JP2009089238A - 通信システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

通信システム、情報処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009089238A
JP2009089238A JP2007258783A JP2007258783A JP2009089238A JP 2009089238 A JP2009089238 A JP 2009089238A JP 2007258783 A JP2007258783 A JP 2007258783A JP 2007258783 A JP2007258783 A JP 2007258783A JP 2009089238 A JP2009089238 A JP 2009089238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
mail
relay
transmission
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007258783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4844527B2 (ja
Inventor
Yusuke Shimada
侑亮 島田
Yasuhiro Kudo
康博 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007258783A priority Critical patent/JP4844527B2/ja
Publication of JP2009089238A publication Critical patent/JP2009089238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4844527B2 publication Critical patent/JP4844527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】外部ネットワークからのアクセスが制限された状態にあるメールサーバに対して電子メールの送信を可能とする。
【解決手段】電子メールを送信しようとする送信側メールサーバは、認証サーバに対して認証要求(電子メールの送信要求)を行う。すると、認証サーバは、送信側メールサーバに対して認証OKの認証結果を送信する。そして、認証サーバは、受信側メールサーバから定期的に行われる問い合わせの時刻に合わせた送信時刻を送信側メールサーバに対して指定する。この結果、送信側メールサーバと受信側メールサーバとが同時期に認証サーバへセッションを張ることとなり、送信側メールサーバが送信した電子メールを認証サーバが中継して受信側メールサーバに受信させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、メールサーバとして機能する複数のサーバ装置を備えた通信システムに関するものである。
特許文献1には、プライベートIPアドレスのみを有する端末間でインターネット電話による通話を可能とするため、PhoneGateサーバを介して通話を行わせる技術が示されている。すなわち、このような状況では各端末から相手側端末へ直接アクセスすることができないので、各端末はそれぞれPhoneGateサーバに対して自己の通話データをアップロードする。これにより、PhoneGateサーバは、各端末において生成された通話データを取得し、各端末がPhoneGateサーバから通話データをダウンロードして再生することにより通話が成立する。
特開2004−172771号公報
ところで、電子メールの送受信を行うメールサーバ間の通信においても、送信元のメールサーバから送信先のメールサーバへ直接アクセスすることができない状況が生じ得る。
しかしながら、前述した特許文献1に記載の構成はインターネット電話に関するものであり、各端末とPhoneGateサーバとが常時接続されていることが前提となるため、メールサーバのように必要時にのみ通信が行われる環境にそのまま適用することはできない。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、外部ネットワークからのアクセスが制限された状態にあるメールサーバに対して電子メールの送信を可能とすることを目的としている。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の通信システムは、メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成されたものである。
そして、サーバ装置は、中継装置に対して定期的に通信を行う定期通信手段と、他のサーバ装置へ電子メールを送信する場合に、中継装置に対して電子メールの中継を要求するメール送信手段とを備える。
また、中継装置は、サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と電子メールの送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する調整手段と、調整手段により調整されたタイミングで、要求元のサーバ装置から送信されてきた電子メールを送信先のサーバ装置へ送信されるように中継する中継手段とを備える。
このような通信システムによれば、NAT(Network Address Translation)やファイアウォール等によって外部ネットワークからのアクセスが制限された状態にあるサーバ装置に対しても電子メールを送信することができる。
また、請求項2に記載の通信システムでは、調整手段は、サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、送信先のサーバ装置が当該中継装置に対して定期的に行う通信のタイミングに合わせた送信タイミングを要求元のサーバ装置に通知し、メール送信手段は、中継装置から通知された送信タイミングで中継装置に対して電子メールを送信する。
このような通信システムによれば、送信先のサーバ装置が中継装置に対して定期的に行う通信をそのまま利用して、要求元のサーバ装置からの電子メールを送信先のサーバ装置へ中継することができる。
また、請求項3に記載の通信システムでは、メール送信手段は、送信時刻が指定された電子メールを他のサーバ装置へ送信する場合に、中継装置に対して送信時刻での電子メールの中継を要求し、調整手段は、サーバ装置から送信時刻での電子メールの中継を要求された場合には、送信先のサーバ装置が送信時刻に合わせたタイミングで当該中継装置に対して通信を行うように調整する。
このような通信システムによれば、要求元のサーバ装置からの電子メールを、指定された送信時刻に送信先のサーバ装置へ中継することができる。
また、請求項4に記載の通信システムでは、調整手段は、調整したタイミングで要求元のサーバ装置及び送信先のサーバ装置のうちの少なくとも一方から当該中継装置に対して通信が行われなかった場合には、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように再調整する。
このような通信システムによれば、何らかの原因で電子メールの中継ができなかった場合には再度中継を試みるため、一時的な原因で電子メールが送信されなくなってしまうことを防ぐことができる。
次に、請求項5に記載の情報処理装置は、メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおいてサーバ装置として用いられるものである。そして、この情報処理装置は、中継装置に対して定期的に通信を行う定期通信手段と、他のサーバ装置へ電子メールを送信する場合に、中継装置に対して電子メールの中継を要求するメール送信手段とを備える。
このような情報処理装置によれば、請求項1の通信システムを構築することができ、これにより前述した効果を得ることができる。
次に、請求項6に記載の情報処理装置は、メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおいて中継装置として用いられるものである。そして、この情報処理装置は、サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と電子メールの送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する調整手段と、調整手段により調整されたタイミングで、要求元のサーバ装置から送信されてきた電子メールを送信先のサーバ装置へ送信されるように中継する中継手段とを備える。
このような情報処理装置によれば、請求項1の通信システムを構築することができ、これにより前述した効果を得ることができる。
次に、請求項7に記載のプログラムは、メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおけるサーバ装置としてコンピュータを機能させるためのものである。そして、このプログラムは、中継装置に対して定期的に通信を行う定期通信手段と、他のサーバ装置へ電子メールを送信する場合に、中継装置に対して電子メールの中継を要求するメール送信手段としてコンピュータを機能させる。
このようなプログラムによれば、請求項5の情報処理装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
次に、請求項8に記載のプログラムは、メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおける中継装置としてコンピュータを機能させるためのものである。そして、このプログラムは、サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と電子メールの送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する調整手段と、調整手段により調整されたタイミングで、要求元のサーバ装置から送信されてきた電子メールを送信先のサーバ装置へ送信されるように中継する中継手段としてコンピュータを機能させる。
このようなプログラムによれば、請求項6の情報処理装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.全体構成]
図1は、実施形態の通信システムの概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この通信システムは、複数のメールサーバ10,10,…と、認証サーバ30とが、インターネット50を介してデータ通信可能に構成されたものである。
[1−1.通信システムにおけるメールサーバ及び認証サーバの役割]
ここで、まず、この通信システムにおけるメールサーバ10及び認証サーバ30の主な役割について簡単に説明する。なお、各内容の詳細については後述する。
<メールサーバの役割>
・正規のメールサーバであることを認証サーバ30に証明してもらうため、起動時に認証サーバ30へ問い合わせをする。
・認証サーバ30に対して定期的に問い合わせをする。
・他のメールサーバ10との間で電子メールを送受信する。
・メール送信時に認証サーバ30へ問い合わせをして、メール送信の許可をもらう。
・電子メールの予約送信(ユーザにより指定された送信時刻での送信)を行う。
<認証サーバの役割>
・メールサーバ10の認証を行う。そして、認証に合格したメールサーバ10のメール送信を許可し、不合格であるメールサーバ10のメール送信を禁止する。
・メールサーバ10のDNS(Domain Name System)解決を行う。すなわち、メールサーバ10は、他のメールサーバ10への電子メールの送信時に、送信先のIPアドレスを知るために認証サーバ30に問い合わせをする。なお、DNS解決に関する詳細な説明は省略する。
・送信側メールサーバ10と受信側メールサーバ10とが共に認証サーバ30にセッションを張っている状態で、送信側メールサーバ10からの電子メールを中継して受信側メールサーバ10へ送信する。具体的には、送信側メールサーバ10が受信側メールサーバ10へ電子メールを送信する際に、送信側メールサーバ10が認証サーバ30にDNS解決の問い合わせをしたら、送信側メールサーバ10に対して受信側メールサーバ10が次に認証サーバ30に問い合わせにくるタイミングに合わせて、認証サーバ30に問い合わせるように通知する。ただし、予約送信メールの場合には、受信側メールサーバ10の問い合わせ時刻を指定する。例えば、10時00分に送信予約された電子メールの場合、9時59分の問い合わせは不要であると判断して、10時00分に問い合わせにくるように次の問い合わせ時に指定する。
・送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10のうちの少なくとも一方からの問い合わせが指定時刻にこなかった場合、問い合わせ時刻を再設定する。ただし、最初の指定時刻から一定時間が経過しても改善しなければ処理を終了する。
[1−2.メールサーバの構成]
次に、メールサーバ10の構成について説明する。
この通信システムにおいて、各メールサーバ10は、一般家庭やSOHO(Small Office/ Home Office)等で構築される小規模ネットワーク(ローカルエリア)内に存在する比較的少数の端末装置(例えばパーソナルコンピュータ)のメールサーバとして機能する。本実施形態では、電話(音声通信)機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、インターネットファクシミリ機能等に加え、メールサーバ機能を有する複合機がメールサーバ10として用いられている。
図2は、複合機であるメールサーバ10の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、メールサーバ10は、制御部11、音入力部15、音出力部16、通信部17、操作部18、表示部19、画像読取部20、画像印刷部21及び記憶部22を備えている。
制御部11は、CPU12、ROM13、RAM14等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、メールサーバ10を構成する各部を統括制御する。
音入力部15は、メールサーバ10が備える図示しないハンドセットに設けられたマイクから音を入力して制御部11へ出力する。
音出力部16は、制御部11からの指令に基づき、ハンドセットに設けられたスピーカやメールサーバ10が備える図示しないスピーカから音を出力する。
通信部17は、通信ケーブル(LANケーブル)が接続された状態でその通信ケーブルを介したデータの送受信処理を行う。つまり、外部装置との間でデータ通信を行うためのものであり、例えば、LAN内の端末装置(図示せず)や、インターネット50を介して接続された他のメールサーバ10や認証サーバ30との間でデータ通信が可能となっている。
操作部18は、ユーザからの外部操作による指令を入力するためのものであり、各種操作ボタン(図示せず)を備えている。そして、操作部18は、操作ボタンで行われた外部操作の内容を制御部11へ出力する。
表示部19は、ユーザに対して各種情報を表示するためのものであり、液晶ディスプレイ(図示せず)を備えている。そして、表示部19は、制御部11からの指令に基づき、メッセージや画像等の情報を表示する。
画像読取部(スキャナ)20は、制御部11からの指令に基づき、所定の原稿読取位置にセットされた原稿の画像を読み取り、この画像を表す画像データを生成する。
画像印刷部(プリンタ)21は、制御部11からの指令に基づき、用紙等の印刷媒体にカラー画像を印刷する。なお、画像印刷部21により印刷される画像としては、例えば、画像読取部20により読み取られた画像、ファクシミリ機能により受信した画像、端末装置等の外部装置から受信した画像などが挙げられる。
記憶部22は、図示しないハードディスクや記憶情報の書換えが不可能なメモリ等に各種データを記憶する。具体的には、後述する処理(図8〜図10)をCPU12に実行させるためのプログラムがハードディスクに記憶されている。また、記憶情報の書換えが不可能なメモリには、各メールサーバ10に固有の情報としてID(メールサーバ10の識別情報であり、例えば製造番号やMACアドレス)及びパスワードがあらかじめ記憶されている。このうち、少なくともパスワードは、メールサーバ10の外部からは読み出すことができないようになっている。
[1−3.認証サーバの構成]
次に、認証サーバ30の構成について説明する。
図3は、認証サーバ30の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、認証サーバ30は、制御部31、通信部35及び記憶部36を備えている。
制御部31は、CPU32、ROM33、RAM34等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、認証サーバ30を構成する各部を統括制御する。
通信部35は、インターネット50を介したデータの送受信処理を行う。
記憶部36は、図示しないハードディスクや記憶情報の書換えが不可能なメモリ等に各種データを記憶する。具体的には、後述する処理(図11〜図13)をCPU12に実行させるためのプログラムがハードディスクに記憶されている。
また、記憶情報の書換えが不可能なメモリには、当該認証サーバ30が管理対象とする複数のメールサーバ10の情報として、各メールサーバ10のID及びパスワード(各メールサーバ10に記憶されているID及びパスワードと同一の情報)があらかじめ記憶されている。本実施形態では、前述したようにメールサーバ機能を有する複合機がメールサーバ10として用いられており、こうしたメールサーバ10が認証サーバ30の管理対象となっている。具体的には、例えば、メールサーバ(複合機)10の販売メーカが運営する認証サーバ30により各メールサーバ10の情報を管理するといったケースが考えられる。
さらに、記憶部36のハードディスク(記憶情報の書換えが可能な記憶手段)には、管理対象のメールサーバ10に関する情報を登録して管理するためのデータベースである登録サーバデータベース(登録サーバDB)が記憶されている。
この登録サーバデータベースは、管理対象のメールサーバ10のうち、信頼できる(例えば、迷惑メールを送信しない)メールサーバ10のみを登録するためのものである。具体的には、認証サーバ30は、管理対象のメールサーバ10からの登録要求を受けることにより、そのメールサーバ10に関する情報(サーバ情報)を登録サーバデータベースに登録する。その後に、登録サーバデータベースにサーバ情報が登録されているメールサーバ10が迷惑メールを送信したことが判明した場合には、そのメールサーバ10のサーバ情報を登録サーバデータベースから削除する。具体的には、迷惑メールを受信したメールサーバ10からの通知に基づき自動的に削除したり、認証サーバ30の管理者が人為的に削除したりすることで実現することができる。
なお、サーバ情報には、メールサーバ10のIDやIPアドレスなどが含まれる。
[2.通信システムで実現される処理]
次に、本実施形態の通信システムで実現される処理について説明する。
前述したように、この通信システムにおいて、各メールサーバ10は、一般家庭やSOHO等で構築される小規模ネットワーク内に存在する比較的少数の端末装置のメールサーバとして機能する。このようなメールサーバ10には、グローバルIPアドレスではなくプライベートIPアドレスが用いられるとともに、NATやファイアウォール等によって外部ネットワークからのアクセスが制限された状態にあることが考えられる。この場合、電子メールの送信元のメールサーバ(以下「送信側メールサーバ」ともいう。)10から、電子メールの送信先のメールサーバ(以下「受信側メールサーバ」ともいう。)10へ直接セッションを張ることができない。そこで、本実施形態の通信システムでは、このような環境においてもメールサーバ10同士の電子メールの送受信を行うことができるようにしている。
ここで、この通信システムで行われるメール送受信処理の概要について説明する。
[2−1.メール送受信処理例(1)]
まず、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10へセッションを張ることができる場合であって、送信側メールサーバ10が予約送信メールでない通常の電子メールを送信するときのメール送受信処理について、図4を用いて説明する。
電子メールを送信しようとする送信側メールサーバ10は、認証サーバに対して認証要求(電子メールの送信要求)を行う。すると、認証サーバ30は、送信側メールサーバ10に対して認証OKの認証結果を送信する。
そして、認証サーバ30は、送信側メールサーバ10に対して送信許可を通知する。これにより、送信側メールサーバ10は、受信側メールサーバ10へ電子メールを直接送信し、受信側メールサーバ10がその電子メールを受信する。
[2−2.メール送受信処理例(2)]
次に、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10へセッションを張ることができる場合であって、送信側メールサーバ10が予約送信メールを送信するときのメール送受信処理について、図5を用いて説明する。
電子メールを送信しようとする送信側メールサーバ10は、認証サーバに対して認証要求(電子メールの送信要求)を行う。すると、認証サーバ30は、送信側メールサーバ10に対して認証OKの認証結果を送信する。
その後、予約送信メールで指定された送信時刻になると、認証サーバ30は、送信側メールサーバ10に対して送信許可を通知する。これにより、送信側メールサーバ10は、受信側メールサーバ10へ電子メールを直接送信し、受信側メールサーバ10がその電子メールを受信する。
[2−3.メール送受信処理例(3)]
次に、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10へセッションを張ることができない場合であって、送信側メールサーバ10が予約送信メールでない通常の電子メールを送信するときのメール送受信処理について、図6を用いて説明する。
電子メールを送信しようとする送信側メールサーバ10は、認証サーバに対して認証要求(電子メールの送信要求)を行う。すると、認証サーバ30は、送信側メールサーバ10に対して認証OKの認証結果を送信する。
そして、認証サーバ30は、受信側メールサーバ10からの問い合わせ時刻に合わせた送信時刻を送信側メールサーバ10に対して指定する。この結果、送信側メールサーバ10と受信側メールサーバ10とが同時期に認証サーバ30へセッションを張るようにすることができ、その際に、送信側メールサーバ10が送信した電子メールを認証サーバ30が中継して受信側メールサーバ10に受信させることができる。
[2−4.メール送受信処理例(4)]
次に、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10へセッションを張ることができない場合であって、送信側メールサーバ10が予約送信メールを送信するときのメール送受信処理について、図7を用いて説明する。
電子メールを送信しようとする送信側メールサーバ10は、認証サーバに対して認証要求(電子メールの送信要求)を行う。すると、認証サーバ30は、送信側メールサーバ10に対して認証OKの認証結果を送信する。
そして、送信側メールサーバ10は、予約送信メールで指定された送信時刻を認証サーバ30に対して指定する。認証サーバ30は、受信側メールサーバ10からの問い合わせ時に、その送信時刻にセッションを張るように受信側メールサーバ10に対して通知する。この結果、送信側メールサーバ10と受信側メールサーバ10とが同時期に認証サーバ30へセッションを張るようにすることができ、その際に、送信側メールサーバ10が送信した電子メールを認証サーバ30が中継して受信側メールサーバ10に受信させることができる。
[3.制御部が実行する処理]
次に、本実施形態の通信システムにおいてメールサーバ10及び認証サーバ30が実行する処理の具体的内容について説明する。
[3−1.登録要求処理]
まず、メールサーバ10のCPU12が実行する登録要求処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、この登録要求処理は、メールサーバ10の起動時に開始される。
CPU12は、登録要求処理を開始すると、まず、S101で、認証サーバ30へセッションを張る処理を行う。
続いて、S102では、自身のサーバ情報を登録サーバデータベースに登録することの要求である登録要求を認証サーバ30に対して行う。このとき、自身のIDを認証サーバ30へ送信する。これにより、認証サーバ30は、後述する登録処理(図11)を開始する。
続いて、S103では、認証サーバ30との間で、チャレンジ/レスポンス方式の認証処理を行う。具体的には、認証サーバ30は、登録要求元のメールサーバ10へチャレンジコードを送信する。すると、登録要求元のメールサーバ10は、受信したチャレンジコードとあらかじめ記憶しているパスワードとを特定のアルゴリズムに従い合成してレスポンスを作成し、認証サーバ30へ送信する。また、認証サーバ30においても、送信したチャレンジコードとあらかじめ記憶しているそのメールサーバ10のパスワードとから同じようにレスポンスを作成し、そのメールサーバ10から受信したレスポンスと比較して一致していれば認証OK(成功)とする。
続いて、S104では、自身のサーバ情報が登録サーバデータベースに登録されたか否かを判定する。具体的には、認証サーバ30から登録OK情報が送信されてきた場合には登録されたと判定し、エラー情報が送信されてきた場合には登録されなかったと判定する。なお、登録OK情報やエラー情報は、後述する登録処理(図11)におけるS404,S405の処理に基づき送信される。
そして、S104で、自身のサーバ情報が登録サーバデータベースに登録されなかったと判定した場合には、S105へ移行し、エラーメッセージを表示部19に表示する等のエラー処理を行う。その後、S106へ移行する。
一方、S104で、自身のサーバ情報が登録サーバデータベースに登録されたと判定した場合には、そのままS106へ移行する。
S106では、認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行う。その後、本登録要求処理を終了する。
このように、各メールサーバ10は、起動時に認証サーバ30に対して登録要求を行うことにより、自身のサーバ情報を登録サーバデータベースに登録する。これにより、認証サーバ30においては、他のメールサーバ10からの要求に対する名前解決が可能となる。つまり、メールサーバ10は、起動時の認証によって電子メールの受信が可能となる。
[3−2.問い合わせ処理]
次に、メールサーバ10のCPU12が実行する問い合わせ処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、この問い合わせ処理は、メールサーバ10の起動時に開始され、後述するように、問い合わせタイミングが到来するごとに(S201:YES)、S202〜S209の処理が行われる。
CPU12は、問い合わせ処理を開始すると、まず、S201で、認証サーバ30に問い合わせをするタイミングが到来したか否かを判定し、問い合わせをするタイミングが到来したと判定した場合にS202へ移行する。なお、問い合わせをするタイミングは、例えば前回の通信から一定時間後とすることや、所定時刻ごととすることなどが考えられる。
S202では、認証サーバ30へセッションを張る処理を行う。
続いて、S203では、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受けたか否かを判定する。なお、セッション時刻の通知は、後述するメール送信処理(図12)におけるS512,S519の処理に基づき行われる。
そして、S203で、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受けたと判定した場合には、S204へ移行し、通知を受けたセッション時刻に認証サーバ30に問い合わせをするように、問い合わせのタイミング(問い合わせ予定時刻)を調整する。その後、S205へ移行する。
一方、S203で、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受けなかったと判定した場合には、そのままS205へ移行する。
S205では、電子メール(認証サーバ30により中継された送信側メールサーバ10からの電子メール)を受信したか否かを判定する。なお、電子メールは、後述するメール送信処理(図12)におけるS517の処理に基づき送信される。
そして、S205で、電子メールを受信したと判定した場合には、S206へ移行し、電子メールの受信処理を行う。その後、S207へ移行する。
一方、S205で、電子メールを受信しなかったと判定した場合には、そのままS207へ移行する。
S207では、その他の情報(セッション時刻の通知及び受信メール以外の情報)を受信したか否かを判定する。
そして、S207で、その他の情報を受信したと判定した場合には、S208へ移行し、受信した情報に応じた処理を行う。その後、S209へ移行する。
一方、S207で、その他の情報についても受信しなかったと判定した場合には、そのままS209へ移行する。
S209では、認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行う。その後、S201へ戻る。
[3−3.送信要求処理]
次に、メールサーバ10のCPU12が実行する送信要求処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、この送信要求処理は、他のメールサーバ10に対して電子メールの送信を行う場合に開始される。
CPU12は、送信要求処理を開始すると、まず、S301で、認証サーバ30へセッションを張る処理を行う。
続いて、S302では、他のメールサーバ10への電子メールの送信要求(中継要求)である送信要求(認証要求でもある。)を認証サーバ30に対して行う。これにより、認証サーバ30は、後述するメール送信処理(図12)を開始する。なお、送信する電子メールが予約メール(送信時刻が指定された電子メール)の場合には、指定された送信時刻での送信を要求することになる。
続いて、S303では、認証サーバ30との間で、前述したチャレンジ/レスポンス方式の認証処理を行う。
続いて、S304では、認証処理の結果、認証OKとされたか否かを判定する。具体的には、認証サーバ30から認証OKの認証結果が送信されてきた場合には認証OKとされたと判定し、認証拒否の認証結果が送信されてきた場合には認証OKとされなかったと判定する。なお、この認証結果は、後述するメール送信処理(図12)におけるS503,S509の処理に基づき送信される。
そして、S304で、認証OKとされたと判定した場合には、S305へ移行し、当該メールサーバ(送信側メールサーバ)10が、受信側メールサーバ10へ直接セッションを張ることができるか否かを判定する。具体的には、認証サーバ30からセッションを張ることができる旨の判定結果が送信されてきた場合にはセッションを張ることができると判定し、セッションを張ることができない旨の判定結果が送信されてきた場合にはセッションを張ることができないと判定する。なお、この判定結果は、後述するメール送信処理(図12)におけるS505,S510の処理に基づき送信される。
そして、S305で、受信側メールサーバ10へ直接セッションを張ることができると判定した場合には、S306へ移行し、送信しようとする電子メールが予約送信メールであるか否かを判定する。
そして、S306で、送信しようとする電子メールが予約送信メールであると判定した場合には、S307へ移行し、認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行う。
続いて、S308では、指定された送信時刻に認証サーバ30へセッションを張る処理を行った後、認証要求を行う。その後、S309へ移行する。
一方、S306で、送信しようとする電子メールが予約送信メールでないと判定した場合には、そのままS309へ移行する。
S309では、認証サーバ30から送信許可通知を受けたか否かを判定する。なお、送信許可通知は、後述するメール送信処理(図12)におけるS508の処理に基づき送信される。
そして、S309で、認証サーバ30から送信許可通知を受けたと判定した場合には、S310へ移行し、電子メールを受信側メールサーバ10へ直接送信する。これにより、受信側メールサーバ10で電子メールが受信される。その後、S312へ移行する。
一方、S304で認証OKとされなかったと判定した場合や、S309で送信許可通知を受けなかったと判定した場合には、S311へ移行し、エラーメッセージを表示部19に表示する等のエラー処理を行う。その後、S312へ移行する。
S312では、認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行う。その後、本送信要求処理を終了する。
一方、前述したS305で、受信側メールサーバ10へ直接セッションを張ることができないと判定した場合には、S313へ移行し、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受ける。なお、ここでのセッション時刻の通知は、後述するメール送信処理(図12)におけるS512,S513の処理に基づき行われる。
続いて、S314では、認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行う。
続いて、S315では、通知されたセッション時刻に認証サーバ30へセッションを張る処理を行う。
続いて、S316では、認証サーバ30から送信許可通知を受けたか否かを判定する。なお、送信許可通知は、認証サーバ30において送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10への電子メールの中継が可能な状態となった場合に、後述するメール送信処理(図12)におけるS516の処理に基づき送信される。
そして、S316で、認証サーバ30から送信許可通知を受けたと判定した場合には、S317へ移行し、電子メールを認証サーバ30へ送信する。これにより、電子メールが認証サーバ30により中継されて受信側メールサーバ10で受信される。その後、S312へ移行して認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行った後、本送信要求処理を終了する。
一方、S316で、認証サーバ30から送信許可通知を受けなかったと判定した場合には、S318へ移行し、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受けたか否かを判定する。なお、ここでのセッション時刻の通知は、認証サーバ30において電子メールの中継が可能な状態とすることができず、中継のリトライを行う場合に、後述するメール送信処理(図12)におけるS519の処理に基づき行われる。
そして、S318で、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受けたと判定した場合には、S314へ戻る。つまり、いったんセッションを切断し、新たに通知されたセッション時刻に再度セッションを張る処理を行う。
一方、S318で、認証サーバ30からセッション時刻の通知を受けなかったと判定した場合には、S319へ移行し、認証サーバ30からエラー通知を受けたか否かを判定する。なお、エラー通知は、一定時間リトライを行ってもなお電子メールの中継が可能な状態とすることができなかった場合に、後述するメール送信処理(図12)におけるS520の処理に基づき行われる。
そして、S319で、認証サーバ30からエラー通知を受けていないと判定した場合には、S316へ戻る。
一方、S319で、認証サーバ30からエラー通知を受けたと判定した場合には、S320へ移行し、エラーメッセージを表示部19に表示する等のエラー処理を行う。その後、S312へ移行して認証サーバ30とのセッションを切断する処理を行った後、本送信要求処理を終了する。
[3−4.登録処理]
次に、メールサーバ10から登録要求を受けた場合に認証サーバ30のCPU32が実行する登録処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、登録要求は、前述した登録要求処理(図8)におけるS102の処理に基づき、登録要求元のメールサーバ10のIDとともに送信されてくる。
CPU32は、登録処理を開始すると、まず、S401で、登録要求元のメールサーバ10との間で、前述したチャレンジ/レスポンス方式の認証処理を行う。また、登録要求元のメールサーバ10が管理対象のものであること(管理対象のメールサーバ10の情報としてあらかじめ記憶しているIDの中に、登録要求元のメールサーバ10から受信したIDが含まれていること)を確認する。
続いて、S402では、認証処理の結果、認証OKであるか否かを判定する。
そして、S402で、認証OKであると判定した場合には、S403へ移行し、登録要求元のメールサーバ10のサーバ情報を登録サーバデータベースに登録する。
続いて、S404では、サーバ情報を登録サーバデータベースに登録したことを表す登録OK情報をメールサーバ10へ送信する。その後、本登録処理を終了する。
一方、S402で、認証OKでないと判定した場合には、S405へ移行し、サーバ情報を登録サーバデータベースに登録しなかったことを表すエラー情報をメールサーバ10へ送信する。その後、本登録処理を終了する。
[3−5.メール送信処理]
次に、メールサーバ10から送信要求を受けた場合に認証サーバ30のCPU32が実行するメール送信処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。なお、送信要求は、前述した送信要求処理(図10)におけるS302の処理に基づき行われる。
CPU32は、メール送信処理を開始すると、まず、S501で、送信要求元のメールサーバ(送信側メールサーバ)10との間で、前述したチャレンジ/レスポンス方式の認証処理を行う。さらに、送信側メールサーバ10のサーバ情報が登録サーバデータベースに登録されていることを確認する。
なお、送信側メールサーバ10の認証は、基本的には起動時における認証結果が認証OKであれば送信時にも認証OKとなるが、起動後に不正な行為(迷惑メールの送信等)を行ったような場合には認証OKとならない。すなわち、認証サーバ30は、各メールサーバ10のメール送信状況を把握しているため、不正な行為を検知することが可能であり、不正な行為が判明した場合には、そのメールサーバ10のサーバ情報を登録サーバデータベースから削除する。
続いて、S502では、認証処理の結果、認証OKとするか否かを判定する。
そして、S502で、認証OKとすると判定した場合には、S503へ移行し、認証OKの認証結果を送信側メールサーバ10へ送信する。
続いて、S504では、送信側メールサーバ10が電子メールの送信先のメールサーバ(受信側メールサーバ)10へ直接セッションを張ることができるか否かを判定する。なお、認証サーバ30は、認証処理において、メールサーバ10へセッションを張ることができるか否かの情報(IPアドレスやUPnPの対応、ファイアウォールの有無、NATやルータのポートの開放状態など)と、メールサーバ10を名前解決するための情報(IPや電子メールアドレスなど)を送信側メールサーバ10から受け取る。そして、送信側メールサーバ10の情報と受信側メールサーバ10の同様の情報とに基づき、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10へセッションを張ることができるかどうかを判定する。例えば、送信先のメールサーバ10のファイアウォールの設定が、送信側メールサーバ10からのアクセスを受け入れるように設定されている場合や、送信先のメールサーバ10が存在するLANに接続されたルータのポートが開放され、外部からのアクセスが可能に設定されている場合などには、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10へセッションを張ることができると判定される。また、送信側メールサーバ10の送信しようとする電子メールが予約送信である場合は、予約送信であるという情報と予約送信時刻とを送信側メールサーバ10から受け取る。
そして、S504で、送信側メールサーバ10が受信側メールサーバ10へ直接セッションを張ることができると判定した場合には、S505へ移行し、S504での判定結果を送信側メールサーバ10に対して通知する。
続いて、S506では、送信側メールサーバ10の送信しようとする電子メールが予約送信メールであるか否かを判定する。
そして、S506で、予約送信メールであると判定した場合には、S507へ移行し、予約送信メールで指定された送信時刻に送信側メールサーバ10から認証要求を受けたか否かを判定する。つまり、予約送信メールの場合には、指定された送信時刻が到来した後に送信側メールサーバ10を再度認証するようにしている。
そして、S507で、指定された送信時刻に送信側メールサーバ10から認証要求を受けたと判定した場合には、S508へ移行する。
一方、S506で、予約送信メールでないと判定した場合には、そのままS508へ移行する。
S508では、送信側メールサーバ10に対して送信許可を通知する。その後、本メール送信処理を終了する。これにより、送信側メールサーバ10は、受信側メールサーバ10へ電子メールを直接送信する。
一方、S502で認証OKとしないと判定した場合や、S507で送信時刻に送信側メールサーバ10から認証要求を受けなかったと判定した場合には、S509へ移行し、認証拒否を送信側メールサーバ10に対して通知する。その後、本メール送信処理を終了する。
また、前述したS504で、送信側メールサーバ10が受信側メールサーバ10へ直接セッションを張ることができないと判定した場合には、S510へ移行し、S504での判定結果を送信側メールサーバ10に対して通知する。
続いて、S511では、送信側メールサーバ10の送信しようとする電子メールが予約送信メールであるか否かを判定する。
そして、S511で、予約送信メールであると判定した場合には、S512へ移行し、送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10に対しセッション時刻を通知するための通知処理を行う。これにより、通知したセッション時刻に送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10からセッションが張られることになる。その後、S514へ移行する。なお、通知処理の具体的な内容については後述する(図13)。
一方、S511で、予約送信メールでないと判定した場合には、S513へ移行し、受信側メールサーバ10からの問い合わせ時刻に合わせたセッション時刻を送信側メールサーバ10に対して通知する。これにより、受信側メールサーバ10からの問い合わせ時刻に合わせたタイミングで送信側メールサーバ10からセッションが張られることになる。その後、S514へ移行する。
S514では、セッション時刻に送信側メールサーバ10からセッションが張られたか否かを判定する。
そして、S514で、送信側メールサーバ10からセッションが張られたと判定した場合には、S515へ移行し、セッション時刻に受信側メールサーバ10からセッションが張られたか否かを判定する。
そして、S515で、受信側メールサーバ10からセッションが張られたと判定した場合(つまり、送信側メールサーバ10から受信側メールサーバ10への電子メールの中継が可能な状態となった場合)には、S516へ移行し、送信許可通知を送信側メールサーバ10へ送信する。これにより、送信側メールサーバ10から電子メールが送信されてくる。
続いて、S517では、送信側メールサーバ10から送信されてきた電子メールを受信側メールサーバ10へ送信する処理(電子メールの中継処理)を行う。その後、本メール送信処理を終了する。
一方、S514で送信側メールサーバ10からセッションが張られなかったと判定した場合や、S515で受信側メールサーバ10からセッションが張られなかったと判定した場合には、S518へ移行し、最初の指定時間から一定時間が経過しているか否かを判定する。
そして、S518で、最初の指定時間から一定時間が経過していないと判定した場合には、S519へ移行し、送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10に対し新たなセッション時刻を通知するための通知処理(図13)を行った後、S514へ戻る。つまり、セッション時間を再設定する。これにより、通知したセッション時刻に送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10からセッションが張られることになる。
一方、S518で、最初の指定時間から一定時間が経過していると判定した場合には、S520へ移行し、送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10に対しエラーを通知するための通知処理(図13)を行った後、本メール送信処理を終了する。つまり、最初の指定時間から一定時間が経過しても(セッション時刻の再設定を行っても)、セッション時刻に送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10のうちの少なくとも一方からセッションが張られない場合には、本メール送信処理を終了するようにしている。
[3−6.通知処理]
次に、前述したメール送信処理(図12)におけるS512,S519,S520で実行される通知処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。なお、この通知処理において「ステータス」とは、S512,S519の処理においてはセッション時刻のことであり、S520の処理においてはエラー情報のことである。
CPU32は、通知処理を開始すると、まず、S601で、当該認証サーバ30が、受信側メールサーバ10にアクセス可能であるか否かを判定する。
そして、S601で、受信側メールサーバ10にアクセス可能であると判定した場合には、S602へ移行し、受信側メールサーバ10に対してステータスを通知する。その後、S604へ移行する。
一方、S601で、受信側メールサーバ10にアクセス可能でないと判定した場合には、S603へ移行し、受信側メールサーバ10からの問い合わせ時に受信側メールサーバ10に対してステータスを通知する。その後、S604へ移行する。
S604では、当該認証サーバ30が、送信側メールサーバ10にアクセス可能であるか否かを判定する。
そして、S604で、送信側メールサーバ10にアクセス可能であると判定した場合には、S605へ移行し、送信側メールサーバ10に対してステータスを通知する。その後、本通知処理を終了する。
一方、S604で、送信側メールサーバ10にアクセス可能でないと判定した場合には、S606へ移行し、送信側メールサーバ10からの問い合わせ時に送信側メールサーバ10に対してステータスを通知する。その後、本通知処理を終了する。
[4.効果]
以上説明したように、本実施形態の通信システムにおいて、メールサーバ10は、認証サーバ30に対して定期的に通信を行う(図9)。また、メールサーバ10は、他のメールサーバ10へ電子メールを送信する場合に、認証サーバ30に対して電子メールの中継を要求する(図10)。
一方、認証サーバ30は、メールサーバ10から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のメールサーバ(送信側メールサーバ)10による当該認証サーバ30に対する通信と電子メールの送信先のメールサーバ(受信側メールサーバ)10による当該認証サーバ30に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する(S511〜S513)。そして、調整したタイミングで、送信側メールサーバ10から送信されてきた電子メールを受信側メールサーバ10へ送信されるように中継する(S516,S517)。
このような通信システムによれば、NAT等によって外部ネットワークからのアクセスが制限された状態にあるメールサーバ10に対しても電子メールを送信することができる。
また、認証サーバ30は、メールサーバ10から中継を要求された電子メールが予約送信メールでなければ(S511:NO)、受信側メールサーバ10が当該認証サーバ30に対して定期的に行う通信のタイミングに合わせたセッション時刻を送信側メールサーバ10に通知する(S513)。このため、受信側メールサーバ10が認証サーバ30に対して定期的に行う通信をそのまま利用して、送信側メールサーバ10からの電子メールを受信側メールサーバ10へ中継することができる。
一方、認証サーバ30は、メールサーバ10から中継を要求された電子メールが予約送信メールであれば(S511:YES)、受信側メールサーバ10が予約メール指定の送信時刻に合わせたタイミングで当該認証サーバ30に対して通信を行うように調整する(S512)。このため、送信側メールサーバ10からの電子メールを、指定された送信時刻に受信側メールサーバ10へ中継することができる。
また、認証サーバ30は、調整したタイミングで送信側メールサーバ10及び受信側メールサーバ10のうちの少なくとも一方から当該認証サーバ30に対して通信が行われなかった場合には(S514:NO,S515:NO)、送信側メールサーバ10による当該認証サーバ30に対する通信と受信側メールサーバ10による当該認証サーバ30に対する通信とが重複したタイミングで行われるように再調整する(S519)。このため、何らかの原因で電子メールの中継ができなかった場合には再度中継を試みることとなり、一時的な原因で電子メールが送信されなくなってしまうことを防ぐことができる。
[5.特許請求の範囲との対応]
なお、本実施形態の通信システムでは、メールサーバ10が、サーバ装置に相当し、問い合わせ処理(図9)を実行するメールサーバ10のCPU12が、定期通信手段に相当し、送信要求処理(図10)を実行するメールサーバ10のCPU12が、メール送信手段に相当する。
また、認証サーバ30が、中継装置に相当し、メール送信処理(図12)におけるS511〜S515,S519の処理を実行する認証サーバ30のCPU32が、調整手段に相当し、S516,S517の処理を実行する認証サーバ30のCPU32が、中継手段に相当する。
[6.他の形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、本発明の中継装置として認証サーバ30を例示したが、メールサーバ10の数が多くなった場合に認証サーバ30の負荷が大きくなるため、メールサーバ10に電子メールの中継を行わせるようにしてもよい。具体的には、例えば、グローバルIPアドレスを持ちかつ外部ネットワークからのアクセスが制限されていない特定のメールサーバ10をリレーノードとして機能させ、そのリレーノードが上記実施形態の認証サーバ30と同様の役割を果たすようにする。このようにすれば、リレーノードの数を調整することで、メールサーバ10の増加に対するスケーラビリティを保つことができる。また、送信側メールサーバ10や受信側メールサーバ10がリレーノードにアクセスできない場合には、認証サーバ30に接続不可であることを通知し、認証サーバ30に別のリレーノードを用意させるようにするといったことも可能となる。
また、登録サーバデータベースに記憶される各メールサーバ10のID及びパスワードは、上記実施形態のように各メールサーバ10にあらかじめ記憶されているものであってもよいし、メールサーバ10の管理者によってメールサーバ10に設定されたものであってもよい。
さらに、認証サーバ30は、図12のS512,S513及びS519の処理において受信側メールサーバ10又は送信側メールサーバ10に対してセッション時刻を通知したことを条件として、そのセッション時刻に先にセッションが張られた受信側メールサーバ10又は送信側メールサーバ10に対して所定時間セッションを張らせたまま待機させるように指示を出すとよい。このようにすれば、受信側メールサーバ10が計時する時刻と送信側メールサーバ10が計時する時刻との間に多少のズレが生じていた場合にも、前記所定時間内のズレであれば認証サーバ30によるメールの中継が可能となる。
実施形態の通信システムの概略構成を示すブロック図である。 メールサーバの概略構成を示すブロック図である。 認証サーバの概略構成を示すブロック図である。 メール送受信処理例(1)のラダーチャートである。 メール送受信処理例(2)のラダーチャートである。 メール送受信処理例(3)のラダーチャートである。 メール送受信処理例(4)のラダーチャートである。 登録要求処理のフローチャートである。 問い合わせ処理のフローチャートである。 送信要求処理のフローチャートである。 登録処理のフローチャートである。 メール送信処理のフローチャートである。 通知処理のフローチャートである。
符号の説明
10…メールサーバ、11…制御部、12…CPU、13…ROM、14…RAM、15…音入力部、16…音出力部、17…通信部、18…操作部、19…表示部、20…画像読取部、21…画像印刷部、22…記憶部、30…認証サーバ、31…制御部、32…CPU、33…ROM、34…RAM、35…通信部、36…記憶部、50…インターネット

Claims (8)

  1. メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、前記サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記中継装置に対して定期的に通信を行う定期通信手段と、
    他のサーバ装置へ電子メールを送信する場合に、前記中継装置に対して電子メールの中継を要求するメール送信手段と、を備え、
    前記中継装置は、
    前記サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と電子メールの送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整されたタイミングで、前記要求元のサーバ装置から送信されてきた電子メールを前記送信先のサーバ装置へ送信されるように中継する中継手段と、を備えること
    を特徴とする通信システム。
  2. 前記調整手段は、前記サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、前記送信先のサーバ装置が当該中継装置に対して定期的に行う通信のタイミングに合わせた送信タイミングを前記要求元のサーバ装置に通知し、
    前記メール送信手段は、前記中継装置から通知された前記送信タイミングで前記中継装置に対して電子メールを送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記メール送信手段は、送信時刻が指定された電子メールを他のサーバ装置へ送信する場合に、前記中継装置に対して前記送信時刻での電子メールの中継を要求し、
    前記調整手段は、前記サーバ装置から前記送信時刻での電子メールの中継を要求された場合には、前記送信先のサーバ装置が前記送信時刻に合わせたタイミングで当該中継装置に対して通信を行うように調整すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記調整手段は、調整したタイミングで前記要求元のサーバ装置及び前記送信先のサーバ装置のうちの少なくとも一方から当該中継装置に対して通信が行われなかった場合には、前記要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と前記送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように再調整すること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の通信システム。
  5. メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、前記サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおいて前記サーバ装置として用いられる情報処理装置であって、
    前記中継装置に対して定期的に通信を行う定期通信手段と、
    他のサーバ装置へ電子メールを送信する場合に、前記中継装置に対して電子メールの中継を要求するメール送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、前記サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおいて前記中継装置として用いられる情報処理装置であって、
    前記サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と電子メールの送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整されたタイミングで、前記要求元のサーバ装置から送信されてきた電子メールを前記送信先のサーバ装置へ送信されるように中継する中継手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、前記サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおける前記サーバ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記中継装置に対して定期的に通信を行う定期通信手段と、
    他のサーバ装置へ電子メールを送信する場合に、前記中継装置に対して電子メールの中継を要求するメール送信手段
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  8. メールサーバとして機能する複数のサーバ装置と、前記サーバ装置間の通信を中継する中継装置とが、通信可能に構成された通信システムにおける前記中継装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記サーバ装置から電子メールの中継を要求された場合に、要求元のサーバ装置による当該中継装置に対する通信と電子メールの送信先のサーバ装置による当該中継装置に対する通信とが重複したタイミングで行われるように調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整されたタイミングで、前記要求元のサーバ装置から送信されてきた電子メールを前記送信先のサーバ装置へ送信されるように中継する中継手段
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
JP2007258783A 2007-10-02 2007-10-02 通信システム、情報処理装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4844527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258783A JP4844527B2 (ja) 2007-10-02 2007-10-02 通信システム、情報処理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258783A JP4844527B2 (ja) 2007-10-02 2007-10-02 通信システム、情報処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009089238A true JP2009089238A (ja) 2009-04-23
JP4844527B2 JP4844527B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=40661993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007258783A Expired - Fee Related JP4844527B2 (ja) 2007-10-02 2007-10-02 通信システム、情報処理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4844527B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073051A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sharp Corp 中継装置およびその中継プログラム
JP2006050664A (ja) * 2005-09-15 2006-02-16 Ntt Docomo Inc サーバ及びメール送受信装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073051A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sharp Corp 中継装置およびその中継プログラム
JP2006050664A (ja) * 2005-09-15 2006-02-16 Ntt Docomo Inc サーバ及びメール送受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4844527B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4341628B2 (ja) データ通信装置及びデータ通信処理プログラム
WO2015015994A1 (ja) 画像形成装置、画像形成装置リモートシステム、及び画像形成装置の操作画面リモート表示方法
JP2011029820A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム
JP4016747B2 (ja) 画像処理装置
JP2014195215A (ja) 無線通信機器
US20090033985A1 (en) Mobile device, printer server and private network system, and methods to receive fax data thereby
JP2008097470A (ja) 管理システム及び中継サーバ
JP6217604B2 (ja) 通信システム、通信方法、ゲートウェイ機能付きデバイス及びプログラム
JP2008028472A (ja) Faxゲートウェイ装置
JP2005057549A (ja) Mfpシステム、サーバ、遠隔操作方法、および、プログラム
JP5120405B2 (ja) 電子メール通信装置及びコンピュータプログラム
JP4844527B2 (ja) 通信システム、情報処理装置及びプログラム
JP4869100B2 (ja) 通信方法及び画像通信装置
JP2011029821A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム
JP4561387B2 (ja) 電子メール通信装置
JP2004234292A (ja) 通信装置
JP5272625B2 (ja) 着信データ通知システム、ネットワーク機器、及び着信データ通知方法
JP5321030B2 (ja) 通信装置、通信方法およびプログラム
JP2009296419A (ja) 通信中継装置、通信システム、通信方法およびプログラム
US9294632B2 (en) Mobile terminal and computer-readable recording medium for a mobile terminal using near field wireless communication to transmit a scan command to a scanning device
KR20140039605A (ko) 이메일 계정을 발급하는 방법 및 그 장치
JP4262589B2 (ja) ファクシミリ装置、通信システム、送信方法及び送信プログラム
JP5674558B2 (ja) 通信制御装置およびその制御方法と通信装置
JP2011249946A (ja) ファイル送信・管理システム
JP4211738B2 (ja) インターネットファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4844527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees