JP2009099227A - 記録装置及びそれを備えた情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホログラム記録中に連続してアドレス・サーボ制御を行い、ホログラム記録時の光路を利用してビットバイビット記録を行うことができる記録装置及びそれを備えた情報機器を提供することを目的とする。
【解決手段】DVD用のレーザ光源9aと、CD用のレーザ光源9bと、DVD用のレーザ光源9aから照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調器7と、DVD用のレーザ光源9aから照射されたレーザ光とCD用のレーザ光源9bから照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズ1と、を具備し、ホログラム記録の場合、DVD用のレーザ光源9aより照射されたレーザ光から記録すると同時に、CD用のレーザ光源9bによってアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合DVD用のレーザ光源9aを用いて記録し、CD記録の場合CD用のレーザ光源9bを用いて記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、従来の光ディスク記録方式であるビットバイビット記録との互換性を有し、ホログラムを行う記録装置及びそれを備えた情報機器に関するものである。
従来、この種のホログラム記録装置では、ホログラム記録に用いる情報光の光路又は参照光の光路のうちいずれかをビットバイビット記録の光路として用いて、ビットバイビット記録との互換性を実現しようとしていた。
この際、ホログラム記録時におけるアドレス・サーボ制御においては、アドレス・サーボ制御に必要な光ディスクからの反射光を、ホログラム記録用の光源と同じ光源からホログラム記録における情報光の光路又は参照光の光路を経由して取っていた。
例えば、ビットバイビット記録との互換性を有するホログラム記録装置において、ホログラム記録時の参照光の光路を用いて、アドレス・サーボ制御とビットバイビット記録とを行うもの(例えば、特許文献1参照)、ホログラム記録時の情報光の光路を用いてアドレス・サーボ制御とビットバイビット記録とを行うもの(例えば、特許文献2参照)があった。
特開2002−123949号公報 特開2003−178462号公報
しかしながら、上記従来の技術では、以下のような問題が生じていた。
即ち、上記のように、ホログラム記録におけるアドレス・サーボ制御では、アドレス・サーボ制御に用いる光をホログラム記録用の光源から取り、ホログラム記録における情報光の光路又は参照光の光路を経由して行っていたため、ホログラム記録とアドレス・サーボ制御とを同時に行うことは出来ず、記録と制御とを交互に行う必要があるという問題があった。
また、ホログラム記録とアドレス・サーボ制御とを交互に行うために、ホログラム記録媒体はホログラム記録エリアとアドレス・サーボエリアとを設けてあり、記録媒体の全領域を記録に使用出来ず有効利用出来なかった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、ホログラム記録用の光源とは別の光源によって連続してアドレス・サーボ制御を行うことが出来、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用でき、また、ホログラム記録時の光路を利用してホログラム記録用の光源と別の光源とをビットバイビット記録用の光源として用いることが出来る記録装置及びそれを備えた情報機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、情報光に参照光を干渉させて記録媒体に干渉縞を記録するホログラム記録装置であって、DVD用の第1光源と、CD用の第2光源と、前記第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、前記第1光源から照射されたレーザ光と前記第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズと、を具備し、ホログラム記録の場合、前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し前記対物レンズへ導く第1光路と前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由しない参照光を生成し前記対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、前記第2光源から照射されたレーザ光を前記対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合前記第2光路を用いて記録し、また、CD記録の場合前記第3光路を用いて記録することを特徴とする。
また、情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録するホログラム記録装置であって、DVD用の第1光源と、CD用の第2光源と、前記第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、前記第1光源から照射されたレーザ光と前記第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズと、を具備し、ホログラム記録の場合、前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し前記対物レンズへ導く第1光路と前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由しない参照光を生成し前記対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、前記第2光源から照射されたレーザ光を前記対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合前記第1光路を用いて記録し、また、CD記録の場合前記第3光路を用いて記録することを特徴とする。
本発明によれば、少なくともホログラム記録、DVD記録、及びCD記録の互換性を持たせた記録装置において、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを用いることにより、ホログラム記録する記録媒体の層を、アドレス・サーボ制御用の溝を設けた記録媒体の層とは異なる位置に設けることが出来るので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、ホログラム記録の場合にDVD用の第1光源を用い、一方、DVD記録の場合にホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をDVD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とDVD記録とで共用する光学系が多く、光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とDVD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
さらに、ホログラム記録の場合にCD用の第2光源からのレーザ光を用いてホログラム記録のアドレス・サーボ制御を行い、一方、CD記録の場合にホログラム記録のアドレス・サーボ制御時に用いる光路を用いることにより、CD記録に用いる光路とホログラム記録でのアドレス・サーボ制御用の光路とを共用するので、CD記録で共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とCDとを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とCD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、共用する光路として空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、DVD記録に不要な光学部材を経由しないので、DVD記録の際に空間光変調部を経由させることによって発生するレーザ光の損失やノイズをなくすことが出来る。
また、少なくともホログラム記録、DVD記録、及びCD記録の互換性を持たせた記録装置において、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを用いることにより、ホログラム記録する記録媒体の層を、アドレス・サーボ制御用の溝を設けた記録媒体の層とは異なる位置に設けることが出来るので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、ホログラム記録の場合にDVD用の第1光源を用い、一方、DVD記録の場合にホログラム記録に用いられる第1光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をDVD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とDVD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とDVD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
さらに、ホログラム記録の場合にCD用の第2光源からのレーザ光を用いてホログラム記録のアドレス・サーボ制御を行い、一方、CD記録の場合にホログラム記録のアドレス・サーボ制御時に用いる光路を用いることにより、CD記録に用いる光路とホログラム記録でのアドレス・サーボ制御用の光路とを共用するので、CD記録で共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とCDとを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とCD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
本発明によれば、情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録するホログラム記録装置であって、DVD用の第1光源と、CD用の第2光源と、第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズと、を具備し、ホログラム記録の場合、第1光源より照射されたレーザ光から空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し対物レンズへ導く第1光路と第1光源より照射されたレーザ光から空間光変調部を経由しない参照光を生成し対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、第2光源から照射されたレーザ光を対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合第2光路を用いて記録し、また、CD記録の場合第3光路を用いて記録することを特徴とする。
これにより、少なくともホログラム記録、DVD記録、及びCD記録の互換性を持たせた記録装置において、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを用いることにより、ホログラム記録する記録媒体の層を、アドレス・サーボ制御用の溝を設けた記録媒体の層とは異なる位置に設けることが出来るので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、ホログラム記録の場合にDVD用の第1光源を用い、一方、DVD記録の場合にホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をDVD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とDVD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とDVD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
さらに、ホログラム記録の場合にCD用の第2光源からのレーザ光を用いてホログラム記録のアドレス・サーボ制御を行い、一方、CD記録の場合にホログラム記録のアドレス・サーボ制御時に用いる光路を用いることにより、CD記録に用いる光路とホログラム記録でのアドレス・サーボ制御用の光路とを共用するので、CD記録で共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とCDとを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とCD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、共用する光路として空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、DVD記録に不要な光学部材を経由しないので、DVD記録の際に空間光変調部を経由させることによって発生するレーザ光の損失やノイズをなくすことが出来る。
また、対物レンズは第1光源から照射されたレーザ光を第2光源から照射されたレーザ光より対物レンズ側に集光させることにより、ホログラム記録において、記録光は記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用の溝を介することなく記録出来るので、ホログラム記録の場合、記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用の溝の影響を受けることなく記録を行うことができ、その結果、さらに記録精度を向上することが出来る。即ち、第2光源から照射されたレーザ光を第1光源から照射されたレーザ光より対物レンズ側に集光させると、アドレス・サーボ制御用の溝を記録媒体の記録層よりレンズ側に設ける必要があり、この場合、記録用のレーザ光がアドレス・サーボ制御用の溝によって屈折する場合があり、記録層において焦点を結ぶことが難しい。本発明によれば、ホログラム記録の場合、記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用の溝の影響を受けることなく記録を行うことができ、その結果、さらに記録精度を向上することが出来る。
また、ブルーレーザ光の第3光源と、ブルーレーザ光を集光する第2対物レンズを設け、第3光源から照射されたレーザ光を第2光路を経由して第2対物レンズに導くことを特徴とすることにより、記録に用いる光路をホログラム記録とブルーレーザによる記録と共用するので、ホログラム記録とブルーレーザ光による記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とブルーレーザによる記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、共用する光路として空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、ブルーレーザ光による記録に不要な光学部材を経由しないので、空間光変調部を経由することによるブルーレーザ光による記録の際のレーザ光の損失やノイズをなくすことが出来る。
本発明の他の1つは、情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録するホログラム記録装置であって、DVD用の第1光源と、CD用の第2光源と、第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズと、を具備し、ホログラム記録の場合、第1光源より照射されたレーザ光から空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し対物レンズへ導く第1光路と第1光源より照射されたレーザ光から空間光変調部を経由しない参照光を生成し対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、第2光源から照射されたレーザ光を対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合第1光路を用いて記録し、また、CD記録の場合第3光路を用いて記録することを特徴とする。
これにより、少なくともホログラム記録、DVD記録、及びCD記録の互換性を持たせた記録装置において、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを用いることにより、ホログラム記録する記録媒体の層を、アドレス・サーボ制御用の溝を設けた記録媒体の層とは異なる位置に設けることが出来るので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、ホログラム記録の場合にDVD用の第1光源を用い、一方、DVD記録の場合にホログラム記録に用いられる第1光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をDVD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とDVD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とDVD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
さらに、ホログラム記録の場合にCD用の第2光源からのレーザ光を用いてホログラム記録のアドレス・サーボ制御を行い、一方、CD記録の場合にホログラム記録のアドレス・サーボ制御時に用いる光路を用いることにより、CD記録に用いる光路とホログラム記録でのアドレス・サーボ制御用の光路とを共用するので、CD記録で共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とCDとを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とCD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、対物レンズは第1光源から照射されたレーザ光を第2光源から照射されたレーザ光より対物レンズ側に集光させることにより、ホログラム記録において、記録光は記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用の溝を介することなく記録出来るので、ホログラム記録の場合、記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用の溝の影響を受けることなく記録を行うことができ、その結果、さらに記録精度を向上することが出来る。即ち、第2光源から照射されたレーザ光を第1光源から照射されたレーザ光より対物レンズ側に集光させると、アドレス・サーボ制御用の溝を記録媒体の記録層よりレンズ側に設ける必要があり、この場合、記録用のレーザ光がアドレス・サーボ制御用の溝によって屈折し、記録層において焦点を結ぶことが出来ない。本発明によれば、ホログラム記録の場合、記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用の溝の影響を受けることなく記録を行うことができ、その結果、さらに記録精度を向上することが出来る。
また、ブルーレーザ光の第3光源と、ブルーレーザ光を集光する第2対物レンズを設け、第3光源から照射されたレーザ光を第1光路を経由して第2対物レンズに導くことにより、記録に用いる光路をホログラム記録とブルーレーザによる記録と共用するので、ホログラム記録とブルーレーザ光による記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とブルーレーザによる記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、対物レンズは、第1光源から照射されたレーザ光を回折する回折格子が形成され、第2光源から照射されたレーザ光は回折格子の影響を受けずに集光し、一方、第1光源から照射されたレーザ光は回折格子により回折光となって、第2光源から照射されたレーザ光の集光位置より対物レンズ側に集光することにより、回折格子によって同じ対物レンズに入射した波長の異なるレーザ光を異なる集光位置に集光させるので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、対物レンズは、第1屈折領域と第2屈折領域とを有し、第1屈折領域には第2光源から入射したレーザ光を回折する第1回折格子が形成され、一方第2屈折領域には第1光源から入射したレーザ光を回折する第2回折格子が形成され、第2光源から第2屈折領域を通過したレーザ光は第2回折格子の影響を受けずに集光し、一方、第1光源から第2屈折領域を通過したレーザ光は第2回折格子により回折光となって、第2光源から第2屈折領域を通過したレーザ光の集光位置より対物レンズ側に集光することにより、第2回折格子によって同じ対物レンズに入射した波長の異なるレーザ光を異なる集光位置に集光させるので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、第1光源から第1屈折領域を通過したレーザ光は第1回折格子の影響を受けずに第1屈折領域の屈折率に従って集光し、第1光源から第1屈折領域を通過したレーザ光が第1光源から第2屈折領域を通過したレーザ光の集光位置と同じ位置に集光するように、第2屈折領域の屈折率が設定されていることにより、第1光源から第1屈折領域と第2屈折領域とを通過したレーザ光の両方を利用するので、記録時のレーザ光の出力を向上させることが出来る。
また、第2光源から第1屈折領域を通過したレーザ光は第1回折格子により回折光となり拡散して集光しないことにより、第2光源から集光するレーザ光は第2屈折領域を通過したレーザ光のみとなりCD記録の際に第2光源から集光されるレーザ光が均一になるため、記録精度を向上させることが出来る。
また、情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録する記録装置であって、第1光源と、第1光源と波長が異なる第2光源と、第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させ、させる対物レンズと、を具備し、対物レンズは第1光源から照射されたレーザ光を第2光源から照射されたレーザ光より対物レンズ側に集光させ、第1記録方式の場合、第1光源より照射されたレーザ光から空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し対物レンズへ導く第1光路と第1光源より照射されたレーザ光から空間光変調部を経由しない参照光を生成し対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、第2光源から照射されたレーザ光を対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、第2記録方式の場合、第1又は第2光路を用いて記録し、また、第3記録方式の場合、第3光路を用いて記録することを特徴とする。
これにより、第1記録方式において、第1光源から照射されたレーザ光と第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを用いることにより、第1記録方式における記録媒体に設けたアドレス・サーボ用の溝を介することなく記録を行い、同時に連続してアドレス・サーボを行うため、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また、第1光源を起点として記録に用いる光路を第1記録方式と第2記録方式とで共用するので、共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いる第1記録方式と第2記録方式とを共に実現する記録装置であっても、第1記録方式と第2記録方式とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
さらに、第1記録方式の場合に第2光源からのレーザ光を用いて第1記録方式のアドレス・サーボ制御を行い、一方、第3記録方式の場合に第1記録方式のアドレス・サーボ制御時に用いる光路を用いることにより、第1記録方式の光路と第3記録方式の光路とを共用するので、共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いる第1記録方式と第3記録方式とを共に実現する記録装置であっても、第1記録方式と第3記録方式とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、第1記録方式はホログラム記録方式、第2記録方式はDVD記録方式、第3記録方式はCD記録方式であることを特徴とする。
また、上記記録装置は情報機器に搭載することが出来る。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1はCDやDVDなどのビットバイビット記録再生との互換性を有したホログラム記録再生装置の光学系配置図であり、光ディスクドライブの一例を示している。光学システムは対物レンズ1、記録メディア2、空間光変調器(以下SLMとする)7、撮像素子(CCDカメラやCMOSカメラ)8、波長が650nm付近のレーザ光を発振するDVD用レーザ光源9a、波長が780nm付近のレーザ光を発振するCD用レーザ光源9b、液晶1/2波長板(以下L.C.HWPとする)10、1/4波長板(以下QWPとする)11、ビームエキスパンダー12、偏光ビームスプリッター(以下PBSとする)13、ピンホール14、レーザ光の光量を検知する前光モニタ15、透過型回折光学素子16、複数のレーザ光を検知するPDIC(Photo Detector IC)17などで構成されている。
ここで、L.C.HWP10は、偏光方向が互いに直交する直線偏光間の位相差を180度にし、かつその偏光成分の割合を任意に設定でき、また、変換のON・OFFが切り替え可能なもので、DVD用のレーザ光源9aから出射された光の偏光成分を任意の割合に設定出来るものである。
また、PBS13は、DVD用のレーザ光、CD用のレーザ光の偏向成分であるS偏光とP偏光を任意の割合で反射、及び透過するものである。
上記PBS13は、DVD用のレーザ光において、PBS13a、13bはS偏光を反射し、P偏光を透過するようになっており、PBS13cは、S偏光、P偏光共に50%を透過、50%を反射するようになっており、PBS13dはS偏光を10%透過、90%反射、P偏光を反射するようになっている。
また、PBS13はCD用のレーザ光に対して、PBS13a、13cはS偏光、P偏光共に透過し、PBS13dはS偏光の10%を反射、90%を透過し、P偏光を反射するようになっている。
なお、上記透過及び反射の割合は任意に定めることができ、構成する光学系により適宜決めるものであり、この限りではない。
以上のように構成された記録装置について、記録メディア2にデータを記録する際の動作を、図2を用いて説明する。図2はホログラム記録を行う際に使用する光学系と光軸を示す図である。
ここで、記録メディア2にデータを記録する際にDVD用レーザが用いられる。DVD用レーザ光源9aから出射された光はL.C.HWP10によってS偏光とP偏光との光になり、PBS13aを介して2方向に分離され、PBS13aにて反射された光はホログラム記録時の参照光として、PBS13aを透過した光はホログラム記録時の情報光として利用される。
まず、P偏光からなる情報光は、PBS13a、13bを透過し、SLM7に導かれる。この際、QWP11aを透過するため、情報光はP偏光から円偏光に変換される。
この円偏光である情報光はSLM7で反射されると同時に記録データが付与され、反射した後再びQWP11aにより円偏光からS偏光に変換される。
これにより、SLM7で反射されると同時に情報光に記録データを付与しホログラム記録データを有する情報光を生成出来る。
S偏光に変換され記録データを有する情報光は、PBS13bで反射し、情報光はレンズ12e、12fにより拡大又は集光されるが、レンズ12eにより集光される情報光の焦点位置にピンホール14が設けてあり、SLM7上における回折等により発生した不要光はピンホール14の位置では集光しないため、不要光はカットされ情報光のみが導かれる。
これにより、レンズ12eで集光される情報光の焦点位置にピンホール14を設けることにより、情報光と焦点位置が異なる散乱光等の不要なレーザ光は遮断され、記録データを有する情報光のみを光路に導くことができ、ホログラム記録を正確に行うことが出来る。
その後、S偏光である情報光は、PBS13cで反射されQWP11bに導かれる。
一方S偏光からなる参照光は、PBS13aで反射された後、レンズ12i、12jにより拡散又は集光され、PBS13dに入射する光源のスポットサイズを適当な大きさに変更している。
PBS13dに入射した参照光は、一部が透過し残りは反射される。透過した参照光はレンズ12kで集光され前光モニタ15で光量が読み取られ、ここで読み取った光量は光源9aの光量の調整に用いられる。PBS13dにより反射した参照光は、PBS13cを透過し、QWP11bに導かれる。QWP11bに導かれた情報光と参照光は同一光路を通過し、参照光は情報光より記録メディア2の入射面側で焦点位置を取るようにレーザ光が収束している。
その後、QWP11bによりS偏光から円偏光に変換され、対物レンズ1により記録メディア2に集光されホログラムを形成する。
次に、記録メディア2に記録された情報を再生する際の動作を図3、図4に示す。図3はホログラムに記録された情報を再生する際に使用する光学系と往路の光軸を示す図、図4はホログラムに記録された情報を再生する際に使用する光学系と復路の光軸を示す図である。
まず、図3において、光源9aからS偏光であるレーザ光を発振する。レーザ光はOFF状態のL.C.HWP10を透過するため、S偏光のままであり、PBS13aにて反射され記録時の参照光の光路を通過しながら記録メディア2に向かう。
これにより、発振したレーザ光をそのまま参照光として利用し、容易に読み取りを行うことが出来る。
そして、PBS13aにて反射されたレーザ光はQWP11bを透過し、円偏光となった後に対物レンズ1により集光された参照光はホログラム記録層3bに入射し、CD光透過DVD光反射膜3aで反射すると同時に干渉縞で回折することより干渉領域に記録された情報を持つ再生光が発生する。
その後、図4に示すように、再生光は円偏光からQWP11bを通過することによりP偏光となり、PBS13cにより反射され、記録時と同様にピンホール14により、ホログラム記録層3bに記録されている他の干渉面からの再生光を遮断し、目的の再生光のみをPBS13bに導く。
これにより、レンズ12fで集光される再生光の焦点位置にピンホール14を設けることにより、該当する再生光と焦点位置が異なる他のホログラムからの再生光は遮断され、該当する再生光のみを導くことができ、再生光の質を向上させることが出来る。
上記再生光は、PBS13bを透過しレンズ12c、12dにより適当なビーム径にされた後、撮像素子8に導かれる。
その後、撮像素子8に導かれた再生光は、撮像素子8によりその情報を読み取られる。
以上のようにホログラム再生において、再生光が記録メディア2の中のホログラム記録層3b底面に設けられたCD光透過DVD光反射層3aで反射される際、参照光と同一方向に反射され、撮像素子8に導かれることにより、ホログラム再生装置における光学部品の配置を一方方向に集約でき、小型化が容易なホログラム再生装置を実現出来る。
また、複数のレンズ12によりレーザ光のスポットサイズを光学系が必要とするサイズに合わせることが出来る。
また、情報光と再生光の光路を平行に構成することにより、余分なスペースを削減でき小型化が容易なホログラム装置が実現出来る。
なお、干渉縞を記録する上記ホログラム記録を実現するために、記録メディア2のホログラム記録層3bの材料として感光材料を用い、感光材料としてフォトポリマー、フォトリフラクティブ結晶、フォトクロミック化合物等を使用することが出来る。
次に、ホログラム記録時に記録メディア2とピックアップ部の位置を制御するアドレス・サーボ制御を行う必要があるが、ホログラム記録時に同時に行われているアドレス・サーボ制御について図5、図6を用いて説明する。図5はホログラムの記録再生をする際に同時に行うアドレス・サーボ制御で使用する光学系と往路の光軸を示す図、図6はホログラムの記録再生をする際に同時に行うアドレス・サーボ制御で使用する光学系と復路の光軸を示す図である。
図5において、アドレス・サーボ制御には光源9bからCD用のS偏光のレーザ光を発振し、レンズ12lを介してPBS13dで一部を反射し、そのレーザ光はレンズ12kを介して、前光モニタ15に導かれ、前光モニタ15で読み取った光量により光源9bの光量調整を行う。
一方、PBS13dを透過したレーザ光はPBS13cを透過し、QWP11bにより円偏光に変換され、対物レンズ1により記録メディア2の底面に集光される。
上に記されたように集光された光は、図6に示すように記録メディア2の底面に設けられた反射膜で反射し、反射したレーザ光はQWP11bによりP偏光へと変換され、PBS13cを透過し、PBS13dで反射され、レンズ12j、12iで適当なビーム径にされた後、PBS13aを介して、透過型回折光学素子16に導かれる。
その後、レーザ光は、透過型回折光学素子16により複数のレーザ光に分けられ、レンズ12h、12gによりPDIC17に集光される。このPDIC17が読み取ったレーザ光により各種アドレス・サーボ制御が行われる。
これにより、光源9bのレーザ光から記録メディア2で反射した光をPDIC17で読み取ることで、記録メディア2の位置の補正を行うことができ、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
ここで、本実施例では、ホログラム記録再生にDVD用のレーザ光源を使用し、また、アドレス・サーボ用にCD用の光源を使用している。ホログラム記録再生と同時にアドレス・サーボ制御を行う際に、ホログラム記録再生にDVD用のレーザ光源を使用し、また、アドレス・サーボ制御にCD用の光源を使用する利点について、図7を用いて説明する。図7はホログラム記録再生にDVD光を用い、アドレス・サーボ制御にCD光を用いる利点を示す図である。
まず、ホログラム記録再生にDVD用のレーザ光源、アドレス・サーボ制御にCD用の光源を使用する利点について図7に説明する。従来のビットバイビット記録の互換性を考えると、ホログラム用の光源としては、ブルーレーザ光であるBlu−ray Disc(以下BDとする)、DVD、CD用の光源が挙げられるが、まずBD用の光源をホログラム記録に用いた場合を図7(e)、(f)に示す。
図7(e)において、BD記録では光ディスク表面から0.1mmの位置に記録・反射面があるため、BD光5cとBD用の対物レンズを用いてホログラム記録を行う場合、ホログラム記録を厚さ0.1mmの範囲でしか行うことができず、ホログラム記録によって記録容量の大容量化が困難である。
また、BD用の対物レンズではBD光5cを深い位置に集光することが難しいため、図7(f)に示すようにホログラム記録層3bを0.1mm以上としてホログラム記録を行おうとすると、図7(f)に示すように記録メディア2と対物レンズ1との距離をBD記録時よりも近づける必要があり、そのため、外部からの衝撃等の外乱によって記録メディア2に対物レンズ1が衝突してしまう恐れがある。
次に、CD用の光源をホログラム記録に利用した場合を図7(a)、(b)に示す。CD光5bを用いた場合、上記BD光5cを記録に用いた場合とは異なり、光ディスク表面から1.2mmの位置にあるホログラム記録層3bの底面に集光するのでホログラム記録を1.2mmの範囲で行うことができ、記録容量の大容量化を図ることが出来る。
しかしながら、上記ホログラム記録の際に行うアドレス・サーボ制御を考慮すると、ホログラム記録と同一のCD用光源を用いた場合には、ホログラム記録とアドレス・サーボ制御とを同時に行うことができず、さらに記録メディア2に設けられたアドレス・サーボ制御用溝4によってレーザ光が乱反射し、ホログラムが正確に記録再生できない恐れがある。
また、ホログラム記録にCD用光源を用い、アドレス・サーボ制御にDVD用光源、あるいはBD用光源を利用した場合、図7(c)に示すように記録メディア2に設けたアドレス・サーボ制御用溝4をCD光が透過するため、設けられた溝による乱反射、回折によって集光位置が変化し、目標とする集光位置にCD光を集光することが難しく、ホログラム記録再生を行うことが困難である。
そのため本願では、図7(d)に示すようにホログラム記録にDVD用光源を用い、アドレス・サーボ制御用にCD用光源を用い、DVD光5aはCD光5bの集光位置よりも対物レンズ1側に、即ち光ディスク表面側に集光させている。
これにより、DVD用の光源から照射されたレーザ光をCD用の光源から照射されたレーザ光より対物レンズ1側に集光させることにより、ホログラム記録において、記録光は記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用溝4を介することなく記録出来るので、ホログラム記録の場合、記録媒体に設けたアドレス・サーボ制御用溝4の影響を受けることなく記録を行うことができ、その結果、さらに記録精度を向上することが出来る。
即ち、従来の記録方式であるビットバイビット記録との互換性を維持しつつ、ホログラム記録再生を行い、同時にアドレス・サーボ制御を行うことができ、また、記録容量を増大させることが出来る。
上記のように、本実施例では、ホログラム記録再生にDVD用のレーザ光源を使用し、また、アドレス・サーボ用にCD用の光源を使用しているが、DVD用のレーザ光5aとCD用のレーザ光5bという性質の異なる2つレーザ光を同一の記録媒体に集光させるため、対物レンズを工夫する必要がある。ここで、本実施例に用いる対物レンズの構造について図8及び図9を用いて説明する。図8はDVD光とCD光を同一光軸上の異なる位置に集光させる様子を示す図、図9はDVD光とCD光を同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを示す図である。
図8は、ホログラム記録再生及びアドレス・サーボ制御、DVD記録再生、CD記録再生に用いられる対物レンズ1近傍の様子を表している。対物レンズ1は波長によってその焦点距離を変えることができ、DVD用の光5aの方がCD用の光5bの焦点位置よりも対物レンズに近い側に焦点を結ぶようになっている。これによりホログラム記録再生を行う際に、記録メディア2底面に設けられたアドレス・サーボ制御用溝4にCD用の光5bを集光しつつ、同時に記録メディア2の底面よりも対物レンズ側にDVD用の光5aを集光することが出来るのでアドレス・サーボ制御を行いながらホログラム記録再生を行うことが出来る。この時、記録メディア2の内部にはDVD用の光5aを反射しCD用の光5bを透過するようなCD光透過DVD光反射膜3aが設けられている。
上記対物レンズは図9(a)に示されているように、対物レンズ1は第1屈折領域6aと第2屈折領域6bとを有し、第1屈折領域6aにはCD用の光源から入射したレーザ光を回折する第1回折格子が形成され、第2屈折領域6bにはDVD用の光源から入射したレーザ光を回折する第2回折格子が形成されている。図9(b)、(c)に示すように、CD用の光源から第2屈折領域を通過したレーザ光は第2回折格子の影響を受けずに集光し、一方、DVD用の光源から第2屈折領域6bを通過したレーザ光は第2回折格子により回折光となって、CD用の光源から第2屈折領域6bを通過したレーザ光の集光位置より対物レンズ1側に集光する。
これにより、第2回折格子によって同じ対物レンズに入射した波長の異なるレーザ光を同一光軸上の異なる位置に集光させるので、ホログラム記録の場合に、記録を行っている最中であっても、連続してアドレス・サーボ制御を行うことができ、その結果、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来る。
また図9(b)に示すように、DVD用の光源から第1屈折領域6aを通過したレーザ光は第1回折格子の影響を受けずに第1屈折領域6aの屈折率に従って集光し、DVD用の光源から第2屈折領域6bを通過して第2回折格子の影響を受けて集光する位置と同じ位置に集光するように、第2屈折領域6bの屈折率が設定されている。
これにより、DVD用の光源から第1屈折領域6aを通過したレーザ光がDVD用の光源から第2屈折領域6bを通過したレーザ光の集光位置と同じ位置に集光することにより、DVD用の光源から第1屈折領域6aと第2屈折領域6bとを通過したレーザ光の両方を利用するので、記録時のレーザ光のパワーを向上させることが出来る。
また図9(c)に示すように、CD用の光源から第1屈折領域6aを通過したレーザ光は第1回折格子により回折光となり拡散して集光しないようになっている。
これにより、CD用の光源から集光するレーザ光は第2屈折領域6bを通過して第2屈折領域6bの屈折率に従って集光したレーザ光のみとなり、CD記録の際にCD用の光源から集光されるレーザ光が均一になるため、記録精度を向上させることが出来る。
以上のように、対物レンズ1がDVD光5aとCD光5bに異なる焦点距離を持たせており、またDVD光5aとCD光5bが同一光源から発振しているのではなく、異なる光源から発振しているために、ホログラム記録再生とそれに必要なアドレス・サーボ制御を同時に行うことができ、その結果記録と制御とを交互に行っていた従来例と比較すると、記録精度を向上させつつ記録媒体を最大限有効に利用出来るようになる。
本実施例の記録装置では、ホログラム記録再生だけではなく、同一の記録装置においてビットバイビットの記録再生をも実現出来る。次に、上記のように構成された本発明の記録装置においてDVD記録再生時、及びCD記録再生をする際の動作について説明する。
まず、図10、図11を用いてDVDの記録再生を行う際の動作を説明する。図10はホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の参照光光路を通りDVD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図、図11はホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録再生を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の参照光光路を通りDVD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図である。
図10はDVD記録再生を行う際のレーザ光源9aから出射されたレーザ光が記録メディア2aに到達し情報の記録・読み出しを行うまでの様子を表している。レーザ光源9aから出射された光はOFF状態のL.C.HWP10に入射する。L.C.HWP10がOFF状態であるためレーザ光の偏光は変わらずS偏光のままであり、PBS13aにて反射されPBS13dに入射する。PBS13dはDVD用レーザ光のS偏光の一部を透過し残りを反射するようになっており、PBS13dを透過したレーザ光は前光モニタ15に入射してその光量が読み取られ、ここで読み取った光量は光源9aから出射されるレーザ光の光量の調整に用いられる。PBS13dにて反射されたレーザ光はPBS13cを通過後QWP11bによって円偏光となった後対物レンズ1によって集光されながら記録メディア2aに入射し情報の記録・読出しを行う。
図11はDVD記録再生を行う際に記録メディア2aの反射面で反射した光がPDIC17に到達し信号を検出するまでの様子を示している。記録メディア2aの反射面で反射した光は対物レンズ1を通過後QWP11bによって円偏光からP偏光になり、PBS13cを所定の光量で透過しPBS13dによって反射されレンズ12i、12jを介して適当なビーム径にされた後PBS13aを透過し透過型回折光学素子16及びレンズ12h、12gを介してPDIC17に集光される。このPDIC17が読み取ったレーザ光によりアドレス・サーボ制御や記録された情報の信号検出が行われる。
つまり、DVD記録再生時には、DVD用レーザ光が出射されてから記録メディア2aにて反射されPDIC17に到達するまでの経路のほとんどがホログラム記録再生時の参照光の光路と同一となっている。
以上のようにホログラム記録の場合にDVD用の光源を用い、一方、DVD記録再生の場合にホログラム記録再生時における参照光光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をDVD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とDVD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光の2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とDVD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、DVD記録再生の場合に、ホログラム記録再生と共用する光路として参照光光路を用いることによって、DVD記録に不要な光学部材を経由しないので、空間光変調部を経由させた場合のDVD記録時に発生するレーザ光の損失やノイズをなくすことが出来る。
次に、図12、図13を用いてCDの記録再生を行う時の様子を説明する。図12はホログラム記録再生時のアドレス・サーボ制御に用いた光学系を使用してCD記録再生を行う際の光学系と往路の光軸を示す図、図13はホログラム記録再生時のアドレス・サーボ制御に用いた光学系を使用してCD記録再生を行う際の光学系と復路の光軸を示す図である。
まず図12はCD記録再生を行う際のレーザ光源9bから出射されたレーザ光が記録メディア2bに到達し情報の記録・読み出しを行うまでの様子を表している。
光源9bから出射したレーザ光はPBS13dによって一部が反射され残りはPBSを透過する。PBS13dにて反射したレーザ光はレンズ12kによって前光モニタ15に集光し、その光量が読み取られ、ここで読み取った光量は光源9bから出射されるレーザ光の光量の調整に用いられる。PBS13dを透過したレーザ光はPBS13cを透過しQWP11bによって円偏光となった後対物レンズによって集光されながら記録メディア2bに入射し情報の記録・読出しを行う。
図13はCD記録再生を行う際に記録メディア2bの反射面で反射した光がPDIC17に到達し信号を検出するまでの様子を示している。記録メディア2bの反射面で反射した光は対物レンズ1を通過後QWP11bによって円偏光からP偏光になり、PBS13cを透過しPBS13dによって反射されレンズ12i、12jを介して適当なビーム径にされた後PBS13aを透過し透過型回折光学素子16及びレンズ12h、12gを介してPDIC17に集光される。このPDIC17が読み取ったレーザ光により各種サーボ制御や記録された情報の信号検出が行われる。
以上のようにホログラム記録の場合に各種サーボを行うためのレーザ光の光源としてCD用の光源を用い、一方、CD記録再生の場合にホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をCD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とCD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とCD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とCD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
(実施例2)
実施例2は、DVDの記録再生をホログラム記録時の情報光光路を用いて行うものである。なお、実施例1と同一構成部分については便宜上同一符号を付し、その具体的説明は実施例1のものを援用する。
本実施例のDVD記録再生時の動作を図14、図15を用いて説明する。図14はホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の情報光光路を通ってDVD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図、図15はホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の情報光光路を通ってDVD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図である。
図14において、DVD記録再生を行う際のレーザ光源9aから出射されたレーザ光が記録メディア2aに到達し情報の記録・読み出しを行うまでの様子を表している。レーザ光源9aから出射された光はON状態のL.C.HWP10に入射し、光源から出射された時にはS偏光のみ保持していたレーザ光がL.C.HWP10によってP偏光も保持するようになる。その結果PBS13aにおいてS偏光は反射されP偏光は透過し、2経路に分岐される。PBS13aにおいて反射されたS偏光のレーザ光はレンズ12i、12jによって適当な径にされた後PBS13dに入射し、その一部が透過する。PBS13dを透過したレーザ光はレンズ12kによって前光モニタ15に集光し、その光量が読み取られ、ここで読み取った光量は光源9aから出射されるレーザ光の光量の調整に用いられる。PBS13aを透過したP偏光のレーザ光はPBS13bも透過し、QWP11aによってP偏光から円偏光になった後、SLM7に到達する。
ここでSLM7は、特に2次元データをレーザ光に付与する必要はなく、到達した光をそのまま反射することが望ましい。SLM7によって反射されたレーザ光は再びQWP11aを通ることで円偏光からS偏光になり、PBS13bによって反射されレンズ12e、12fによって適当なビーム径にされた後、PBS13cによって所定の光量が反射される。PBS13cで反射されたレーザ光は、QWP11bによって円偏光になった後、対物レンズ1によって記録メディア2aに集光して情報の記録・読出しを行う。
図15はDVD記録再生を行う際に記録メディア2aの反射面で反射した光がPDIC17に到達し信号を検出するまでの様子を示している。記録メディア2aの反射面で反射した光は対物レンズ1を通過後QWP11bによって円偏光からP偏光になり、PBS13cを所定割合の光量で透過しPBS13dによって反射されレンズ12i、12jを介して適当なビーム径にされた後PBS13aを透過し透過型回折光学素子16及びレンズ12h、12gを介してPDIC17に集光される。このPDIC17が読み取ったレーザ光により各種サーボ制御や記録された情報の信号検出が行われる。
以上のようにホログラム記録の場合にDVD用の光源を用い、一方、DVD記録再生の場合において、光源から記録メディア2aに至るまでの光路のほとんどにホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由する第1光路を用い、また、記録メディア2aで反射した光がPDIC17に至るまでの光路のほとんどにホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由しない第2光路を用いることによって、光源を起点として記録に用いる光路をDVD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とDVD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とDVD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とDVD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
ここで、光源9aから出射されるレーザ光の光量を調整するために用いられている前光モニタ15は、例えば図16に示すようにSLM7によって反射されたレーザ光の一部がPBS13cを透過したその先にあっても良い。
この場合にはPBS13aによってレーザ光を2方向に分岐させる必要はなく、光源9aから出射されたレーザ光は、L.C.HWP10によってP偏光にされ、PBS13aを透過してホログラム記録時の情報光の光路を通過する。
これにより、DVD記録再生の際に光源9aから出射されるレーザ光はホログラム記録時の情報光光路のみを通過するので、光源9aから出射されたレーザ光を効率よく用いることが出来る。
なお、図16に示されるような位置に前光モニタ15がある場合には、CD用のレーザ光の光量を検知するため、CD用レーザ光に対してPBS13dはS偏光を透過しP偏光を反射し、PBS13cはS偏光の一定割合の光量を反射し残りを透過し、P偏光を透過するものである必要がある。
(実施例3)
実施例3は、上記構成に加えてBD記録再生を行う光学系を追加し、BD及びDVDの記録再生にホログラム記録再生時における参照光光路を利用したものである。以下に、ビットバイビット記録との互換性を備えたホログラム記録再生を行う本発明における光ディスク記録再生装置のホログラム記録再生時、DVDの記録再生時、CDの記録再生時及びBD記録再生時の様子を説明する。なお、実施例1と同一構成部分については便宜上同一符号を付し、その具体的説明は実施例1のものを援用する。
まず、図17はホログラム記録再生とBD記録再生、DVD記録再生及びCD記録再生を行うことの出来る光ディスクドライブの光学系レイアウトの一例を示している。光学システムは対物レンズ1a(実施例1、2における対物レンズ1と同等)、1b、記録メディア2、空間光変調器(SLM)7、撮像素子(CCDカメラやCMOSカメラ)8、DVD用レーザ光源9a、CD用レーザ光源9b、BD用レーザ光源9c、液晶1/2波長板(以下L.C.HWPとする)10、1/4波長板(以下QWPとする)11、ビームエキスパンダー12、偏光ビームスプリッター(以下PBSとする)13、ピンホール14、レーザ光の光量を検知する前光モニタ15、透過型回折光学素子16、複数のレーザ光を検知するPDIC(Photo Detector IC)17、ビームスプリッター(BS)18などからなっている。
ここで、BS18とPBS13a〜13eの特性について記すと、BS18はDVD光5aを透過しBD光5cを反射する。PBS13a、13bは各波長のレーザ光のP偏光を透過しS偏光を反射する。PBS13cはDVD光5aに対してP偏光を透過し、S偏光の50%を透過し50%を反射し、CD光5bに対してはいずれの偏光をも透過する。PBS13dはDVD光5aに対してP偏光を反射し、S偏光の10%を透過し90%を反射し、CD光5bに対してはP偏光を反射し、S偏光の10%を反射し90%を透過し、BD光5cに対してはいずれの偏光をも透過する。PBS13eはDVD光5aとCD光5bを透過し、BD光5cに対してP偏光を反射しS偏光の10%を透過し90%を反射する。各BS及びPBSの特性は本実施例では仮に上記のようになっているが、上記透過及び反射の割合は任意に定めることができ、構成する光学系により適宜決めるものであり、この限りではない。
以下に、ホログラム記録再生、DVD記録再生、CD記録再生、BD記録再生を行う際の様子を説明する。
まず、ホログラム記録再生を行う際には、レーザ光源から出射されたレーザ光が進む光路上には実施例1の構成に加えてBS18とPBS13eがあるだけである。BS18とPBS13eはホログラム記録再生に用いられるDVD光5aを透過する性質を持っているので、DVD光5aから見るとこれらの光学素子は存在していないのと同等である。従ってホログラム記録再生の際には透過する光学素子が増えただけで、その記録再生が行われる際の様子は実施例1におけるホログラム記録再生時の様子とほとんど同じである。
次にDVD記録再生を行う際には、レーザ光源から出射されたレーザ光が進む光路上には実施例1の構成に加えてBS18とPBS13eがあるだけである。BS18とPBS13eはDVD光5aを透過する性質を持っているので、DVD光5aから見るとこれらの光学素子は存在していないのと同等である。従ってDVD記録再生の際には、透過する光学素子が増えただけで、その記録再生が行われる際の様子は実施例1におけるDVD記録再生時の様子とほとんど同じである。
次にCD記録再生を行う際には、レーザ光源から出射されたレーザ光が進む光路上には実施例1の構成に加えてPBS13eがあるだけである。PBS13eはCD光5bを透過する性質を持っているので、CD光5bから見るとこれらの光学素子は存在していないのと同等である。従ってCD記録再生の際には、透過する光学素子が増えただけで、その記録再生が行われる際の様子は実施例1におけるCD記録再生時の様子とほとんど同じである。
次に図18、図19を用いてBD記録再生時の様子を説明する。図18はビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の参照光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図、図19はビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の参照光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図である。
図18においてレーザ光源9cから出射された光はOFF状態のL.C.HWP10に入射する。L.C.HWP10がOFF状態であるためレーザ光の偏光は変わらずS偏光のままであり、PBS13aにて反射され、レンズ12i、12jによって適当なビーム径にされた後PBS13dに入射する。PBS13dはBD用レーザ光を透過するようになっており、透過したBD用レーザ光はPBS13eに入射する。PBS13eはS偏光の一部を透過し残りを反射する性質を持っており、PBS13eを透過したレーザ光は前光モニタ15に入射してその光量が読み取られ、ここで読み取った光量は光源9cから出射されるレーザ光の光量の調整に用いられる。PBS13eにて反射されたレーザ光はQWP11cによって円偏光となった後対物レンズ1bによって集光されながら記録メディア2cに入射し情報の記録・読出しを行う。
図19において記録メディア2cの反射面で反射した光は対物レンズ1bを通過後QWP11cによって円偏光からP偏光になり、PBS13eによって反射されPBS13dを透過しレンズ12i、12jを介して適当なビーム径にされた後PBS13aを透過し透過型回折光学素子16及びレンズ12h、12gを介してPDIC17に集光される。このPDIC17が読み取ったレーザ光により各種サーボ制御や記録された情報の信号検出が行われる。
この時BD用レーザ光が出射されてから記録メディア2cにて反射されPDIC17に到達するまでの経路のほとんどがホログラム記録再生時の参照光の光路と同一であるという特徴を有する。
以上のようにホログラム記録の場合にDVD用の光源を用い、一方、BD記録再生の場合にホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由しない第2光路を用いることにより、光源を起点として記録に用いる光路をBD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とBD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とBD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とBD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
また、BD記録再生の場合に、共用する光路として空間光変調部を経由しない第2光路を用いることによって、BD記録に不要な光学部材を経由しないので、空間光変調部を経由させた場合のBD記録時に発生するレーザ光の損失やノイズをなくすことが出来る。
(実施例4)
実施例4は、実施例2の構成に加えてBD記録再生を行う光学系を追加し、BD及びDVDの記録再生にホログラム記録再生時における情報光光路を利用したものである。以下に、ビットバイビット記録との互換性を備えたホログラム記録再生を行う本発明における光ディスク記録再生装置のホログラム記録再生時、DVDの記録再生時、CDの記録再生時及びBD記録再生時の様子を説明する。なお、実施例3と同一構成部分については便宜上同一符号を付し、その具体的説明は実施例3のものを援用する。
本実施例では、実施例3の構成にPBS13fをPBS13eとQWP11cとの間に配置している。ここで、PBS13cは実施例3で記した特性に加えてBD光5cを透過し、PBS13fはBD光5cに対してS偏光を反射し、P偏光を透過するようになっている。なお、PBS13c、及びPBS13fの特性は本実施例では仮に上記のようになっているが、上記透過及び反射の割合は任意に定めることができ、構成する光学系により適宜決めるものであり、この限りではない。
まず、ホログラム記録再生を行う際には、レーザ光源から出射されたレーザ光が進む光路上には実施例2の構成に加えてBS18とPBS13eがあるだけである。BS18とPBS13eはホログラム記録再生に用いられるDVD光5aを透過する性質を持っているので、DVD光5aから見るとこれらの光学素子は存在していないのと同等である。従ってホログラム記録再生の際には透過する光学素子が増えただけで、その記録再生が行われる際の様子は実施例1におけるホログラム記録再生時の様子とほとんど同じである。
次にDVD記録再生を行う際には、レーザ光源から出射されたレーザ光が進む光路上には実施例2の構成に加えてBS18とPBS13eがあるだけである。BS18とPBS13eはDVD光5aを透過する性質を持っているので、DVD光5aから見るとこれらの光学素子は存在していないのと同等である。従ってDVD記録再生の際には、透過する光学素子が増えただけで、その記録再生が行われる際の様子は実施例1におけるDVD記録再生時の様子とほとんど同じである。
次にCD記録再生を行う際には、レーザ光源から出射されたレーザ光が進む光路上には実施例2の構成に加えてPBS13eがあるだけである。PBS13eはCD光5bを透過する性質を持っているので、CD光5bから見るとこれらの光学素子は存在していないのと同等である。従ってCD記録再生の際には、透過する光学素子が増えただけで、その記録再生が行われる際の様子は実施例1におけるCD記録再生時の様子とほとんど同じである。
次に、ホログラム記録再生時の情報光光路を利用したBD記録再生の動作について図20、21を用いて説明する。図20はビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の情報光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図、図21はビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の情報光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図である。
図20において、レーザ光源9cから出射された光はON状態のL.C.HWP10に入射し、光源から出射された時にはS偏光のみ保持していたレーザ光がL.C.HWPによってP偏光も保持するようになる。その結果PBS13aにおいてS偏光は反射されP偏光は透過し、2経路に分岐される。PBS13aにおいて反射されたS偏光のレーザ光はレンズ12i、12jによって適当なビーム径にされた後PBS13dを透過し、PBS13eに入射する。PBS13eを透過したレーザ光はレンズ12kによって前光モニタ15に集光し、その光量が読み取られ、ここで読み取った光量は光源9cから出射されるレーザ光の光量の調整に用いられる。
一方、PBS13aを透過したP偏光のレーザ光はPBS13bも透過し、QWP11aによってP偏光から円偏光になった後、SLM7に到達する。ここでSLM7は、特に2次元データをレーザ光に付与する必要はなく、到達した光をそのまま反射することが望ましい。SLM7によって反射されたレーザ光は再びQWP11aを通ることで円偏光からS偏光になり、PBS13bによって反射されレンズ12e、12fを介して適当なビーム径にされた後、PBS13cを透過しPBS13fに入射する。PBS13fに入射したレーザ光はPBS13fによって反射され、QWP11bによって円偏光になった後、対物レンズ1bによって記録メディア2cに集光して情報の記録・読出しを行う。
図21において記録メディア2cの反射面で反射した光は対物レンズ1bを通過後QWP11cによって円偏光からP偏光になり、PBS13fを透過しPBS13eによって反射され、PBS13dを透過した後レンズ12i、12jを介して適当なビーム径にされた後、PBS13aを透過し透過型回折光学素子16及びレンズ12h、12gを介してPDIC17に集光される。このPDIC17が読み取ったレーザ光により各種サーボ制御や記録された情報の信号検出が行われる。
以上のようにホログラム記録の場合にDVD用の光源を用い、一方、BD記録再生の場合において、光源から記録メディア2cに至るまでの光路のほとんどはホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由する第1光路を用い、また、記録メディア2cで反射した光がPDIC17に至るまでの光路のほとんどはホログラム記録に用いられる空間光変調部を経由しない第2光路を用いることによって、光源を起点として記録に用いる光路をBD記録とホログラム記録とで共用するので、ホログラム記録とBD記録とで共用する光学系が多く光学系を効率的に共用する互換性を持った記録装置を容易に実現でき、その結果、情報光と参照光と2系統の光路を用いるホログラム記録とBD記録とを共に実現する記録装置であっても、ホログラム記録とBD記録とを別々の光学系で実現した場合と比較して装置全体を大幅に小型化出来る。
ここで、光源9cから出射されるレーザ光の光量を調整するために用いられている前光モニタ15は、例えば図22に示すようにSLM7によって反射されたレーザ光の一部がPBS13c及びPBS13fを透過した、その先にあっても良い。
この場合には光源9cから出射されたレーザ光をPBS13aによって2方向に分岐させる必要はなく、光源9cから出射されたレーザ光は、L.C.HWP10によってP偏光にされ、PBS13aを透過してホログラム記録時の情報光の光路を通過する。
これにより、BD記録再生の際に光源9cから出射されるレーザ光はホログラム記録時の情報光光路のみを通過するので、光源9cから出射されたレーザ光を効率よく用いることが出来る。
なお、図22に示されるような位置に前光モニタ15がある場合には、CD光5bの光量を検知するため、CD用レーザ光に対してPBS13dはS偏光を透過しP偏光を反射し、PBS13cはS偏光の一定割合の光量を反射し残りを透過し、P偏光を透過するものであり、PBS13fはDVD光5aとCD光5bを透過し、BD光5cのS偏光の一部を透過し残りを反射し、P偏光を透過する必要がある。
また、図22において、PBS13eはBD光5cを反射するのみなので、単なるミラーであっても良い。
本発明の記録装置及びそれを備えた情報機器は、ビットバイビット記録方式と互換性を有しつつ、サーボ制御を行いながらホログラム記録もしくはホログラム記録再生を行う記録装置、また上記装置を備えたレコーダやPC等の情報機器に有用である。
CDやDVDなどのビットバイビット記録再生との互換性を有したホログラム記録再生装置の光学系配置図 ホログラム記録を行う際に使用する光学系と光軸を示す図 ホログラムに記録された情報を再生する際に使用する光学系と往路の光軸を示す図 ホログラムに記録された情報を再生する際に使用する光学系と復路の光軸を示す図 ホログラムの記録再生をする際に同時に行うアドレス・サーボ制御で使用する光学系と往路の光軸を示す図 ホログラムの記録再生をする際に同時に行うアドレス・サーボ制御で使用する光学系と復路の光軸を示す図 ホログラム記録再生にDVD光を用い、アドレス・サーボ制御にCD光を用いる利点を示す図 DVD光とCD光を同一光軸上の異なる位置に集光させる様子を示す図 DVD光とCD光を同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズを示す図 ホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、VD光がホログラム記録再生時の参照光光路を通りDVD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図 ホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録再生を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の参照光光路を通りDVD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図 ホログラム記録再生時のアドレス・サーボ制御に用いた光学系を使用してCD記録再生を行う際の光学系と往路の光軸を示す図 ホログラム記録再生時のアドレス・サーボ制御に用いた光学系を使用してCD記録再生を行う際の光学系と復路の光軸を示す図 ホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の情報光光路を通ってDVD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図 ホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の情報光光路を通ってDVD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図 ホログラム記録再生に用いた光学系を使用してDVD記録を行う際に、DVD光がホログラム記録再生時の情報光光路を通ってDVD記録再生を行う場合の光学系を変化させた場合の光軸を示す図 CD、DVD、BDなどのビットバイビット記録再生との互換性を有したホログラム記録再生装置の光学系配置図 ビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の参照光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図 ビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の参照光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図 ビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の情報光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と往路の光軸を示す図 ビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の情報光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系と復路の光軸を示す図 ビットバイビット記録との互換性を有したホログラム記録再生装置においてBD記録再生を行う際に、BD光がホログラム記録時の情報光光路を通ってBD記録再生を行う場合の光学系を変化させた場合の光軸を示す図
符号の説明
1 対物レンズ
2 記録メディア
3a CD光透過DVD光反射層
3b ホログラム記録層
4 アドレス・サーボ制御用溝
5a DVD光
5b CD光
5c BD光
6a 第1屈折領域
6b 第2屈折領域
7 空間光変調器(SLM)
8 撮像素子
9 レーザ光源
10 液晶1/2波長板(L.C.HWP)
11 1/4波長板(QWP)
12 ビームエキスパンダー
13 偏向ビームスプリッター(PBS)
14 ピンホール
15 前光モニタ
16 透過型回析光学素子
17 PDIC
18 ビームスプリッター(BS)

Claims (13)

  1. 情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録するホログラム記録装置であって、DVD用の第1光源と、CD用の第2光源と、
    前記第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、
    前記第1光源から照射されたレーザ光と前記第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズと、を具備し、
    ホログラム記録の場合、前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し前記対物レンズへ導く第1光路と前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由しない参照光を生成し前記対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、前記第2光源から照射されたレーザ光を前記対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合前記第2光路を用いて記録し、また、CD記録の場合前記第3光路を用いて記録することを特徴とする記録装置。
  2. 前記対物レンズは前記第1光源から照射されたレーザ光を前記第2光源から照射されたレーザ光より前記対物レンズ側に集光させることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. ブルーレーザ光の第3光源と、ブルーレーザ光を集光する第2対物レンズを設け、前記第3光源から照射されたレーザ光を前記第2光路を経由して前記第2対物レンズに導くことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録するホログラム記録装置であって、DVD用の第1光源と、CD用の第2光源と、
    前記第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、
    前記第1光源から照射されたレーザ光と前記第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させる対物レンズと、を具備し、
    ホログラム記録の場合、前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し前記対物レンズへ導く第1光路と前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由しない参照光を生成し前記対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、前記第2光源から照射されたレーザ光を前記対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、DVD記録の場合前記第1光路を用いて記録し、また、CD記録の場合前記第3光路を用いて記録することを特徴とする記録装置。
  5. 前記対物レンズは前記第1光源から照射されたレーザ光を前記第2光源から照射されたレーザ光より前記対物レンズ側に集光させることを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  6. ブルーレーザ光の第3光源と、ブルーレーザ光を集光する第2対物レンズを設け、前記第3光源から照射されたレーザ光を前記第1光路を経由して前記第2対物レンズに導くことを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  7. 前記対物レンズは、前記第1光源から照射されたレーザ光を回折する回折格子が形成され、前記第2光源から照射されたレーザ光は前記回折格子の影響を受けずに集光し、一方、前記第1光源から照射されたレーザ光は前記回折格子により回折光となって、前記第2光源から照射されたレーザ光の集光位置より前記対物レンズ側に集光することを特徴とする請求項2又は5記載の記録装置。
  8. 前記対物レンズは、第1屈折領域と第2屈折領域とを有し、前記第1屈折領域には第2光源から入射したレーザ光を回折する第1回折格子が形成され、一方前記第2屈折領域には第1光源から入射したレーザ光を回折する第2回折格子が形成され、前記第2光源から前記第2屈折領域を通過したレーザ光は前記第2回折格子の影響を受けずに集光し、一方、前記第1光源から前記第2屈折領域を通過したレーザ光は前記第2回折格子により回折光となって、前記第2光源から前記第2屈折領域を通過したレーザ光の集光位置より前記対物レンズ側に集光することを特徴とする請求項2又は5記載の記録装置。
  9. 前記第1光源から前記第1屈折領域を通過したレーザ光は前記第1回折格子の影響を受けずに前記第1屈折領域の屈折率に従って集光し、前記第1光源から前記第1屈折領域を通過したレーザ光が前記前記第1光源から前記第2屈折領域を通過したレーザ光の集光位置と同じ位置に集光するように、前記第2屈折領域の屈折率が設定されていることを特徴とする請求項8記載の記録装置。
  10. 前記第2光源から前記第1屈折領域を通過したレーザ光は前記第1回折格子により回折光となり拡散して集光しないことを特徴とする請求項9記載の記録装置。
  11. 情報光に参照光を干渉させて記録媒体上に干渉縞を記録する記録装置であって、第1光源と、前記第1光源と波長が異なる第2光源と、
    前記第1光源から照射されたレーザ光に情報を付与する空間光変調部と、
    前記第1光源から照射されたレーザ光と前記第2光源から照射されたレーザ光とを同一光軸上の異なる位置に集光させ、させる対物レンズと、を具備し、
    前記対物レンズは前記第1光源から照射されたレーザ光を前記第2光源から照射されたレーザ光より前記対物レンズ側に集光させ、第1記録方式の場合、前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由させて情報を付与した情報光を生成し前記対物レンズへ導く第1光路と前記第1光源より照射されたレーザ光から前記空間光変調部を経由しない参照光を生成し前記対物レンズへ導く第2光路との2つの光路を用いて記録すると同時に、前記第2光源から照射されたレーザ光を前記対物レンズに導く第3光路を用いてアドレス・サーボ制御を行い、第2記録方式の場合、前記第1又は第2光路を用いて記録し、また、前記第3記録方式の場合、前記第3光路を用いて記録することを特徴とする記録装置。
  12. 前記第1記録方式はホログラム記録方式、前記第2記録方式はDVD記録方式、前記第3記録方式はCD記録方式であることを特徴とする請求項11記載の記録装置。
  13. 請求項1〜12記載の記録装置を備えたことを特徴とする情報機器。
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