JP2009089168A - デジタル放送表示システム及びデジタル放送表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル放送を視聴する際に、コンテンツの出力が途切れることを抑制することができるデジタル放送表示システム及びデジタル放送表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】デジタル放送表示システム1は、チューナーモジュール10とパソコン20とを備える。パソコン20は、チューナーモジュール10から出力された放送信号に対して信号処理を施す信号処理部27と、信号処理部27によって信号処理が施された放送信号に基づく映像を表示領域に表示するディスプレイ28と、表示領域の大きさを検出する表示領域検出部36とを備える。さらにパソコン20は、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ハイビジョン方式の放送信号またはワンセグ方式の放送信号を選択する信号選択部22と、表示領域検出部36によって検出された表示領域の大きさに基づいて、信号選択部22に放送信号を選択させるCPU30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信したデジタル方式の放送信号に対して所定の信号処理を施し、信号処理が施された放送信号に基づく映像を表示するデジタル放送表示システム及びデジタル放送表示装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という。)は、高度なAV(Audio Visual)機能を搭載しており、TV放送受信用の装置であるチューナーモジュールをパソコンに接続することで、パソコンのディスプレイ上に映像を表示させて視聴することが一般的になっている。また、TV放送は、アナログ放送からデジタル放送に移行しており、パソコンに接続して使用されるチューナーモジュールも、デジタル放送用の商品が知られている。
また、日本の地上波を用いたデジタル放送(以下、「地上波デジタル放送」という。)の方式としては、1つのチャンネルあたりの帯域を13個のセグメント(約430kHz帯域を有する送信単位)に分割し、これらのセグメントをいくつか束ねた状態で、映像信号及び音声信号等が多重化された放送信号を送信する方式が採用されている。
また、地上波デジタル放送において使用される放送電波に含まれる放送信号には、デジタル方式の放送信号としてHDTV(High Definition Television)方式(ハイビジョン方式)またはSDTV(Standard Definition Television)方式(標準方式)の放送信号が含まれている。さらに、地上波デジタル放送において使用される放送電波に含まれる放送信号には、ハイビジョン方式および標準方式の放送信号に比し、帯域幅が狭いデジタル方式の放送信号として簡易動画方式(ワンセグ方式)の放送信号が含まれている。
このうち、ハイビジョン方式は、上述の13セグメント(13個のセグメント)のうち、12セグメント(12個のセグメント)を使用して放送信号を送信する方式であり、標準方式は、13セグメントのうち、4セグメント(4個のセグメント)を使用して放送信号を送信する方式である。また、ワンセグ方式は、上述の13セグメントのうち、1セグメント(1個のセグメント)を使用して放送信号を送信する方式である。このように、ハイビジョン方式は、標準方式およびワンセグ方式に比し、使用する放送信号の帯域幅が広いため、高精細な映像等を伝送することができる。一方、ワンセグ方式は、ハイビジョン方式および標準方式に比し、使用する放送信号の帯域幅が狭いため、ハイビジョン方式や標準方式によって伝送される映像に比べて低画質の映像しか伝送できないが、ハイビジョン方式および標準方式に比し、携帯電話などのモバイル受信端末向けに適しているという特徴がある。
そして、このような地上波デジタル放送の映像を表示するデジタル放送表示装置として、地上波デジタル放送受信用のチューナーモジュールと、このチューナーモジュールに接続して使用されるパソコンにより構成されるものが開示されている。このデジタル放送受信装置は、放送局から送信された放送電波を受信して、放送電波に含まれるデジタル方式の放送信号(以下、「デジタル放送信号」という。)に対して所定の信号処理を行ない、デジタル放送信号に基づくコンテンツを出力する。より具体的には、チューナーモジュールにおいて、まず、専用のアンテナを介して受信した地上波デジタル放送の放送電波に含まれるデジタル放送信号の中から、所望のチャンネルに対応するデジタル放送信号をチューナー部(選局部)によって選択する。次いで、選択したデジタル放送信号に対して復調等を行うとともに、デジタル放送信号に対してスクランブル処理が掛けられている場合はスクランブルを解除してMPEG−2方式に準拠したトランスポート・ストリーム形式(以下、「TS形式」という。)のデジタル放送信号を得る。次いで、TS形式のデジタル放送信号を暗号化して、汎用のインターフェースを介して、暗号化されたデジタル放送信号をパソコンへ伝送する。次いで、パソコンにおいて、暗号化されたデジタル放送信号を復号化するとともに、デジタル放送信号から映像信号や音声信号を分離するとともに、それらの信号に含まれるデータ(映像データや音声データ)に対してデコード処理等を行う。そして、映像信号に基づく映像をディスプレイ(表示部)に表示するとともに、音声信号に基づく音声をスピーカにて再生する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−74686号公報
ここで、地上波デジタル放送を視聴する際には、暗号化されたデジタル放送信号を復号化する信号処理や、デジタル放送信号に含まれるとともにMPEG−2方式に基づいて圧縮されているデータに対してデコード処理等を行うための信号処理を行う必要があり、パソコンの処理能力が不足していた場合にこれらの処理が遅れてしまう。即ち、パソコンの処理能力は有限であり、パソコンにおいて複数のプログラムが同時に実行された場合、地上波デジタル放送を視聴するために必要とされる上述の信号処理に割り当てられるリソース(資源)が不足して、適切なタイミングで信号処理を行うことができなくなる。その結果、ディスプレイやスピーカ等における映像や音声等のコンテンツの出力(表示、再生)が途切れてしまう不都合があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、デジタル放送を視聴する際に、放送信号に基づくコンテンツの出力が途切れることを抑制することができるデジタル放送表示システム及びデジタル放送表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、放送電波を受信して、放送電波に含まれるデジタル方式の放送信号を出力するデジタル放送受信装置と、デジタル放送受信装置に接続され、デジタル放送受信装置から出力された放送信号に対して所定の信号処理を施すとともに、信号処理が施された放送信号に基づく映像を表示するデジタル放送表示装置とを備えたデジタル放送表示システムであって、デジタル放送表示装置は、デジタル放送受信装置から出力された放送信号に対して信号処理を施す信号処理部と、信号処理部によって信号処理が施された放送信号に基づく映像を所定の表示領域に表示する表示部と、表示領域の大きさを検出する表示領域検出部と、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1の帯域幅を有する第1の放送信号および第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号のいずれか一方を選択する信号選択部と、表示領域検出部によって検出された表示領域の大きさに基づいて、信号選択部に第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させる制御部とを備えることを特徴とする。
同構成によれば、表示領域の大きさに基づいて、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択する構成としている。このため、例えば、表示領域の大きさが小さい場合、第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号に対して信号処理が施されるようにして、信号処理の処理負担を軽減することができる。その結果、デジタル放送を視聴する際に、放送信号に基づくコンテンツの出力(例えば、映像及び音声の表示及び再生)が途切れることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデジタル放送表示システムであって、制御部は、表示領域検出部によって検出された表示領域の大きさが、第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいか否かを判断し、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、信号選択部に第1の放送信号を選択させるとともに、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、信号選択部に第2の放送信号を選択させることを特徴とする。
同構成によれば、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1の放送信号を選択する。そして、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第2の放送信号を選択する構成としている。このため、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きい場合は、例えば、第2の帯域幅よりも広い第1の帯域幅を有する第1の放送信号に基づくコンテンツを出力することによって、高画質の画像でデジタル放送を視聴することができる。また、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しい場合は、例えば、第1の帯域幅よりも狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号に基づくコンテンツを出力することによって、コンテンツの出力が途切れることを抑制してデジタル放送を視聴することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタル放送表示システムであって、表示領域検出部は、表示領域の大きさが変更されたか否かを検出し、制御部は、表示領域の大きさが変更されたことを検出した場合に、表示領域検出部によって検出された表示領域の大きさに基づいて、信号選択部に第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させることを特徴とする。
同構成によれば、表示領域の大きさが変更されたことを検出した場合に、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択する構成としている。従って、例えば、デジタル放送が視聴されている際に表示領域の大きさが変更された場合であっても、放送信号に基づくコンテンツの出力が途切れることを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、放送電波を受信して、放送電波に含まれるデジタル方式の放送信号を出力するデジタル放送受信部と、デジタル放送受信部から出力された放送信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部と、信号処理部によって信号処理が施された放送信号に基づく映像を所定の表示領域に表示する表示部と、表示領域の大きさを検出する表示領域検出部と、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1の帯域幅を有する第1の放送信号および第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号のいずれか一方を選択する信号選択部と、表示領域検出部によって検出された表示領域の大きさに基づいて、信号選択部に第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させる制御部とを備えることを特徴とする。
同構成によれば、表示領域の大きさに基づいて、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択する構成としている。このため、例えば、表示領域の大きさが小さい場合、第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号に対して信号処理が施されるようにして、信号処理の処理負担を軽減することができる。その結果、デジタル放送を視聴する際に、放送信号に基づくコンテンツの出力(例えば、映像及び音声の表示及び再生)が途切れることを抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のデジタル放送表示装置であって、制御部は、表示領域検出部によって検出された表示領域の大きさが、第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいか否かを判断し、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、信号選択部に第1の放送信号を選択させるとともに、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、信号選択部に第2の放送信号を選択させることを特徴とする。
同構成によれば、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1の放送信号を選択する。そして、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第2の放送信号を選択する構成としている。このため、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きい場合は、例えば、第2の帯域幅よりも広い第1の帯域幅を有する第1の放送信号に基づくコンテンツを出力することによって、高画質の画像でデジタル放送を視聴することができる。また、表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域の大きさが第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しい場合は、例えば、第1の帯域幅よりも狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号に基づくコンテンツを出力することによって、コンテンツの出力が途切れることを抑制してデジタル放送を視聴することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のデジタル放送表示装置であって、表示領域検出部は、表示領域の大きさが変更されたか否かを検出し、制御部は、表示領域の大きさが変更されたことを検出した場合に、表示領域検出部によって検出された表示領域の大きさに基づいて、信号選択部に第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させることを特徴とする。
同構成によれば、表示領域の大きさが変更されたことを検出した場合に、信号処理部によって信号処理が施される放送信号として、第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択する構成としている。従って、例えば、デジタル放送が視聴されている際に表示領域の大きさが変更された場合であっても、放送信号に基づくコンテンツの出力が途切れることを抑制することができる。
本発明によれば、デジタル放送を視聴する際に、放送信号に基づくコンテンツの出力が途切れることを抑制することができる。
以下に本発明に係る実施形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るデジタル放送表示システム1は、デジタル放送の放送電波を受信するデジタル放送受信装置であるチューナーモジュール10と、チューナーモジュール10が接続された電子機器であるデジタル放送表示装置としてのパソコン20により構成されている。
チューナーモジュール10は、放送電波を受信するアンテナ11と、放送電波に含まれるデジタル放送信号(以下、単に「放送信号」または「信号」という場合がある。)のうち、所望のチャンネルに対応する放送信号を選択するチューナー部12と、チューナー部12により選択された放送信号を復調する復調部13とを備えている。さらに、チューナーモジュール10は、復調された放送信号のスクランブルを解除するデスクランブル処理部14と、ICカード4が接続されるICカードインターフェース15と、スクランブルが解除された放送信号を暗号化する暗号化処理部16と、暗号化された信号をパソコン20へ伝送するためのインターフェース17とを備えている。
パソコン20は、暗号化された信号が入力されるインターフェースコントローラ21と、ハイビジョン方式の放送信号とワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択する信号選択部22と、信号選択部22によって選択された暗号化されている信号を復号する復号化処理部23と、復号化された信号を分離する多重分離部24とを備えている。さらに、パソコン20は、分離された放送信号に含まれるデータに対してデコード処理等を施す映像データ処理部25及び音声データ処理部26と、デコード処理が施された映像データに基づいて映像を表示するディスプレイ28と、デコード処理が施された音声データに基づいて音声を再生する(音声が鳴動される)スピーカ29とを備えている。上述した復号化処理部23と多重分離部24と映像データ処理部25と音声データ処理部26により、チューナーモジュール10から出力された放送信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部27が構成されている。また、上述のディスプレイ28とスピーカ29により、放送信号に含まれるコンテンツ(映像及び音声)を出力(表示及び再生)するコンテンツ出力部が構成されている。
なお、表示部であるディスプレイ28は、図2に示すように、映像を表示するための矩形状の画面28aを有している。この画面28aの全体は、マトリクス状に配置された複数の画素(不図示)によって構成されている。
また、パソコン20は、制御部であるCPU30と、制御プログラムをインストールするためのインストール手段31と、制御プログラムが記憶される記憶部であるHDD32と、ユーザーが入力操作を行うためのキーボード33とを備えている。CPU30は、チューナーモジュール10を用いてデジタル放送を視聴するための制御プログラムと、キーボード33を用いたユーザー(即ち、デジタル放送の視聴者)の入力操作とに基づいて、制御信号を用いてパソコン20の各部21〜26等の制御を行う。
インストール手段31は、CD/DVDドライブ装置31aとLANコントローラ31bにより構成されている。CD/DVDドライブ装置31aを使用して制御プログラムをインストールする場合は、チューナーモジュール10に付属のCDやDVDに記憶された上述の制御プログラムが、CD/DVDドライブ装置31aを介して、HDD32に記憶されることによりインストールされる。一方、LANコントローラ31bを使用して制御プログラムをインストールする場合は、図示しない通信ケーブルによりネットワーク回線に接続される通信コネクタ34を介して取得された上述の制御プログラムが、LANコントローラ31bを介してHDD32に記憶されることによりインストールされる。
また、パソコン20は、映像を表示するディスプレイ28において、CPU30の制御信号に基づいて、信号処理部27によって信号処理が施された放送信号に基づく映像が表示される表示領域を制御する表示制御部35と、映像が表示される表示領域を検出する表示領域検出部36とを備えている。表示制御部35は、上述の制御プログラムを含むアプリケーションソフトに対して、放送信号に基づく映像を表示するための矩形状の表示領域R(即ち、ウィンドウ)を与え、この表示領域Rに放送信号に基づく映像を表示するように制御する。即ち、ディスプレイ28の画面28aの全体に放送信号に基づく映像が表示されるのではなく、ディスプレイ28の画面28aの一部である表示領域R(図2参照)に放送信号に基づく映像が表示される。ディスプレイ28における表示領域Rの大きさや位置は、ユーザーの入力操作に基づいて変更することができ、本実施形態においては図2の白矢印で示すように、横方向Xの表示領域Rの大きさと縦方向Yの表示領域Rの大きさの比が4:3を保って、表示領域Rの大きさが変更されるものとする。なお、表示制御部35は、制御手段であるCPU30に接続されており、CPU30からの制御信号に基づいて、上述の表示領域Rおよび表示領域Rに表示される映像の表示の制御を行う。
表示領域検出部36は、表示制御部35が行う表示領域の制御に基づき、ディスプレイ28において放送信号に基づく映像が表示される表示領域Rの大きさ(即ち、ウィンドウサイズ)を検出する。また、表示領域Rの大きさを繰り返し検出することで、表示領域Rの大きさが変更されたか否かを検出する。これらの検出結果は、CPU30へ出力される。なお、「表示領域Rの大きさ」とは、「表示領域Rを構成する画素の数」のことをいう。
次に、チューナーモジュール10の動作について説明する。
まず、アンテナ11が、放送局から送られてくる放送電波を受信し、受信した放送電波に含まれるデジタル放送信号をチューナー部12へ出力する。なお、デジタル放送における映像信号、音声信号等は、MPEG−2Systemsの規格に準拠して多重化されており、デジタル放送信号はTS形式の信号となっている。また、1つのチャンネルに対応するデジタル放送信号には、第1の放送信号と第2の放送信号が含まれている。この第1の放送信号は、第1の帯域幅を有するとともに、第2の放送信号は、第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する。
より具体的には、1つのチャンネルに対応するデジタル放送信号は、所定の帯域幅(約5.6MHz)を有するとともに、この帯域幅は13セグメントに分割されている。そして、1つの放送局が使用するデジタル放送信号には、上述の13セグメントのうち12セグメントを使用した放送信号である第1の放送信号と、上述の13セグメントのうち1セグメントを使用した放送信号である第2の放送信号とが含まれている。なお、第1の放送信号(以下、「ハイビジョン方式の放送信号」という。)は、MPEG−2Video方式により圧縮符号化された映像データを含む映像信号を有するとともに、第2の放送信号(以下、「ワンセグ方式の放送信号」という。)は、MPEG−4AVC方式(H.264方式)により圧縮符号化された映像データを含む映像信号を有する。また、ハイビジョン方式の放送信号、およびワンセグ方式の放送信号は、MPEG−2AAC方式により圧縮符号化された音声データを含む音声信号を有する。
チューナー部12は、アンテナ11から入力されたデジタル放送信号において、ユーザーが指定したチャンネルに対応するデジタル放送信号(この場合、ハイビジョン方式の放送信号とワンセグ方式の放送信号の双方)を選択して、復調部13へ出力する。即ち、チューナー部12は、映像データや音声データを含むデジタル放送信号のうち、特定周波数のデジタル放送信号を取り出して、復調部13へと出力する。
復調部13は、チューナー部12により選択されたデジタル放送信号を復調するとともに、伝送路で発生する符号誤りを訂正するために、放送信号に対して伝送路復号化を行う信号処理を施して、伝送路復号化されたデジタル放送信号をデスクランブル処理部14へ出力する。
デスクランブル処理部14は、デジタル放送信号にスクランブル処理が施されている場合に、ICカードインターフェース15に接続されたICカード4から得られるデスクランブルキー(解除鍵)を用いて、スクランブルを解除する処理を行う。スクランブルが解除されたデジタル放送信号は、暗号化処理部16へ出力される。
そして、暗号化処理部16により、デジタル放送信号は、DES(Data Encryption Standard)、AES(Advanced Encryption Standard)等の所定の方式により暗号化される(即ち、デジタル放送信号を暗号化する信号処理が施される)。暗号化されたデジタル放送信号は、汎用のインターフェース17(例えば、USB2.0)を介して、パソコン20へと出力される。なお、チューナーモジュール10は、チューナー部12、復調部13、デスクランブル処理部14、ICカードインターフェース15、および暗号化処理部16の各部の制御を行う制御手段としてのCPU18を備えており、CPU18は、パソコン20のCPU30からの指示に従い、これら各部の制御を行う。
次に、上述のインストールされた制御プログラムに基づく、チューナーモジュール10を介してデジタル放送信号を受信して、デジタル放送を視聴する場合のパソコン20の動作について説明する。
チューナーモジュール10により暗号化されたデジタル放送信号は、インターフェースコントローラ21に入力され、信号選択部22を介して、復号化処理部23に入力される。復号化処理部23は、上述のDES、AES等の所定の形式で暗号化されたデジタル放送信号を復号し(即ち、デジタル放送信号を復号化する信号処理を施し)、復号化されたTS形式のデジタル放送信号を多重分離部24へと出力する。
多重分離部24は、多重化されているTS形式の信号であるデジタル放送信号を、映像データを含む映像信号、音声データを含む音声信号、番組情報を有する伝送制御信号等に分離する。即ち、多重分離部24は、多重化されたデジタル放送信号を分離する信号処理を施す。そして、多重分離部24によって、分離された放送信号である映像信号および音声信号の各々は、映像データ処理部25と音声データ処理部26へ出力される。
映像データ処理部25は、放送信号である映像信号に対して信号処理を施すことによって、映像信号に含まれるとともにMPEG−2Video方式またはMPEG−4AVC方式(H.264方式)に基づいて圧縮符号化されている映像データのデコード処理を行って、圧縮されている映像データを展開する。そして、映像データ処理部25によって、展開された映像データを含む映像信号は、表示制御部35へ出力される。即ち、信号処理部27によって信号処理が施された放送信号である映像信号が表示制御部35へ出力される。そして、表示制御部35によって、ディスプレイ28の所定の表示領域Rに、信号処理部27によって信号処理が施された放送信号に基づく映像が表示される。
また、音声データ処理部26は、放送信号である音声信号に対して信号処理を施すことによって、音声信号に含まれるとともにMPEG−2AAC方式に基づいて圧縮符号化されている音声データのデコード処理を行って、圧縮されている音声データを展開する。そして、音声データ処理部26によって、展開された音声データを含む音声信号は、スピーカ29へ出力される。即ち、信号処理部27によって信号処理が施された放送信号である音声信号がスピーカ29へ出力される。そして、スピーカ29によって、信号処理が施された放送信号に基づく音声が再生される。
このようにして、信号処理部27(復号化処理部23と多重分離部24と映像データ処理部25と音声データ処理部26)が放送信号に対して信号処理を施し、信号処理が施された放送信号に基づくコンテンツ(映像、音声)が(ハイビジョン方式またはワンセグ方式のコンテンツが)出力(表示、再生)される。
ここで、本実施形態においては、表示領域Rの大きさを検出する表示領域検出部36と、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号を選択する信号選択部22と、表示領域検出部36によって検出された表示領域Rの大きさに基づいて、信号選択部22に放送信号を選択させるCPU30を備える点に特徴がある。以下、本実施形態に係るデジタル放送表示システム1におけるコンテンツの出力手順を、図3乃至図5を参照して、詳しく説明する。
まず、ユーザーが希望する番組のコンテンツを出力する旨の指示を、ユーザーがキーボード33を用いてCPU30に入力する(ステップS1)。コンテンツを出力する旨の指示がCPU30に入力されることによって、上述の制御プログラムを含むアプリケーションソフトが起動するとともに、チューナーモジュール10がパソコン20へ放送信号を出力する。次いで、表示領域Rの大きさに基づく放送信号の選択処理を行って、ハイビジョン方式またはワンセグ方式の放送信号を選択する(ステップS2)。
より具体的には、ステップS2の表示領域Rの大きさに基づく放送信号の選択処理は、図4に示す手順で行われる。即ち、まず、表示領域検出部36が、表示制御部35が上述の制御プログラムを含むアプリケーションソフトに対して与える、表示領域Rの大きさを検出する(ステップS11)。次いで、CPU30が、ステップS11によって検出された表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいか否かを判断する(ステップS12)。即ち、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさは、縦方向Y(垂直方向)が180画素または240画素であって、横方向X(水平方向)が320画素である。従って、例えば、ステップS11によって検出された表示領域Rの大きさのうち横方向Xの表示領域Rの大きさと、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の横方向Xの大きさ(即ち、320画素)の大小を比較して、ステップS12の判断を行うことができる。横方向Xの表示領域Rの大きさが320画素よりも大きい場合は、CPU30は、ステップS11によって検出された表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断する。一方、横方向Xの表示領域Rの大きさが、320画素と等しいまたは320画素よりも小さい場合は、CPU30は、ステップS11によって検出された表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きくないと判断する。即ち、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断する。なお、「映像の大きさ」とは、「映像を構成する画素の数」のことをいい、「表示領域の大きさが、映像の大きさよりも大きい[小さい]」とは、「表示領域を構成する画素の数が、映像を構成する画素の数よりも多い[少ない]」ことをいう。
そして、ステップS12において、ステップS11によって検出された表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きくないと判断した場合は、CPU30は制御信号を送信して、信号選択部22にワンセグ方式の放送信号を選択させる(ステップS13)。即ち、ステップS13においては信号選択部22がワンセグ方式の放送信号を選択する。一方、ステップS12において、ステップS11によって検出された表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、CPU30は制御信号を送信して、信号選択部22にハイビジョン方式の放送信号を選択させる(ステップS14)。即ち、ステップS14においては信号選択部22がハイビジョン方式の放送信号を選択する。
なお、ステップS11において表示領域Rの大きさを検出する処理としては、例えば、図5に示す手順で行うことができる。即ち、画面28aにおける、表示領域Rの左上の座標を検出し(ステップS21)、次いで、画面28aにおける、表示領域Rの右下の座標を検出する(ステップS22)。最後に、表示領域Rの横方向Xと縦方向Yの大きさを算出することで、表示領域Rの大きさを検出する(ステップS23)。例えば、図2に示すように、ステップS21において検出された表示領域Rの左上P1の座標を(X1,Y1)、ステップS22において検出された表示領域Rの右下P2の座標を(X2,Y2)とする。この場合、X2−X1+1を計算することによって横方向Xの表示領域Rの大きさを算出することができ、Y2−Y1+1を計算することによって縦方向Yの表示領域Rの大きさを算出することができる。なお、ここで(X,Y)で表される座標は、横方向XをX軸、縦方向YをY軸とした直交座標系であって、X座標及びY座標の単位は画面28aを構成する画素である。
以上のようにして、ステップS2における表示領域の大きさに基づく映像信号の選択処理によって、信号選択部22は、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ハイビジョン方式の放送信号およびワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択する。なお、信号選択部22は、ハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択すると、再度選択するまでの間は選択した放送信号を信号処理部27へ出力し続ける。
次いで、信号処理部27が、ステップS2において信号選択部22によって選択されたハイビジョン方式またはワンセグ方式の放送信号に対して、信号処理を施す(ステップS3)。次いで、ステップS3において信号処理が施されたハイビジョン方式またはワンセグ方式の放送信号(映像信号及び音声信号)を、表示制御部35やスピーカ29へ出力することによって、信号処理が施された放送信号に基づくコンテンツを(ハイビジョン方式またはワンセグ方式のコンテンツを)出力する(ステップS4)。なお、信号選択部22が信号処理部27へ放送信号を出力し続ける間は、信号処理部27によって信号処理が放送信号に対して施され、信号処理が施された放送信号に基づくコンテンツが出力され続ける。
次いで、信号処理が施された放送信号に基づくコンテンツを出力した後に、表示領域Rの大きさが変更されたか否かを、表示領域検出部36が検出する(ステップS5)。即ち、表示領域検出部36が、上述のステップS11おける処理を再度行うことによって、コンテンツの出力中に、表示領域Rの大きさが変更されたか否か(即ち、ウィンドウサイズが変更されたか否か)を判断する。
次いで、ステップS5において表示領域Rの大きさが変更されたことを検出した場合は、ステップS2(ステップS11〜S14)において行った処理と同様に、表示領域検出部36によって検出された表示領域Rの大きさに基づいて、信号選択部22にハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を再度選択させる(ステップS6)。次いで、上述のステップS3,S4と同様に、再度選択されたハイビジョン方式またはワンセグ方式の放送信号に対して信号処理を施して、信号処理が施された放送信号に基づくコンテンツを(ハイビジョン方式またはワンセグ方式のコンテンツを)出力する(ステップS7,S8)。
一方、ステップS5において表示領域Rの大きさが変更されたことを検出しなかった場合は、既に、表示領域検出部36によって検出された表示領域Rの大きさに基づいて、信号選択部22にハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択しているため、信号選択部22に放送信号を再度選択させることは不要である。従って、ステップS5において表示領域Rの大きさが変更されたことを検出しなかった場合は、ステップS6を経ることがなく、また、ステップS6によって再度選択された放送信号に対して信号処理を施して、再度選択された放送信号に基づくコンテンツを出力するステップS7,S8を経ることもない。
そして、CPU30は、コンテンツの出力を停止する旨の指示が、キーボード33を用いたユーザーの入力操作によって、CPU30に入力されたか否かを判断する(ステップS9)。ステップS9においてコンテンツの出力を停止する旨の指示が入力されたと判断した場合は、上述の制御プログラムを含むアプリケーションソフトを終了する。即ち、チューナーモジュール10はパソコン20へ放送信号を出力することを停止することによって、信号選択部22による信号処理部27への放送信号の出力を停止する。そして、信号処理部27による信号処理を停止して、放送信号に基づくコンテンツの出力を停止する(ステップS10)。
一方、ステップS9においてコンテンツの出力を停止する旨の指示が入力されなかったと判断した場合は、上述のステップS5以降の処理等が再度行われる。即ち、コンテンツの出力を停止する旨の指示が入力されたと判断されるまで、ステップS5〜S9の処理等が繰り返し行われる。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態に係るデジタル放送表示システム1において、パソコン20は、チューナーモジュール10から出力された放送信号に対して信号処理を施す信号処理部27と、信号処理部27によって信号処理が施された放送信号に基づく映像を表示領域Rに表示するディスプレイ28とを備える。さらに、パソコン20は、表示領域Rの大きさを検出する表示領域検出部36と、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ハイビジョン方式の放送信号およびワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択する信号選択部22と、表示領域Rの大きさに基づいて、信号選択部22に放送信号を選択させるCPU30とを備える。同構成によれば、表示領域Rの大きさに基づいて、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択する構成としている。このため、表示領域Rの大きさが小さい場合、第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有するワンセグ方式の放送信号に対して信号処理が施されるようにして、信号処理の処理負担を軽減している。その結果、デジタル放送を視聴する際に、放送信号に基づくコンテンツの出力(映像及び音声の表示及び再生)が途切れることを抑制することができる。
(2)CPU30は、表示領域検出部36によって検出された表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさ(例えば、横方向Xの大きさである320画素)よりも大きいか否かを判断する。そして、CPU30は、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、信号選択部22にハイビジョン方式の放送信号を選択させる。また、CPU30は、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きくないと判断した場合は、信号選択部22にワンセグ方式の放送信号を選択させる。同構成によれば、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ハイビジョン方式の放送信号を選択する。そして、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ワンセグ方式の放送信号を選択する構成としている。このため、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きい場合は、第2の帯域幅よりも広い第1の帯域幅を有するハイビジョン方式の放送信号に基づくコンテンツを出力することによって、高画質の画像でデジタル放送を視聴することができる。また、表示領域Rの大きさがワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きくない場合は、第1の帯域幅よりも狭い第2の帯域幅を有するワンセグ方式の放送信号に基づくコンテンツを出力することによって、コンテンツの出力が途切れることを抑制してデジタル放送を視聴することができる。
(3)表示領域検出部36は、表示領域Rの大きさが変更されたか否かを検出し、CPU30は、表示領域Rの大きさが変更されたことを検出した場合に、表示領域検出部36によって検出された表示領域Rの大きさに基づいて、信号選択部22にハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択させる。同構成によれば、表示領域Rの大きさが変更されたことを検出した場合に、信号処理部27によって信号処理が施される放送信号として、ハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択する構成としている。従って、デジタル放送が視聴されている際に表示領域Rの大きさが変更された場合であっても、放送信号に基づくコンテンツの出力が途切れることを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、デジタル放送表示システム1において、デジタル放送受信装置としてのチューナーモジュール10と、チューナーモジュール10に接続して使用されるデジタル放送表示装置としての電子機器であるパソコン20とを備える構成としたが、図6に示すように、これらを一体的に構成してもよい。即ち、チューナーモジュール10をデジタル放送受信部として、デジタル放送表示装置であるパソコン20と一体的に構成してもよい。この場合、インターフェース17、インターフェースコントローラ21およびCPU18が不要になり、デジタル放送表示装置の構成が簡素化される。なお、この場合、チューナー部12、復調部13、デスクランブル処理部14、ICカードインターフェース15および暗号化処理部16の制御は、CPU30によって行われることになる。この場合も、上記(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態においては、表示領域Rの大きさのうち横方向Xの表示領域Rの大きさと、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の横方向Xの大きさの大小を比較したが、表示領域Rの大きさのうち縦方向Yの表示領域Rの大きさと、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の縦方向Yの大きさの大小を比較してもよい。
・また、表示領域Rの大きさが、ワンセグ方式の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいか否かを判断して信号選択部22に放送信号を選択させていたが、ユーザーが指定した映像の大きさよりも大きいか否かを判断して信号選択部22に放送信号を選択させてもよい。即ち、表示領域Rの大きさに基づいて、信号選択部22にハイビジョン方式、ワンセグ方式の放送信号のいずれか一方を選択させることができればよい。
・上記実施形態においては、第1の放送信号はハイビジョン方式の放送信号であったが、第1の放送信号は標準方式の放送信号であってもよい。この場合、第1の放送信号は上述の13セグメントのうち4セグメントを使用した放送信号である。
本発明の実施形態に係るデジタル放送表示システムの全体構成を示すブロック図。 ディスプレイの画面と、画面の一部であって放送信号に基づく映像が表示される表示領域とを説明するための図。 本発明の実施形態に係るデジタル放送表示システムにおけるデジタル放送表示方法の手順を示すフローチャート。 表示領域の大きさに基づく放送信号の選択処理の手順を示すフローチャート。 表示領域の大きさを検出する手順を示すフローチャート。 本発明のデジタル放送表示装置を示すブロック図。
符号の説明
R…表示領域、1…デジタル放送表示システム、10…チューナーモジュール(デジタル放送受信装置)、20…パソコン(デジタル放送表示装置)、22…信号選択部、27…信号処理部、28…ディスプレイ(表示部)、28a…画面、29…スピーカ、30…CPU(制御部)、35…表示制御部、36…表示領域検出部。

Claims (6)

  1. 放送電波を受信して、前記放送電波に含まれるデジタル方式の放送信号を出力するデジタル放送受信装置と、前記デジタル放送受信装置に接続され、前記デジタル放送受信装置から出力された放送信号に対して所定の信号処理を施すとともに、前記信号処理が施された放送信号に基づく映像を表示するデジタル放送表示装置とを備えたデジタル放送表示システムであって、
    前記デジタル放送表示装置は、前記デジタル放送受信装置から出力された放送信号に対して前記信号処理を施す信号処理部と、前記信号処理部によって前記信号処理が施された放送信号に基づく映像を所定の表示領域に表示する表示部と、前記表示領域の大きさを検出する表示領域検出部と、前記信号処理部によって前記信号処理が施される放送信号として、第1の帯域幅を有する第1の放送信号および前記第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号のいずれか一方を選択する信号選択部と、前記表示領域検出部によって検出された前記表示領域の大きさに基づいて、前記信号選択部に前記第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させる制御部とを備えることを特徴とするデジタル放送表示システム。
  2. 前記制御部は、前記表示領域検出部によって検出された前記表示領域の大きさが、前記第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいか否かを判断し、前記表示領域の大きさが前記第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、前記信号選択部に前記第1の放送信号を選択させるとともに、前記表示領域の大きさが前記第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または前記表示領域の大きさが前記第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、前記信号選択部に前記第2の放送信号を選択させることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送表示システム。
  3. 前記表示領域検出部は、前記表示領域の大きさが変更されたか否かを検出し、前記制御部は、前記表示領域の大きさが変更されたことを検出した場合に、前記表示領域検出部によって検出された前記表示領域の大きさに基づいて、前記信号選択部に前記第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタル放送表示システム。
  4. 放送電波を受信して、前記放送電波に含まれるデジタル方式の放送信号を出力するデジタル放送受信部と、前記デジタル放送受信部から出力された放送信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部と、前記信号処理部によって前記信号処理が施された放送信号に基づく映像を所定の表示領域に表示する表示部と、前記表示領域の大きさを検出する表示領域検出部と、前記信号処理部によって前記信号処理が施される放送信号として、第1の帯域幅を有する第1の放送信号および前記第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を有する第2の放送信号のいずれか一方を選択する信号選択部と、前記表示領域検出部によって検出された前記表示領域の大きさに基づいて、前記信号選択部に前記第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させる制御部とを備えることを特徴とするデジタル放送表示装置。
  5. 前記制御部は、前記表示領域検出部によって検出された前記表示領域の大きさが、前記第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいか否かを判断し、前記表示領域の大きさが前記第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも大きいと判断した場合は、前記信号選択部に前記第1の放送信号を選択させるとともに、前記表示領域の大きさが前記第2の放送信号に基づく映像の大きさよりも小さい、または前記表示領域の大きさが前記第2の放送信号に基づく映像の大きさと等しいと判断した場合は、前記信号選択部に前記第2の放送信号を選択させることを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送表示装置。
  6. 前記表示領域検出部は、前記表示領域の大きさが変更されたか否かを検出し、前記制御部は、前記表示領域の大きさが変更されたことを検出した場合に、前記表示領域検出部によって検出された前記表示領域の大きさに基づいて、前記信号選択部に前記第1、第2の放送信号のいずれか一方を選択させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデジタル放送表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013009334A (ja) * 2011-05-20 2013-01-10 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 受信機
JP2013223129A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Sharp Corp デジタル放送受信装置及びプログラム
JP2016116081A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社東芝 電子機器、及び表示方法

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