JP2009096544A - パレットユニットおよびそれを利用したコンテナ組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少ない部材による軽量で、組み立て分解がワンタッチ式に容易にでき、損傷した場合にもそのパーツのみを交換するだけで修復可能であり、廃棄処分する場合においてはECO素材を使用しているので地球環境にやさしい、応用性のあるパレットユニットコンテナ組立体1を提供する。
【解決手段】 二枚のパネルと複数のスペーサブロックとからパレットユニットを構成して、パレットとしての使用も可能であり、かつ、パレットユニット二組と四面の側壁板とにより、コンテナとして活用するほか、パネル部材の側壁板嵌入溝を滑り止め部材の嵌入溝として兼用することにより、ストック棚としての利用もできる多目的コンテナ組立体とする。
【選択図】図1
【解決手段】 二枚のパネルと複数のスペーサブロックとからパレットユニットを構成して、パレットとしての使用も可能であり、かつ、パレットユニット二組と四面の側壁板とにより、コンテナとして活用するほか、パネル部材の側壁板嵌入溝を滑り止め部材の嵌入溝として兼用することにより、ストック棚としての利用もできる多目的コンテナ組立体とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、組み立て・分解が容易なコンテナ組立体1であって、構成要素のひとつであるフォークリフト用のパレットユニット2も不使用時には分解保管することができ、かつコンテナ組立体1は複数の集合体を形成することにより、ストック棚11としても活用できる多様性のあるコンテナ組立体1に関する。
従来、パレットあるいはコンテナは一体型として製造されたり、特許文献1のように組立て式一体化製品であった。またプラスチック性の折り畳み式コンテナも各種考案されているが、各部材の結合部には金属製の釘・ビス等、留め金具が使用されてきた。(特許文献2、特許文献3)
実公平3−1393号公報 特開2000−103427号公報 特開2002−337979号公報
従来タイプのパレットおよびコンテナは、部分的に損傷・破損した場合には全体を取り替える必要があった。また、コンテナとして使用した後、空身で回収運搬する場合や、再使用までの保管スペースおよび最終的に廃棄処分する場合にもそのままの形では嵩張ることとなり厄介である。
これらのパレット、コンテナ等は、素材としてプラスチックや金属を使用しているため、分解、破砕が容易でない上、廃棄する場合においても元の形状のまま、あるいは金属部分をそのまま残しておくこととなり環境汚染の要因となる。
前述のような種々の不都合な点を解消するため、分解可能なコンテナ組立体において、コンテナ組立体の構成要素であるパレットユニットも分解可能構造を採用して、コンテナ組立体の構成要素すべてがワンタッチ式の分解・組み立てが容易な構造とし、さらにこれらのすべてをECO素材により構成するコンテナ組立体を提案することが本発明の意図するところである。
本発明のコンテナ組立体1およびコンテナ組立体1の構成要素であるパレットユニット2ともに分解・組み立てタイプであるため、不使用時の省スペース化が可能で、一部を破損した場合に対しても、不要となった破損部材のみの廃棄および破損部材のみの交換で対応でき、全体廃棄せずに無駄をなくすことができる。
使用後の回収運搬時または保管時の省スペース化を図ることが可能で、さらに環境にやさしいECO素材から成る分解可能構造のコンテナ組立体1を提案する。
さらに、廃棄する場合においても各部の素材として軽量・硬質材料である生分解性プラスチック素材、およびパネルのコア素材としてはペーパーハニカムコアを採用して、いずれもECO素材から構成されているので、地球環境にやさしい。
生分解性素材としては経時的に、あるいは紫外線により、分解されるものが好ましい。本発明の構成素材の一例として炭酸カルシウムや珪酸マグネシウムを補強フィラーとして充填したポリ乳酸からなるプラスチックを採用することができる。ポリ乳酸はトウモロコシやサトウキビなどの植物由来のプラスチックで、その成長過程においては地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収固定し、廃棄されて地中に埋められても微生物により分解され、焼却された場合においても有毒ガスを発生しない。
さらに、廃棄する場合においても各部の素材として軽量・硬質材料である生分解性プラスチック素材、およびパネルのコア素材としてはペーパーハニカムコアを採用して、いずれもECO素材から構成されているので、地球環境にやさしい。
生分解性素材としては経時的に、あるいは紫外線により、分解されるものが好ましい。本発明の構成素材の一例として炭酸カルシウムや珪酸マグネシウムを補強フィラーとして充填したポリ乳酸からなるプラスチックを採用することができる。ポリ乳酸はトウモロコシやサトウキビなどの植物由来のプラスチックで、その成長過程においては地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収固定し、廃棄されて地中に埋められても微生物により分解され、焼却された場合においても有毒ガスを発生しない。
本発明のパレットユニット部分2を構成する上下パネル4とスペーサブロック5とは面ファスナー6により固着しているので、ドライバー等の工具を使用せずに分解や取替えがワンタッチ式で容易にできる。
さらに各部材については同一規格サイズに揃えるので、組み立て時にサイズ上の適合相手を選ばなくて良く、速やかな組み立てが可能であり、運搬物品を取り出すときにも蓋としての役割の上部パレットユニット2を取り外すだけでなく、場合によってはコンテナ組立体1を分解しながら収納物品を取り出すことができるので、きわめて能率的でもある。
(実施の形態)
本発明によるパレットユニット2およびそれにより構成されるコンテナ組立体1について、その実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明のコンテナ組立体1の分解斜視図を図1に示すように、二組のパレットユニット2と側壁板3とでコンテナ組立体1を構成する。この図において、正面の側平板3は図示を省略している。
本発明によるパレットユニット2およびそれにより構成されるコンテナ組立体1について、その実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明のコンテナ組立体1の分解斜視図を図1に示すように、二組のパレットユニット2と側壁板3とでコンテナ組立体1を構成する。この図において、正面の側平板3は図示を省略している。
図2はパレットユニット2の斜視図で、上下二枚のパネル4とその上下パネル4間に介在させる複数個のスペーサブロック5から成る。
パレットユニット2の構成部材である同一の寸法・同一形状の上パネル4(天板)と下パネル4(底板)の各表面には各辺近傍に辺と平行した溝7を井桁を構成するように形成してある。
パレットユニット2の構成部材である同一の寸法・同一形状の上パネル4(天板)と下パネル4(底板)の各表面には各辺近傍に辺と平行した溝7を井桁を構成するように形成してある。
両パネル4の裏面には図3に示すように9個の面ファスナー嵌め込み凹部8を形成し、これらの面ファスナー嵌め込み凹部8に面ファスナー6を貼着してある。スペーサブロック5の表裏両面には面ファスナー6を貼着して前記面ファスナー嵌め込み凹部8に嵌め込み固着をして、これらのスペーサブロック5を二枚のパネル部材4間にサンドイッチ状に挟んだ形で組み立ててパレットユニット2と成す。
図4は図3におけるパレットユニット2のA−A断面図であり、パレットユニット3あるいはコンテナ組立体1を運搬する時には、スペーサブロック5間に形成された空間部にフォークリフトアームを差し込むようにする。
前述のようにして組み立てたパレットユニット2を二個使用して、上部パレットユニット2は下部パレットユニット2に対して表裏反転させて、溝7を形成したパネル4表面が互いに向き合うようにする。下部パレットユニット2の上面パネル4の溝7に四面の側壁板3を嵌入して箱形状の物品収納部を形成する。各側壁板3の上端部に上部パレットユニット2の下面に形成された溝7を嵌合させて蓋部分とし、コンテナ組立体1とする。
側壁部は使用の各種態様により、一側面一枚の側壁板3を四枚使用、あるいは図5および図6に示すように、二側面に渡る長さの一枚板の中央部にVカット溝9を形成し、このVカット溝9の箇所を90度に折り曲げて二側面をカバーする二側面用側壁板10と、前記一側面一枚タイプの側壁板3との組み合わせを適宜採用することができる。
前記コンテナ組立体1は運搬用として使用するだけでなく、複数のコンテナ組立体1を積み重ねて物品のストック棚11としても活用できる(図7)。この場合、上下のコンテナ組立体1の横滑りを防止するために、ゴム素材により溝の深さの150%〜200%の高さに形成した滑り止め部材12を、互いに接している溝7に嵌入する。
コンテナ組立体1をストック棚11として使用する場合において、溝7に嵌入されている前面部の側壁板3を横方向にスライド開放することにより、中の収納物品を簡単に取り出す開閉戸としての役割も果たすこととなる。
1 コンテナ組立体
2 パレットユニット
3 側壁板
4 上パネル、下パネル
5 スペーサブロック
6 面ファスナー
7 溝
8 面ファスナー嵌め込み凹部
9 Vカット溝
10 二側面用側壁版
11 ストック棚
12 滑り止め
2 パレットユニット
3 側壁板
4 上パネル、下パネル
5 スペーサブロック
6 面ファスナー
7 溝
8 面ファスナー嵌め込み凹部
9 Vカット溝
10 二側面用側壁版
11 ストック棚
12 滑り止め
Claims (6)
- 上下二枚のパネルとその上下パネル間に介在させる複数個のスペーサブロックから構成されるパレットユニット二組と四面の側壁板とを構成部材としたことを特徴とするコンテナ組立体。
- パレットユニットを構成する上下パネルは互いに同一の寸法・形状を有し、パネルの表面には各辺近傍に辺と平行した溝を形成し、パネルの裏面にはスペーサブロックを嵌め込む凹部を複数形成していることを特徴とする請求項1におけるコンテナ組立体。
- 二組のパレットユニットのうち、下部パレットユニットの上面パネルの溝に四面の側壁板下端部を嵌入し、各側壁板の上端部を上部パレットユニットの下面に形成された溝に嵌合させて組み立てたことを特徴とする請求項1におけるコンテナ組立体。
- パレットユニットにおいて、スペーサブロックのひとつの面およびその反対側の面に面ファスナーを貼着し、パネルの凹部には前記面ファスナーと固着するように面ファスナーを貼着していることを特徴とする請求項1におけるコンテナ組立体。
- 請求項1のコンテナ組立体の上面と下面の対向する両方の溝にゴム素材により溝の深さの150%〜200%の高さに形成した滑り止め部材を嵌入することにより複数のコンテナ組み立て体を積み重ね、前方側壁板を左右いずれかの方向に溝に沿ってスライド抜き出し可能とした物品のストック棚。
- パネルおよび側壁板はペーパーハニカムコアを二枚の生分解性板状体で挟持した構成であることを特徴とする請求項1におけるコンテナ組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007294898A JP2009096544A (ja) | 2007-10-18 | 2007-10-18 | パレットユニットおよびそれを利用したコンテナ組立体 |
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JP2009096544A true JP2009096544A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40699915
Family Applications (1)
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JP2007294898A Pending JP2009096544A (ja) | 2007-10-18 | 2007-10-18 | パレットユニットおよびそれを利用したコンテナ組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009096544A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103935603A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-07-23 | 安徽省嘉信包装印务有限公司 | 一种新型托板 |
CN103935595A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-07-23 | 安徽省嘉信包装印务有限公司 | 一种托板结构 |
KR101764799B1 (ko) * | 2016-11-18 | 2017-08-03 | (주)시스펙 | 팔레트를 구비하는 운반용 박스 조립체 |
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2007
- 2007-10-18 JP JP2007294898A patent/JP2009096544A/ja active Pending
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KR101764799B1 (ko) * | 2016-11-18 | 2017-08-03 | (주)시스펙 | 팔레트를 구비하는 운반용 박스 조립체 |
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