする際に、これらの部屋の実情に合わせて第2のスペースユニットSt22,Ss2,Ss3等の大きさを調節することができる。そして、天板St3を取り付ければ、スペースユニットSnとなる(図15(c))。なお、上記天井パネルSも、同じような構成で、このように長さ調整できる構成にすることもできる。
ここで、図4(c)に示すように、天井パネルSとしては、更に天板Szを追加することも可能である。しかし、上記コ字状のスペーサP1(A〜C)等や、これらとL字状のスペーサP2とを組み合わせる等の上記取り付け方法によれば、上記天板Szを使用せずとも、レンジフード(ファン)Lfの重量に耐え得る天井パネルSを組み立て可能である。また、正面板Saは、レンジフード(ファン)Lfを取り付けた後に取り付けるが、この正面板Saも上記コ字状のスペーサP1(A〜C)等を介して取り付けることで容易にK取り付け可能である。本実施の形態では、上記コ字状のスペーサP1(A〜C)とはその向きが異なるコ字状のスペーサP1kを介して取り付けているが、上記コ字状のスペーサP1(A〜C)とはその向きが同じでも良い。なお、図7に示すような深形のレンジフードLfの場合は、上記正面板Saは必要がなくなる。
(第2の実施形態)
本実施の形態は、片側に壁D1がある場合の対面式キッチンのリフォームに際して本発明を適用したものであり、図7は、対面式キッチンの正面側の斜視図である。図8は、天井側パネルSの組み立て状態の斜視図である。本実施の形態でも、加熱器具はIHクッキングヒーターScが使用され、レンジフード(ファン)Lfは、規格品の深形であり、奥行きよりも間口(正面側の長さが)が約600mmから900mm程度の長さである。
本実施の形態では、片側の壁D1を利用できるので、天井状側パネルSとしては、左右の側面板Sr,Sfの一方Srが他方Sfよりも短い、つまり背面側で棚ttが取り付けられる大きさになっている(図8)。これを、ここではT字型と呼び、上記棚ttがない場合をL字型と呼ぶ)。この天井側パネルSを断面T字型(或いはL字型)に天井Oに吊り下げるようコ字状のスペーサP1(A〜C)を使用して取り付けることで、上記片側の壁D1との間でコ字状に取り付けられる。また、側面板Sfが傾かないようにコ字状のスペーサP1を使用して取り付けている。なお、第1の実施の形態と同様、レンジフードを取り付ける側とは反対側に棚が設けられ、キッチンユニットの前に棚が形成されたスペースユニットとの意匠的な統一性が図られている。前記レンジフードLfの排気口は、上記片側の壁D1の外側が建物の外になっており、ダクトdrを介して上記壁D1の外に排気させるが、第1の実施の形態のように、天井Dに配置されるダクトOdを介して外部と連結されるものでも良い。
(第3の実施形態)
図10は、対面式キッチンSkの正面側の斜視図である。また、図11は、天井側パネルSの取り付け状態を正面側から見た断面図である。本実施の形態では、片側の壁D1に近い位置であるが、壁D1を利用しないで、天井側パネルSを断面コ字型(或いは断面H字型)に天井Oに吊り下げるように取り付ける。これは片側の壁D1から少し距離をおいた位置にIHクッキングヒータ等のコンロを配置したいという要求に対応させるものである。天井パネルSの構成部材としては、第1の実施の形態と同様であり(図3)、これを同じくコ字状のスペーサP1(A〜C),P1k等を使用して取り付けることで、上記壁D1からの距離を少しとってコ字状に取り付けられる。レンジフードLfの向きは、その正面側がシステムキッチンユニットSKの正面側に向けられ、その奥行き側がシステムキッチンユニットSKの正面側に向けられている。
そして、上記壁D1と上記天井パネルSとの間には、化粧板や飾り戸kkが取り付けられている。このようにレンジフードLfを取り付ければ、レンジフードLfの取り付け位置がシステムキッチンユニットSKの長手方向のどの位置においても取り付けることができ。
(第4の実施形態)
図19(a)(b)は、レンジフードLfの奥行き長さを調整する場合の説明図であり、上記H字型の天井側パネルSの側面図である。本実施の形態では、現場のレンジフードLfの天井側パネルSに対する取り付けにおいて、レンジフードLfの大きさや設置場所の都合からレンジフードLfを少し手前(正面側)に引き出すように取り付ける事態が生じ得る。このような場合は、上記H字型の天井側パネルSを利用すれば、上記棚ttを設ける分が左右の側面板Sr,Sfの奥行き長さに余分にあるので、この長さを利用すれば、上記前方側への移動に対応可能である。これにより、棚ttの幅等に違いがでるが、そのような場合は長さをカットして調整すれば良い。ただし、僅かな前方への移動であればカットしなくともよい場合が多い。
(第5の実施形態)
図20は、レンジフードLfの奥行き長さを上記コ字状のスペーサP1(A〜C)等を使用して調整する場合のものであり、上記H字型の天井側パネルSの側面図である。現場のレンジフードLfの天井側パネルSに対する取り付けにおいて、上記のようにレンジフードLfを少し手前(正面側)に引き出すように取り付ける事態が生じ得るが、本実施の形態では、上記コ字状のスペーサP1(A〜C)等を中間板ShとレンジフードLfの背面側との間に介在させることで隙間なく、そしてレンジフードLfを確実に取り付けることが可能である。
以上、本実施の形態では一戸建て住宅の台所のリフォームについて説明したが、マンションの台所等にも適用可能なものである。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態のレンジフードの取り付け状態を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態のレンジフードの取り付け状態を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態の天井側パネルを示す図である。 上記第1の実施の形態の天井側パネルの取り付け状態を説明する図である。 上記第1の実施の形態の天井側パネルにレンジフードを取り付けた状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態のレンジフードの取り付け状態を示す斜視図である。 上記第2の実施の形態のレンジフードの取り付け状態を示す斜視図である。 上記第2の実施の形態の天井側パネルを示す図である。 上記第1の実施の形態の天井側パネルの取り付け状態を説明する図である。 上記第1の実施の形態の天井側パネルにレンジフードを取り付けた状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の天井側パネルの取り付け状態を正面側から見た断面図である。 本発明の断面がコ字状のスペーサの例を説明する図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその正面図であり、(c)はその側面図であり、(d)はその平面図である。 本発明の断面がコ字状のスペーサの例を説明する図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその正面図であり、(c)はその側面図であり、(d)はその平面図である。 本発明の断面がコ字状又はL字状のスペーサの例を説明する図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその正面図であり、(c)はその側面図であり、(d)はその平面図である。 本発明のスペースユニットの取り付け方法を説明する図であり、(a)は上から見た新しいキッチンユニットの配置を模式的に示す図であり、(b)はスペースユニットの分解斜視図であり、(c)スペースユニットを組み立てた状態の図である。 従来のキッチンユニットの前に壁がある場合のレンジフードの取り付け状態を説明する図である。 従来のキッチンユニットの前に壁がない場合のレンジフードの取り付け状態を説明する図である。 従来のキッチンユニットの前に壁がない場合のレンジフードの取り付け状態を説明する図である。 本発明の第4の実施形態の説明図であり、(a)がH字型の天井側パネルの平面図であり、(b)その側面図である。 本発明の第5の実施形態を説明する側面図である。
符号の説明
D1 台所の壁(片側の壁)、
Lf レンジフード(ファン)、Lh レンジフードの排気口、
S 天井パネル、Sr,Sf 左右の側面板、Sa 正面板Sa、
Sh 中間板、tt 棚板、Sn スペースユニット、
Sk 新しい台所ユニット(システムキッチンユニット)、
St 天板(スペースユニット)、Sr 側面板(スペースユニット)、
Ss 正面板(スペースユニット)、
ST2,St22,St23 天板、
St22 第2の天板(中間天板)、
Sr2,Sr22 側面板、
Ss3,Ss22,Ss23 正面板、
P1,P1A,P1B,P1C,P1K コ字状のスペーサ、
Gm,Wm,Hm 配管類
Wm 水道管、Gm ガス管、Hm 排水管、
Od ダクト、O 天井、
kk 化粧板や飾り戸、

Claims (8)

  1. キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、天井を利用して天井側パネルを断面コ字型又は断面H型に吊り下げるように取り付け、このコ字型又はH字型の天井側パネルの中にレンジフードを取り付けることを特徴とするレンジフードの取り付け方法。
  2. キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、片側の壁と天井を利用して天井側パネルを断面コ字型、断面L字型、又は断面T字型に吊り下げるように取り付け、これらコ字型、L字型、又はT字型を呈することとなる天井側パネル又は片側の壁と天井側パネルの中にレンジフードを取り付けることを特徴とするレンジフードの取り付け方法。
  3. 前記レンジフードは、規格品の深形レンジフードで、その正面側の長さが奥行き長さよりも長く、その正面側を前記キッチンユニットの正面に向けて取り付けることを特徴とする請求項1又は2記載のレンジフードの取り付け方法。
  4. キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、天井を利用して天井側パネルを断面コ字型又は断面H字型に吊り下げるように取り付け、このコ字型又はH字型を呈することとなる天井側パネルの中にレンジフードを取り付け、レンジフードの排気口は、天井に配置されるダクトを介して外部と連結されることを特徴とするレンジフードの取り付け構造。
  5. キッチンユニットが壁に向かって配置されない対面式のキッチンユニットの上方にレンジフードを取り付けるに際して、片側の壁と天井を利用して天井側パネルを断面コ字型、断面L字型、又は、断面T字型に吊り下げるように取り付け、これらコ字型、L字型、又は、T字型を呈することとなる天井側パネル又は片側の壁と天井側パネルの中にレンジフードが取り付けられ、レンジフードの排気口は、天井に配置されるダクトを介して外部と連結されるか、又は、片側の壁から外部と連結されることを特徴とするレンジフードの取り付け構造。
  6. 前記レンジフードは、規格品の深形レンジフードで、その正面側の長さが奥行き長さよりも長く、その正面側を前記キッチンユニットの正面に向けて取り付けることを特徴とする請求項4又は5記載のレンジフードの取り付け構造。
  7. 前記天井側パネルは、板状のパネルを組み合わせて取り付けられるもので、この板状のパネルをコ字状のスペーサを介して天井や片側の壁に対して取り付けることを特徴とする請求項5又は6記載のレンジフードの取り付け構造。
  8. 前記断面H字型のレンジフードが取り付けられるスペースとは反対側のスペース、又は、断面T字型と片側の壁との間で形成されるレンジフードが取り付けられるスペースとは反対側のスぺースに棚や化粧板や飾り板が取り付けられることを特徴とする請求項5又は6記載のレンジフードの取り付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011212052A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sun Wave Corp 厨房設備

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