JP2009098540A - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009098540A
JP2009098540A JP2007271984A JP2007271984A JP2009098540A JP 2009098540 A JP2009098540 A JP 2009098540A JP 2007271984 A JP2007271984 A JP 2007271984A JP 2007271984 A JP2007271984 A JP 2007271984A JP 2009098540 A JP2009098540 A JP 2009098540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
charging device
compression spring
electrode plate
arm member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007271984A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kato
伸一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007271984A priority Critical patent/JP2009098540A/ja
Publication of JP2009098540A publication Critical patent/JP2009098540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】帯電ローラや感光体ドラムの交換性の向上および、付勢手段が電気接点を兼ねることで、部品の削減と接触不良の問題を解決する。
【解決手段】導電性の軸を有する円筒状の帯電ローラ121と、電流を供給する電極板127と、帯電ローラ121の軸の中心線に平行な線を旋回中心として、軸を保持するアーム部材122と、回転駆動する感光体11に帯電ローラ121を当接させる圧縮スプリング125とを有する帯電装置12であって、電極板127とアーム部材122との間の圧縮スプリング125で電気的に導通させ、かつ、アーム部材122と帯電ローラ121は軸受を介して電気的に導通させ、少なくとも一方のアーム部材122は、円筒中心線に平行な方向にスライド移動可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAXなどの画像形成に用いる帯電装置及び画像形成装置に関するものである。
現在、コピ−、プリンタ機の作像プロセス部は保守交換性向上のため小型化しプロセスカ−トリッジユニット(PCU)化している。さらに、近年は印字あたりのコスト削減や部品リサイクルのためPCU内の消耗部品を容易に交換し再利用できる構成が要求されている。特に帯電ローラや感光体ドラムは消耗が早く、また画像品質に大きく影響するため交換頻度の高い部品である。
しかし、PCUは部品の構成精度の要求が厳しく構成が複雑となっているため帯電ローラや感光体ドラムにおいても分解、組立性はあまり考慮されていなかった。
例えば、図11のような構成では、感光体ドラムのみを取り外す場合でも、帯電ローラの付勢手段であるスプリングを外し、次に軸受を取り外し、さらに帯電ローラを外すことにより感光体ドラムを取り外すことができる。さらに感光体ドラム交換後に逆の順序で帯電ローラを組立しなければならない。
このような過程で、帯電ローラや感光体ドラムの損傷の可能性があり、さらに工数がかかることでコスト高となっていた。
例えば、特許文献1では、帯電部材と像担持体、及び帯電部材側の電極と装置本体側の電極が各々接触している第1状態と、各々が非接触な第2状態に可逆転換可能であり、一次帯電電源から像担持体アースまでの閉回路で導通検出器を配置して帯電部材の第1状態と第2状態を検出する帯電装置が開示されている。これによって、接触帯電方式において帯電部材は長期間にわたって被帯電体に圧接させたままで放置された場合において圧接面の局部的なへたり変形が発生するのを抑えている。
特許文献2では、ローラの温度による補正と感光体の線速に応じた補正を共に行うことで、感光体を安定して所望の帯電電位に帯電することができる画像形成装置が開示されている。感光体の線速に応じても異ならせて最適な電圧にするため、どの線速であっても安定した帯電電位が得られる。
特開2000−250290号公報 特開平09−106141号公報
しかし、感光体ドラム交換にける煩雑さを解決するものではない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、このような帯電ローラや感光体ドラムの交換性の向上および、付勢手段が電気接点を兼ねることで、部品の削減と接触不良の問題を解決すること目的としている。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明の帯電装置は、導電性の軸を有する円筒状の帯電部材と、電流を供給する電極板と、帯電部材の軸の中心線に平行な線を旋回中心として、軸を保持するアーム部材と、回転駆動する被帯電体に帯電部材を当接させる付勢手段とを有する帯電装置であって、前記電極板とアーム部材との間の付勢手段で電気的に導通させ、かつ、アーム部材と帯電部材は軸受を介して電気的に導通させ、少なくとも一方のアーム部材は、円筒中心線に平行な方向にスライド移動可能であることを特徴とする。
また、本発明の帯電装置は、さらに、前記付勢手段は、圧縮スプリングであり、前記アーム部材が、圧縮スプリングの内径又は外形を挿入して保持する突起部を有することを特徴とする。
また、本発明の帯電装置は、さらに、前記電極板が、圧縮スプリングを引掛け保持するフック形状部を有することを特徴とする。
また、本発明の帯電装置は、さらに、前記電極板が、圧縮スプリングの内径又は外形を保持する凹又は凸部を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、潜像を形成する被帯電体と、被帯電体を帯電させる帯電装置と、被帯電体上に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像を現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像装置と、可視像を記録媒体に直接又は中間転写体を介して転写する転写装置と、前記記録媒体に転写された可視像を定着させる定着装置とを含む電子写真方式の画像形成装置において、上述のいずれかに記載の帯電装置を用いることを特徴とする。
上記解決する手段としての帯電装置では、感光体ドラムの交換作業は、付勢手段を取り外したアーム部材に保持された帯電ローラは感光体ドラムから接触を離すことができるため、感光体ドラムの交換作業が容易におこなうことができる。また引き続き、帯電ローラの交換作業は、アーム部材を帯電ローラの中心軸に平行な旋回軸によりスライド移動させることで軸受より取り外せることで簡単におこなうことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の画像形成装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、画像形成装置本体の内部において、矢印方向に無端移動する中間転写体31を備え、その中間転写体31の下部張架面に、4個の画像形成ユニット10Y、10C、10M、10Kが配備されている。これら画像形成ユニットの番号に沿えたY、C、M、Kは、扱うトナーの色と対応させているもので、Yはイエロー、Cはシアン、Mはマゼンタ、Kはブラックを意味している。画像形成ユニットに備えられ、中間転写体31とともに回転する感光体11に対向して中間転写体31の内側に14Y、14C、14M、14Kの転写ローラを沿えている。なお、被帯電体である感光体11Yから11Kは同間隔で配置され、少なくとも画像形成時にはそれぞれ中間転写体31との張架部の一部と接触する。
図1において、画像形成装置の動作時に、不図示の駆動源により、矢印方向に回転するよう回転可能に支持された円筒状の感光体11の周囲に、静電写真プロセスに従い帯電手段である帯電装置12、現像装置13、透明電極であるクリ−ニング部材7、光源となる露光装置18等の作像部材や中間転写体31を介して転写ローラ14が配設されている。
感光体11は、例えば直径30〜120mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機感光層(OPC)を形成したものである。アモルファスシリコン(a−Si)層を形成した感光体11も採用可能である。またベルト状の感光体11も採用できる。
露光装置18は、各色毎の画像データ対応の光を、帯電装置12で一様に帯電済みの各感光体11の表面を走査し、静電潜像を形成する。露光装置はレーザ光とポリゴンミラーを用い、形成すべき画像データに応じて変調したビーム光によるレーザスキャン方式、又は発光素子としてLED(発光ダイオード)アレイと結像素子の方式を採用できる。
帯電装置12としてローラ帯電方式のほかに、感光体11に非接触のチャージ方式も採用できる。
本実施例の現像は、トナーとキャリヤからなるニ成分現像剤を採用している現像方式である。負荷電の感光体11に対しレーザビームにより各感光体11の表面に形成された色毎の静電潜像は、感光体11の帯電極性と同極性(マイナス極性)の所定の色のトナーで現像され、可視像となる反転現像がおこなわれる。現像装置13の構成の詳細説明については省略する。複数のローラ35、36、37により支持されて矢印方向に走行する、中間転写体31が、感光体11Y、11C、11M、11Kの上部に設けられている。この中間転写体31は無端状で、各感光体11の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。また中間転写体31の内周部には各感光体11Y、11C、11M、11Kに対向させて1次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kが設けられている。
中間転写体31の外周部には、ローラ35に対向する位置にクリーニング装置33が設けられている。このクリーニング装置33は、中間転写体31の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。さらに、中間転写体31の外周で、支持ローラの近傍には、2次転写ローラ32が設けてある。中間転写体31と二次転写ローラ32の間に記録媒体(以下、用紙P)を通過させながら、二次転写ローラ32にバイアスを印加することで中間転写体31が担持するトナー画像が用紙Pに転写される。二次転写ローラ32に印加される転写電流の極性は、トナーの極性と逆のプラス極性である。
画像形成装置1の下側には、用紙を供給可能に収納した給紙装置20が配備されており、確実に一枚だけが搬送ローラ21によりレジストローラ22に送られる。更に、二次転写ローラ32を通過した用紙は記録体の搬送方向下流に備えられた定着装置40まで搬送される。
加熱手段を有する定着装置40はローラ内部にヒータを備えるタイプ、加熱されるベルトを走行させるベルト定着装置、また加熱の方式に誘導加熱を採用した定着装置40などが採用できる。定着装置40は、フルカラーとモノクロ画像、あるいは片面か両面かにより定着条件を制御したり、用紙Pの種類に応じて最適な定着条件となるよう、不図示の制御手段により制御される。定着後の用紙Pは、排紙ローラ24により、画像形成装置1の上部に設けた排紙スタック部に排紙、スタックさせる。
未使用のトナーが収納された各色のトナーカートリッジ31Y、31C、31M、31Kが、着脱可能に感光体11の上部の空間に収納される。図示しないモーノポンプやエアーポンプなどのトナー搬送手段により、各現像装置13に必要に応じトナーを供給するようになっている。消耗の多いブラックトナー用のトナーカートリッジ31Kを、特に大容量としておくことも可能である。
上記の構成においてフルカラー画像を形成する動作について説明する。
本実施の形態では画像形成装置1の構成から中間転写体31に担持させた画像を用紙Pに、転写する場合は記録するべきデータが複数の頁になるケースでも、排紙スタック部上で頁が揃うように画像が用紙Pの下面に形成される。
画像形成装置1を稼動させると、中間転写体31に接触している画像形成ユニット10における感光体11Y、11C、11M、11Kが回動する。まず、画像形成ユニット10による画像形成から開始される。レーザとポリゴンミラー駆動の露光装置18の作動により、イエロー用の画像データ対応の光が、帯電装置12により一様帯電された感光体11Yの表面に照射されて静電潜像が形成される。静電潜像は現像ローラ13aによりイエロートナーで現像され、可視像となり、1次転写ローラ14Yの転写作用により感光体11Yと同期して移動する中間転写体31上に静電的に1次転写される。このような潜像形成、現像、1次転写動作が感光体111C、11M、11K側でもタイミングをとって順次同様に行われる。
この結果、中間転写体31上には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色トナー画像が、順次重なり合ったフルカラートナー画像として担持され、中間転写体31とともに矢印の方向に移動される。同時に給紙装置20のなかの給紙カセットから、記録に使われる用紙Pがその供給のための給紙ローラ21により繰り出され搬送される。用紙Pの先端がレジストローラ22タイミングをとってレジストローラ22が回転し、用紙Pを転写領域に搬送する。
中間転写体31上のこのフルカラートナー画像は、中間転写体31と同期して搬送される用紙Pの上面に、二次転写ローラ32による転写作用を受けて転写される。二次転写ローラ32に与えられるバイアスは、トナーの帯電極性と逆のプラス極性である。二次転写ローラ32にトナーと同極性のバイアスを印加して行う事も可能である。
その後、中間転写体31の表面が、ベルトクリーニング装置33によりクリーニングされる。また1次転写を終了した画像形成ユニット10における感光体11Y、11C、11M、11Kの表面に残留するトナーは透明電極から印加された逆極性のバイアスと光源6から透明電極を介して照射された光りを受けて電荷注入され注入電荷と逆極性のバイアスを印加された回収ブラシにより、各感光体11の表面から除去される。回収ブラシに回収されたトナーは作像終了後の一定のタイミングでブラシに回収時と逆のバイアスを印加することで感光体11上に吐き出され、帯電装置12を通過して現像装置13に回収され再使用される。この時、帯電装置12は感光体11から離れている事が望ましい。
中間転写体31に重ねられて担持されていたトナー画像が転写された用紙Pは、定着装置40に向け移送される。用紙P上に重ねられていた各色のトナーが定着装置40の熱による定着作用を受け、溶融、混色されて完全にカラー画像となる。制御手段で画像に応じて定着装置40の使用する電力を最適に制御する場合もある。定着されたトナーも用紙上で完全に固着するまでは、搬送路のガイド部材等にこすられ、画像が欠落したり、乱れたりする事が有るので定着後の搬送にも注意が必要である。その後、排紙ローラ24により排紙スタック部に、画像面が下向きとなって排紙される。排紙スタック部では後の頁の記録物が順次上に重ねられるようにスタックされるので、頁順が揃う。
次に、帯電装置12について詳細に説明する。帯電装置12は、感光体11に対向配置される帯電部材としての帯電装置120と、帯電装置120が感光体11と対向する面と反対側の面に当接するように配置される帯電クリーニング部材(図示せず)とからなる。
図2は、帯電ローラの断面図である。帯電装置120は、円柱状を呈する導電性支持体としての芯金120aと、芯金120aの外周面上に一様の厚さで形成された抵抗調整層120bと、抵抗調整層120bの表面を被覆して後述のようにリークを防止する保護層120cとを有する。
抵抗調整層120bは、樹脂組成物を押出成形又は射出成形等により芯金120aの周面に設けることで形成される。また、抵抗調整層120bが経時で変形し、感光体11と帯電装置120との間隙が変化するのを防ぐため、抵抗調整層120bのJIS−D硬度は45度以上とする。
抵抗調整層120bに用いられる熱可塑性樹脂は、成形後のJIS−D硬度を保持することができれば特に限定するものでないが、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリスチレン(PS)及びその共重合体(AS、ABS等)等の汎用樹脂を用いる方が、成形加工が容易であり好ましい。
抵抗調整層120bは、高分子型イオン導電剤が分散する熱可塑性樹脂組成物により形成されている。この抵抗調整層120bの体積固有抵抗値は、10〜10Ω・cmであることが望ましい。体積固有抵抗値が10Ω・cmを超えると帯電量が不足し、感光体11がムラのない画像を得るために十分な帯電電位を得ることができなくなる一方、体積固有抵抗値が10Ω・cmよりも小さいと感光体11全体へのリークが生じるからである。
その熱可塑性樹脂に分散させる高分子型イオン導電剤としては、単体の抵抗値が10〜1010Ω・cm程度であり、樹脂の抵抗を下げやすいものが用いられる。
その一例として、ポリエーテルエステルアミド成分を含有する化合物が挙げられる。抵抗調整層120bの抵抗値を上記のように所望の値にするために、その配合量は、基材100重量部に対して30〜70重量部の割合で配合することが好ましい。
また、高分子型イオン導電剤として、4級アンモニウム塩基含有高分子化合物を用いることもできる。例えば、4級アンモニウム塩基含有ポリオレフィン等が挙げられる。抵抗調整層120bの抵抗値を上記のように所望の値にするために、その配合量は、基材100重量部に対して10〜40重量部の割合で配合することが好ましい。
上記高分子型イオン導電剤の熱可塑性樹脂への分散は、二軸混練機、ニーダー等の手段を用いることにより容易に行うことができる。イオン導電性の材料はマトリックスポリマー中に分子レベルで均一に分散するので、抵抗調整層120bには導電性顔料が分散する抵抗調整層に見られるような導電性物質の分散不良に伴う抵抗値のばらつきが生じない。また、イオン導電性の材料が高分子化合物であるため、マトリックスポリマー中に均一に分散して固定され、ブリードアウトが生じにくくなっている。
保護層120cは、その抵抗値が抵抗調整層120bの抵抗値よりも大きくなるように形成され、これにより感光体11への欠陥部へのリークが回避される。但し、保護層120cの抵抗値を高くしすぎると、帯電効率が低下するため、保護層120cの抵抗値と抵抗調整層120bの抵抗値との差は10Ω・cm以下であることが好ましい。
保護層120cを形成する材料としては、製膜性が良好であるという点で樹脂材料が好適である。樹脂材料としては、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂又はポリビニルアセタール樹脂が非粘着性に優れ、トナーの付着を防止する観点から好ましい。また、樹脂材料は一般に電気的な絶縁性を有するため、樹脂材料単体で保護層120cを形成すると帯電ローラの特性が満たされない。そこで、上記の樹脂材料に対して各種の導電剤を分散させることによって、保護層120cの抵抗値を調整する。尚、保護層120cと抵抗調整層120bとの接着性を向上させるため、樹脂材料にイソシアネート等の反応硬化剤を分散させても良い。
帯電装置12は、電源に接続されており、所定の電圧が印加される。その電圧は、直流(DC)電圧のみでもよいが、DC電圧に交流(AC)電圧を重畳させた電圧であることが好ましい。AC電圧を印加することにより、感光体11表面をより均一に帯電することができる。本実施形態では、DC電圧にAC電圧を重畳させている。
図3は、本発明の帯電装置の構成を示す概略図である。また、図4は、図3の矢印A方向から見た図を示している。
本発明の帯電装置12は、被帯電体である感光体11の近傍に設けられている。感光体11に設けられているフランジに挿入された中心軸を、図示されていない保持部および駆動部により回転駆動する。その感光体11の中心軸に平行な任意の直線上に帯電部材である帯電ローラ120が配置され、その中心軸には金属による芯金120aなどの導電性部材が設けられているが、これはおおむねの帯電ローラ120を回転させる軸121となる。その軸121の両端部をアーム部材122a、122bにてそれぞれ軸受130を介して保持されている。また、アーム122a、122bは、帯電ローラ120の中心軸に平行な任意の位置で旋回軸123a、123bにおのおの保持されており、旋回軸123中心に自由に旋回し、帯電ローラ120は、感光体11表面に当接する。
ここで、アーム部材120a、120bは感光体11の長手範囲の外側に配置され、旋回軸123a、123bの段形状により内側への移動位置を規制している。外側への位置規制は、スナップリング124にて行い、スナップリング124を取り外すことにより外側への移動が可能である。ここで、ワンタッチで取り外せるスナップリング124は旋回軸123a、123bの少なくとも一方に付けておればよく、残りの片側はEリングなどで固定しておいてもよい。
帯電ローラ120を感光体11に付勢する付勢手段であるスプリング125a、125bは、片側の端部をアーム部材122a、122bの帯電ローラ120の軸121付近で任意の位置に設けた突起部126a、126bにそれそれ差し込まれており、反対側の端部は電極板127と圧縮の反発にて接地した状態で取り付けられている。
さらに、電極部品128a、128bがアーム部材122a、122bに取り付けられており、スプリング125a、125bのアーム部材122a、122b側端部は圧縮の反発状態にて電極部品128a、128bと接地し、かつ電極部品128a、128bの他の部分で導電材質である軸受130に接地していることで、帯電ローラ120と電極板127を電気的に導通させている。ここで、被帯電体である感光体11を帯電させる機能としては、電極部品128はアーム部材122の片側一方だけに取り付けていればよく、両側に取り付けることで、非導通状態となるリスクを低減できる。
図5は、本発明の帯電装置を交換作業の順序を示す概念図である。このような構成とすることで、図5に示すように、感光体11の交換作業は、スプリング125a、125bを取り外し、アーム部材122a、122bの付勢を無くした状態で帯電ローラ120を感光体11から付勢状態を離すことで容易におこなうことができる。また引き続き、帯電ローラ120の交換作業は、アーム部材122a、122bをおのおの矢印Bの方向にスライドさせ軸受130より軸121を抜くことにより容易におこなうことができる。
図6は、本発明の帯電装置の一部を拡大して、その構成を示す概略図である。図7は、本発明の帯電装置の一部を拡大して、圧縮スプリングが突起部に圧入された状態を示す概略図である。図6、図7に示すように、電圧を供給する電極板128とアーム部材122の間に設けた導電性の圧縮スプリング125で、その圧縮スプリング125の内径又は外形を圧入保持できる突起物126をアーム部材122に設け、その圧入部の接点により通電する。更に、ここでは、帯電装置12における電圧を供給する電極板128とアーム部材122の間に設けた導電性の付勢手段である圧縮スプリング125の内径を保持する電極部品128の突起物126を示している。電極部品128の突起物126は、圧縮スプリング125の内径と勘合する巾βを設定している。突起物126に差し込まれた圧縮スプリング125は、巾βとの勘合にて保持されて、電極部品128と導通状態となる。分解時に、圧縮スプリング125が取り外れてしまうと紛失の可能性があり、アーム部材122の圧縮スプリング125としアーム部材122に圧入保持部を設けることで、紛失を防止し、かつ分解、組付性を向上させることを目的とする。また、帯電ローラ121を感光体11に付勢する手段と導通部材を兼ねることで、構造を簡単にすることができる。
また、図8は、本発明の帯電装置の他の構成を示す概略図である。電圧を供給する電極板128とアーム部材122との間に設けた圧縮スプリング125は、電極板128側の任意の位置に設けられたフック形状の突起形状129により圧縮スプリング125の任意の部分にて引掛け保持できる。この突起形状129は、圧縮スプリング125が引っかけられれば十分であるが、引掛けた後に外れないようにフック形状である事が望ましい。
図8に示すように、帯電装置12の電極板127におけるアーム部材122a、122b付近に突起形状129を設けており、電極板127から付勢状態を解除した圧縮スプリング125の電極板127側端部付近を引掛け保持することができる。この状態にてアーム部材122a、122bは、感光体11から離れたところに待機できるので、感光体11の交換時に帯電ローラ121に接触することなく作業ができる。また、スナップリング124を外しアーム部材122a、122bをそれぞれ矢印Bの方向にスライドさせても、突起形状129で圧縮スプリング125は保持されているので、アーム部材122が電極板127側に軽く付勢された状態で帯電ローラ121の交換が容易に実施することができる。
分解時にアーム部材122より圧縮スプリング125を電極板127側から外すと、アーム部材122が旋回中心のみの固定となり、自由に回転してしまう。このような状態では、感光体11の交換時にアーム部材122が干渉して感光体11にキズをつけたりすることがあるが、これによって、電極板127側の付勢状態を取り外した圧縮スプリング125を利用して、分解時のアーム部材122を保持することで交換作業性の向上させることができる。また、アーム部材122を電極板129側に寄せて保持した状態でも、アーム部材122は帯電ローラ120の中心軸に平行な旋回軸123によりスライド移動させることが可能であるので、帯電ローラ120の交換も容易にできる。
電圧を供給する電極板とアーム部材の間に設けた導電性の付勢手段としての圧縮スプリングは、電極板側に設けられた凹又は凸形状にて圧縮スプリングの内径又は外形を保持する。
図9は、本発明の帯電装置の他の構成を示す概略図である。図10は、図9の矢印A方向から見た凹部の断面図を示している。電極板127の圧縮スプリング125の接地部分には、円形の凹部127aが設けてあり、付勢状態の圧縮スプリング125の電極板側端面を落とし込んだ状態となっている。電極板127の表面に凹部127aとして、圧縮スプリング125の外径より大きい直径のくぼみを設け、その中に納めることで保持する。
図11は、図9の矢印A方向から見た凸部の断面図を示している。また、電極板127に凸部127bを設け、圧縮スプリング125をこの凸部127bに挿入することで、保持する。
付勢手段である圧縮スプリング125を組付ける際、電極板127側に設けられた凹部127aまたは、凸部127bにワンタッチで電極板127の所定の位置にはめ込み位置が保持できるので組付け作業の向上を目的とする。
本発明の画像形成装置の構成を示す概略図である。 帯電ローラの断面図である。 本発明の帯電装置の構成を示す概略図である。 矢印A方向から見た図を示している。 本発明の帯電装置を交換作業の順序を示す概念図である。 本発明の帯電装置の一部を拡大して、その構成を示す概略図である 本発明の帯電装置の一部を拡大して、圧縮スプリングが突起部に圧入された状態を示す概略図である。 本発明の帯電装置の他の構成を示す概略図である。 本発明の帯電装置の他の構成を示す概略図である。 矢印A方向から見た凹部の断面図を示している。 矢印A方向から見た凸部の断面図を示している。 従来の帯電装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 画像形成ユニット
11 感光体
12 帯電装置
120 帯電ローラ
121 軸
122 アーム部材
123 旋回軸
124 スナップリング
125 スプリング
126 突起部
127 電極板
128 電極部品
129 突起形状
130 軸受
13 現像装置
13a 現像ローラ
14 1次転写ローラ
15 クリーニング部材
18 露光装置
19 トナーカートリッジ
20 給紙装置
21 搬送ローラ
22 レジストローラ
24 排紙ローラ
30 中間転写装置
31 中間転写体
32 2次転写ローラ
33 クリーニング装置
35、36、37 支持ローラ
40 定着装置
P 用紙

Claims (5)

  1. 導電性の軸を有する円筒状の帯電部材と、
    電流を供給する電極板と、
    帯電部材の軸の中心線に平行な線を旋回中心として、軸を保持するアーム部材と、
    回転駆動する被帯電体に帯電部材を当接させる付勢手段とを有する帯電装置であって、
    前記電極板とアーム部材との間の付勢手段で電気的に導通させ、かつ、アーム部材と帯電部材は軸受を介して電気的に導通させ、
    少なくとも一方のアーム部材は、円筒中心線に平行な方向にスライド移動可能である
    ことを特徴とした帯電装置。
  2. 請求項1に記載の帯電装置において、
    前記付勢手段は、圧縮スプリングであり、
    前記アーム部材が、圧縮スプリングの内径又は外形を挿入して保持する突起部を有する
    ことを特徴とする帯電装置。
  3. 請求項2に記載の帯電装置において、
    前記電極板が、圧縮スプリングを引掛け保持するフック形状部を有する
    ことを特徴とする帯電装置。
  4. 請求項2に記載の帯電装置において、
    前記電極板が、圧縮スプリングの内径又は外形を保持する凹又は凸部を有する
    ことを特徴とする帯電装置。
  5. 潜像を形成する被帯電体と、
    被帯電体を帯電させる帯電装置と、
    被帯電体上に静電潜像を形成する露光装置と、
    静電潜像を現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像装置と、
    可視像を記録媒体に直接又は中間転写体を介して転写する転写装置と、
    前記記録媒体に転写された可視像を定着させる定着装置とを含む電子写真方式の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の帯電装置を用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2007271984A 2007-10-19 2007-10-19 帯電装置及び画像形成装置 Pending JP2009098540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007271984A JP2009098540A (ja) 2007-10-19 2007-10-19 帯電装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007271984A JP2009098540A (ja) 2007-10-19 2007-10-19 帯電装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009098540A true JP2009098540A (ja) 2009-05-07

Family

ID=40701581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007271984A Pending JP2009098540A (ja) 2007-10-19 2007-10-19 帯電装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009098540A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242657A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242657A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2530531B1 (en) Image forming apparatus
USRE47726E1 (en) Image forming apparatus
CN102998947B (zh) 图像形成装置
US7620354B2 (en) Image forming apparatus including first and second charge removing members connected to a grounding point
US8682208B2 (en) Cleaning device, image forming apparatus including same, and method for mounting same
EP2533108B1 (en) Image forming apparatus
US8200134B2 (en) Double-sided one pass image forming apparatus
JP2007078750A (ja) 画像形成装置
US6879801B2 (en) Image forming apparatus
EP1494088B1 (en) Cleaning roller with specific brush filaments, used in an image forming apparatus and process unit for cleaning a contact charger, related methods of removing deposit
JP5560876B2 (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP2009098540A (ja) 帯電装置及び画像形成装置
CN101995805A (zh) 带清洁装置和图像形成装置
JP2001350347A (ja) 導電性エンドレスベルトおよびこれを用いた画像形成装置
US7489894B2 (en) Image forming apparatus with belt surface regulating member
US20200233365A1 (en) Cleaning device, process cartridge, and image forming apparatus
JP2005242169A (ja) 画像形成装置
JP3548140B2 (ja) カラー画像記録装置に用いる中間転写ベルトのクリーニング装置およびカラー画像記録装置
JP3222448B2 (ja) カラー画像記録装置
JP3254448B2 (ja) カラー画像記録装置
JP3254446B2 (ja) カラー画像記録装置
JP3254447B2 (ja) カラー画像記録装置
JP4635078B2 (ja) 画像形成装置
JP2007065423A (ja) 画像形成装置
JP2006030540A (ja) 転写装置・画像形成装置