JP2009090847A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定された自動走行車速を維持するように加減速制御を行う場合に、自動走行車速が自動走行解除車速付近の速度である場合に、走行路が登坂路である場合でも、加減速制御を無用に中止させないようにする、車両の走行制御装置を提供する。
【解決手段】自動走行車速VAが自動走行解除車速VX1付近の車速Vm1〜Vm2であるか否か判定され、車速Vが減速しているか否か判定され、自動走行車速VAの設定時に、前記両判定が肯定の場合に、自動走行解除車速VX1が所定時間Tc無効にされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速を自動走行車速として設定し、その自動走行車速を維持するように加減速制御を行い、車速が自動走行解除車速以下になった場合には加減速制御を中止する、車両の走行制御装置に関するものである。
従来、ACC(オートクルーズコントロール(自動走行制御))を実行可能な走行制御装置を備えた自動車等の車両では、その走行制御装置によって、車速が一定車速範囲(例えば、40〜100Km/h)内にあるときに、ACCセットSWが操作されると、そのACCセットSWの操作時の車速が自動走行車速として設定されて、ACCが開始され、自動走行車速を維持するように、エンジンスロットルやブレーキ等を介して車両の加減速制御が行われる(例えば、特許文献1参照)。
この種の車両の走行制御装置では、一般に、ACCの実行中に、ACCリセットSWが操作される、或いは、ブレーキ操作が行われると、ACCが解除されるが、更に、車速が自動走行解除車速(例えば、39Km/h)以下になっても、ACCは解除されるようになっている。通常、自動走行解除車速(39Km/h)は、自動走行車速を設定可能な一定車速範囲(40〜100Km/h)の最低車速(40Km/h)よりも1Km/h程度低い車速に設定されている。
尚、特許文献1の車両の走行制御装置は、ACCの実行中に、走行路の制限速度を認識し、その制限速度を自動走行車速が超過している場合に、乗員に報知するものである。
特開2006−321354号公報
ACCを実行可能な走行制御装置では、ACCの開始時における特性上、また、運転者はACCを開始させる際に、ACCセットSWの操作時或いは操作前からアクセル操作を解除していることも多いことから、走行路が登坂路である場合に、ACCセットSWが操作されると、そのACCセットSWの操作時から車速が一旦低下してから、ACCが効き始めて、車速が自動走行車速に近づくように上昇する、という場合が多くある。
以上のことから、ACCセットSWの操作時、つまり、自動走行車速の設定時に、その自動走行車速が自動走行解除車速(39Km/h)付近の車速(例えば、40〜50Km/h)である場合に、走行路が登坂路である場合には、運転者がACCセットSWを操作してACCを開始させても、そのACCセットSWの操作時から車速が低下して自動走行解除車速(39Km/h)以下になり、ACCが解除されるという問題が起こり得る。
本発明の目的は、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速を自動走行車速として設定し、その自動走行車速を維持するように加減速制御を行い、車速が自動走行解除車速以下になった場合には加減速制御を中止する、車両の走行制御装置において、自動走行車速が自動走行解除車速付近の速度である場合に、走行路が登坂路である場合でも、加減速制御を無用に中止させないようにすること、等である。
請求項1の車両の走行制御装置は、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速を自動走行車速として設定する車速設定手段と、この車速設定手段で設定された自動走行車速を維持するように加減速制御を行うとともに、車速が予め設定された自動走行解除車速以下になった場合には前記加減速制御を中止する走行制御手段とを備えた車両の走行制御装置において、前記車速設定手段は、前記自動走行車速が前記自動走行解除車速付近の車速であるか否か判定する設定車速判定手段と、車速が減速しているか否か判定する減速判定手段と、前記自動走行車速の設定時に、前記設定車速判定手段及び減速判定手段が共に肯定判定した場合に、前記自動走行解除車速を所定時間無効にする自動走行解除車速無効手段とを備えたことを特徴とする。
この車両の走行制御装置では、車速設定手段により、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速が、例えば、一定車速範囲(例えば、40〜100Km/h)内にあるときに、その車速が自動走行車速として設定されて、走行制御手段により、車速設定手段で設定された自動走行車速を維持するように加減速制御が行われるとともに、車速が予め設定された自動走行解除車速(例えば、39Km/h)以下になった場合には加減速制御が中止される。
ここで、車速設定手段において、設定車速判定手段により、自動走行車速が自動走行解除車速(39Km/h)付近の車速(例えば、40〜50Km/h)であるか否か判定され、減速判定手段により、車速が減速しているか否か判定され、自動走行車速の設定時に、設定車速判定手段及び減速判定手段により共に肯定判定された場合に、自動走行解除車速が所定時間(例えば、10秒間)無効にされる。
従って、自動走行スイッチの操作時、つまり、自動走行車速の設定時に、その自動走行車速が自動走行解除車速(39Km/h)付近の車速(40〜50Km/h)である場合に、走行路が登坂路である場合には、自動走行スイッチの操作時から車速が低下して自動走行解除車速以下になる虞があるが、自動走行解除車速が所定時間無効にされるため、加減速制御が無用に中止されることがなくなり、また、自動走行スイッチの操作時から所定時間経過する迄に、加減速制御により車速が上昇し走行解除車速よりも大きくなると、自動走行解除車速が再度有効にされて、自動走行制御が継続的に実行される。
ここで、従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記自動走行解除車速無効手段は、前記自動走行解除車速を設定された元の自動走行解除車速よりも低い低車速に設定する(請求項2)。前記自動走行解除車速無効手段の作動中に、車速が元の自動走行解除車速よりも大きくなった場合に、前記自動走行解除車速を元の自動走行解除車速に戻すように構成される(請求項3)。
前記減速判定手段は、車速の変化に基づいて減速しているか否か判定する(請求項4)。前記減速判定手段は、走行路が登坂路であるか否か検出する登坂路検出手段を有し、登坂路である場合に肯定判定する(請求項5)。前記減速判定手段は、ナビゲーションシステムの地図データにおける勾配情報に基づいて走行路が登坂路であるか否か検出し、登坂路である場合に肯定判定する(請求項6)。
請求項1の車両の走行制御装置によれば、車速設定手段が、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速を自動走行車速として設定するとともに、自動走行車速が自動走行解除車速付近の車速であるか否か判定する設定車速判定手段と、車速が減速しているか否か判定する減速判定手段と、自動走行車速の設定時に、設定車速判定手段及び減速判定手段が共に肯定判定した場合に、自動走行解除車速を所定時間無効にする自動走行解除車速無効手段とを備えたので、自動走行スイッチの操作時、つまり、自動走行車速の設定時に、その自動走行車速が自動走行解除車速付近の車速である場合に、走行路が登坂路である場合には、自動走行スイッチの操作時から車速が低下して自動走行解除車速以下になる虞があるが、自動走行解除車速を所定時間無効にするため、加減速制御を無用に中止させないようにすることができ、自動走行スイッチの操作時から所定時間経過する迄に、加減速制御により車速が上昇し走行解除車速よりも大きくなると、自動走行解除車速を再度有効にして、自動走行制御を継続的に実行できる。
請求項2の車両の走行制御装置によれば、自動走行解除車速無効手段は、自動走行解除車速を設定された元の自動解除車速よりも低い低車速に設定するので、加減速制御を確実に無用に中止させないようにすることができ、自動走行スイッチの操作時から所定時間経過する迄に、加減速制御により車速が上昇し元の走行解除車速よりも大きくなると、自動走行解除車速を低車速から元の自動走行解除車速に戻すことで、その元の自動走行解除車速を再度有効にして、自動走行制御を継続的に実行でき、走行路が非常に急勾配の登坂路の場合には、車速が下回るような低車速とすることで、加減速制御を無理に実行させないように中止できる。
請求項3の車両の走行制御装置によれば、自動走行解除車速無効手段の作動中に、車速が元の自動走行車速よりも大きくなった場合に、自動走行解除車速を元の自動走行車速車速に戻すように構成したので、自動走行スイッチの操作時から所定時間経過する迄に、加減速制御により車速が上昇し元の走行解除車速よりも大きくなると、その時点で、自動走行解除車速を低車速から元の自動走行解除車速に戻して、自動走行制御を継続的に実行できる。
請求項4の車両の走行制御装置によれば、減速判定手段は、車速の変化に基づいて減速しているか否か判定し、請求項5の車両の走行制御装置によれば、減速判定手段は、走行路が登坂路であるか否か検出する登坂路検出手段を有し、登坂路である場合に肯定判定し、請求項6の車両の走行制御装置によれば、減速判定手段は、ナビゲーションシステムの地図データにおける勾配情報に基づいて走行路が登坂路であるか否か検出し、登坂路である場合に肯定判定するので、夫々、車速が減速しているか否か確実に判定できる。
本発明の車両の走行制御装置では、車速設定手段により、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速が自動走行車速として設定され、走行制御手段により、車速設定手段で設定された自動走行車速を維持するように加減速制御が行われるとともに、車速が予め設定された自動走行解除車速以下になった場合には加減速制御が中止され、車速設定手段において、設定車速判定により、自動走行車速が自動走行解除車速付近の車速であるか否か判定され、減速判定手段により、車速が減速しているか否か判定され、自動走行解除車速無効手段により、自動走行車速の設定時に、設定車速判定手段及び減速判定手段が共に肯定判定した場合に、自動走行解除車速が所定時間無効にされる。
図1、図2に示すように、自動車等の車両の走行制御装置1は、コンピュータを含む制御ユニット2を有し、その制御ユニット2が、車両走行時にACCセットSW10(自動走行スイッチ)が操作された時の車速Vを自動走行車速VAとして設定する車速設定部3(車速設定手段)と、この車速設定部3で設定された自動走行車速VAを維持するように加減速制御、即ち自動走行制御(以下、ACCという)を行うとともに、車速Vが予め設定された自動走行解除車速VX以下になった場合にはACCを中止する走行制御部4(走行制御手段)とを備えている。
走行制御装置1は、SW類として、前記ACCセットSW10を備え、その他に、例えば、設定車速アップSW11、設定車速ダウンSW12、ACCリセットSW13を備え、これらSW10〜13は制御ユニット2に電気的に接続されている。
ACCセットSW10は、走行制御部4によるACCの非実行中に、ACCを開始させるために操作するとともに、その操作時の車速Vを自動走行車速VAとして設定するために操作するSWである。尚、設定車速アップSW11は、自動走行車速VAを上げるために操作するSWであり、設定車速ダウンSW12は、自動走行車速VAを下げるために操作するSWであり、ACCリセットSW13は、走行制御部4によるACCの実行中に、ACCを中止させるために操作するSWである。
また、制御ユニット2には、車速センサ15、アクセルセンサ16、ブレーキセンサ17、車載カメラ18、ナビゲーションシステム19、エンジンスロットル20、ブレーキ21が電気的に接続され、SW10〜13とセンサ15〜17からの信号に基づいて、車速設定部3が作動するとともに、走行制御部4が作動して、エンジンスロットル20とブレーキ21を制御することでACCを行う。
車速設定部3は、車両走行時にACCセットSW10が操作された時に車速センサ15から受ける車速Vが一定車速範囲V1〜V2(例えば、V1=40Km/h、V2=100Km/h)内にあるときに、その車速Vを自動走行車速VAとして設定する。
そして、車速設定部3は、自動走行車速VAが自動走行解除車速VX1(例えば、VX1=39Km/h)付近の車速Vm1〜Vm2(例えば、Vm1=40Km/h、Vm2=50Km/h)であるか否か判定する設定車速判定部3a(設定車速判定手段)、車速センサ15から受ける車速Vの変化に基づいて減速しているか否か判定する減速判定部3b(減速判定手段)、自動走行車速VAの設定時に、設定車速判定部3a及び減速判定部3bが共に肯定判定した場合に、自動走行解除車速VX1(39Km/h)を自動走行車速VAの設定時から所定時間Tc(例えば、Tc=10秒)無効にする自動走行解除車速無効部3c(自動走行解除車速無効手段)を備えている。
尚、減速判定部3bが、前記のように、車速Vの変化に基づいて減速しているか否か判定する場合、車載カメラ18とナビゲーションシステム19を省略可能である。但し、減速判定部3bが、走行路が登坂路であるか否か検出する登坂路検出手段を有し、登坂路である場合に、減速していると肯定判定するようにしてもよい。この登坂路検出手段として、車載カメラ18とナビゲーションシステム19の少なくとも一方を採用可能である。
車載カメラ18を採用する場合、減速判定部3bが、車両前方を撮像した車載カメラ18の画像データを解析して、走行路が登坂路であるか否か検出できる。また、ナビゲーションシステム19を採用する場合、減速判定部3bが、ナビゲーションシステム19の地図データにおける勾配情報に基づいて走行路が登坂路であるか否か検出できる。
自動走行解除車速無効部3cは、自動走行解除車速VXを設定された元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも低い低車速VX2(例えば、VX2=30Km/h)に設定し、自動走行解除車速無効部3cの作動中に、自動走行車速VAの設定時から所定時間Tc(10秒)経過した場合、或いは、車速Vが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも大きくなった場合に、自動走行解除車速VXを元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)に戻すように構成されている。尚、自動走行解除車速無効部3cが作動しない場合には、自動走行車速VAの設定時から、自動走行解除車速VXが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)に設定される。
尚、車速設定部3では、自動走行車速VAが設定されて、その自動走行車速VAが有効な場合に、設定車速アップSW11が操作されると、自動走行車速VAが一定車速範囲V1〜V2(40〜100Km/h)内で上がるように更新設定され、設定車速ダウンSW12が操作されると、自動走行車速VAが一定車速範囲V1〜V2(40〜100Km/h)内で下るように更新設定される。
ここで、走行制御部4では、ACCセットSW10が操作されるとACCが開始され、ACCの実行中に、ACCリセットSW13が操作される、或いは、ブレーキが操作される、或いは、車速Vが自動走行解除車速VX以下になると、ACCが解除される。このブレーキ操作は、ブレーキセンサ17からの信号を受けて検知される。尚、アクセルが踏み込まれるように操作されたときには、ACCが中断される。このアクセル操作は、アクセルセンサ16からの信号を受けて検知される。
次に、車速判定部3が実行する本案特徴部分を含む主要な車速判定処理について、図3のフローチャートに基づいて説明し、その際の車速V等を、図4、図5のタイムチャートに基づいて説明する。尚、図3のフローチャートで示す車速判定処理を実行する為のプログラムは制御ユニット2のコンピュータROMに記憶されている。
図3に示すように、この車速判定処理は、車両のイグニションスイッチがオンされると開始され、先ず、ACCセットSW10がオンか否か判定され(S1)、S1;Yes の場合、ACCセットSW10がオンされた時の車速Vが一定車速範囲V1〜V2(40〜100Km/h)内であるか否か判定される(S2)。S2;Yes の場合、ACCセットSW10がオンされた時の車速Vが自動走行車速VAとして設定され、その自動走行車速VAを維持するようにACCが開始される(S3)。
次に、自動走行車速VAが自動走行解除車速VX1(39Km/h)付近の車速Vm1〜Vm2(40〜50Km/h)であるか否か判定され(S5)、S5;Yes の場合、車速Vが減速しているか否か判定される(S6)。S5;Noの場合、或いは、S6;Noの場合、自動走行解除車速VXとして元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)が設定され(S7)、その後、車速Vが自動走行解除車速VX1(39Km/h)以下か否か判定され(S8)、S8;Noの場合、リターンし、S8;Yes の場合、ACCが解除され(S9)、リターンする。
一方、S6;Yes の場合、自動走行解除車速VXとして元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも低い低車速VX2(30Km/h)が設定され(S10)、その後、タイマTが計時され(S11)、そのタイマTがTc(10秒)以上か否か判定され(S12)、つまり、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc(10秒)経過したか否か判定される。尚、S10の段階でタイマTは0にリセットされているものとする。
S12;Noの場合、車速Vが自動走行解除車速VX2(30Km/h)以下か否か判定され(S13)、S13;Noの場合、車速Vが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも大きいか否か判定され(S14)、S14;Noの場合、S11へリターンし、S11〜S14が繰返し実行される。
ここで、S12;Yes の場合、つまり、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc(10秒)経過すると、また、S14;Yes の場合、つまり、車速Vが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも大きくなると、夫々、S7へ移行し、自動走行解除車速VXとして元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)が設定される(S7)。また、S13;Yes の場合、つまり、車速Vが自動走行解除車速VX2(30Km/h)以下になると、S9へ移行し、ACCが解除される。
尚、S1;Noの場合、或いは、S2;Noの場合、S15へ移行し、ACCが実行中であるか否か判定され(S15)、S15;Noの場合には、S1へリターンし、S15;Yes の場合には、S8へ移行する。
図4は走行路が平坦路である場合に、車速Vが自動走行解除車速VX1(39Km/h)付近の車速Vm1〜Vm2(40〜50Km/h)である場合に、ACCセットSW10を操作した場合の車速V、即ち、図3のフローチャートにおける、S1;Yes 、S2;Yes 、S5;Yes 、S6;Noの場合の車速V等を示している。
このタイムチャートで示すように、走行路が平坦路であるため、ACCセットSW10の操作時或いは操作前からアクセル操作を解除していても、そのACCセットSW10の操作時の車速Vは減速状態にならず、車速Vが殆ど低下せずに、車速Vが設定車速VAとなるように、ACCが行われる。
一方、図5は走行路が登坂路である場合に、車速Vが自動走行解除車速VX1(39Km/h)付近の車速Vm1〜Vm2(40〜50Km/h)である場合に、ACCセットSW10を操作した場合の車速V、即ち、図3のフローチャートにおける、S1;Yes 、S2;Yes 、S5;Yes 、S6;Yes 、S12;No、S14;Yes の場合の車速V等を示している。
このタイムチャートで示すように、走行路が登坂路であるため、ACCの開始時における特性上、また、特に、ACCセットSW10の操作時或いは操作前からアクセル操作を解除している場合、ACCセットSW10の操作時の車速Vは減速状態になり、ACCセットSW10の操作時から車速Vが一旦低下してから、ACCが効き始めるため、自動走行解除車速VXが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)であると、車速Vが自動走行解除車速VX1(39Km/h)以下になって、ACCが解除される虞がある。
そこで、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc(10秒)経過する迄は、自動走行解除車速VXが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも低い低車速VX2(30Km/h)に設定され、これにより、車速Vが自動走行解除車速VX2(30Km/h)以下になることがなく、車速Vが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)よりも大きくなると、自動走行解除車速VXが元の自動走行解除車速VX1(39Km/h)に再度設定されるが、車速Vが自動走行解除車速VX1(39Km/h)以下にならずに、車速Vが自動走行車速VAに維持されるように、ACCが行われる。
以上説明した車両の走行制御装置1によれば次の効果を奏する。
車速設定部3が、車両走行時にACCセットSW10が操作された時の車速Vを自動走行車速VAとして設定するとともに、自動走行車速VAが自動走行解除車速VX1付近の車速Vm1〜Vm2であるか否か判定する設定車速判定部3aと、車速Vが減速しているか否か判定する減速判定部3bと、自動走行車速VAの設定時に、設定車速判定部3a及び減速判定部3bが共に肯定判定した場合に、自動走行解除車速VX1を所定時間Tc無効にする自動走行解除車速無効部3cとを備えた。
従って,ACCセットSW10の操作時、つまり、自動走行車速VAの設定時に、その自動走行車速VAが自動走行解除車速VX1付近の車速である場合に、走行路が登坂路である場合には、ACCセットSW10の操作時から車速Vが低下して自動走行解除車速VX1以下になる虞があるが、自動走行解除車速VX1を所定時間Tc無効にするため、ACCを無用に中止させないようにすることができ、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc経過する迄に、ACCにより車速Vが上昇し走行解除車速VX1よりも大きくなると、自動走行解除車速VX1を再度有効にして、ACCを継続的に実行できる。
自動走行解除車速無効部3cは、自動走行解除車速VXを設定された元の自動解除車速VX1よりも低い低車速VX2に設定するので、ACCを確実に無用に中止させないようにすることができ、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc経過する迄に、ACCにより車速Vが上昇し元の走行解除車速VX1よりも大きくなると、自動走行解除車速VXを低車速VX2から元の自動走行解除車速VX1に戻すことで、その元の自動走行解除車速VX1を再度有効にして、ACCを継続的に実行でき、走行路が非常に急勾配の登坂路の場合には、車速Vが下回るような低車速VX2とすることで、ACCを無理に実行させないように中止できる。
自動走行解除車速無効部3cの作動中に、車速Vが元の自動走行車速VX1よりも大きくなった場合に、自動走行解除車速VXを元の自動走行車速車速VX1に戻すように構成したので、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc経過する迄に、ACCにより車速Vが上昇し元の走行解除車速VX1よりも大きくなると、その時点で、自動走行解除車速VXを低車速VX2から元の自動走行解除車速VX1に戻して、ACCを継続的に実行できる。
減速判定手段は、車速の変化に基づいて減速しているか否か判定し、請求項5の車両の走行制御装置によれば、減速判定手段は、走行路が登坂路であるか否か検出する登坂路検出手段を有し、登坂路である場合に肯定判定し、請求項6の車両の走行制御装置によれば、減速判定手段は、ナビゲーションシステムの地図データにおける勾配情報に基づいて走行路が登坂路であるか否か検出し、登坂路である場合に肯定判定するので、夫々、車速が減速しているか否か確実に判定できる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。例えば、図3のS14を省略して、S13;Noの場合にS11へリターンさせてもよい。つまり、ACCセットSW10の操作時に、自動走行解除車速VXに低車速VX2を設定した場合には、ACCセットSW10の操作時から所定時間Tc経過した場合にのみ、自動走行解除車速VXを元の自動走行解除車速VX1に戻すようにしてもよい。
V1、V2、Vm1、Vm2、VX1、VX2、Tcについては、括弧書きの具体的数値に限定される訳でなく、種々の数値を適宜設定可能であり、特に、VX2については0に設定してもよい。尚、本発明については、車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速を自動走行車速として設定する車速設定手段と、この車速設定手段で設定された自動走行車速を維持するように加減速制御を行うとともに、車速が予め設定された自動走行解除車速以下になった場合には前記加減速制御を中止する走行制御手段とを備えた車両の走行制御装置に適用可能である。
本発明の車両の走行制御装置の構成ブロック図である。 制御ユニットの構成ブロック図である。 設定車速処理のフローチャートである。 平坦路でのACC実施における車速等を示すタイムチャートである。 登坂路でのACC実施における車速等を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 走行制御装置
2 制御ユニット
3 車速設定部
4 走行制御部置
3a 設定車速判定部
3b 減速判定部
3c 自動走行解除車速無効部
10 ACCセットSW
18 車載カメラ
19 ナビゲーションシステム

Claims (6)

  1. 車両走行時に自動走行スイッチが操作された時の車速を自動走行車速として設定する車速設定手段と、この車速設定手段で設定された自動走行車速を維持するように加減速制御を行うとともに、車速が予め設定された自動走行解除車速以下になった場合には前記加減速制御を中止する走行制御手段とを備えた車両の走行制御装置において、
    前記車速設定手段は、
    前記自動走行車速が前記自動走行解除車速付近の車速であるか否か判定する設定車速判定手段と、
    車速が減速しているか否か判定する減速判定手段と、
    前記自動走行車速の設定時に、前記設定車速判定手段及び減速判定手段が共に肯定判定した場合に、前記自動走行解除車速を所定時間無効にする自動走行解除車速無効手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 前記自動走行解除車速無効手段は、前記自動走行解除車速を設定された元の自動走行解除車速よりも低い低車速に設定することを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  3. 前記自動走行解除車速無効手段の作動中に、車速が元の自動走行解除車速よりも大きくなった場合に、前記自動走行解除車速を元の自動走行解除車速に戻すように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の車両の走行制御装置。
  4. 前記減速判定手段は、車速の変化に基づいて減速しているか否か判定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の走行制御装置。
  5. 前記減速判定手段は、走行路が登坂路であるか否か検出する登坂路検出手段を有し、登坂路である場合に肯定判定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の走行制御装置。
  6. 前記減速判定手段は、ナビゲーションシステムの地図データにおける勾配情報に基づいて走行路が登坂路であるか否か検出し、登坂路である場合に肯定判定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の走行制御装置。
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