JP2009094171A - 電子機器用筐体 - Google Patents

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Kazumi Nakahara
和美 中原
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Abstract

【課題】
従来の電子機器筐体に用いられたFRP板材は、FRP層の周囲に樹脂層の突起を受け入れる孔や長孔を設けるので、結合力は十分であるが、FRP層および電子機器筐体の強度が確保できないという課題を有している。
【解決手段】
炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維を補強材とするFRP層に樹脂層を積層した電子機器用筐体を、前記FRP層の側面の一部または全部に、側面に沿って少なくとも一つの溝が設けられ、前記溝に前記樹脂層の樹脂を一体的に充填してFRP層と樹脂層を結合することを特徴とする電子機器用筐体を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軽量で強度や剛性に優れた複合材料製の電子機器用筐体に関する。
従来、ノート型パソコンなどの携帯電子機器筐体には、軽量性、電磁波遮断性、高剛性が求められ、これらの特性を満たすために、炭素繊維で補強されたFRPプレートが用いられている。また、筐体フレームに接合するためFRPプレートに樹脂層をラミネートする方法が知られている。
例えば特開平9−46082号の請求項1には、炭素繊維の織物や引き揃えた長繊維を補強材とするFRP層と、樹脂単体または短繊維を含む樹脂層をラミネートする筐体材料が開示されている。
また、同請求項5には、FRP層に孔または長孔(溝)を、樹脂層に突起を設け、孔や長孔と突起を嵌合してラミネートされた筐体材料が開示されている。
さらに、同請求項8には、孔または長孔を設けたFRP層を金型内にセットし、樹脂または短繊維入りの樹脂を金型内に注入してFRP層と樹脂層を一体化する製造方法が記載されている。
しかし、接合力を高めるための孔や長孔はFRP層の周縁部に設けることが多く、軽量化のためFRP層は極力薄肉に設計されているので、FRP層の強度が十分確保できないという問題点を有していた。
特開平9−46082号
そこで本発明は、FRP層に孔や長孔を設けることなく樹脂層との結合力を強化し、FRP層の強度を確保するとともに、FRP層と樹脂層を強固に結合させた電子機器用筐体、およびその製造方法を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維を補強材とするFRP層に樹脂層を積層した電子機器用筐体であって、前記FRP層の側面の一部または全部に、側面に沿って少なくとも一つの溝が設けられ、前記溝に前記樹脂層の樹脂を一体的に充填してFRP層と樹脂層を結合することを特徴とする電子機器用筐体である。
請求項2の発明は、炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維プリプレグを積層した材料をプレス成形してFRP層を形成する工程と、前記FRP層側面に溝を加工する工程と、FRP層を、樹脂層を成形する金型内にセットする工程と、前記金型内に樹脂を注入してFRP層と樹脂層を接合する工程とを含む、請求項1の電子機器用筐体の製造方法である。
請求項3の発明は、炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維プリプレグを積層した材料をプレス成形してFRP層を形成する工程と、前記FRP層側面に溝を加工する工程と、前記溝に樹脂固形材を嵌合してから前記FRP層を、樹脂層を形成する金型内にセットする工程と、前記金型内に樹脂を注入してFRP層と樹脂層を接合する工程とを含み、前記樹脂固形材と前記樹脂層は同じ種類の樹脂で形成されることを特徴とする、電子機器用筐体の製造方法である。
本発明の電子機器用筐体においては、FRP層の周辺部に孔や長孔を設けず、FRP層の側面に溝を設けるので、FRP層の強度低下することがない。また樹脂層を一体化する際に、前記溝部に樹脂が回り込むので、電子機器使用時にFRP層の側面が剥離したり破損することもない。
使用する樹脂やFRP層の肉厚、溝部の形状によっては、樹脂が溝部に充填されない恐れがあるが、予め樹脂層と同じ種類の樹脂の固形材を溝部に機械的に嵌合してから樹脂層を成形すれば、固形材と樹脂層の間が結合されるので、より確実にFRP層と樹脂層を結合することができる。
FRP層側面の溝は、加工する周囲のFRP層を両面から冶具で押さえ研削または切削加工などの機械加工で設ければ、加工中のプリプレグ剥離もなく良好な溝を設けることができる。
以上のように、本発明によれば、FRP層の周辺に孔や長孔を設けることなくFRP層と樹脂層を強固に接合することができ、強度に優れた電子機器用筐体を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の電子機器筐体を構成するFRP層1である。FRP層側面4に溝3を設け、その上面に設けた樹脂層から一体的に伸びる樹脂(図示せず)が溝3に充填されてFRP層1と接合される。FRPの補強繊維に、炭素繊維、ガラス繊維などを一方向引揃えた長繊維が適しており、適宜選択できる。マトリックス樹脂には、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などが使用できる。
図2は図1−A部の拡大図で、FRP層側面4にFRP層の厚みの1/2程度の幅で一条の溝3が設けられている。
図3のAは、請求項2の製造方法で成形された電子機器用筐体の断面拡大図である。樹脂層成形時に樹脂層2を溝3へ一体的に充填できるので、FRP層1と樹脂層2を強固に接合することができる。図3のBは、請求項3の製造方法で成形された電子機器筐体の断面拡大図で、予め溝3に嵌合した樹脂固形材5と前記樹脂固形材5と同じ材料で成形される樹脂層2が溶着し、FRP層1と樹脂層2を強固に接合することができる。請求項3の製造方法は、FRP層1のマトリックス樹脂に耐熱温度の低い樹脂を使用したり、樹脂層2に粘性の高い樹脂を使用する場合に適している。また、樹脂層1の樹脂としては熱可塑性樹脂が広く使用できるが、接合強度の点からナイロン樹脂、ウレタン樹脂の使用が好ましい。
本発明の実施例を説明する。補強繊維に24tonの引揃えの炭素長繊維を、マトリックス樹脂にエポキシ樹脂を使用したFRPプリプレグを積層し、金型温度130℃、圧力1MPaで60分加圧し、プレス成形でFRP層1を作製する。本実施例の筐体は、幅260mm×奥行き165mm×肉厚を0.5mm〜1.0mmとし、溝3の幅は0.2mmでFRP層側面4の中央に設け、溝3を含むFRP層の表面にアクリル系の接着フィルムを積層して金型内に設置し、ナイロンから成る樹脂層2を成形した。
また、別の実施例では、樹脂層2と同じ材料からなる樹脂固形材5を、溝3にアクリル系の接着剤を塗布した後に圧入して金型内に設置し、ナイロンから成る樹脂層2を成形した。なお以上は一例であり、補強繊維、マトリックス樹脂、接着剤、接着フィルム、樹脂層に使用する材料はこれらに限定されるものではない。
本発明の電子機器用筐体は、携帯型パソコン、PDA、携帯電話等に広く利用できる。
電子機器筐体FRP層の斜視図 図1−A部の拡大図 溝部拡大図
符号の説明
1 FRP層、2 樹脂層、3 溝、4 FRP層側面、5 樹脂固形材

Claims (3)

  1. 炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維を補強材とするFRP層1に樹脂層2を積層した電子機器用筐体であって、
    前記FRP層側面4の一部または全部に、FRP層側面4に沿って少なくとも一つの溝3が設けられ、
    前記溝3に前記樹脂層2の樹脂を一体的に充填してFRP層1と樹脂層2を結合することを特徴とする電子機器用筐体。
  2. 炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維プリプレグを積層した材料をプレス成形してFRP層1を形成する工程と、
    前記FRP層側面4に溝3を加工する工程と、
    前記FRP層1を、樹脂層を成形する金型内にセットする工程と、
    前記金型内に樹脂を注入してFRP層1と樹脂層2を接合する工程とを含む、請求項1の電子機器用筐体の製造方法。
  3. 炭素繊維織物または一方向に引き揃えた炭素繊維プリプレグを積層した材料をプレス成形してFRP層1を形成する工程と、
    前記FRP層側面4に溝3を加工する工程と、
    前記溝3に樹脂固形材5を嵌合してから前記FRP層1を、樹脂層2を形成する金型内にセットする工程と、
    前記金型内に樹脂を注入してFRP層1と樹脂層2を接合する工程とを含み、
    前記樹脂固形材5と前記樹脂層2は同じ種類の樹脂で形成されることを特徴とする、電子機器用筐体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012176546A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Toyota Motor Corp 繊維強化樹脂材とその製造方法
CN108773022A (zh) * 2018-05-25 2018-11-09 Oppo广东移动通信有限公司 壳体、电子装置和壳体的制造方法
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