JP2009090755A - テールロータ - Google Patents

テールロータ Download PDF

Info

Publication number
JP2009090755A
JP2009090755A JP2007261729A JP2007261729A JP2009090755A JP 2009090755 A JP2009090755 A JP 2009090755A JP 2007261729 A JP2007261729 A JP 2007261729A JP 2007261729 A JP2007261729 A JP 2007261729A JP 2009090755 A JP2009090755 A JP 2009090755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helicopter
propeller
tail
tail rotor
forward flight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007261729A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hirai
誠 平井
Harumi Tsukada
はるみ 塚田
Katsuya Matsuzaki
克也 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007261729A priority Critical patent/JP2009090755A/ja
Publication of JP2009090755A publication Critical patent/JP2009090755A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができるテールロータを提供すること。
【解決手段】ヘリコプタのテールブーム5の後端部に配置されるテールロータ10であって、複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラ11と、両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラ11を収容するダクト12と、前記プロペラ11および前記ダクト12を、前記テールブーム5に対して回動させる回動機構と、前記プロペラ11を回転させる回転力伝達機構駆動と、前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されて推力を発生するテールロータに関するものである。
ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されて推力を発生するテールロータとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開平8−198194号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたテールロータは、垂直尾翼と一体的に(一緒に)回動するようになっている。そのため、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼が抵抗となり、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができないといった問題点があった。
また、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼の角度に応じたZ軸周りの力(ヨー力)が、機体に作用し、操縦士(パイロット)に違和感を与えてしまうといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができるテールロータを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るテールロータは、ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されるテールロータであって、複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラと、両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラを収容するダクトと、前記プロペラおよび前記ダクトを、前記テールブームに対して回動させる回動機構と、前記プロペラを回転させる回転力伝達機構駆動と、前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えている。
本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合に、ホバリングモード(図2(b)中の二点鎖線で示す位置)に固定され、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、高速前進飛行モード(図2(b)中の実線で示す位置)に固定されることとなるので、操縦士は、通常の一方向(一側方)にのみ推力を発生するテールロータを備えたヘリコプタと同じ操縦感覚でヘリコプタを操縦することができる。
また、本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼による抵抗およびヨー力が発生しないので、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができる。
さらに、前進飛行時には、前進力として寄与する力(補助推力)を発生させることができる。
本発明に係るヘリコプタは、例えば、ホバリング時には、トルク効果を打ち消すための力を発生させることができ、前進飛行時には、前進力として寄与する(補助)推力を発生させることができるテールブームを備えている。
本発明に係るヘリコプタによれば、テールロータにより発生した力が、ホバリング時には、主としてメインロータのトルク作用を打ち消すのに利用され、前進飛行時には、主として前進力を得るのに利用されることとなる。
そして、テールロータにより発生した推力を、前進飛行時における前進力に寄与させる(利用する)ことができるので、ヘリコプタの前進速度を増加させ、ヘリコプタの高速化を図ることができる。
本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができるという効果を奏する。
以下、本発明に係るテールロータの一実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。
なお、図1は、本実施形態に係るテールロータ10を具備したヘリコプタ(「回転翼航空機」ともいう。)1の概略全体斜視図である。
図1に示すように、ヘリコプタ1は、胴体2と、胴体2の上方に配置されたメインロータ3と、胴体2の下方に配置された降着装置4と、胴体2の後方に配置されたテールブーム5と、このテールブーム5の後端部に配置されたテールロータ(tail rotor)10とを主たる要素として構成されている。
図2(a)および図2(b)に示すように、テールロータ10は、少なくとも一つ(本実施形態では二つ)のプロペラ(ファン)11と、これらプロペラ11を収容する一つのケーシング(ダクト)12とを備えている。
プロペラ11はそれぞれ、図示しない原動機(例えば、ガスタービンエンジン等)の回転力が、図示しないメイン・ギアボックス、後述するドライブ・シャフト(駆動軸)13および回転力伝達機構14を介して与えられることにより、回転させられるようになっている。そして、プロペラ11が回転することによって、プロペラ11の一面側(本実施形態では図2の紙面奥側)に存する空気が、プロペラ11の他面側(本実施形態では図2の紙面手前側)へ、すなわち、テールブーム5の右側面側に存する空気が、ケーシング12内を通ってテールブーム5の左側面側へ送出されるようになっている。
図2(a)に示すように、ケーシング12は、内部に断面視略楕円形状の流路を有するダクト、すなわち、一端面(図2の紙面奥側)および他端面(図2の紙面手前側)の双方に、平面視略楕円形状の開口部を有するチューブ状の部材である。また、図2(b)に示すように、このケーシング12は、後述する回動機構15を介してヘリコプタ1のZ軸(ヨー軸:垂直軸)に沿って延びる回動軸16まわりに90°回動するようになっている。
なお、図2(b)中の実線による白抜き矢印F1は、ケーシング12が実線の位置(高速前進飛行モード)にあるとき、すなわち、プロペラ11の他面側およびケーシング12の他側面が、後方(真後ろ)を向いているときに、プロペラ11が発生する力(より詳しくは、前進力として寄与する力(補助推力))を示している。また、図2(b)中の二点鎖線による白抜き矢印F2は、ケーシング12が二点鎖線の位置(ホバリングモード)にあるとき、すなわち、プロペラ11の他面側およびケーシング12の他側面が、左方を向いているときに、プロペラ11が発生する力(より詳しくは、ホバリング時においてトルク効果を打ち消すための力)を示している。
つぎに、図3を参照しながら、プロペラ11を回転させる回転力伝達機構14について説明する。
回転力伝達機構14は、ヘリコプタ1のZ軸に沿って延びる第1の回転軸17と、ヘリコプタ1のXY平面(Z軸と直行する平面)に沿って一方のプロペラ11に向かって延びる第2の回転軸18と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って他方のプロペラ11に向かって延びる第3の回転軸19とを備えている。
第1の回転軸17は、ヘリコプタ1のZ軸に沿って、ケーシング12の中央部に形成された凹所20内に収められており、軸受(ベアリング)21を介して、凹所20に対して回転可能に支持されている。また、第1の回転軸17の一端部(図3において上端部)には、かさ歯車(ベベル・ギア)22が取り付けられており、第1の回転軸17の他端部(図3において下端部)には、かさ歯車23が取り付けられている。
第2の回転軸18は、軸受(図示せず)を介して、ケーシング12に対して回転可能に支持されている。また、第2の回転軸18の一端部(図3において左端部)には、かさ歯車24が取り付けられており、第2の回転軸18の他端部(図3において右端部)には、かさ歯車25が取り付けられている。
第3の回転軸19は、軸受(図示せず)を介して、ケーシング12に対して回転可能に支持されている。また、第3の回転軸19の一端部(図3において左端部)には、かさ歯車26が取り付けられており、第3の回転軸19の他端部(図3において右端部)には、かさ歯車(図示せず)が取り付けられている。
かさ歯車22は、ドライブ・シャフト13の一端部(後端部)に取り付けられたかさ歯車27と噛み合い、かさ歯車23は、かさ歯車25,26と噛み合っている。また、かさ歯車25,26はそれぞれ、かさ歯車23とのみ噛み合っている。そして、ドライブ・シャフト13が回転すると、この回転にあわせて第1の回転軸17、第2の回転軸18、および第3の回転軸19も一緒に回転するようになっている。
なお、ドライブ・シャフト13の他端部(前端部)は、図示しないメイン・ギアボックスを構成する歯車(図示せず)と噛み合っている。
また、図3中の符号28は、ドライブ・シャフト13の回転数を調整する(増減させる)変速機構である。この部分の回転数を調整することにより、ケーシング12が回動する際に、プロペラ11の回転数が変化してしまうことを抑制することができる。
つづいて、図3ないし図4を参照しながら、ケーシング12を回動させる回動機構15について説明する。
回動機構15は、ヘリコプタ1のXY平面に沿って、ケーシング12の中央部上面とテールブーム5との間、およびケーシング12の中央部上面とテールブーム5との間にそれぞれ配置された環状の軸受(ベアリング)31と、ヘリコプタ1のZ軸に沿って、ケーシング12の中央部から上方に向かって突出する中空円筒部32の上面(上端面)にその一端が取り付けられて、ケーシング12全体を回動させるリンク機構33とを備えている。
リンク機構33は、ヘリコプタ1のX軸(ロール軸:水平前後軸)に沿って延びるとともに、ヘリコプタ1のX軸に沿って往復移動する第1のリンク34と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って延びるとともに、一端部がヒンジピン35を介して第1のリンク34の一端部(後端部)と接続(連結)され、他端部がヒンジピン36を介して中空円筒部32の上面と接続(連結)された第2のリンク37とを備えている。そして、第1のリンク34が前方に引っ張られると、第2のリンク37も前方に引っ張られ、ケーシング12全体が上方から見て反時計方向に回動することとなる。また、第1のリンク34が後方に押されると、第2のリンク37も後方に押され、ケーシング12全体が上方から見て時計方向に回動することとなる。
なお、第1のリンク34の他端部(前端部)は、ヒンジピン(図示せず)を介してアクチュエータ(図示せず)と接続(連結)されている。また、このアクチュエータには、制御器(図示せず)からヘリコプタ1の機速に応じた指令信号(例えば、ホバリング時にはケーシング12を図2(b)の二点鎖線の位置に回動させる信号、高速前進飛行時には、ケーシング12を図2(b)の実線の位置に回動させる信号)が入力されるようになっている。
つぎに、図5ないし図6を参照しながら、プロペラ11の全ブレード11a(図5参照)のピッチ角(翼角)を同時に同量変更するピッチ角変更機構41について説明する。なお、図5は、ケーシング12が、図2(b)の実線の位置にある状態を示している。
ピッチ角変更機構41は、ヘリコプタ1のX軸に沿って延びるとともに、ヘリコプタ1のX軸に沿って往復移動するピッチリンク42と、凹所20内に収められ、ピッチリンク42によって操作されるスライダ機構43とを備えている。
ピッチリンク42の一端部(後端部)には、当接部42aが設けられており、ピッチリンク52の他端部(前端部)は、ヒンジピン(図示せず)を介してアクチュエータ(図示せず)と接続(連結)されている。また、このアクチュエータには、制御器(図示せず)からの指令信号が入力されるようになっている。
スライダ機構43は、上方から下方に向かって、ヘリコプタ1のZ軸に沿って往復移動する第1のスライダ部材44および第2のスライダ部材45と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って往復移動する第3のスライダ部材46および第4のスライダ部材47とを備えている。
第1のスライダ部材44は、上端面44aがカム面(前方側から後方側にかけて次第に高くなる面)とされ、下端面44bが平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた中空円筒状の部材であり、半径方向内側に形成された中空部には、第1の回転軸17(図3参照)が通されている。また、この第1のスライダ部材44は、テールブーム5およびケーシング12に対しては、ヘリコプタ1のZ軸に沿って往復移動可能に構成されているが、テールブーム5に対しては、回動(回転)しないように構成されている。
第2のスライダ部材45は、上端面45aおよび下端面45bがそれぞれ平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた中空円筒状の部材であり、半径方向内側に形成された中空部には、第1の回転軸17(図3参照)が通されている。また、下端面45bには、ヘリコプタ1のZ軸に沿って下方に延びるロッド45cが設けられており、ロッド45cの先端部(下端部)には、当接部45dが設けられている。さらに、この第2のスライダ部材45は、テールブーム5に対して、ケーシング12とともに回動するように構成されている。
なお、第1のスライダ部材44の下端面44bと第2のスライダ部材45の上端面45aとの間、および第2スライダ部材45の外周面45eと中空円筒部32の内周面32aとの間にはそれぞれ、軸受(ベアリング)48が配置されている。
第3のスライダ部材46は、上端面46aがカム面(一側(図5において右側)から他側(図5において左側)にかけて次第に高くなる面)とされ、下端面46bが平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた板状の部材である。また、下端面46bには、ヘリコプタ1のZ軸に沿って下方に延びるロッド46cが設けられている。さらに、この第3のスライダ部材46は、テールブーム5に対して、ケーシング12および第2のスライダ部材45とともに回動するように構成されている。
なお、第3のスライダ部材46は、図示しない付勢部材(例えば、バネ)によって一側(図5において右側)に付勢されており、ピッチリンク42が前方端に位置するとき、すなわち、制御器が全ブレード11aのピッチ角を0度にせよとの指令信号を出力した際、ピッチ角0度の位置に自動的に復帰させられるようになっている。
第4のスライダ部材47は、平面視円形状を呈する板状の部材であり、各ファン11に対してそれぞれ一つずつ設けられている。第4のスライダ部材47が二以上ある場合、すなわち、本実施形態のようにファン11が二つ設けられている場合、第4のスライダ部材47と第4のスライダ部材47とは、連結部材49を介して連結(結合)されている。また、連結部材49の中央部は、ロッド46cの一端部(下端部)と連結(結合)されており、第3のスライダ部材46、ロッド46c、連結部材49、および第4のスライダ部材47は、ヘリコプタ1のXY平面に沿って、一体的に(一体物として)移動することとなる。
第4のスライダ部材47の一面(図5において左側の面)47a側には、ファン11(より詳しくは、ブレード11a)とともに回転するローテーティング・ディスク50が設けられており、各ブレード11aの前縁部とローテーティング・ディスク50とは、翼角変更用のリンク51を介して連結(結合)されている。
なお、各ブレード11aは、ピン11bを介してハブ11cに揺動可能に取り付けられている。また、第4のスライダ部材47の一面47aとローテーティング・ディスク50の一面(図5において右側の面)50aとの間には、軸受(ベアリング)52が配置されている。
そして、ピッチリンク42が後方に押されると、第1のスライダ部材44および第2のスライダ部材45が下方に移動し、第3のスライダ部材46、第4のスライダ部材47、およびローテーティング・ディスク50がブレード11aのピッチ角を大きくする方向に移動することとなる。一方、ピッチリンク42が前方に引っ張られると、第1のスライダ部材44および第2のスライダ部材45が上方に移動し、第3のスライダ部材46、第4のスライダ部材47、およびローテーティング・ディスク50がブレード11aのピッチ角を小さくする方向に移動することとなる。
本実施形態に係るテールロータ10によれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合に、ホバリングモード(図2(b)中の二点鎖線で示す位置)に固定され、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、高速前進飛行モード(図2(b)中の実線で示す位置)に固定されることとなるので、操縦士は、通常の一方向(一側方)にのみ推力を発生するテールロータを備えたヘリコプタと同じ操縦感覚でヘリコプタを操縦することができる。
また、本実施形態に係るテールロータ10によれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼による抵抗およびヨー力が発生しないので、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができる。
さらに、前進飛行時には、前進力として寄与する力(補助推力)F1を発生させることができる。
本実施形態に係るテールロータ10を具備したヘリコプタ1によれば、テールロータ10により発生した力(補助推力)F1を、前進飛行時における前進力に寄与させる(利用する)ことができるので、ヘリコプタ1の前進速度を増加させ、ヘリコプタ1の高速化を図ることができる。
なお、上述した実施形態においてテールブーム5の後端部に垂直尾翼6(図1および図2(a)参照)が設けられているとさらに好適である。
これにより、前進飛行時におけるアンチトルクが垂直尾翼が発生する力によって相殺され、テールロータ10が発生する力F1のすべてを前進力に寄与させることができて、ヘリコプタ1の前進速度をさらに増加させ、ヘリコプタ1のさらなる高速化を図ることができる。
また、前進飛行時に、垂直尾翼6の方向舵6a、あるいはテールロータ10が、機速に応じて操作(調整)されるように構成されているとさらに好適である。
これにより、前進飛行時におけるアンチトルクが方向舵6aが発生する力、あるいはテールロータ10が発生する力F1の分力によって相殺することができ、ヘリコプタ1を安定的に飛行させることができる。
本発明の一実施形態に係るテールロータを具備したヘリコプタの概略全体斜視図である。 図1に示すテールロータの拡大図であって、(a)は左側面図、(b)は下面図である。 回転力伝達機構および回動機構を説明するための図であって、図2(a)の縦断面図である。 回動機構を説明するための図であって、図3を上側から見た平面図である。 ピッチ角変更機構を説明するための図であって、高速前進飛行モードにおけるテールロータの左側断面図である。 ピッチ角変更機構を説明するための図であって、図5を右側(機体後方側)から見た図である。
符号の説明
1 ヘリコプタ
5 テールブーム
10 テールロータ
11 プロペラ
11a ブレード
12 ケーシング(ダクト)
14 回転力伝達機構駆動
15 回動機構
41 ピッチ角変更機構

Claims (2)

  1. ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されるテールロータであって、
    複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラと、
    両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラを収容するダクトと、
    前記プロペラおよび前記ダクトを、前記テールブームに対して回動させる回動機構と、 前記プロペラを回転させる回転力伝達機構駆動と、
    前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えていることを特徴とするテールロータ。
  2. 請求項1に記載のテールロータを具備してなることを特徴とするヘリコプタ。
JP2007261729A 2007-10-05 2007-10-05 テールロータ Withdrawn JP2009090755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007261729A JP2009090755A (ja) 2007-10-05 2007-10-05 テールロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007261729A JP2009090755A (ja) 2007-10-05 2007-10-05 テールロータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009090755A true JP2009090755A (ja) 2009-04-30

Family

ID=40663181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007261729A Withdrawn JP2009090755A (ja) 2007-10-05 2007-10-05 テールロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009090755A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101483261B1 (ko) * 2011-12-28 2015-01-14 에어버스 헬리콥터스 도이칠란트 게엠베하 헬리콥터의 전동 테일로터
EP3251952A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-06 Bell Helicopter Textron Inc. Variable directional thrust for helicopter tail anti-torque system
US20170349274A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-07 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque control using matrix of fixed blade pitch motor modules
CN107458599A (zh) * 2016-06-03 2017-12-12 贝尔直升机德事隆公司 电分布式推进反扭矩冗余电力及控制系统
EP3409586A1 (en) * 2017-05-31 2018-12-05 Bell Helicopter Textron Inc. Rotor brake effect by using electric distributed anit-torque generators and opposing electric motor thrust to slow a main rotor
EP3476731A1 (en) * 2017-10-30 2019-05-01 Bell Helicopter Textron Inc. Rotorcraft anti-torque system
EP3501983A1 (en) * 2017-12-22 2019-06-26 LEONARDO S.p.A. Anti-torque system for a helicopter and method for controlling an anti-torque system for a helicopter
EP3527492A1 (en) * 2018-02-14 2019-08-21 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque systems for rotorcraft
WO2020025885A1 (fr) * 2018-08-02 2020-02-06 Safran Aeronef a decollage et atterrissage vertical
IT202000004447A1 (it) * 2020-03-03 2021-09-03 Leonardo Spa Velivolo ad ala fissa
US11332240B2 (en) 2016-06-03 2022-05-17 Textron Innovations Inc. Anti-torque systems for rotorcraft
US11433997B2 (en) 2017-10-30 2022-09-06 Textron Innovations Inc. Rotorcraft anti-torque systems and methods therefor
US11479349B2 (en) 2020-12-01 2022-10-25 Textron Innovations Inc. Tail rotor balancing systems for use on rotorcraft
US11685524B2 (en) 2020-12-01 2023-06-27 Textron Innovations Inc. Rotorcraft quiet modes
US11718390B2 (en) 2018-03-01 2023-08-08 Textron Innovations Inc. Propulsion systems for rotorcraft
US11720123B2 (en) 2020-12-01 2023-08-08 Textron Innovations Inc. Airframe protection systems for use on rotorcraft
US11760472B2 (en) 2020-12-01 2023-09-19 Textron Innovations Inc. Rudders for rotorcraft yaw control systems
US11772785B2 (en) 2020-12-01 2023-10-03 Textron Innovations Inc. Tail rotor configurations for rotorcraft yaw control systems
US11866162B2 (en) 2020-12-01 2024-01-09 Textron Innovations Inc. Power management systems for electrically distributed yaw control systems

Cited By (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101483261B1 (ko) * 2011-12-28 2015-01-14 에어버스 헬리콥터스 도이칠란트 게엠베하 헬리콥터의 전동 테일로터
US11332240B2 (en) 2016-06-03 2022-05-17 Textron Innovations Inc. Anti-torque systems for rotorcraft
US20190071173A1 (en) * 2016-06-03 2019-03-07 Bell Helicopter Textron Inc. Variable Directional Thrust for Helicopter Tail Anti-Torque System
CN107458597A (zh) * 2016-06-03 2017-12-12 贝尔直升机德事隆公司 用于直升机的反扭矩组件及系统以及操作直升机的方法
CN107458598A (zh) * 2016-06-03 2017-12-12 贝尔直升机德事隆公司 使用叶片桨距固定的马达模块的矩阵的反扭矩控制
CN107458599A (zh) * 2016-06-03 2017-12-12 贝尔直升机德事隆公司 电分布式推进反扭矩冗余电力及控制系统
EP3254962A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-13 Bell Helicopter Textron Inc. Electric distributed propulsion anti-torque redundant power and control system
EP3254963A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-13 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque control using matrix of fixed blade pitch motor modules
US10526085B2 (en) 2016-06-03 2020-01-07 Bell Textron Inc. Electric distributed propulsion anti-torque redundant power and control system
EP3441310A1 (en) * 2016-06-03 2019-02-13 Bell Helicopter Textron Inc. Variable directional thrust for helicopter tail anti-torque system
US11174018B2 (en) 2016-06-03 2021-11-16 Textron Innovations Inc. Anti-torque control using fixed blade pitch motors
EP3251952A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-06 Bell Helicopter Textron Inc. Variable directional thrust for helicopter tail anti-torque system
US20170349274A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-07 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque control using matrix of fixed blade pitch motor modules
US11655022B2 (en) 2016-06-03 2023-05-23 Textron Innovations Inc. Anti-torque control using fixed blade pitch motors
US10787253B2 (en) 2016-06-03 2020-09-29 Bell Helicopter Textron Inc. Variable directional thrust for helicopter tail anti-torque system
EP3486169A1 (en) * 2016-06-03 2019-05-22 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque control using matrix of fixed blade pitch motor modules
US10377479B2 (en) 2016-06-03 2019-08-13 Bell Helicopter Textron Inc. Variable directional thrust for helicopter tail anti-torque system
US10703471B2 (en) 2016-06-03 2020-07-07 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque control using matrix of fixed blade pitch motor modules
US11932125B2 (en) 2017-05-31 2024-03-19 Textron Innovations Inc. Rotor break effect by using electric distributed anti-torque generators and opposing electric motor thrust to slow a main rotor
EP3409586A1 (en) * 2017-05-31 2018-12-05 Bell Helicopter Textron Inc. Rotor brake effect by using electric distributed anit-torque generators and opposing electric motor thrust to slow a main rotor
US11186185B2 (en) 2017-05-31 2021-11-30 Textron Innovations Inc. Rotor brake effect by using electric distributed anti-torque generators and opposing electric motor thrust to slow a main rotor
US10940945B2 (en) * 2017-10-30 2021-03-09 Bell Helicopter Textron Inc. Rotorcraft anti-torque system
US20190127059A1 (en) * 2017-10-30 2019-05-02 Bell Helicopter Textron Inc. Rotorcraft anti-torque system
US11433997B2 (en) 2017-10-30 2022-09-06 Textron Innovations Inc. Rotorcraft anti-torque systems and methods therefor
EP3476731A1 (en) * 2017-10-30 2019-05-01 Bell Helicopter Textron Inc. Rotorcraft anti-torque system
CN111491859A (zh) * 2017-12-22 2020-08-04 列奥纳多股份公司 具有反扭矩系统的直升机
WO2019123419A1 (en) * 2017-12-22 2019-06-27 Leonardo S.P.A. Helicopter with an anti-torque system
JP2020185988A (ja) * 2017-12-22 2020-11-19 レオナルド・エッセ・ピ・ア 反トルクシステムを備えたヘリコプタ
JP2021505473A (ja) * 2017-12-22 2021-02-18 レオナルド・エッセ・ピ・ア 反トルクシステムを備えたヘリコプタ
EP3501983A1 (en) * 2017-12-22 2019-06-26 LEONARDO S.p.A. Anti-torque system for a helicopter and method for controlling an anti-torque system for a helicopter
CN111491859B (zh) * 2017-12-22 2023-06-02 列奥纳多股份公司 具有反扭矩系统的直升机
EP3501983B1 (en) 2017-12-22 2020-02-05 LEONARDO S.p.A. Anti-torque system for a helicopter and method for controlling an anti-torque system for a helicopter
US11780575B2 (en) 2017-12-22 2023-10-10 Leonardo S.P.A. Helicopter with an anti-torque system
US10814970B2 (en) 2018-02-14 2020-10-27 Textron Innovations Inc. Anti-torque systems for rotorcraft
CN110155320A (zh) * 2018-02-14 2019-08-23 贝尔直升机德事隆公司 用于旋翼飞行器的抗扭矩系统
EP3527492A1 (en) * 2018-02-14 2019-08-21 Bell Helicopter Textron Inc. Anti-torque systems for rotorcraft
CN110155320B (zh) * 2018-02-14 2023-03-24 德事隆创新公司 用于旋翼飞行器的抗扭矩系统
US11718390B2 (en) 2018-03-01 2023-08-08 Textron Innovations Inc. Propulsion systems for rotorcraft
FR3084647A1 (fr) * 2018-08-02 2020-02-07 Safran Aeronef a decollage et atterissage vertical
WO2020025885A1 (fr) * 2018-08-02 2020-02-06 Safran Aeronef a decollage et atterrissage vertical
WO2021176271A1 (en) * 2020-03-03 2021-09-10 Leonardo S.P.A. Fixed-wing aircraft
IT202000004447A1 (it) * 2020-03-03 2021-09-03 Leonardo Spa Velivolo ad ala fissa
US11685524B2 (en) 2020-12-01 2023-06-27 Textron Innovations Inc. Rotorcraft quiet modes
US11720123B2 (en) 2020-12-01 2023-08-08 Textron Innovations Inc. Airframe protection systems for use on rotorcraft
US11760472B2 (en) 2020-12-01 2023-09-19 Textron Innovations Inc. Rudders for rotorcraft yaw control systems
US11772785B2 (en) 2020-12-01 2023-10-03 Textron Innovations Inc. Tail rotor configurations for rotorcraft yaw control systems
US11479349B2 (en) 2020-12-01 2022-10-25 Textron Innovations Inc. Tail rotor balancing systems for use on rotorcraft
US11866162B2 (en) 2020-12-01 2024-01-09 Textron Innovations Inc. Power management systems for electrically distributed yaw control systems

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009090755A (ja) テールロータ
CN107792357B (zh) 产生俯仰控制力矩的倾斜涵道风扇式飞行器
JP6108077B2 (ja) 垂直離着陸機
EP2778061B1 (en) Tiltrotor control system with two rise/fall actuators
JP2009045986A (ja) ヘリコプタ
JP2009051381A (ja) サイクロイダル・ブレード
CN110155320B (zh) 用于旋翼飞行器的抗扭矩系统
US10479495B2 (en) Aircraft tail with cross-flow fan systems
JP2017507843A (ja) 旋回する回転翼及び収容される回転翼羽根を有する空気力学的に効率の良い軽量の垂直離着陸航空機
JP2017514748A5 (ja)
JP2015117018A (ja) 回転翼航空機への揚力及び並進推進力の提供に選択的に寄与する反トルク尾部ロータが装着された回転翼航空機
US10407163B2 (en) Aircraft control system and method
JP2008542128A (ja) 航空機ビークルの水平力を生み出すための装置と、関連する方法
US20140353419A1 (en) Rotary wing rotorcraft having a plurality of propellers
EA021156B1 (ru) Вертолет с соосными винтами противоположного вращения без циклического изменения шага, оснащенный средствами аэродинамического контроля положения и траектории полета
EP3919379B1 (en) Flight efficiency improving system for compound helicopter
WO2014185492A1 (ja) 垂直離着陸機
TW201406608A (zh) 橫流扇飛行裝置
US20180044009A1 (en) Rotorcraft Variable Thrust Cross-flow Fan Systems
WO2005019027A1 (en) Vertical lift aircraft having an enclosed rotary wing
JP2001071998A (ja) 航空機および回転力伝達装置
CN111448135B (zh) 推力换向式飞机及其控制方法
KR20210124978A (ko) 전환식 비행기 및 관련된 제어 방법
JP2018086916A (ja) 飛行体
JP5765771B2 (ja) ハチドリ型羽ばたき飛翔ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101207