JP2009095489A - 血管内観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】血管内壁にプラークがあるか否かを容易に判断する。
【解決手段】血管内に挿入可能な挿入部と、挿入部の先端から血管内に向けて照射光を照射する照明手段と、前記挿入部の先端にて血管内壁によって反射された光を検出し、この検出した光を前記挿入部の基端側へ伝送する光検出手段と、前記挿入部の基端側に接続されて前記光検出手段で検出された光に基づき画像を構築する画像構築手段と、を備える血管内観察装置である。照明手段による照射光として、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管内を観察する血管内観察装置に関する。
血管内の患部(プラーク等)の観察および治療のため、血管内の患部を画像によって視覚化する血管内観察装置が開発されている。しかしながら、従来ある血管内観察装置を用いても、血管内壁にプラークが存在するか否かを判断することは困難であった。このようなプラークの有無の判断が困難となる原因の一つに、血管内に存在する血液が観察の邪魔になることが挙げられる。そこで、患部を含む血管内壁の視認性を向上させるため、以下のような技術が開発されている。
例えば、特許文献1に記載された血管内観察装置では、血液の光吸収が極小となる波長の光を照明光として利用したものが開示されている。
米国特許第6178364号明細書
前述の特許文献1に記載された技術にあっては、血液存在下であっても血管内壁を比較的良好に観察できるものの、実際にはその形状しか観察することができず、それだけでは、プラークがあるか否かを判断することは困難であった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、血管内壁にプラークがあるか否かを容易に判断することができる血管内観察装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る血管内観察装置は、血管内に挿入可能な挿入部と、該挿入部の先端から血管内に向けて照射光を照射する照明手段と、前記挿入部の先端にて血管内壁によって反射された光を検出し、この検出した光を前記挿入部の基端側へ伝送する光検出手段と、前記挿入部の基端側に接続されて前記光検出手段で検出された光に基づき画像を構築する画像構築手段と、を備える血管内観察装置であって、前記照明手段による照射光として、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光を用いることを特徴とする。
ここで、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光とは、近傍の波長領域に比べて吸収率が高い波長領域のことを言う。具体的に言えば、図2において山の形状を形成している部分をいう。
この血管内観察装置によれば、照明手段による照射光として、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光を用いているから、照明手段からの照明光が血管内壁に照射されそこから反射される際、血管内壁にプラークが存在する場合にはこのプラークによって照射光が吸収されるため、そこからの反射光の光量は少なくなる。一方、血管内壁にプラークが存在しない場合には照明光が吸収されにくく、そこからの反射光の光量は前述に比べて多くなる。この結果、血管内壁の画像において、プラークが存在する場合、この部分は他の領域に比べて暗くなり、これによりプラークがあるか否かを判断できる。
本発明に係る血管内観察装置は、前記照明手段による照明光として、血液による吸収率が他の波長領域よりも低い波長領域の光を用いることが好ましい。
ここで、血液による吸収率が他の波長領域よりも低い波長領域の光とは、近傍の波長領域に比べて吸収率が低い波長領域のことを言う。具体的に言えば、図3において谷の形状を形成している部分をいう。
この場合、血管内に血液が存在する場合であっても、血液による吸収率が低い波長領域の光を用いているから、血液によって吸収される照明光の光量をできるだけ少なく抑えることができる。この結果、血管内に血液が存在した状態、つまり血液を流した状態のままでも、挿入部の先端から比較的遠い位置にある血管内壁に対し、プラークがあるか否かの判断を行うことができる。
本発明に係る血管内観察装置は、前記照明手段による照明光として、波長が1150nm〜1250nmまたは1650nm〜1800nmの範囲にある光を用いることが好ましい。
この場合、波長がこれらの範囲にある光は、プラークの吸収率が高くかつ血液による吸収率が低いため、血管内に血液が存在した状態のままでも、挿入部の先端から比較的遠い位置にある血管内壁に対し、プラークがあるか否かの判断を行うことができる。
本発明に係る血管内観察装置は、前記照明手段による照明光として、中心波長が1200nmまたは1700nmの光を用いることが好ましい。ここでいう中心波長とは、白色光のように種々の波長の光が集合したもののうちの分布中心の波長のみならず、レーザ光のような単波長における波長も含む。
この場合、中心波長が両者のいずれかにある光は、プラークの吸収率が非常に高くかつ血液による吸収率が非常に低いため、血管内に血液が存在した状態のままでも、プラークがあるか否かの判断がより一層容易になる。
本発明によれば、血管内壁にプラークがあるか否かを容易に判断できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示し、図1は血管内観察装置の構成図、図2はプラークの吸収係数の分光特性を表した図、図3は血液の吸収係数の分光特性を表した図、図4は第1実施形態の作用を表した断面図である。
図1に示すように、血管内観察装置Aは、カテーテル(挿入部)1と、カテーテル1の基端側に接続された光源2と、カテーテル1の基端側に接続された制御部(カメラコントロールユニット)3と、この制御部3に接続されたモニタ4とを備えている。カテーテル1は患者の血管内に挿入可能であり、それ以外は患者の体外に設けられる。
カテーテル1内には軸線に沿ってライトガイド1aが設けられ、このライトガイド1aの基端は光源2に接続される。光源2から照射される光は、ライトガイド1aを通じてカテーテル1の先端に配置された図示せぬ照明レンズまで導かれ、この照明レンズから血管内壁である観察対象物に照射される。つまり、光源2およびライトガイド1aは、血管内に向けて照射光を照射する照明手段を構成する。
カテーテル1内には軸線に沿ってイメージファイバ1bが設けられている。イメージファイバ1bの基端は接眼レンズ等を介して制御部3に接続され、イメージファイバ1bの先端には対物レンズ1cが配置されている。前記照明手段から血管内に向けて照射された光は、血管内壁および血液によって反射および散乱されるが、反射光は対物レンズ1cによって、イメージファイバ1bに結像される。結像された画像は、イメージファイバ1bにより接眼レンズ等を介して制御部3まで伝送される。つまり、対物レンズ1cおよびイメージファイバ1bは、血管内壁によって反射された光を検出し、この光をカテーテル1の基端側へ伝送する光検出手段を構成する。
なお、イメージファイバ1bの代わりに、受像素子(例えばCCDやCMOSなど)を対物レンズ1cの結像位置に配し、カテーテル先端部で受像しても良い。この場合は、その画像の電気信号を制御部3まで伝送する。
制御部3は、光検出手段で検出された光に基づき、TVカメラ等により電気的処理を行って画像信号を作成し、モニタ4に送って画像を構築する。つまり、制御部3およびモニタ4は、画像構築手段を構成する。
ここで、前記光源2について詳しく説明すると、光源2を決定する要素として2つ挙げられる。
一つの要素は、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光を用いることである。具体的には、プラークは、コラーゲンやコレステロールを含んで形成されることが多く、これらコラーゲンやコレステロールの光吸収率の高い波長領域の光を用いている。図2から分かるように、コラーゲンやコレステロールでは、1150nm〜1250nmおよび1650nm〜1800nmの領域にある光の吸収係数が、それら近傍の領域の光の吸収係数よりも高く、それら光吸収係数のピークは、1200nmと1700nmである。つまり、波長がこれらの領域にある光を使用すれば、プラークに光を照射したとき、照射した光はプラークによって吸収され易くなる。
光源2を決定する他の要素は、血液による吸収率が他の波長領域よりも低い波長領域の光を用いることである。図3から分かるように、動脈、静脈いずれを流れる血液にあっても、600nm〜1380nmおよび1520nm〜1850nmの領域にある光の吸収係数が、それら近傍の領域の光の吸収係数よりも低い。つまり、波長がこれらの領域にある光を使用すれば、血管内にある血液にあまり光が吸収されず、血管内壁にまでとどき易くなる。一方、血管内壁で反射された光も同様に、血液にあまり吸収されず、対物レンズまでとどき易くなる。
光源2としては上記2つの要素を兼ね備えた光を照射するものが好ましい。つまり、光源2としては、波長が1150nm〜1250nmあるいは1650nm〜1800nmの領域にある光を照射するものが好ましく、波長がこの範囲にあるものであれば、レーザ光を発するものであっても、赤外光を発するものであっても良い。また、上記光源2として、上記特定範囲(1150nm〜1250nmあるいは1650nm〜1800nm)以外の波長を含む光を発するものであっても、特定範囲にある波長のみを透過するフィルタを、例えば、光源2の近傍、対物レンズの先方、あるいは照明レンズの先方に配置する構成にすれば、光源として特定範囲の波長を用いた場合と同様の作用が得られる。
次に、上記構成の血管内観察装置の作用について説明する。
カテーテル1が血管内に挿入された状態で図示せぬスイッチがオンにされると、光源2から光が発せられる。発せられた光はライトガイド1aを通って、照明レンズから血液内に照射される。照射された光は、血液に当たって吸収されたりあるいは散乱されながら、その一部が血管内壁Bに達し、そこで反射される。反射された光は再び血液中を進み、その一部が対物レンズ1cに達し、この対物レンズ1cによって、イメージファイバ1bに結像される。結像された血管内壁Bの画像は、イメージファイバ1bにより接眼レンズ等を介して制御部3まで伝送され、モニタ4によって画像として表示される。
ここで、光源2からの照射光として、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光を用いているから、この照明光が血管内壁Bに照射されそこから反射される際、図4に示すように、血管内壁BにプラークBaが存在する場合にはこのプラークBaによって照明光が吸収されるため、そこからの反射光の光量は少なくなる。一方、血管内壁BにプラークBaが存在しない場合には照明光が吸収されにくく、そこからの反射光の光量は前述に比べて少なくなる。この結果、モニタ4による血管内壁の画像において、プラークBaが存在する場合、その部分は他の領域に比べて暗くなり、これにより、プラークBaがあるか否かを判断できる。
また、光源2からの照明光として、血液による吸収率が他の波長領域よりも低い波長領域の光を用いるから、血液によって吸収される照明光の光量をできるだけ少なく抑えることができる。この結果、血管内に存在する血液の影響をあまり受けることなく、カテーテル1の先端から比較的遠い位置にある血管内壁Bに対して、プラークBaがあるか否かの判断を行うことができる。
なお、前述の実施形態では、プラークBaがあるか否かの判断を、モニタ4に表される画像に基づいて操作者が行っているが、これに限られることなく、イメージファイバの基端側に接続されるTVカメラからの情報によって得られた画像のうち、ある領域の輝度がある閾値よりも低く、かつその領域が一定範囲以上ある場合に、その領域をプラークと判断するようにしてもよい。この場合には、人の判断を介入させることなく、プラーク有無の判断が行える。
また、前述の実施形態では、血管内に血液を流した状態で、プラーク有無の判断を行っていたが、これに限られることなく、カテーテルに設けたバルーンを利用して血管内に血液を存在しない領域を形成し、この状態で、プラーク有無の判断をおこなってもよい。
また、前述の実施形態では、照射光として特定範囲の波長の光を利用しているが、これに限られることなく、プラークのラマンピーク波長や自家蛍光波長の光を照射光として用いても良い。
<第2実施形態>
図5、図6は本発明の第2実施形態を示し、図5は血管内観察装置の構成図である。
ここで示す血管内観察装置10は、光源装置11、光源装置11で発せられた光を所要箇所まで伝送するライトガイド12、ライトガイド12の先端から照射された光が測定対象物にあたり、そこで反射される光を検出して基端側まで伝送するイメージフィバ13、イメージファバ13の基端側に接続されたTVカメラ14、TVカメラ14の出力信号を画像信号に変換するビデオプロセッサ15、ビデオプロセッサ15からの画像を処理する画像処理装置16、画像処理装置16から送られた画像信号を基に画像を表示するモニタ17を備える。
ライトガイド12およびイメージファイバ13はバルーンカテーテル18内に挿通される。バルーンカテーテル18は、基端に止水壁19が設けられ、また先端部外周には拡縮可能なバルーン20が設けられている。また、バルーンカテーテル18には、ガイドワイヤGが軸線に沿って挿通可能になっている。
光源装置11は、赤外光を発する赤外光源11aと、白色光を発する白色光源11bとのいずれかが、ミラー等の切換手段11cによって択一的に選択できるようになっている。
また、この血管内観察装置10には、第1の通路21aを介して生理食塩水や低分子デキストラン等の透明な液体をバルーンカテーテル18内に注入する液体注入制御装置21、及び、バルーンカテーテル18の壁部内を通る第2の通路22aを介してバルーン20に流体たとえばエアーや好ましくは生理食塩水や造影剤等の液体を送ることでバルーン20を拡張あるいは縮小制御するバルーン拡縮制御装置22が、それぞれ付設されている。
また、血管内観察装置10には、光源装置11、ビデオプロセッサ15、画像処理装置16、液体注入制御装置21、およびバルーン拡縮制御装置22を総合的に制御する制御装置23が設けられている。
次に、上記構成の血管内観察装置10を用いてCTO(冠動脈の完全慢性閉塞)を処置する例について説明する。まず、手や足にある比較的太い血管からガイドワイヤGを通し、その先端を冠動脈Vまで到達させる。このガイドワイヤGに沿わせて、ライトガイド12およびイメージファイバ13を備えるバルーンカテーテル18を、その先端が冠動脈Vに達するまで通す。
バルーンカテーテル18を前進させるとき、赤外光源11aを用いて血管内を観察しながら行う。ここで、例えば、冠動脈Vに閉塞部Vaがあり、この閉塞部Vaの状況を詳しく観察したい場合がある。ちなみに、光源として赤外光のみしか有しない場合には、赤外照明により観察することになるので患部の色を認識することはできない。
この血管内観察装置10では、制御装置23に付随する白色観察用のスイッチをオンにする。すると、図6に示すように、制御装置23からの信号に基づきバルーン拡縮制御装置22が操作され、そこから第2の通路22aを介して流体が送られる。これによってバルーン20が拡張されて周辺の冠動脈Vの内壁との間を閉塞する。
続いて、制御装置23からの信号に基づき液体注入制御装置21が操作され、そこから第1の通路21aを介してバルーンカテーテル内に透明な液体が注入される。注入された透明な液体は、バルーンカテーテル18の先端の開口から冠動脈V内に流出し、バルーン20と閉塞部Vaとの間の領域Cに満たされる。
次いで、制御装置23からの信号に基づき、光源装置11において切換手段11cが操作されることにより、赤外光源11aから白色光源11bへ切り換えられる。
このように、観察用の光源が赤外光源11aから白色光源11bへ切り換えられること、観察対象である閉塞部Vaを含む領域Cが透明な液体で満たされることから、閉塞部Vaの色情報を取得することができる。そして、この情報は、イメージファイバ13、TVカメラ14、ビデオプロセッサ15、画像処理装置16を介してモニタ17で直接観察することができる。
また、このとき、バルーンカテーテル18の先端部と冠動脈Vの内壁との間をバルーン20で閉塞しているため、領域Cには、必要最小限の透明な液体を注入するだけで足り、冠動脈V内の血液が透明な液体によって過度に薄まるおそれがない。
ちなみに、バルーンで閉塞しない場合、あるいは常時透明な液体を満たして白色光源11bで血管内を観察する場合には、生理食塩水等の透明な液体を多量に血管内に注入することが必要となり、これによって血液が過度に薄まるおそれがある。
上記白色光源を用いた観察が終わり、手動によって図示せぬスイッチがオフに操作されるか、あるいはタイマーが働き自動的にオフに操作されると、制御装置23からの信号に基づき光源装置11において白色光源11bから赤外光源11aへ切り換わり、次いで、液体注入制御装置21において透明な液体の注入が終了し、さらに、バルーン拡縮制御装置22において、バルーン20へのエアー供給が停止されてバルーンが縮径操作される。
なお、第2実施形態に示す血管内観察装置10の適用例としては、CTOを処置する場合に限られることなく、他に、POBA(経皮的なバルーン拡張術)を行う場合、血管内にステントを留置する場合、PFO(卵円孔)の処置の場合にも勿論適用可能である。
また、第2実施形態では、撮像手段としてイメージファイバ13とTVカメラ14を用いているが、イメージファイバ13とTVカメラ14の代わりに、撮像素子(図示せず)を遠位部に設置し、光電変換した後に電気ケーブル(図示せず)により画像信号をビデオプロセッサ15に伝送するようにしてもよい。
さらに、上記撮像手段のうち上記撮像素子と上記電気ケーブルの少なくとも一部は、水密チューブ(図示せず)の内部に挿入されていてもよい。
なお、ライトガイド12とイメージファイバ13の代わりに第1実施形態に示すカテーテル1をバルーンカテーテル18内部に挿入するようにしてもよい。
(第2実施形態の効果)
本実施形態は、以下の構成により以下の効果を有する。
赤外照明と白色照明を選択的に切り替え可能な光源装置11と、
光源装置11からの出力光を近位部から入力し遠位部から出射するライトガイド12と、
被検体からの光を撮像し電気信号に変換する撮像手段と、
撮像手段からの電気信号を観察モニタ17に表示するビデオプロセッサ15と、
上記赤外照明と白色照明を切り替えるように光源装置11を制御する制御装置23と、
からなる血管内観察装置10は、
赤外照明による観察と白色照明による観察を所望に切り替えることができる。したがって、血液が充満しているときは、赤外観察を選択、血液をうまく透明液体に置換できた場合は白色観察を選択することができる。
また、
赤外照明と白色照明を選択的に切り替え可能な光源装置11と、
光源装置11からの出力光を近位部から入力し遠位部から出射するライトガイド12と、
被検体からの光を撮像し電気信号に変換する撮像手段と、
撮像手段からの電気信号を観察モニタ17に表示するビデオプロセッサ15と、
ライトガイド12と上記撮像手段の一部が内挿されるカテーテル(好ましくはバルーンカテーテル18)と、
このカテーテルの内部空間に液体を注入する液体注入制御装置21と、
上記液体注入装置21の透明液体注入のタイミングと上記光源装置11の赤外照明と白色照明を切り替えるタイミングを制御する制御装置23と、
からなる血管内観察装置10は、
液体注入装置21がカテーテル(好ましくはバルーンカテーテル18)の内部空間に透明液体を注入するタイミングと赤外照明による観察と白色照明による観察を所望に切り替えることができる。
したがって、通常は赤外照明で観察しておき、色情報を得る必要が生じた場合に、液体注入制御装置21からカテーテル(好ましくはバルーンカテーテル18)の内部空間に透明液体を注入した後に赤外照明による観察から白色照明による観察に切り替えるように制御装置23により制御することができる。
したがって、所望の時にカテーテル(好ましくはバルーンカテーテル18)先端から透明液体を流出させながら白色照明で観察し、色情報を得ることができる。
また、赤外光源11aから発生される赤外照明と白色光源11bから発生される白色照明を選択的に切り替え可能な光源装置11と、
光源装置11からの出力光を近位部から入力し遠位部から出射するライトガイド12と、
被検体からの光を撮像し電気信号に変換する撮像手段と、
撮像手段からの電気信号を観察モニタ17に表示するビデオプロセッサ15と、
ライトガイド12と上記撮像手段の一部が内挿されるバルーンカテーテル18と、
バルーンカテーテル18の内部空間に液体を注入する液体注入制御装置21と、
バルーンカテーテル18のバルーン20内部に流体(エアー好ましくは生理食塩水や造影剤)を送るバルーン拡縮制御装置22と、
上記液体注入装置21の透明液体注入のタイミングと上記バルーン拡縮制御装置22の液体を送るタイミングと、
さらに上記光源装置11の赤外照明と白色照明を切り替えるタイミングを制御する制御装置23と、
からなる血管内観察装置10は、
液体注入装置21がバルーンカテーテル18の内部空間に透明液体を注入するタイミングとバルーン拡縮制御装置22がバルーン20内部に流体を送るタイミングと赤外照明による観察と白色照明による観察を所望に切り替えることができる。
したがって、通常は赤外照明で観察しておき、色情報を得る必要が生じた場合に、バルーン拡縮制御装置22からバルーン20内部に流体を送ってから液体注入制御装置21からバルーンカテーテル18の内部空間に透明液体を注入した後に赤外照明による観察から白色照明による観察に切り替えるように制御装置23により制御することができる。
したがって、所望の時にバルーンカテーテル18のバルーン20内部に流体を送り血流を遮断し、その後バルーンカテーテル18先端から透明液体を流出させながら白色照明で観察し、色情報を得ることができる。
この場合には、血流を遮断しながら透明液体を流出させているので、所望の色情報を得ることができる。
また、光源装置11からの出力光を近位部から入力し遠位部から出射するライトガイド12と、
被検体からの光を撮像し電気信号に変換する撮像手段と、
撮像手段からの電気信号を観察モニタ17に表示するビデオプロセッサ15と、
ライトガイド12と上記撮像手段の一部が内挿されるバルーンカテーテル18と、
バルーンカテーテル18の内部空間に液体を注入する液体注入制御装置21と、
バルーンカテーテル18のバルーン20内部に流体(エアー好ましくは生理食塩水や造影剤)を送るバルーン拡縮制御装置22と、
上記液体注入装置21の透明液体注入のタイミングと上記バルーン拡縮制御装置22の液体を送るタイミングとを制御する制御装置23と、
からなる血管内観察装置10は、
液体注入装置21がバルーンカテーテル18の内部空間に透明液体を注入するタイミングとバルーン拡縮制御装置22がバルーン20内部に流体を送るタイミングとを所望に切り替えることができる。
したがって、必要に応じバルーン拡縮制御装置22からバルーン20内部に流体を送った後に液体注入制御装置21からバルーンカテーテル18の内部空間に透明液体を注入するように切り替えるように制御装置23により制御することができる。
したがって、所望の時にバルーンカテーテル18のバルーン20内部に流体を送り血流を遮断し、その後バルーンカテーテル18先端から透明液体を流出させながら白色照明で観察し、色情報を得ることができる。
この場合には、血流を遮断しながら透明液体を流出させているので、所望の色情報を得ることができる。
なお、上記光源装置11からの出力光を近位部から入力し遠位部から出射するライトガイド12と、被検体からの光を撮像し電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段からの電気信号を観察モニタ17に表示するビデオプロセッサ15と、ライトガイド12と上記撮像手段の一部が内挿されるバルーンカテーテル18との部分を、第1実施形態に示すように、光源装置11(2)からの出力光を近位部から入力し遠位部から出射するライトガイド12(1a)と、照明レンズ(図示せず)と、被検体からの光を受光する対物レンズ1c、イメージファイバ1b、接眼レンズ(図示せず)を通して送られた光から画像信号を作成し観察モニタ17(4)に表示する制御部3と、上記ライトガイド12(1a)と、照明レンズ(図示せず)と、被検体からの光を受光する対物レンズ1c、イメージファイバ1b、接眼レンズ(図示せず)を有するカテーテル1の一部が内挿されるバルーンカテーテル18とに変更してもよい。
本発明の第1実施形態を示す血管内観察装置の構成図である。 プラークの吸収係数の分光特性を表した図である。 血液の吸収係数の分光特性を表した図である。 本発明の第1実施形態の作用を表した断面図である。 本発明の第2実施形態を示す血管内観察装置の構成図である。 本発明の第2実施形態の各要素のタイムチャート図である。
符号の説明
1…カテーテル(挿入部)、1a…ライトガイド(照明手段)、1b…イメージファイバ(光検出手段)、1c…対物レンズ(光検出手段)、2…光源(照明手段)、3…制御部(画像構築手段)、4…モニタ8画像構築手段)、A…血管内観察装置、B…血管内壁、Ba…プラーク。

Claims (4)

  1. 血管内に挿入可能な挿入部と、
    該挿入部の先端から血管内に向けて照射光を照射する照明手段と、
    前記挿入部の先端にて血管内壁によって反射された光を検出し、この検出した光を前記挿入部の基端側へ伝送する光検出手段と、
    前記挿入部の基端側に接続されて前記光検出手段で検出された光に基づき画像を構築する画像構築手段と、を備える血管内観察装置であって、
    前記照明手段による照射光として、プラークの吸収率が他の波長領域よりも高い波長領域の光を用いることを特徴とする血管内観察装置。
  2. 前記照明手段による照明光として、血液による吸収率が他の波長領域よりも低い波長領域の光を用いることを特徴とする請求項1記載の血管内観察装置。
  3. 前記照明手段による照明光として、波長が1150nm〜1250nmまたは1650nm〜1800nmの範囲にある光を用いることを特徴とする請求項2記載の血管内観察装置。
  4. 前記照明手段による照明光として、中心波長が1200nmまたは1700nmの光を用いることを特徴とする請求項3記載の血管内観察装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10912462B2 (en) 2014-07-25 2021-02-09 The General Hospital Corporation Apparatus, devices and methods for in vivo imaging and diagnosis

Cited By (1)

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US10912462B2 (en) 2014-07-25 2021-02-09 The General Hospital Corporation Apparatus, devices and methods for in vivo imaging and diagnosis

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