JP2009098303A - オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及びプログラム - Google Patents

オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】焦点の誤検出を防止して、オートフォーカスの精度を向上させる。
【解決手段】CPU23は、HPF111側フォーカスカーブとLPF112側フォーカスカーブとを比較する。CPU23は、HPF111側フォーカスカーブにおいて極大値があった場合、LPF112側フォーカスカーブにおいて極大値がなければ、この極大値は、ノイズによるものと判定し、このレンズ位置を除外する。一方、LPF112側フォーカスカーブにおいて極大値があれば、CPU23は、被写体にピントが合うレンズ位置と判定する。このように判定すると、CPU23は、レンズ12がこのレンズ位置に移動するようにレンズ駆動回路13を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及びプログラムに関するものである。
山登り方式のオートフォーカス装置において、ノイズによる焦点の誤検出を防ぐようにしたオートフォーカス装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このオートフォーカス装置は、画像信号から異なる周波数成分を検出して、この検出結果に基づいて、レンズ位置と焦点評価値との関係を示す特性曲線としての正規化フォーカスカーブを導出する。
この正規化フォーカスカーブは、焦点評価値が低くなるほど、よりピント(焦点)が合っているいることを示しており、焦点評価値が最も低くなるレンズ位置が合焦位置になる。
このオートフォーカス装置は、この正規化フォーカスカーブにおいて焦点評価値の変化量がゼロとなる谷を探索する。
また、このオートフォーカス装置は、焦点評価値にしきい値を設定して、しきい値未満の谷を探索する一方、しきい値以上の谷は、ノイズ等による谷と判定して、焦点の誤検出を防止している。
特開平9−133854号公報(第4−6頁、図1,5)
しかし、従来のオートフォーカス装置では、しきい値未満の焦点評価値においてノイズによる谷を検出した場合、この谷に対応するレンズ位置を合焦位置であると誤って判断するおそれがある。このため、従来のオートフォーカス装置では、焦点の誤検出の防止は不十分である。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、焦点の誤検出を防止することが可能なオートフォーカス装置、オートフォーカス方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るオートフォーカス装置は、
被写体に焦点を合わせるためのレンズと、
前記レンズを移動させるレンズ駆動部と、
前記被写体を撮像して、被写体画像を形成する画像信号を取得する撮像部と、
このレンズ駆動部によって前記レンズを予め設定された複数のレンズ位置に順次移動させる毎に、前記撮像部を駆動させて画像信号を取得する画像信号取得手段と、
この画像信号取得手段によって取得された画像信号から、複数の周波数帯域の信号成分を抽出する抽出手段と、
この抽出手段によって抽出された信号成分から各周波数帯域のコントラスト評価値を取得し、これらコントラスト評価値の極大値の位置が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
前記決定手段は、
前記抽出手段が抽出した複数の周波数帯域の信号成分に基づいて、抽出した周波数帯域毎に、前記被写体画像のコントラスト評価値を取得するコントラスト評価値取得手段と、
予め設定された複数のレンズ位置に前記レンズを移動するように前記レンズ駆動部を制御し、各レンズ位置毎に前記抽出手段が抽出した複数の周波数帯域と前記コントラスト評価値取得手段がそれぞれ取得した複数のコントラスト評価値との関係から、前記レンズ位置と前記コントラスト評価値との関係を示す関係情報を、抽出した前記周波数帯域毎に取得する関係情報取得手段と、
前記関係情報取得手段が前記周波数帯域毎に取得した複数の関係情報を比較し、比較結果に基づいて、前記被写体に焦点が合うレンズ位置を判別するレンズ位置判別手段と、を備え、
前記レンズ位置判別手段が判別したレンズ位置に前記レンズを移動させるように前記レンズ駆動部を制御して、前記被写体に前記レンズの焦点を合わせるフォーカス制御手段を備えてもよい。
前記抽出手段によって抽出された信号成分から各周波数帯域のフォーカスカーブを生成する生成手段を更に備え、
前記決定手段は、この生成手段によって生成されたフォーカスカーブに基づいてコントラスト評価値のピーク値が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定するようにしてもよい。
前記複数の周波数帯域から特定の周波数帯域の組を選択する選択手段を更に備え、
前記抽出手段は、この選択手段によって選択された特定の周波数帯域の組で信号成分を抽出するようにしてもよい。
前記抽出手段は、
前記画像信号を第1のカットオフ周波数以上の信号成分を出力させるためのハイパスフィルタと、
前記画像信号を前記第1のカットオフ周波数より低い第2のカットオフ周波数以下の信号成分を出力させるためのローパスフィルタと、
を含むようにしてもよい。
フィルタ係数を複数選択するフィルタ係数選択手段を更に備えるとともに、
前記抽出手段は、
前記フィルタ係数選択手段によって複数選択されたフィルタ係数に基づいて順次フィルタリングすべき周波数帯域を切り換えて各周波数帯域の信号成分を抽出するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係るオートフォーカス方法は、
レンズ駆動部によって前記レンズを予め設定された複数のレンズ位置に順次移動させる毎に、前記撮像部を駆動させて画像信号を取得する画像信号取得ステップと、
この画像信号取得ステップにて取得された画像信号から、複数の周波数帯域の信号成分を抽出する抽出ステップと、
この抽出ステップにて抽出された信号成分から各周波数帯域のコントラスト評価値を取得し、これらコントラスト評価値の極大値の位置が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定する決定ステップとからなることを特徴とする。
前記決定ステップは、
抽出した複数の周波数帯域の信号成分に基づいて、抽出した周波数帯域毎に、前記被写体画像のコントラスト評価値を取得するコントラスト評価値取得ステップと、
予め設定された複数のレンズ位置に前記レンズを移動するように前記レンズ駆動部を制御し、各レンズ位置毎に抽出した複数の周波数帯域とそれぞれ取得した複数のコントラスト評価値との関係から、前記レンズ位置と前記コントラスト評価値との関係を示す関係情報を、抽出した前記周波数帯域毎に取得する関係情報取得ステップと、
前記周波数帯域毎に取得した複数の関係情報を比較し、比較結果に基づいて、前記被写体に焦点が合うレンズ位置を判別するレンズ位置判別ステップと、を備え、
判別したレンズ位置に前記レンズを移動させるように前記レンズ駆動部を制御して、前記被写体に前記レンズの焦点を合わせるフォーカス制御ステップを備えてもよい。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
レンズとレンズ駆動部を備える撮像装置が有するコンピュータを、
前記レンズ駆動部によって前記レンズを予め設定された複数のレンズ位置に順次移動させる毎に、撮像して画像信号を取得する画像信号取得手段、
この画像信号取得手段によって取得された画像信号から、複数の周波数帯域の信号成分を抽出する抽出手段、
この抽出手段によって抽出された信号成分から各周波数帯域のコントラスト評価値を取得し、これらコントラスト評価値の極大値の位置が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定する決定手段、
として機能させることを特徴とする。
前記決定手段は、
抽出した複数の周波数帯域の信号成分に基づいて、抽出した周波数帯域毎に、前記被写体画像のコントラスト評価値を取得するコントラスト評価値取得手段、
予め設定された複数のレンズ位置に前記レンズを移動するように前記レンズ駆動部を制御し、各レンズ位置毎に抽出した複数の周波数帯域とそれぞれ取得した複数のコントラスト評価値との関係から、前記レンズ位置と前記コントラスト評価値との関係を示す関係情報を、抽出した前記周波数帯域毎に取得する関係情報取得手段、
前記周波数帯域毎に取得した複数の関係情報を比較し、比較結果に基づいて、前記被写体に焦点が合うレンズ位置を判別するレンズ位置判別手段、を備え、
判別したレンズ位置に前記レンズを移動させるように前記レンズ駆動部を制御して、前記被写体に前記レンズの焦点を合わせるフォーカス制御手段を備えてもよい。
本発明によれば、焦点の誤検出を防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係るオートフォーカス装置を図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、このオートフォーカス装置を備えたデジタルカメラに適用して説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係るデジタルカメラの構成を図1に示す。
実施形態1に係るデジタルカメラ1は、CCD11と、レンズ12と、レンズ駆動回路13と、A/D変換器14と、カラープロセス回路15と、DMAコントローラ16と、DRAM17と、画像メモリ18と、モニタ19と、キー操作部20と、ROM21と、RAM22と、CPU23と、バス24と、を備える。
レンズ駆動回路13と、カラープロセス回路15と、DMAコントローラ16と、画像メモリ18と、モニタ19と、CPU23とは、バス24を介して接続される。
CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)11は、被写体を撮像して、被写体画像を形成する画像信号を取得するものである。CDD11は、複数の光電変換素子(図示せず)を行列配置することによって構成される。
光電変換素子は、光を受光して、受光した光の信号を電気信号に変換する素子である。この1つの光電変換素子が1画素に対応し、各光電変換素子は、電気信号に変換した信号を画素信号として出力する。
CCD11は、このような複数の光電変換素子によって構成され、撮像して画素毎に画素信号が順次配列された画像信号として、RGB(R;Red,G;Green,B;Blue)によるRAWデータを取得する。
レンズ12は、デジタルカメラ1の前面に設けられ、被写体にピントを合わせるためのものであり、撮影レンズ、フォーカスレンズ、(図示せず)、ズームレンズ(図示せず)によって構成される。
レンズ駆動回路13は、レンズ12を移動させるものである。レンズ駆動回路13は、CCD11から、ピントが合うようにレンズ12の位置を制御するためのレンズ制御信号が供給され、供給されたレンズ制御信号に基づいてピントが合う位置までレンズ12を移動させる。
A/D変換器(図中、「AD」と記す。)14は、CCD11が出力したアナログのRAWデータをデジタルのRAWデータに変換する回路であり、変換したRAWデータをカラープロセス回路15に供給する。
カラープロセス回路15は、A/D変換器14から出力されたデジタルのRAWデータに対してカラープロセス処理を施すものである。
カラープロセス回路15は、輝度データ変換部101と、信号処理部102と、フィルタ部103と、コントラスト評価値取得部104と、を備える。
輝度データ変換部101は、被写体画像を形成する画像信号として、RAWデータを輝度データと色差データとに変換するものである。輝度データ変換部101は、変換した輝度データを信号処理部102と、フィルタ部103と、に供給し、色差データを信号処理部102に供給する。
信号処理部102は、輝度データ及び色差データに対してホワイトバランス補正、γ補正等の処理を行うものである。信号処理部120は、処理を行ったデータをDMAコントローラ16に供給する。
フィルタ部103は、輝度データ変換部101から輝度データが供給され、2つの周波数帯域を選択して、供給された画像信号から複数の周波数帯域の信号成分を選択して出力するものであり、HPF111とLPF112とを備える。
HPF111は、輝度データ変換部101が供給した輝度データから、HPF111用のカットオフ周波数よりも低い周波数の信号成分を除去し、高い周波数帯域の信号成分を出力するフィルタである。
LPF112は、輝度データ変換部101が供給した輝度データから、LPF112用のカットオフ周波数よりも高い周波数の信号成分を除去し、低い周波数帯域の信号成分を出力するフィルタである。
HPF111は、LPF112は、CPU23から、それぞれ、フィルタ係数が供給され、供給されたフィルタ係数に基づいて、カットオフ周波数を含めたフィルタ特性を設定し、フィルタ処理を行う。
コントラスト評価値取得部104は、フィルタ部103が出力した2つの周波数帯域の信号成分に基づいて、選択した周波数帯域毎に、被写体画像のコントラスト評価値を取得するものであり、積分処理部121,122と、積分制御部123と、を備える。
積分処理部121は、HPF111が出力した信号成分の値を積分し、積分処理部122は、LPF112が出力した信号成分の値を積分するものである。
輝度データの積分値は、隣接画素間のコントラストの総和であり、この輝度データの積分値をコントラスト評価値として、積分処理部121は、HPF111側コントラスト評価値を取得し、積分処理部122は、LPF112側コントラスト評価値を取得する。
積分処理部121,122は、それぞれ、取得したHPF111側コントラスト評価値、LPF112側コントラスト評価値をDMAコントローラ16に供給する。
積分制御部123は、積分処理部121,122が、それぞれ、積分する積分領域を制御するためのものである。
DMAコントローラ16は、積分処理部121,122がそれぞれ出力したHPF111側コントラスト評価値、LPF112側コントラスト評価値、信号処理部102から供給されたデータをDRAM17にDMA転送するものである。
DRAM17は、バッファメモリとして使用されるものであり、画像信号、HPF111側コントラスト評価値、LPF112側コントラスト評価値を一時記憶する。画像メモリ18は、画像信号を記憶するものである。
キー操作部20は、デジタルカメラ1に備えられた電源ボタン、シャッタボタン等(いずれも図示せず)の操作を受け付けるものである。
電源ボタンは、デジタルカメラ1の電源をオン、オフするためのボタンであり、シャッタボタンは、撮影を行うためのボタンである。
シャッタボタンは、2段階のストローク操作で動作するように構成されている。第1のストロークは、一般に「半押し」、「ハーフシャッタ」と呼ばれる状態のストロークであり、AF(Auto Focus)処理、AE(Automatic Exposure)処理を実行してピント合わせと露出とを設定するためのストロークである。
第2のストロークは、「全押し」と呼ばれる状態のストロークであり、第1のストロークでロックされた合焦状態と露出状態とで撮影を行うためのストロークである。キー操作部20は、受け付けた操作情報、データ等をCPU23に供給する。
モニタ19は、画像等を表示するためのものであり、デジタルカメラ1の背面に配置される。
ROM(Read Only Memory)21は、プログラムデータ等を記憶するメモリであり、RAM(Random Access Memory)22は、CPU23がプログラム等を実行するのに必要なデータを記憶するためのメモリである。
CPU(Central Processing Unit)23は、デジタルカメラ1の各部を制御するものであり、ROM21に記憶されたプログラムデータに基づいて各処理を実行する。
CPU23は、キー操作部20から供給された操作情報に基づいて各部を制御する。
具体的に、CPU23は、キー操作部20から電源ボタンが押下された旨の操作情報が供給されてデジタルカメラ1の電源をオン、オフする。
CPU23は、キー操作部20からシャッタボタンが半押しされた旨の操作情報が供給されると、AF処理を行う。CPU23は、山登り式のAF制御を行う。
即ち、CPU23は、カラープロセス回路15のHPF111,LPF112に、それぞれ、フィルタ係数を供給する。
CPU23は、予め設定された複数のレンズ位置にレンズ12が移動するようにレンズ駆動回路13を制御する。ROM21は、予め設定された複数のレンズ位置を予め記憶し、CPU23は、ROM21からこのレンズ位置情報を読み出してレンズ駆動回路13を制御する。
CPU23は、レンズ12が各レンズ位置に移動する毎に、低解像度撮影を行うようにCCD11を制御する。
レンズ12が各レンズ位置に移動する毎に、積分処理部121,122が、それぞれ、積分処理を実行すると、CPU23は、DRAM17に一時記憶されたHPF111側コントラスト評価値、LPF112側コントラスト評価値を、DMAコントローラ16、バス24を介して取得する。
CPU23は、レンズ位置に取得したHPF111側コントラスト評価値とLPF112側コントラスト評価値とを対応付けてRAM22に記憶する。
CPU23は、このレンズ位置に取得したHPF111側コントラスト評価値とLPF112側コントラスト評価値とから、関係情報として、図2(a)に示すようなレンズ位置とHPF111側コントラスト評価値との関係を示すフォーカスカーブ、図2(b)に示すようなレンズ位置とLPF112側コントラスト評価値との関係を示すフォーカスカーブを取得する。
HPF111はHPF111用のカットオフ周波数よりも高い高周波成分を通過させるため、HPF111側フォーカスカーブは、図2(a)に示すように急峻なカーブとなる。CPU23は、ピント合わせが容易なため、このHPF111側フォーカスカーブに基づいて、被写体のピント合わせを行う。
この図2(a)に示すように、高周波成分のノイズがなければ、HPF111側フォーカスカーブに現れる極大値は、被写体にピントがあったときの極大値だけになる。
一方、被写体画像にノイズがあると、輝度データは隣接画素間で大きく変化する。このため、HPF111側フォーカスカーブには、被写体にピントがあったときの極大値の他に、ノイズによる極大値が現れる。これが被写体に対する焦点の誤検出の原因となる。
これに対して、LPF112がLPF112用のカットオフ周波数よりも高い高周波成分を濾波するため、LPF112側フォーカスカーブは、図2(a)に示すように、HPF111側フォーカスカーブと比較してなだらかなカーブとなる。
一方、LPF112が高周波成分をカットするため、LPF112側フォーカスカーブには、ノイズがあったとしても極大値は現れなくなり、極大値は、被写体にピントがあったときの極大値だけになる。CPU23は、このような両フォーカスカーブの特徴を利用して、被写体にピントが合うレンズ位置を判別する。
次に実施形態1に係るデジタルカメラ1の動作を説明する。
CPU23は、ROM21からレンズ位置判別処理のプログラムデータを読み出し、図3に示すフローチャートに従い、このレンズ位置判別処理を実行する。
CPU23は、取得したHPF111側フォーカスカーブと、LPF112側フォーカスカーブと、を比較する(ステップS11)。
CPU23は、HPF111側フォーカスカーブに極大値があるか否かを判定する(ステップS12)。
HPF111側フォーカスカーブに極大値がないと判定した場合(ステップS12;No)、CPU23は、このレンズ位置判別処理を終了させる。
HPF111側フォーカスカーブに極大値があると判定した場合(ステップS12;Yes)、CPU23は、LPF112側フォーカスカーブにおいて、同じレンズ位置に極大値があるか否かを判定する(ステップS13)。
LPF112側フォーカスカーブにおいて、同じレンズ位置に極大値がないと判定した場合(ステップS13;No)、CPU23は、この極大値はノイズによって現れた極大値と判定する(ステップS14)。
CPU23は、このように判定すると、このレンズ位置を被写体にピントが合うレンズ位置から除外し、さらに、HPF111側フォーカスカーブに極大値があるか否かを判定する(ステップS12)。
一方、LPF112側フォーカスカーブにおいて、同じレンズ位置に極大値があると判定した場合(ステップS13;Yes)、CPU23は、このレンズ位置が被写体にピントが合うレンズ位置と判別する(ステップS15)。そして、CPU23は、このレンズ位置判別処理を終了させる。
次に、このレンズ位置判別処理を具体的に説明する。
CPU23は、図4に示すようなHPF111側フォーカスカーブ、LPF112側フォーカスカーブを取得した場合、CPU23は、この両フォーカスカーブを比較する(ステップS11の処理)。
極大値を探索することにより、CPU23は、レンズ位置x1においてHPF111側フォーカスカーブに極大値があると判定し(ステップS12;Yes)、LPF112側フォーカスカーブには極大値がないと判定する(ステップS13;No)。
この場合、CPU23は、このレンズ位置x1における極大値は、ノイズによって現れた極大値と判別し(ステップS14の処理)、次の極大値を判別する(ステップS12)。
次の極大値を探索することにより、CPU23は、レンズ位置x2においてHPF111側フォーカスカーブに極大値があると判定し(ステップS12;Yes)、LPF112側フォーカスカーブにも極大値があると判定する(ステップS13;Yes)。
従って、CPU23は、この極大値は、被写体にピントが合ったときの極大値であり、このレンズ位置x2が被写体にピントが合うレンズ位置であると判別する(ステップS15の処理)。
CPU23は、さらに、極大値を探索し、レンズ位置x3においてHPF111側フォーカスカーブに極大値があると判定し(ステップS12;Yes)、LPF112側フォーカスカーブには極大値がないと判定する(ステップS13;No)。
このため、CPU23は、このレンズ位置x3における極大値は、ノイズによって現れた極大値と判定し(ステップS14の処理)、次の極大値を判別する(ステップS12)。極大値は、もうないため(ステップS12;No)、CPU23は、このレンズ位置判別処理を終了させる。
CPU23は、このようなレンズ位置判別処理を実行し、レンズ12の位置が、レンズ位置判別処理を実行したときに得られた位置x2となるように、レンズ駆動回路13を制御する。
そして、CPU23は、レンズ12がこの位置x2まで移動し、キー操作部20から、シャッタボタンが全押しされた旨の操作情報が供給されると、撮影を行う。
CPU23は、撮影を行った結果、信号処理部102が処理した輝度信号及び色差信号による画像データを、DRAM17から、DMAコントローラ16、バス24を介して取得する。
CPU23は、正確にピント合わせを行った結果、取得した画像データを画像メモリ18に記憶するとともに、この画像データに基づく画像をモニタ19に表示させる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、CPU23は、HPF111側フォーカスカーブとLPF112側フォーカスカーブとを比較し、HPF111側フォーカスカーブ及びLPF112側フォーカスカーブに極大値が現れたときのレンズ位置を被写体にピントが合うレンズ位置と判別するようにした。
従って、ノイズの影響によってHPF111側フォーカスカーブに極大値が現れたとしても、このノイズによる焦点の誤検出を防止することができ、オートフォーカスの精度がより向上する。
(実施形態2)
実施形態2に係るデジタルカメラは、フィルタを1つにして焦点の誤検出を防止するようにしたものである。
実施形態2に係るデジタルカメラ1の構成を図5に示す。
実施形態2に係るデジタルカメラ1のフィルタ部103は、図5に示すように、クロック信号生成部131と、制御信号生成部132と、輝度データ処理部133と、フィルタ134と、フィルタ切替部135と、係数切替制御部136と、を備える。
クロック信号生成部131は、輝度データ変換部101と輝度データ処理部133との処理タイミングを同期させるためのクロック信号CLKを生成するものである。
クロック信号生成部131は、生成したクロック信号CLKを輝度データ変換部101と輝度データ処理部133と制御信号生成部132と係数切替制御部136とに供給する。
輝度データ変換部101は、クロック信号生成部131から供給されたクロック信号CLKに従って輝度データYinのデータ列を、輝度データ処理部133に供給する。
制御信号生成部132は、輝度データ処理部133の処理タイミングを制御するための制御信号Scを生成するものである。制御信号生成部132は、クロック信号生成部131から供給されたクロック信号CLKを分周して制御信号Scを生成し、生成した制御信号Scを輝度データ処理部133に供給する。
輝度データ処理部133は、輝度データ変換部101から輝度データが供給され、輝度データYinのデータ配列を変換する処理を行うものであり、図6(a)に示すようにフリップフロップ回路201を備える。
フリップフロップ回路201は、入力された輝度データYinのデータ配列を変換して、輝度データ列Youtを出力するものである。
フリップフロップ回路201は、入力端子Pinと、出力端子Poutと、クロック信号入力端子Pclkと、制御信号入力端子Pscと、を有している。
入力端子Pinは、輝度データ変換部101の出力端に接続されて輝度データ変換部101から輝度データYinのデータ列が供給される端子である。
クロック信号入力端子Pclkは、クロック信号CLKが供給される端子であり、制御信号入力端子Pscは、制御信号Scが供給される端子である。
フリップフロップ回路201の入力端子Pinには、クロック信号生成部131から供給されたクロック信号CLKのタイミングで輝度データYinが、順次、供給される。各輝度データYinは、CCD11が画素毎に順次出力した画素信号に対応するデータである。
フリップフロップ回路201は、図6(b)に示す変換表に従い、制御信号Scの信号レベルが「0」のとき、前のクロック信号CLKの周期における輝度データYinを輝度データYoutとして出力する。
また、フリップフロップ回路201は、制御信号Scの信号レベルが「1」のとき、現在のクロック信号CLKの周期における輝度データYinを輝度データYoutとして出力する。
フリップフロップ回路201は、このように、図6(b)に示す変換表に従い、入力された輝度データY11,Y12,Y13,・・・から、2個毎に、輝度データY11,Y13,・・・を選択し、選択した輝度データY11,Y13,・・・を2個連続させて、輝度データY11,Y11,Y13,Y13,・・・のデータ列に変換する。
フィルタ134は、フィルタ切替部135からフィルタ係数が供給され、供給されたフィルタ係数に基づいて周波数帯域を選択し、輝度データ処理部133が出力した画像信号から選択した周波数帯域の信号成分を出力するものである。
そして、フィルタ134は、フィルタ係数が切り替えられることによって、HPF111,LPF112として機能する。
フィルタ134は、図7に示すように、遅延器211〜215と、乗算器221〜225と、加算器231と、によって構成される。
遅延器211〜215は、入力データを1クロックだけ遅延させるものであり、遅延器211の入力端は、輝度データ処理部133の出力端に接続され、遅延器212〜215の入力端は、それぞれ、遅延器211〜214の出力端に接続されている。
乗算器221〜225は、それぞれ、遅延器212〜215の出力データに、係数選択部251〜255から供給されたフィルタ係数を乗算する。
加算器231は、乗算器221〜225の出力データを加算し、加算したデータを積分処理部121,122に供給するものである。
フィルタ切替部135は、HPF用、LPF用の2種類のフィルタ係数を予め記憶し、係数切替制御部134から係数選択信号Selが供給される毎に、記憶した2種類のフィルタ係数を、順次、切り替えてフィルタ134に供給するものである。
フィルタ切替部135は、図7に示すように、係数記憶部241と、係数選択部251〜255と、によって構成される。
係数記憶部241は、2種類のフィルタ係数として、HPF係数1a,1b,1c,1d,1eと、LPF係数2a,2b,2c,2d,2eと、を予め記憶するものである。
HPF係数1a,1b,1c,1d,1eは、HPF111のフィルタ特性を設定するフィルタ係数である。LPF係数2a,2b,2c,2d,2eは、LPF112のフィルタ特性を設定するフィルタ係数である。
係数選択部251〜255は、HPF係数1a,1b,1c,1d,1e又はLPF係数2a,2b,2c,2d,2eを選択するものであり、選択したHPF係数1a,1b,1c,1d,1e又はLPF係数2a,2b,2c,2d,2eを、それぞれ、フィルタ134の乗算器221〜225に供給する。
係数切替制御部136は、係数選択部251〜255がHPF係数1a,1b,1c,1d,1e又はLPF係数2a,2b,2c,2d,2eを選択するように、係数選択信号Selを係数選択部251〜255に供給して、2種類のフィルタ係数の切り替え制御を行うものである。
係数切替制御部136は、クロック信号生成部131から供給されたクロック信号LKに同期して係数選択信号Selを係数選択部251〜255に供給することにより、輝度データ処理部133から輝度データYoutが供給される毎に、係数選択信号Selを係数選択部251〜255に供給する。
次に実施形態2に係るデジタルカメラ1の動作を説明する。
図8に示すように、CCD11は、画素信号を画素毎に、水平読み出し方向に、順次、読み出し、読み出した画素信号を、A/D変換器14を介して輝度データ変換部101に供給する。
輝度データ変換部101は、この画素信号から、輝度データYin=Y11,Y12,Y13,Y14,・・・を生成し、クロック信号生成部131から供給されたクロック信号CLKのタイミングに同期して、生成した輝度データYinを、順次、輝度データ処理部133に供給する。
輝度データ処理部133は、図6(b)に示す変換表に従い、輝度データ変換部101から供給された輝度データYinのデータ列を変換する。
図9に示すように、周期T1では、制御信号Scの信号レベルは「1」となる。このため、フリップフロップ回路201は、図6(b)に示す変換表に従い、今のクロック信号CLKの周期T1における輝度データYin=Y11を出力する。
周期T2では、制御信号Scの信号レベルが「0」となるため、フリップフロップ回路201は、図6(b)に示す変換表に従い、前のクロック信号CLKの周期T1における輝度データYin=Y11を輝度データYoutとして出力する。
周期T3では、制御信号Scの信号レベルが「1」となるため、フリップフロップ回路201は、今のクロック信号CLKの周期T2における輝度データYin=Y13を輝度データYoutとして出力する。
周期T4では、制御信号Scの信号レベルが「0」となるため、フリップフロップ回路201は、図6(b)に示す変換表に従い、前のクロック信号CLKの周期T1における輝度データYin=Y13を輝度データYoutとして出力する。
このようにして、フリップフロップ回路201は、入力された輝度データYin=Y11,Y12,Y13,・・・を、輝度データYout=Y11,Y11,Y13,Y13,・・・のデータ列に変換する。
係数切替制御部136は、周期T1のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して、係数選択信号Selを、それぞれ、係数選択部251〜255に供給する。
係数選択部251〜255は、それぞれ、係数切替制御部136から係数選択信号Selが供給されと、係数記憶部241から、HPF係数1a,1b,1c,1d,1eを読み出し、読み出したHPF係数1a,1b,1c,1d,1eをフィルタ134の乗算器221〜225に供給する。
フィルタ134は、乗算器221〜225にHPF係数1a,1b,1c,1d,1eが供給されることにより、HPF111として機能し、輝度データY11のHPF側信号成分を積分処理部121に供給する。
係数切替制御部136は、周期T2のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して、係数選択信号Selを係数選択部251〜255に供給する。
係数選択部251〜255は、それぞれ、係数切替制御部136から係数選択信号Selが供給されと、係数記憶部241から、LPF係数2a,2b,2c,2d,2eを読み出し、読み出したLPF係数2a,2b,2c,2d,2eをフィルタ134の乗算器221〜225に供給する。
フィルタ134は、乗算器221〜225にLPF係数2a,2b,2c,2d,2eが供給されることにより、LPF112として機能し、輝度データY11のLPF側信号成分を積分処理部122に供給する。
係数切替制御部136は、周期T3のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して、係数選択信号Selを係数選択部251〜255に供給する。
係数選択部251〜255は、それぞれ、係数切替制御部136から係数選択信号Selが供給されと、係数記憶部241から、HPF係数1a,1b,1c,1d,1eを読み出し、読み出したHPF係数1a,1b,1c,1d,1eをフィルタ134の乗算器221〜225に供給する。
フィルタ134は、乗算器221〜225にHPF係数1a,1b,1c,1d,1eが供給されることにより、HPF111として機能し、輝度データY13のHPF側信号成分を積分処理部121に供給する。
係数切替制御部136は、周期T4のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して、係数選択信号Selを係数選択部251〜255に供給する。
係数選択部251〜255は、それぞれ、係数切替制御部136から係数選択信号Selが供給されと、係数記憶部241から、LPF係数2a,2b,2c,2d,2eを読み出し、読み出したLPF係数2a,2b,2c,2d,2eをフィルタ134の乗算器221〜225に供給する。
フィルタ134は、乗算器221〜225にLPF係数2a,2b,2c,2d,2eが供給されることにより、LPF112として機能し、輝度データY13のLPF側信号成分を積分処理部122に供給する。
このようにして、フィルタ134は、輝度データY11,Y13,・・・・のHPF側信号成分を、順次、積分処理部121に供給する。
また、フィルタ134は、輝度データY11,Y13,・・・・のLPF側信号成分を、順次、積分処理部122に供給する。
従って、積分処理部121,122は、それぞれ、同じ輝度データY11,Y13,・・・・に基づくデータが供給され、供給されたデータに基づいてHPF側コントラスト評価値、LPF側コントラスト評価値を取得する。
以上説明したように、本実施形態2によれば、HPF係数、LPF係数を切り替えることにより、フィルタ134をHPF111、LPF112として機能させるようにした。
従って、1つのフィルタ134により焦点の誤検出を防止することができる。
また、輝度データ処理部133は、入力された輝度データYinから、2個毎に輝度データを選択し、選択した輝度データを2個連続させて、輝度データYinのデータ列に変換するようにした。
従って、同じ輝度データYoutに基づくデータを、積分処理部121,122に供給することができ、CPU23は、フィルタ134が1つであってもHPF側フォーカスカーブとLPF側フォーカスカーブとを正確に比較することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態1では、カラープロセス回路15のフィルタ部103は、HPF111、LPF112を備えるようにした。しかし、フィルタは、これに限られるものではなく、フィルタ部103は、例えば、BPF(バンドパスフィルタ)を備えるようにしてもよい。
上記実施形態2では、入力画像の水平サイズを1/2とし、輝度データ処理部133(フリップフロップ回路201)は、輝度データYinから、2個毎に輝度データを選択し、選択した輝度データを2個連続させて、輝度データのデータ列に変換するようにした。
しかし、入力画像の水平サイズを1/n(但し、nは自然数)としてもよく、輝度データ処理部133は、輝度データYinから、n個毎に輝度データを選択し、選択した輝度データをn個連続させて、輝度データのデータ列に変換するようにしてもよい。このようにすることにより、フィルタ134をn種類のフィルタ134として機能させることができる。
上記実施形態1,2では、オートフォーカス装置をデジタルカメラに適用した場合について説明した。しかし、上記オートフォーカス装置は、デジタルカメラだけでなく、例えば、プロジェクタに適用することもできる。
この場合、CCD11は、スクリーンに投影された投影像を被写体として撮像し、オートフォーカス装置は、被写体にピントが合うように、プロジェクタの投影レンズの位置を制御する。
さらに、適用例として、上記オートフォーカス装置を、AF制御機能を有する顕微鏡、露光装置等に適用することができる。
また、上記実施形態では、プログラムが、それぞれメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、オートフォーカス装置を、全体装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施形態1に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 フォーカスカーブを示す図であり、(a),(b)は、それぞれ、HPF側、LPF側フォーカスカーブを示す。 図1に示すCPUが実行するレンズ位置判別処理を示すフローチャートである。 HPF側にノイズによる極大値を有するフォーカスカーブを示す図である。 本発明の実施形態2に係るカラープロセス回路の構成を示すブロック図である。 図5に示す輝度データ処理部を示す図であり、(a)は、輝度データ処理部の構成を示し、(b)は、輝度データ処理部がデータ列を変換するための変換表を示す。 図5に示すフィルタとフィルタ切替部との構成を示すブロック図である。 図5に示すカラープロセス回路の動作を示す図である。 フィルタ部の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・デジタルカメラ、11・・・CCD、15・・・カラープロセス回路、23・・・CPU、103・・・フィルタ部、104・・・コントラスト評価値取得部、111・・・HPF、112・・・LPF、121,122・・・積分処理部、133・・・輝度データ処理部、134・・・フィルタ、136・・・係数切替制御部

Claims (10)

  1. 被写体に焦点を合わせるためのレンズと、
    前記レンズを移動させるレンズ駆動部と、
    前記被写体を撮像して、被写体画像を形成する画像信号を取得する撮像部と、
    このレンズ駆動部によって前記レンズを予め設定された複数のレンズ位置に順次移動させる毎に、前記撮像部を駆動させて画像信号を取得する画像信号取得手段と、
    この画像信号取得手段によって取得された画像信号から、複数の周波数帯域の信号成分を抽出する抽出手段と、
    この抽出手段によって抽出された信号成分から各周波数帯域のコントラスト評価値を取得し、これらコントラスト評価値の極大値の位置が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記抽出手段が抽出した複数の周波数帯域の信号成分に基づいて、抽出した周波数帯域毎に、前記被写体画像のコントラスト評価値を取得するコントラスト評価値取得手段と、
    予め設定された複数のレンズ位置に前記レンズを移動するように前記レンズ駆動部を制御し、各レンズ位置毎に前記抽出手段が抽出した複数の周波数帯域と前記コントラスト評価値取得手段がそれぞれ取得した複数のコントラスト評価値との関係から、前記レンズ位置と前記コントラスト評価値との関係を示す関係情報を、抽出した前記周波数帯域毎に取得する関係情報取得手段と、
    前記関係情報取得手段が前記周波数帯域毎に取得した複数の関係情報を比較し、比較結果に基づいて、前記被写体に焦点が合うレンズ位置を判別するレンズ位置判別手段と、を備え、
    前記レンズ位置判別手段が判別したレンズ位置に前記レンズを移動させるように前記レンズ駆動部を制御して、前記被写体に前記レンズの焦点を合わせるフォーカス制御手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記抽出手段によって抽出された信号成分から各周波数帯域のフォーカスカーブを生成する生成手段を更に備え、
    前記決定手段は、この生成手段によって生成されたフォーカスカーブに基づいてコントラスト評価値のピーク値が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記複数の周波数帯域から特定の周波数帯域の組を選択する選択手段を更に備え、
    前記抽出手段は、この選択手段によって選択された特定の周波数帯域の組で信号成分を抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  5. 前記抽出手段は、
    前記画像信号を第1のカットオフ周波数以上の信号成分を出力させるためのハイパスフィルタと、
    前記画像信号を前記第1のカットオフ周波数より低い第2のカットオフ周波数以下の信号成分を出力させるためのローパスフィルタと、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  6. フィルタ係数を複数選択するフィルタ係数選択手段を更に備えるとともに、
    前記抽出手段は、
    前記フィルタ係数選択手段によって複数選択されたフィルタ係数に基づいて順次フィルタリングすべき周波数帯域を切り換えて各周波数帯域の信号成分を抽出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  7. レンズ駆動部によって前記レンズを予め設定された複数のレンズ位置に順次移動させる毎に、前記撮像部を駆動させて画像信号を取得する画像信号取得ステップと、
    この画像信号取得ステップにて取得された画像信号から、複数の周波数帯域の信号成分を抽出する抽出ステップと、
    この抽出ステップにて抽出された信号成分から各周波数帯域のコントラスト評価値を取得し、これらコントラスト評価値の極大値の位置が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定する決定ステップと、
    からなることを特徴とするオートフォーカス方法。
  8. 前記決定ステップは、
    抽出した複数の周波数帯域の信号成分に基づいて、抽出した周波数帯域毎に、前記被写体画像のコントラスト評価値を取得するコントラスト評価値取得ステップと、
    予め設定された複数のレンズ位置に前記レンズを移動するように前記レンズ駆動部を制御し、各レンズ位置毎に抽出した複数の周波数帯域とそれぞれ取得した複数のコントラスト評価値との関係から、前記レンズ位置と前記コントラスト評価値との関係を示す関係情報を、抽出した前記周波数帯域毎に取得する関係情報取得ステップと、
    前記周波数帯域毎に取得した複数の関係情報を比較し、比較結果に基づいて、前記被写体に焦点が合うレンズ位置を判別するレンズ位置判別ステップと、を備え、
    判別したレンズ位置に前記レンズを移動させるように前記レンズ駆動部を制御して、前記被写体に前記レンズの焦点を合わせるフォーカス制御ステップを備えた、
    ことを特徴とする請求項7に記載のオートフォーカス方法。
  9. レンズとレンズ駆動部を備える撮像装置が有するコンピュータを、
    前記レンズ駆動部によって前記レンズを予め設定された複数のレンズ位置に順次移動させる毎に、撮像して画像信号を取得する画像信号取得手段、
    この画像信号取得手段によって取得された画像信号から、複数の周波数帯域の信号成分を抽出する抽出手段、
    この抽出手段によって抽出された信号成分から各周波数帯域のコントラスト評価値を取得し、これらコントラスト評価値の極大値の位置が共通するレンズ位置を合焦すべきレンズ位置として決定する決定手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記決定手段は、
    抽出した複数の周波数帯域の信号成分に基づいて、抽出した周波数帯域毎に、前記被写体画像のコントラスト評価値を取得するコントラスト評価値取得手段、
    予め設定された複数のレンズ位置に前記レンズを移動するように前記レンズ駆動部を制御し、各レンズ位置毎に抽出した複数の周波数帯域とそれぞれ取得した複数のコントラスト評価値との関係から、前記レンズ位置と前記コントラスト評価値との関係を示す関係情報を、抽出した前記周波数帯域毎に取得する関係情報取得手段、
    前記周波数帯域毎に取得した複数の関係情報を比較し、比較結果に基づいて、前記被写体に焦点が合うレンズ位置を判別するレンズ位置判別手段、を備え、
    判別したレンズ位置に前記レンズを移動させるように前記レンズ駆動部を制御して、前記被写体に前記レンズの焦点を合わせるフォーカス制御手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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