JP2009099768A - 半導体装置、およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】応力膜によるチャネル領域への歪み効果を向上させる形状の半導体基板を有し、かつ十分な深さのソース・ドレイン領域を有する半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板と、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板の前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を形成する工程と、前記凹部の底面および側面からほぼ同じ深さまで前記半導体基板に導電型不純物を注入する工程と、前記凹部の底面および側面上に、前記半導体基板内の前記ゲート電極下のチャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜を形成する工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、およびその製造方法に関する。
MISFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)のチャネル領域に歪みを生じさせて、チャネル領域におけるキャリアの移動度を上昇させる技術の1つとして、MISFET上に形成する応力膜からチャネル領域に応力を加え、歪みを発生させる技術が知られている。
このライナー膜によるチャネル領域への応力の印加をより効率的にするため、基板のチャネル領域の両側の部分に凹部を設け、凹部の内面に形成した応力膜からチャネルに水平な方向から応力を加える技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、通常、基板内のソース・ドレイン領域の形成は、イオン注入法により導電型不純物を注入することにより行われているところ、非特許文献1等に記載された構造のトランジスタにおいては、凹部の内側面に導電型不純物を注入することが困難である。これにより、ソース・ドレイン領域の凹部の内側面に隣接する部分は、凹部の底面に隣接する部分よりも浅くなり、十分なキャリアの導電経路を確保することができなくなるおそれがある。
C. -H. Jan et al., IEDM Tech. Dig., pp. 65 (2005).
本発明の目的は、応力膜によるチャネル領域への歪み効果を向上させる形状の半導体基板を有し、かつ十分な深さのソース・ドレイン領域を有する半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板の前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を形成する工程と、前記凹部の底面および側面からほぼ同じ深さまで前記半導体基板に導電型不純物を注入する工程と、前記凹部の底面および側面上に、前記半導体基板内の前記ゲート電極下のチャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
また、本発明の他の一態様は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板の前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を形成する工程と、前記凹部の底面および側面上に、前記側面上に位置する部分の上面の高さが前記半導体基板内の前記ゲート電極下のチャネル領域の下端よりも低くなるように導電型不純物を含む結晶を形成し、前記凹部の底面および側面上に、前記チャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
また、本発明の他の一態様は、ゲート電極が形成され、前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記ゲート電極下の前記凹部に挟まれた領域に形成されたチャネル領域と、前記半導体基板の前記凹部の底面および側面からほぼ同じ深さまで形成された導電型不純物領域と、前記半導体基板の前記凹部の底面および側面上に形成された、前記チャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜と、を含むことを特徴とする半導体装置を提供する。
本発明によれば、応力膜によるチャネル領域への歪み効果を向上させる形状の半導体基板を有し、かつ十分な深さのソース・ドレイン領域を有する半導体装置およびその製造方法を提供することができる。
〔第1の実施の形態〕
(半導体装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。半導体装置1は、半導体基板2上にゲート絶縁膜3を介して形成されたゲート電極4と、半導体基板2内のゲート電極4下の領域に形成されたチャネル領域7と、半導体基板2の表面近傍に半導体基板2の形状に沿って形成されたソース・ドレイン領域5と、ソース・ドレイン領域5とチャネル領域7の間に形成されたエクステンション領域5eと、ゲート電極4の側面に形成されたゲート側壁6と、半導体基板2上の全体を覆うように形成された応力膜8と、を有して概略構成される。
半導体基板2として、Si基板、SiGe基板等を用いることができる。また、半導体基板2は、ゲート側壁6を挟む位置に凹部2cが設けられた形状を有する。ここで、半導体基板2表面の凹部2cの底面に位置する部分を底部2a、凹部2cの内側面に位置する部分を側部2bとする。
ゲート絶縁膜3は、例えば、SiO、SiN、SiONや、高誘電材料(例えば、HfSiON、HfSiO、HfO等のHf系材料、ZrSiON、ZrSiO、ZrO等のZr系材料、Y等のY系材料)からなる。
ゲート電極4は、例えば、導電型不純物を含む多結晶Siまたは多結晶SiGeからなる。導電型不純物には、p型トランジスタの場合はB、BF等のp型不純物イオン、n型トランジスタの場合はAs、P等のn型不純物イオンが用いられる。また、ゲート電極4は、W、Ta、Ti、Hf、Zr、Ru、Pt、Ir、Mo、Al等やこれらの化合物等からなるメタルゲート電極であってもよい。また、メタルゲート電極と多結晶Si系電極を積層した構造であってもよい。また、ゲート電極4の上面にシリサイド層が形成されてもよい。また、ゲート電極4は、全てがシリサイド化したフルシリサイドゲート電極であってもよい。
ソース・ドレイン領域5は、半導体基板2表面の底部2aおよび側部2bからほぼ同じ深さまで形成され、そのエクステンション領域5eは、ソース・ドレイン領域5とチャネル領域7の間の領域に形成される。また、ソース・ドレイン領域5およびエクステンション領域5eは、導電型不純物を含む。ここで、導電型不純物は、p型トランジスタの場合はB、BF等のp型不純物イオン、n型トランジスタの場合はAs、P等のn型不純物イオンが用いられる。
ゲート側壁6は、例えばSiNからなる単層構造や、SiN、SiO、TEOS(Tetraethoxysilane)等の複数種の絶縁材料からなる2層構造、更には3層以上の構造であってもよい。
応力膜8は、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成した窒化シリコン膜からなる。この場合、プラズマCVD装置の運転条件を制御することにより、チャネル領域7にチャネル方向に平行な方向の圧縮応力または引張応力を与えるような膜質を有するように窒化シリコン膜を形成することができる。例えば、プラズマCVD装置のRF(Radio Frequency)電力等を適宜設定することで、窒化シリコン膜中の水素濃度を制御し、チャネル領域7に圧縮応力を与える圧縮応力膜(高水素濃度)と、引張応力を与える引張応力膜(低水素濃度)を作り分けることができる。
応力膜8から受ける応力により、チャネル領域7に圧縮歪みが発生すると、チャネル領域7における正孔の移動度が向上する。一方、チャネル領域7に引張歪みが発生すると、チャネル領域7における電子の移動度が向上する。
また、応力膜8は半導体基板2表面の側部2b上にも形成されるため、チャネル領域7を水平方向から挟む位置からチャネル領域7に応力を加えることができ、効果的にチャネル領域7に歪みを発生させることができる。
以下に、本実施の形態に係る半導体装置1の製造工程の一例を示す。
(半導体装置の製造)
図2A(a)〜(c)、図2B(d)〜(f)、図2C(g)〜(h)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図2A(a)に示すように、イオン注入法によりウェル(図示しない)を形成した半導体基板2上にゲート絶縁膜3、ゲート電極4、キャップ膜10を形成する。
ここで、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、キャップ膜10は、例えば、以下の方法により形成される。まず、SiO膜等のゲート絶縁膜3の材料膜、多結晶Si膜等のゲート電極4の材料膜、SiN等のキャップ膜10の材料膜を熱酸化法、またはCVD法により、それぞれ形成する。なお、ゲート電極4の材料膜が多結晶Si膜等である場合は、ゲート電極4の材料膜の形成後に、イオン注入法により導電型不純物を注入する。注入する導電型不純物は、p型トランジスタの場合はB、BF等のp型不純物イオン、n型トランジスタの場合はAs、P等のn型不純物イオンが用いられる。次に、光リソグラフィー法、X線リソグラフィー法、または電子ビームリソグラフィー法によってレジストパターンを形成し、RIE(Reactive Ion Etching)法によってキャップ膜10の材料膜、ゲート電極4の材料膜、ゲート絶縁膜3の材料膜をエッチング加工し、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、キャップ膜10を形成する。
次に、図2A(b)に示すように、キャップ膜10をマスクとして、イオン注入法等により半導体基板2に導電型不純物を注入し、エクステンション領域5eを形成する。注入する導電型不純物は、p型トランジスタの場合はp型不純物イオン、n型トランジスタの場合はn型不純物イオンが用いられる。
次に、図2A(c)に示すように、ゲート電極4の側面にゲート側壁6を形成する。ここで、ゲート側壁6は、SiO等のゲート側壁6の材料膜をゲート電極4の側面を覆うように堆積させた後、RIE法によりゲート側壁6の材料膜をエッチング加工することにより形成される。
次に、図2B(d)に示すように、キャップ膜10およびゲート側壁6をマスクとして、RIE法等により半導体基板2上面をエッチングし、凹部2cを形成する。ここで、半導体基板2表面の凹部2cの底面に位置する部分を底部2a、凹部2cの内側面に位置する部分を側部2bとする。
次に、図2B(e)に示すように、半導体基板2上の全面に不純物含有膜11を形成する。不純物含有膜11は、例えば、CVD法により多結晶Si膜等の膜を堆積させた後、これにイオン注入法により導電型不純物を注入することにより形成される。また、CVD法等により、予め導電型不純物を含んだ膜を堆積させて不純物含有膜11としてもよい。ここで、導電型不純物は、p型トランジスタの場合はp型不純物イオン、n型トランジスタの場合はn型不純物イオンが用いられる。この不純物含有膜11は、続く工程において固相拡散法の不純物拡散源として用いられる。
次に、図2B(f)に示すように、熱処理を施すことにより、不純物含有膜11に含まれる導電型不純物を半導体基板2内へ拡散移動させ、ソース・ドレイン領域5を形成する。このとき、不純物含有膜11は半導体基板2表面の底部2aと側部2bの両方に接しており、導電型不純物は底部2aと側部2bの両方から実質的に同じ条件で侵入する。そのため、ソース・ドレイン領域5は、半導体基板2表面の底部2aおよび側部2bからほぼ同じ深さまで形成される。
次に、図2C(g)に示すように、ウェットエッチング等により、不純物含有膜11およびキャップ層10を除去する。
次に、図2C(h)に示すように、プラズマCVD法等により、半導体基板2上の全面に応力膜8を形成する。
なお、ソース・ドレイン領域5の形成は、図2B(e)、(f)に示したように、固相拡散法により行ってもよいが、プラズマ拡散法により行ってもよい。具体的には、図2B(d)に示した凹部2cを形成する工程の後、導電型不純物を含むプラズマに半導体基板2を曝し、半導体基板2に所定の電圧を印加することにより、プラズマ中の導電型不純物を半導体基板2内に注入する。この場合にも、導電型不純物は底部2aと側部2bの両方から半導体基板2内に実質的に同じ条件で侵入するため、ソース・ドレイン領域5は、半導体基板2表面の底部2aおよび側部2bからほぼ同じ深さまで形成される。
(第1の実施の形態の効果)
図3Aは、参考例としての半導体装置の断面図である。図3Aに示す半導体装置100は、第1の実施の形態に係る半導体装置1とほぼ同じ構成を有するが、ソース・ドレイン領域はイオン注入法により形成されるものとする。
ソース・ドレイン領域をイオン注入法により形成する場合、側部102bから半導体基板102内部に導電型不純物を注入するためには、半導体基板102表面に垂直な方向からある程度の角度をもって注入を行う必要がある。ここで、導電型不純物の注入軌道Rと側部102bのなす角をθとする。
図3Bは、シミュレーションにより計算した半導体装置100のトランジスタの駆動電流とθとの関係を表したグラフである。ここで、Idθは、角度θでイオン注入法により導電型不純物を注入してソース・ドレイン領域を形成した場合のトランジスタの駆動電流である。図3Bの縦軸は、θ=50°のときのIdθであるId50を1としたときのIdθの大きさであり、横軸はθ(単位はdeg)である。
図3Bからわかるように、θが約20°よりも小さくなると、駆動電流の大きさが著しく低下する。これは、角度が小さくなると導電型不純物の注入される深さが浅くなり、ソース・ドレイン領域の深さが不十分になるためである。このため、十分な大きさの駆動電流を得るためには、θを約20°よりも大きくする必要がある。
図3Cは、参考例としての半導体装置の断面図である。図3Cに示す半導体装置200は半導体装置100の有するトランジスタを並列に複数並べた構造を有する。なお、簡単のため、ゲート側壁を省略して以下の考察を行う。
半導体装置200のソース・ドレイン領域205をイオン注入で形成する場合、隣接するトランジスタのゲート電極204等に妨げられないような角度で導電型不純物を注入する必要がある。
ここで、トランジスタT1の側部202bの下端とトランジスタT2の側面の上端を結んだ直線がトランジスタT1の側部202bとなす角をθmaxとする。θmaxは、トランジスタT2のゲート電極204に妨げられずに、トランジスタT1の側部202bの下端まで導電型不純物を注入するために必要なθの最大値であり、θがθmaxを超えると、トランジスタT1の側部202bの下端まで導電型不純物を注入することができない。
1つのトランジスタT1の側部202bと、そのトランジスタに隣接するトランジスタT2のゲート電極204の側面との間の半導体基板2表面に水平な方向の距離をX、トランジスタT1とトランジスタT2の間の底部202aと、トランジスタT2の上面との間の半導体基板2表面に垂直な方向の距離をYとすると、X/Y=tanθmaxという関係が成り立つ。
図3Bに示したシミュレーション結果を考慮すれば、十分な大きさの駆動電流を得るために必要な深さを有するソース・ドレイン領域を半導体基板202の側部202bの下端に隣接する領域にまで形成するためには、θmaxが約20°よりも大きいことが必要になる。すなわち、X/Y=tanθmax>tanθ(θ=20°)≒0.36の関係を満たす必要があり、隣接するトランジスタ同士の間隔を一定の間隔よりも狭めることができないことになる。なお、ゲート側壁の存在を考慮して、ゲート側壁が導電型不純物の注入を妨げる位置にある場合は、隣接するトランジスタ同士の間隔をさらに拡げなければならない。
一方、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置1によれば、固相拡散法、プラズマ拡散法等の方法を用いることにより、複数のトランジスタが並列に並んでいる場合であっても、隣接するトランジスタ同士の間隔に関わらず、ソース・ドレイン領域5を全ての領域において半導体基板2表面の底部2aおよび側部2bからほぼ同じ深さまで形成することができる。具体的には、X/Y≦0.36の関係にある場合であっても、ソース・ドレイン領域5を全ての領域において半導体基板2表面の底部2aおよび側部2bからほぼ同じ深さまで形成することができる。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態は、半導体基板2上に形成したエピタキシャル層9をソース・ドレイン領域として用いる点において第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態と同様の点については、簡単のために説明を省略する。
(半導体装置の構成)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。半導体装置1は、半導体基板2上にゲート絶縁膜3を介して形成されたゲート電極4と、半導体基板2内のゲート電極4下の領域に形成されたチャネル領域7と、半導体基板2表面の底部2aおよび側部2b上に形成されたエピタキシャル層9と、エピタキシャル層9とチャネル領域7との間に形成されたエクステンション領域5eと、ゲート電極4の側面に形成されたゲート側壁6と、半導体基板2上の全体を覆うように形成された応力膜8と、を有して概略構成される。
エピタキシャル層9は、半導体基板2表面の底部2aおよび側部2b上に形成され、側部2b上に位置する部分の上面の高さがチャネル領域7の下端よりも低くなるような形状を有する。これは、チャネル領域7を水平方向から挟む位置に応力膜8を形成し、チャネル領域7に効果的に歪みを発生させるためである。
また、エピタキシャル層9は、導電型不純物を含むSi結晶、SiGe結晶等が用いられる。ここで、導電型不純物は、p型トランジスタの場合はB、BF等のp型不純物イオン、n型トランジスタの場合はAs、P等のn型不純物イオンが用いられる。
以下に、本実施の形態に係る半導体装置1の製造工程の一例を示す。
(半導体装置の製造)
図5A(a)〜(c)、図5B(d)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図5A(a)に示すように、第1の実施の形態において図2A(a)〜(c)に示した、ゲート側壁6を形成するまでの工程を行う。
次に、図5A(b)に示すように、キャップ膜10およびゲート側壁6をマスクとして、RIE法等により半導体基板2上面をエッチングし、凹部2cを形成する。ここで、半導体基板2表面の凹部2cの底面に位置する部分を底部2a、凹部2cの内側面に位置する部分を側部2bとする。
次に、図5A(c)に示すように、半導体基板2表面の底部2a、および側部2bからSi結晶等の結晶をエピタキシャル成長させてエピタキシャル層9を形成する。なお、導電型不純物は、エピタキシャル成長時に、インサイチュで注入されることが好ましい。エピタキシャル成長後にイオン注入法等により注入することもできるが、この場合、導電型不純物の注入角度の問題から、隣接するトランジスタとの間隔に制限ができる。
次に、図5A(d)に示すように、プラズマCVD法等により、半導体基板2上の全面に応力膜8を形成する。
(第2の実施の形態の効果)
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置14によれば、エピタキシャル層9をソース・ドレイン領域として用いて、第1の実施の形態に係る半導体装置1と同様の効果を得ることができる。
〔他の実施の形態〕
本発明は、上記各実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。また、発明の主旨を逸脱しない範囲内において上記各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (d)〜(f)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (g)〜(h)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 参考例としての半導体装置の断面図である。 シミュレーションにより計算した半導体装置のトランジスタの駆動電流と導電型不純物の注入角度θとの関係を表したグラフである。 参考例としての半導体装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (d)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 半導体基板
2a 底部
2b 側部
2c 凹部
4 ゲート電極
5 ソース・ドレイン領域
7 チャネル領域
8 応力膜
9 エピタキシャル層
11 不純物含有膜

Claims (5)

  1. 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を形成する工程と、
    前記凹部の底面および側面からほぼ同じ深さまで前記半導体基板に導電型不純物を注入する工程と、
    前記凹部の底面および側面上に、前記半導体基板内の前記ゲート電極下のチャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板に前記導電型不純物を注入する工程は、固相拡散法、またはプラズマ拡散法により行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を形成する工程と、
    前記凹部の底面および側面上に、前記側面上に位置する部分の上面の高さが前記半導体基板内の前記ゲート電極下のチャネル領域の下端よりも低くなるように導電型不純物を含む結晶を形成し、
    前記凹部の底面および側面上に、前記チャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. ゲート電極が形成され、前記ゲート電極の両側の前記ゲート電極から離間した領域に凹部を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記ゲート電極下の前記凹部に挟まれた領域に形成されたチャネル領域と、
    前記半導体基板の前記凹部の底面および側面からほぼ同じ深さまで形成された導電型不純物領域と、
    前記半導体基板の前記凹部の底面および側面上に形成された、前記チャネル領域に歪みを与えて前記チャネル領域における電荷移動度を向上させる応力膜と、
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  5. 前記半導体基板は、第1のゲート電極およびそれに隣接する第2のゲート電極を含む複数の前記ゲート電極を有し、
    前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間の前記凹部の前記第1のゲート電極側の側面と、前記第2の前記ゲート電極の前記第1のゲート電極側の側面との間の、前記半導体基板の表面に水平な方向の距離をXとし、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間の前記凹部の底面と、前記第2の前記ゲート電極の上面との間の、前記半導体基板の表面に垂直な方向の距離をYとしたときに、X/Y≦0.36の関係にあることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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