JP2009094817A - 情報共有支援システム、情報共有支援プログラム及び情報共有支援装置 - Google Patents

情報共有支援システム、情報共有支援プログラム及び情報共有支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な操作で、遠隔会議等で使用された資料の再現性が確保される情報共有支援システム、情報共有支援プログラム及び情報共有支援装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 対象物14を撮影するビデオカメラ11で撮影された撮影画像を端末305に送信すると共に、該端末305でなされた撮影画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像をプロジェクタ10により対象物14に投影させ得るPC1〜4を有し、PC3は、注釈画像が投影された対象物14の撮影画像を端末305に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成してPC3に記憶することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報共有支援システム、情報共有支援プログラム及び情報共有支援装置に関する。
会議システム等においては、端末側から実物体側へ向けて作業手順の指示等の各種指示を行う必要がある。このような、端末側から実物体側への指示を行うことができる会議システムとしては、例えば、実物体側に存在する対象物をビデオカメラで撮像しつつその撮像画像を大型表示装置等の端末に送信すると共に、端末において撮像画像に基づいて指示された注釈画像を実物体側でプロジェクタにより対象物へ投影する情報共有支援システムや指示システム等が知られている。
また、上述した情報共有支援システム等では、注釈画像が投影された対象物の撮像画像もまた同様に端末に送信される。そして、その端末において、設計図面等の電子文書が利用者の操作によって開かれ、受信した撮像画像内の実物体と比較されながら、その電子文書内の一部の領域と撮像画像内の一部の領域とが注釈画像により結ばれて対応付けられることもある。
ところで、画像等の対応付け等には種々の技術が知られている。例えば、特許文献1では、プリント基板の画像データと部品ごとの実装位置データとを対応づけ、不良部品が実装されたプリント基板が検出された場合に、プリント基板上の不良箇所に印をつけて表示部に表示させる技術が開示されている。また、特許文献2では、マウスポインタの電子文書上での動作とレーザーポインタの紙文書上での動作とを対応づけて連動させる技術が開示されている。
これらの技術以外にも、特許文献3に開示されるように、携帯端末から送信された手書きの画像情報等を位置情報と関連付け、作業者間で共有されている地図上に重畳させる技術や、特許文献4に開示されるように、会合の様子を撮影した動画像、そこで使用された資料、その他のメディアデータを時間軸上で同期をとりながら記録する技術がある。
特開平10−269292号公報 特表2000−172402号公報 特開2001−188837号公報 特開2005−260513号公報
ここで、上述した情報共有支援システムにおいて、電子文書内の一部の領域と撮像画像内の一部の領域とが注釈画像により結ばれて対応付けがなされた後、例えば会議議事録等としてこれらの状態が維持されるように記録しておきたい場合もある。
例えばビットマップ等のラスタイメージによってこれらの状態をそのまま記録することも考えられるが、再現性の観点から会議議事録としての利便性は必ずしも好適ではなく、また、対応付けがなされる度に記録作業が発生する可能性もあり操作性は好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な操作で、遠隔会議等で使用された資料の再現性が確保される情報共有支援システム、情報共有支援プログラム及び情報共有支援装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、対象物を撮影する撮影手段で撮影された撮影画像を端末に送信すると共に、該端末でなされた撮影画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により対象物に投影させ得る制御手段を有し、制御手段は、注釈画像が投影された対象物の撮影画像を端末に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成して記憶手段に記憶することを特徴とする情報共有支援システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段は、連結情報を、指示に併せて記憶していくことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、制御手段は、指示用画像が、撮影画像外の注釈画像で形成される領域内に含まれた場合に、該注釈画像に対応する撮影画像を連結情報に基づいて表示することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、制御手段は、注釈画像に対応する撮影画像の表示中に、指示用画像が、撮影画像外の注釈画像で形成される領域から外れた場合に、該注釈画像に対応する撮影画像の表示を停止することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、制御手段は、撮影画像の内外を区別する境界線と、撮影画像内の注釈画像及び撮影画像外の注釈画像とを対応付ける対応付用注釈画像と、が交差する境界点を基準に連結情報を形成することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、制御手段は、描画中の対応付用注釈画像が基準点を通過する時刻を基準に連結情報を形成することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、対象物を撮影する撮影手段で撮影された撮影画像を端末に送信すると共に、該端末でなされた撮影画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により対象物に投影させ得る制御手段として機能させ、制御手段は、注釈画像が投影された対象物の撮影画像を端末に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成して記憶手段に記憶することを特徴とする情報共有支援プログラムである。
請求項8に記載の発明は、対象物を撮像する撮影手段と、撮影手段の撮影領域内にその撮影画像に基づいてされた指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影する投影手段と、注釈画像が投影された対象物の撮影画像を端末に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成して記憶手段に記憶する制御手段と、を有することを特徴とする情報共有支援装置である。
請求項1に記載の発明によれば、簡易な操作で、遠隔会議等で使用された資料の再現性が確保される。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、連結情報の記憶を指示に連動できる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、対応関係を有する撮影画像外の領域に対応する撮影画像が表示される。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、撮影画像の継続的な表示が抑制される。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、明確な基準点に基づいて連結情報が生成されて記憶される。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、明確な基準時刻に基づいて連結情報が生成された記憶される。
請求項7に記載の発明によれば、簡易な操作で、遠隔会議等で使用された資料の再現性が確保される。
請求項8に記載の発明によれば、簡易な操作で、遠隔会議等で使用された資料の再現性が確保される。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る情報共有支援システムの構成図である。
情報共有支援システム100は、図1に示すように、指示システム150及び電子情報共有システム151を備え、ネットワーク5を介して互いに接続されている。
指示システム150は、サーバとして機能するパーソナルコンピュータ(PC)1、クライアントとして機能するPC2を備えており、これらは、ネットワーク5を介して互いに接続されている。
PC1には、プロジェクタ10及びビデオカメラ11が接続されている。
プロジェクタ10は、PC1からの制御コマンドに基づいて、テーブル15上に載置された対象物14に対して、ハーフミラー12を介して単なる光線を照射する又は注釈画像(以下、アノテーション画像という。)等を投影する。
ビデオカメラ11は、対象物14を含むテーブル15の反射画像をハーフミラー12を介して撮影し、撮影画像をPC1に出力する。
PC1は、撮影画像をPC2に出力すると共に、ネットワーク5を介して電子情報共有システム151に出力する。
PC2には、表示部205が接続されている。
表示部205は、表示領域210及びユーザインターフェース(UI)16を表示する。尚、PC2は、表示部205を備える一体型のパーソナルコンピュータで構成してもよい。
UI16は、ペン、テキスト、及び消去などのボタン群と、線種などを含む。タッチパネル方式であってもよい。
表示領域210は、ビデオカメラ11で撮影された撮影画像が表示される。同図においては、表示領域210に対象物14を含むテーブル15を上方から撮影した画像が表示されている。また、例えば、UI16のペンボタンが押下されて、表示領域210内の対象物14上に図形等が記載されると、当該図形の情報はPC2からPC1を介してプロジェクタ10に出力される。プロジェクタ10は当該図形の情報に基づいて対象物14上に図形を描く。
また、PC2では、例えば表示領域210内に表示される対象物14の一部の範囲が選択される。即ち、対象物14の全体図から一部の範囲が選択されると、後述するPC2の制御部201は、少なくとも1つの対象物14の部分拡大図を自動的に作成し、全体図内の選択された一部の範囲と自動作成された部分拡大図とをアノテーションで連結する。PC2が、アノテーションで連結された全体図及び部分拡大図の情報をプロジェクタ10に送信すると、テーブル15上に全体図、部分拡大図及び両者を連結するアノテーションを投影することができる。
また、PC2は、PC1に対して制御コマンドを出力し、プロジェクタ10及びビデオカメラ11の動作(例えば、ビデオカメラ11の撮影角度やプロジェクタ10の明るさなど)を制御することができる。
電子情報共有システム151は、PC3及びPC4を備え、ネットワーク5を介して互いに接続されている。
PC3には、表示部305が接続されている。
表示部305の表示領域310は、ビデオカメラ11で撮影された撮影画像の全部又は一部を表示する実物ビューウィンドウ311及び文字、図形、静止画像などを表示する文書領域312を含む。
PC3は、ビデオカメラ11で撮影された撮影画像をPC1から受信し、表示部305の実物ビューウィンドウ311に出力する。
PC4には、表示部405が接続されている。
表示部405の表示領域410は、ビデオカメラ11で撮影された撮影画像の全部又は一部を表示する実物ビューウィンドウ411及び文字、図形、又は静止画像などを含む文書を表示する文書領域412を含む。
PC4は、ビデオカメラ11で撮影された撮影画像をPC1から受信し、表示部405の実物ビューウィンドウ411に出力する。
実物ビューウィンドウ311、411は、後述するように表示領域310,410に表示されるデータを構成するレイヤーとしての機能を有する。
PC3及びPC4は、互いに情報を共有する機能を備え、リアルタイムで同一の情報をそれぞれの表示部に表示することができる。
尚、PC3,4も、それぞれ表示部305,405を備える一体型のパーソナルコンピュータで構成してもよい。
続いて上述したPC1〜4の各機能等について図2及び図3を参照して説明する。
図2はPC1〜4の要部構成を示す機能ブロック図である。
PC1は、装置全体を制御すると共にプロジェクタ10及びビデオカメラ11の動作を制御する制御部101と、ネットワーク5を介して他のPCと情報やデータの送受信を行う送受信部102と、制御プログラム、データ及び情報等を記憶する記憶部104と、バーコードリーダ又はRFIDタグリーダなどで構成される入力部105とを備えている。
入力部105は、対象物14に付されたバーコード又はRFIDタグから対象物14の識別情報(例えばID)を読み取るために使用される。
制御部101は、プロジェクタ10、ビデオカメラ11、送受信部102、記憶部104及び入力部105に接続されている。
PC2は、装置全体を制御する制御部201と、ネットワーク5を介して他のPCと情報やデータの送受信を行う送受信部202と、マウスやキーボードなどで構成される操作部203と、制御プログラム、データ及び情報等を記憶する記憶部204と、表示部205とを備えている。
制御部201は、送受信部202、操作部203、記憶部204及び表示部205に接続されている。
PC3,4は、PC1,2と同様に、それぞれ、制御部301,401、送受信部302,402、操作部303,403、記憶部304,404、及び表示部305,405を備えている。
制御部301は、送受信部302、操作部303、記憶部304及び表示部305に接続され、制御部401は、送受信部402、操作部403、記憶部404及び表示部405に接続されている。尚、上述した制御部101,201,301,401等から本発明の制御手段が構成され、また、上述した記憶部104,204,304,404等から本発明の記憶手段が構成される。これらは、分離されて配置されていても、一体形成されていてもよい。
PC1〜4は、各々が備える送受信部及びネットワーク5を介して互いに接続されている。
図3はPC3のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
PC3は、図3に示すように、装置全体を制御するCPU21、制御プログラムを備えるROM22、ワーキングエリアとして機能するRAM23、各種の情報やプログラムを備えるハードディスクドライブ(HDD)24、マウス及びキーボード25、他のコンピュータと接続するためのネットワークインタフェース(I/F)26、及び液晶モニタ又はCRT等で構成されるディスプレイ27を備えている。CPU21はシステムバス28を介してROM22、RAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24、マウス及びキーボード25、ネットワークインタフェース26、及びディスプレイ27と接続されている。
したがって、CPU21がROM22やハードディスクドライブ24等に格納された所要の制御プログラムを読み込み、当該制御プログラムに従った演算を行うことにより、PC3内の各機能が実現される。尚、このような制御プログラムとしては後述するフローチャートに応じた制御プログラムとすることができる。
尚、PC2,4は、PC3と同様の構成を備えるので、その説明は省略する。PC1は、PC3の構成から、マウス及びキーボード25、並びにディスプレイ27を除外し、バーコードリーダ又はRFIDタグリーダを備える構成であるが、マウス及びキーボード25、並びにディスプレイ27を備えていてもよい。
制御部301は、制御プログラムに従って各種の処理を実行するCPU21に相当する。送受信部302は、ネットワークインタフェース26に相当し、操作部303は、マウス及びキーボード25に相当する。記憶部304は、ROM22やRAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24等に相当し、表示部305は、ディスプレイ27に相当する。
図4は表示部305の表示領域310に表示されるデータの構造を模式的に示す図である。
PC3の制御部301は、図4に示すように、送受信部302及びネットワーク5を介してPC1からビデオカメラ11で撮影された撮影画像30を取得し、レイヤーとしての機能を有する実物ビューウィンドウ311に当該撮影画像30の一部を表示する。実物ビューウィンドウ311は、そのサイズや位置(表示領域310内での位置)を操作部303(例えばマウス)の操作により変更することができる。
また、制御部301は、実物ビューウィンドウ311に表示されている画像の撮影画像30上における位置及び当該実物ビューウィンドウ311に表示されている画像の大きさに関する情報を記憶部304に保存する。より具体的には、制御部301は、撮影画像30の座標情報を基準とした、実物ビューウィンドウ311に表示されている画像の座標情報及び当該座標情報から求まる画像の大きさの情報を記憶部304に保存する。さらに、制御部301は、実物ビューウィンドウ311に表示されている画像のスケール(縮尺)も変更可能である。
制御部301は、イベント受信用ウィンドウ35、ストローク描画レイヤー36、実物ビューウィンドウ311及び文書画像レイヤー37を重ね合わせて、表示部305の表示領域310に表示されるデータを作成し、表示部305に出力する。尚、イベント受信用ウィンドウ35、ストローク描画レイヤー36、及び文書画像レイヤー37は、通常透明に設定されているが、操作部303の操作によりレイヤーに色付けをすることも可能である。
制御部301は、操作部303を介してアノテーションや文書などを記載するイベントが生じたときに、イベント受信用ウィンドウ35に当該イベントを入力する。イベント受信用ウィンドウ35は、当該イベントを受信する。同図において、イベント受信用ウィンドウ35は、アノテーション画像38のイベントを受信している。
制御部301は、操作部303を介して実物ビューウィンドウ311以外の範囲に記載されたアノテーション画像をストローク描画レイヤー36に入力する。ストローク描画レイヤー36は、実物ビューウィンドウ311以外の範囲に記載されたアノテーション画像を描画する。同図において、ストローク描画レイヤー36は、アノテーション画像38の一部であり、実物ビューウィンドウ311以外の範囲に記載されたアノテーション画像38aを描画する。
制御部301は、操作部303を介して実物ビューウィンドウ311の範囲に記載されたアノテーション画像を実物ビューウィンドウ311に入力する。実物ビューウィンドウ311は、実物ビューウィンドウ311の範囲に記載されたアノテーション画像を描画すると共に、撮影画像30の一部を表示する。同図において、実物ビューウィンドウ311は、アノテーション画像38の一部であり、実物ビューウィンドウ311の範囲に記載されたアノテーション画像38bを描画する。
アノテーション画像38bが実物ビューウィンドウ311の範囲に記載されると、制御部301は、撮影画像30上におけるアノテーション画像38bの座標情報をPC1に送信する。PC1は、当該座標情報及び制御コマンドを使ってプロジェクタ10を制御し、プロジェクタ10は、対象物14を含むテーブル15上にアノテーション画像38bを投影する。尚、PC1の制御部101は、撮影画像30上におけるアノテーション画像38bの座標情報をプロジェクタ10の投影領域の座標情報に変換する処理を行い、変換後のアノテーション画像38bの座標情報をプロジェクタ10に送信する。これは、撮影画像30上におけるアノテーション画像38bをプロジェクタ10で正確な位置に投影させるためである。
尚、PC3の制御部301が、撮影画像30上におけるアノテーション画像38bの座標情報をプロジェクタ10の投影領域の座標情報に変換する処理を行い、変換後のアノテーション画像38bの座標情報をPC1を介してプロジェクタ10に送信するようにしてもよい。
ビデオカメラ11は、このアノテーション画像38bが投影された対象物14を含むテーブル15の撮影画像をPC1及びネットワーク5を介してPC3の制御部301に逐次出力する(例えば、0.5秒毎に出力する)。制御部301がこの撮影画像を受信することで、実物ビューウィンドウ311にアノテーション画像38bが描画される。
制御部301は、操作部303を介して文書を文書画像レイヤー37に入力する。文書画像レイヤー37は、操作部303を介して記載された文書を描画する。
このように、表示部305の表示領域310に表示されるデータは、個別にアノテーション画像の範囲を指定可能なレイヤーを複数重ね合わす構造を持つことにより、連続かつ透過的なアノテーションを実現している。
図5は表示部305の表示領域310に実際に表示されるデータの例を示す図である。
同図において、文書領域312には、複合機の設計図、複合機の操作ボタン等の説明及びアノテーション38の一部であるアノテーション38aが表示されており、実物ビューウィンドウ311には、実際にアノテーション38bが投影された複合機の撮影画像が表示されている。
図6は、表示部305の表示領域310に表示されるデータの作成処理を示すフローチャートである。
まず、PC3の制御部301は、初期化処理を実行する(ステップS1)。この初期化処理は、(1)文書画像レイヤー37を全画面表示する(即ち、文書領域312に文書を表示する)、(2)実物ビューウィンドウ311を表示する、(3)ストローク描画レイヤー36を全画面表示する、(4)イベント受信用ウィンドウ35を全画面表示する、の4つの処理を含む。
次に、制御部301は、操作部303からのイベント(操作)の入力を受け付ける(ステップS2)。制御部301は、本データの作成処理が開始されると、操作部303からの指示や書き込みなどのイベント(操作)の入力を常時受け付ける(ステップS3)。
次いで、制御部301は、操作部303からのイベント(操作)の入力が終了したか否かを判別する(ステップS4)。ステップS4でYESの場合には、本データの作成処理を終了する。一方、ステップS4でNOの場合には、制御部301は、アノテーション画像が実物ビューウィンドウ311の範囲内に記載されたか否かを判別する(ステップS5)。具体的には、制御部301は、実物ビューウィンドウ311の4角の座標情報で規定される領域にアノテーション画像の座標情報が含まれる場合に、アノテーション画像が実物ビューウィンドウ311の範囲内に記載されたと判別する。
ステップS5でNOの場合には、制御部301は、ストローク描画レイヤー36にアノテーション画像を描画し(ステップS6)、ステップS2に戻る。これにより、ストローク描画レイヤー36は、実物ビューウィンドウ311以外の範囲に記載されたアノテーション画像を描画する。
一方、ステップS5でYESの場合には、制御部301は、送受信部302を介して、実物ビューウィンドウ311の範囲に記載されたアノテーション画像の、撮影画像30上における座標情報をPC1に送信し(ステップS7)、ステップS2に戻る。
続いて、PC1、プロジェクタ10、ビデオカメラ11で実行される処理を説明する。
まず、PC1の制御部101は、初期化処理を実行すると共に入力部105により読み取られた対象物14の識別情報(例えばID)を記憶部104に記憶する(ステップS8)。ここでの初期化処理は、プロジェクタ10及びビデオカメラ11へ制御コマンドを出力し、プロジェクタ10の投影及びビデオカメラ11での撮影画像の出力などがある。尚、ステップS8の処理は、PC3側の処理とは独立して実行される。
次いで、制御部101は、ネットワーク5及び送受信部102を介してPC3からアノテーション画像の、撮影画像30上における座標情報の入力を受け付ける(ステップS9)。制御部101は、本データの作成処理が開始されると、PC2からの指示や書き込みなどのイベント(操作)の入力も常時受け付ける(ステップS10)。
次に、制御部101は、アノテーション画像の、撮影画像30上における座標情報の入力が終了したか否かを判別する(ステップS11)。
ステップS11でYESの場合には、データの作成処理を終了する。一方、ステップS11でNOの場合には、制御部101は、当該座標情報をプロジェクタ10用の座標情報に変換し、当該変換後の座標情報及び制御コマンドを使ってプロジェクタ10を制御し、プロジェクタ10は、対象物14を含むテーブル15上に当該変換後の座標情報に対応するアノテーション画像を投影する(ステップS12)。ビデオカメラ11は、このアノテーション画像が投影された対象物14を含むテーブル15の撮影画像をPC1、ネットワーク5、及び送受信部302を介してPC3の制御部301に出力し、制御部101は、記憶部104に記憶された対象物14の識別情報をPC3の制御部301に出力する(ステップS13)。
制御部301は、この撮影画像を受信し、実物ビューウィンドウ311の表示を更新する(ステップS14)。これにより、実物ビューウィンドウ311に対象物14を含むテーブル15と共にアノテーション画像が表示される。尚、ステップS14の表示の更新は逐次実行される。また、制御部301は、PC1から対象物14の識別情報を取得し、記憶部304に保存する(ステップS15)。
本実施形態において、制御部301は、文書画像レイヤー37に記載された文書(文字、図形、静止画像を含む)及び実物ビューウィンドウ311内の撮影画像の特徴点をそれぞれ抽出し、抽出された特徴点同士のマッチング処理を行い、対応関係を持つ特徴点同士をアノテーション画像で連結するようにしてもよい。この連結されたアノテーション画像のうち、実物ビューウィンドウ311以外の範囲に記載されるアノテーション画像の部分は、ストローク描画レイヤー36に描画され、実物ビューウィンドウ311の範囲に記載されるアノテーション画像の部分は、上述した図6のフローチャートに従って、プロジェクタ10の投影処理及びビデオカメラ11の撮影処理を介して実物ビューウィンドウ311に描画される。
これにより、PC3の表示部305を観るユーザは、撮影画像として表示される実際の対象物14と文書との対応関係を容易に判断することができる。
また、制御部301は、ビデオカメラ11から撮影画像を受信する際に、PC1からプロジェクタ10及びビデオカメラ11の属性情報(プロジェクタ10の投影位置及び投影範囲の情報、ビデオカメラ11の撮影位置及び撮影範囲の情報を含む)を受信して記憶部304に記憶するようにしてもよい。
制御部301は、表示部305の表示領域310に表示されるデータを記憶部304に保存する際には、記憶部304は、アノテーション画像(座標情報を含む)、実物ビューウィンドウ311内の撮影画像、及び文書のメイン情報を記憶する他に、実物ビューウィンドウ311の属性情報(位置、範囲)、文書の属性情報(該当する文書ID、ページ番号、文書の表示範囲、文書の表示位置を含む)、対象物の属性情報(対象物の識別情報(ID))、及びプロジェクタ10及びビデオカメラ11の属性情報(プロジェクタ10の投影位置及び投影範囲の情報、ビデオカメラ11の撮影位置及び撮影範囲の情報を含む)をメイン情報に関連付けて記憶するようにしてもよい。
これにより、制御部301は、対象物の識別情報等の属性情報に基づいて表示部305の表示領域310に表示されるデータの検索を実行することができる。また、制御部301は、記憶部304に保存された当該データを表示部305の表示領域310に表示させることができる。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、制御部301が、操作部303を介して、アノテーション画像38の描画操作をイベント受信用ウィンドウ35に入力し、ビデオカメラ11により撮影された、アノテーション画像38の一部分であるアノテーション画像38bを実物ビューウィンドウ311に入力し、アノテーション画像38のうちアノテーション画像38bを除いたアノテーション画像38aをストローク描画レイヤー36に入力し、文書を文書画像レイヤー37に入力する。そして、制御部301は送受信部302を介してアノテーション画像38bをプロジェクタ10に送信し、プロジェクタ10によりアノテーション画像38bが投影された投影領域を撮影した撮影画像をビデオカメラ11から送受信部302を介して受信し、表示部305は、実物ビューウィンドウ311に制御部301で受信された撮影画像を割り当て、ストローク描画レイヤー36におけるアノテーション画像38a及び文書画像レイヤー37における文書を重ね合わせて表示する。
このように、表示部305では、実物ビューウィンドウ311、ストローク描画レイヤー36、及び文書画像レイヤー37が重ね合わせて表示されるので、PC3のユーザは、対象物と文書とを繋ぐアノテーション画像が連続かつ透過的に表示され、対象物と文書との対応関係を容易に認識することができる。また、アノテーション画像38b及びアノテーション画像38aにより連続かつ透過的なアノテーション画像38を実現することができる。
また、制御部301は、送受信部302を介して、撮影画像30上におけるアノテーション画像38bの座標情報をPC1の制御部101に送信し、当該制御部101は、アノテーション画像38bの座標情報をプロジェクタ10の投影領域の座標情報に変換し、変換された座標情報をプロジェクタ10に送信するので、アノテーション画像38bを、対象物14を含む投影領域に正確な位置で投影することができる。
さらに、制御部301は、文書画像レイヤー37に描画される文書及び実物ビューウィンドウ311に表示される撮影画像の特徴点をそれぞれ抽出し、当該抽出された特徴点同士のマッチング処理を行い、対応関係を持つ特徴点同士をアノテーションで連結するので、PC3の表示部305を観るユーザは、撮影画像として表示される実際の対象物と文書との対応関係を容易に判断することができる。
次に、アノテーション画像による対応関係の記憶処理について図7から図10を参照して詳細に説明する。
図7は対応関係の記憶処理の一例を示すフローチャート、図8は対応関係の記憶処理を説明するための図、図9は対応関係を記憶するテーブルの一例、図10は分類済アノテーションを記憶するテーブルの一例である。
まず、ユーザは、上述したように表示部305上でキーボードやマウス25等を用いてアノテーション画像38a及びアノテーション画像38bによって形成されるアノテーション画像38の描画を指示する。
制御部301は、このような指示を受信すると、文書領域312と実物ビューウィンドウ311とのアノテーション画像38上の境界点P0の座標を算出する(ステップS21)。すなわち、この境界点P0は、撮影画像の内外を区別する境界線と、撮影画像内の注釈画像及び撮影画像外の注釈画像とを対応付ける対応付用注釈画像と、が交差する点となる。この座標の算出は、例えば、表示部305の左上隅を基準点O(0,0)、長手方向をX軸、短手方向をY軸とした場合における相対位置によって算出できる。本実施形態では、一例として図8に示すように境界点P0の座標を(270,150)としている。
制御部301は、次いで、文書領域312に表示されるアノテーション38aを細かく線分化(細線化)し、連結成分に分割する(ステップS22)。また、撮影画像312に表示されるアノテーション38bも細かく線分化(細線化)し、それぞれが連結された成分(連結成分)に分割する(ステップS23)。アノテーション画像38a,38bの連結成分にはそれぞれを識別するためのラベルをすべてに付すようにしてもよい。これにより、アノテーション38a,38bは、仮想的に破線のようになる。
制御部301は、次いで、境界点P0から出発してアノテーション38a上の最初の分岐点P1を算出する(ステップS24)。例えば、図8においては、アノテーション画像38aの楕円状の部分と曲線状の部分との接点が分岐点P1となる。そして、制御部301は、アノテーション画像38aのうち境界点P0から分岐点P1までの間を除いた部分を覆う領域をアノテーション領域R1を生成して保持する(ステップS25)。
制御部301は、次いで、境界点P0から出発してアノテーション38b上の最初の分岐点P2を算出する(ステップS26)。例えば、図7においては、アノテーション38bの楕円と曲線との接点が分岐点P2となる。そして、制御部301は、アノテーション38bのうち境界点P0から分岐点P2までを除いた部分を覆う領域をアノテーション領域R2を生成して保持する(ステップS27)。
したがって、アノテーション38aのうちの楕円部分はアノテーション領域R1に、アノテーション38bのうちの楕円部分はアノテーション領域R2に覆われる。尚、アノテーション領域R1,R2の形状は、それぞれアノテーション38a,38bの楕円部分を覆うことができればよく、例えば円形や、アノテーション38a,38bの楕円部分に外接する図8に示すような矩形等であってもよい。
制御部301は、次いで、アノテーション領域R1,R2を取り除いたアノテーション画像38に外接する矩形領域をアノテーション領域Rxを生成して保持する(ステップS28)。これにより、アノテーション領域R1とアノテーション領域R2との対応付用のアノテーション領域Rxが保持される。
制御部301は、次いで、利用された文書領域312、撮影画像等の各種情報を連結情報として記憶装置に記憶する(ステップS29)。文書領域312の情報(文書情報群)としては、例えば図9に示すように、文書ファイル名、文書のページ番号、文書の表示範囲、文書領域の縮尺等に関する情報がある。また、撮影画像の情報(撮影情報群)としては、画像ファイル名、表示範囲、画像の縮尺等に関する情報がある。このように、制御部301は、文書領域312と撮影画像、これらに関連するアノテーション領域R1,R2,Rx等を記憶装置に記憶することで、文書領域312上のアノテーション領域R1と撮影画像上のアノテーション領域R2との対応関係が、対応関係用アノテーション領域Rxを介して適合し明確になる。
制御部301は、さらに、アノテーション領域R1,R2,Rxに含まれるそれぞれのアノテーション画像について、これらの構成座標をそれぞれ算出し、図10に示すように、アノテーション領域を構成する座標とともに、連結情報として記憶装置に記憶する(ステップS30)。これにより、アノテーション領域R1等に含まれる各アノテーションの画像が点の集合としてそれぞれ表される。尚、アノテーション領域を構成する座標は、アノテーション画像38の構成座標のうち、X座標、Y座標のそれぞれの最小座標、最大座標の組み合わせで構成することができる。また、マウスポインタによる指示に併せて記憶装置に記憶していくようにしてもよい。さらに、図9及び図10に示す各種情報は、正規形(Normal Form)により各項目の相関性を低くしてもよく、これにより、各項目の冗長性が減少する。
続いて、文書領域等の表示処理について図11から図14を参照して説明する。
図11は制御部301の文書領域表示処理の一例を示すフローチャート、図12は対応関係を有する文書領域表示の一例、図13及び図14は文書領域と撮影画像との対応関係を示す文書領域表示の一例である。
制御部301は、まず、キーボードやマウス等から文書ファイル等の文書領域312の開示要求の指示を受信すると(ステップS31)、指示された文書領域312を開き、文書領域312上で対応関係を有する領域、すなわち、上述したアノテーション領域R1を表示する(ステップS32)。例えば、上述したアノテーション領域R1以外のアノテーション領域が文書領域312上にある場合には、図12に示すように、すべてのアノテーション領域(例えばアノテーション領域R1´,R1´´)を表示する
制御部301は、次いで、指示用画像としてのマウスポインタPtの表示部205内での位置座標を算出する(ステップS33)。そして、制御部301は、マウスポインタPtの位置座標がアノテーション領域内か否かを判定する(ステップS34)。尚、アノテーション領域に代えて、アノテーション画像で形成される領域を利用するようにしてもよい。
制御部301は、ここで、マウスポインタPtがアノテーション領域内に含まれたと判定した場合には、そのアノテーション領域に対応関係を有する実物ビューウィンドウ311を表示する(ステップS35)。
例えば、図12に示すマウスポインタPtの位置座標から図13に示す位置座標にマウスポインタPtが移動した場合には、楕円状のアノテーション画像を有するアノテーション領域R1に対応する実物ビューウィンドウ311を表示し、ステップS33に戻る。また、マウスポインタが図12に示す位置座標から図14に示す位置座標にマウスポインタPtが移動した場合には、矩形上のアノテーション画像を有するアノテーション領域R1´に対応する実物ビューウィンドウ311を表示する。この際、対応関係を明確にするため、指示されなかったアノテーション領域の表示を停止することが望ましい。
一方、制御部301は、ステップS34の処理において、マウスポインタPtの位置座標がアノテーション領域R1等の範囲内から外れてその範囲内にないと判定した場合には、さらに、表示部205内に実物ビューウィンドウ311が表示されているか否かを判定する。
制御部301は、ここで、実物ビューウィンドウ311が表示中であると判定した場合には、その実物ビューウィンドウ311の表示を停止し、ステップS33の処理に戻る。この際、実物ビューウィンドウ311の表示停止に併せて、再度、アノテーション領域R1やR1´等を表示するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本発明のプログラムを通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
また、上述した実施形態においては、撮影画像の内外を区別する境界線と、撮影画像内の注釈画像及び撮影画像外の注釈画像とを対応付ける対応付用注釈画像と、が交差する境界点を基準に連結情報を形成したが、例えば、図15に示すように、描画中の対応付用注釈画像が基準点を通過する時刻を基準に連結情報を形成するようにしてもよい。
図15においては、文書領域312側で最初のアノテーション画像の書き込み開始から終了までの時間帯を時間帯T1としている。同図においては、文書領域312上にある楕円状のアノテーション画像を描画する際の描画開始時刻から描画終了時刻までが時間帯T1とし、例えば時間帯T1は0秒〜2秒と表すことができる。そして、この時間帯に描画されたアノテーション画像を覆う領域をアノテーション領域R1とできる。
同様に、撮影画像上にある楕円状のアノテーション画像を描画する際の描画開始時刻から描画終了時刻までが時間帯T2とし、例えば時間帯T2は4秒〜6秒と表すことができる。そして、この時間帯に描画されたアノテーション画像を覆う領域をアノテーション領域R2とできる。
そして、描画中の対応付用のアノテーション画像が上述した基準点を通過する時刻を基準t0(例えば8秒)とし、対応付用アノテーションを描画する際の描画開始時刻から描画終了時刻までが時間帯T0とし、例えば時間帯T0は7秒〜9秒と表すことができる。そして、この時間帯に描画されたアノテーション画像を覆う領域をアノテーション領域Rxとできる。このように、各アノテーション領域が求まることで、アノテーション画像同士の対応付けも可能となる。
また、上述した実施形態では、対応付用のアノテーション画像が撮影画像外のアノテーション画像と撮影画像内のアノテーション画像とを対応付けしているが、対応付けの際中に対応付用のアノテーション画像が断続的となった場合には、最初に断続的となった位置を上述した分岐点P1又はP2としてもよい。これにより、円滑なアノテーション画像の入力が行われなかった場合でも、記憶処理を停止させないで済むようになる。さらに、撮影画像を開いてからその撮像画像領域内のアノテーション画像で形成される領域にマウスポインタが含まれた場合に、対応関係を有する文書領域を開くようにしてもよい。
本発明によれば、簡易な操作で、遠隔会議等で使用された資料の再現性が確保され、産業上の利用可能性が高い。
情報共有支援システムの構成図である。 各PCの要部構成を示す機能ブロック図である。 PCのハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 表示部の表示領域に表示されるデータの構造を模式的に示す図である。 表示部の表示領域に実際に表示されるデータの例を示す図である。 表示部の表示領域に表示されるデータの作成処理を示すフローチャートである。 アノテーションの対応関係の記憶処理の一例を示すフローチャートである。 対応関係の記憶処理を説明するための図である。 対応関係を記憶するテーブルの一例である。 分類済アノテーションを記憶するテーブルの一例である。 制御部の文書表示処理の一例を示すフローチャートである。 対応関係を有する文書表示の一例である。 文書と撮影画像との対応関係を示す文書表示の一例である。 文書と撮影画像との対応関係を示す文書表示の一例である。 対応関係の記憶処理を説明するための他の図である。
符号の説明
1〜4 PC
5 ネットワーク
10 プロジェクタ
11 ビデオカメラ
12 ハーフミラー
14 対象物
15 テーブル
16 UI
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 HDD
25 キーボード及びマウス
26 I/F
27 ディスプレイ
30 撮影画像
35 イベント受信用ウィンドウ
36 ストローク描画レイヤー
37 文書画像レイヤー
38,38a、38b アノテーション
100 情報共有支援システム
101,201,301,401 制御部
102,202,302,402 送受信部
104,204,304,404 記憶部
150 指示システム
151 電子情報共有システム
203,303,403 操作部
205,305,405 表示部
210,310,410 表示領域
311,411 実物ビューウィンドウ
312,312 文書領域
R1,R2,Rx アノテーション領域
Pt マウスポインタ

Claims (8)

  1. 対象物を撮影する撮影手段で撮影された撮影画像を端末に送信すると共に、該端末でなされた前記撮影画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により前記対象物に投影させ得る制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記注釈画像が投影された対象物の撮影画像を前記端末に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成して記憶手段に記憶することを特徴とする情報共有支援システム。
  2. 前記制御手段は、前記連結情報を、前記指示に併せて記憶していくことを特徴とする請求項1に記載の情報共有支援システム。
  3. 前記制御手段は、指示用画像が、撮影画像外の注釈画像で形成される領域内に含まれた場合に、該注釈画像に対応する撮影画像を前記連結情報に基づいて表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報共有支援システム。
  4. 前記制御手段は、前記注釈画像に対応する撮影画像の表示中に、指示用画像が、撮影画像外の注釈画像で形成される領域から外れた場合に、該注釈画像に対応する撮影画像の表示を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報共有支援システム。
  5. 前記制御手段は、前記撮影画像の内外を区別する境界線と、撮影画像内の注釈画像及び撮影画像外の注釈画像とを対応付ける対応付用注釈画像と、が交差する境界点を基準に前記連結情報を形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報共有支援システム。
  6. 前記制御手段は、描画中の前記対応付用注釈画像が前記基準点を通過する時刻を基準に前記連結情報を形成することを特徴とする請求項5に記載の情報共有支援システム。
  7. コンピュータを、
    対象物を撮影する撮影手段で撮影された撮影画像を端末に送信すると共に、該端末でなされた前記撮影画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影手段により前記対象物に投影させ得る制御手段として機能させ、
    前記制御手段は、前記注釈画像が投影された対象物の撮影画像を前記端末に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成して記憶手段に記憶することを特徴とする情報共有支援プログラム。
  8. 対象物を撮像する撮影手段と、
    前記撮影手段の撮影領域内にその撮影画像に基づいてされた指示に応じた注釈を表す注釈画像を投影する投影手段と、
    前記注釈画像が投影された対象物の撮影画像を前記端末に送信し、その撮影画像内の注釈画像と該撮影画像外の注釈画像とを適合させて連結するための連結情報を生成して記憶手段に記憶する制御手段と、
    を有することを特徴とする情報共有支援装置。


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