JP2009096395A - 車両用空気調和装置およびその制御方法 - Google Patents

車両用空気調和装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 空調快適性を損なうことなく、エンジン停止による省エネ運転の範囲を拡大することができる車両用空気調和装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】 エンジン2により駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機3と、圧縮された冷媒の熱を放熱させる放熱器4と、放熱された冷媒を減圧する膨張弁5と、減圧された冷媒に吸熱させる吸熱器6と、空気調和優先モードおよび省エネ優先モードの選択情報が入力される入力部8と、少なくとも入力部8に入力された選択情報に基づいて、空気調和優先モードに関する閾値、および、省エネ優先モードに関する閾値の一方を選択し、選択された閾値に基づいて、アイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかをエンジン2に対して出力する制御部9と、が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用空気調和装置およびその制御方法に関する。
近年、車両用空気調和装置が搭載された車両においては、燃料消費の低減を目的としたエンジンのアイドルストップ(以下、ISと表記する。)制御する技術が提案されている。エンジンのIS制御とは、停車時など従来エンジンがアイドル運転する場合において、エンジン運転を停止させる制御を意味している。
一方、車両用空気調和装置は、エンジンから動力の供給を受けて車室内の空気調和を行うため、エンジンの運転が停止しているIS中は、空気調和を行うことができない、または、空気調和能力が低下するという問題があった。そこで、車両用空気調和装置を制御するコントローラから、車室内の空気調和状態に基づいて、エンジン運転の停止を許可するIS許可や、エンジン停止を禁止するIS禁止などの要求、言い換えると制御信号をエンジン制御装置に出力するIS制御に関する技術などが提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2006−199247号公報 特開2001−150943号公報
上述のIS制御は、空調状態に関する所定のパラメータ(例えば、外気温度や、室内温度や、エバポレータ温度や、目標吹き出し温度等)ごとにIS許可やIS禁止の閾値を設定し、各パラメータがこれらの閾値を越えたか否かに基づいて実施されている。さらに、コントローラからエンジン制御装置に、IS許可要求とIS禁止要求とが、短い期間の間に繰り返し出力されることを防止するため、判定ヒステリシスがある程度大きくされている。
しかしながら、このように判定ヒステリシスを大きくすると、一度、IS状態になると容易にIS禁止状態になりにくいという問題があった。言い換えると、一度、IS状態になると、車室内の空気調和状態が不快な状態になっても、容易にIS禁止状態になりにくく、不快な状態が解消されにくいという問題があった。
上述のような問題を解消するため、空気調和装置からの要求により、ISを完全に禁止するスイッチを設ける技術が提案されている。
しかしながら、スイッチによりISを一律に禁止する方法では、気候や空気調和状態などにより、IS禁止が必要でない場合であってもIS禁止となることがあり、燃料消費の低減が図りにくくなるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、空調快適性を損なうことなく、エンジン停止による省エネ運転の範囲を拡大することができる車両用空気調和装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の車両用空気調和装置は、エンジンにより駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒の熱を放熱させる放熱器と、放熱された冷媒を減圧する膨張弁と、減圧された冷媒に吸熱させる吸熱器と、空気調和優先モードおよび省エネ優先モードの選択情報が入力される入力部と、少なくとも前記入力部に入力された選択情報に基づいて、前記空気調和優先モードに関する閾値、および、前記省エネ優先モードに関する閾値の一方を選択し、該選択された閾値に基づいて、アイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかを前記エンジンに対して出力する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、空気調和優先モードに関する閾値と、省エネ優先モードに関する閾値の一方に基づいて、アイドルストップ許可要求、禁止要求および解除要求のいずれかをエンジンに対して出力することにより、空調快適性を損なうことなく、エンジンのアイドルストップ期間を長くすることができる。
つまり、空気調和優先モードが選択されている場合には、空気調和優先モードに関する閾値が選択される。これにより、アイドルストップ許可要求等の出力タイミングは、エンジンによる圧縮機の駆動期間を確保できるように制御され、車室内の空気調和が確実に行われる。
一方、省エネ優先モードが選択されている場合には、省エネ優先モードに関する閾値が選択される。これにより、アイドルストップ許可要求等の出力タイミングは、エンジンのアイドルストップ期間が長くなるように制御され、省エネ運転の範囲が拡大される。
ここで、アイドルストップ許可要求とは、アイドル運転中のエンジンにおけるアイドル運転停止に関する出力である。一方、アイドルストップ禁止要求とは、アイドル運転中のエンジンにおける運転停止の禁止、言い換えるとアイドル運転の継続に関する出力であり、アイドルストップ解除要求とは、停止中のエンジンにおけるアイドル運転開始に関する出力である。
上記発明においては、前記エンジンおよび前記吸熱器の少なくとも一つに関する制御パラメータを検出する検出部が設けられ、前記制御部は、前記選択された閾値、および、前記検出部に検出された制御パラメータに基づいて、アイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかを前記エンジンに対して出力することが望ましい。
本発明によれば、エンジンおよび吸熱器の少なくとも一つに関する制御パラメータに基づくことで、アイドルストップ許可要求等のエンジンに対して出力されるタイミングがより適切に制御される。
上記発明においては、前記制御部は、前記制御パラメータの絶対値に基づいて、前記エンジンに対して前記アイドルストップ許可要求を出力することが望ましい。
本発明によれば、制御パラメータの絶対値に基づいてアイドルストップ許可要求を出力することで、アイドルストップ許可要求を出力するタイミングがさらに適切に制御される。
上記発明においては、前記制御部は、前記制御パラメータの変化量に基づいて、前記エンジンに対して前記アイドルストップ禁止要求、または、前記アイドルストップ解除要求を出力することが望ましい。
本発明によれば、制御パラメータの変化量に基づいてアイドルストップ禁止要求、または、解除要求を出力することで、アイドルストップ禁止要求、または、解除要求を出力するタイミングがさらに適切に制御される。
上記発明においては、前記制御部は、前記アイドルストップ禁止要求、または、前記アイドルストップ解除要求を出力し、所定時間が経過した後にのみ、前記アイドルストップ許可要求を出力可とすることが望ましい。
本発明によれば、アイドルストップ禁止要求、または、解除要求が出力され、エンジンがアイドル運転を継続、または、開始した場合において、所定時間が経過した後にのみアイドルストップ許可要求が出力されるため、少なくとも上述の所定期間はエンジンのアイドル運転が継続される。そのため、エンジンのアイドル運転停止および開始が短い間隔で繰り返されることが防止される。
本発明の車両用空気調和装置は、エンジンにより駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒の熱を放熱させる放熱器と、放熱された冷媒を減圧する膨張弁と、減圧された冷媒に吸熱させる吸熱器と、前記エンジンおよび前記吸熱器の少なくとも一つに関する制御パラメータを検出する検出部と、検出された前記制御パラメータにおけるアイドルストップ開始時点からの変化量に基づいて、アイドルストップ解除要求を前記エンジンに対して出力する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、制御パラメータのアイドルストップ開始時点からの変化量に基づいてアイドルストップ解除要求を出力することで、アイドルストップ解除要求を出力するタイミングを適切に制御することができる。
本発明の車両用空気調和装置の制御方法は、空気調和優先モードおよび省エネ優先モードの選択情報が入力される入力ステップと、前記選択情報に基づいて前記空気調和優先モードに関する閾値、および、前記省エネ優先モードに関する閾値のいずれかを選択し、該選択した閾値に基づいて、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するエンジンに対してアイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかを出力する制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、空気調和優先モードに関する閾値と、省エネ優先モードに関する閾値の一方に基づいて、アイドルストップ許可要求、禁止要求および解除要求のいずれかをエンジンに対して出力することにより、空調快適性を損なうことなく、エンジンのアイドルストップ期間を長くすることができる。
本発明の車両用空気調和装置およびその制御方法によれば、空気調和優先モードに関する閾値と、省エネ優先モードに関する閾値の一方に基づいて、アイドルストップ許可要求、禁止要求および解除要求のいずれかをエンジンに対して出力することにより、空調快適性を損なうことなく、エンジンのアイドルストップ期間を長くすることができ、エンジン停止による省エネ運転の範囲を拡大することができるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置について、図1から図20を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用空気調和装置の構成を説明する概略図である。
本実施形態の車両用空気調和装置1は、車両のエンジン2が発生する駆動力を用いて車室内気の温度を所望の温度に制御する空気調和装置である。
車両用空気調和装置1には、図1に示すように、エンジン2により駆動される圧縮機3と、圧縮された冷媒の熱を放熱させて凝縮させるコンデンサ(放熱器)4と、凝縮された冷媒を減圧する膨張弁5と、減圧された冷媒に熱を吸収させて蒸発させるエバポレータ(吸熱器)6と、エバポレータ6を内部に納めるHVAC(Heating Ventilating Air−Conditioning)ユニット7と、各種の入力スイッチを有する入力パネル(入力部)8と、エンジン2やHVACユニット7などに制御信号を出力する制御部9と、が設けられている。
圧縮機3は、図1に示すように、エンジン2から供給された駆動力によりエバポレータ6において蒸発した冷媒を吸入して圧縮した後に、コンデンサ4に向けて吐出するものである。
エンジン2は、図1に示すように、車両用空気調和装置1が搭載された車両の走行用にも用いられるものであり、かつ、圧縮機3を駆動するものである。
エンジン2には、エンジン2を制御するエンジンコントロールユニット(以下、「ECU」と表記する。)11と、エンジン2と後述するヒータコア12との間で冷却水を循環させる冷却水流路13に、IS中に冷却水を循環させる為の電動冷却水ポンプ(以下、「EWP」と表記する。)14が追加されている。
ヒータコア12は、HVACユニット7内に配置された熱交換器であって、冷却水(温水)とエバポレータ6において冷却された空気との間で熱交換する、言い換えると、冷却水の熱を上記冷却された空気に放熱させ、加熱するものである。
ECU11は、制御部9から出力される要求などの種々の情報に基づいて、エンジン2の運転状態、例えば、エンジン2のアイドル運転停止や開始などを制御するものである。
EWP14は、IS中に車両用空気調和装置1が暖房運転を行う場合には、エンジン2とヒータコア12との間で冷却水を循環させ、エンジン2の熱をヒータコア12に運搬するものである。
コンデンサ4は、図1に示すように、圧縮機3から吐出された高温高圧の冷媒が流入するものであって、高温高圧の冷媒と車室外気との間で熱交換、言い換えると、冷媒の熱を車室外気に放熱させて、冷媒を凝縮させるものである。
膨張弁5は、コンデンサ4で放熱した冷媒を膨張させ、冷媒の圧力を減圧させるものである。
エバポレータ6は、膨張弁5において減圧された冷媒が流入するものであって、減圧された冷媒と車室内気および車室外気の少なくとも一方との間で熱交換、言い換えると、車室内気および車室外気の少なくとも一方の熱を冷媒に吸熱させて、冷媒を蒸発させるものである。
HVACユニット7は、図1に示すように、内部に配置されたエバポレータ6およびヒータコア12の少なくも一方と、車室内気および車室外気の少なくとも一方との間で熱交換を行うことにより、車室内気の温度を所望の温度に制御するものである。
HVACユニット7には、HVACユニット7内に車室内気や車室外気などの空気を流入させ、車室内に吹き出させるファン21と、HVACユニット7内に流入する車室内気および車室外気の流量を制御する吸気ダンパ22と、ヒータコア12に流入する空気の流量を制御するエアミックスダンパ(以下、「A/Mダンパ」と表記する。)23と、が設けられている。さらに、HVACユニット7内には、上述のエバポレータ6およびヒータコア12が配置されている。
ファン21は吸気ダンパ22とエバポレータ6との間に配置され、モータ25により回転駆動される羽根車26が設けられたものである。なお、モータ25および羽根車26は、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
吸気ダンパ22は、車室内気吸入口27および車室外気吸入口28と、ファン21との間に配置されたダンパであって、HVACユニット7内に流入する車室内気および車室外気の流量を制御するものである。なお、吸気ダンパ22は、公知のダンパを用いることができ、特に限定するものではない。
A/Mダンパ23は、エバポレータ6とヒータコア12との間に配置されたダンパであって、ヒータコア12に流入する空気の流量を制御するものである。なお、A/Mダンパ23は、公知のダンパを用いることができ、特に限定するものではない。
図2は、図1の車両用空気調和装置における制御ブロック図である。
入力パネル8は、車両用空気調和装置1の制御に関する種々のスイッチがまとめて設けられたパネルである。
入力パネル8には、図2に示すように、ファン21の回転や停止を指示するファンスイッチ(以下「FANスイッチ」と表記する。)31と、デフロスト運転の開始や停止を指示するデフロストスイッチ(以下、「DFRスイッチ」と表記する。)32と、車両用空気調和装置1における冷房運転や暖房運転の開始や停止を指示するエアコンスイッチ(以下、「A/Cスイッチ」と表記する。)33と、車両用空気調和装置1に関する省エネ運転の開始や停止を指示するエコノミースイッチ(以下、「ECONスイッチ」と表記する。)34と、が設けられている。
制御部9は、図2に示すように、入力パネル8から入力される信号などに基づいて、エンジン2や、HVACユニット7などに制御信号を出力するものである。
制御部9には、図1および図2に示すように、外気温度センサ(検出部)41により測定された外気温度や、エバポレータ温度センサ(検出部)42により測定されたエバポレータ温度や、エンジン水温センサ(検出部)43により測定された冷却水温度であるエンジン水温や、目標吹き出し温度や、内気温度センサ(検出部)44により測定された内気温度や、A/Mダンパ開度センサ(検出部)45により検出されたA/Mダンパ開度や、ECU11から入力されるアイドルストップ状態や、EWP作動状態などが入力されている。
ここで、外気温度センサ41は、図1に示すように、HVACユニット7における車室外気吸入口28の近傍に配置された温度センサであり、エバポレータ温度センサ42は、エバポレータ6に配置された温度センサである。エンジン水温センサ43は、冷却水流路13に配置された温度センサであり、内気温度センサ44は、車室内に配置された温度センサである。A/Mダンパ開度センサ45は、A/Mダンパ23に配置された開度センサである。
一方、制御部9からは、IS禁止要求、IS解除要求、およびIS許可要求がECU11に出力され、EWP作動要求、およびEWP停止要求がEWP14に出力され、吸い込み口制御、および風量制御信号がHVACユニット7に出力されている。
制御部9における詳細な制御方法については、以下に説明する。
次に、上記の構成からなる車両用空気調和装置1における作用について説明する。
まず、車両用空気調和装置1における冷房および暖房について説明する。本実施形態の車両用空気調和装置1による冷房は、以下に説明するようにして行われる。
圧縮機3は、図1に示すように、エンジン2から供給された駆動力により、エバポレータ6において蒸発した冷媒を吸入して圧縮したのち、コンデンサ4に向けて吐出する。
吐出された高温高圧の冷媒はコンデンサ4に流入し、車室外気に熱を放熱して凝縮する。凝縮した冷媒はコンデンサ4から膨張弁5に流入する。膨張弁5に流入した冷媒は、膨張弁5において膨張して減圧される。減圧された冷媒は膨張弁5からエバポレータ6に流入する。
エバポレータ6に流入した冷媒は、HVACユニット7内を流れる空気から熱を吸収して蒸発する。蒸発した冷媒は、再び圧縮機に吸入され、上述の工程を繰り返す。
HVACユニット7では、ファン21が回転駆動されることにより、吸気ダンパ22の開度に応じて車室外気吸入口28や車室内気吸入口27から車室外気や車室内気が、HVACユニット7内に吸入される。HVACユニット7内に流入した車室外気や車室内気である空気は、エバポレータ6を通過する際に冷媒に熱を奪われ冷却される。
冷却された空気は、A/Mダンパ23により吹き出し口29に導かれ、吹き出し口29から車室内に吹き出される。
ここで、冷房時には、A/Mダンパ23は冷却された空気を吹き出し口29に導く位置に回動されている。言い換えると、ヒータコア12を通過する空気の流路を塞ぐ位置に回動されている。
一方、暖房の際には、IS中にEWP14によりエンジン2の冷却水が送出され、エンジン2とヒータコア12との間で冷却水が循環される。エンジン2からヒータコア12に流入した冷却水は、HVACユニット7内を流れる空気に熱を放出し、再びエンジン2に流入する。
HVACユニット7では、A/Mダンパ23はエバポレータ6を通過した空気がヒータコア12に導かれる位置に回動されている。言い換えると、ヒータコア12を通過する空気の流路を開く位置に回動されている。
そのため、エバポレータ6を通過した空気は、その後、ヒータコア12を通過する際に冷却水から熱を吸収し加熱される。加熱された空気は吹き出し口29に導かれ、吹き出し口29から車室内に吹き出される。
なお、冷房および暖房の際の各ダンパの開度や、圧縮機3およびEWP14の運転制御については、公知の技術を用いることができ、特に限定するものではない。
次に、本実施形態の特徴であるエンジンのアイドル運転制御について説明する。
制御部9は、以下に説明する制御関数に基づいてエンジン2のECU11に対して出力するIS禁止要求、IS許可要求、および、IS解除要求を演算により求める。
まず、入力パネル8のFANスイッチ31、A/Cスイッチ33、および、ECONスイッチ34に対する入力の組み合わせ基づいて、閾値Aおよび閾値Bから演算に用いる閾値が選択される(入力ステップ)。
ここで、閾値Aは、燃費の向上を優先させる省エネ優先モードに関する閾値であって、閾値Bは、車室内の空気調和を優先させる空気調和優先モードに関する閾値である。これら閾値A,Bについては、以下に詳細に説明する。
FANスイッチ31、A/Cスイッチ33、および、ECONスイッチ34の組み合わせと、それに基づいて選択される閾値との関係は、下記の表1に示されている。
Figure 2009096395
図3から図7は、それぞれ表1におけるCASE1からCASE5における各スイッチの入力状態を説明する図である。図3から図7において、ハッチングが施されているスイッチはON状態のスイッチを示し、白抜きのスイッチはOFF状態のスイッチを示している。
FANスイッチ31、A/Cスイッチ33、および、ECONスイッチ34の全てがON状態の場合(CASE1)には、制御部9の制御関数は、閾値Aを閾値として選択する。
同様に、FANスイッチ31、および、A/Cスイッチ33がON状態で、ECONスイッチ34がOFF状態の場合(CASE2)には、制御部9の制御関数は、閾値Bを閾値として選択する。
FANスイッチ31、および、ECONスイッチ34がON状態で、A/Cスイッチ33がOFF状態の場合(CASE3)には、制御部9の制御関数は、閾値Aを閾値として選択する。
FANスイッチ31がON状態で、A/Cスイッチ33、および、ECONスイッチ34がOFF状態の場合(CASE4)には、制御部9の制御関数は、閾値Bを閾値として選択する。
さらに、FANスイッチ31がOFF状態の場合(CASE5)には、制御部9は無条件でエンジン2に対してIS許可要求を出力する。
図8は、制御部によるIS制御の流れを説明するフローチャートである。
その後、制御部9は、図8に示すフローチャートに従ってIS制御を繰り返し行う(制御ステップ)。
まず、制御部9はエンジン2がISを実行中、つまり作動停止中であるか否かを判定する(ステップS1)。
IS実行中と判断された場合には、後述するIS解除条件、つまりエンジン2の作動を開始する条件が成立しているか否かを判定する(ステップS2)。
IS解除条件が成立している場合には、制御部9はエンジン2のECU11に対してIS解除要求を出力し(ステップS3)、その後、実際にISが解除されたか否かを判定する(ステップS4)。
ISが解除されていないと判定された場合には、再びステップS3に戻り、ECU11に対してIS解除要求が再び出力され、ISが解除されるまでこれらのステップを繰り返す。
ISが解除されていると判定された場合には、タイマーがセットされ、例えば10秒程度の所定時間だけ待機状態となる(ステップS5)。所定時間が経過すると(タイムUPすると)、再びステップS1に戻る。
一方、ステップS2においてIS解除条件が不成立と判断された場合、言い換えると、ISを継続する判断がされた場合には、後述するIS用HVAC制御やIS用EWP制御が実施され(ステップS11)、再びステップS1に戻る。
さらに、ステップS1においてIS実行中でない、つまり、エンジン2が作動中であると判断されると、通常のHVAC制御が行われる。言い換えると、上述のIS用HVAC制御やIS用EWP制御が解除される(ステップS21)。
ここで、通常のHVAC制御とは、圧縮機3がエンジン2により駆動されている場合に用いられる公知のHVAC制御であって、特に限定するものではない。
そして、ステップS5と同様に、タイマーがセットされ例えば10秒程度の所定時間だけ待機状態となる(ステップS22)。
所定時間が経過してタイムUPしていると判断されると、次に、後述するIS禁止条件が成立しているか否かが判断される(ステップS23)。
IS禁止条件が成立していると判断された場合には、エンジン2に対してIS禁止要求が出力され(ステップS24)、再びステップS1に戻る。
一方、IS禁止条件が成立していないと判断された場合には、エンジン2に対してIS許可要求が出力され(ステップS25)、再びステップS1に戻る。
ここで、IS許可要求とは、IS運転中のエンジン2におけるアイドル運転停止に関する出力である。一方、IS禁止要求とは、アイドル運転中のエンジン2における運転停止の禁止、言い換えるとアイドル運転の継続に関する出力であり、IS解除要求とは、停止中のエンジン2におけるアイドル運転開始に関する出力である。
ここで、上述のステップS23において判断されるIS禁止条件について説明する。
図9は、IS禁止条件を判定する際に用いられる制御ブロックである。
制御部9は、図9に示すように、種々の制御パラメータに基づいて後述する内気温度に関する禁止条件、外気温度に関する禁止条件、エバポレータ温度に関する禁止条件、および、エンジン水温に関する禁止条件を算出する制御関数F21、および、IS禁止要求またはIS許可要求出力の判断を行う制御関数F22を有している。
制御関数F21に入力される制御パラメータは、入力パネル8からFANスイッチ31、DFRスイッチ32およびECONスイッチ34の選択情報や、外気温度センサ41により測定された外気温度、エバポレータ温度センサ42により測定されたエバポレータ温度、エンジン水温センサ43により測定されたエンジン水温、内気温度センサ44により測定された内気温度である。
さらに、エンジン2のアイドルストップ状態も、例えばECU11から制御パラメータとして入力される。
制御関数F21は、上述の入力された種々の制御パラメータに基づいて算出した内気温度に関する禁止条件、外気温度に関する禁止条件、エバポレータに関する禁止条件、および、エンジン水温に関する禁止条件を制御関数F22に出力する。
内気温度に関する禁止条件、外気温度に関する禁止条件、エバポレータに関する禁止条件、および、エンジン水温に関する禁止条件の算出方法については、以下に説明する。
内気温度に関する禁止条件は、以下の式(1)に示されるものである。
TAISH≧TA≧TAISC ・・・(1)
ここで、TAは内気温度であり、TAISCは、禁止条件のうちの高温側の下限温度であり、後述する式(2)または式(3)を用いて算出されるものである。TAISHは、禁止条件のうちの低温側の上限温度であり、後述する式(4)または式(5)を用いて算出されるものである。
TAISCは、制御部9において式(2)または式(3)に基づいて算出される。式(2)は、上述の閾値Aが選択された場合に用いられる式であり、式(3)は、上述の閾値Bが選択された場合に用いられる式である。
TAISC
=TSET+(TAISCa−25)+0.2(20−TO)・・・(2)
TAISC
=TSET+(TAISCb−25)+0.2(20−TO)・・・(3)
一方、TAISHは、制御部9において式(4)および式(5)に基づいて算出される。式(4)は、上述の閾値Aが選択された場合に用いられる式であり、式(5)は、上述の閾値Bが選択された場合に用いられる式である。
TAISH
=TSET+(TAISHa−25)+0.2(20−TO)・・・(4)
TAISH
=TSET+(TAISHb−25)+0.2(20−TO)・・・(5)
ここで、TSETは、制御目標となる車室内温度である温度、つまり設定温度であり、TOは外気温度である。TAISCa、TAISHa、TAISCb、および、TAISHbは以下の表に示す閾値である。なお、本実施形態において特に断りがない限り温度の単位は全てセ氏(℃)である。
Figure 2009096395
図10は、内気温度に関する禁止条件を説明する模式図である。
図10において、上段は内気温度に関する禁止条件が成立している領域を示し、下段は内気温度に関する禁止条件が成立していない領域を示している。さらに、図10の左右方向は温度を示し、右側に向かうほど温度が高い状態を示している。
図10では、上述の式(1)が成立している領域、つまりIS禁止要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(1)が成立していない領域、つまりIS禁止要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、式(2)および式(3)に基づいて、それぞれTAISCaおよびTAISHaを用いてTAISCおよびTAISHが算出されている場合には、上述の式(1)が成立している領域が広がる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、式(4)および式(5)に基づいて、それぞれTAISCbおよびTAISHbを用いてTAISCおよびTAISHが算出されている場合には、上述の式(1)が成立している領域が狭くなる。
なお、図10における黒丸(●)は、境界点での属する領域を示し、白抜きの丸(○)は、ヒステリシス領域での初期値を示している。
例えば、TAISCaにおける黒丸は、式(1)が成立していない領域(上段)に属し、TAISCbにおける黒丸は、式(1)が成立している領域(下段)に属することを示している。
さらに、TAISCにおける白抜き丸は、内気温度が28℃から32℃の間の場合に、車両用空気調和装置1が起動された場合には、式(1)が成立している領域(下段)が適用されることを示している。
式(2)および式(3)、または、式(4)および式(5)を用いることにより、つまり、ユーザにより設定値を変更できるTSETを含む式を用いてTAISCおよびTAISHを算出することで、ユーザの好みの温度に基づいて制御を行うことができる。
さらに、外気温度TOの影響を加味してTAISCおよびTAISHを算出することで、より快適な室温制御をすることができる。
外気温度に関する禁止条件は、以下の式(6)に示されるものである。
TOISH≧TO≧TOISC ・・・(6)
ここで、TOは外気温度であり、TOISCは、禁止条件のうちの高温側の下限温度であり、以下の表に示すTOISCaまたはTOISCbのいずれかの値をとるものである。TOISHは禁止条件のうちの低温側の上限温度であり、以下の表に示すTOISHaまたはTOISHbのいずれかの値をとるものである。
Figure 2009096395
図11は、外気温度に関する禁止条件を説明する模式図である。
図11において、上段は外気温度に関する禁止条件が成立している領域を示し、下段は外気温度に関する禁止条件が成立していない領域を示している。
図11では、上述の式(6)が成立している領域、つまりIS禁止要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(6)が成立していない領域、つまりIS禁止要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TOISCaおよびTOISHaが、それぞれTOISCおよびTOISHとして用いられる場合には、上述の式(6)が成立している領域が広がる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TOISCbおよびTOISHbが、それぞれTOISCおよびTOISHとして用いられる場合には、上述の式(6)が成立している領域が狭くなる。
エバポレータに関する禁止条件は、以下の式(7)に示されるものである。
TE2≦TE ・・・(7)
ここで、TEはエバポレータ温度であり、TE2は、以下の表に示すTE2aまたはTE2bのいずれかの値をとるものである。
Figure 2009096395
図12は、エバポレータ温度に関する禁止条件を説明する模式図である。
図12において、上段はエバポレータ温度に関する禁止条件が成立している領域を示し、下段はエバポレータ温度に関する禁止条件が成立していない領域を示している。
図12では、上述の式(7)が成立している領域、つまりIS禁止要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(7)が成立していない領域、つまりIS禁止要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TE2aがTE2として用いられる場合には、上述の式(7)が成立している領域が狭くなる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TE2bが、それぞれTE2として用いられる場合には、上述の式(7)が成立している領域が広くなる。
なお、図12におけるTE1の値については後述のエバポレータ温度に関する解除条件において説明する。
エンジン水温に関する禁止条件は、以下の式(8)に示されるものである。
TW1≧TW≧TW2 ・・・(8)
ここで、TWはエンジン水温度であり、TW1は禁止条件のうちの低温側の上限温度であり、以下の表に示すTW1aまたはTW1bのいずれかの値をとるものである。TW2は禁止条件のうちの高温側の下限温度であり、以下の表に示すTW2aまたはTW2bのいずれかの値をとるものである。
Figure 2009096395
図13は、エンジン水温に関する禁止条件を説明する模式図である。
図13において、上段はエンジン水温に関する禁止条件が成立している領域を示し、下段はエンジン水温に関する禁止条件が成立していない領域を示している。
図13では、上述の式(8)が成立している領域、つまりIS禁止要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(8)が成立していない領域、つまりIS禁止要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TW1aおよびTW2aが、それぞれTW1およびTW2として用いられる場合には、上述の式(8)が成立している領域が広がる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TW1bおよびTW2bが、それぞれTW1およびTW2として用いられる場合には、上述の式(8)が成立している領域が狭くなる。
制御関数F22は、内気温度TAが上述の式(1)を満たすか否か、外気温度TOが上述の式(6)を満たすか否か、エバポレータ温度TEが上述の式(7)を満たすか否か、エンジン水温TWが上述の式(8)を満たすか否かを判定する。
さらに、制御関数F22は、DFRスイッチ32がON状態になっているか否かを判定する。
上述の式(1),式(6)から式(8)のいずれかが満たされている場合、または、DFRスイッチ32がON状態になっている場合には、制御関数F22は、ISが未実行、つまりエンジン2が作動中であって、かつ、FANスイッチ31がONの場合に限り、エンジン2にIS禁止要求を出力する。一方、それ以外の場合には、エンジン2にIS許可要求を出力する。
言い換えると、以下の(A)から(E)に示すいずれかの組み合わせが成立する場合には、制御関数F22はエンジン2にIS禁止要求を出力する。それ以外の場合には、制御関数F22はエンジン2にIS許可要求を出力する。
(A)内気温度に関する禁止条件が成立、IS未実行、FANスイッチ31がON
(B)外気温度に関する禁止条件が成立、IS未実行、FANスイッチ31がON
(C)エバポレータ温度に関する禁止条件が成立、IS未実行、FANスイッチ31がON
(D)エンジン水温に関する禁止条件が成立、IS未実行、FANスイッチ31がON
(E)DFRスイッチ32がON、IS未実行、FANスイッチ31がON
上述のように、内気温度TAなどの制御パラメータの絶対値に基づいてIS許可要求を出力することで、IS許可要求を出力するタイミングを適切に制御することができる。
次に、上述のステップS2において判断されるIS解除条件について説明する。
図14は、IS解除条件を判定する際に用いられる制御ブロックである。
制御部9は、図14に示すように、種々の制御パラメータに基づいて後述する目標吹き出し温度偏差に関する解除条件、内気温度偏差に関する解除条件、エバポレータ温度に関する解除条件を算出する制御関数F11、および、IS解除要求出力の判断を行う制御関数F12を有している。
制御関数F11に入力される制御パラメータは、入力パネル8からFANスイッチ31、DFRスイッチ32、ECONスイッチ34およびA/Cスイッチ33の選択情報や、目標吹き出し温度や、内気温度センサ44により測定された内気温度や、エバポレータ温度センサ42により測定されたエバポレータ温度である。
さらに、エンジン2のアイドルストップ状態も、例えばECU11から制御パラメータとして入力される。
制御関数F11は、上述の入力された種々の制御パラメータに基づいて算出した目標吹き出し温度偏差に関する解除条件、内気温度偏差に関する解除条件、エバポレータ温度に関する解除条件を制御関数F12に出力する。
目標吹き出し温度偏差に関する解除条件、内気温度偏差に関する解除条件、エバポレータ温度に関する解除条件の算出方法については、以下に説明する。
目標吹き出し温度偏差に関する解除条件は、以下の式(9)に示されるものである。
TAOHD≧TAOS−TAO≧TAOCD ・・・(9)
ここで、TAOは目標吹き出し温度であり、TAOSはIS開始時における目標吹き出し温度である。さらに、TAOCDは解除条件のうちの高温側の下限温度であり、以下の表に示すTAOCDaまたはTAOCDbのいずれかの値をとるものである。TAOHDは解除条件のうちの低温側の上限温度であり、以下の表に示すTAOHDaまたはTAOHDbのいずれかの値をとるものである。
Figure 2009096395
図15は、目標吹き出し温度偏差に関する解除条件を説明する模式図である。
図15において、上段は目標吹き出し温度偏差に関する解除条件が成立している領域を示し、下段は目標吹き出し温度偏差に関する解除条件が成立していない領域を示している。
図15では、上述の式(9)が成立している領域、つまりIS解除要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(9)が成立していない領域、つまりIS解除要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TAOCDaおよびTAOHDaが、それぞれTAOCDおよびTAOHDとして用いられる場合には、上述の式(9)が成立している領域が広がる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TAOCDbおよびTAOHDbが、それぞれTAOCDおよびTAOHDとして用いられる場合には、上述の式(9)が成立している領域が狭くなる。
内気温度偏差に関する解除条件には、以下の式(10)に示される目標内気温度偏差に関する解除条件と、式(11)に示される内気温度偏差に基づく解除条件とがある。
TA3≧TAMS−TAM≧TA1 ・・・(10)
TA4≧TAS−TA≧TA2 ・・・(11)
ここで、式(10)におけるTAMは目標内気温度であり、TAMSはIS開始時における目標内気温度である。さらに、TA1は解除条件のうちの+側の下限であり、以下の表に示すTA1aまたはTA1bのいずれかの値をとるものである。TA3は解除条件のうちの−側の上限であり、以下の表に示すTA3aまたはTA3bのいずれかの値をとるものである。
一方、式(11)におけるTAは内気温度であり、TASはIS開始時における内気温度である。さらに、TA2は解除条件のうちの+側の下限であり、以下の表に示すTA2aまたはTA2bのいずれかの値をとるものである。TA4は解除条件のうちの−側の上限であり、以下の表に示すTA4aまたはTA4bのいずれかの値をとるものである。
Figure 2009096395
図16は、目標内気温度偏差に関する解除条件を説明する模式図である。
図16において、上段は目標内気温度偏差に関する解除条件が成立している領域を示し、下段は目標内気温度偏差に関する解除条件が成立していない領域を示している。
図16では、上述の式(10)が成立している領域、つまりIS解除要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(10)が成立していない領域、つまりIS解除要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TA1aおよびTA3aが、それぞれTA1およびTA3として用いられる場合には、上述の式(10)が成立している領域が広がる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TA1bおよびTA3bが、それぞれTA1およびTA3として用いられる場合には、上述の式(10)が成立している領域が狭くなる。
図17は、内気温度偏差に基づく解除条件を説明する模式図である。
図17において、上段は内気温度偏差に関する解除条件が成立している領域を示し、下段は内気温度偏差に関する解除条件が成立していない領域を示している。
図17では、上述の式(11)が成立している領域、つまりIS解除要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(11)が成立していない領域、つまりIS解除要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TA2aおよびTA4aが、それぞれTA2およびTA4として用いられる場合には、上述の式(11)が成立している領域が広がる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TA2bおよびTA4bが、それぞれTA2およびTA4として用いられる場合には、上述の式(11)が成立している領域が狭くなる。
エバポレータ温度に関する解除条件は、以下の式(12)に示されるものである。
TE≧TE1 ・・・(12)
ここで、TEはエバポレータ温度であり、TE1は、以下の表に示すTE1aまたはTE1bのいずれかの値をとるものである。
Figure 2009096395
図18は、エバポレータ温度に関する解除条件を説明する模式図である。
図18において、上段はエバポレータ温度に関する解除条件が成立している領域を示し、下段はエバポレータ温度に関する解除条件が成立していない領域を示している。
図18では、上述の式(12)が成立している領域、つまりIS解除要求が出力される領域は上段の実線で示され、式(12)が成立していない領域、つまりIS解除要求が出力されない領域は下段の実線で示されている。
閾値Aが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TE1aがTE1として用いられる場合には、上述の式(12)が成立している領域が広くなる。一方、閾値Bが選択されている場合には、つまり、上述の表に基づいて、TE1bが、それぞれTE1として用いられる場合には、上述の式(12)が成立している領域が狭くなる。
なお、図18におけるTE2の値については上述のエバポレータに関する禁止条件において説明している。
制御関数F12は、目標吹き出し温度偏差(TAOS−TAO)が上述の式(9)を満たすか否か、目標内気温度偏差(TAMS−TAM)が上述の式(10)を満たすか否か、内気温度偏差(TAS−TA)が上述の式(11)を満たすか否か、エバポレータ温度TEが上述の式(12)を満たすか否かを判定する。
さらに、制御関数F12は、DFRスイッチ32がON状態になっているか否かを判定する。
上述の式(9)から式(12)のいずれかが満たされている場合、または、DFRスイッチ32がON状態になっている場合には、制御関数F12は、ISが実行中、つまりエンジン2が停止中であって、かつ、FANスイッチ31がONの場合に限り、エンジン2にIS解除要求を出力する。一方、上述の条件を満たさない場合には、IS許可要求を継続して出力する。例えば、IS実行中であっても、FANスイッチ31がOFFの場合には、エンジン2にIS解除要求は出力されない。
言い換えると、以下の(F)から(J)に示すいずれかの組み合わせが成立する場合には、制御関数F12はエンジン2にIS解除要求を出力する。
(F)目標吹き出し温度偏差に関する解除条件が成立、IS実行中、FANスイッチ31がON
(G)目標内気温度偏差に関する解除条件が成立、IS実行中、FANスイッチ31がON
(H)内気温度偏差に基づく解除条件が成立、IS実行中、FANスイッチ31がON
(I)エバポレータ温度に関する解除条件が成立、IS実行中、FANスイッチ31がON
(J)DFRスイッチ32がON、IS実行中、FANスイッチ31がON
上述のように、目標吹き出し温度偏差などの制御パラメータの変化量に基づいてIS禁止要求、または、解除要求を出力することで、IS禁止要求、または、解除要求を出力するタイミングを適切に制御することができる。
次に、上述のステップS11において実施されるIS用HVAC制御とIS用EWP制御について説明する。
まず、IS用HVAC制御について説明する。IS用HVAC制御には、HVACユニット7に吸い込まれる外気と内気との切り替えを制御する吸い込み口制御と、HVACユニット7から吹き出される空気の風量を制御する風量制御とが含まれる。
図19は、ECONスイッチがOFFまたはONの場合における吸い込み口制御を説明する模式図である。
吸い込み口制御は、図1に示すように、HVACユニット7の吸気ダンパ22を制御することにより、HVACユニット7内に流入する車室内気および車室外気の流量を制御する。
吸い込み口制御では、ECONスイッチ34がONの場合と、OFFの場合とで異なる制御を行い、ECONスイッチ34がOFFの場合には、図19に示すように、通常の制御つまりIS未実行時と同じ制御を行う。
図19において、上段は外気導入の状態を示し、中段は外気に内気が一部混入される状態を示し、下段は、内気循環の状態を示している。図19における左右方向は、HVACユニット7から吹き出される空気の目標温度(目標吹き出し温度)であり、右側に向かうにつれて温度が高くなる。
ECONスイッチ34がOFFの場合には、通常制御を行う。
このとき、それぞれの状態から別の状態への移行する場合の閾値である目標温度は、以下の図19に示すように、一部内気混入から内気循環へ移行する切り替え閾値THN1が0℃、内気循環から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THN2が5℃、外気導入から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THN3が10℃、一部内気混入から外気導入へ移行する切り替え閾値THN4が15℃とされている。
一方、ECONスイッチ34がONの場合には、内気循環などのそれぞれの状態から別の状態へ移行する閾値が補正され、冷房領域における内気モード範囲が拡大される。
このとき、それぞれの状態から別の状態への移行する場合の閾値である目標温度は、以下の図19に示すように、一部内気混入から内気循環へ移行する切り替え閾値THE1が5℃、内気循環から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THE2が10℃、外気導入から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THE3が15℃、一部内気混入から外気導入へ移行する切り替え閾値THE4が20℃とされている。
なお、上述のようにECONスイッチ34がONの場合に、一律に内気循環などのそれぞれの状態から別の状態へ移行する閾値を補正してもよいし、以下に述べるように、2種類の閾値A、閾値Bを用いてもよく、特に限定するものではない。
閾値Aが選択されている場合には、以下の表に示すように、一部内気混入から内気循環へ移行する切り替え閾値THE1aが10℃、内気循環から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THE2aが15℃、外気導入から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THE3aが20℃、一部内気混入から外気導入へ移行する切り替え閾値THE4aが25℃とされている。
一方、閾値Bが選択されている場合には、以下の表に示すように、一部内気混入から内気循環へ移行する切り替え閾値THE1bが5℃、内気循環から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THE2bが10℃、外気導入から一部内気混入へ移行する切り替え閾値THE3bが15℃、一部内気混入から外気導入へ移行する切り替え閾値THE4bが20℃とされている。
Figure 2009096395
次に、風量制御について説明する。
IS実行中では、制御部9は、以下の表に基づいてファン21の運転を制御する。このような制御を行うことにより、急激な温度変化、特に冷房領域における吹き出し温度の上昇を抑制することができ、ファン21における消費電流の抑制を図ることができる。
Figure 2009096395
なお、上述の風量制限は、冷房領域、暖房領域それぞれにおいて設定が可能である。
上述の表では、全切り替え段数が31段である場合に適用して説明しており、特にこの例に限定されるものではない。
次に、EWP制御について説明する。
EWP制御は、エンジン停止時(IS中)においても、暖房用熱源であるエンジン冷却水を循環させるために行う制御であり、以下に説明するEWP−ON要求条件やEWP−OFF要求条件が成立するか否かを判断することにより行われる。
図20は、EWP制御を説明する模式図である。
EWP−ON要求条件は、IS実行中、FANスイッチ31がON状態、および、A/Mダンパ23の開度が下記の表におけるON%の値以上(暖房側)、の全て条件が成立している場合に、成立すると判断される(図20参照。)。
一方、EWP−OFF要求条件は、IS解除、FANスイッチ31がOFF状態、および、A/Mダンパ23の開度が下記の表におけるOFF%の値以下(冷房側)、のいずれかの条件が成立している場合に、成立すると判断される(図20参照。)。
Figure 2009096395
ここで、A/Mダンパ23の開度は、MAX COOL時を0%とし、MAX HOT時を100%としている。
さらに、閾値Aは省エネ優先モード時に用いられる閾値であって、EWP14の作動を抑制して省動力を図る場合に用いられる閾値であり、閾値Bは空気調和優先モード時に用いられる閾値であって、MAX COOL時を除き、通常と同様にエンジン冷却水つまり温水を循環させ続ける場合に用いられる閾値である。
上記の構成によれば、省エネ優先モードに関する閾値Aと、空気調和優先モードに関する閾値Bの一方に基づいて、IS許可要求、禁止要求および解除要求のいずれかをエンジン2に対して出力することにより、空調快適性を損なうことなく、エンジン2のIS期間を長くすることができ、エンジン停止による省エネ運転の範囲を拡大することができる。
つまり、省エネ優先モードが選択されている場合には、省エネ優先モードに関する閾値Aが選択される。これにより、IS許可要求等の出力タイミングは、エンジン2のIS期間が長くなるように制御され、省エネ運転の範囲が拡大される。
一方、空気調和優先モードが選択されている場合には、空気調和優先モードに関する閾値Bが選択される。これにより、IS許可要求等の出力タイミングは、エンジン2による圧縮機3の駆動期間を確保できるように制御され、車室内の空気調和が確実に行われる。
上述のステップS5や、ステップS22のように、IS禁止要求、または、解除要求が出力され、エンジン2がアイドル運転を継続、または、開始した場合において、所定時間が経過した後にのみIS許可要求が出力されないため、少なくとも上述の所定期間はエンジン2のアイドル運転が継続される。そのため、エンジン2のアイドル運転停止および開始が短い間隔で繰り返されることが防止される。
エンジン2およびエバポレータ6の少なくとも一つに関する制御パラメータ、例えばエンジン2のIS状態や、エバポレータ温度などに基づくことで、IS許可要求等のエンジン2に対して出力されるタイミングがより適切に制御することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置の構成を説明する概略図である。 図1の車両用空気調和装置における制御ブロック図である。 表1におけるCASE1における各スイッチの入力状態を説明する図である。 表1におけるCASE2における各スイッチの入力状態を説明する図である。 表1におけるCASE3における各スイッチの入力状態を説明する図である。 表1におけるCASE4における各スイッチの入力状態を説明する図である。 表1におけるCASE5における各スイッチの入力状態を説明する図である。 制御部によるIS制御の流れを説明するフローチャートである。 IS禁止/許可条件を判定する際に用いられる制御ブロックである。 内気温度に関する禁止条件を説明する模式図である。 外気温度に関する禁止条件を説明する模式図である。 エバポレータ温度に関する禁止条件を説明する模式図である。 エンジン水温に関する禁止条件を説明する模式図である。 IS解除条件を判定する際に用いられる制御ブロックである。 目標吹き出し温度偏差に関する解除条件を説明する模式図である。 目標内気温度偏差に関する解除条件を説明する模式図である。 内気温度偏差に基づく解除条件を説明する模式図である。 エバポレータ温度に関する解除条件を説明する模式図である。 ECONスイッチがOFFの場合における吸い込み口制御を説明する模式図である。 EWP制御を説明する模式図である。
符号の説明
1 車両用空気調和装置
2 エンジン
3 圧縮機
4 コンデンサ(放熱器)
5 膨張弁
6 エバポレータ(吸熱器)
8 入力パネル(入力部)
9 制御部
41 外気温度センサ(検出部)
42 エバポレータ温度センサ(検出部)
43 エンジン水温センサ(検出部)
44 内気温度センサ(検出部)
45 A/Mダンパ開度センサ(検出部)

Claims (7)

  1. エンジンにより駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機と、
    圧縮された冷媒の熱を放熱させる放熱器と、
    放熱された冷媒を減圧する膨張弁と、
    減圧された冷媒に吸熱させる吸熱器と、
    空気調和優先モードおよび省エネ優先モードの選択情報が入力される入力部と、
    少なくとも前記入力部に入力された選択情報に基づいて、前記空気調和優先モードに関する閾値、および、前記省エネ優先モードに関する閾値の一方を選択し、
    該選択された閾値に基づいて、アイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかを前記エンジンに対して出力する制御部と、
    が設けられていることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記エンジンおよび前記吸熱器の少なくとも一つに関する制御パラメータを検出する検出部が設けられ、
    前記制御部は、前記選択された閾値、および、前記検出部に検出された制御パラメータに基づいて、アイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかを前記エンジンに対して出力することを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記制御部は、前記制御パラメータの絶対値に基づいて、前記エンジンに対して前記アイドルストップ許可要求を出力することを特徴とする請求項2記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記制御部は、前記制御パラメータの変化量に基づいて、前記エンジンに対して前記アイドルストップ禁止要求、または、前記アイドルストップ解除要求を出力することを特徴とする請求項2または3に記載の車両用空気調和装置。
  5. 前記制御部は、前記アイドルストップ禁止要求、または、前記アイドルストップ解除要求を出力し、所定時間が経過した後にのみ、前記アイドルストップ許可要求を出力可とすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  6. エンジンにより駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機と、
    圧縮された冷媒の熱を放熱させる放熱器と、
    放熱された冷媒を減圧する膨張弁と、
    減圧された冷媒に吸熱させる吸熱器と、
    前記エンジンおよび前記吸熱器の少なくとも一つに関する制御パラメータを検出する検出部と、
    検出された前記制御パラメータにおけるアイドルストップ開始時点からの変化量に基づいて、アイドルストップ解除要求を前記エンジンに対して出力する制御部と、
    が設けられていることを特徴とする車両用空気調和装置。
  7. 空気調和優先モードおよび省エネ優先モードの選択情報が入力される入力ステップと、
    前記選択情報に基づいて前記空気調和優先モードに関する閾値、および、前記省エネ優先モードに関する閾値のいずれかを選択し、
    該選択した閾値に基づいて、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するエンジンに対してアイドルストップ許可要求、アイドルストップ禁止要求およびアイドルストップ解除要求のいずれかを出力する制御ステップと、
    を有することを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
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