JP2009092570A - 広帯域光源装置及び分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構成で平坦なスペクトル形状を有するSC光を生成することができる広帯域光源装置及びそれを用いた分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】この広帯域光源装置1Aでは、光源10からのパルス光C1は強度変調器20の入射端に入力され、各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2が発生し、このパルス光C2が出力される。強度変調器20から出力されたパルス光C2は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C2を構成する強度が異なる各パルスはそれぞれ非線形光学現象により波長帯域が拡大され、複数のSC光を発生する。その複数のSC光は光ファイバ30の出射端から出力され、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状のSC光P1が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、広帯域光源装置及び分析装置に関する。
スーパーコンティニウム光(SC光)は、広帯域光の一種であり、スペクトル幅が狭いパルス光などを非線形光学媒体に通すことにより得られるもので、通常、スペクトル幅が入力パルス光の10〜100倍程度拡張されたSC光が得られる。SC光は、このように広帯域性及びスペクトル平坦性などの特徴を有し、白色光の性質とレーザー光の性質とを兼ね備えている。また、比較的に簡単な方法で生成できるため、光通信用の多波長光源や分析用の照明光源として注目されている。
しかし、SC光は分散と非線形光学効果を受けながら成長するため、平坦であるべきスペクトルが異なる波長を有する複数の部分に分裂するなど、スペクトル形状の平坦化を図れない場合がある。
そこで、非特許文献1に記載された広帯域光源装置では、種光源としてノイズライクレーザを用いてSC光のスペクトル形状の平坦化を図っている。具体的には、ノイズライクモードファイバレーザから出力された出力光を高非線型性ファイバ(HNLファイバ)に入射させることで、波長1200nmから1700nmまでの間のスペクトルの強度偏差を通常のモード同期駆動パルスによるSC光と比べて抑えることを実現している。
M. S. Khan et. al. "Short-term spectral stability ofsuper-continuum source using noise-like pulses generated from an EDFlaser," CLEO2005, CMV5
しかしながら、ノイズライクレーザは用途が限定され、コスト面及び製品としての再現性の面で不利である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、単純な構成で平坦なスペクトル形状を有するSC光を生成することができる広帯域光源装置及びそれを用いた分析装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の広帯域光源装置では、周期的で強度一定のパルス光からなる第1種光を出力する光源と、光源から出力された第1種光を入射端に入力し、強度の異なるパルスを含む第2種光を生成して、その第2種光を出射端から出力する変換手段と、変換手段から出力された第2種光を入力して、非線形光学現象により波長帯域が拡大されたSC光を生成し、そのSC光を出力する非線形光学媒体部と、を備えることを特徴とする。
本発明の広帯域光源装置によれば、周期的で強度一定のパルス光からなる第1種光を変換手段に入力し第1種光の各パルスの強度を変換して第2種光を生成し、この第2種光を非線形光学媒体部に入力してSC光を生成する。係る場合、第2種光の強度が変換された各パルスに対応して複数のスペクトルが異なるSC光が生成され、最終的にはその複数のSC光を時間的に積分したSC光を得ることができる。そのため、第2種光が非線形光学媒体部において分散及び非線形光学現象を受けながら成長する際に、第2種光から生成する各SC光のスペクトルが異なる波長を有する複数の部分に分裂することがあっても、生成された複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦なスペクトル形状を有するSC光を得ることができる。すなわち、単純な構成で平坦なスペクトル形状を有するSC光を生成することが可能となる。なお、ここで「リプル」とは、スペクトルの局所的な揺らぎ又は強度変化を意味する。
また、変換手段が、光源から出力された第1種光を入力し、入力された第1種光の強度を変調して第2種光を発生し、その第2種光を出力する強度変調手段を含むことが好適である。
これにより、光源からパルス光として出力される第1種光の強度を変調して、各パルスの強度が互いに異なる第2種光を生成することができる。また、生成されたパルス光を非線形光学媒体部に入力し、各パルスに対応する複数のSC光を生成し、最終的にはその複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光を得ることができる。
また、変換手段が、入射端に入力された第1種光を互いに異なる強度でN分岐する分岐手段と、分岐手段によりN分岐された光を合波して出射端から出力する合波手段と、
を備え、分岐手段によりN分岐された分岐光は、それぞれ入射端から出射端までの光路長が互いに異なることが好適である。
これにより、周期的で強度一定のパルス光かならる第1種光から強度及び光路長において差異を有するN分岐光を生成し、その後そのN分岐光を更に合波して各パルスの強度が互いに異なるパルス光(第2種光)を生成することができる。この後、この第2種光を非線形光学媒体部に入力し、第2種光の互いに強度が異なる各パルスに対応する複数のSC光を生成し、最終的にはその複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光を得ることができる。
また、分岐手段がN分岐の第1光カプラであり、合波手段がN入力の第2光カプラであって、第1光カプラと第2光カプラとが、長さが互いに異なるN本の光導波路で光学的に結合されていることが好適である。第1光カプラが第1種光を互いに異なる強度でN分岐することにより、互いに強度が異なるN分岐光を得ることができる。また、このN分岐光を長さが互いに異なるN本の光導波路で導波させることでN分岐光の光路長に差を設けることができる。その後、N分岐光を第2光カプラにより合波させることで、各パルスに互いに強度が異なる第2種光を生成することができる。この第2種光を非線形光学媒体部に入力し、第2種光の互いに強度が異なる各パルスに対応する複数のSC光を得ることができるため、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状のSC光を得ることができる。
また、変換手段が、第1、第2、第3及び第4の端子を有する光カプラと、光カプラの第2端子と第4端子とを光学的に結合する光導波路と、を備え、光カプラは入射端に入力された第1種光を第1端子に入力し、第1端子に入力された第1種光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐してそれぞれ第2端子及び第3端子から出力し、第2端子から出力された第1分岐光を光導波路に導波させて第4端子に入力し、第4端子に入力された第1分岐光を第3分岐光及び第4分岐光に分岐してそれぞれ第2端子及び第3端子から出力し、第3端子から出力される第2分岐光及び第4分岐光を第2種光とすることが好適である。
これにより、第1端子に入力された第1種光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐し、第1分岐光を光導波路に導波させ、第1分岐光と第2分岐光との光路長に差を設けることができる。また、光導波路により導波された第1分岐光を更に第3分岐光及び第4分岐光に分岐して、第3端子から出力される第2分岐光及び第4分岐光を第2種光とすることで第2種光の各パルスの強度を変換させることができる。この第2種光を非線形光学媒体部に入力し、第2種光の互いに強度が異なる各パルスに対応する複数のSC光を生成し、最終的にはその複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光を得ることができる。
また、変換手段により生成され出力された出力光を入力し、その入力された光のパルス幅を圧縮して、そのパルスが圧縮された光を非線形光学媒体部へ出力するパルス圧縮手段を更に備えることが好適である。これにより、変換手段により出力された出力光のパルス幅の広がりを補償することができ、平坦なスペクトル形状を有するSC光の発生効率を向上させることができる。
また、変換手段により生成され出力された出力光を入力し、その入力された光の偏波状態を制御して、その偏波状態が制御された光を非線形光学媒体部へ出力する偏波制御手段を更に備えることが好適である。
これにより、変換手段により出力された出力光の各パルスの強度のみならず各パルスの偏光状態をも変化させることができ、第1種光をより変換させることが可能となる。その結果、より効率的に平坦なスペクトル形状を有するSC光を生成することができる。
また、本発明に係る分析装置では、SC光を生成して、そのSC光を出力する広帯域光源装置と、広帯域光源装置から出力されたSC光を測定対象物の被照射領域に照射する照射部と、照射部による前記SC光の照射により被照射領域から発生した光を受光して、測定対象物を撮像する撮像部と、を備えることを特徴とする。
これにより、簡単な構成で、平坦なスペクトル形状を有するSC光を用いて測定対象物を分析することができる。
本発明によれば、単純な構成で平坦なスペクトル形状を有するSC光を生成することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る広帯域光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る広帯域光源装置1Aの構成を示す図である。広帯域光源装置1Aは、光源10、強度変調器20及び光ファイバ30を備える。光源10は、種光としてパルス光C1(第1種光)を出力するものである。強度変調器20は、例えば、利得可変の増幅器又は減衰量可変の減衰器であり、パルス光C1を入力し、パルス光C1のパルスの繰り返し周波数に対して整数倍又は整数分の1にならない周波数を有する信号で入力光の強度を変調する。これによりパルス光C1の各パルスは異なる量の利得又は減衰をうけ、各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2(第2種光)を生成し、そのパルス光C2を出力する。
光ファイバ30は、非線形光学媒体部であり、高非線形ファイバ(HNLF)であることが好ましい。光ファイバ30は、強度変調器20により出力されたパルス光C2を入射端に入力して導波する。その光導波に伴う非線形光学現象によりパルス光C2を構成する互いに強度が異なる各パルスに対応して波長帯域が拡大された複数のSC光を発生させ、その複数のSC光を光ファイバ30の出射端から出力する。パルス光C2のパルス繰り返し周期が十分小さい場合には、最終的にはその複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光P1が得られる。
この広帯域光源装置1Aでは、光源10から出力されたパルス光C1は強度変調器20の入射端に入力され、強度変調器20において各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2が発生し、そのパルス光C2が強度変調器20の出射端から出力される。図2(a)は、光源10から出力されるパルス光C1を示している。これに対して、図2(c)は、強度変調器20に図2(b)のような変調電圧を印加して、パルス光C1の強度を変調したパルス光C2を示している。パルス光C2は、パルス光C1に対比して、各パルス間隔が同一であるが、各パルスの強度が互いに異なっている。
強度変調器20の出射端から出力されたパルス光C2は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C2を構成する強度が異なる各パルスはそれぞれ光導波に伴う非線形光学現象により波長帯域が拡大され、広帯域にわたるスペクトル形状を有する複数のSC光となり、その複数のSC光が光ファイバ30の出射端から出力される。具体的には、図3に示されるように、パルス光C2の一部のパルスを示す図3(a)の(1)(2)(3)は、光ファイバ30に入力され、それぞれについて図3(b)の(4)(5)(6)のような互いに異なるスペクトルを有するSC光が発生して、この複数のSC光が光ファイバ30から出力される。パルス光C2(図3(c))のパルス繰り返し周期が十分短い場合には、図3(d)に示されるように、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分したSC光P1が得られる。このSC光P1は、複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦な形状のスペクトルを有する。
本実施形態においては、光源10から出射されたパルス光C1を強度変調器20に入力して、強度変調器20において各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2を生成する。その後、パルス光C2を非線形光学媒体部である光ファイバ30に入力して、光ファイバ30においてパルス光C2を構成している強度が互いに異なる各パルスに対応したスペクトルが異なる複数のSC光を生成し、最終的には光ファイバ30から出力される複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光が得られる。従って、広帯域光源装置1Aによれば、パルス光C2が光ファイバ30において分散及び非線形光学現象を受けながら成長する際に、パルス光C2から生成する各SC光のスペクトルが異なる波長を有する複数の部分に分裂することなどがあっても、生成された複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦なスペクトル形状を有するSC光P1を得ることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る広帯域光源装置1Bの構成を示す図である。広帯域光源装置1Bは、光源10、第1光カプラ40、第2光カプラ42、N本の光ファイバ44及び光ファイバ30を備える。この広帯域光源装置1Bでは、第1実施形態に係る広帯域光源装置1Aと対比して、強度変調器20に替えて第1光カプラ40、第2光カプラ42及び互いに長さの異なるN本の光ファイバ44を備える点で相違する。
第1光カプラ40は、光源10から出力されるパルス光C1を互いに強度が異なるようにN分岐し、このN分岐光それぞれをN本の光ファイバ44に出力する。N本の光ファイバ44は、互いに異なる長さで第1光カプラ40と第2光カプラ42とを光学的に結合する光導波路である。N本の光ファイバ44は、第1光カプラ40から出力されたN分岐光を入力して導波し、第2光カプラ42に出力する。
第2光カプラ42は、N入力の光カプラであって、N本の光ファイバ44から出力されたN分岐光を入力して合波する。また、その合波された光をパルス光C2として、そのパルス光C2を出射端から出力する。
この広帯域光源装置1Bでは、光源10から出力されたパルス光C1は第1光カプラ40の入射端に入力され、強度が互いに異なるようにN分岐される。そのN分岐されたそれぞれの分岐光は、互いに長さが異なるN本の光ファイバ44に入力されて導波され、第2光カプラ42に入力される。第2光カプラ42に入力された分岐光は、第2光カプラにより合波されてパルス光C2(第2種光)となり、第2光カプラ42の出射端から出力される。
図5(a)は、光源10から出力されるパルス光C1を示している。また、図5(b)は、第1光カプラ40、N本の光ファイバ44及び第2光カプラ42を経て、第2光カプラ42の出射端から出力されるパルス光C2を示す。パルス光C2は、パルス間隔が一定で各パルスの強度が互いに同一であるパルス光C1に対比して、パルス間隔が狭く、また各パルスの強度が互いに異なっている。
第2光カプラ42の出射端から出力されたパルス光C2は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C2の強度が異なる各パルスは光導波に伴う非線形光学現象により波長帯域が拡大され、広帯域にわたるスペクトル形状を有する複数のSC光となり、その複数のSC光が光ファイバ30の出射端から出力される。パルス光C2のパルス繰り返し周期が十分短い場合には、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分したSC光P1が得られる。このSC光P1は、複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦な形状のスペクトルを有する(図3(d)参照)。
本実施形態においては、パルス光C1を第1光カプラ40に入力して互いに強度が異なるN分岐光を生成する。また、このN分岐光を長さが互いに異なるN本の光ファイバ44で導波させることでN分岐光の光路長に差を設ける。その後、N分岐光を第2光カプラ42により合波させて、各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2を生成する。このパルス光C2を光ファイバ30に入力し、光ファイバ30においてパルス光C2を構成している強度が互いに異なる各パルスに対応したスペクトルが異なる複数のSC光を生成し、最終的には光ファイバ30から出力される複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光P1が得られる。
従って、広帯域光源装置1Bによれば、パルス光C2が光ファイバ30において分散及び非線形光学現象を受けながら成長する際に、パルス光C2から生成する各SC光のスペクトルが異なる波長を有する複数の部分に分裂することなどがあっても、生成された複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦なスペクトル形状を有するSC光を得ることができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る広帯域光源装置1Cの構成を示す図である。広帯域光源装置1Cは、広帯域光源装置1Aと対比して、強度変調器20に替えて、ビームスプリッタ50、52、54、56及びミラー51、53、55、57を備える点で相違する。なお、本実施形態においては、全てのミラー及びビームスプリッタに対して、光は入射角45°をもって入射し、反射角45°をもって反射されることとする。
ビームスプリッタ50は光源10から出力されたパルス光C1の一部を透過させてビームスプリッタ56に入射させ、残部を反射してミラー51に入射させる。ミラー51は、ビームスプリッタ50から反射され入射した分岐光を、ビームスプリッタ52へ反射する。ビームスプリッタ52は、ミラー51から反射された分岐光を入射して、その一部を透過させてビームスプリッタ54に入射させ、残部を反射させてミラー53に入射させる。
ミラー53は、ビームスプリッタ52により反射され入射された光をミラー55へ反射する。ミラー55は、ミラー53により反射され入射した光をビームスプリッタ54へ反射する。ビームスプリッタ54は、ミラー55から反射され入射した光とビームスプリッタ52を透過して入射した光とを合波し、その合波光を出力する。ミラー57は、ビームスプリッタ54から出力された合波光を入射させ、ビームスプリッタ56へ反射する。ビームスプリッタ56は、ミラー57から反射され入射した光とビームスプリッタ50を透過して入射した光とを合波して、その合波光を出力する。
この広帯域光源装置1Cでは、光源10から出力されたパルス光C1はビームスプリッタ50に入射して、一部が透過されてビームスプリッタ56に入射し、残部はミラー51へ反射される。ビームスプリッタ50から反射されミラー51に入射された光は、ミラー51によりビームスプリッタ52へ反射される。ミラー51により反射されビームスプリッタ52に入射した光は、その一部が透過されビームスプリッタ54に入射し、残部は反射されミラー53に入射する。ビームスプリッタ52により反射されミラー53に入射した光はミラー55へ反射される。
ミラー53により反射されミラー55に入射した光は、ミラー55によりビームスプリッタ54へ反射される。ミラー55により反射されビームスプリッタ54に入射した光とビームスプリッタ52を透過してビームスプリッタ54に入射した光とは、ビームスプリッタ54により合波され、その合波光がビームスプリッタ54から出力される。このビームスプリッタ54から出力された合波光はミラー57に入射して、ビームスプリッタ56へ反射される。ミラー57により反射されてビームスプリッタ56に入射した光とビームスプリッタ50を透過してビームスプリッタ56に入射した光とは、ビームスプリッタ56により合波されパルス光C2となり、パルス光C2がビームスプリッタ56から出力される。
図7(a)は、光源10から出力されるパルス光C1を示している。また、図7(b)は、図6のビームスプリッタ56から出力されるパルス光C2を示す。パルス光C2は、パルス間隔が一定で各パルスの強度が互いに同一であるパルス光C1に対比して、パルス間隔が狭く、また各パルスの強度が互いに異なっている。
ビームスプリッタ56から出力されたパルス光C2は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C2の強度が異なる各パルスは光導波に伴う非線形光学現象により波長帯域が拡大され、広帯域にわたるスペクトル形状を有するそれぞれのSC光となり、その複数のSC光が光ファイバ30の出射端から出力される。パルス光C2のパルス繰り返し周期が十分短い場合には、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分したSC光P1が得られる。このSC光P1は、複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦な形状のスペクトルを有する(図3(d)参照)。
本実施形態においては、パルス光C1を2つのビームスプリッタ50及び52を用いて強度が互いに異なりかつ互いに光路長が異なる3つの光に分岐する。この3つの分岐光をビームスプリッタ54及び56により合波し、各パルス間の強度が互いに異なるパルス光C2を生成する。
このパルス光C2を光ファイバ30に入力し、光ファイバ30においてパルス光C2を構成している強度が互いに異なる各パルスに対応したスペクトルが異なる複数のSC光を生成し、最終的には光ファイバ30から出力される複数のSC光を時間的に積分した平坦なスペクトル形状を有するSC光が得られる。従って、広帯域光源装置1Cによれば、パルス光C2が光ファイバ30において分散及び非線形光学現象を受けながら成長する際に、パルス光C2から生成する各SC光のスペクトルが異なる波長を有する複数の部分に分裂することなどがあっても、生成された複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦なスペクトル形状を有するSC光P1を得ることができる。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態に係る広帯域光源装置1Dの構成を示す図である。広帯域光源装置1Dは、第1実施形態に係る広帯域光源装置1Aと対比して、強度変調器20に替えて、第1端子46a、第2端子46b、第3端子46c及び第4端子46dを有する光カプラ46と光ファイバ48とを備える点に相違する。
光カプラ46は、光源10から出力されたパルス光C1を入射端である第1端子46aに入力し、第1分岐光T1と第2分岐光T2に分岐してそれぞれ第2端子46b及び第3端子46cから出力する。光ファイバ48は、図8のようにその両端がそれぞれ光カプラ46の第2端子46bと第4端子46dとに融着接続方法などにより光学的に結合されている光導波路である。光ファイバ48は、光カプラ46の第2端子46bから出力された第1分岐光T1を導波して、第4端子46dに入力する。光カプラ46は、第4端子46dに入力された第1分岐光T1を更に第3分岐光T3と第4分岐光T4とに分岐してそれぞれ第2端子46b及び第3端子46cに出力する。第3端子46cから出力される第2分岐光T2及び第4分岐光T4は合波され、その合波光が第2種光となり、光カプラ46の出射端である第3端子46cから出力される。
この広帯域光源装置1Dでは、光源10から出射されたパルス光C1は光カプラ46の第1端子46aに入力され、第1分岐光T1及び第2分岐光T2に分岐されて、それぞれ第2端子46b及び第3端子46cから出力される。第2端子46bに出力された第1分岐光T1は第2端子46bにその一端が結合されている光ファイバ48により導波されて、光ファイバ48の他端が結合されている第4端子46dに入力される。第4端子46dに入力された第1分岐光T1は第3分岐光T3と第4分岐光T4とに分岐されて、それぞれ第2端子46bと第3端子46cから出力される。第3端子46cから出力された第2分岐光T2及び第4分岐光T4は合波され、パルス光C2となる。すなわち、パルス光C2は第2分岐光T2及び第4分岐光から構成されるものであり、このパルス光C2が光カプラ46の出射端である第3端子46cから出力される。
図9(a)は、光源10から出力されるパルス光C1を示している。これに対して図9(b)はパルス光C2を示している。パルス光C2は、パルス光C1に対比して、各パルス間隔が狭く、各パルスの強度が互いに異なっている。具体的に、光カプラ46が3dBカプラの場合には、第4分岐光が第2端子46b、第4端子46d及び光ファイバ48により形成されているループ状の導波路を1周するたびに第3分岐光の強度に対して3dB(例えば、3周する場合は9dB)低下した強度で第3端子46cから出力される。その結果、図9(b)のように第2分岐光及び第4分岐光からなるパルス光C2の強度も低下される。
光カプラ46の第3端子46cから出力されたパルス光C2は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C2の強度が異なる各パルスは光導波に伴う非線形光学現象により波長帯域が拡大され、広帯域にわたるスペクトル形状を有するそれぞれのSC光となり、その複数のSC光が光ファイバ30の出射端から出力される。パルス光C2のパルス繰り返し周期が十分短い場合には、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分したSC光P1が得られる。このSC光P1は、複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦な形状のスペクトルを有する(図3(d)参照)。
本実施形態においては、光カプラ46と光ファイバ48とを用いて、光源10から出力されたパルス光C1から強度及び光路長が異なる第2分岐光T2及び第4分岐光T4を生成する。また、その第2分岐光T2と第4分岐光T4とを合波して、各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2を生成する。
このパルス光C2を非線形光学媒体部である光ファイバ30に入力して、パルス光C2を構成している強度が互いに異なる各パルスに対応したスペクトルが異なる複数のSC光を生成し、最終的には光ファイバ30から出力される複数のSC光を時間的に積分したSC光が得られる。従って、広帯域光源装置1Dによれば、パルス光C2が光ファイバ30において分散及び非線形光学現象を受けながら成長する際に、パルス光C2から生成する各SC光のスペクトルが異なる波長を有する複数の部分に分裂することなどがあっても、生成された複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦なスペクトル形状を有するSC光P1を得ることができる。
(第5実施形態)
図10は、本発明の第5実施形態に係る広帯域光源装置1Eの構成を示す図である。広帯域光源装置1Eは、第1実施形態に係る広帯域光源装置1Aと対比して、強度変調器20と光ファイバ30との間にパルス圧縮部60を更に備える点で相違する。
パルス圧縮部60は、強度変調器20から強度が変調されて出力されたパルス光C2のパルス幅の広がりを分散補償あるいは非線形光学効果を用いて補償するものである。
この広帯域光源装置1Eでは、光源10から出力されたパルス光C1は強度変調器20の入射端に入力され、強度変調器20において各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2が発生し、そのパルス光C2が強度変調器20の出射端から出力される。図11(a)は、光源10から出力されるパルス光C1を示している。これに対して図11(b)は強度が変調されたパルス光C2を示している。パルス光C2はパルス光C1に対比して各パルス間の間隔は同一であるが、各パルスの強度は互いに異なっている。強度変調器20の出射端から出力されたパルス光C2は、パルス圧縮部60に入力され、パルス圧縮部60においてパルス光C2のパルス幅の広がりが補償されパルス光C3となり、そのパルス光C3がパルス圧縮部60から出力される。
図11(c)はパルス圧縮部60によりパルス幅が圧縮されて出力されたパルス光C3を表している。パルス光C3は、パルス光C2に対比して、その各パルスのパルス幅が狭くなっている。このパルス光C3は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C3の強度が異なる各パルスは光導波に伴う非線形光学現象により波長帯域が拡大され、広帯域にわたるスペクトル形状を有するそれぞれのSC光となり、その複数のSC光が光ファイバ30の出射端から出力される。パルス光C3のパルス繰り返し周期が十分短い場合には、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分したSC光P1が得られる。このSC光P1は、複数のSC光のスペクトルのリプルが互いに相殺され平坦な形状のスペクトルを有する(図3(d)参照)。
本実施形態においては、強度変調器20と光ファイバ30との間にパルス圧縮部60を更に設け、強度変調器20から出力されるパルス光C2のパルス幅の広がりを補償しパルス光C3を生成して、そのパルス光C3を非線形光学媒体部である光ファイバ30に入力してSC光P1を生成する。従って、広帯域光源装置1Eによれば、平坦なスペクトル形状を有するSC光の生成効率を向上させることができる。
(第6実施形態)
図12は、本発明の第6実施形態に係る広帯域光源装置1Fの構成を示す図である。広帯域光源装置1Fは、第1実施形態に係る広帯域光源装置1Aと対比して、強度変調器20と光ファイバ30との間に偏波制御部70を更に備える点で相違する。
偏波制御部70は、強度変調器20から強度が変調されて出力されたパルス光C2の偏波状態を制御する。
この広帯域光源装置1Fでは、光源10から出力されたパルス光C1は強度変調器20の入射端に入力され、強度変調器20において各パルスの強度が互いに異なるパルス光C2が発生し、そのパルス光C2が強度変調器20の出射端から出力される。図13(a)は、光源10から出力されるパルス光C1を示している。これに対して図13(b)は強度が変調されたパルス光C2を示している。パルス光C2は、パルス光C1に対比して、各パルス間隔が同一であるが、各パルスの強度が互いに異なっている。
強度変調器20の出射端から出力されたパルス光C2は、偏波制御部70に入力され、偏波制御部70においてパルス光C2の偏波状態が変更されてパルス光C3となり、そのパルス光C3が偏波制御部70から出力される。図11(c)は偏波制御部70により偏波状態が変更されたパルス光C3を表している。パルス光C3は、パルス光C2に対比して、パルス光C2の各パルスの偏波状態が変化したものである。
このパルス光C3は、光ファイバ30の入射端に入力され、光ファイバ30により導波される。この光ファイバ30において、パルス光C3の強度が異なる各パルスは光導波に伴う非線形光学現象により波長帯域が拡大され、広帯域にわたるスペクトル形状を有するそれぞれのSC光となり、その複数のSC光が光ファイバ30の出射端から出力される。パルス光C3のパルス繰り返し周期が十分短い場合には、最終的にはこの複数のSC光を時間的に積分したSC光P1が得られる。このSC光P1は、複数のSC光のスペクトルの局所的な揺らぎであるリプルが互いに相殺され平坦な形状のスペクトルを有する(図3(d)参照)。
本実施形態においては、強度変調器20と光ファイバ30との間に偏波制御部70を更に設け、強度変調器20から出力されるパルス光C2の偏光状態を制御して、各パルス間の強度のみならず偏光状態もが制御されたパルス光C3を生成する。これにより、より変換されたパルス光C3を生成して、そのパルス光C3を非線形光学媒体部である光ファイバ30に入力してSC光P1を生成することができる。従って、広帯域光源装置1Fによれば、より効率的に平坦なスペクトル形状を有するSC光を生成することができる。
(分析装置の実施形態)
図14は本発明の広帯域光源装置を用いた分析装置80を示す概略説明図である。分析装置80は、本実施形態の広帯域光源装置1Aと、コリメータレンズ83と、撮像部84とを含む。コリメータレンズ83は、広帯域光源装置1Aから出射されるSC光P1を平行光にさせて測定対象物90の被照射領域91に照射する。撮像部84は、被照射領域91から発生した光を受光して、測定対象物90を撮像するものであり、レンズ85、イメージガイド87、分光部88及びCCD部89を備える。
レンズ85は、被照射領域91から発生した光を受光し、イメージガイド87の入射端に結像させる結像光学部である。イメージガイド87は、レンズ85により入射端に結像された光をその2次元情報を保つ状態でCCD部89まで転送する光ガイドである。分光部88は可変フィルタまたは分光器で有る。可変フィルタはイメージガイド87により転送された光の各波長成分を抽出する。分光器はイメージガイド87により転送された光の各波長成分を分離する。CCD部89は、分光された光を検出し撮像する検出部である。
分析装置80では、広帯域光源装置1Aにより生成されたSC光P1が出力される。広帯域光源装置1Aから出力されたSC光P1は、コリメータレンズ83に入力され平行光となり、測定対象物90の被照射領域91に照射される。その後、レンズ85により被照射領域91から発生された光は受光され、その受光された光はイメージガイド87の入射端に結像される。イメージガイド87の入射端に結像された光はその2次元情報が保たれた状態で分光部88に転送される。
分光部88が可変フィルタからなる場合、可変フィルタにより抽出された各波長成分の光はCCD部89に転送され、各波長成分における像がCCD部89により検出され撮像される。可変フィルタの透過波長を変えることで、被照射領域91から発生した光の波長スペクトルデータを画素ごとに得ることができる。なお、分光部88としての可変フィルタは、広帯域光源装置1A側、例えばコリメータレンズ83の前後に配置させてもよい。
分光部88が分光器からなる場合、分光器はイメ−ジガイドにより転送された像のうちスリットを通過した一つの線上の像のみを受光し、この一つの線上の像を分光する。スリットを通過した一つの線上の位置と波長とからなる像がCCD部89により検出され撮像される。スリットの位置またはイメ−ジガイドの位置を変えることで、被照射領域91から発生した光の波長スペクトルデータを画素ごとに得ることができる。
これにより、簡単な構成で、平坦なスペクトル形状を有するSC光を用いて測定対象物90を分析することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、実施形態は本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、本実施形態においては、非線形光学媒体はHNLFである光ファイバ30であるが、サブミクロンのコア径を有する光導波路やシリコン導波路、アルゴンなどのガスを封入した中空ファイバ、サファイアなどの光学結晶、BK-7ガラス板などであってもよい。また、非線形光学媒体が非線形光学結晶である場合には、温度を絶えず変動させたり、振動を与えたりするなどをして、非線形光学結晶の状態を定常的に変化させることも好ましい。また、本実施形態に係る分析装置80においては、広帯域光源装置1Aが用いられているが、広帯域光源装置1B〜1Fのいずれかが用いられてもよい。
本発明の第1実施形態に係る広帯域光源装置1Aの構成図である。 広帯域光源装置1Aの具体的な動作例を示す図である。 広帯域光源装置1Aの具体的な動作例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る広帯域光源装置1Bの構成図である。 広帯域光源装置1Bの具体的な動作例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る広帯域光源装置1Cの構成図である 広帯域光源装置1Cの具体的な動作例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る広帯域光源装置1Dの構成図である。 広帯域光源装置1Dの具体的な動作例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る広帯域光源装置1Eの構成図である。 広帯域光源装置1Eの具体的な動作例を示す図である 本発明の第6実施形態に係る広帯域光源装置1Fの構成図である。 広帯域光源装置1Fの具体的な動作例を示す図である。 本発明の分析装置の実施形態に係る分析装置の構成図である。
符号の説明
1A〜1F…広帯域光源装置、10…光源、20…強度変調器、30…光ファイバ、40…第1光カプラ、42…第2光カプラ、44…N本の光ファイバ、46…光カプラ、46a…第1端子、46b…第2端子、46c…第3端子、46d…第4端子、48…光ファイバ、50、52、54、56…ビームスプリッタ、51、53、55、57…ミラー、60…パルス圧縮部、70…偏波制御部、80…分析装置、83…コリメータレンズ、84…撮像部、85…レンズ、87…イメージガイド、89…CCD部、90…測定対象物、91…被照射領域。

Claims (8)

  1. 周期的で強度一定のパルス光である第1種光を出力する光源と、
    前記光源から出力された第1種光を入射端に入力し、強度の異なるパルスを含む第2種光を生成して、その第2種光を出射端から出力する変換手段と、
    前記変換手段から出力された第2種光を入力して、非線形光学現象により波長帯域が拡大されたスーパーコンティニウム光を生成し、そのスーパーコンティニウム光を出力する非線形光学媒体部と、
    を備えることを特徴とする広帯域光源装置。
  2. 前記変換手段が、前記光源から出力された第1種光を入力し、入力された第1種光の強度を変調して第2種光を発生し、その第2種光を出力する強度変調手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の広帯域光源装置。
  3. 前記変換手段が、前記入射端に入力された前記第1種光を互いに異なる強度でN分岐する分岐手段と、
    前記分岐手段によりN分岐された分岐光を合波して前記出射端から出力する合波手段と、
    を備え
    前記分岐手段によりN分岐された分岐光は、それぞれ入射端から出射端までの光路長が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の広帯域光源装置。
  4. 前記分岐手段がN分岐の第1光カプラであり、前記合波手段がN入力の第2光カプラであって、
    前記第1光カプラと前記第2光カプラとが長さが互いに異なるN本の光導波路で光学的に結合されていることを特徴とする請求項3に記載の広帯域光源装置。
  5. 前記変換手段が、第1、第2、第3及び第4の端子を有する光カプラと、
    前記光カプラの第2端子と第4端子とを光学的に結合する光導波路と、
    を備え
    前記光カプラは、前記入射端に入力された第1種光を前記第1端子に入力し、
    前記第1端子に入力された第1種光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐してそれぞれ前記第2端子及び前記第3端子から出力し、
    前記第2端子から出力された第1分岐光を前記光導波路に導波させて前記第4端子に入
    力し、
    前記第4端子に入力された第1分岐光を第3分岐光及び第4分岐光に分岐してそれぞれ
    前記第2端子及び前記第3端子から出力し、
    前記第3端子から出力される前記第2分岐光及び前記第4分岐光を前記第2種光とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の広帯域光源装置。
  6. 前記変換手段により生成され出力された出力光を入力し、その入力された光のパルス幅を圧縮して、そのパルスが圧縮された光を前記非線形光学媒体部へ出力するパルス圧縮手段を更に備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の広帯域光源装置。
  7. 前記変換手段により生成され出力された出力光を入力し、その入力された光の偏波状態を制御して、その偏波状態が制御された光を前記非線形光学媒体部へ出力する偏波制御手段を更に備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の広帯域光源装置。
  8. スーパーコンティニウム光を生成して、そのスーパーコンティニウム光を出力する請求項1〜7のいずれか一項に記載の広帯域光源装置と、
    前記広帯域光源装置から出力された前記スーパーコンティニウム光を測定対象物の被照射領域に照射する照射部と、
    前記照射部による前記スーパーコンティニウム光の照射により前記被照射領域から発生した光を受光して、前記測定対象物を撮像する撮像部と、
    を備えることを特徴とする分析装置。
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