JP2009090506A - テープカセット及びテープ印字装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粘着剤層と保護層を含むラミネート材とセパレータ29とを有するラミネートフィルム74が巻回されたラミネートフィルムスプール75と、セパレータ巻取スプール76とを備え、サーマルヘッド7とカッタユニット14を備えるテープ印字装置に着脱可能であるテープカセット70であって、テープ印字装置に装着された状態では、印字テープカセット101に隣接し、テープ印字装置のカッタユニット14がテープカセット70と印字テープカセット101との間に配置され、ラミネート材は、ラミネート材の粘着剤層が、印字された印字フィルム17の印字面に接触することにより、印字フィルム17の印字面に移行されるとともに、セパレータ29は、セパレータ巻き取スプール76により巻き取られること。
【選択図】図2
Description
また、テープカセットでは、印字フィルムの文字印字面にラミネートフィルムを貼り合わせて文字等の耐擦過性を向上可能なラミネートタイプの印字テープを作成するにつき、印字テープカセット内にラミネートフィルムスプール及び貼り合わせローラが内蔵されることなく、印字テープカセットとテープカセットを分離することにより、印字テープカセットをよりコンパクト化することが可能となる。
また、図2に示すように、補助カセット70は、仕切り板66により二つの空間に仕切られている。片方の空間には、長尺状のテープであるラミネートフィルム74を巻回したラミネートフィルムスプール75が配置されている。また、ラミネートフィルムスプール75からラミネートフィルム74を引き出し、ラミネート材と分離した後のセパレータ29を巻き取るセパレータ巻取スプール76が配置されている。もう片方の空間は補助カセット70をカセット収納部6に収納する際、テープ印字装置110に配置されている後述するカム79を嵌めこむための空間となっている。
さらに、カセット収納部6の右下端部(図2における右上側)に、補助カセット70を貼り合わせローラ15に接離可能にする柱状のカム79が配設されている。かかるカム79は、図6に示す圧接リリースモータ等の駆動機構に連結されており、この駆動機構の駆動により回転自由になっている。また、かかるカム79の回転により、補助カセット70が図1に示すように、A⇔Bの方向に沿って、貼り合わせローラ15に接離可能となっている。
一方、ラミネートフィルム74は、ラミネート材31とセパレータ29とから構成されている。ラミネート材31は保護層28と粘着剤層27からなる。ラミネートする際、かかる粘着剤層27が印字済みの印字フィルム17に粘着することにより、ラミネートタイプの印字テープを作成している。かかる構成のラミネートフィルムは、巻回された状態にて文具として市販されており公知である。ラミネート材31を構成する保護層28はポリウレタンからなり、通常ラミネート材を構成するPETフィルムとは異なり、切断手段を使わなくとも簡単に切断できるという特徴がある。仮にラミネート材31の一端を被着体に接着し、被着体から引き剥がそうとすると、それだけでラミネート材31は切断し、被着体に接着した部分だけが被着体に取り残される。
印刷された文字を視認させるために、ラミネート材31の粘着剤層27と保護層28が透明または半透明であることはいうまでもない。
図3に示すように、ラミネートフィルム74は、印字済みの印字フィルム17に貼り合わされ、印字テープ80が作成される。一方、ラミネートフィルム74から分離されたセパレータ29はセパレータ巻取スプール76により巻き取られる。
印字テープ80が所望の長さになった時点で、カッタユニット14が駆動され、これにより印字テープ80は、カッタユニット14の固定刃14Aと可動刃14Bとの協働により、所望の長さで切断される。切断された印字テープ80は、テープ印字装置110の外部に排出される。
また、印字テープカセット101内に、ラミネートフィルムスプール及び貼り合わせローラを内蔵することなく、補助カセット及び貼り合わせローラをカッタユニット14の下流側に配置することにより、ラミネートタイプの印字テープを作成している。この点で、粘着テープを巻回した粘着テープスプール及び貼り合わせローラが内蔵される従来のテープカセットと比べて、印字テープカセットがよりコンパクトで且つ簡略化した構成を実現できる。
また、本実施形態においては、印字済みの印字フィルム17が貼り合わせローラ15に搬送される際、印字済みの印字フィルム17の粘着剤層24が離型紙26を介して貼り合わせローラ15に接触しているから、粘着剤層24が貼り合わせローラ15に付着することがないため、搬送不良が起きることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、使用されるラミネートフィルムは透明フィルムに限らず、MATと呼ばれる曇りガラス状のフィルムのように一方の面から他面側の文字を読めるフィルムであればよい。色も無色でなくとも有色でも良い。また、ラミネートフィルムは幅方向中央部が透明で、幅方向の両端部に花柄やキャラクターを有するテープを使用しても良い。このようなテープを使用することにより、印字テープの文字部分以外の部分に花柄やキャラクターを有するラミネートテープを作成できる。
図6に示すように、テープ印字装置110の制御基板上に形成される制御回路部160は、CPU162、ROM163、RAM164、CG(キャラクタジェネレータ)ROM165、及び入出力インターフェース(I/F)等を備えている。また、CPU162、ROM163、RAM164、CGROM165、及び入出力インターフェース(I/F)は、バス線167により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
サーマルヘッド7は、ヘッド駆動回路169に接続され、テープ送りモータ146は、モータ駆動回路170に接続され、カッタユニット14は、カッタ駆動回路に接続され、圧接リリースモータ182は、圧接リリースモータ駆動回路183に接続されている。ヘッド駆動回路169、モータ駆動回路170、カッタ駆動回路181、圧接リリースモータ駆動回路183はそれぞれ入出力I/Fに接続されている。また、テープ印字装置110は、ユーザのキー入力を受け付けるキーボード137を備え、キーボード137は入出力I/Fに接続されている。テープ印字装置110は、各種設定や編集内容を表示するLCD138を備え、LCD138はLCDC168を介して入出力I/Fに接続されている。
さらに、カム79は、図6に示す圧接リリースモータ182、圧接リリースモータ182を駆動する圧接リリースモータ駆動回路183等の駆動機構に連結されており、この駆動機構の駆動により回転自由になっている。この駆動機構の制御はCPU162により行われる。
図5に示すとおり、印字テープカセット201は、印字テープカセット部分81と補助カセット部分82が一体化して構成されている。印字テープカセット部分81には、印字フィルムスプール18、インクリボンスプール20、インクリボン巻取スプール21等が配設されている。また、補助カセット部分82には、ラミネートフィルムスプール75、セパレータ巻取スプール76が配置されている。
また、印字テープカセット201は、印字テープカセット部分81と補助カセット部分82が一体化して構成されていることから、上記実施形態における位置決め用のレール72とレール溝71は存在しない。
14 カッタユニット
15 貼り合わせローラ
17 印字フィルム
18 印字フィルムスプール
19 インクリボン
20 インクリボンスプール
21 インクリボン巻取スプール
22 基材フィルム
23 インク層
24 粘着剤層
25 基材フィルム
26 離型紙
27 粘着剤層
28 保護層
29 セパレータ
31 ラミネート材
70 補助カセット
74 ラミネートフィルム
75 ラミネートフィルムスプール
76 セパレータ巻取スプール
79 カム
80 印字テープ
81 印字テープカセット部分
82 補助カセット部分
101、201 印字テープカセット
110、210 テープ印字装置
162 CPU
Claims (2)
- 第1粘着剤層と保護層を含むラミネート材と第1セパレータとを有するラミネートフィルムが巻回されるラミネートスプールと、
第1セパレータを巻き取るセパレータ巻取スプールとを備え、
サーマルヘッドと切断手段を備え印字テープを作成するテープ印字装置に着脱可能であるテープカセットであって、
前記テープ印字装置に装着された状態では、前記テープカセットが、
第1基材フィルムの上に第2粘着剤層を介して第2セパレータが積層されている印字フィルムと、第2基材フィルムとインク層とから構成されるインクリボンと、前記印字フィルムが巻回される印字フィルムスプールと、前記インクリボンが巻回されるインクリボンスプールと、印字後のインクリボンを巻き取るインクリボン巻取スプールとを備える印字テープカセットに隣接し、
前記テープ印字装置の切断手段が前記テープカセットと前記印字テープカセットとの間に配置され、
前記ラミネート材は、前記第1粘着剤層が印字された前記印字フィルムの印字面に接触することにより、印字フィルムの印字面に移行されるとともに、前記第1セパレータは、前記セパレータ巻取スプールにより巻き取られることを特徴とするテープカセット。 - 請求項1に記載の前記テープカセットと、
前記テープカセットと印字された前記印字フィルムとの接離状態を変化させる接離機構と、
前記接離機構を制御する制御装置とを備えることを特徴とするテープ印字装置。
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