JP2009091906A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】V型エンジンにおける後側気筒の冷却性能を向上させる。
【解決手段】車体フレーム2には、前側気筒18と後側気筒19とがV字型をなして配列されたエンジンが搭載されている。両気筒18,19は共にシリンダ20〜23、吸排気用のバルブ37を配置したエンジン機能部Aと、カムシャフト38,39を駆動させるための伝達チェーン45を収容する伝達部材収容部Bとに大別され、これらが車幅方向に並んで配列される。エンジン機能部Aと伝達部材収容部Bとの間でかつシリンダボディ20,21が設けられた高さ範囲と対応する部分には通気用開口部27,28が、車両の前後方向に貫通して設けられている。したがって、前側気筒18における通気用開口部27を通して走行風を後側気筒19に直接吹き当てることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は自動二輪車に関する。
従来より、自動二輪車に搭載されるエンジンの一般的構造として、シリンダボディ内にピストンが収容され、シリンダヘッド内に吸排気用のカムシャフトが組み込まれ、さらに、エンジン内にはシリンダ部分の車幅方向に並列してカムシャフトを駆動させるためのカムチェーンを収容している。そのような構造の一例として、下記特許文献1のものを挙げることができる。
特開2007−22098公報
上記公報に開示されたエンジンは空冷式であり、シリンダの外周面に多数のフィンを張り出させて放熱効果を高めるようにしている。しかし、従来構造のエンジンでは、エンジンが大型化した場合には未だ改善の余地があった。また、いわゆるV型エンジンのように車両の前後に気筒を配列したものでは、特に後側気筒に対する冷却性能の改善が求められるところとなっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、エンジンにおける冷却性能の向上を図ることができる自動二輪車を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、ピストンが摺動可能に組み込まれたシリンダとこのシリンダに対する吸排気を行うためのバルブとを備えたエンジン機能部と、このエンジン機能部に対し前後方向に貫通する通気用開口部を介して車幅方向に並んで配され、エンジン機能部とともにエンジンの気筒を構成し、かつピストンの摺動に伴って回転するクランクシャフトの駆動力を、吸排気バルブを作動させるカムシャフトに伝達するための駆動力伝達部材を収容する伝達部材収容部と、を備えてなるところに特徴を有する。
本発明によれば、車両の走行に伴って生じる走行風を、エンジン機能部と伝達部材収容部との間に設けられた通気用開口部を通過させることができる。したがって、気筒の冷却性能を向上させることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。但し、以下の説明中、左右に関する称呼は車両を前面側から見た場合(車両前面視)を基準として行うものとする。
図1において、1は自動二輪車全体を示しており、車体フレーム2の前端部にはハンドル軸4を回転可能に挿通するヘッドパイプ3が設けられている。ハンドル軸4の上下両端にはアッパ・ロアのブラケット5,6が取り付けられ、これらには一対のフロントフォーク7が挿通されている。両フロントフォーク7の下端部には前輪8が取り付けられており、前輪8はアッパブラケット5に固定されたハンドル9によって操舵可能である。
車体フレーム2の上部には燃料タンク10が支持され、その後方にはシート11が配されている。車体フレーム2の後下部にはピボット軸12が設けられ、このピボット軸12にはリアアーム13の前端側が回動可能に取り付けられ、同アーム13の後端側には後輪14が取り付けられている。
車体フレーム2においてヘッドパイプ3の下部には、車幅方向に分岐して下方へ向けて斜め後方に延びるダウンチューブ15が連続している。また、ヘッドパイプ3には後方へ向けて略水平にメインフレーム(詳細には図示されない)が延出し、後端部には車幅方向に分岐する一対のリアアームブラケット16が下方へ延出している。
両リアアームブラケット16と両ダウンチューブ15の間にはエンジンユニットEが架設され、同エンジンユニットEはその前後部位をリアアームブラケット16とダウンチューブ15の各下端部に連結して全体の支持がなされている。エンジンユニットEは、クランクケース17の上面側に二つの気筒18,19を前後にV字状をなして配列した、いわゆる空冷式のV型エンジンである。
前後の気筒18,19は、共にクランクケース17から斜め前方あるいは後方へ向けて突出するシリンダボディ20,21とその上部に連続するシリンダヘッド22,23を有している。シリンダヘッド22,23はシリンダボディ20,21から全周に亘って外方へ張り出すような大きさを有している。シリンダヘッド22,23の外周面には冷却用のフィン24が高さ方向に複数段設けられ、それぞれは等しい幅をもって外方へ張り出している。シリンダヘッド22,23の上部には、ヘッドカバー25,26が被せ付けられている。
前側気筒18は、シリンダボディ20が自動二輪車の車幅方向に関する中心軸線(図5に示すC線)に対して車両前方視において右側へ偏位して配され、逆に後側気筒19はそのシリンダボディ21が左側へ偏位して配されている。
次に、両気筒18,19の内部構造を図3に基づいて説明する。両気筒18,19は後述する通気用開口部27,28の開口幅に広狭がある点を除き、基本的には同一構造である。
クランクケース17内には、車幅方向に沿ってクランクシャフト29が回転可能に支持されている。クランクシャフト29には車幅方向に距離をおいた二箇所にコンロッド取り付け部30が設けられている(図3、図4ではその片側のもののみが示されている)。各コンロッド取り付け部30では、それぞれ一対のクランクウェブ31と両クランクウェブ31を連結するクランクピン32とが設けられている。このクランクピン32にはコンロッド33を介してピストン34が接続され、同ピストン34はシリンダボディ20,21内を摺動可能である。また、クランクシャフト29における左端部にはカムシャフト駆動スプロケット35が嵌着されている。
一方、シリンダヘッド22,23およびヘッドカバー25,26によって区画された空間内には図示しない吸・排気用のバルブ(本実施形態においては、各気筒において吸気・排気用としてそれぞれ2個ずつが設けられている。但し、図3及び図4では吸気用のバルブ37のみが示され、排気用バルブは車両の前後方向に関して反対側に配置されている)を駆動させるための動弁装置及び点火プラグ36等が組み込まれている。シリンダヘッド22,23とヘッドカバー25,26で区画された上記空間内には、吸気カムシャフト38,39と排気カムシャフト40,41とが共に回転可能に支持されている。吸気カムシャフト38,39の左端部には第1吸気スプロケット42,43が嵌着されている。そして、図2に示すように、カムシャフト駆動スプロケット35と、前側気筒18及び後側気筒19における両第1吸気スプロケット42,43と、これらスプロケット35,42,43の略中央に配置された中間スプロケット44とに伝達チェーン45(駆動力伝達部材)が巻回され、カムシャフト駆動スプロケット35からの駆動力が伝達チェーン45を介して吸気カムシャフト38,39に伝達されるようになっている。
なお、58は伝達チェーン45の張力を調整可能なチェーンテンショナーであり、前後の両気筒18,19における伝達部材収容部B内にそれぞれ組み込まれている。
吸気カムシャフト38,39の左端部であって、第1吸気スプロケット42,43より車幅方向内側には第1吸気スプロケット42,43より小径に形成された第2吸気スプロケット46,47が嵌着されている。一方、排気カムシャフト40,41の端部には排気スプロケット48,49が嵌着され、この排気スプロケット48,49と第2吸気スプロケット46,47との間に巻回されたカムチェーン50,51により、吸気カムシャフト38,39と排気カムシャフト40,41とが同期して回転されるようになっている。
両気筒18,19は以上のように構成されたものであるため、図3及び図4に示すように、各気筒18,19は車幅方向に並ぶ二つの部位に分けることができる。一つは、ピストン34が内部を駆動するシリンダ20〜23、及びシリンダ20〜23に対する吸排気を行うための吸排気用のバルブが配されたエンジン機能部Aである。他の一つは、伝達チェーン45及び吸排気用スプロケット42,43,48,49等のカムシャフト38〜41に対して駆動力を伝達する部材を収容する伝達部材収容部Bであり、この実施形態では伝達部材収容部Bが両気筒18,19における左端部に位置している。
前述したように、両気筒18,19間には一本の伝達チェーン45が共用されているため、伝達部材収容部Bの車幅方向に関する位置は、両気筒18,19間で揃えられており、図5に示すように、両気筒18,19における左端面は面一となっている。また、伝達部材収容部Bにおけるシリンダボディ20,21に対応する高さ範囲(クランクケース17とシリンダヘッド22,23との間の高さ範囲)だけは、エンジン機能部Aとは別体に形成されたサブケース52,53が組み込まれている。サブケース52は伝達チェーン45を収容可能な薄い平型の角筒状に形成され、上下方向に開放して形成され、クランクケース17及びシリンダヘッド22,23の内部にそれぞれ連通している。
両気筒18,19において、サブケース52とシリンダボディ20,21との対向する側面同士の間には、車両の前後方向に貫通して通気用開口部27,28が設けられている。両通気用開口部27,28はサブケース52.53、シリンダボディ20,21、シリンダヘッド22,23、クランクケース17の各外壁面によって区画された空間である。両気筒18,19における通気用開口部27,28は、図5に示すように、車幅方向に関する開口幅が異にしてあり、前側気筒18における通気用開口部27の開口幅(W1)は後側気筒19における通気用開口部28の開口幅(W2:W1>W2)よりも広く設定されている。このことにより、図3及び図4に示すように、前側気筒18のほうが、後側気筒19に比べて車幅方向に関する全幅が大きくなっている(L1>L2)。また、前後の通気用開口部27,28におけるサブケース52,53の内面同士は、車幅方向に関する位置が揃えてある(面一)。このことによって、両通気用開口部27,28は車両の前後方向に関して一部が重複する位置関係となり、したがって車両の走行に伴って生じる走行風は前側の通気用開口部27を通過した後、一部は後側の通気用開口部28を後方へそのまま通り抜けることができるとともに、一部は後側の通気用開口部28の周囲に位置するシリンダボディ21及びシリンダヘッド23に吹き当てられる。
伝達部材収容部Bにおけるサブケース52,53の上部には、エンジン機能部Aにおけるシリンダヘッド22,23側から一体に延出形成された第1ケース部54,55が被せ付けられている。第1ケース部54,55はサブケース52,53の内部と連通する一方で、外面にはシリンダヘッド22,23の各冷却用のフィン24がそのまま連続している。また、伝達部材収容部Bにおける第1ケース部54,55の上面には、エンジン機能部Aのヘッドカバー25,26から一体に延出形成された第2ケース部56,57が被せ付けられ、内部は第1ケース部54,55と連通している。
本実施形態は上記のように構成されたものである。したがって、通気用開口部27,28がエンジン機能部Aと伝達部材収容部Bとの間に設けられているため、走行風をエンジン機能部Aに近い部位を通過させることができるため、気筒18,19に対する冷却性能を高めることができる。本実施形態は前後に二つの気筒18,19を配した場合について説明したが、本発明は単気筒にも適用可能である。
本実施形態からは、以下のような特徴的構造を見出すことができる。
(1)気筒18,19は前後にV字状をなして配列されるとともに、通気用開口部27は少なくとも前側気筒18に設けられている。
このような構成によれば、次のような効果を奏する。
通常のV型エンジンであれば、後側の気筒に対しては自動二輪車の走行に伴って生じた走行風のうち前側気筒の側面を後方に回り込んだものだけが冷却用に有効であった。しかし、本実施形態では前後の気筒18,19に通気用開口部27,28を形成したことで、前側の通気用開口部27を通過した走行風を直接、後側気筒19に吹き当てることができる。したがって、従来に比較して後側気筒19に対する冷却性能を向上させることができる。
(2)伝達部材収容部Bにおける少なくとも通気用開口部27,28に対向する高さ領域は、エンジン機能部Aとは別体部材(サブケース52,53)によって形成されている。
このような構成によれば、伝達部材収容部Bにおける通気用開口部27,28に対応する部分が別体化されているため、エンジン機能部Aにおける通気用開口部27,28に対応した部分の成形が簡単になる。
(3)(2)において、エンジン機能部Aは、ピストン34を摺動可能に組み込むシリンダボディ20,21とこのシリンダボディ20,21の上方に積層されるシリンダヘッド22,23とを備え、通気用開口部27,28はシリンダボディ20,21に対応する高さ範囲に亘って設けられる一方、伝達部材収容部Bは、シリンダヘッド22,23に対応する高さを有して別体化されたサブケース52と、このサブケース52の上部に配されシリンダヘッド22,23から車幅方向へ一体に延設されてサブケース52と連通する第1ケース部54,55とを備えて構成されている。
このような構成によれば、第1ケース部54,55がシリンダヘッド22,23と一体に形成されているため、気筒18,19の構成部品点数を減らして組付け作業性を向上させることができる。
(4)(3)において、シリンダヘッド22,23の上部には同シリンダヘッド22,23内部に連通するヘッドカバー25,26が装着されるとともに、前記伝達部材収容部Bは、前記ヘッドカバー25,26から車幅方向へ一体に延設されて前記第1ケース部54,55の上部に内部を連通させた状態で配される第2ケース部56,57を備えて構成されている。
このような構成によれば、第2ケース部56,57がヘッドカバー25,26と一体に形成されているため、気筒18,19の構成部品点数を減らして組付け作業性を向上させることができる。
(5)(1)において、自動二輪車の車幅方向に関する中心軸線Cに対し、両気筒18,19におけるエンジン機能部Aが車幅方向に関して相互に反対方向へ偏位して配されるとともに、両気筒18,19における伝達部材収容部Bは、中心軸線Cから車幅方向に沿った距離が等しく設定されることで、駆動力伝達部材(伝達チェーン45)は両気筒18,19間に掛け渡されて単一部材を共用する構成となっている。
このような構成によれば、前後の気筒18,19でエンジン機能部Aが車幅方向に相互に反対方向へずれているにも拘わらず、伝達部材収容部Bの車幅方向に関する位置が揃えられている。したがって、駆動力伝達部材(伝達チェーン45)を単一部材化することができるため、製造コストの削減とともに、組付け性にも優れる。
(6)(5)において、自動二輪車の車幅方向に関する中心軸線Cに対し、両気筒18,19のうち後側気筒19におけるエンジン機能部Aが伝達部材収容部Bが配された側に偏位し、前側気筒18におけるエンジン機能部Aが伝達部材収容部Bが配された側とは反対側へ偏位し、かつ前側気筒18における通気用開口部27の開口幅は、後側気筒19における通気用開口部28の開口幅よりも幅広に形成され、両気筒18,19における両通気用開口部27,28は前後方向に関して一部が重複する構成である。
このような構成によれば、前側気筒18の通気用開口部27を通過した走行風は、そのまま後側気筒19の通気用開口部28を通過することができる。したがって、後側気筒19に対する冷却性能の向上に寄与する。
<実施形態2>
実施形態1では吸気カムシャフト38,39と排気カムシャフト40,41とを同期して回転させるために、排気スプロケット48,49と第2吸気スプロケット46,47との間にカムチェーン50,51を巻き掛けしていた。
これに対し、図6に示す実施形態2では、実施形態1の第2吸気スプロケット46,47に代えて吸気用ギヤ59,60を吸気カムシャフト38,39に嵌着し、実施形態1の排気スプロケット48,49に代えて排気用ギヤ61,62を排気カムシャフト40,41に嵌着するとともに、吸気用ギヤ59,60と排気用ギヤ61,62とを噛み合わせることとしている。
他の構成は実施形態1と同様であり、もって実施形態1と同様の作用効果を発揮することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態ではカムシャフト38の駆動力を伝達するための伝達部材として、伝達チェーン45を示したが、ベルトであってもよい。
(2)伝達チェーン45は本実施形態のように、前側気筒18と後側気筒19とで共用した一本のものであったが、両気筒18,19毎に専用のものとすることも可能である。
(3)通気用開口部27,28は必ずしも前後に設ける必要はない。少なくとも前側気筒18に設けられればよい。
(4)本実施形態では、空冷式のV型エンジンを搭載した自動二輪車に適用した場合を説明したが、本発明は、水冷式エンジンに適用することも可能である。
自動二輪車の側面図 伝達チェーンの巻き掛け状況の概略を示す側面図 前側気筒の内部構造の要部の概略を示す正断面図 後側気筒の内部構造の要部の概略を示す正断面図 前側気筒と後側気筒の配置状況の概略を示す平面図 実施形態2における伝達部材収容部を示す側断面図
符号の説明
17…クランクケース
18…前側気筒
19…後側気筒
20,21…シリンダボディ
22,23…シリンダヘッド
25,26…ヘッドカバー
27,28…通気用開口部
29…クランクシャフト
34…ピストン
38,39…吸気カムシャフト
40,41…排気カムシャフト
45…伝達チェーン
52,53…サブケース
54,55…第1ケース部
56,57…第2ケース部
A…エンジン機能部
B…伝達部材収容部

Claims (7)

  1. ピストンが摺動可能に組み込まれたシリンダとこのシリンダに対する吸排気を行うためのバルブとを備えたエンジン機能部と、
    このエンジン機能部に対し前後方向に貫通する通気用開口部を介して車幅方向に並んで配され、前記エンジン機能部とともにエンジンの気筒を構成し、かつ前記ピストンの摺動に伴って回転するクランクシャフトの駆動力を、前記吸排気バルブを作動させるカムシャフトに伝達するための駆動力伝達部材を収容する伝達部材収容部と、
    を備えてなることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記気筒は前後にV字状をなして配列されるとともに、前記通気用開口部は少なくとも前側気筒に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記伝達部材収容部における少なくとも前記通気用開口部に対向する高さ領域は、前記エンジン機能部とは別体部材によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記エンジン機能部は、ピストンを摺動可能に組み込むシリンダボディとこのシリンダボディの上方に積層されるシリンダヘッドとを備え、
    前記通気用開口部は前記シリンダボディに対応する高さ範囲に亘って設けられる一方、前記伝達部材収容部は、前記シリンダヘッドに対応する高さを有して別体化されたサブケースと、このサブケースの上部に配され前記シリンダヘッドから車幅方向へ一体に延設されて前記サブケースと連通する第1ケース部とを備えて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
  5. 前記シリンダヘッドの上部には同シリンダヘッド内部に連通するヘッドカバーが装着されるとともに、前記伝達部材収容部は、前記ヘッドカバーから車幅方向へ一体に延設されて前記第1ケース部の上部に内部を連通させた状態で配される第2ケース部を備えて構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車。
  6. 自動二輪車の車幅方向に関する中心軸線に対し、前記両気筒
    における前記エンジン機能部が車幅方向に関して相互に反対方向へ偏位して配されるとともに、前記両気筒における前記伝達部材収容部は、前記中心軸線から車幅方向に沿った距離が等しく設定されることで、前記駆動力伝達部材は前記両気筒間に掛け渡されて単一部材を共用する構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。
  7. 自動二輪車の車幅方向に関する中心軸線に対し、前記両気筒のうち前記後側気筒における前記エンジン機能部が前記伝達部材収容部が配された側に偏位し、前記前側気筒における前記エンジン機能部が前記伝達部材収容部が配された側とは反対側へ偏位し、
    かつ前記前側気筒における通気用開口部の開口幅は、前記後側気筒における通気用開口部の開口幅よりも幅広に形成され、前記両気筒における前記両通気用開口部は前後方向に関して一部が重複する構成であることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車。
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